1: 2010/03/24(水) 14:08:55.75 ID:rTkI+JnlQ
古泉「ど…どうされたんですか?いきなり…」
ハルヒ「奇声をあげたら面白くなるかなーって思ったのよ」
みくる「はは…」
長門「……」
古泉「暇なら、何かしましょうか?ボードゲームならいろいろ…」
ハルヒ「やだ。やだやだやだつまんなぁーい!」
みくる「キョン君、何してるんでしょうか…」
ハルヒ「それよ。なんなのよあいつ…。後でボッコボコにしてやんなきゃね」
みくる「やっぱり、キョン君が居ないと駄目ですよね?」
ハルヒ「そうかも…」
ハルヒ「……ん?」
ハルヒ「いや。いやいやいやいや。別にあいつがいなくたって」
古泉「……」
ハルヒ「こらっ!古泉君笑うなっ!」
古泉「ふふ、すみません」
ハルヒ「奇声をあげたら面白くなるかなーって思ったのよ」
みくる「はは…」
長門「……」
古泉「暇なら、何かしましょうか?ボードゲームならいろいろ…」
ハルヒ「やだ。やだやだやだつまんなぁーい!」
みくる「キョン君、何してるんでしょうか…」
ハルヒ「それよ。なんなのよあいつ…。後でボッコボコにしてやんなきゃね」
みくる「やっぱり、キョン君が居ないと駄目ですよね?」
ハルヒ「そうかも…」
ハルヒ「……ん?」
ハルヒ「いや。いやいやいやいや。別にあいつがいなくたって」
古泉「……」
ハルヒ「こらっ!古泉君笑うなっ!」
古泉「ふふ、すみません」
3: 2010/03/24(水) 14:10:29.17 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「もぉ寝るっ!しーらないっ」
古泉(何に対して言ってるんでしょうか)
ハルヒ「キョンのばか」
長門「……」
長門「彼は巨O好き」
みくる「!!」
古泉「…!」
ハルヒ「…!」ピク
長門「朝比奈みくるのようなきょぬーが大好き。よって」
みくる「長門…さん…?」
長門「わたしや涼宮ハルヒのような貧O・普乳には興味が無い」
ハルヒ「……」
古泉「ちょ…長門さんが…」
長門「ただしわたしは彼に好かれている。彼はわたしを『守ってあげたくなる』と言った」
ハルヒ「…!」
古泉(何に対して言ってるんでしょうか)
ハルヒ「キョンのばか」
長門「……」
長門「彼は巨O好き」
みくる「!!」
古泉「…!」
ハルヒ「…!」ピク
長門「朝比奈みくるのようなきょぬーが大好き。よって」
みくる「長門…さん…?」
長門「わたしや涼宮ハルヒのような貧O・普乳には興味が無い」
ハルヒ「……」
古泉「ちょ…長門さんが…」
長門「ただしわたしは彼に好かれている。彼はわたしを『守ってあげたくなる』と言った」
ハルヒ「…!」
4: 2010/03/24(水) 14:11:39.66 ID:rTkI+JnlO
みくる「あ、私キョン君にかわいいって言われた事あります」
古泉「僕は気持ち悪いとなら言われた事あります」
ハルヒ「ぅああぁあーーー!!」
みくる「ひっ」
ハルヒ「うるさいうるさい!うるさくて寝れやしないわ!」
ハルヒ「何よみんなしてキョン、キョンって。あたしだってね、キョンに……」
ハルヒ「キョンに…」
みくる「……」
長門「……」
古泉「……」
ハルヒ「あ…れ…?」
ハルヒ「あたし…殴られそうになった事はあるけど…」
ハルヒ「可愛い…とか、」
ハルヒ「守ってやりたい…とか…言われた事って……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ぅわあぁぁああぁあぁーーーーーー!!!」
古泉「僕は気持ち悪いとなら言われた事あります」
ハルヒ「ぅああぁあーーー!!」
みくる「ひっ」
ハルヒ「うるさいうるさい!うるさくて寝れやしないわ!」
ハルヒ「何よみんなしてキョン、キョンって。あたしだってね、キョンに……」
ハルヒ「キョンに…」
みくる「……」
長門「……」
古泉「……」
ハルヒ「あ…れ…?」
ハルヒ「あたし…殴られそうになった事はあるけど…」
ハルヒ「可愛い…とか、」
ハルヒ「守ってやりたい…とか…言われた事って……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ぅわあぁぁああぁあぁーーーーーー!!!」
6: 2010/03/24(水) 14:14:47.35 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「なんで!?」
ハルヒ「気持ち悪いとすら言われた事無い…?」
古泉「落ち着いて下さい涼宮さん、チャンスはまだ…」
ハルヒ「なんなのよ……この…」
みくる「長門さん、なんであんな事言ったんですか!」
長門「なんとなく」
ハルヒ「……あっ!!」
古泉「!」
みくる「!」
長門「……」
ハルヒ「あ、あたし、キョンと相合い傘した事あるわ!」
古泉「……」
みくる「……」
長門「……」
ハルヒ「…あ」
みくる「ほ、ホントに…?」
ハルヒ「ち!違う!嘘!誰があいつなんかと!」
ハルヒ「気持ち悪いとすら言われた事無い…?」
古泉「落ち着いて下さい涼宮さん、チャンスはまだ…」
ハルヒ「なんなのよ……この…」
みくる「長門さん、なんであんな事言ったんですか!」
長門「なんとなく」
ハルヒ「……あっ!!」
古泉「!」
みくる「!」
長門「……」
ハルヒ「あ、あたし、キョンと相合い傘した事あるわ!」
古泉「……」
みくる「……」
長門「……」
ハルヒ「…あ」
みくる「ほ、ホントに…?」
ハルヒ「ち!違う!嘘!誰があいつなんかと!」
7: 2010/03/24(水) 14:19:27.45 ID:rTkI+JnlO
長門「でたらめ言うな」
ハルヒ「でっ…!」
古泉「長門さんがとうとう…」
みくる「壊れましたね」
長門「そろそろわたしにメイン・ヒロインの座をを譲って」
ハルヒ「誰が譲るもんですか!」
長門「人気」
ハルヒ「ぐっ…」
長門「あなたはいつも3位~5位しかとらない」
ハルヒ「……」
長門「そしてその性格。正直、人気が無いのはそのせい」
ハルヒ「……」
長門「まあ性格が直っても人気は…」
ハルヒ「もういい…」
ハルヒ「わかったわよ、譲るわ。あんたに」
ハルヒ「でっ…!」
古泉「長門さんがとうとう…」
みくる「壊れましたね」
長門「そろそろわたしにメイン・ヒロインの座をを譲って」
ハルヒ「誰が譲るもんですか!」
長門「人気」
ハルヒ「ぐっ…」
長門「あなたはいつも3位~5位しかとらない」
ハルヒ「……」
長門「そしてその性格。正直、人気が無いのはそのせい」
ハルヒ「……」
長門「まあ性格が直っても人気は…」
ハルヒ「もういい…」
ハルヒ「わかったわよ、譲るわ。あんたに」
8: 2010/03/24(水) 14:24:23.65 ID:rTkI+JnlO
古泉「涼宮さん…!」
みくる「やめてくださぁい…」
ハルヒ「いいの。わかってた事だから」
ハルヒ「…あたし、帰る」
古泉「あっ」
長門「……」
みくる「……」
長門「…よし」
古泉(長門さんコワイ長門さんコワイ)
みくる「やめてくださぁい…」
ハルヒ「いいの。わかってた事だから」
ハルヒ「…あたし、帰る」
古泉「あっ」
長門「……」
みくる「……」
長門「…よし」
古泉(長門さんコワイ長門さんコワイ)
10: 2010/03/24(水) 14:46:29.49 ID:rTkI+JnlO
翌日
キョン「き、昨日はすまん!急な用事が出来てな、部活に行けなかった!」
ハルヒ「…いいわよ、別に」
キョン「暴力だけは!……ってあれ?」
ハルヒ「怒って…ないわ」
キョン「…ハルヒ?具合悪いのか?」
ハルヒ「…んーん」
キョン「……」
キョン「そ、そうだ、飴食べるか?」
ハルヒ「ん」
キョン「あーん…」
ハルヒ「…ありがと」
キョン「……」
キョン(ハルヒがしおらしい!!?)
キョン「き、昨日はすまん!急な用事が出来てな、部活に行けなかった!」
ハルヒ「…いいわよ、別に」
キョン「暴力だけは!……ってあれ?」
ハルヒ「怒って…ないわ」
キョン「…ハルヒ?具合悪いのか?」
ハルヒ「…んーん」
キョン「……」
キョン「そ、そうだ、飴食べるか?」
ハルヒ「ん」
キョン「あーん…」
ハルヒ「…ありがと」
キョン「……」
キョン(ハルヒがしおらしい!!?)
12: 2010/03/24(水) 14:53:56.02 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「ね、キョン?」
キョン「は、はい!?」
ハルヒ「…?」
キョン「あー、あー、何だ?」
ハルヒ「…有希の事、好き?」
キョン「い、いきなり何を言い出すんだ」
ハルヒ「好き?」
キョン「う…。まぁ、まあ、な。好きか嫌いか聞かれたら、そりゃ好きだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(あたしは…)
キョン「ハルヒ、どうしたんだよ。お前らしくもない。何かあったんなら話ぐらい聞いてやるぞ?」
ハルヒ「……いいの」
キョン「……」
キョン「は、はい!?」
ハルヒ「…?」
キョン「あー、あー、何だ?」
ハルヒ「…有希の事、好き?」
キョン「い、いきなり何を言い出すんだ」
ハルヒ「好き?」
キョン「う…。まぁ、まあ、な。好きか嫌いか聞かれたら、そりゃ好きだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(あたしは…)
キョン「ハルヒ、どうしたんだよ。お前らしくもない。何かあったんなら話ぐらい聞いてやるぞ?」
ハルヒ「……いいの」
キョン「……」
13: 2010/03/24(水) 15:14:58.75 ID:rTkI+JnlO
――――
――
―
キョン「ハルヒ、今日は一緒に食おうぜ」
ハルヒ「いい。いらない」
キョン「な…」
ハルヒ「何も食べたくない」
キョン「おい、何か食わなきゃ元気出ないぞ?団活はどうすんだ?お前が元気ださなきゃ、誰がSOS団を引っ張っていくんだ…」
ハルヒ「有希」
キョン「…え?」
ハルヒ「…なんでもない。いいから、あたしなんかほっといてよ」
キョン「ハルヒ…」
キョン「……」
キョン(ハルヒが本格的に鬱ってるぞ…何があったんだ…?)
