1: 2011/05/22(日) 18:29:27.82 ID:1Nelb6TY0
まどか「ねえ、ほむらちゃん!」
タタタッ...
ほむら「……!」ホムッ
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……」プイッ
トトト...
まどか「……ほむら、ちゃん?」
タタタッ...
ほむら「……!」ホムッ
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……」プイッ
トトト...
まどか「……ほむら、ちゃん?」
7: 2011/05/22(日) 18:41:09.25 ID:1Nelb6TY0
◆
転校生が、やって来た。
その子はとてもとても大人しそうなおさげの女の子。
メガネをかけて、とてもとても優しそうな。
最初は、「あ、可愛い子だな」
それくらいの気持ちだったことは覚えている。
けれど、だんだんと話していくうちに、誰よりも大切な友達だと思うようになっていた。
たった数日間だというのに。
暁美ほむらちゃん。
私は、彼女が大好きだった。
けれども。
まどか「……はあ」
さやか「そんなに溜息吐いてどうしたのよまどか」
まどか「あ、さやかちゃん」
さやか「また転校生の子?えっと、暁美さんだったっけ?」
まどか「……うん」
頷く。
どうにも最近、私はほむらちゃんに嫌われているらしかった。
8: 2011/05/22(日) 18:43:55.31 ID:1Nelb6TY0
さやか「今度はどうしたの?また何か落ち込んでたの、あの子?」
まどか「ううん、そうじゃないんだけど!ていうか私が落ち込んでるっていう考えはないの?」
さやか「まどかがっ!?」
まどか「……ひどいよさやかちゃん」
さやか「あー、悪い悪い」
まどか「さやかちゃんが私をどんな目で見てるかよくわかったよ……」
さやか「だから悪かったって」ナデナデ
まどか「……」
まどか「……最近ね、ほむらちゃんに避けられてるの」
まどか「ううん、そうじゃないんだけど!ていうか私が落ち込んでるっていう考えはないの?」
さやか「まどかがっ!?」
まどか「……ひどいよさやかちゃん」
さやか「あー、悪い悪い」
まどか「さやかちゃんが私をどんな目で見てるかよくわかったよ……」
さやか「だから悪かったって」ナデナデ
まどか「……」
まどか「……最近ね、ほむらちゃんに避けられてるの」
11: 2011/05/22(日) 18:49:25.84 ID:1Nelb6TY0
さやかちゃんに頭を撫でられるのは嫌いじゃない。
私と大して変わらない手の大きさなのに、さやかちゃんの手は何だか安心できた。
さやかちゃんだって大切な友達なんだな、とこういうときに私は感じて。
じゃあ、ほむらちゃんは何になるんだろう、と。
さやか「あんたの気のせいじゃないのー?」
まどか「うーん……」
さやか「悩みすぎだって」
まどか「うーん……」
さやか「まどかー?」ヒョイッ
まどか「あ、別のこと考えてた」
さやか「あたしの励ましどこ行ったよ」
私と大して変わらない手の大きさなのに、さやかちゃんの手は何だか安心できた。
さやかちゃんだって大切な友達なんだな、とこういうときに私は感じて。
じゃあ、ほむらちゃんは何になるんだろう、と。
さやか「あんたの気のせいじゃないのー?」
まどか「うーん……」
さやか「悩みすぎだって」
まどか「うーん……」
さやか「まどかー?」ヒョイッ
まどか「あ、別のこと考えてた」
さやか「あたしの励ましどこ行ったよ」
12: 2011/05/22(日) 18:54:53.88 ID:1Nelb6TY0
まどか「あはは……」
私にとっての、ほむらちゃん。
やっぱり、誰よりも大切な友達?でもそれならさやかちゃんだって――
……よく、わからなくなってくる。
そもそも友達の定義がなんなのか、なんて中学生らしくない考えが浮かんできて、
私は「あぁー」と声を上げて再び机に突っ伏した。
さやか「悩んでるねえ、次は何で悩んでんのよ」
まどか「んー……」
さやか「んーってあんた」
