1: 2013/01/13(日) 23:49:08.18 ID:XBHi9MXt0
執務室。
コンクリートの壁は、冬の寒さをより際立たせる。
あいにく、暖炉という存在のおかげで
私は何も問題なくペンを動かすことができていた。
まどをふと見てみると、雪がはらはらと舞っていた。
ネウロイは昨日現れたから、きっと今日は大丈夫。
けれど、やはりここ最近は日中もよく冷える。寒い中で出撃となると、心配なのは風邪。
体調管理には気を付けるように、今度のミーティングで言っておかなければならないわね。
窓から紙面へと目線を戻すと、コンコン、という音が聞こえた。
そして、間をあけてもう一度リズムが刻まれる。
このノックの仕方は――――――――
「失礼する」
雪のように白い軍服を着た黒髪が、私が応答する前に室内に入ってくる。
何度も「人が応える前に入るなんて」と小言を漏らしたものだが
「もう、美緒」
「人が返事をする前に入ってこないでって、何度言ったらわかるのよ」
いつだって…今回だってやっぱり、私の頬は緩んでしまっていた。
会いたい人に会えることは、嬉しいもの。
コンクリートの壁は、冬の寒さをより際立たせる。
あいにく、暖炉という存在のおかげで
私は何も問題なくペンを動かすことができていた。
まどをふと見てみると、雪がはらはらと舞っていた。
ネウロイは昨日現れたから、きっと今日は大丈夫。
けれど、やはりここ最近は日中もよく冷える。寒い中で出撃となると、心配なのは風邪。
体調管理には気を付けるように、今度のミーティングで言っておかなければならないわね。
窓から紙面へと目線を戻すと、コンコン、という音が聞こえた。
そして、間をあけてもう一度リズムが刻まれる。
このノックの仕方は――――――――
「失礼する」
雪のように白い軍服を着た黒髪が、私が応答する前に室内に入ってくる。
何度も「人が応える前に入るなんて」と小言を漏らしたものだが
「もう、美緒」
「人が返事をする前に入ってこないでって、何度言ったらわかるのよ」
いつだって…今回だってやっぱり、私の頬は緩んでしまっていた。
会いたい人に会えることは、嬉しいもの。
4: 2013/01/13(日) 23:54:40.88 ID:XBHi9MXt0
坂本「おぉ、すまんな」
「許してくれ、ミーナ」
ミーナ「許される気もないくせに」
坂本「まぁ、それはそうだが」
美緒は軽く笑った。
ミーナ「全く、困った人だわ」
本当に、困った人。その笑顔だけで許してしまう。
勿論、勝手に入ったことを本気で咎めるようなことはしないけれど。
彼女は、執務室のソファに腰掛ける。
ミーナ「で、何か用かしら?」
坂本「ん?いや」
「書類がずいぶんたまっているのではないかと思ってな」
ミーナ「手伝いならいいわよ」
「あなたは、可愛い宮藤さんやペリーヌさんの面倒でも見ていたらどう?」
ちょっと、含みを持たせて意地悪に言う。
美緒は小さく苦笑いした。
「許してくれ、ミーナ」
ミーナ「許される気もないくせに」
坂本「まぁ、それはそうだが」
美緒は軽く笑った。
ミーナ「全く、困った人だわ」
本当に、困った人。その笑顔だけで許してしまう。
勿論、勝手に入ったことを本気で咎めるようなことはしないけれど。
彼女は、執務室のソファに腰掛ける。
ミーナ「で、何か用かしら?」
坂本「ん?いや」
「書類がずいぶんたまっているのではないかと思ってな」
ミーナ「手伝いならいいわよ」
「あなたは、可愛い宮藤さんやペリーヌさんの面倒でも見ていたらどう?」
ちょっと、含みを持たせて意地悪に言う。
美緒は小さく苦笑いした。
9: 2013/01/14(月) 00:01:04.90 ID:YHbotCwW0
坂本「まぁ、訓練も良いがな」
「最近は寒いから、たまには休息を取らねば体調を崩すだろうと思ったんだ」
「だから今日は訓練は休みだ」
ミーナ「あら、それが訓練大好きなあなたのセリフなの?」
坂本「訓練するにも、やはり体を壊してしまっては元も子もない」
ミーナ「どうせ自分は訓練をしていたんでしょう?」
坂本「私は風邪をひくようなヤワな作りはしていないからな」
ミーナ「もう、それで風邪をひいたらどうするの?」
坂本「その時には1日で治すさ」
ミーナ「無理でしょ…」
「とにかく、手伝いは良いの」
