53: 2011/05/20(金) 20:06:44.74 ID:WQ90AnpnO
梓「先輩方、唐揚げにレモンかけておきま……」

唯「あ~ずにゃん」ガシッ

梓「え?……痛い痛い!髪の毛引っ張らないで!毟れますよ!」

唯「な~んでレモンなんてかけたのかなぁ?」バンッ

梓「グゲッ!痛いです…何するんですかぁ!」

唯「あのね、あずにゃん。私、なんで唐揚げにレモンかけたのか聞いてるんだけど」バンッ バン バン

梓「ギャッ!やめ……ンギッ!」

律「ゆ、唯…やめろって!テーブルが汚れるから!」

澪「何も見えない聞こえない…」

紬「梓ちゃん…」

唯「そっか、あずにゃんはレモンが好きなんだね」ピュウウ

梓「ぎゃあああああ!ああっ!目ぇっ!目えぇっ!」

唯「ほら、どうしたの?あずにゃんの好きなレモンだよ~?」ピュウウ
けいおん!Shuffle 2巻 (まんがタイムKRコミックス)
57: 2011/05/20(金) 20:13:45.16 ID:WQ90AnpnO
唯「あずにゃん、わかった?レモンをかけられた唐揚げさんの気持ち」

唯「わかったら次は」グサッ

梓「ぐえええええ!」

唯「これが箸を突き立てられた唐揚げさんの気持ち」

60: 2011/05/20(金) 20:21:26.68 ID:WQ90AnpnO
梓「痛い!痛い!痛いぃぃぃっ!」ドクドク

律「まったく唯の奴、こんなに汚くしやがって…」

澪「」

紬「私、気絶した澪ちゃんを視姦するのが夢だったの~」

唯「そろそろお肉が柔らかくなった頃かな?」グサッグサッグサッ

梓「がっ………」ピクピク

66: 2011/05/20(金) 20:31:01.52 ID:WQ90AnpnO
唯「どれどれ…」ニチャニチャ

唯「うん」

唯「マズい」

唯「やっぱり、お肉にレモンはタブーだよ」

梓「」

律「おい、みんな、そろそろ帰ろうぜ」

紬「これ、どうするの?」

唯「ほっとけば誰かが片付けてくれるよ。帰ろ」

澪「」

紬「じゃあ、澪ちゃんお持ち帰り~」

律「あっ、ずるい!」

梓(……………先輩達………め……)

71: 2011/05/20(金) 20:39:32.77 ID:WQ90AnpnO
梓(呪ってやる………この世に深い恨みを残して氏んでやる……)

翌日!田井中家

律「朝メシでも食うか~……食パンしかないけど」パクッ

律「オエッ!なんだよこのパン!?なんでレモンの味がするんだよぉ!?」

律「くっそ~、どれもレモンが染み込んだような味と食感がしやがる…捨てるしかないか」

律「しゃあない、水でも飲んで……」ゴクゴク
律「ブホォッ!なんだよこれ、レモン汁じゃん!?何で?水道から出てるのに!?」

77: 2011/05/20(金) 20:51:29.80 ID:WQ90AnpnO
律「なんか、ウンコしたくなったな……」

律「ふん…!うーん、なかなか出ない……」

律「ふんぬぅ…………!」ポコッ

律「ん…?出た?…ってレモンが便器の中に浮いてる!?まさか…」

ポコッ ポコッ ポコッ

律「私のケツから檸檬が生産されてるのか…っ!?」ポコッポコッ

81: 2011/05/20(金) 21:13:08.03 ID:WQ90AnpnO
律「こんなに沢山のレモンどうしよう……澪にでもあげるか」ビクン

律「う、なんだ……いきなり全身から汗が……」ペロッ

律「~~~ッ!レモン汁!」オェェ

ポコポコポコ

律「口からレモンが沢山っ!だ…誰か助けてくれぇ!」

聡「どうしたんだよ、朝から何騒いでるんだよ姉ちゃん。うるさいんだよ…」

律「~~~~ッッ!」

聡「な…何?何俺の顔見て驚いてるの?」

律(なんだコイツ…顔がレモンの人間とか……!どうなってやがるんだ……!)