さやかちゃんが何か言いかける。
けれど、なぜか「あっ」と声を上げて私の身体をがたがたと揺らした。
まどか「地震!?」
さやか「違うし」
まどか「……あ」
さやかちゃんの視線を追って見えたのは。
志筑仁美さんと、ほむらちゃん――
私にとっての、ほむらちゃん。
やっぱり、誰よりも大切な友達?でもそれならさやかちゃんだって――
……よく、わからなくなってくる。
そもそも友達の定義がなんなのか、なんて中学生らしくない考えが浮かんできて、
私は「あぁー」と声を上げて再び机に突っ伏した。
さやか「悩んでるねえ、次は何で悩んでんのよ」
まどか「んー……」
さやか「んーってあんた」
さやかちゃんが何か言いかける。
けれど、なぜか「あっ」と声を上げて私の身体をがたがたと揺らした。
まどか「地震!?」
さやか「違うし」
まどか「……あ」
さやかちゃんの視線を追って見えたのは。
志筑仁美さんと、ほむらちゃん――
15: 2011/05/22(日) 19:07:31.71 ID:1Nelb6TY0
さやか「うっわ、珍しい……」
まどか「そ、そうだね……」
志筑さんは、この辺りじゃ有名なお金持ちの家の、正真正銘のお嬢様。
どうしてこの見滝原中に来たのか、誰もよく知らないらしかった。
それに、お金持ちだということで媚を売る人もいるけれど、だいたいの子は彼女を
遠巻きに見ていることが多くて。
そんな子と、ほむらちゃん。
見た目的にも、少し華やかな雰囲気のする志筑さんと、真っ黒な髪がよく似合うほむらちゃんは
お似合いだった。
まどか「……もしかして、志筑さんと仲良くなったから、かな?」
思わず、呟いて。
すると、さやかちゃんがむっとしたように私を見た。
まどか「そ、そうだね……」
志筑さんは、この辺りじゃ有名なお金持ちの家の、正真正銘のお嬢様。
どうしてこの見滝原中に来たのか、誰もよく知らないらしかった。
それに、お金持ちだということで媚を売る人もいるけれど、だいたいの子は彼女を
遠巻きに見ていることが多くて。
そんな子と、ほむらちゃん。
見た目的にも、少し華やかな雰囲気のする志筑さんと、真っ黒な髪がよく似合うほむらちゃんは
お似合いだった。
まどか「……もしかして、志筑さんと仲良くなったから、かな?」
思わず、呟いて。
すると、さやかちゃんがむっとしたように私を見た。
16: 2011/05/22(日) 19:12:22.80 ID:1Nelb6TY0
さやか「何それ!?そりゃああの子、お嬢様だっていうけどさ……!転校してきた日から
面倒見てきてくれた子から何も言わずに乗り換えるって最低じゃん!」
まどか「さやかちゃん……別に私、面倒見てたとかそんなつもりないし……」
ちゃんと友達だ、と思っていた。
私ほどじゃなくっても、ほむらちゃんだってそれなりに私を見てくれているのかなとは。
けれど、私の思い過ごしだったらしい。
さやか「あんた甘いって」
まどか「いいの、もしかしたらほむらちゃん、好きで私と一緒にいたわけじゃないかも知れないんだし」
さやか「けどさ」
まどか「いいの」
もう一度、言う。
「あーあ、友達が一人減っちゃった」と笑って忘れてしまえばそれでいい。
そしたら誰も傷付かないし、ほむらちゃんだって、志筑さんだって、さやかちゃんだって。
私は確かに、少しだけ泣きたくなってしまうけれど。
やっぱりそれなりに、少しだけ。
面倒見てきてくれた子から何も言わずに乗り換えるって最低じゃん!」
まどか「さやかちゃん……別に私、面倒見てたとかそんなつもりないし……」
ちゃんと友達だ、と思っていた。
私ほどじゃなくっても、ほむらちゃんだってそれなりに私を見てくれているのかなとは。
けれど、私の思い過ごしだったらしい。
さやか「あんた甘いって」
まどか「いいの、もしかしたらほむらちゃん、好きで私と一緒にいたわけじゃないかも知れないんだし」
さやか「けどさ」
まどか「いいの」
もう一度、言う。
「あーあ、友達が一人減っちゃった」と笑って忘れてしまえばそれでいい。
そしたら誰も傷付かないし、ほむらちゃんだって、志筑さんだって、さやかちゃんだって。