ミーナ「でもまぁ…その代わりに私の話相手をしていてくれる?」
坂本「お安い御用だ」
と、その時、またドアを叩く音がする。
丁寧だけれど、どこか力強いこの音は…。
「最近は寒いから、たまには休息を取らねば体調を崩すだろうと思ったんだ」
「だから今日は訓練は休みだ」
ミーナ「あら、それが訓練大好きなあなたのセリフなの?」
坂本「訓練するにも、やはり体を壊してしまっては元も子もない」
ミーナ「どうせ自分は訓練をしていたんでしょう?」
坂本「私は風邪をひくようなヤワな作りはしていないからな」
ミーナ「もう、それで風邪をひいたらどうするの?」
坂本「その時には1日で治すさ」
ミーナ「無理でしょ…」
「とにかく、手伝いは良いの」
ミーナ「でもまぁ…その代わりに私の話相手をしていてくれる?」
坂本「お安い御用だ」
と、その時、またドアを叩く音がする。
丁寧だけれど、どこか力強いこの音は…。
13: 2013/01/14(月) 00:07:30.39 ID:YHbotCwW0
ミーナ「どうぞ」
ガチャン。扉が開かれるとそこには
私の戦友であり親友である、トゥルーデがいた。
彼女のきびきびとした動きには、普段の真面目さがよく表れていると思う。
バルクホルン「失礼」
ミーナ「どうかしたの?」
バルクホルン「いや、大したことではないんだが」
坂本「何か異変でもあったか?」
バルクホルン「そういうことでもないんだ」
「…最近、書類が忙しいそうだな」
ミーナ「えぇ、まぁ書類の整理が忙しいのはいつものことだけれどね…」
バルクホルン「そうか」
「まぁ、そこでだ。私が手伝おうかと思ってな」
この隊はお人よしばかりね。まぁ、そこが良いところなのかもしれないけれど。
ガチャン。扉が開かれるとそこには
私の戦友であり親友である、トゥルーデがいた。
彼女のきびきびとした動きには、普段の真面目さがよく表れていると思う。
バルクホルン「失礼」
ミーナ「どうかしたの?」
バルクホルン「いや、大したことではないんだが」
坂本「何か異変でもあったか?」
バルクホルン「そういうことでもないんだ」
「…最近、書類が忙しいそうだな」
ミーナ「えぇ、まぁ書類の整理が忙しいのはいつものことだけれどね…」
バルクホルン「そうか」
「まぁ、そこでだ。私が手伝おうかと思ってな」
この隊はお人よしばかりね。まぁ、そこが良いところなのかもしれないけれど。
14: 2013/01/14(月) 00:12:19.03 ID:YHbotCwW0
ミーナ「大丈夫よ、これくらいならすぐ終わるわ」
バルクホルン「と言っても、ここ最近は働きづめじゃないか」
ミーナ「ちゃんと寝てるわよ?」
バルクホルン「それでもな、隊長であるミーナが体調を崩してしまっては」
「この隊全体に支障が出るんだぞ」
ミーナ「まぁ、それもそうかもしれないけれど…」
バルクホルン「私だって大尉という地位にある身だ」
「そのような仕事を任せるべきだろう」
ミーナ「でも…」
バルクホルン「まったく、こういうところは頑固だな」
それはあなたには言われたくないわ…。
バルクホルン「と言っても、ここ最近は働きづめじゃないか」
ミーナ「ちゃんと寝てるわよ?」
バルクホルン「それでもな、隊長であるミーナが体調を崩してしまっては」
「この隊全体に支障が出るんだぞ」
ミーナ「まぁ、それもそうかもしれないけれど…」
バルクホルン「私だって大尉という地位にある身だ」
「そのような仕事を任せるべきだろう」
ミーナ「でも…」
バルクホルン「まったく、こういうところは頑固だな」
それはあなたには言われたくないわ…。
17: 2013/01/14(月) 00:21:22.81 ID:YHbotCwW0
バルクホルン「しかし私もな、そこまでは予想できていたぞ」
「だから今日は私だけではない」
バルクホルン「私たちが、仕事をする」
ミーナ「え?」
コンコン、というノックの後、再びドアが開かれる。
シャーリー「失礼するよ、っと」
ミーナ「…シャーリーさんまで」
バルクホルン「そうだ、私が呼んでおいた」
「どうせ私ひとりだと任せてはくれないと思ったからな」
シャーリー「まったく、この堅物、ミーナが心配だってうるさいからさ~」
バルクホルン「隊の心配をするのは軍人としては当然のことだろう!」
シャーリー「はいはい…」