――
―
キョン「ハルヒ、今日は一緒に食おうぜ」
ハルヒ「いい。いらない」
キョン「な…」
ハルヒ「何も食べたくない」
キョン「おい、何か食わなきゃ元気出ないぞ?団活はどうすんだ?お前が元気ださなきゃ、誰がSOS団を引っ張っていくんだ…」
ハルヒ「有希」
キョン「…え?」
ハルヒ「…なんでもない。いいから、あたしなんかほっといてよ」
キョン「ハルヒ…」
キョン「……」
キョン(ハルヒが本格的に鬱ってるぞ…何があったんだ…?)
14: 2010/03/24(水) 15:19:53.93 ID:rTkI+JnlO
放課後
キョン「…古泉は?」
みくる「……」
長門「……」
キョン「朝比奈さん?」
みくる「…すいません、古泉君はバイトだと思います…」
キョン「長門、お前…」
長門「何」
キョン「何があったんだ?昨日俺が居ない間、ハルヒに何が」
長門「何もない。あなたは何も心配しなくていい」
キョン「…っ」
キョン「……長門がそう言うなら、そうなんだろうな」
キョン「…古泉は?」
みくる「……」
長門「……」
キョン「朝比奈さん?」
みくる「…すいません、古泉君はバイトだと思います…」
キョン「長門、お前…」
長門「何」
キョン「何があったんだ?昨日俺が居ない間、ハルヒに何が」
長門「何もない。あなたは何も心配しなくていい」
キョン「…っ」
キョン「……長門がそう言うなら、そうなんだろうな」
17: 2010/03/24(水) 15:25:32.07 ID:rTkI+JnlO
キョン(俺の考え過ぎだ。そうに違いない)
キョン(あいつにもいろいろあるんだろ。何かショックな事があったんだろうな)
キョン(好きな人にフラれたとか…?)
キョン(ハルヒに限ってそれは無い…か)
キョン(いずれにせよ、しばらくそっとしといてやるか…)
みくる「長門さん…」
長門「長門有希の憂鬱」
みくる「……」
長門「ヒロインがわたしなら、そういう事になる筈」
みくる「……」
キョン(あいつにもいろいろあるんだろ。何かショックな事があったんだろうな)
キョン(好きな人にフラれたとか…?)
キョン(ハルヒに限ってそれは無い…か)
キョン(いずれにせよ、しばらくそっとしといてやるか…)
みくる「長門さん…」
長門「長門有希の憂鬱」
みくる「……」
長門「ヒロインがわたしなら、そういう事になる筈」
みくる「……」
18: 2010/03/24(水) 15:30:34.21 ID:rTkI+JnlO
翌日
キョン「よっ」
ハルヒ「……」
キョン「…返事ぐらいしてくれたっていいんじゃないか?」
ハルヒ「何」
キョン「あ…いや…」
キョン「…すまん」
ハルヒ「話しかけてこないで。邪魔…だから」
ハルヒ「……」
キョン「邪魔…」
キョン(何故だろうか。…凄く、辛いぞ…)
キョン「よっ」
ハルヒ「……」
キョン「…返事ぐらいしてくれたっていいんじゃないか?」
ハルヒ「何」
キョン「あ…いや…」
キョン「…すまん」
ハルヒ「話しかけてこないで。邪魔…だから」
ハルヒ「……」
キョン「邪魔…」
キョン(何故だろうか。…凄く、辛いぞ…)
19: 2010/03/24(水) 15:33:47.14 ID:rTkI+JnlO
さらに次の日
キョン「おはよう」
ハルヒ「……」
キョン「そういや、今日の朝、ちょっとした事件があってな」
キョン「学校に行こうと思ったら、妹が一緒に行きたいーなんて言うんだ」
キョン「何故だって聞いたら、ハルヒに会いたいんだと。
俺が昨日妹に、ハルにゃんが元気無くなったーって話をしたからそんな事を言いだしたんだと思うが…」
ハルヒ「……」
キョン「あいつを抑制するのに苦労してだな…」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「話してくれないか?俺にも力になれる事があるかもしれないだろ」
ハルヒ「…うるさい、ばか」
キョン「……」
キョン「おはよう」
ハルヒ「……」
キョン「そういや、今日の朝、ちょっとした事件があってな」
キョン「学校に行こうと思ったら、妹が一緒に行きたいーなんて言うんだ」
キョン「何故だって聞いたら、ハルヒに会いたいんだと。
俺が昨日妹に、ハルにゃんが元気無くなったーって話をしたからそんな事を言いだしたんだと思うが…」
ハルヒ「……」
キョン「あいつを抑制するのに苦労してだな…」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「話してくれないか?俺にも力になれる事があるかもしれないだろ」
ハルヒ「…うるさい、ばか」
キョン「……」
20: 2010/03/24(水) 15:37:37.43 ID:rTkI+JnlO
――1週間後
キョン「……」
みくる「……」
長門「……」
キョン「…ここ最近、ずっと三人ですね」
みくる「うん…」
長門「……」
キョン「ハルヒ…」
みくる「……」
みくる(長門さん…)
長門(黙っていて。あと少しで上手くいく)
みくる「……」
キョン「……」
みくる「……」
長門「……」
キョン「…ここ最近、ずっと三人ですね」
みくる「うん…」
長門「……」
キョン「ハルヒ…」
みくる「……」
みくる(長門さん…)
長門(黙っていて。あと少しで上手くいく)
みくる「……」
21: 2010/03/24(水) 15:41:34.68 ID:rTkI+JnlO
ガチャ
古泉「こんにちは」
キョン「!!」
みくる「!!」
長門「……」
みくる「古泉君…よかった…!」
キョン「古泉ッ!!」
古泉「うわ!いたい!何ですか急に!」
キョン「今まで何やってたんだ馬鹿野郎!心配させやがって!」
古泉「すいません。バイトが立て続けに入っていたもので」
キョン「バイトは終わったのか!?じゃあ…ハルヒは…?」
古泉「落ち着いて下さい。ただ時間を貰って来ただけですから」
キョン「え…」
古泉「今もまだ、閉鎖空間は発生しています」
キョン「…何なんだ?何故ハルヒはあんなに鬱ってるんだ…?」
古泉「……」
古泉「知りません」
古泉「こんにちは」
キョン「!!」
みくる「!!」
長門「……」
みくる「古泉君…よかった…!」
キョン「古泉ッ!!」
古泉「うわ!いたい!何ですか急に!」
キョン「今まで何やってたんだ馬鹿野郎!心配させやがって!」
古泉「すいません。バイトが立て続けに入っていたもので」
キョン「バイトは終わったのか!?じゃあ…ハルヒは…?」
古泉「落ち着いて下さい。ただ時間を貰って来ただけですから」
キョン「え…」
古泉「今もまだ、閉鎖空間は発生しています」
キョン「…何なんだ?何故ハルヒはあんなに鬱ってるんだ…?」
古泉「……」
古泉「知りません」
22: 2010/03/24(水) 15:45:24.98 ID:rTkI+JnlO
キョン「!?」
古泉「あれ…?」
みくる「やっぱり…」
古泉(言えない…!長門さんの力ですか…?)
古泉「し、知りま…せん」
古泉(駄目だ、くそ、彼に本当の事を…)
古泉(長門さん…どうして!)
長門「大丈夫」
みくる「!!」
古泉「!!」
キョン「大丈夫…?長門、それはどういう」
長門「あなた達は、何も心配しなくていい」
キョン「……」
キョン「長門…?」
古泉「あれ…?」
みくる「やっぱり…」
古泉(言えない…!長門さんの力ですか…?)
古泉「し、知りま…せん」
古泉(駄目だ、くそ、彼に本当の事を…)
古泉(長門さん…どうして!)