私は確かに、少しだけ泣きたくなってしまうけれど。
やっぱりそれなりに、少しだけ。
24: 2011/05/22(日) 19:41:13.47 ID:1Nelb6TY0
さやか「まどか……」
教室の前の廊下を、志筑さんとほむらちゃんは笑いながら通り過ぎていく。
別に私だけがほむらちゃんを笑顔に出来るんだなんて思っていたわけじゃない。
だからいい、構わない、これで。
ずっとほむらちゃんに避けられてる、と考えているよりはよっぽどすっぱり納得が
いくし、だから。
さやか「……気に入らない」
まどか「え?」
さやか「ていうか、あたしもともと志筑さんが気に入らない」
まどか「ちょっと、さやかちゃん」
さやか「暁美さんも気に入らないけどさ、志筑さんなんてなに?ちゃんと全部持ってるくせに、
それなのに今度はまどかの友達を横取り?許せないわよそんなの」
さやかちゃんは、ばーっと一気にまくし立てると一旦一息吐いて。
「よし、まどか。暁美さんを取り返してやる」
教室の前の廊下を、志筑さんとほむらちゃんは笑いながら通り過ぎていく。
別に私だけがほむらちゃんを笑顔に出来るんだなんて思っていたわけじゃない。
だからいい、構わない、これで。
ずっとほむらちゃんに避けられてる、と考えているよりはよっぽどすっぱり納得が
いくし、だから。
さやか「……気に入らない」
まどか「え?」
さやか「ていうか、あたしもともと志筑さんが気に入らない」
まどか「ちょっと、さやかちゃん」
さやか「暁美さんも気に入らないけどさ、志筑さんなんてなに?ちゃんと全部持ってるくせに、
それなのに今度はまどかの友達を横取り?許せないわよそんなの」
さやかちゃんは、ばーっと一気にまくし立てると一旦一息吐いて。
「よし、まどか。暁美さんを取り返してやる」
31: 2011/05/22(日) 20:33:19.68 ID:1Nelb6TY0
まどか「……へ?」
気付いたときにはもう遅かった。
さやかちゃんは一人意気込んでいる。こうなってしまっては、もうさやかちゃんを
止める手立てなんてなくて。
まどか「……えっと、本気?」
さやか「当たり前でしょ」
念のために訊ねてみるけれど、あっさり頷かれる。
私は思い切り溜息を吐いた。
少しだけ、心強いとか、嬉しいとか、そんなこと思ったなんてことは、絶対に
さやかちゃんには言えない。
―――――
―――――
気付いたときにはもう遅かった。
さやかちゃんは一人意気込んでいる。こうなってしまっては、もうさやかちゃんを
止める手立てなんてなくて。
まどか「……えっと、本気?」
さやか「当たり前でしょ」
念のために訊ねてみるけれど、あっさり頷かれる。
私は思い切り溜息を吐いた。
少しだけ、心強いとか、嬉しいとか、そんなこと思ったなんてことは、絶対に
さやかちゃんには言えない。
―――――
―――――
33: 2011/05/22(日) 20:37:22.03 ID:1Nelb6TY0
放課後になる。
私は、碌に鞄に荷物を詰める時間もなくさやかちゃんに腕を引っ張られていた。
まどか「さやかちゃん、どこ行くの?」
さやか「さっき見たのよ、暁美さんと志筑さんが一緒に教室出て行くとこ!」
まどか「えぇ……」
さやか「えぇってあんた、そんな嫌そうな顔するんじゃない!」
まどか「だって……」
そこまでして、私はほむらちゃんとまた友達になりたいとは思わなかった。
それは、そうできればいいけれど向こうが私を避けているのなら私としても
気分がいいわけではなくて。
さやか「でもあんたが落ち込むぐらいなんだから相当な問題!」
まどか「……うん?」
私は曖昧に頷いた。
どこか変だな、と思う。さやかちゃんは、私がただ落ち込んでるだけだったときは
「気のせいだって」と笑っていたのに、志筑さんが出てきた途端目の色を変えて。
私は、碌に鞄に荷物を詰める時間もなくさやかちゃんに腕を引っ張られていた。
まどか「さやかちゃん、どこ行くの?」
さやか「さっき見たのよ、暁美さんと志筑さんが一緒に教室出て行くとこ!」
まどか「えぇ……」
さやか「えぇってあんた、そんな嫌そうな顔するんじゃない!」