「まぁ、ともかくさ、今日は私らが仕事するって」
シャーリー「たまには1日くらい休んでも罰は当たらないぜ?」
ミーナ「うぅん…」
「だから今日は私だけではない」
バルクホルン「私たちが、仕事をする」
ミーナ「え?」
コンコン、というノックの後、再びドアが開かれる。
シャーリー「失礼するよ、っと」
ミーナ「…シャーリーさんまで」
バルクホルン「そうだ、私が呼んでおいた」
「どうせ私ひとりだと任せてはくれないと思ったからな」
シャーリー「まったく、この堅物、ミーナが心配だってうるさいからさ~」
バルクホルン「隊の心配をするのは軍人としては当然のことだろう!」
シャーリー「はいはい…」
「まぁ、ともかくさ、今日は私らが仕事するって」
シャーリー「たまには1日くらい休んでも罰は当たらないぜ?」
ミーナ「うぅん…」
19: 2013/01/14(月) 00:28:12.65 ID:YHbotCwW0
坂本「うむ…」
「では、私も手伝おう」
坂本「それならば、ミーナも仕事を安心して預けられるだろう?」
ミーナ「美緒まで…そんな…」
シャーリー「おっと、それには及ばないぜ!」
私がまた遠慮しようとすると、シャーリーさんがそれを遮った。
そして、立ち上がっていた私と美緒の背中を押す。
シャーリー「今日は中佐だけじゃなく、少佐も休みの日だ!」
「あんたら二人だけで、隊の仕事を抱え込みすぎだって!」
ミーナ「えっ、ちょ、ちょっと」
美緒「お、おい…」
シャーリー「だーいじょうぶだって、私だって、あの堅物だってさ、大尉だぜ?」
「無駄に場数は踏んでないってさ!」
私たちは二人とも、あっけにとられたまま執務室の外に押し出された。
シャーリー「それじゃ、Have a naice holiday♪」
バタン。扉の音が廊下に響いた。
「では、私も手伝おう」
坂本「それならば、ミーナも仕事を安心して預けられるだろう?」
ミーナ「美緒まで…そんな…」
シャーリー「おっと、それには及ばないぜ!」
私がまた遠慮しようとすると、シャーリーさんがそれを遮った。
そして、立ち上がっていた私と美緒の背中を押す。
シャーリー「今日は中佐だけじゃなく、少佐も休みの日だ!」
「あんたら二人だけで、隊の仕事を抱え込みすぎだって!」
ミーナ「えっ、ちょ、ちょっと」
美緒「お、おい…」
シャーリー「だーいじょうぶだって、私だって、あの堅物だってさ、大尉だぜ?」
「無駄に場数は踏んでないってさ!」
私たちは二人とも、あっけにとられたまま執務室の外に押し出された。
シャーリー「それじゃ、Have a naice holiday♪」
バタン。扉の音が廊下に響いた。
20: 2013/01/14(月) 00:35:10.89 ID:YHbotCwW0
坂本「…」
ミーナ「…」
私たちはしばらく顔を見合わせた後、だんだん可笑しくなってきてしまって
互いに笑い合った。
坂本「はぁ、まったく、この部隊はお人よしばかりだな」
ミーナ「フフ、それを貴女が言う?」
坂本「いや、それもこれも隊長殿の影響じゃないか?」
ミーナ「そ、そんなことないわよ…」
坂本「…まぁ、なんだ」
「釈然としないが、私たちには休暇が与えられたようだな」
ミーナ「そうみたいね」
「なんだか、二人には悪いけれど…私たちが言ったところで聞くような人達でもないかも」
坂本「それもそうだ」
「どうせならこの休暇はありがたくいただいておこう」
ミーナ「今度、彼女たちにもちゃんと休みをあげなきゃね」
ミーナ「…」
私たちはしばらく顔を見合わせた後、だんだん可笑しくなってきてしまって
互いに笑い合った。
坂本「はぁ、まったく、この部隊はお人よしばかりだな」
ミーナ「フフ、それを貴女が言う?」
坂本「いや、それもこれも隊長殿の影響じゃないか?」
ミーナ「そ、そんなことないわよ…」
坂本「…まぁ、なんだ」
「釈然としないが、私たちには休暇が与えられたようだな」
ミーナ「そうみたいね」
「なんだか、二人には悪いけれど…私たちが言ったところで聞くような人達でもないかも」
坂本「それもそうだ」
「どうせならこの休暇はありがたくいただいておこう」
ミーナ「今度、彼女たちにもちゃんと休みをあげなきゃね」
21: 2013/01/14(月) 00:41:12.00 ID:YHbotCwW0