長門「大丈夫」
みくる「!!」
古泉「!!」
キョン「大丈夫…?長門、それはどういう」
長門「あなた達は、何も心配しなくていい」
キョン「……」
キョン「長門…?」
23: 2010/03/24(水) 15:50:16.75 ID:rTkI+JnlO
キョン「…今日は、もう帰る」
古泉「では、僕も」
みくる「あ……」
長門「……」
キョン「俺は大丈夫ですから、朝比奈さん」
みくる「……」
キョン「長門…」
長門「……」
キョン「また、明日」
長門「……」コク
古泉「では、僕も」
みくる「あ……」
長門「……」
キョン「俺は大丈夫ですから、朝比奈さん」
みくる「……」
キョン「長門…」
長門「……」
キョン「また、明日」
長門「……」コク
27: 2010/03/24(水) 15:57:15.88 ID:rTkI+JnlO
キョン「なぁ、古泉」
古泉「はい?」
キョン「…ハルヒ、なんか最近元気無いみたいでな」
古泉「…はい」
キョン「……」
キョン「……」
キョン「…俺、あいつの力になりたいんだ」
古泉「…!」
キョン「なんか今のハルヒは見てられないからさ」
古泉「ふふ、そうですか」
キョン「何があったか知らんが、あいつがうるさくないと、こっちまで調子が狂うぜ」
古泉「僕も、何かあったら、僕に出来る範囲で協力しますよ」
キョン「…ああ」
古泉「はい?」
キョン「…ハルヒ、なんか最近元気無いみたいでな」
古泉「…はい」
キョン「……」
キョン「……」
キョン「…俺、あいつの力になりたいんだ」
古泉「…!」
キョン「なんか今のハルヒは見てられないからさ」
古泉「ふふ、そうですか」
キョン「何があったか知らんが、あいつがうるさくないと、こっちまで調子が狂うぜ」
古泉「僕も、何かあったら、僕に出来る範囲で協力しますよ」
キョン「…ああ」
29: 2010/03/24(水) 15:59:39.36 ID:rTkI+JnlO
その日の夜
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ん、メール?」
ピ
―――――――――――
キョン
明日、俺とどっか遊びに行こう
―――――――――――
ハルヒ「……」
ハルヒ「…え?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ん、メール?」
ピ
―――――――――――
キョン
明日、俺とどっか遊びに行こう
―――――――――――
ハルヒ「……」
ハルヒ「…え?」
30: 2010/03/24(水) 16:03:53.91 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「何…これ?」
ハルヒ「何で?あたし?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…断ろ」
ハルヒ「…有希に悪いし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「何で?あたし?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…断ろ」
ハルヒ「…有希に悪いし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
32: 2010/03/24(水) 16:08:45.04 ID:rTkI+JnlO
Prrrrrrrrrrrr
ハルヒ「電話…?」
ハルヒ「…キョンだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「もしもし」
『ハルヒか。今大丈夫か』
ハルヒ「…うん」
『明日、暇だろ?不思議探索も無いしさ』
ハルヒ「…うん」
『たまには、どっか遊びに行かないか?』
ハルヒ「…なんで」
ハルヒ「なんであたしなの?」
『なんで…って…』
ハルヒ「電話…?」
ハルヒ「…キョンだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「もしもし」
『ハルヒか。今大丈夫か』
ハルヒ「…うん」
『明日、暇だろ?不思議探索も無いしさ』
ハルヒ「…うん」
『たまには、どっか遊びに行かないか?』
ハルヒ「…なんで」
ハルヒ「なんであたしなの?」
『なんで…って…』
34: 2010/03/24(水) 16:17:54.20 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「みくるちゃんとか…有希と行けばいいじゃない」
『なんではこっちの台詞だ。何で今その二人の名前が出て来るんだ』
『俺はお前と行きたいんだ、ハルヒ!』
ハルヒ「…!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…嘘よ」
『嘘なんかじゃ…』
ハルヒ「あぁ、わかった。それで、明後日は有希と遊びに行くんでしょ」
『お、お前何言って…』
ハルヒ「嫌。嫌嫌嫌嫌嫌。もう嫌。もうあたしに話しかけないで」
『ハルヒ…!』
ハルヒ「うるさい!!」
『…っ!』
『なんではこっちの台詞だ。何で今その二人の名前が出て来るんだ』
『俺はお前と行きたいんだ、ハルヒ!』
ハルヒ「…!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…嘘よ」
『嘘なんかじゃ…』
ハルヒ「あぁ、わかった。それで、明後日は有希と遊びに行くんでしょ」
『お、お前何言って…』
ハルヒ「嫌。嫌嫌嫌嫌嫌。もう嫌。もうあたしに話しかけないで」
『ハルヒ…!』
ハルヒ「うるさい!!」
『…っ!』
35: 2010/03/24(水) 16:28:01.70 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「あたしはどうせ人気が無い…」
ハルヒ「キョンが最近あたしに優しいのは、ただの同情…」
『ハルヒ!ハルヒ!?』
ハルヒ「あたしなんか…脇役」
『おい!返事してくれ!』
ハルヒ「だってあたしは…メインヒロインじゃあ…」
『ハルヒ…!』
ハルヒ「ない…もんね」
ハルヒ「…ふふ…」
ハルヒ「はは、ふあふひゃ」
ハルヒ「ひゃははは…ひっ、ひはははは、あは、」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
ハルヒ「キョンが最近あたしに優しいのは、ただの同情…」
『ハルヒ!ハルヒ!?』
ハルヒ「あたしなんか…脇役」
『おい!返事してくれ!』
ハルヒ「だってあたしは…メインヒロインじゃあ…」
『ハルヒ…!』
ハルヒ「ない…もんね」
ハルヒ「…ふふ…」
ハルヒ「はは、ふあふひゃ」
ハルヒ「ひゃははは…ひっ、ひはははは、あは、」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
41: 2010/03/24(水) 16:36:12.18 ID:rTkI+JnlO
プツッ
ツー、ツー、ツー、ツー…
キョン「……」
キョン「……は、はは…」
キョン「どうしてこうなった…」
ツー、ツー、ツー、ツー…
キョン「……」
キョン「……は、はは…」
キョン「どうしてこうなった…」
45: 2010/03/24(水) 16:43:49.96 ID:rTkI+JnlO
長門「涼宮ハルヒを鬱(仮)にした」
古泉「何故…何故そんな事を…!」
長門「聞いて。これはわたしの作戦」
古泉「ですが…あなたは…」
長門「聞いて」
古泉「……すいません」
長門「これは彼を自分の本当の気持ちに気付かせるための、作戦」
古泉「!!」
長門「いつまでもだらだらとめんどくさい関係に痺れを切らした思念体は、ある作戦を決行する事にした」
長門「それを任されたのが、わたし」
長門「だから涼宮ハルヒを鬱(仮)に…」
古泉「ちょちょちょっと待った!!!」
長門「え」
古泉「何故…何故そんな事を…!」
長門「聞いて。これはわたしの作戦」
古泉「ですが…あなたは…」
長門「聞いて」
古泉「……すいません」
長門「これは彼を自分の本当の気持ちに気付かせるための、作戦」
古泉「!!」
長門「いつまでもだらだらとめんどくさい関係に痺れを切らした思念体は、ある作戦を決行する事にした」
長門「それを任されたのが、わたし」
長門「だから涼宮ハルヒを鬱(仮)に…」
古泉「ちょちょちょっと待った!!!」
長門「え」
47: 2010/03/24(水) 16:48:38.84 ID:rTkI+JnlO
古泉「え」
古泉「じゃなくてですね!」
長門「……」
古泉「鬱にする必要性はあったんですか?」
長門「…どういう意味?」
古泉「最終的に、彼と涼宮さんの関係が深まればよかったんですよね!?」
長門「だいたいそんな感じ」
古泉「では、涼宮さんを鬱にしなくたって、探せば他に方法があったでしょう?」
長門「……」
古泉「……」
長門「……」
長門「…あっ」
古泉「じゃなくてですね!」
長門「……」
古泉「鬱にする必要性はあったんですか?」
長門「…どういう意味?」
古泉「最終的に、彼と涼宮さんの関係が深まればよかったんですよね!?」
長門「だいたいそんな感じ」
古泉「では、涼宮さんを鬱にしなくたって、探せば他に方法があったでしょう?」
長門「……」
古泉「……」
長門「……」
長門「…あっ」
49: 2010/03/24(水) 16:57:39.08 ID:rTkI+JnlO
長門「やっちまった」
古泉「早く!治して下さい!」
長門「……」
長門「無理」
古泉「む……え?」
長門「それ無理」
古泉「終わった…世界終わった…」
長門「ごめんなさい。うまくいくと思って、解除とかまで考えてなかった」
古泉「……」
古泉「…彼に、任せましょう。全て」
長門「それがいい」
古泉「……」
古泉「早く!治して下さい!」
長門「……」
長門「無理」
古泉「む……え?」
長門「それ無理」
古泉「終わった…世界終わった…」
長門「ごめんなさい。うまくいくと思って、解除とかまで考えてなかった」
古泉「……」
古泉「…彼に、任せましょう。全て」
長門「それがいい」
古泉「……」
50: 2010/03/24(水) 17:02:21.84 ID:rTkI+JnlO
翌日
キョン「……」
妹「……」
キョン「……」
妹「キョン君どうしたのー?」
キョン「あ…いや、少し考え事を」
妹「ふーん…」
キョン「……」
キョン(…ええい、ハルヒが心配だ。こうなったら…)
キョン「……」
妹「……」
キョン「……」
妹「キョン君どうしたのー?」
キョン「あ…いや、少し考え事を」
妹「ふーん…」
キョン「……」
キョン(…ええい、ハルヒが心配だ。こうなったら…)
53: 2010/03/24(水) 17:05:52.52 ID:rTkI+JnlO
――ハルヒ宅
キョン「来てしまった…」
キョン「…よし」
ピンポーン
キョン「……」
キョン「…居ない…のか?」
ピンポーン
キョン「すみませーん!誰かいませんかー!」
キョン「……」
ガチャ
キョン「開いてる…?」
キョン「……」
キョン「来てしまった…」
キョン「…よし」
ピンポーン
キョン「……」
キョン「…居ない…のか?」
ピンポーン
キョン「すみませーん!誰かいませんかー!」
キョン「……」
ガチャ
キョン「開いてる…?」
キョン「……」
54: 2010/03/24(水) 17:11:08.60 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「氏ぬ……氏なない……氏ぬ……氏なない……氏ぬ……」
ハルヒ「…氏なない」
ハルヒ「あー…まだ氏ねないかぁ……ふふ」
キョン「……」
キョン(ハルヒを見つけたはいいが…)
キョン(これは鬱というより狂ってるよな…?)
キョン(めっちゃくちゃ怖いんだが)
ハルヒ「ふふ…誰にも見られる事なく……一人で…孤独に……」
キョン「は、ハルヒ!」
ハルヒ「…キョン?あれ…鍵は…」
キョン「鍵なんかしてなかった。返事が無いから、勝手に上がらせて貰ったぞ」
ハルヒ「そうだっけ…」
ハルヒ「っていうか、あんた何しに来たの?あたしに悪口言いに来たの?それとも…暴力しに?」
キョン「何を言ってるんだお前は。そんな事の為にわざわざ来るか」
ハルヒ「そんな事…って」
ハルヒ「…氏なない」
ハルヒ「あー…まだ氏ねないかぁ……ふふ」
キョン「……」
キョン(ハルヒを見つけたはいいが…)
キョン(これは鬱というより狂ってるよな…?)
