784: 2019/07/22(月) 20:59:32.87 ID:VR1Mx8qmo

785: 2019/07/22(月) 21:04:56.11 ID:VR1Mx8qmo
奏「そうなの。色々な所で貰って、余っちゃって」

武内P「それを頂ける……と?」

奏「ええ。使用期限もあるし、捨てるのも勿体無いでしょ?」

武内P「そう、ですね……」

奏「シンデレラプロジェクトの子に、渡してあげて」

武内P「はい、ありがとうございます」


奏「貴方には、使用済みのリップクリームを」

奏「すぐにでもわけてあげられるけど……どうする?」

奏「……ふふっ! なんて、ね」


武内P「は、はあ……」

786: 2019/07/22(月) 21:10:57.80 ID:VR1Mx8qmo
  ・  ・  ・

フレデリカ「凄い数だね! 唇、プルプルで溶けちゃうね!」

志希「にゃはは! 使い切ろうとするだけで大変だよ~!」

周子「それにしても、二人共話し込んでるみたいだねー」

美嘉「クローネのリーダーでもあるし、色々あるんじゃない?」


フレデリカ「はい! フレちゃん、気になっちゃいました!」


志希・周子・美嘉「何が?」


フレデリカ「リップクリームの使い道です!」


志希・周子・美嘉「……」

志希・周子・美嘉「うん?」

788: 2019/07/22(月) 21:16:58.15 ID:VR1Mx8qmo
志希「フレちゃんや、どういう事だね?」

フレデリカ「志希ちゃんや、そういう事だよ」

周子「余ったからあげる、で良いんじゃないの?」

フレデリカ「シューコちゃんや、そういう事じゃなくてだね」

美嘉「……唇に塗る以外の使い道、ってコト?」

フレデリカ「ピンポーン! 正解した美嘉ちゃんには、リップ一本!」

美嘉「いや、もうかなり余ってるし……」


フレデリカ「アタシ達が貰ったものだしさ」

フレデリカ「出来るだけ、アタシ達で使った方が良いと思うのです!」

フレデリカ「どうですか! フレちゃん、良い事言ってます!」


志希・周子・美嘉「おー……!」

789: 2019/07/22(月) 21:22:07.82 ID:VR1Mx8qmo
志希「リップクリームの成分次第では、色々出来そ~!」

フレデリカ「さすがシキちゃん! リップで○を描いてあげましょう!」

周子「それは無駄遣いだから、ちょっと違うんじゃないかなー」

美嘉「ちょっと待ってねー★ 今、ケータイで調べてみるから★」


美嘉「えっと、何々~……?」


フレデリカ・志希・周子「あった?」


美嘉「…………乳首に塗る?」


フレデリカ・志希・周子「……」

フレデリカ・志希・周子「そっかー」

790: 2019/07/22(月) 21:26:12.92 ID:VR1Mx8qmo
美嘉「いや、マジで書いてあるんだって!」

美嘉「なんか、塗ると乳首が瑞々しく……いや、わかんないケド!」

美嘉「ホント、書いてあるの!」


フレデリカ「シキちゃん? 判定や、いかに! たこに!」

志希「乾燥を抑える成分が入ってるから、効果はあるだろうね~」

周子「そっか……それじゃ、本当に書いてあったんだねー」


美嘉「変な疑いかけるのやめてくれる!?」

美嘉「マジで書いてあっ」


フレデリカ・志希・周子「誰から塗る?」


美嘉「マジで言ってるの!?」

791: 2019/07/22(月) 21:35:23.61 ID:VR1Mx8qmo
フレデリカ「ミカちゃん! 今日のアタシ達は? そう、オシャレ!」

美嘉「オシャレと乳首に何のカンケーが!?」

志希「すっごいグーゼンだよねぇ! 確率的にも低いし♪」

美嘉「えっ!? 何!? どういうコト!?」

周子「ほら、美嘉ちゃん。今日のあたし達の格好ってさ?」


フレデリカ「――キャミのレース!」キャルンッ♪

志希「――タンクトップ~♪」ニャンッ♪

周子「――シャツと見せかけての袖あり~」コンコンッ♪


美嘉「えっ? えーっと……キャミタイプッ★」ビシィッ♪


フレデリカ・志希・周子「ねっ?」


美嘉「うん」

美嘉「全員ブラトップだからって、何!?」