そこまで話した後、私はふと気が付いた。
今日は、珍しい、美緒とそろっての休日。
愛しい彼女との時間は限られてばかりだったけれど
今回はあと半日以上ある。
そう思うと、気持ちが自然と高揚してきて
ドキドキという音も早まってきた…気がする。
ミーナ「…美緒、これからどうする?」
美緒「ん…ミーナはどうしたい?」
ミーナ「…」
隊長がこんなで良いのかしら。
そう思った時には、もうすでに彼女の袖に手を伸ばしていた。
美緒「…」
美緒は優しく微笑むと、
私の腕をとって
美緒「私は、二人きりで過ごしたい」
今日は、珍しい、美緒とそろっての休日。
愛しい彼女との時間は限られてばかりだったけれど
今回はあと半日以上ある。
そう思うと、気持ちが自然と高揚してきて
ドキドキという音も早まってきた…気がする。
ミーナ「…美緒、これからどうする?」
美緒「ん…ミーナはどうしたい?」
ミーナ「…」
隊長がこんなで良いのかしら。
そう思った時には、もうすでに彼女の袖に手を伸ばしていた。
美緒「…」
美緒は優しく微笑むと、
私の腕をとって
美緒「私は、二人きりで過ごしたい」
23: 2013/01/14(月) 00:44:31.09 ID:YHbotCwW0
ミーナ「…」
「私も」
1日くらいなら…
許される…かしらね。
もし許されないとしても、
書類が倍増するとか、お堅い上層部に愚痴を垂れ流されるとか
それくらいの罰なら甘んじて受けるわ。
坂本「ん…それなら」
坂本「ちょっと、出かけようか」
「私も」
1日くらいなら…
許される…かしらね。
もし許されないとしても、
書類が倍増するとか、お堅い上層部に愚痴を垂れ流されるとか
それくらいの罰なら甘んじて受けるわ。
坂本「ん…それなら」
坂本「ちょっと、出かけようか」
24: 2013/01/14(月) 00:53:26.06 ID:YHbotCwW0
――――――――――――――――――――――――――
シャーリー「はぁ、やっと行ったか」
「まったく、真面目な人達だな」
バルクホルン「当然だ。少佐、中佐という階級が与えられるということはそういうことだ」
シャーリー「と言うくせに、休ませたいっていうんだもんなー」
「バルクホルンったら、優し~」
バルクホルン「茶化すな!」
「…」
バルクホルン「家族を気にかけるのは、家族の役目だろう」ボソッ
シャーリー「へ…へぇ」ニヤニヤ
シャーリー「く、くっ…」
バルクホルン「お前…!」
バルクホルン「さ、さっさと仕事を始めるぞ!!」
シャーリー「ハイハイ…くくく…」
シャーリー「はぁ、やっと行ったか」
「まったく、真面目な人達だな」
バルクホルン「当然だ。少佐、中佐という階級が与えられるということはそういうことだ」
シャーリー「と言うくせに、休ませたいっていうんだもんなー」
「バルクホルンったら、優し~」
バルクホルン「茶化すな!」
「…」
バルクホルン「家族を気にかけるのは、家族の役目だろう」ボソッ
シャーリー「へ…へぇ」ニヤニヤ
シャーリー「く、くっ…」
バルクホルン「お前…!」
バルクホルン「さ、さっさと仕事を始めるぞ!!」
シャーリー「ハイハイ…くくく…」
25: 2013/01/14(月) 00:59:35.36 ID:YHbotCwW0
――――――――――――――――――――――――――――
私は久しぶりに自室に戻ると、衣服がしまってあるところからコートを取り出した。
いつから着ていないのかしら…着られるかしら。
軽く埃をつまみとると、そのコートに袖を通す。
軍服にコートなんて、不格好。色気も何もないわね。
しばらくすると、美緒もコートを着てやってきた。
美緒も同じで、軍服にコート。
本当にこれはデートなの?
美緒「それじゃあ、行こうか」
ミーナ「…そうね」
それでも、やっぱり
美緒のいつもとは違う優しい声を聞くだけで
私の心はすぐに温かく、熱くなってしまう。
私って単純ね。
私は久しぶりに自室に戻ると、衣服がしまってあるところからコートを取り出した。
いつから着ていないのかしら…着られるかしら。
軽く埃をつまみとると、そのコートに袖を通す。
軍服にコートなんて、不格好。色気も何もないわね。
しばらくすると、美緒もコートを着てやってきた。
美緒も同じで、軍服にコート。
本当にこれはデートなの?