まどか「だって……」
そこまでして、私はほむらちゃんとまた友達になりたいとは思わなかった。
それは、そうできればいいけれど向こうが私を避けているのなら私としても
気分がいいわけではなくて。
さやか「でもあんたが落ち込むぐらいなんだから相当な問題!」
まどか「……うん?」
私は曖昧に頷いた。
どこか変だな、と思う。さやかちゃんは、私がただ落ち込んでるだけだったときは
「気のせいだって」と笑っていたのに、志筑さんが出てきた途端目の色を変えて。
34: 2011/05/22(日) 20:39:38.31 ID:1Nelb6TY0
まどか「ねえ、さやかちゃん」
さやか「なによ」
まどか「そんなに志筑さんのこと、嫌い、なの?」
ふと、訊ねてみる。
早歩きで私を引っ張っていたさやかちゃんが、一瞬だけ足を止めた。
けれどすぐにまた歩き出して、答える。
さやか「大嫌い」
まどか「喋ったこともないのに?」
さやか「……あるよ」
まどか「えっ!?いつ!?」
さやか「一年の最初の頃、一度だけ。それ以来あいつが気に入らない」
さやか「なによ」
まどか「そんなに志筑さんのこと、嫌い、なの?」
ふと、訊ねてみる。
早歩きで私を引っ張っていたさやかちゃんが、一瞬だけ足を止めた。
けれどすぐにまた歩き出して、答える。
さやか「大嫌い」
まどか「喋ったこともないのに?」
さやか「……あるよ」
まどか「えっ!?いつ!?」
さやか「一年の最初の頃、一度だけ。それ以来あいつが気に入らない」
35: 2011/05/22(日) 20:43:42.29 ID:1Nelb6TY0
知らなかった。
今までそんなこと、一度も言ってなかったのに。
まどか「……志筑さんって、あんまり人と話さなさそうな感じなのに」
さやか「だからよけいに悔しくない?」
まどか「……ほむらちゃんのこと?」
さやか「そ」
まどか「……悔しいって言えば悔しいけど」
さやか「悔しいけどなに?」
まどか「よく考えれば私、無理矢理ほむらちゃんに抱き着いたりしちゃってたなって。
それがいけなかったのかも知れないし、なら私が悪いでしょ?」
私だって、授業中授業は聞いていなかったけれど、それなりに考えていたのだ。
さやかちゃんが「暁美さんを取り返す方法を考えていた!」と言うように。
色々と迷惑だったのかも知れない。転校初日から、ずっと付きまとうように一緒にいて。
魔法少女のことも、知られてしまい。
今までそんなこと、一度も言ってなかったのに。
まどか「……志筑さんって、あんまり人と話さなさそうな感じなのに」
さやか「だからよけいに悔しくない?」
まどか「……ほむらちゃんのこと?」
さやか「そ」
まどか「……悔しいって言えば悔しいけど」
さやか「悔しいけどなに?」
まどか「よく考えれば私、無理矢理ほむらちゃんに抱き着いたりしちゃってたなって。
それがいけなかったのかも知れないし、なら私が悪いでしょ?」
私だって、授業中授業は聞いていなかったけれど、それなりに考えていたのだ。
さやかちゃんが「暁美さんを取り返す方法を考えていた!」と言うように。
色々と迷惑だったのかも知れない。転校初日から、ずっと付きまとうように一緒にいて。
魔法少女のことも、知られてしまい。
37: 2011/05/22(日) 20:47:09.10 ID:1Nelb6TY0
さやか「それでも本人に聞いてみなきゃわかんないって」
まどか「それはそうだろうけど……」
さやか「よし、発見」
と、さやかちゃんが突然、立ち止まる。
下駄箱で、確かにほむらちゃんと志筑さんが立ち止まってなにやら話し込んでいる様だった。
さやか「突撃っ」
まどか「え、ちょっとさやかちゃん!?ほんとに行くの!?」
さやか「おうっ」
さやかちゃんがさっと飛び出していく。
そんなさやかちゃんに腕を掴まれている私も、自然に引っ張られることになり。
さやか「ちょっといい!?」
勇ましいさやかちゃんの声が昇降口に響いた。
喧嘩じゃないんだから、と突っ込みたくなるほどの声。
まどか「それはそうだろうけど……」
さやか「よし、発見」
と、さやかちゃんが突然、立ち止まる。