792: 2019/07/22(月) 21:47:30.94 ID:VR1Mx8qmo
フレデリカ「普通のブラと違って、サッと塗ってサッと着られるよ!」

美嘉「待って待って! ここで塗るの!?」

志希「タイム・イズ・マネー! 皆でプルプルになろ~う♪」

美嘉「アタシらはLiPPS! NiPPLESじゃないから!」

周子「でもさ、どんな感じになるかちょっと気にならない?」

美嘉「実はケッコー気になってる! でも、ここで!?」


フレデリカ・志希・周子「――出さなきゃ負っけよ」


美嘉「!?」


フレデリカ・志希・周子「最初はグー♪」

美嘉「う、おおおっ!?」

グー!

793: 2019/07/22(月) 21:53:17.49 ID:VR1Mx8qmo
美嘉「……!」

美嘉(ここで負けたら……!)

美嘉(絶対、アタシだけ塗るコトになる!)

美嘉(負けられない! このジャンケン、絶対に負けられない!)


美嘉「――!」カッ!

美嘉(唸れ★★★★ アタシのカリスマ★★★★★★)


フレデリカ・志希・周子「ジャンケン、ポン!」

パー!

美嘉「!」

チョキ!


美嘉「っ……しゃあいっ!」グッ!


フレデリカ・志希・周子「あー……」


美嘉「ホラ! アンタ達の、その反応! ホラ! ホーラね!」

794: 2019/07/22(月) 21:58:48.50 ID:VR1Mx8qmo
  ・  ・  ・

フレデリカ「それじゃ、アタシから塗っちゃうねん♪」


志希「フレちゃんファイト~♪」

周子「応援するのも、なんかおかしい気がするなー」

美嘉「いや……てか、マジでやるんだ……」


フレデリカ「よいしょっ、と……」

ごそごそっ…

フレデリカ「まずはこっちで……」

もそもそっ…

フレデリカ「片方だけプルプルでも変だから……」

もそもそっ…


志希・周子・美嘉「……どう?」

795: 2019/07/22(月) 22:01:35.48 ID:VR1Mx8qmo
フレデリカ「ん? んー……」

フレデリカ「……」

フレデリカ「シキちゃん、塗ってみて」


志希「あたし? はいは~い♪」

ごそごそっ…

志希「とりあえず左で……」

もそもそっ…

志希「次は、右~♪」

もそもそっ…


周子・美嘉「……」

796: 2019/07/22(月) 22:04:23.39 ID:VR1Mx8qmo
志希「う~ん……ん~っ?」

志希「……」

志希「はい、周子ちゃん」


周子「使い回しって、どうなん?」

ごそごそっ…

周子「んー、こっちはこんな感じかなー」

もそもそっ…

周子「で、反対……と」

もそもそっ…


美嘉「……ど、どうなの?」

797: 2019/07/22(月) 22:07:39.96 ID:VR1Mx8qmo
周子「どう、って聞かれもねー……」

周子「……」

周子「美嘉ちゃん、ほいっ」


美嘉「まあ、塗ればわかるか……」

ごそごそっ…

美嘉「んー、あ、ここで……うん」

もそもそっ…

美嘉「それで……こんなカンジ?」

もそもそっ…


フレデリカ・志希・周子「……」


美嘉「……?」

美嘉「どうしたの……?」

798: 2019/07/22(月) 22:12:18.23 ID:VR1Mx8qmo
フレデリカ・志希・周子「どう?」

美嘉「いや、どう……って……」


美嘉「――っ!?」パプリ!

美嘉「あっ……はっ、ほわあっ!?」

美嘉「スースーする! あっ、スーッて! スーッて!」

美嘉「すっごいスースーする! スースーするんだケド!?」


フレデリカ・志希・周子「だよね!!」


美嘉「アンタ達! アタシだけ違うのを渡s」


フレデリカ・志希・周子「ひゅぐうぅ~っ……!」

フレデリカ・志希・周子「スースーするぅっ……!」


美嘉「アンタ達もスースーしてたの!?」

799: 2019/07/22(月) 22:21:55.03 ID:VR1Mx8qmo
ガチャッ!


フレデリカ・志希・周子・美嘉「!?」


奏「……貴女達、何を騒いでるの?」

武内P「……スースー、と聞こえてきましたが」


フレデリカ・志希・周子・美嘉「ううん?」フルフル!