美緒「それじゃあ、行こうか」
ミーナ「…そうね」
それでも、やっぱり
美緒のいつもとは違う優しい声を聞くだけで
私の心はすぐに温かく、熱くなってしまう。
私って単純ね。
28: 2013/01/14(月) 01:04:28.79 ID:YHbotCwW0
基地を出ると、外は一面銀世界だった。
さっきはあまり雪は降っていないと思っていたけれど
いつの間にか雪は強くなって、そのおかげでどんどんと積もっていったらしい。
冷たい風が露出した手に当たって、痛い。
私が手に息をかけて、擦り合わせていると、
美緒は静かに手を重ねてきて
坂本「寒いな」
なんて一言。
ミーナ「本当」
私は、その手に指を
そして彼女の腕に自分の腕をからめた。
坂本「少し歩きにくいぞ」
苦笑いしていたけれど、それでも嫌がるそぶりを全く見せなかったので
私は無視して腕と指を絡めたままでいた。
さっきはあまり雪は降っていないと思っていたけれど
いつの間にか雪は強くなって、そのおかげでどんどんと積もっていったらしい。
冷たい風が露出した手に当たって、痛い。
私が手に息をかけて、擦り合わせていると、
美緒は静かに手を重ねてきて
坂本「寒いな」
なんて一言。
ミーナ「本当」
私は、その手に指を
そして彼女の腕に自分の腕をからめた。
坂本「少し歩きにくいぞ」
苦笑いしていたけれど、それでも嫌がるそぶりを全く見せなかったので
私は無視して腕と指を絡めたままでいた。
29: 2013/01/14(月) 01:10:12.01 ID:YHbotCwW0
しばらく歩いていると、
坂本「そうだ、今日はちょうど買いたいものがあったんだ」
と美緒が言った。
ミーナ「そうなの?」
坂本「あぁ、売っているかはわからんが…」
「だから、ちょっと食品が売られているところに行ってもいいか?」
ミーナ「えぇ?…デートなのに?」
私は本当に意地悪だと思う。
美緒とだったら、どこへ行っても楽しいのに。
坂本「駄目だったか?」
少しだけ寂しそうに言う。
美緒は二人きりの時、いつもと変わらないように見えるけれど
本当はちょっと甘えん坊になる。
私だけが知っている美緒。
…私って独占欲強いのかしら。
ミーナ「冗談よ、行きましょう?」
坂本「ありがとう、ミーナ」
坂本「そうだ、今日はちょうど買いたいものがあったんだ」
と美緒が言った。
ミーナ「そうなの?」
坂本「あぁ、売っているかはわからんが…」
「だから、ちょっと食品が売られているところに行ってもいいか?」
ミーナ「えぇ?…デートなのに?」
私は本当に意地悪だと思う。
美緒とだったら、どこへ行っても楽しいのに。
坂本「駄目だったか?」
少しだけ寂しそうに言う。
美緒は二人きりの時、いつもと変わらないように見えるけれど
本当はちょっと甘えん坊になる。
私だけが知っている美緒。
…私って独占欲強いのかしら。
ミーナ「冗談よ、行きましょう?」
坂本「ありがとう、ミーナ」
32: 2013/01/14(月) 01:16:46.91 ID:YHbotCwW0
雪がだんだんと強まってくる。
私たちが商店に入った理由は、もはや雪宿りと言ってもおかしくないほどだった。
雪をかるく落としてから、中に入っていく。
お店の中は、少しだけ温かい。
客の姿もちらほらと見えるが、店主は暇そうにしていた。
きっと、お客さんがあまり来ていないのね…。
坂本「お、あった」
美緒は、お目当てのものを見つけたらしく、
何個か手に取っていた。
ミーナ「それは…」
坂本「生姜だ」
ミーナ「…知っているわよ」
坂本「…生姜は体を温めるからな」
「冬の風邪予防にはもってこいなんだ」
「それで作った生姜湯を、アイツらに飲ませてやろうと思ってな」
ミーナ「へぇ…そうなの」
ミーナ「って、美緒ったら、やっぱり隊の皆のことを心配しているのね」クスクス
私たちが商店に入った理由は、もはや雪宿りと言ってもおかしくないほどだった。
雪をかるく落としてから、中に入っていく。
お店の中は、少しだけ温かい。
客の姿もちらほらと見えるが、店主は暇そうにしていた。
きっと、お客さんがあまり来ていないのね…。
坂本「お、あった」
美緒は、お目当てのものを見つけたらしく、
何個か手に取っていた。
ミーナ「それは…」
坂本「生姜だ」
ミーナ「…知っているわよ」
坂本「…生姜は体を温めるからな」
「冬の風邪予防にはもってこいなんだ」
「それで作った生姜湯を、アイツらに飲ませてやろうと思ってな」
ミーナ「へぇ…そうなの」
ミーナ「って、美緒ったら、やっぱり隊の皆のことを心配しているのね」クスクス
33: 2013/01/14(月) 01:24:00.01 ID:YHbotCwW0
坂本「あぁ…せっかくミーナと二人きりだというのに」
「501のことも頭から離れないとは」
坂本「すまんな…ミーナ」
ミーナ「いいのよ、それなら許すわ」
「だって、私たちは家族でしょう?」
坂本「…フフ、そうか」
