1: 2015/04/15(水) 23:50:49.07 ID:3+VbbQJ3.net
穂乃果「家で大人しく待ってて、わかった?」

貞子「…………」

穂乃果「もー……しょうがないなあ、穂乃果の授業の邪魔しちゃダメだよ」

貞子「…………!」

海未「おはようございます穂乃果」

穂乃果「おはよう海未ちゃん」

貞子「…………」

海未(なんでしょう寒気がしますね……)

2: 2015/04/15(水) 23:51:39.59 ID:3+VbbQJ3.net
海未「なんだか寒くないですか?」

穂乃果「そうかな?」

貞子「……」

海未「肩がすごく重たいです……」

穂乃果(乗っかってるからしかたないね)

貞子「…………」

穂乃果(そろそろ離れようね。え?居心地いい?ダメだよ)

貞子「(・ω・`)」

3: 2015/04/15(水) 23:52:24.84 ID:3+VbbQJ3.net
ことり「おはよう穂乃果ちゃん!」

穂乃果「おはようことりちゃん!」

海未「おはようございますことり」

貞子「…………」

穂乃果(ことりちゃんには取り憑かないよね……)

貞子「…………!」

穂乃果(苦手なんだ……)

4: 2015/04/15(水) 23:53:18.41 ID:3+VbbQJ3.net
穂乃果「おはよう希ちゃん」

希「穂乃果ちゃんおはよう」

希「……まだその子憑いとるんやね」

貞子「…………♪」

穂乃果「うん、なんか気に入られたみたい」

希「たまに校内で見ると心臓止まりそうになるわ……」

貞子「………♪」

希「いや、まだうちはそっちには行かんで」

貞子「………」

5: 2015/04/15(水) 23:53:56.12 ID:3+VbbQJ3.net
希「その……穂乃果ちゃんがあのビデオ見たのっていつだっけ?」

穂乃果「一カ月だよ」

希「ってことはとっくに時効やね」

貞子「…………」

穂乃果「襲わないって言ってるから大丈夫だよ」

希「……うーん、まあ、慣れたら恐怖は薄れるよね」

貞子「………!」

穂乃果「こら、怒らないの」

貞子「………」

希(落ち込んでるとちょっと可愛い)

7: 2015/04/15(水) 23:54:32.08 ID:3+VbbQJ3.net
授業中

穂乃果「………うーん」

貞子「………」

穂乃果「授業中だから相手できないよ。お昼休みね」

貞子「………」

ギィィィィ!!

先生「な、なんだ!?黒板から引っ掻く音が……!?」


ア……ソ……ぼ……


海未「なななな!?チョークが勝手に!?」

ことり「きゅう……」バタン…

穂乃果「」

8: 2015/04/15(水) 23:55:33.30 ID:3+VbbQJ3.net
昼休み

穂乃果「…………」

貞子「…………」

穂乃果「ごめんなさいは?」

貞子「………」

穂乃果「反省してる?」

貞子「……!」

穂乃果「わかった。許してあげる、次やったら本当にダメだよ」

貞子「……♪」

穂乃果「もー、乗っからないで!寒くなるから」

貞子「……♪……♪」






希「oh……すっごいホラーな光景」

絵里「希、どうかしたの?」

希(十秒だけえりちに見せたいな~)

11: 2015/04/15(水) 23:56:39.07 ID:3+VbbQJ3.net
放課後


にこ「新しいカメラを買ったわ、これで練習風景も、にこの可愛さも画質アップよ!」

穂乃果「すごいにこちゃん!」

真姫「けっこう高いやつじゃないこれ、大丈夫なの?」

にこ「本当は中古……」

希(すでにオチが読める)

貞子「…………」

12: 2015/04/15(水) 23:57:26.95 ID:3+VbbQJ3.net
ダンス終了

海未「では、撮った映像を見ましょう。ズレてたらそこを直しますよ」

海未「…………え?」

凛「海未ちゃんどうしたの?……にゃ!?」

穂乃果(あー、もう察した……)

貞子「………」

希(離れてたんやけど映ったんやね)