フレデリカ「リップクリームを使ってただけだよん♪」イヤンッ!

志希「そうそう! 何にも悪いコトなんてしてな~い♪」イヤンッ!

周子「せっかく貰ったものだし、暇だったしねー」イヤンッ!

美嘉「出来るだけアタシ達で使おうかなって★」イヤンッ!


奏「それは良いんだけど……何で、胸を抑えてるの?」

武内P「ええ……」

800: 2019/07/22(月) 22:36:18.38 ID:VR1Mx8qmo
美嘉「ぶっ……ブラトップと手ブラが今年の流行り★ みたいな!?」イヤンッ!

周子「あたし達がやったら、本当に流行りそうだよねー」イヤンッ!

志希「んふっ♪ ど~う? セクシーでしょ~?」イヤンッ!

フレデリカ「セクシーだね! なんだか、ヒリヒリしてきちゃったね!」イヤンッ!


奏「何……?」

武内P「そのポーズは……少し刺激的すぎる、と」

武内P「……そう、思います」


フレデリカ・志希・周子・美嘉「はぁ~い……!」イヤンッ!


奏「……? 皆、やけに素直じゃない」

武内P「イメージに関する事ですから……はい」

801: 2019/07/22(月) 22:41:37.59 ID:VR1Mx8qmo
奏「使ってみたリップって……コレかな?」

ひょいっ


フレデリカ・志希・周子・美嘉「はぁい……!」イヤンッ!


奏「ふふっ! 貴女達、いつまでやってるのよ?」クスッ!

武内P「……しかし、皆さんいつもより」

奏「ええ、大人しいわね。一体、どうしたのかしら」

武内P「ですが……私としては、助かります」

奏「……ふぅん?」


奏「貴方って、素直で大人しい子が好みなのかしら?」


武内P「いっ、いえ! 決して、そういう意味では!」


フレデリカ・志希・周子・美嘉「~~っ……!」イヤンッ!

802: 2019/07/22(月) 22:47:12.59 ID:VR1Mx8qmo
奏「でも、助かるんでしょう?」

武内P「それは……」

奏「良いわ、私も貴方好みの女になってあげる」

武内P「えっ?」


奏「あの四人と同じ、このリップを塗って……」

キュ、ウッ…

奏「……唇に魔法をかけて、ね」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」


奏「ふふっ! どんな魔法か、キスして確かめてみる?」ニコリ!


フレデリカ・志希・周子・美嘉「な……なんかごめぇん……!」イヤンッ!


奏「……何が?」

803: 2019/07/22(月) 22:59:50.61 ID:VR1Mx8qmo
奏「……でも、キスをしたら魔法が解けてしまう」

奏「それじゃあ、どんな魔法か確かめられない」

奏「だから――」


―スッ


奏「――私達、五人の唇に魔法をかけたこのリップ」

奏「どうするかは、貴方に任せるわ」

奏「……だけど、気をつけてね」

奏「逆に、貴方に魔法がかかるかも知れないから」クスッ!


武内P「……」


フレデリカ・志希・周子・美嘉「ほんとごめぇん……!」イヤンッ!


奏「……だから、何が?」

804: 2019/07/22(月) 23:08:38.76 ID:VR1Mx8qmo
奏「……まあ、良いわ。皆、行きましょ」

フレデリカ・志希・周子・美嘉「はい……」

奏「それじゃ、お邪魔したわね」


武内P「いえ、こちらこそありがとうございました」

武内P「この後も、お仕事頑張って下さい」


奏「ふふっ、ありがと」ニコッ!

奏「……でも、全員で来て良かったわ」

奏「貴方ったら、二人きりでも表情を変えないんだもの」

奏「……本当、つれない人」

奏「でも……かなり慌てた顔が見られたし、ね」


武内P「……そう、ですね」



奏「本当、スーッとしたわ♪」ニコッ!





おわり

805: 2019/07/22(月) 23:35:19.38 ID:6bjV083SO
ムヒとかウナクールがヤバイあそこに塗ると超ヤバイ

塗るなよ絶対塗るなよ良いか絶対だぞ

806: 2019/07/22(月) 23:42:57.13 ID:gFVEeNQqo
昔キンカン塗って氏にかけたわ

引用元: 武内P「ラッキースケベです」