下駄箱で、確かにほむらちゃんと志筑さんが立ち止まってなにやら話し込んでいる様だった。
さやか「突撃っ」
まどか「え、ちょっとさやかちゃん!?ほんとに行くの!?」
さやか「おうっ」
さやかちゃんがさっと飛び出していく。
そんなさやかちゃんに腕を掴まれている私も、自然に引っ張られることになり。
さやか「ちょっといい!?」
勇ましいさやかちゃんの声が昇降口に響いた。
喧嘩じゃないんだから、と突っ込みたくなるほどの声。
38: 2011/05/22(日) 20:53:28.79 ID:1Nelb6TY0
仁美「……」
ほむら「……」
まどか「あ、えっと……」
さやか「あたし、外した?」
こてっとさやかちゃんがこける真似をした。
けれどそれも逆効果だったらしく、冷たい空気が流れたような。
仁美「……何の用ですの?」
まどか「あ、あのね!」
わたわたと首を振っていると、ばっと。
ほむらちゃんと、目が合った。いつも伏し目がちなほむらちゃんが、真直ぐに私を
見ていたことに驚いて。
ほむら「鹿目さん……」
ほむら「……」
まどか「あ、えっと……」
さやか「あたし、外した?」
こてっとさやかちゃんがこける真似をした。
けれどそれも逆効果だったらしく、冷たい空気が流れたような。
仁美「……何の用ですの?」
まどか「あ、あのね!」
わたわたと首を振っていると、ばっと。
ほむらちゃんと、目が合った。いつも伏し目がちなほむらちゃんが、真直ぐに私を
見ていたことに驚いて。
ほむら「鹿目さん……」
42: 2011/05/22(日) 20:57:55.75 ID:1Nelb6TY0
まどか「あ……ほむらちゃん」
何と言えばいいのだろう。
そんなことを考えていると、けれどやっぱりすぐに視線は逸らされてしまった。
さやかちゃんが志筑さんの言葉に勢いづいたのか、「あんた、一体なんなのよ」と。
まどか「さやかちゃん、そんな喧嘩腰……」
仁美「そうですわ、美樹さん」
さやか「そんな目で見てくるあんたには言われたくないね」
仁美「……!」
さやか「大体、何でこの子をまどかからとろうとするわけ!?」
何と言えばいいのだろう。
そんなことを考えていると、けれどやっぱりすぐに視線は逸らされてしまった。
さやかちゃんが志筑さんの言葉に勢いづいたのか、「あんた、一体なんなのよ」と。
まどか「さやかちゃん、そんな喧嘩腰……」
仁美「そうですわ、美樹さん」
さやか「そんな目で見てくるあんたには言われたくないね」
仁美「……!」
さやか「大体、何でこの子をまどかからとろうとするわけ!?」
46: 2011/05/22(日) 21:17:09.05 ID:1Nelb6TY0
ほむら「……え?」
さやか「は?」
仁美「……」
またまた、微妙な空気が流れて。
今度はさすがのさやかちゃんもリアクションをとる間もなかったらしく。
まどか「あ、あれ?」
ほむら「……とるって、そんな」
仁美「暁美さん、あなたはそこで赤くなっちゃいけませんわ」
ほむら「す、すいません……」
まどか「……?」
一体、どういうことかわからないうちに、ほむらちゃんは突然がばっと頭を下げて。
「……最近、ずっと無視しちゃっててごめんなさい」
まどか「……ほむら、ちゃん?」
さやか「は?」
仁美「……」
またまた、微妙な空気が流れて。
今度はさすがのさやかちゃんもリアクションをとる間もなかったらしく。
まどか「あ、あれ?」
ほむら「……とるって、そんな」
仁美「暁美さん、あなたはそこで赤くなっちゃいけませんわ」
ほむら「す、すいません……」
まどか「……?」
一体、どういうことかわからないうちに、ほむらちゃんは突然がばっと頭を下げて。
「……最近、ずっと無視しちゃっててごめんなさい」
まどか「……ほむら、ちゃん?」
47: 2011/05/22(日) 21:18:24.88 ID:1Nelb6TY0
ほむら「……私、その。ちょっとおかしかっただけ、なんです」
さやか「ちょ、ちょっと待って!何がおかしいのか知らないけどさ、何でそこで志筑さんと一緒にいるのよ!?」