ミーナ「それに、私たちがお父さん、お母さんだなんて言われているのも悪くないって、思うのよ」
坂本「…う、うむ」
美緒が少しだけ顔を赤らめる。
こういう反応をされると、ちょっとだけいじめたくなっちゃう。
ミーナ「でも…」
「ペリーヌさんに優しくしすぎると、嫉妬しちゃうかも…」ボソ
坂本「なぜだ?」
ミーナ「…」
私の思いは伝わったけれど、やっぱり扶桑の魔女は扶桑の魔女ね…
「501のことも頭から離れないとは」
坂本「すまんな…ミーナ」
ミーナ「いいのよ、それなら許すわ」
「だって、私たちは家族でしょう?」
坂本「…フフ、そうか」
ミーナ「それに、私たちがお父さん、お母さんだなんて言われているのも悪くないって、思うのよ」
坂本「…う、うむ」
美緒が少しだけ顔を赤らめる。
こういう反応をされると、ちょっとだけいじめたくなっちゃう。
ミーナ「でも…」
「ペリーヌさんに優しくしすぎると、嫉妬しちゃうかも…」ボソ
坂本「なぜだ?」
ミーナ「…」
私の思いは伝わったけれど、やっぱり扶桑の魔女は扶桑の魔女ね…
37: 2013/01/14(月) 01:29:04.92 ID:YHbotCwW0
ミーナ「買うのはそれだけでいいの?」
坂本「あぁ、あと酒粕があればいいんだが…」
「さすがに売っていないか…」
ミーナ「お、お酒!?」
坂本「ん?どうしたミーナ」
ミーナ「い、いや、なんでもないわ」
あの時の経験はいつだって忘れたことはないわ。
私のファーストキスを、ロマンチックでもなんでもない形で…
ミーナ「とりあえず、お酒はやめておいた方が…」
坂本「そうか?」
坂本「あぁ、あと酒粕があればいいんだが…」
「さすがに売っていないか…」
ミーナ「お、お酒!?」
坂本「ん?どうしたミーナ」
ミーナ「い、いや、なんでもないわ」
あの時の経験はいつだって忘れたことはないわ。
私のファーストキスを、ロマンチックでもなんでもない形で…
ミーナ「とりあえず、お酒はやめておいた方が…」
坂本「そうか?」
39: 2013/01/14(月) 01:36:40.94 ID:YHbotCwW0
生姜だけを買うという、何とも不思議な買い物を済ませた私たちは
袋を抱えて、店を出た。
雪は弱まっていたものの、積もった雪は先ほどよりも高くなっていた。
坂本「…酷いな」
ミーナ「どうする?」
坂本「これだけを買って帰るというのもなんだが…」
「帰れなくなっても仕方がない、ゆっくりと基地に向かおうか」
ミーナ「そうね、私もそれが良いと思うわ」
また、腕を組んだ私たちは、来た道を引き返した。
もはやデートと言うよりは買い出しに来ただけみたい。
それでも、私にとっては十分幸せだった。
帰り道は、それほど会話はなかったけれど
その沈黙はとても心地よかった。
袋を抱えて、店を出た。
雪は弱まっていたものの、積もった雪は先ほどよりも高くなっていた。
坂本「…酷いな」
ミーナ「どうする?」
坂本「これだけを買って帰るというのもなんだが…」
「帰れなくなっても仕方がない、ゆっくりと基地に向かおうか」
ミーナ「そうね、私もそれが良いと思うわ」
また、腕を組んだ私たちは、来た道を引き返した。
もはやデートと言うよりは買い出しに来ただけみたい。
それでも、私にとっては十分幸せだった。
帰り道は、それほど会話はなかったけれど
その沈黙はとても心地よかった。
41: 2013/01/14(月) 01:41:56.42 ID:YHbotCwW0
基地に着くと美緒は食堂に生姜を置きに行った。
夕食の後、就寝前に作るらしい。
なんだか、おにぎりを作るのもあまり得意でない彼女が
生姜湯とやらをふるまうのはちょっと不安な気がするけれど…
(かくいう私もお料理の評判はあまりよくないのだけれど…)
いざとなったら宮藤さんが助けてくれるかしら。
私は、雪でほんのり濡れてしまったコートを椅子に掛けて
自室のベッドに腰掛けた。
荷物を置いたらミーナの部屋に行く
なんて言っていたけれど
…
…ちょっと、ドキドキしてしまう。
夕食の後、就寝前に作るらしい。
なんだか、おにぎりを作るのもあまり得意でない彼女が
生姜湯とやらをふるまうのはちょっと不安な気がするけれど…
(かくいう私もお料理の評判はあまりよくないのだけれど…)
いざとなったら宮藤さんが助けてくれるかしら。
私は、雪でほんのり濡れてしまったコートを椅子に掛けて
自室のベッドに腰掛けた。
荷物を置いたらミーナの部屋に行く
なんて言っていたけれど
…
…ちょっと、ドキドキしてしまう。
42: 2013/01/14(月) 01:47:48.90 ID:YHbotCwW0
落ち着かない体をベッドに横たえると、
小さくドアを叩く音がする。
顔だけをそちらに向けると、美緒がいた。
美緒は、ティーセットが置かれたプレートを持っていて
それをテーブルの上においてから、ベッドの縁に座った。
坂本「ちょうど、私がキッチンに行ったら、宮藤とリーネがいたんだ」