キョン(めっちゃくちゃ怖いんだが)
ハルヒ「ふふ…誰にも見られる事なく……一人で…孤独に……」
キョン「は、ハルヒ!」
ハルヒ「…キョン?あれ…鍵は…」
キョン「鍵なんかしてなかった。返事が無いから、勝手に上がらせて貰ったぞ」
ハルヒ「そうだっけ…」
ハルヒ「っていうか、あんた何しに来たの?あたしに悪口言いに来たの?それとも…暴力しに?」
キョン「何を言ってるんだお前は。そんな事の為にわざわざ来るか」
ハルヒ「そんな事…って」
55: 2010/03/24(水) 17:15:46.89 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「嘘。あんたもあたしを殴りに来たに決まってるわ…」
キョン「あんたも…って…」
ハルヒ「最初に来たのは古泉君。あたしは心配して来てくれたのかと思った。でもね、ひひひっ」
ハルヒ「あたし殴られたのよ。いっぱい、いーっぱい。蹴られたりもした」
キョン「な…!」
ハルヒ「ほら。あたしの顔、痣だらけでしょ?」
キョン「痣…なんてどこにも…」
キョン(これは相当イッちまってるな…。幻覚か…?)
ハルヒ「次はみくるちゃん。あたしの悪口を言った後、踏み付けられた」
キョン「おい…ハルヒ…」
キョン(こういう時は何て言ったらいいんだ?)
キョン(っていうかこれ、何て病気だ?そもそも病気なのか?…わからないぞ…)
キョン「あんたも…って…」
ハルヒ「最初に来たのは古泉君。あたしは心配して来てくれたのかと思った。でもね、ひひひっ」
ハルヒ「あたし殴られたのよ。いっぱい、いーっぱい。蹴られたりもした」
キョン「な…!」
ハルヒ「ほら。あたしの顔、痣だらけでしょ?」
キョン「痣…なんてどこにも…」
キョン(これは相当イッちまってるな…。幻覚か…?)
ハルヒ「次はみくるちゃん。あたしの悪口を言った後、踏み付けられた」
キョン「おい…ハルヒ…」
キョン(こういう時は何て言ったらいいんだ?)
キョン(っていうかこれ、何て病気だ?そもそも病気なのか?…わからないぞ…)
61: 2010/03/24(水) 17:34:15.50 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「最後は…有希」
ハルヒ「有希は、あたしを見てた。ずっと見てた。そこに立って、ずっと。まるで何か汚いものを見るかのようにあたしを見てた」
ハルヒ「しかたないよね、あたしは最低最悪の、…何だろ」
ハルヒ「…もう何でもいっかぁ」
キョン「は、ハルヒ!聞いてくれ!俺は、お前の味方だ!お前は一人じゃない!」
ハルヒ「……」
キョン「一人で苦しむな!俺がいるから!いいか、また誰かがお前を…」
キョン「ハルヒをいじめに来たらすぐ俺に言え!ハルヒをいじめたら俺が絶対許さない!いいな!?」
ハルヒ「キョ…ン…」
ハルヒ「あり、あり…がとう」
ハルヒ「キョンはあたしの味方なんだね…?」
ハルヒ「じゃあ…」
ハルヒ「早くあたしをコロシテよ」
ハルヒ「有希は、あたしを見てた。ずっと見てた。そこに立って、ずっと。まるで何か汚いものを見るかのようにあたしを見てた」
ハルヒ「しかたないよね、あたしは最低最悪の、…何だろ」
ハルヒ「…もう何でもいっかぁ」
キョン「は、ハルヒ!聞いてくれ!俺は、お前の味方だ!お前は一人じゃない!」
ハルヒ「……」
キョン「一人で苦しむな!俺がいるから!いいか、また誰かがお前を…」
キョン「ハルヒをいじめに来たらすぐ俺に言え!ハルヒをいじめたら俺が絶対許さない!いいな!?」
ハルヒ「キョ…ン…」
ハルヒ「あり、あり…がとう」
ハルヒ「キョンはあたしの味方なんだね…?」
ハルヒ「じゃあ…」
ハルヒ「早くあたしをコロシテよ」
64: 2010/03/24(水) 17:37:50.99 ID:rTkI+JnlO
キョン「…!」
ハルヒ「早く。早く早く早く早く早く。頃して。あんたの手で。あたしを頃して」
キョン(…くそ、誰だハルヒをこんなにした奴は…!)
キョン「…ハルヒ。それは出来ない」
ハルヒ「…やっぱり、あたしの味方なんて」
キョン「違う。そうじゃない。俺はハルヒの味方だ」
ハルヒ「なら…!」
キョン「ハルヒの味方だから、お前が氏にたいとか頃してとか言うと、悲しくなるんだよ」
キョン「俺はハルヒに生きて欲しいんだ。俺以外の奴…古泉とか、朝比奈さん、長門だってそうさ」
キョン「信じられないなら、今はそれでいい。…だがな。俺はハルヒに生きて欲しい」
ハルヒ「……」
キョン「これは絶対に本当だ。嘘は付かない」
ハルヒ「何で…そんな事…」
キョン「…それは」
キョン「ハルヒが、涼宮ハルヒが好きだからだよ」
ハルヒ「早く。早く早く早く早く早く。頃して。あんたの手で。あたしを頃して」
キョン(…くそ、誰だハルヒをこんなにした奴は…!)
キョン「…ハルヒ。それは出来ない」
ハルヒ「…やっぱり、あたしの味方なんて」
キョン「違う。そうじゃない。俺はハルヒの味方だ」
ハルヒ「なら…!」
キョン「ハルヒの味方だから、お前が氏にたいとか頃してとか言うと、悲しくなるんだよ」
キョン「俺はハルヒに生きて欲しいんだ。俺以外の奴…古泉とか、朝比奈さん、長門だってそうさ」
キョン「信じられないなら、今はそれでいい。…だがな。俺はハルヒに生きて欲しい」
ハルヒ「……」
キョン「これは絶対に本当だ。嘘は付かない」
ハルヒ「何で…そんな事…」
キョン「…それは」
キョン「ハルヒが、涼宮ハルヒが好きだからだよ」
66: 2010/03/24(水) 17:43:12.71 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「あたしが…?」
キョン(……言っちまった)
キョン「ああそうさ。俺はお前が好きだ。だからお前に嘘はつかないし」
キョン「お前を裏切ったりしない」
ハルヒ「……」
キョン「だから、氏にたいって言わないでくれ。お願いだ、ハルヒ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ぅ」
ハルヒ「ぅわぁぁぁぁああああああん」
キョン「…!」
キョン(……言っちまった)
キョン「ああそうさ。俺はお前が好きだ。だからお前に嘘はつかないし」
キョン「お前を裏切ったりしない」
ハルヒ「……」
キョン「だから、氏にたいって言わないでくれ。お願いだ、ハルヒ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ぅ」
ハルヒ「ぅわぁぁぁぁああああああん」
キョン「…!」
68: 2010/03/24(水) 17:51:46.11 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「ぅぐ…ぎょん…ごわがっだよ…っ、ぐす、」
キョン(ハルヒが大泣きしとる!!)
ハルヒ「っぐ、ひぐっ、いきなり不安になって…誰も信じられなくなって…」
キョン「あ、あー、よしよし。もう大丈夫だからな?」
ハルヒ「ぅん…、っ、」
キョン「よしよし…」ポンポン
キョン(…何だこのハルヒ可愛いぞ)
キョン(ハルヒが大泣きしとる!!)
ハルヒ「っぐ、ひぐっ、いきなり不安になって…誰も信じられなくなって…」
キョン「あ、あー、よしよし。もう大丈夫だからな?」
ハルヒ「ぅん…、っ、」
キョン「よしよし…」ポンポン
キョン(…何だこのハルヒ可愛いぞ)
70: 2010/03/24(水) 18:01:55.83 ID:rTkI+JnlO
ぎゅ
キョン「ちょ…ハルヒ?」
ハルヒ「キョン、いなくならないでよ…」
キョン「大丈夫だって、ずっとここに…」
キョン「…ずっと?」
キョン「そういやハルヒ、お前、親御さんは?」
ハルヒ「…追い出した」
キョン「なにぃ!?」
ハルヒ「あ、あたしに変なもの食べさせようとするんだよ?それに…」
キョン「あーわかったわかった。よく頑張ったな、ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン(こ、こいつ、柔らかいな…)
キョン「ちょ…ハルヒ?」
ハルヒ「キョン、いなくならないでよ…」
キョン「大丈夫だって、ずっとここに…」
キョン「…ずっと?」
キョン「そういやハルヒ、お前、親御さんは?」
ハルヒ「…追い出した」
キョン「なにぃ!?」
ハルヒ「あ、あたしに変なもの食べさせようとするんだよ?それに…」
キョン「あーわかったわかった。よく頑張ったな、ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン(こ、こいつ、柔らかいな…)
72: 2010/03/24(水) 18:08:51.65 ID:rTkI+JnlO
キョン(ん…ちょっと匂いが…)
キョン「ハルヒ、お前お風呂最近入ってるか?」
ハルヒ「…んーん」
キョン(何で…って聞いても無駄か)
キョン「とりあえず、風呂入ろう。話はそれからだ」
ハルヒ「う、うん…」
キョン「…離れてくれ」
ハルヒ「…ぅ、」
キョン「すまん!離れないでくれ!」
ハルヒ「……」
キョン(どうしろってんだ…)
ハルヒ「…キョン、お願い」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたしと一緒にお風呂入ろう…?」
キョン「ハルヒ、お前お風呂最近入ってるか?」
ハルヒ「…んーん」
キョン(何で…って聞いても無駄か)
キョン「とりあえず、風呂入ろう。話はそれからだ」
ハルヒ「う、うん…」
キョン「…離れてくれ」
ハルヒ「…ぅ、」
キョン「すまん!離れないでくれ!」
ハルヒ「……」
キョン(どうしろってんだ…)
ハルヒ「…キョン、お願い」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたしと一緒にお風呂入ろう…?」
77: 2010/03/24(水) 18:13:04.92 ID:rTkI+JnlO
キョン「……」ツー
ハルヒ「わ、キョン!鼻血が…」
キョン「ん、す、すまん!ティッシュは…」
ハルヒ「あたしが…」ペロ
キョン「!!?」
ハルヒ「……」ペロペロ
キョン(マズイマズイマズイ!これは駄目だって!!)