13: 2015/04/15(水) 23:58:48.54 ID:3+VbbQJ3.net
絵里「どうしたのよ海未、凛?」

海未「あかん……これあかんやつや……」

凛「スピリチュアルにゃね……」

希「ちょっと二人ともウチの真似してどうしたん……ひいっ!?(演技)」

にこ「どうしたのよ?」

ことり「……嫌な予感」

真姫「なによ、キャーキャー騒いで」

花陽「ちょっと気になります……」




穂乃果「……ちゃんと離れてたよね?」

貞子「…………」

穂乃果「後ろとかに立ってないよね?」

貞子「…………」ギクッ

14: 2015/04/16(木) 00:00:08.65 ID:Xnf9ouqB.net
これは、とあるスクールアイドルの練習風景を捉えた映像である

大会に向けて真面目に練習に取り組む彼女達

しかし、そこに不可解な人物が映り込んでいた……


海未「ほら!穂乃果!遅れてますよ!」

穂乃果「う、うん!

貞子「…………」




お分りいただけただろうか?

「ほ」の字の服を着た子の後ろ。

白い服を着た髪の長い女が睨みつけるように後ろから少女を見つめる

彼女はいったい、何を伝えたかったのか

15: 2015/04/16(木) 00:00:54.95 ID:Xnf9ouqB.net
にこ「ぎゃあああああああっ!?」

ことり「」

花陽「こここここれってぇ!?」

真姫「穂乃果……あなた……」

貞子「………♪」←ちょっと誇らしげ

穂乃果「あはは……すごいねこれ」

海未「笑いごとじゃありません!今すぐお祓いに行きますよ穂乃果!」

凛「あれ?絵里ちゃんは?」




絵里「ジャミラ、ドラコ、ゴモラ、ダダ、ウー、メフィラス星人、ジャミラ…ベムラー、バルタン星人、ネロンガ、ラゴン、グリーン」

真姫「なにしてるのあれ……」

希「恐怖のあまりウルトラ怪獣羅列しとる……」

16: 2015/04/16(木) 00:01:44.89 ID:Xnf9ouqB.net
翌日

穂乃果「今日は家で待ってて」

貞子「………」

穂乃果「ダメったらダメ!」

貞子「(´・ω・`)」

穂乃果「ちゃんと帰ってくるから大丈夫だよ」

17: 2015/04/16(木) 00:02:35.32 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ん~!今日は気持ちいいなあ」

海未「そうですね、私も肩が軽いです」

ことり「昨日のビデオどうしたんだろ……」

海未「希がお祓いをするとは言ってましたね」

穂乃果「…………」

海未「そういえば二人とも、最近スクールアイドルの集団ストーカーとやらが噂されてます。気をつけてくださいね」

穂乃果「知ってる、ツバサさんから聞いたよ」

ことり「怖いね……」

海未「一人で帰るのは避けましょう」

18: 2015/04/16(木) 00:03:11.91 ID:Xnf9ouqB.net
高坂家 厨房

穂乃父「…………」

貞子「…………」ジ-ッ

穂乃父「…………」

貞子「…………」

穂乃父「………」ジ-ッ

貞子「………」ジ-ッ

穂乃父「………」ジ-ッ

貞子「………」ジ-ッ

穂乃父「………」スッ……

貞子「………!」

穂乃父「………」コクン

貞子「………」ペコリ

穂乃父「…………」

貞子「…………」モグモグ パクパク

20: 2015/04/16(木) 00:04:13.44 ID:Xnf9ouqB.net
放課後

海未「では気をつけてくださいね穂乃果」

穂乃果「すぐそこだから大丈夫だよ」

海未「むっ、心配しているんですから」

穂乃果「はーい、また明日ね!海未ちゃん!」




穂乃果「さて、あの子寂しがってないかな……むぐっ!?」

「へへっ……」

「くくくっ……」

「はぁはぁ……」

「ひひっ……」

「ふひひ……」

穂乃果「むー!むー!」

23: 2015/04/16(木) 00:05:08.61 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「むー!!むぐーっ!!」

ストーカーA「おら!大人しくしやがれ!」

ストーカーB「どうすんだよ……穂乃果ちゃんを車に乗せたのはいいけど」

ストーカーC「穂乃果ちゃんはぁはぁ穂乃果ちゃんはぁはぁ……」

ストーカーD「俺……絶対人目につかないところ知ってる」

ストーカーA「よし、そこに運ぼうぜ」

ストーカーE「ふひひ……」

24: 2015/04/16(木) 00:05:52.08 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「へえ、お前すげえな、こんな家誰も入りたがらねえぜ」