「紅茶の準備をしていたようだったから、二人分をいただいてきた」
ほのかに香るよい紅茶の香り。
なぜだか、私の身体の芯は温まって…熱くなっていたけれど
それでも、体の末端は冷たいままだったから、ありがたい。
身体を起こすと、美緒は私にソーサーとティーカップを手渡した。
細かな気遣いがとても嬉しい。
坂本「ん…おいしいな」
「冷えた体にはもってこいだ」
ミーナ「そうね、とても落ち着くわ」
小さくドアを叩く音がする。
顔だけをそちらに向けると、美緒がいた。
美緒は、ティーセットが置かれたプレートを持っていて
それをテーブルの上においてから、ベッドの縁に座った。
坂本「ちょうど、私がキッチンに行ったら、宮藤とリーネがいたんだ」
「紅茶の準備をしていたようだったから、二人分をいただいてきた」
ほのかに香るよい紅茶の香り。
なぜだか、私の身体の芯は温まって…熱くなっていたけれど
それでも、体の末端は冷たいままだったから、ありがたい。
身体を起こすと、美緒は私にソーサーとティーカップを手渡した。
細かな気遣いがとても嬉しい。
坂本「ん…おいしいな」
「冷えた体にはもってこいだ」
ミーナ「そうね、とても落ち着くわ」
44: 2013/01/14(月) 01:54:43.25 ID:YHbotCwW0
一口、二口と口に含んでいると、
美緒が静かに体をもたれかけてきた。
少しだけドキ、としたけれど
私は動じていないふりをした。
美緒は、いつもと同じ、余裕ある表情を浮かべていた。
ちょっと、悔しい。
美緒は、強いと思う。
辛いことがあっても、悲しいことがあっても
人前には決して出さないし
いつも誰かを気にかけている。
だからこそ、時々私に見せてくれる弱いところが
私にとってはとても愛おしいのだけれど。
美緒は、ティーカップをテーブルの上に置いた。
私も同じく、カップをテーブルの上へ。
美緒が静かに体をもたれかけてきた。
少しだけドキ、としたけれど
私は動じていないふりをした。
美緒は、いつもと同じ、余裕ある表情を浮かべていた。
ちょっと、悔しい。
美緒は、強いと思う。
辛いことがあっても、悲しいことがあっても
人前には決して出さないし
いつも誰かを気にかけている。
だからこそ、時々私に見せてくれる弱いところが
私にとってはとても愛おしいのだけれど。
美緒は、ティーカップをテーブルの上に置いた。
私も同じく、カップをテーブルの上へ。
45: 2013/01/14(月) 02:03:04.94 ID:YHbotCwW0
と、突然私の世界は反転した。
私の目の前には、妖しい笑みを浮かべた美緒。
私は、ティーカップを置く隙を狙われたのだ。
このドーベルマンに。
ミーナ「ちょ、ちょっと、美緒」
坂本「ん?何だ?」
美緒は、素知らぬ顔で、尋ねる。
ミーナ「…びっくり…するじゃない」
坂本「そうか?」
ミーナ「突然…だもの」
坂本「…そうか?」
ミーナ「…そうよ」
坂本「嘘だろう?」
「本当は、期待していたんじゃないか?」
「襲われることを」
美緒は―――ぼそりと
耳―――もとで――つぶやいた
ドキドキが――はやくなる――思考が…
私の目の前には、妖しい笑みを浮かべた美緒。
私は、ティーカップを置く隙を狙われたのだ。
このドーベルマンに。
ミーナ「ちょ、ちょっと、美緒」
坂本「ん?何だ?」
美緒は、素知らぬ顔で、尋ねる。
ミーナ「…びっくり…するじゃない」
坂本「そうか?」
ミーナ「突然…だもの」
坂本「…そうか?」
ミーナ「…そうよ」
坂本「嘘だろう?」
「本当は、期待していたんじゃないか?」
「襲われることを」
美緒は―――ぼそりと
耳―――もとで――つぶやいた
ドキドキが――はやくなる――思考が…
48: 2013/01/14(月) 02:08:01.91 ID:YHbotCwW0
――――――――――――――――――――――
ミーナ「そんな…ことっ」
坂本「否定できるのか?」
ミーナ「…っ」
坂本「…私にはできない」
坂本「お前と、今日を過ごせると知った時から」
坂本「おまえの肌に触れたくて仕方なかった」
ミーナ「は…っ」
坂本「お前は、どうなんだ?」
坂本は、ミーナの耳に舌を這わせる。
ミーナ「あっぁ…」
坂本「触れられたくないのか?」
ミーナ「ぁ…ぁぁ…」
ミーナの身体が小さく震えた。
ミーナ「そんな…ことっ」
坂本「否定できるのか?」
ミーナ「…っ」
坂本「…私にはできない」
坂本「お前と、今日を過ごせると知った時から」
坂本「おまえの肌に触れたくて仕方なかった」
ミーナ「は…っ」
坂本「お前は、どうなんだ?」
坂本は、ミーナの耳に舌を這わせる。
ミーナ「あっぁ…」
坂本「触れられたくないのか?」
ミーナ「ぁ…ぁぁ…」
ミーナの身体が小さく震えた。
49: 2013/01/14(月) 02:13:55.79 ID:YHbotCwW0
坂本「フフ」
坂本は、執拗に耳を責めた。