キョン「は、ハルヒ?大丈夫だ、もう止まったから!」
ハルヒ「…うん」
ハルヒ「また出て来ても、あたしが舐めとってあげるから…」
キョン「あ、ああ」
キョン(どうしてこうなった…)
ハルヒ「わ、キョン!鼻血が…」
キョン「ん、す、すまん!ティッシュは…」
ハルヒ「あたしが…」ペロ
キョン「!!?」
ハルヒ「……」ペロペロ
キョン(マズイマズイマズイ!これは駄目だって!!)
キョン「は、ハルヒ?大丈夫だ、もう止まったから!」
ハルヒ「…うん」
ハルヒ「また出て来ても、あたしが舐めとってあげるから…」
キョン「あ、ああ」
キョン(どうしてこうなった…)
79: 2010/03/24(水) 18:20:36.86 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
ハルヒ「やだ!キョンと離れたくない!」
キョン「ハルヒ、落ち着いて聞いてくれ。俺とお前が一緒に風呂入るのはマズイんだ」
ハルヒ「……」
キョン「お前が入ってる時、俺はすぐ扉の向こう側にいて、ずっと話し掛けてやるから。それで今は我慢してくれ」
ハルヒ「…今…」
キョン「ああ。今だけだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…うん」
――
―
ハルヒ「やだ!キョンと離れたくない!」
キョン「ハルヒ、落ち着いて聞いてくれ。俺とお前が一緒に風呂入るのはマズイんだ」
ハルヒ「……」
キョン「お前が入ってる時、俺はすぐ扉の向こう側にいて、ずっと話し掛けてやるから。それで今は我慢してくれ」
ハルヒ「…今…」
キョン「ああ。今だけだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…うん」
81: 2010/03/24(水) 18:24:06.00 ID:rTkI+JnlO
キョン(てな訳でなんとか混浴は避けた訳だが…)
ハルヒ「キョン?」
キョン「大丈夫だ、俺はここにいるぞー」
キョン(シャワーの音がなんとも…)
キョン「…持て余すぜ」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何だハルヒ?」
ハルヒ「ううん、何でもないの」
キョン(やれやれ、今日はもう家に帰れそうに無いな)
キョン(…古泉にメールしとくか)
ハルヒ「キョン?」
キョン「大丈夫だ、俺はここにいるぞー」
キョン(シャワーの音がなんとも…)
キョン「…持て余すぜ」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何だハルヒ?」
ハルヒ「ううん、何でもないの」
キョン(やれやれ、今日はもう家に帰れそうに無いな)
キョン(…古泉にメールしとくか)
82: 2010/03/24(水) 18:29:05.50 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
キョン(シャワーの音が…!)
キョン「ハルヒストーップ!!」
ハルヒ「!!」
キョン「待て。まだ開けるなよ…」
キョン「…服とバスタオルを置いといたから、なるべく早めに着るんだぞ」
ハルヒ「う、うん」
キョン「よし、さあ来い!」
キョン(壁の方を向き、目は完璧に閉じた!耳を塞がないのはご愛嬌!)
ハルヒ「…何してるの?」フキフキ
キョン「瞑想」
ハルヒ「……ん」
ハルヒ「下着が…無い…」
キョン(ぬかった!!)
――
―
キョン(シャワーの音が…!)
キョン「ハルヒストーップ!!」
ハルヒ「!!」
キョン「待て。まだ開けるなよ…」
キョン「…服とバスタオルを置いといたから、なるべく早めに着るんだぞ」
ハルヒ「う、うん」
キョン「よし、さあ来い!」
キョン(壁の方を向き、目は完璧に閉じた!耳を塞がないのはご愛嬌!)
ハルヒ「…何してるの?」フキフキ
キョン「瞑想」
ハルヒ「……ん」
ハルヒ「下着が…無い…」
キョン(ぬかった!!)
85: 2010/03/24(水) 18:40:40.24 ID:rTkI+JnlO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「なあ、お前今裸か?」
ハルヒ「くしゅんっ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「よし、俺が」
ハルヒ「だ、駄目!離れちゃやだ!」
キョン「……」
ハルヒ「…下着ぐらい無くても大丈夫…多分…」
キョン「と、とりあえず、服を着てくれないか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
キョン「なあ、お前今裸か?」
ハルヒ「くしゅんっ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「よし、俺が」
ハルヒ「だ、駄目!離れちゃやだ!」
キョン「……」
ハルヒ「…下着ぐらい無くても大丈夫…多分…」
キョン「と、とりあえず、服を着てくれないか」
ハルヒ「……」
90: 2010/03/24(水) 18:50:08.76 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「着たよ」
キョン「おう」
ハルヒ「キョン、抱き着いていい?」
キョン「おう」
キョン「…じゃなくて!」
ハルヒ「!」
キョン「抱き着かないと…やばいのか?」
ハルヒ「……不安で、その」
キョン「よし。なら仕方ないな」
キョン(そうだ。これは仕方ないんだ)
ぎゅ
ハルヒ「ふふ、キョンの匂い…」
キョン「……」
キョン「動けん…」
キョン「おう」
ハルヒ「キョン、抱き着いていい?」
キョン「おう」
キョン「…じゃなくて!」
ハルヒ「!」
キョン「抱き着かないと…やばいのか?」
ハルヒ「……不安で、その」
キョン「よし。なら仕方ないな」
キョン(そうだ。これは仕方ないんだ)
ぎゅ
ハルヒ「ふふ、キョンの匂い…」
キョン「……」
キョン「動けん…」
91: 2010/03/24(水) 18:54:54.31 ID:rTkI+JnlO
キョン「…!」
キョン(しまったッ…!俺の愚息が…!)
キョン(下着が無く、かつ軽装備で風呂上がりなハルヒに前から抱き着かれては仕方ない…が)
キョン「……く」
ハルヒ「…?」
キョン「…ハルヒ、抱き着くなら後ろからにしてくれないか?」
ハルヒ「やだ」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン?どうして前屈みになったの?」
キョン「いや……こうした方がお前の顔がよく見え」
ちゅ
キョン「!!!??」
ハルヒ「……」
キョン「え…ちゅって……え……?」
ハルヒ「ふふ、これがキョンの味…かぁ」
キョン(しまったッ…!俺の愚息が…!)
キョン(下着が無く、かつ軽装備で風呂上がりなハルヒに前から抱き着かれては仕方ない…が)
キョン「……く」
ハルヒ「…?」
キョン「…ハルヒ、抱き着くなら後ろからにしてくれないか?」
ハルヒ「やだ」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン?どうして前屈みになったの?」
キョン「いや……こうした方がお前の顔がよく見え」
ちゅ
キョン「!!!??」
ハルヒ「……」
キョン「え…ちゅって……え……?」
ハルヒ「ふふ、これがキョンの味…かぁ」
95: 2010/03/24(水) 19:02:32.44 ID:rTkI+JnlO
キョン(俺は今ハルヒと何を…?ハルヒが急に近付いて来て……)
キョン(そ、それよりもこの馬鹿息子をなんとかしねーと!)
キョン「あー、ハルヒ?このままじゃ動きにくいから、えーっと、」
キョン「腕?」
キョン「そうだ!腕!腕になら好きなだけ抱き着いていいからさ!」
ハルヒ「…腕」
キョン「だから…ちょっと前から抱き着くのは…」
ハルヒ「うん…わかった」
キョン「ふぅ…」
キョン「今のは別に抜いた訳じゃないからな?」
ハルヒ「ん?」
キョン「…なんでもない」
キョン(そ、それよりもこの馬鹿息子をなんとかしねーと!)
キョン「あー、ハルヒ?このままじゃ動きにくいから、えーっと、」
キョン「腕?」
キョン「そうだ!腕!腕になら好きなだけ抱き着いていいからさ!」
ハルヒ「…腕」
キョン「だから…ちょっと前から抱き着くのは…」
ハルヒ「うん…わかった」
キョン「ふぅ…」
キョン「今のは別に抜いた訳じゃないからな?」
ハルヒ「ん?」
キョン「…なんでもない」
98: 2010/03/24(水) 19:07:33.52 ID:rTkI+JnlO
キョン(さて、これからどうすっか…)
ハルヒ「…キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちょっと、お腹空いたわ…。一昨日から何も食べて無くて…」
キョン「お、一昨日!?」
ハルヒ「ごめん…」
キョン「いや、謝るなよ。ハルヒに非は無いんだ…」
キョン「…買い物行くか?」
ハルヒ「い、嫌!絶対嫌!」
キョン「そうか…」
キョン(…この家にあるやつで………ん?)
キョン「そういやお前、料理得意だったよな」
ハルヒ「…あたし、そんなに得意じゃないよ」
キョン「おいおい、どうしたハルヒ。お前らしくないぞ、もっと自信持てよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちょっと、お腹空いたわ…。一昨日から何も食べて無くて…」
キョン「お、一昨日!?」
ハルヒ「ごめん…」
キョン「いや、謝るなよ。ハルヒに非は無いんだ…」
キョン「…買い物行くか?」
ハルヒ「い、嫌!絶対嫌!」
キョン「そうか…」
キョン(…この家にあるやつで………ん?)
