1: 2016/06/16(木) 17:58:22.86 ID:vwB4JU/w0
2: 2016/06/16(木) 17:59:45.06 ID:vwB4JU/w0
あかり「これ、ちなつちゃんと一緒に選んだプレゼント！」
ちなつ「気に入ってくれたらいいけど･･･」
向日葵「あら、かわいらしいチョコとクッキー。ありがとうございます」
櫻子「･･･」
3: 2016/06/16(木) 18:01:47.65 ID:vwB4JU/w0
櫻子（やっべー･･･）
櫻子（今日、向日葵の誕生日だってこと･･･）
櫻子（忘れてた･･･）ﾀﾗ～
4: 2016/06/16(木) 18:04:10.43 ID:vwB4JU/w0
向日葵「ん？どうしたんですの櫻子？」
櫻子「い、いやいや何でも？」
向日葵「それより見て櫻子、２人のプレゼント」
向日葵「かわいい動物の形のチョコと、星型のクッキー。お二人らしいですわね」
櫻子「うっ･･･」
5: 2016/06/16(木) 18:06:13.56 ID:vwB4JU/w0
向日葵「お２人とも、プレゼント選びがとてもお上手ですのね」
あかり「えへへー、そんな事ないよー」
ちなつ「良かった、喜んでもらえて」
櫻子「く、くく･･･」
6: 2016/06/16(木) 18:08:09.37 ID:vwB4JU/w0
櫻子「･･･へ、へへーん！あかりちゃんもちなつちゃんも、大した事ないなー」
あかり「ええっ？」
ちなつ「ど、どうして櫻子ちゃん？」
7: 2016/06/16(木) 18:09:32.30 ID:vwB4JU/w0
櫻子「私のプレゼントは、もっとすごいぞー！」
あかり「わぁ、本当に？」
ちなつ「どんなの？見せて見せて！」
8: 2016/06/16(木) 18:11:19.02 ID:vwB4JU/w0
櫻子「うっ、そ、それは･･･」
櫻子「見せられないなぁ～」
あかり「い、一体何をプレゼントするつもりなの櫻子ちゃん･･･」
ちなつ「け、警察に捕まらないものだよね･･･？」
9: 2016/06/16(木) 18:13:20.25 ID:vwB4JU/w0
向日葵「･･･どーせ、櫻子のプレゼントなんて大したものじゃありませんわよ」
櫻子「あー、言ったな向日葵ー！」
向日葵「思い出してごらんなさい、今までのプレゼント」
櫻子「えっ･･･」
10: 2016/06/16(木) 18:14:58.02 ID:vwB4JU/w0
ー回想ー
幼櫻子「ひまちゃーん、これプレゼントー」
幼向日葵「えー？さーちゃんなにー？」
幼櫻子「セミの抜け殻の、髪飾りー！」
幼向日葵「ひぃぃぃ！」
向日葵「･･･とか」
11: 2016/06/16(木) 18:16:36.38 ID:vwB4JU/w0
幼櫻子「ひまちゃーん、これあげるー」
幼向日葵「えー？」
幼櫻子「カブトムシの氏骸のブローチー！」
幼向日葵「いやぁぁぁ！？」
向日葵「･･･とか」
12: 2016/06/16(木) 18:17:44.47 ID:vwB4JU/w0
向日葵「ロクなもんじゃありませんでしたわ」
あかり「さ、櫻子ちゃんは虫が好きだったんだね･･･」
ちなつ「小さい頃から、櫻子ちゃんは櫻子ちゃんだったんだね･･･」
櫻子「う･･･」ｶｧｧ
13: 2016/06/16(木) 18:19:32.96 ID:vwB4JU/w0
櫻子「う、うるさい！もう私はあれから成長したんだ！」
櫻子「見てろよ向日葵、とびっきりのプレゼントて度肝を抜いてやる！」
向日葵「はいはい。期待しておきますわ」
15: 2016/06/16(木) 18:29:41.34 ID:vwB4JU/w0
まぁ、向日葵の誕生日だからな･･･
16: 2016/06/16(木) 18:34:49.01 ID:vwB4JU/w0
～放課後、帰り道～
向日葵「･･･それで、どんなプレゼントを用意してますの？」
櫻子「え、えっと･･･」
櫻子「お前の家についてからだ！期待してろよ向日葵！」
向日葵「はいはい」
櫻子「あと、ジュースとお菓子を用意しておけ！」
向日葵「立場が逆じゃありませんこと？」
櫻子（ちょっと抜け出して何か買いに行こうと思ったけど･･･）
櫻子（わざとらしいし、バレちゃうなぁ･･･どうしよ）
17: 2016/06/16(木) 18:39:10.42 ID:vwB4JU/w0
～向日葵の家～
向日葵「全く、私の誕生日なのになんで私がジュースとお菓子を用意しなくちゃ･･･」
櫻子「いいから早く行ってこい！」
向日葵「はいはい」
ﾊﾞﾀﾝ