わざとらしく音を立てて、舌を耳の外側から内側へと滑らせていく。
ミーナ「はっ…はぁ―――っ」
坂本「沈黙は…」
「肯定と判断する…」
舌を耳から離した坂本は、
ミーナの頬に手を添えて、こちらを向かせる。
ミーナがとろけた表情でこちらを見ているのを確認した後で
唇にかみつく。
坂本は、執拗に耳を責めた。
わざとらしく音を立てて、舌を耳の外側から内側へと滑らせていく。
ミーナ「はっ…はぁ―――っ」
坂本「沈黙は…」
「肯定と判断する…」
舌を耳から離した坂本は、
ミーナの頬に手を添えて、こちらを向かせる。
ミーナがとろけた表情でこちらを見ているのを確認した後で
唇にかみつく。
60: 2013/01/14(月) 02:54:58.95 ID:YHbotCwW0
――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――
はっ、と目が覚めた。
あれから、どれくらいの時間がたったのかしら。
気付けば、灯りのつけていないこの部屋が薄暗くなっている。
…
…体が重い。
頭がボーっとする。
下腹部がジンジンする。
ついでに胸も…なんだか変な感じがする。
久しぶりだったからかしら。
とても、気持ちが昂ってしまって
美緒を思い切り求めてしまった気がする。
…恥ずかしい。
目の前には、私を襲った…というと、なんだか私が一方的な被害者みたいだけれど
そんな、張本人が静かに寝息を立てていた。
―――――――――――――――――――――――――――――
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はっ、と目が覚めた。
あれから、どれくらいの時間がたったのかしら。
気付けば、灯りのつけていないこの部屋が薄暗くなっている。
…
…体が重い。
頭がボーっとする。
下腹部がジンジンする。
ついでに胸も…なんだか変な感じがする。
久しぶりだったからかしら。
とても、気持ちが昂ってしまって
美緒を思い切り求めてしまった気がする。
…恥ずかしい。
目の前には、私を襲った…というと、なんだか私が一方的な被害者みたいだけれど
そんな、張本人が静かに寝息を立てていた。
61: 2013/01/14(月) 03:05:04.95 ID:YHbotCwW0
いつもの精悍な顔つきからは想像もできない、無防備な姿。
あんなに求めていたけれど、
今は、ただただ愛おしく、抱きしめたくなるような気持ちだ。
…同時に、私と言う存在がひどく脆いものに感じられる。
もし、貴女がまた…
この戦争が終わって、自分の国に帰ってしまったら…
私は、いったいどうなってしまうのかしら…。
「ずっと…いっしょにいたい…」
その言葉は、きっと近くにいる彼女の耳にも届かないで、
この空間に溶けて消えてしまったでしょう。
瞳からは、自然と涙がこぼれていった。
もし、この時代に生まれなかったら
ずっと一緒にいられたかしら。
なんて、どうしようもないことを考えてしまう。
いっそ、この雪のように
貴女の白に、溶けてしまいたい――――――
そうしたら、ずっと一緒にいられるのに…
「私も…愛しているわ、美緒…」
(おわり)
あんなに求めていたけれど、
今は、ただただ愛おしく、抱きしめたくなるような気持ちだ。
…同時に、私と言う存在がひどく脆いものに感じられる。
もし、貴女がまた…
この戦争が終わって、自分の国に帰ってしまったら…
私は、いったいどうなってしまうのかしら…。
「ずっと…いっしょにいたい…」
その言葉は、きっと近くにいる彼女の耳にも届かないで、
この空間に溶けて消えてしまったでしょう。
瞳からは、自然と涙がこぼれていった。
もし、この時代に生まれなかったら
ずっと一緒にいられたかしら。
なんて、どうしようもないことを考えてしまう。
いっそ、この雪のように
貴女の白に、溶けてしまいたい――――――
そうしたら、ずっと一緒にいられるのに…
「私も…愛しているわ、美緒…」
(おわり)
62: 2013/01/14(月) 03:09:05.83 ID:YHbotCwW0
支援ありがとうございました。
いろいろ悩んだ結果今日はストパン、もっミーナ。
シャッキーニもエイラーニャも書きたい。
ストパンライブに行った奴は永遠の眠りについとけ。
あと、こんな時間まで起きると脳が腐るから支援するなら寝ろ。
いろいろ悩んだ結果今日はストパン、もっミーナ。
シャッキーニもエイラーニャも書きたい。
ストパンライブに行った奴は永遠の眠りについとけ。
あと、こんな時間まで起きると脳が腐るから支援するなら寝ろ。
63: 2013/01/14(月) 03:11:45.54 ID:AD75Xkq60
乙
64: 2013/01/14(月) 03:40:15.10 ID:vtM6BIas0
乙ナンダナ
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