1: 2012/12/13(木) 00:12:24.48 ID:+6j9iw0j0
ウサミ「うふふ、その通りでーちゅ」

日向「ちょっと待てよ、そんなのが俺の超高校級の才能だっていうのか?」

ウサミ「素晴らしい才能じゃないでちゅか」

日向「どこがだよ! そんな変態じみた才能なら忘れたままでよかったぞ」

ウサミ「まったく日向くんには困ったものでちゅ。いいでちゅか?
本来パンツというのはよっぽどらーぶらーぶじゃないと脱がせられない布なんでちゅよ?
それをちょっと話したくらいで脱がせられるなんてとんでもない才能でちゅ」

日向「…」

ウサミ「うふふ。とにかくその才能を活かしてみなさんとらーぶらーぶしてくだちゃいね」ドロン

4: 2012/12/13(木) 00:13:46.22 ID:+6j9iw0j0
日向「ウサミはああいってたけど…。なんだよ超高校級のパンツハンターって、クソッ」

七海「あ、日向くん」

日向「七海。お前は今日掃除担当だったよな。いま終わったところか?」

七海「うん。そうだよ。日向くんは今日はお休み…だったよね?」

日向「ああ。さっきまでウサミと話してたんだ」

七海「それじゃあいまは暇…なのかな。天気もいいし、よかったら一緒にジャバウォック公園に行かない?」

日向「そうだな。七海は昼寝しに行くんだろ? 俺も今日は身体をやすめないといけないしちょうどいいな」

七海「うん。それじゃあ行こっか」

5: 2012/12/13(木) 00:15:47.57 ID:+6j9iw0j0
七海と昼寝をして過ごした。
七海と少し仲良くなれたみたいだ…(ピロリロリッ)

日向(そういえば、モノモノヤシーンでドライビングニトロが出たんだっけ。七海にあげたら喜びそうだな)

七海「ふぁ…よく寝た。あ、そうそう日向くん」

日向「ん?」

七海「いつも私がもらってばかりだよね。今日は私から日向くんに受け取って欲しいものがあるんだよ」

日向「へえ。なんか悪いな。それで、なにをくれるんだ?」

七海「うん、ちょっと待って…ね」ヌギヌギ

日向「!?」

6: 2012/12/13(木) 00:17:16.02 ID:+6j9iw0j0
日向「ちょ、ちょっと待てよ七海! お前は何をしてるんだ!?」

七海「何って…。パンツを脱いでいるんだ…と思うよ」ヌギヌギ

日向「いやいやいや! おかしいだろ!」

七海「大丈夫…だと思うよ。パンツを脱いでもまだスカートがあるもん。猥褻物陳列罪には当たらないよ」

日向「あのな、七海。そういう問題じゃないだろ? どうしてパンツなんだよ!?」

七海「うーん。理由はわからないけど、無性に日向くんにパンツを受け取って欲しいんだよ」

日向(…! まさかこれがウサミの言ってた俺の才能…?)

七海「それともやっぱり【いらない】かな、私のパンツなんて」シュン

日向「そ れ は 違 う ぞ !」ロンパ!

七海「!?」

7: 2012/12/13(木) 00:19:12.03 ID:+6j9iw0j0
日向「欲しいに決まってるだろ! 他ならぬ七海のパンツだ。むしろくださいクンカクンカスハスハペロペロさせてくださいおねがいします」

七海「う、うん。じゃあ、はい。これ」

日向(…! 何を言ってるんだ俺は!?)

七海「それじゃあ私はそろそろコテージに戻るね。スースーして落ち着かないんだよ」

日向「あ、ああ」

七海「うん。またね、日向くん」ニコッ

日向(おかしい…。気がつけば俺は高らかに七海を論破し、超高校級の変態と言われても反論できない
セリフを口にしていた。普段は忘れている超高校級のパンツハンターとしての魂が目覚めたとしか思えない…)