18: 2016/06/16(木) 18:42:33.57 ID:vwB4JU/w0
櫻子「･･･」
櫻子「･･･さて。ここで天才少女櫻子ちゃんはひらめいた」
櫻子「向日葵の部屋にあるものを何か適当に、プレゼントって事にしちゃおう！」
19: 2016/06/16(木) 18:46:06.00 ID:vwB4JU/w0
櫻子「これならお金もかからないし、誕生日忘れてた事も誤魔化せるし」
櫻子「一石盲腸ー！･･･ん？」
櫻子「一石命中だっけ？･･･まあいいや」
20: 2016/06/16(木) 18:49:08.70 ID:vwB4JU/w0
櫻子「さーて、向日葵が戻って来ない内に･･･っと･･･」ｺﾞｿｺﾞｿ
櫻子「ぷわっ、何このホコリっぽい箱？」
櫻子「もー、古いものは捨てようよ向日葵のヤツ～」ﾊﾟｶ
21: 2016/06/16(木) 18:51:17.09 ID:vwB4JU/w0
櫻子「･･･あ」
櫻子「これ･･･私が小さい頃あげたセミの抜け殻の髪飾り･･･」
櫻子「それから、これも･･･これも･･･私が小さい頃にあげたやつだ･･･」
ｶﾞﾁｬ
向日葵「･･･何をしてますの櫻子」
22: 2016/06/16(木) 18:53:52.70 ID:vwB4JU/w0
向日葵「さ、櫻子！あなた人のものを勝手に･･･！」
櫻子「･･･向日葵さー」
櫻子「これ、ちっちゃい頃からずっと取っておいたの？」
向日葵「う･･･」ｶｧｧ
23: 2016/06/16(木) 19:11:09.03 ID:vwB4JU/w0
向日葵「･･･ええ。そうですわ。カブトムシはさすがに捨てましたけど」
櫻子「･･･そっかー」
櫻子「嬉しいよ、ひまちゃん」
向日葵「はいはい、わかりましたから早くそれしまって･･･」
24: 2016/06/16(木) 19:14:31.21 ID:vwB4JU/w0
櫻子「た、誕生日だから今日は特別に･･･」
櫻子「昔みたく、ひまちゃんって呼んでやる･･･」ｶｧｧ
向日葵「･･･」ｶｧｧ
櫻子「･･･ひまちゃん。ありがとう。大事にとっておいてくれて」
向日葵「ちょ、ちょっとおよしなさいな･･･」ｶｧｧ
25: 2016/06/16(木) 19:16:13.27 ID:vwB4JU/w0
向日葵「わ、わかりましたから櫻子、ほら･･･」
櫻子「･･･さーちゃん」
向日葵「え？」
櫻子「ひまちゃんも、さーちゃんって呼べ」
向日葵「･･･」ｶｧｧ
26: 2016/06/16(木) 19:17:13.67 ID:vwB4JU/w0
向日葵「さ･･･」
向日葵「さー･･･ちゃん･･･」ｶｧｧ
櫻子「･･･ひまちゃん」
27: 2016/06/16(木) 19:19:11.09 ID:vwB4JU/w0
櫻子「お誕生日、おめでとう」
向日葵「･･･ええ。ありがとう、さーちゃん」
28: 2016/06/16(木) 19:23:44.50 ID:vwB4JU/w0
～翌日～
ちなつ「ねぇねぇ、櫻子ちゃんのプレゼントって何だったの？」
あかり「あ、あかりも聞きたーい」
向日葵「ええ、素敵なプレゼントでしたわ。櫻子にしては」
櫻子「むー、言ったな向日葵ー」
29: 2016/06/16(木) 19:27:09.27 ID:vwB4JU/w0
ちなつ「どんなの？どんなの？」
あかり「教えて教えて？」
向日葵「う･･･」
櫻子「そ、それは･･･」
30: 2016/06/16(木) 19:28:07.18 ID:vwB4JU/w0
向日葵・櫻子（･･･）
向日葵・櫻子（恥かしくて言えない･･･）ｶｧｧ
31: 2016/06/16(木) 19:30:13.15 ID:vwB4JU/w0
櫻子「お、教えられないなぁ～」
向日葵「･･･」ｶｧｧ
あかり（やっぱり、何かとんでもない物だったの！？）
ちなつ（向日葵ちゃん、どうして顔が赤いんだろ･･･）
終わり
32: 2016/06/16(木) 19:31:23.43 ID:vwB4JU/w0
以上、向日葵の誕生日ＳＳでした。
読んでくれた方ありがとうございます
依頼出してきます
読んでくれた方ありがとうございます
依頼出してきます
33: 2016/06/16(木) 19:33:37.42 ID:pxzHYcuBo
おつおつ
誕生日おめっぱい
誕生日おめっぱい
34: 2016/06/16(木) 22:07:28.68 ID:vBoywAqWO
おつ！
引用元: 【ゆるゆり】櫻子「忘れてた･･･」
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