キョン「そういやお前、料理得意だったよな」
ハルヒ「…あたし、そんなに得意じゃないよ」
キョン「おいおい、どうしたハルヒ。お前らしくないぞ、もっと自信持てよ」
ハルヒ「……」
102: 2010/03/24(水) 19:12:28.16 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「…でも」
キョン「いいんだ。ハルヒが作った料理なら俺はなんでも食うぞ」
ハルヒ「……」
キョン「なら、一緒に作ろう。俺と一緒に」
ハルヒ「…キョンが、そういうなら」
キョン「ああ!」
キョン(よし、こんな感じで少しずつ自信を取り戻していけば)
ハルヒ「あの、」
キョン「お?」
ハルヒ「その前に、下着が…」
キョン「わ、すまん!忘れてた!」
ハルヒ「なんて言うか、すーすーするから…」
キョン「すまん!すぐ取りに行こう!」
キョン「いいんだ。ハルヒが作った料理なら俺はなんでも食うぞ」
ハルヒ「……」
キョン「なら、一緒に作ろう。俺と一緒に」
ハルヒ「…キョンが、そういうなら」
キョン「ああ!」
キョン(よし、こんな感じで少しずつ自信を取り戻していけば)
ハルヒ「あの、」
キョン「お?」
ハルヒ「その前に、下着が…」
キョン「わ、すまん!忘れてた!」
ハルヒ「なんて言うか、すーすーするから…」
キョン「すまん!すぐ取りに行こう!」
106: 2010/03/24(水) 19:16:49.44 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
ハルヒ「…いただきます」
キョン「いただきまーす」
ハルヒ「…ん」
キョン「…やっぱり、美味いな。ハルヒ、お前は凄いよ」
ハルヒ「…そんな訳無い」
キョン「いいや、凄い。何も遠慮する必要は無いんだぞ?」
ハルヒ「遠慮はしてない…けど」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「な、なんでもない…」
――
―
ハルヒ「…いただきます」
キョン「いただきまーす」
ハルヒ「…ん」
キョン「…やっぱり、美味いな。ハルヒ、お前は凄いよ」
ハルヒ「…そんな訳無い」
キョン「いいや、凄い。何も遠慮する必要は無いんだぞ?」
ハルヒ「遠慮はしてない…けど」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「な、なんでもない…」
109: 2010/03/24(水) 19:20:54.17 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
キョン「絶対入って来るなよ?」
ハルヒ「……」
キョン「大丈夫だ。きっと、もう誰もお前を虐めに来たりしないって。それに、たった壁一枚じゃないか」
キョン「たった壁一枚向こうに、ちゃんと居るから。だから、風呂入らせてくれよ…」
ハルヒ「…あたし、怖いの。キョンが居ないと、凄く怖くなって、その…」
キョン「……あー、わかった。わかったよ。ずっと一緒に居てやる」
キョン(風呂は一日我慢だな…)
ハルヒ「……」
キョン「怖い思いさせてすまん。…ほ、ほら」
ぎゅ
キョン(油断するとまた愚息が暴れ出しそうだぜ…。古泉の顔…古泉の顔…)
――
―
キョン「絶対入って来るなよ?」
ハルヒ「……」
キョン「大丈夫だ。きっと、もう誰もお前を虐めに来たりしないって。それに、たった壁一枚じゃないか」
キョン「たった壁一枚向こうに、ちゃんと居るから。だから、風呂入らせてくれよ…」
ハルヒ「…あたし、怖いの。キョンが居ないと、凄く怖くなって、その…」
キョン「……あー、わかった。わかったよ。ずっと一緒に居てやる」
キョン(風呂は一日我慢だな…)
ハルヒ「……」
キョン「怖い思いさせてすまん。…ほ、ほら」
ぎゅ
キョン(油断するとまた愚息が暴れ出しそうだぜ…。古泉の顔…古泉の顔…)
115: 2010/03/24(水) 19:25:06.01 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
キョン「ふー、」
キョン(長かった…。いろいろあったが、後は寝るだけだ)
ハルヒ「……」
キョン(ハルヒの親御さんが心配だな。今どうしてるんだろうか)
キョン「いや…」
キョン(でも、今は居ない方が都合がいい。今日は俺が泊まる訳だしな)
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、そろそろ寝るか」
ハルヒ「…うん」
キョン「俺は適当にソファーとかで寝るから…」
ハルヒ「キョン…」
キョン「…あ」
ハルヒ「い、一緒に寝てくれないの…?」
――
―
キョン「ふー、」
キョン(長かった…。いろいろあったが、後は寝るだけだ)
ハルヒ「……」
キョン(ハルヒの親御さんが心配だな。今どうしてるんだろうか)
キョン「いや…」
キョン(でも、今は居ない方が都合がいい。今日は俺が泊まる訳だしな)
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、そろそろ寝るか」
ハルヒ「…うん」
キョン「俺は適当にソファーとかで寝るから…」
ハルヒ「キョン…」
キョン「…あ」
ハルヒ「い、一緒に寝てくれないの…?」
121: 2010/03/24(水) 19:33:52.14 ID:rTkI+JnlO
キョン(しまった。そうだった…)
キョン「一人は、無理そうか?」
ハルヒ「…うん」
キョン「……」
キョン「これは…」
キョン(ハルヒと寝ていいのだろうか?)
キョン(いや、性的な意味でなくてだな…。おそらく一つのベッドに寝る事になると思うが)
キョン(つまり密着状態?)
キョン「むむむ…」
キョン(そうなってしまったら最後、俺の理性がいつまでもつかだな…)
キョン(絶対耐え切れる気がしない。今日で何度過ちを犯しそうになったことか)
ハルヒ「キョン、早く寝よ?」
キョン「もう反則だ…」
キョン(マズイ。正直マズイ。これはハルヒであってハルヒでないんだ。だから何だ?)
キョン(あーもう意味わかんなくなってきたぞ…)
キョン「一人は、無理そうか?」
ハルヒ「…うん」
キョン「……」
キョン「これは…」
キョン(ハルヒと寝ていいのだろうか?)
キョン(いや、性的な意味でなくてだな…。おそらく一つのベッドに寝る事になると思うが)
キョン(つまり密着状態?)
キョン「むむむ…」
キョン(そうなってしまったら最後、俺の理性がいつまでもつかだな…)
キョン(絶対耐え切れる気がしない。今日で何度過ちを犯しそうになったことか)
ハルヒ「キョン、早く寝よ?」
キョン「もう反則だ…」
キョン(マズイ。正直マズイ。これはハルヒであってハルヒでないんだ。だから何だ?)
キョン(あーもう意味わかんなくなってきたぞ…)
123: 2010/03/24(水) 19:38:01.29 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「キョン?」
キョン(ハルヒいい匂いだよな…。女の子とは、みんなこういうもんなのだろうか…)
ハルヒ「ねぇ、キョン?」
キョン(ハルヒが俺の腕に抱き着いてるこの状況……)
キョン「正直、たまりません」
ハルヒ「…何?」
キョン「あ、どうしたハルヒ?」
ハルヒ「うん…。あの、寝る場所なんだけど」
キョン「おう」
ハルヒ「あたしのベッドじゃ駄目…?」
キョン「別に構わんが…」
キョン「そのベッドって、一人用だよな?」
ハルヒ「うん」
キョン「……」
キョン(あーあ…)
キョン(ハルヒいい匂いだよな…。女の子とは、みんなこういうもんなのだろうか…)
ハルヒ「ねぇ、キョン?」
キョン(ハルヒが俺の腕に抱き着いてるこの状況……)
キョン「正直、たまりません」
ハルヒ「…何?」
キョン「あ、どうしたハルヒ?」
ハルヒ「うん…。あの、寝る場所なんだけど」
キョン「おう」
ハルヒ「あたしのベッドじゃ駄目…?」
キョン「別に構わんが…」
キョン「そのベッドって、一人用だよな?」
ハルヒ「うん」
キョン「……」
キョン(あーあ…)
126: 2010/03/24(水) 19:47:18.65 ID:rTkI+JnlO
―――
――
―
ハルヒ「キョンの匂い…」
キョン「な、なあ。こっち向きじゃないと駄目か?俺的に後ろから抱き着かれた方が寝やすいんだが…」
ハルヒ「…やだよぉ」
キョン「す、すまん!わかったから、泣かないでくれ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョンも、あたしをぎゅってして」
キョン(なんかハルヒがおかしいぞ。そして可愛いぞ)
キョン「…いいのか」
ハルヒ「…うん」
キョン「……」
キョン「電気、消すぞ?」
ハルヒ「…うん」
パチ
――
―
ハルヒ「キョンの匂い…」
キョン「な、なあ。こっち向きじゃないと駄目か?俺的に後ろから抱き着かれた方が寝やすいんだが…」
ハルヒ「…やだよぉ」
キョン「す、すまん!わかったから、泣かないでくれ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョンも、あたしをぎゅってして」
キョン(なんかハルヒがおかしいぞ。そして可愛いぞ)
キョン「…いいのか」
ハルヒ「…うん」
キョン「……」
キョン「電気、消すぞ?」
ハルヒ「…うん」
パチ
128: 2010/03/24(水) 19:54:37.41 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…っ」
キョン「ぅ…、ハルヒ?そんなに強く抱きしめなくても、俺はどこにも行かないぞ?だから…」
ハルヒ「…違うの」
キョン「違う…?」
ハルヒ「うん…、ごめん」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしも、キョンの事…好きだからね?」
キョン「!!」
ハルヒ「だから、その」
ハルヒ「今、凄く、幸せで…」
キョン「…そうか」
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン「……」
ハルヒ「…っ」
キョン「ぅ…、ハルヒ?そんなに強く抱きしめなくても、俺はどこにも行かないぞ?だから…」
ハルヒ「…違うの」
キョン「違う…?」
ハルヒ「うん…、ごめん」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしも、キョンの事…好きだからね?」
キョン「!!」
ハルヒ「だから、その」
ハルヒ「今、凄く、幸せで…」
キョン「…そうか」
ハルヒ「……」
キョン「……」
129: 2010/03/24(水) 19:58:23.33 ID:rTkI+JnlO
みくる「差し入れのお菓子ですよー」
長門「おお」
古泉「ありがとうございます」
みくる「…それで?話はどこまで進んだんですか?」
長門「話?」
古泉「話?」
みくる「…二人で全く同じリアクションをとらないで下さい」
長門「そういえば」
古泉「すっかり忘れてましたねぇ」
長門「そう」
古泉「あはは」
みくる「……」
みくる「…怒りますよ?」
長門「……」
古泉「……」
長門「おお」
古泉「ありがとうございます」
みくる「…それで?話はどこまで進んだんですか?」
長門「話?」
古泉「話?」
みくる「…二人で全く同じリアクションをとらないで下さい」
長門「そういえば」
古泉「すっかり忘れてましたねぇ」
長門「そう」
古泉「あはは」
みくる「……」
みくる「…怒りますよ?」
長門「……」
古泉「……」
130: 2010/03/24(水) 20:01:03.69 ID:rTkI+JnlO
キョン「……」
ハルヒ「…キョン?」
キョン「な、何だ」
ハルヒ「あの…」
ハルヒ「えっと……」
ハルヒ「キョンが、その…したいなら、してもいいよ?」
キョン「なっ!」
ハルヒ「……」
キョン「するって…何を…」
ハルヒ「……」
キョン(この状況でするって言ったら……アレだよな?いいのか?マジで?ホントに?)