ストーカーB「やべえな、ここ。なんか不気味だぜ……」

ストーカーD「この家近所でも曰く付きらしいからな」

ストーカーE「ふひひ……早く運ぼう」

ストーカーC「はぁはぁ……そうだな……」

穂乃果「…………」



ア……アアア……

25: 2015/04/16(木) 00:06:34.51 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「さて、とりあえず穂乃果ちゃんのお写真撮ろうぜ」

穂乃果「お願い……家に帰して……」

ストーカーB「悪いな、俺たちスクールアイドルのストーカーなんだわ」

ストーカーC「とりあえず楽しもうよ……はぁはぁ……」

ストーカーE「ふひひ……俺、トイレ」

ストーカーD「おう」




ア……アアア……ア……アアア……

28: 2015/04/16(木) 00:07:31.37 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーE「いやあ、穂乃果ちゃんたまりませんなあ……ギザ萌えカワユスだわあれ」

ア……アアア……

ストーカーE「写真に収めたらその後は……ふひひ……ふひひ……」

ア……アアア……ア……アアア……

ストーカーE「つーか、さっきから何の音でござる?ふひひ……」

ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……


ストーカーE「……ん?」


ア……アアアアアア……

31: 2015/04/16(木) 00:09:46.09 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「おら、大人しくしろよ!」

穂乃果「ううっ……もう帰してよぉ……」

ストーカーB「ほら、笑って笑って」

ストーカーC「あれ?Eは?」

ストーカーD「トイレだとよ……ん?」


「…………」


ストーカーA「なんだこのガキ……」

ストーカーB「うわぁ……今どきブリーフかよ」

ストーカーC「はぁはぁ……可愛い男の子……」

32: 2015/04/16(木) 00:11:03.71 ID:Xnf9ouqB.net
タッタッタッ

ストーカーA「あっ!逃げたぞ!追え!」

ストーカーD「え?マジで?」

ストーカーA「見たこと伝えてられねえように適当に脅しとけ」

ストーカーD「はいはい……ったく!」

穂乃果「だ、誰か助けて……」

33: 2015/04/16(木) 00:11:56.87 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーD「うわああああああっ!!!」


穂乃果「ひっ!?」

ストーカーA「な、なんだ!?」

ストーカーB「ひぃぃ!?」

ストーカーC「はぁはぁ……!?」

ストーカーA「おめえら!二人で見てこい!」

ストーカーB「ええ!?」

ストーカーC「はぁ!?」

ストーカーA「行けよ!」

34: 2015/04/16(木) 00:12:30.06 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ううっ……お願い、帰りたいよ……」

ストーカーA「うるせえ!じっとしとけ!」

ア……アアア……

ストーカーA「な、なんだ今の!?」

ア……アアア……ア……アアア……

ア……アアア……ア……アアア……

ストーカーA「ひっ……な、なんだ!?」

36: 2015/04/16(木) 00:13:29.02 ID:Xnf9ouqB.net
ギィ……ギシッ……ギィ……ギシッ……

穂乃果「に、二階……?」

ストーカーA「ちきしょう!なんだよ!なんなん……」

穂乃果「あっ……」


ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……






伽倻子「ア……アアア……」

37: 2015/04/16(木) 00:14:04.02 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「ひぃぃ!?な、なんだこいつ……!?」

伽倻子「ア……アアア……」

ストーカーA「もうやだ!おうち帰る!」

穂乃果「あっ!ま、待って……」

伽倻子「ア……アアア……!ア……アアア……!!」

穂乃果「ひっ……!」

38: 2015/04/16(木) 00:15:56.43 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「だ、誰か……!」

伽倻子「ア……アアア……!」

穂乃果「だ、誰か……海未ちゃ……ことりちゃん……」

伽倻子「ア……アアア……!!」

穂乃果「だ、誰か助けて……っ!!」

伽倻子「ア……アアア……ア……アアア!!!!」

穂乃果「………」

穂乃果「………え?」

伽倻子「ア……アアア」

貞子「………」

伽倻子「ア……アアア!!」

穂乃果「あっ……!」

貞子「………」

貞子「……穂乃果に手を出すな」

39: 2015/04/16(木) 00:16:33.79 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「えっ……?しゃ、喋った……?」