88: 2011/05/20(金) 21:27:29.55 ID:WQ90AnpnO
律(まさか…コイツの仕業なのか…?)

聡「なんだよ、何で後退りしてんだよ…?」

律「く、来るなぁっ!」

聡「ちっ、わけわかんねーよ、おい…」

律「来るなっつってんだろが!」バキッ

聡「ぐぁっ!」

律「氏ねっ!氏ねっ!この柑橘系がぁっ!」バキッ バキッ バキッ

聡「痛い…!やめ…」

律「お前なんかがいるから梓が唯に殺されるんだよおぉ!」バキッ バキッ グチャッ

聡「………」ピクピク

律「陥没しやがった……うぅ、レモンの酸っぱい香りがぁっ!家中に広がって…チクショオオオオっ!」

梓(フフ…これで律先輩はオシマイです…)

92: 2011/05/20(金) 21:38:05.42 ID:WQ90AnpnO
琴吹家!

紬「もう朝…?はぁ、昨晩の澪ちゃんはいい香りだったわぁ」

澪「………」スヤスヤ

紬「うふふ、寝顔もカワイイわね…さて目覚まし代わりに澪ちゃんの臭いを嗅ぎましょう」クンカクンカ

紬「……」クンカクンカ……ピタッ

紬「なに…?これ…?」スンスン

紬「レモン臭い……」

澪「………」グーグー

紬「レモンは嫌いよ…!失望したわ……澪ちゃん」ピポパ

プルルルル……カチャッ

紬「もしもし、斉藤?なんて事なの、私の部屋にレモンが置いてあるわ」

斉藤「なんと…!?」

紬「レモンなんてミキサーにでもかけておしまい」

斉藤「かしこまりました」

95: 2011/05/20(金) 21:49:18.08 ID:WQ90AnpnO
澪「……ん?私、眠っていたのか?昨日は確か……」

澪「うーん、思い出せない……それにしてもここはどこだろう?」

澪「とにかく部屋の外にでよう」スタスタ……ゴチッ

澪「いたた……透明の壁?ガラスじゃなさそうだが……もしかして閉じ込められたのかな…?」

澪「何で!?何で!?」

澪「それにしてもこの大きな鉄の板、何だろう?中央の太い柱を中心に何枚も……」

澪「プロペラ…?」

紬「澪ちゃん、聞こえる?」

澪「この声はムギ!?ムギなのか!?」

紬「落ち着いて澪ちゃん、あなたは今、ミキサーの中にいるわ」

98: 2011/05/20(金) 22:02:10.59 ID:WQ90AnpnO
澪「な、何を言ってるんだ?これはお前の仕業なのか…?」

紬「澪ちゃん、あのね、私、レモンをミキサーにかけるのが夢だったの」

澪「何をするつもりだ…?うぅ……出して!ここから出してよぉ!」

紬「斉藤、やって頂戴」

斉藤「はっ」ピッ

ウイィィン

澪「柱が回りだした…!?やめて!ムギやめて!」

紬「斉藤、徐々に速度をあげるのよ」

斉藤「かしこまりました」

ウイィィン ガンッ ゴンッ

澪「痛い!……痛いよムギ!やめ……ぐぁっ!」

ガンッ ガンッ ゴンッ

紬「……忌々しいレモン人間め……斉藤!速度MAXよ!」

斉藤「はっ!」ピピピピッピッピッ

101: 2011/05/20(金) 22:11:22.80 ID:WQ90AnpnO
キュイイーーーーン!