キョン(ここでハルヒと…アレしたとして……)
キョン(いや駄目だ駄目だ!ならん!今ハルヒは傷心してるんだぞ!きっと何かの気の迷いに違いない!)
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン?」
キョン「な、何だ」
ハルヒ「あの…」
ハルヒ「えっと……」
ハルヒ「キョンが、その…したいなら、してもいいよ?」
キョン「なっ!」
ハルヒ「……」
キョン「するって…何を…」
ハルヒ「……」
キョン(この状況でするって言ったら……アレだよな?いいのか?マジで?ホントに?)
キョン(ここでハルヒと…アレしたとして……)
キョン(いや駄目だ駄目だ!ならん!今ハルヒは傷心してるんだぞ!きっと何かの気の迷いに違いない!)
ハルヒ「……」
132: 2010/03/24(水) 20:06:28.80 ID:rTkI+JnlO
みくる「なんとかならないんですか!」
長門「……」
古泉「多分今頃彼がよろしくやってくれていますよ」
みくる「そういう事じゃなくて…」
長門「……」
長門「お菓子があればなんとかなりそう」
古泉「!!」
みくる「!!」
古泉「は、はい、長門さん!」
長門「はむ」パク
みくる「な、長門さん!あーん…」
長門「あーん」パク
長門「……」
古泉「多分今頃彼がよろしくやってくれていますよ」
みくる「そういう事じゃなくて…」
長門「……」
長門「お菓子があればなんとかなりそう」
古泉「!!」
みくる「!!」
古泉「は、はい、長門さん!」
長門「はむ」パク
みくる「な、長門さん!あーん…」
長門「あーん」パク
134: 2010/03/24(水) 20:10:12.11 ID:rTkI+JnlO
キョン「…は、ハルヒ。駄目だ。それは駄目なんだ」
ハルヒ「……」
キョン「えーっと。なんて言うか、今のお前は…」
ハルヒ「……」
キョン「…ちょっと混乱してるんだと思う」
ハルヒ「……」
キョン「だから、そんな事は…!」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「……」ツンツン
ハルヒ「……」
キョン「……」ムニムニ
ハルヒ「……」
キョン「……寝てる」
ハルヒ「……」
キョン「えーっと。なんて言うか、今のお前は…」
ハルヒ「……」
キョン「…ちょっと混乱してるんだと思う」
ハルヒ「……」
キョン「だから、そんな事は…!」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「……」ツンツン
ハルヒ「……」
キョン「……」ムニムニ
ハルヒ「……」
キョン「……寝てる」
140: 2010/03/24(水) 20:19:49.70 ID:rTkI+JnlO
長門「今ならなんでも出来る気がする」
古泉「よし!」
みくる「よかった…」
古泉「なら早く涼宮さんを元に戻して下さい!」
長門「了解」
みくる「あの…一応記憶とかも…」
長門「問題無い。今後の活動に影響が出ない程度に記憶を消去しておく」
古泉「ようやく…ですね」
みくる「はい…」
長門「……」
長門「…完了。明日の朝には完全に戻っている」
古泉「よし!」
みくる「よかった…」
古泉「なら早く涼宮さんを元に戻して下さい!」
長門「了解」
みくる「あの…一応記憶とかも…」
長門「問題無い。今後の活動に影響が出ない程度に記憶を消去しておく」
古泉「ようやく…ですね」
みくる「はい…」
長門「……」
長門「…完了。明日の朝には完全に戻っている」
146: 2010/03/24(水) 20:30:07.62 ID:rTkI+JnlO
――――
―――
――
―
キョン「……ん」
キョン(朝…か…)
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン(……今思うと、この状況すごくカオスだよな)
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「寝てる?よな?」
ハルヒ「……」
キョン「はぁ…」
キョン「言っちゃ悪いが、昨日のお前はありえんくらい可愛いかったぞ」
ハルヒ「……」
―――
――
―
キョン「……ん」
キョン(朝…か…)
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン(……今思うと、この状況すごくカオスだよな)
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「寝てる?よな?」
ハルヒ「……」
キョン「はぁ…」
キョン「言っちゃ悪いが、昨日のお前はありえんくらい可愛いかったぞ」
ハルヒ「……」
148: 2010/03/24(水) 20:35:46.32 ID:rTkI+JnlO
キョン「でもな」
ハルヒ「……」
キョン「俺はやっぱり、いつものお前の方が好きだ」
キョン「わがままで、人の話をちっとも聞かなくて、問題ばっかり起こして」
キョン「そんなお前が好きだったんだ…」
キョン「…って」
ハルヒ「……」
キョン(何を言っちゃってんだ馬鹿か俺そうか馬鹿なのかあー氏にたい…)
ハルヒ「……」ピク
キョン「お?」
ハルヒ「…んー…?」
キョン「おはよ、ハルヒ。昨日はよく眠れたか?」
ハルヒ「きょん…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……え?」
ハルヒ「……」
キョン「俺はやっぱり、いつものお前の方が好きだ」
キョン「わがままで、人の話をちっとも聞かなくて、問題ばっかり起こして」
キョン「そんなお前が好きだったんだ…」
キョン「…って」
ハルヒ「……」
キョン(何を言っちゃってんだ馬鹿か俺そうか馬鹿なのかあー氏にたい…)
ハルヒ「……」ピク
キョン「お?」
ハルヒ「…んー…?」
キョン「おはよ、ハルヒ。昨日はよく眠れたか?」
ハルヒ「きょん…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……え?」
149: 2010/03/24(水) 20:40:09.50 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「え?え?なっ…近くにキョンが…?」
キョン「どうしたハルヒ?」
ハルヒ「抱き…?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あ、ああ。なんだ。夢か。夢ね。これは夢。ありえないわこんなの」
キョン「夢?」
ハルヒ「そうよ。あんたはあたしの夢のキョン。だからあたしに抱き着いてんの。分かる?」
キョン「は?…ハルヒ、お前口調が…」
ハルヒ「…びびった。本当のキョンだったら氏んでるとこだわ。顔から火が出て氏んでる」
キョン「おい…」
キョン(またおかしくなっちまったのか…?)
ハルヒ「夢なら何しても大丈夫よね」
キョン「だからその夢って何なんだ…」
ちゅ
キョン「 」
キョン「どうしたハルヒ?」
ハルヒ「抱き…?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あ、ああ。なんだ。夢か。夢ね。これは夢。ありえないわこんなの」
キョン「夢?」
ハルヒ「そうよ。あんたはあたしの夢のキョン。だからあたしに抱き着いてんの。分かる?」
キョン「は?…ハルヒ、お前口調が…」
ハルヒ「…びびった。本当のキョンだったら氏んでるとこだわ。顔から火が出て氏んでる」
キョン「おい…」
キョン(またおかしくなっちまったのか…?)
ハルヒ「夢なら何しても大丈夫よね」
キョン「だからその夢って何なんだ…」
ちゅ
キョン「 」
152: 2010/03/24(水) 20:46:23.46 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「ふふ。キョン。もっとぎゅってしてよ」
キョン「あ…あ、ああ?」
ハルヒ「それにしても夢にしてはなんか現実味があるわね。あの時みたい…」
キョン「ああああの、ハルヒさん…?」
ハルヒ「でも今回の夢はちゅーしても終わらないのね」
キョン「ハルヒ?聞いてます?」
ハルヒ「ね、キョン?その…」
ハルヒ「あたしに好きだって言って?」
キョン「…!」
ハルヒ「ほ、ほら。早く。予行練習よ。いつか本物のあんたに言われた時に悶え氏にしないように」
キョン(一体何がどうなってる…。何が起きた?)
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…は、早く」
キョン「あ、ああ…」
キョン「あ…あ、ああ?」
ハルヒ「それにしても夢にしてはなんか現実味があるわね。あの時みたい…」
キョン「ああああの、ハルヒさん…?」
ハルヒ「でも今回の夢はちゅーしても終わらないのね」
キョン「ハルヒ?聞いてます?」
ハルヒ「ね、キョン?その…」
ハルヒ「あたしに好きだって言って?」
キョン「…!」
ハルヒ「ほ、ほら。早く。予行練習よ。いつか本物のあんたに言われた時に悶え氏にしないように」
キョン(一体何がどうなってる…。何が起きた?)