日向「…」

日向「」クンカクンカスハスハペロペロ

8: 2012/12/13(木) 00:20:22.91 ID:+6j9iw0j0
翌朝

日向「昨日はろくに眠れなかった。今日は休日だからいいものの」

日向「別に、七海のパンツを使ってなにかにいそしんでいたからじゃあない。決してそんなことはない」

日向「俺は本当に超高校級のパンツハンターだったのか、そしてもしそうならこれからどうすればいいのか」

日向「それを考えていただけで、全くやましい点はない」

日向「…とりあえずレストランに行くか」

ピンポーン

ガチャ

狛枝「やあ日向クン、おはよう。気持ちのいい朝だね、希望の朝だよ」

日向「こ、狛枝!?」

10: 2012/12/13(木) 00:22:09.54 ID:+6j9iw0j0
狛枝「酷いなあ、そんなに驚かなくてもいいじゃないか。まるで人を超高校級のキチOイみたいに」

日向「まさにその通りな訳だが」

狛枝「ははは、やっぱり日向クンはおもしろいね。…ところで、さっきから気になっていたんだけど君がかぶっているそれh」

日向「いやなんでもないんだ!」ババッ

狛枝「それって見たところ女性もののパンt」

日向「そ、それは違うぞ!」ロンパシッパイ..

狛枝「ま、日向クンがいくらアクロバティックな性癖を有していたとしてもボクみたいなゴミクズに非難する権利はないよね」

日向「」

12: 2012/12/13(木) 00:23:55.85 ID:+6j9iw0j0
狛枝「いいね、氏ぬほど恥ずかしい性癖を露呈するなんて絶望的だよ。キミはこの絶望を踏み台に、どれほどの希望を生み出してくれるんだろうね?」コマエダスマイル

日向「忘れろ、忘れろ、忘れろビームッ! それで、用件はなんなんだよ」

狛枝「用件ってほどのことじゃないんだけどね。今日はせっかくの休日だし、日向クンと親交を深めようと思っただけだよ。
ボクはね。キミこそがボクの理想とする、絶対的な希望を体現する超高校級の才能を持つ人物だと信じているんだよ」

日向(気の毒だが俺はどうやら超高校級のパンツハンターであってそんな大層なもんじゃなさそうだ)

狛枝「ということで、リフレッシュも兼ねて島の探索に行こうと思うんだけど一緒に来てくれないかな?
新しい採取場所も見つかるかもしれないしさ」

日向「…しょうがないな。付き合うよ」

狛枝「日向クンならそう言ってくれると信じていたよ。さあ、行こうか」

15: 2012/12/13(木) 00:26:10.45 ID:+6j9iw0j0
狛枝と島中を探索して過ごした。
狛枝と少し仲良くなってしまったみたいだ…(ピロリロリッ)

狛枝「いやあ、リフレッシュしたね。実にすがすがしいよ」

日向「結局、平日と同じようにウサミハウスの材料を集めて終わった気もするけどな」

狛枝「いいじゃないか、ボクみたいな無能ゴミ虫が休日返上したくらいで超高校級のみんなの役に立てるなら光栄だよ」

日向「俺もその休日返上に付き合わされたんだぞ」

狛枝「もちろん日向クンには感謝してるよ。お礼の品を渡さないといけないね」ヌギヌギ

日向「!?」

19: 2012/12/13(木) 00:28:27.41 ID:+6j9iw0j0
日向「ちょっと待て、お前はいったい何をしているんだ!」

狛枝「なにって…見ての通りさ。パンツを脱いでいるんだ」

日向(まさか…! 超高校級のパンツハンターの才能は、男にも有効なのか!?)