伽倻子「ア……アアア」

貞子「……消えろ。この家吹き飛ばすぞ」

伽倻子「ア……!」

穂乃果「い、行っちゃった……?」

貞子「…………」

貞子「……立てる?」

穂乃果「う、うん……」

貞子「行こう……ここ危ない」

穂乃果「あ、あなた……喋れたの?」

貞子「ここ、霊力すごい。だから私も喋れるようになった」

穂乃果「そ、そうなんだ……」

40: 2015/04/16(木) 00:17:39.49 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ごめんね……ひどいこと言って」

貞子「仕方ない、私も調子に乗ったから」

穂乃果「……どうして私のこと守ってくれたの?」

貞子「最初はいつも通り一週間で殺そうと思った。でも、穂乃果がアイドルやってるのを見て……なんだか、殺る気なくなったの」

穂乃果「そうなんだ……」

貞子「……みんな楽しそう。私もこの時代に生まれたかった」

穂乃果「貞子ちゃんもアイドルやってみる?」

貞子「……幽霊だよ?」

穂乃果「いいよ、写真で一緒に写ろうよ!」

貞子「穂乃果……」

41: 2015/04/16(木) 00:18:10.90 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「そういえば、あの家って……」

貞子「行ったらダメ。あいつは恐ろしいから……穂乃果の周りは私が守る」

穂乃果「ありがとう貞子ちゃん」

貞子「うん」

穂乃果「これからもよろしくね」

貞子「うん!」

42: 2015/04/16(木) 00:18:54.81 ID:Xnf9ouqB.net
後日


希「ほ、穂乃果ちゃん……」

穂乃果「あはは……」

貞子「…………」

伽倻子「…………」

希「ヤバイのが増えとるやん……」

穂乃果「な、なんだか懐かれちゃった……」

希「スピリチュアルやね……」

貞子「…………」

伽倻子「ア……アアア」



終わり

44: 2015/04/16(木) 00:19:56.75 ID:Xnf9ouqB.net
オマケ

こたろう「…………」

俊雄「………」

にこ「こたろう?どうしたの?」

こたろう「………」

俊雄「…………」

にこ「ほら、帰るわよ」

こたろう「………ばいばーい」

俊雄「………ばいばい」

にこ「ばいばーい……って誰もいないじゃない」

こたろう「ばいばーい」

俊雄「…………」

50: 2015/04/16(木) 00:26:11.29 ID:Xnf9ouqB.net
オマケ2



穂乃果「よーし!せーのっ!」

海未「穂乃果?」



穂乃果「雨やめーーーっ!!!」

伽倻子「アアアアアア!!!」カッ!!



ことり「雨が……止んだ!?」

絵里「ハラショー!」

凛「すごいにゃー!」

希(ヤバいものを見た……)

穂乃果「えへへ」



伽倻子「アアアアア……」

貞子「くっ……!」

45: 2015/04/16(木) 00:20:37.72 ID:66WRadP7.net

46: 2015/04/16(木) 00:21:54.37 ID:tV/WfJOH.net
貞子たそ~

47: 2015/04/16(木) 00:21:56.53 ID:Uut2zFjM.net
伽倻子のスペック 

・例外なく触れたもの全てを消滅させる 
・時間を停止させる 
・因果律を狂わせ、相手はすでに氏んでいてもその魂や能力は伽耶子の一部となる 
・近未来人類全てを消滅させることが確定しており変えられない 
・普通の攻撃も一般的な徐霊も無効 
・瞬間移動でき、相手の体内や服の中まで現れる

56: 2015/04/16(木) 00:41:32.62 ID:2yUH1fgi.net
伽揶子って初めて知った
何て読むのこれ?

57: 2015/04/16(木) 00:42:12.82 ID:66WRadP7.net
かやこ

59: 2015/04/16(木) 00:50:33.53 ID:aF8JI1Rk.net
幽霊として貞子の方が強いのか?
一応もともと霊能力者だよな

60: 2015/04/16(木) 01:42:19.32 ID:hxqrhsrk.net
伽揶子気になって検索したらいきなり怖い画像出てきて心臓止まるかと思った

引用元: 穂乃果「こら!学校にまでついて来ちゃダメだよ!」貞子「…………」