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…は、早く」
キョン「あ、ああ…」
156: 2010/03/24(水) 20:50:47.77 ID:rTkI+JnlO
キョン「…は、ハルヒ!」
ハルヒ「…はい」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「す、好きだ。俺は、ハルヒが好きだ」
ハルヒ「う、あぅ…」
キョン「……」
ハルヒ「あ、あたしも…キョンの事、前から好きでした」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「え?なんなのコレ?」
ハルヒ「…はい」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「す、好きだ。俺は、ハルヒが好きだ」
ハルヒ「う、あぅ…」
キョン「……」
ハルヒ「あ、あたしも…キョンの事、前から好きでした」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「え?なんなのコレ?」
159: 2010/03/24(水) 20:57:15.34 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「これは久々にいい夢だわ…!キョンを抱き放題!」ぎゅー
キョン「ぐ、ぐるしい…」
ハルヒ「キョーンー」
キョン「な、何だよ」
ハルヒ「もっかい言って?」
キョン「んな…」
ハルヒ「お願い!」
キョン「…ハルヒ、今日のお前はどうかしてるぞ。ちょっと落ち着いてくれ」
ハルヒ「…む」
キョン「なんだよさっきから夢、夢って。これは夢じゃないぞ、ほら」ムニー
ハルヒ「い、いひゃ!」
キョン「な?」
ハルヒ「…嘘」ムニー
ハルヒ「いたっ…」
ハルヒ「………あれ?」
キョン「ぐ、ぐるしい…」
ハルヒ「キョーンー」
キョン「な、何だよ」
ハルヒ「もっかい言って?」
キョン「んな…」
ハルヒ「お願い!」
キョン「…ハルヒ、今日のお前はどうかしてるぞ。ちょっと落ち着いてくれ」
ハルヒ「…む」
キョン「なんだよさっきから夢、夢って。これは夢じゃないぞ、ほら」ムニー
ハルヒ「い、いひゃ!」
キョン「な?」
ハルヒ「…嘘」ムニー
ハルヒ「いたっ…」
ハルヒ「………あれ?」
161: 2010/03/24(水) 21:00:13.31 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「……」ムニムニ
キョン「いたっ!何すんだ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…うそ…」
キョン「ホントだ」
ハルヒ「あんた、本物…?夢じゃないの…?」
キョン「夢な訳あるか。いい加減、目覚ませよ」
ハルヒ「……はは、」
ハルヒ「ははは…」
キョン「…?」
ハルヒ「ふー……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あああぁぁぁああぁえぇえぇえぇえぇぇぇえ!!??」
キョン「いたっ!何すんだ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…うそ…」
キョン「ホントだ」
ハルヒ「あんた、本物…?夢じゃないの…?」
キョン「夢な訳あるか。いい加減、目覚ませよ」
ハルヒ「……はは、」
ハルヒ「ははは…」
キョン「…?」
ハルヒ「ふー……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あああぁぁぁああぁえぇえぇえぇえぇぇぇえ!!??」
163: 2010/03/24(水) 21:04:35.67 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「ちょっ…!!離れなさい変態っ!!」ゲシ
キョン「ぶっ!!」
ハルヒ「なっ、なななっなななんであんたがあたしの部屋…」
ハルヒ「あたしのベッドで寝てんのよぉ!!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「し、しかも……」
キョン「お前、元に戻ったのか!?」
ハルヒ「ぅ…く、ぅぁ…」
キョン「よ、よかった!あー、一時はどうなることかと…」
ハルヒ「ぅ、こ、この…」
ハルヒ「出てけーーーっ!!!」
キョン「ぶっ!!」
ハルヒ「なっ、なななっなななんであんたがあたしの部屋…」
ハルヒ「あたしのベッドで寝てんのよぉ!!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「し、しかも……」
キョン「お前、元に戻ったのか!?」
ハルヒ「ぅ…く、ぅぁ…」
キョン「よ、よかった!あー、一時はどうなることかと…」
ハルヒ「ぅ、こ、この…」
ハルヒ「出てけーーーっ!!!」
165: 2010/03/24(水) 21:09:25.47 ID:rTkI+JnlO
キョン「んな理不尽な…!」
ハルヒ「出てけ出てけぇー!!」
キョン「いだ!痛いって!わかった、わかったから!」
ハルヒ「キョンのバカァ!アホ間抜け唐変木っ!」
ハルヒ「…ぅう…」
キョン「お、おじゃましましたぁ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「出てけ出てけぇー!!」
キョン「いだ!痛いって!わかった、わかったから!」
ハルヒ「キョンのバカァ!アホ間抜け唐変木っ!」
ハルヒ「…ぅう…」
キョン「お、おじゃましましたぁ!」
ハルヒ「……」
166: 2010/03/24(水) 21:14:17.54 ID:rTkI+JnlO
キョン「やれやれ…」
キョン(元に戻ったと思ったらあれか。そもそも、同じベッドで寝たいと言い出したのはあいつじゃないか)
キョン(ハルヒよ、覚えてないならまだしも、蹴って追い出すのはあまりにもひどいと思うぞ)
古泉「おはようございます」
キョン「……今日はついてない日だ」
古泉「涼宮さんとはどうでした?昨夜は激しい夜を…」
キョン「眉毛抜くぞ」
古泉「冗談ですよ。ちなみにあなたは涼宮さんに会って来たんですよね?」
キョン「…ああ」
古泉「どうでした?」
キョン「最悪に最強な団長様だった」
古泉「それはよかった。なら、僕が見舞いに行く必要はありませんね」
キョン「さあな。あいつの考えてる事はわからん」
古泉「ふふ…、そういう事にしておきましょう」
キョン(元に戻ったと思ったらあれか。そもそも、同じベッドで寝たいと言い出したのはあいつじゃないか)
キョン(ハルヒよ、覚えてないならまだしも、蹴って追い出すのはあまりにもひどいと思うぞ)
古泉「おはようございます」
キョン「……今日はついてない日だ」
古泉「涼宮さんとはどうでした?昨夜は激しい夜を…」
キョン「眉毛抜くぞ」
古泉「冗談ですよ。ちなみにあなたは涼宮さんに会って来たんですよね?」
キョン「…ああ」
古泉「どうでした?」
キョン「最悪に最強な団長様だった」
古泉「それはよかった。なら、僕が見舞いに行く必要はありませんね」
キョン「さあな。あいつの考えてる事はわからん」
古泉「ふふ…、そういう事にしておきましょう」
167: 2010/03/24(水) 21:17:36.19 ID:rTkI+JnlO
キョン「……」
古泉「ともあれ、よかったじゃないですか。これ以上のハッピーエンドはありませんよ」
キョン「お前…何から何まで知ってそうな口だな。何故ハルヒはああなった?そろそろ教えてくれたっていいんじゃないか?」
古泉「ああ、それは秘密です」
キョン「……」
古泉「別に意味があってそうしてるんじゃありません」
古泉「気まぐれです。僕が、ただ何となく教えたくないから秘密にするだけです」
キョン「……」
キョン「…あー、俺はもう早く帰って寝たい。じゃあな」
古泉「日曜日ですし、このまま二人で遊びに行くというのは…」
キョン「何があってもお断りだ」
古泉「…それは残念」
古泉「ともあれ、よかったじゃないですか。これ以上のハッピーエンドはありませんよ」
キョン「お前…何から何まで知ってそうな口だな。何故ハルヒはああなった?そろそろ教えてくれたっていいんじゃないか?」
古泉「ああ、それは秘密です」
キョン「……」
古泉「別に意味があってそうしてるんじゃありません」
古泉「気まぐれです。僕が、ただ何となく教えたくないから秘密にするだけです」
キョン「……」
キョン「…あー、俺はもう早く帰って寝たい。じゃあな」
古泉「日曜日ですし、このまま二人で遊びに行くというのは…」
キョン「何があってもお断りだ」
古泉「…それは残念」
170: 2010/03/24(水) 21:23:36.45 ID:rTkI+JnlO
翌日
キョン「よ」
ハルヒ「……」
キョン「…体調は、どうだ?」
ハルヒ「……」
キョン(無視かよ)
ハルヒ「…ねぇ」
キョン「お?」
ハルヒ「き、昨日の事」
ハルヒ「勘違いしたら頃すわよ!あ、あれ、寝ぼけてただけだから!」
キョン「寝ぼけて…あんな事すんのか」
ハルヒ「それは……。人違い…っていうか」
キョン「人違い?…ふーん、お前、彼氏いたんだな」
ハルヒ「居ないわよ馬鹿!」
キョン「よ」
ハルヒ「……」
キョン「…体調は、どうだ?」
ハルヒ「……」
キョン(無視かよ)
ハルヒ「…ねぇ」
キョン「お?」
ハルヒ「き、昨日の事」
ハルヒ「勘違いしたら頃すわよ!あ、あれ、寝ぼけてただけだから!」
キョン「寝ぼけて…あんな事すんのか」
ハルヒ「それは……。人違い…っていうか」
キョン「人違い?…ふーん、お前、彼氏いたんだな」
ハルヒ「居ないわよ馬鹿!」
173: 2010/03/24(水) 21:29:12.10 ID:rTkI+JnlO
キョン「じゃあなんなんだよ」
ハルヒ「じゃあ…人違いってのは無し!」
キョン「じゃあって…」
ハルヒ「……場違い?」
キョン「……場違い?」
キョン「いやいやいやいや」
ハルヒ「な、何よ」
キョン「何って、お前それじゃあ…」
ハルヒ「…これは嘘じゃないわよ」
キョン「どういう事なんだ…」
ハルヒ「…その、」
ハルヒ「実際…昨日の事も、う、嘘じゃないんだけどね?」
キョン「な…」
キョン「何言ってんだお前頭大丈夫か…?」
ハルヒ「じゃあ…人違いってのは無し!」
キョン「じゃあって…」
ハルヒ「……場違い?」
キョン「……場違い?」
キョン「いやいやいやいや」
ハルヒ「な、何よ」
キョン「何って、お前それじゃあ…」
ハルヒ「…これは嘘じゃないわよ」
キョン「どういう事なんだ…」
ハルヒ「…その、」
ハルヒ「実際…昨日の事も、う、嘘じゃないんだけどね?」
キョン「な…」
キョン「何言ってんだお前頭大丈夫か…?」
177: 2010/03/24(水) 21:33:49.86 ID:rTkI+JnlO
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…ばか…」
キョン「…!」
ハルヒ「キョンのばかぁー!!」
キョン「いて!やめ、痛いってハルヒ!」
長門「これはひどい」
みくる「まあいつものキョン君ですね」
古泉「またバイト…ですか…」
おわり
キョン「……」
ハルヒ「…ばか…」
キョン「…!」
ハルヒ「キョンのばかぁー!!」
キョン「いて!やめ、痛いってハルヒ!」
長門「これはひどい」
みくる「まあいつものキョン君ですね」
古泉「またバイト…ですか…」
おわり
179: 2010/03/24(水) 21:35:32.35 ID:rTkI+JnlO
病んでるハルヒかわいい
元気なハルヒもかわいい
俺はただ、ハルヒとキョンがいちゃいちゃするのを書きたかっただけなんだ……
以上です。またいつか
元気なハルヒもかわいい
俺はただ、ハルヒとキョンがいちゃいちゃするのを書きたかっただけなんだ……
以上です。またいつか
182: 2010/03/24(水) 21:37:53.25 ID:x/l7AZr8O
おつ
引用元: ハルヒ「はは、ふあふひゃ」
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