狛枝「慌てなくても周りに女の子はいないから大丈夫だよ」

日向「ちょ、ちょっと待てよ! 俺だって野郎の脱衣シーンなんて見たくな…」

狛枝「え、なんて?」ボロン

日向「グングニルのヤリ…だと」

23: 2012/12/13(木) 00:31:46.48 ID:+6j9iw0j0
狛枝「はい、じゃあこれ。受け取ってよ、日向クン」パンツッ

日向「いやいやいや、ちょっと待てよ!」

狛枝「? どうしてだい?」

日向「冷静に考えてみろ。俺が野郎のパンツなんて欲しいワケないだろ! 俺はお前のパンツになんて興味はないんだ!」

狛枝「それはどうかな。さあ、日向クン。ボクと勝負してくれるよね? キミは本当に男性のパンツに興味がないのかい?」

日向「当たり前だ! 俺は【男のパンツなんて欲しくない】!」

25: 2012/12/13(木) 00:33:01.04 ID:+6j9iw0j0
狛枝「それは違うよ…」

26: 2012/12/13(木) 00:34:17.76 ID:+6j9iw0j0
日向「!?」

狛枝「キミが本当に男性のパンツに興味がないなら」

狛枝「どうしてキミはボクからパンツを受け取るや否や、それをかぶっているんだい?」

日向「!? いつの間に!? 俺が、自分でかぶったのか…」

狛枝「あれ? 気づいていなかったのかい?」

日向「…クソッ。才能を持つということは、その才能に縛られる。そういうことなのかよ…!」

狛枝「なるほどね、これがキミの才能だったんだね。道理で、無性にパンツを差し出したくなったはずだよ。
超高校級のパンツハンター、といったところかい?」

日向「そう…らしい。軽蔑しろよ。俺の才能じゃお前の期待には沿えそうにないだろ」

狛枝「…」

27: 2012/12/13(木) 00:35:16.54 ID:+6j9iw0j0
狛枝「…素晴らしい」

日向「えっ」

狛枝「素晴らしい、素晴らしいよ日向クン! キミはなんて素晴らしい才能を持っているんだ!」

日向「!?」

狛枝「いいかい、日向クン。最もわかりやすい希望のカタチとして、愛が挙げられるよね」

狛枝「そして、パンツというのは本来愛があってこそ脱ぐべき布だ」

日向「ああ、ウサミもそんなことを言っていたな」

狛枝「その、愛の結晶たるパンツを引き寄せる能力…これはもはや、希望を集める才能に他ならない」

狛枝「日向クン、キミこそボクの求めていた『超高校級の希望』と呼ぶにふさわしい人物だよ!」

29: 2012/12/13(木) 00:37:42.22 ID:+6j9iw0j0
日向「俺が…超高校級の希望?」

狛枝「そうさ。キミは自ら立ち向かうべきだよ…絶望に立ち向かってこその"希望"なんだからさ」

日向「…俺は」

日向「俺はずっと、自分に胸を張れる自分になりたかった」

日向「もし、俺が超高校級の希望になれたらなら」

日向「やってやろうじゃないか」

日向「この世の全てのパンツ、俺が斬らせてもらう!」

狛枝「ボクもお供させてもらうよ。さあ、ボクにキミの希望をもっと見せてくれ!」

日向「ああ、任せろ! 行くぞ狛枝!」

30: 2012/12/13(木) 00:39:08.84 ID:+6j9iw0j0
日向「そうして俺は」

罪木『ふゆぅ…パンツで足りなかったら私のもっと大切なものもあげますから嫌わないでくださぁい!



日向「次々と」

小泉『ちょっと日向! 私のパンツをあげるんだから、せ、責任取りなさいよね!』

日向「仲間達のパンツを」

花村『僕のパンツかい? もちろんオーゥケイさ! ごらん、僕の模擬刀も先制攻撃したがっているよ!』

日向「集めていった」

日向「そして迎えた50日目。修学旅行最終日…」

31: 2012/12/13(木) 00:41:11.68 ID:+6j9iw0j0
田中「ククク…我が魔獣の禁呪を受けし肌着は、魔力を持たぬ者が纏えば即座に焼き尽くされる代物。
貴様に使いこなせるとは思えんが、持ってゆくがいい。フハハハハハハ!」



日向「よし、これで全員分のパンツが揃ったぞ!」

狛枝「ついにやったね、日向クン。超高校生の希望が成し遂げる偉業を間近で見ることができた…なんてボクは幸せ者なんだろう!」

七海「日向くん、おめでとう。これは君が仲間のみんなを、そして日向くん自身を信じ抜いた結果なんだ…と思うよ」

狛枝「キミはこんなところで立ち止まるべきじゃない。島をでたあとも、世界中で希望を集めてゆくんだ」

日向「ああ、そのつもりだぜ。なにしろ…」

32: 2012/12/13(木) 00:43:00.36 ID:+6j9iw0j0
日向「俺はようやく登り始めたばかりだからな。この果てしなく遠いパンツ坂をよ…!」




~終里~

33: 2012/12/13(木) 00:43:57.94 ID:Rea0XDpi0
澪田がいないやり直し

34: 2012/12/13(木) 00:45:59.03 ID:+6j9iw0j0
>>33
ごめん
最後のモブラッシュで出そうか迷ったけどネタ枠の花山に取られた

澪田ちゃん可愛いよな

35: 2012/12/13(木) 00:46:54.26 ID:w+LBuDhk0

引用元: 日向「超高校級のパンツハンター?」