仁美「なるほど、とるっていう人聞きの悪い言葉、何か勘違いなさったのね」
さやか「は?」
仁美「暁美さんはただ、私に教えて欲しいって言われただけですわ」
さやか「何を?」
ほむら「……おまじない」カアァッ
さやか「ちょ、ちょっと待って!何がおかしいのか知らないけどさ、何でそこで志筑さんと一緒にいるのよ!?」
仁美「なるほど、とるっていう人聞きの悪い言葉、何か勘違いなさったのね」
さやか「は?」
仁美「暁美さんはただ、私に教えて欲しいって言われただけですわ」
さやか「何を?」
ほむら「……おまじない」カアァッ
48: 2011/05/22(日) 21:21:44.71 ID:1Nelb6TY0
まどか「おまじ、ない?」
私は信じられない思いで首を傾げた。
けど、真っ赤になって俯くほむらちゃんをやっぱり可愛いと思ったし。
何より、嫌われたわけじゃ無い。それが私の心を軽くさせた。
仁美「恋のおまじないですわ」
まどか「えっ、ってことはほむらちゃん、誰か好きな人いるの!?」
けれど、志筑さんのまたまた意外な言葉に。
さっきから私の声のトーンは上がったり下がったりして。
ほむら「ひっ、そ、それは……」
誰か知りたいような、知りたくないような。
それよりも、とりあえず今はやっぱりほむらちゃんが私と話してくれることがただ
嬉しくて。
まどか「でも、良かったあ……」
とりあえず、ただ今はそれだけ。
ついいつもの癖で、ほむらちゃんに抱きついてしまう。
志筑さんが小さく声を上げたのが聞こえた気がしたけれど、気にしない。
さやかちゃんなんて呆然としているけれど。
私は信じられない思いで首を傾げた。
けど、真っ赤になって俯くほむらちゃんをやっぱり可愛いと思ったし。
何より、嫌われたわけじゃ無い。それが私の心を軽くさせた。
仁美「恋のおまじないですわ」
まどか「えっ、ってことはほむらちゃん、誰か好きな人いるの!?」
けれど、志筑さんのまたまた意外な言葉に。
さっきから私の声のトーンは上がったり下がったりして。
ほむら「ひっ、そ、それは……」
誰か知りたいような、知りたくないような。
それよりも、とりあえず今はやっぱりほむらちゃんが私と話してくれることがただ
嬉しくて。
まどか「でも、良かったあ……」
とりあえず、ただ今はそれだけ。
ついいつもの癖で、ほむらちゃんに抱きついてしまう。
志筑さんが小さく声を上げたのが聞こえた気がしたけれど、気にしない。
さやかちゃんなんて呆然としているけれど。
49: 2011/05/22(日) 21:22:09.16 ID:1Nelb6TY0
まどか「……ほむらちゃん、私のこと嫌いになんてなってないんだよね?」
ほむら「……!」
ほむら「……大好き、です」
まどか「へへっ、ありがと!私もほむらちゃんのこと大好き!」
ギリッ
背中に回されたほむらちゃんの手の力が、少しだけ強くなったように感じたのは
きっと気のせい。
ほむら「……大好き、」
もう一度、ほむらちゃんがそんな風に呟いたのが聞こえた。
「なのに」
最後にその言葉が聞こえたのもきっと何かの間違い。
さやか「って、……これ、あたしが一番恥ずかしくない!?」
お終い
ほむら「……!」
ほむら「……大好き、です」
まどか「へへっ、ありがと!私もほむらちゃんのこと大好き!」
ギリッ
背中に回されたほむらちゃんの手の力が、少しだけ強くなったように感じたのは
きっと気のせい。
ほむら「……大好き、」
もう一度、ほむらちゃんがそんな風に呟いたのが聞こえた。
「なのに」
最後にその言葉が聞こえたのもきっと何かの間違い。
さやか「って、……これ、あたしが一番恥ずかしくない!?」
お終い
56: 2011/05/22(日) 21:27:48.93 ID:3hRRsD370
乙マミー
さやかは男前だなぁ乙女なのに
さやかは男前だなぁ乙女なのに
60: 2011/05/22(日) 21:46:56.92 ID:P/JJervL0
乙~
引用元: まどか「ほむらちゃんに嫌われた」



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