澪「ギッ………」

グチャグチャグチャベチャベチャ

紬「………ふぅ」ウットリ

紬「斉藤、私はもうひと眠りするから後始末はよろしく」

斉藤「はい、かしこまりました」

梓(澪先輩、もう少し楽に氏なせてあげたかったな…ま、いいや)

梓(次がラストです……)

平沢家

唯「あー、よく寝たっ。良い朝だね!」

唯「あいす、あいす」

ガチャ

唯「な、何これ…冷蔵庫の中に…」

105: 2011/05/20(金) 22:18:58.41 ID:WQ90AnpnO
梓「おはようございます、唯先輩」

唯「あ、あずにゃん……?」

梓「びっくりしましたか?」

唯「何で…?昨日頃した筈なのに…」

梓「唯先輩、まもなく人類檸檬計画の扉が開かれます」

唯「なんだってー!?」

梓「律先輩の体内から生み出されたレモン20個と澪先輩の命を生贄にこの計画は発動するようになってます」

唯「あずにゃん、本気なの…?」

梓「さようなら唯先輩」

憂「あ、おはよーお姉ちゃん。あら、梓ちゃん?」

唯「憂!来ちゃダメ!」

107: 2011/05/20(金) 22:24:39.63 ID:WQ90AnpnO
憂「あっ」パシャッ

唯「う…憂が液体になっちゃった……」ペロッ

唯「…!?これはレモン汁!?」オエッ

梓「お別れです」

唯「あずにゃ…」パシャッ

律「な、なんだよ……町中の人間が液体になっていってるよ」

澪「……」

律「あ、澪、おーい!」

澪「律、会いたかった…」ギュッ

律「な、なんだよ…いきなり抱き付くな…あっ」パシャ

109: 2011/05/20(金) 22:37:29.03 ID:WQ90AnpnO
紬「」パシャ

梓(これで地球のみんなはレモン汁と化しました。これによって新たに人類が再生します)

一週間後!

梓「先輩方、唐揚げにレモン汁をかけておきましよ!」

律「おお!梓、ナイスアシスト!」

唯「さっすがあずにゃん!やっぱり唐揚げにはレモン汁だよね~」

澪「ちょっと待てよ、私は唐揚げにレモンはかけない派なんだが」

紬「私もよ、梓ちゃん。唐揚げにレモンは合わないわ」

梓「す、すみません!すみません、本当に!」

澪「いや、別にそこまで謝らなくてもいいよ。かけちゃったものはしょうがないしさ」

梓「でもっ!でもっ!」

律「まあ好みは人それぞれだからな。自分の感覚が正しいわけじゃない。周りをよく見ないとな、梓」

唯「お腹空いたよ~、早く食べよ~よ~」

紬「次から気をつければ大丈夫よ。あまり気にしないでね、梓ちゃん」

梓「はいっ」

116: 2011/05/20(金) 23:10:20.36 ID:xl0+C0YPO
唯「唐揚げ楽しみだね~」

律「五人前頼んだからな!今日は唐揚げパーティーだぜ」

紬「私パーティー楽しみ!」

梓「ムギ先輩はパーティーとかよく経験してそうですけど」

澪「私ちょっとトイレ」

唯「あ、私もー」

紬「私もいいかしら」

律「私もいっとこうかな…梓はどうする?」

梓「あ、私大丈夫です。皆さんの荷物見てますね」

律「んじゃーよろしくな」

梓「はい」

118: 2011/05/20(金) 23:14:50.08 ID:xl0+C0YPO
唯「あずにゃんおまたー」

紬「おまたー」

梓「その言い方やめてください!」

律「お?もう唐揚げきてるじゃん」

澪「美味しそうだな…あれ、なんか濡れてないか?」

梓「先輩方、唐揚げにレモンかけておきました!!」

唯「!!」

澪「!!」

おわり

121: 2011/05/20(金) 23:27:22.17 ID:smcvMgqH0
からあげペロペロ

122: 2011/05/20(金) 23:27:58.95 ID:b7en3PRjO
ドヤ顔でかけてる姿想像したらちょっと笑った

引用元: 梓「先輩方、唐揚げにレモンかけておきました!!」