420: 2011/05/29(日) 17:45:47.89 ID:pPPmwFsv0
やってやろうじゃないか
男 「花~、花はいらないかい?きれいな花だよ~」
少女「お花?」
男 「嬢ちゃん、いらっしゃい。どんな花が好きだい?」
少女「花って?鉢植えしか並んでないよ?」
男 「種は植えてあるよ。嬢ちゃんが水をやって、咲かせておくれ」
少女「私、すーっごくきれいな花がいいな!おっきくて、可愛い花が咲くの」
男 「ふぅん……ちょっと、そういうのはないなぁ。ただ、東の森に、大きな花があるという話は聞いたことがある」
男 「その花の種からなら、嬢ちゃんのいう花が咲くと思うよ」
少女「東のもりかぁ。じゃあ、鉢植えだけちょうだい」
男 「まいどありぃ」
男 「花~、花はいらないかい?きれいな花だよ~」
少女「お花?」
男 「嬢ちゃん、いらっしゃい。どんな花が好きだい?」
少女「花って?鉢植えしか並んでないよ?」
男 「種は植えてあるよ。嬢ちゃんが水をやって、咲かせておくれ」
少女「私、すーっごくきれいな花がいいな!おっきくて、可愛い花が咲くの」
男 「ふぅん……ちょっと、そういうのはないなぁ。ただ、東の森に、大きな花があるという話は聞いたことがある」
男 「その花の種からなら、嬢ちゃんのいう花が咲くと思うよ」
少女「東のもりかぁ。じゃあ、鉢植えだけちょうだい」
男 「まいどありぃ」
423: 2011/05/29(日) 17:49:23.90 ID:pPPmwFsv0
東の森
少女「大きな花……大きな花……ないなぁ」
少女「枯れちゃったのかな?」
少女「花……花……」
少女「あった!」
少女「すごい……おっきい。でも」
少女「枯れちゃってるや」
少女「大きな花……大きな花……ないなぁ」
少女「枯れちゃったのかな?」
少女「花……花……」
少女「あった!」
少女「すごい……おっきい。でも」
少女「枯れちゃってるや」
424: 2011/05/29(日) 17:55:25.01 ID:pPPmwFsv0
少女「種はあるかも!」
少女「………」
少女「これかな?緑色の、豆みたいなの」
少女「大切に育てますから、もらっていきます」
少女「絶対に、きれいなお花に育てます!」
少女「それじゃ……」タタタ
枯れた大きな花「…………」ボロボロボロ
枯れた大きな花「………」ボロボロ
折れた大きな花「……」ボロ
枯れた大きな花「」
少女「………」
少女「これかな?緑色の、豆みたいなの」
少女「大切に育てますから、もらっていきます」
少女「絶対に、きれいなお花に育てます!」
少女「それじゃ……」タタタ
枯れた大きな花「…………」ボロボロボロ
枯れた大きな花「………」ボロボロ
折れた大きな花「……」ボロ
枯れた大きな花「」
425: 2011/05/29(日) 18:02:38.07 ID:pPPmwFsv0
少女「ただいま!」
父 「おかえり、どうしたんだ?その鉢植え」
少女「花の種を植えたの!花が咲くまで育てるんだ」
父 「へえ、可愛いじゃないか」
少女「まだ咲いてないよ?」
父 「はは、花を育てる優しい少女が可愛いってことさ」
母 「あなた、何娘を口説いてるのよ」
母 「花を育てるのはいいことよ。やさしい言葉をたくさんかけてあげなさい。きれいに咲くから」
少女「うん、早く芽が出ないかな」
母 「さ、ごはんよ。手を洗ってきなさい」
少女「はーい」
父 「おかえり、どうしたんだ?その鉢植え」
少女「花の種を植えたの!花が咲くまで育てるんだ」
父 「へえ、可愛いじゃないか」
少女「まだ咲いてないよ?」
父 「はは、花を育てる優しい少女が可愛いってことさ」
母 「あなた、何娘を口説いてるのよ」
母 「花を育てるのはいいことよ。やさしい言葉をたくさんかけてあげなさい。きれいに咲くから」
少女「うん、早く芽が出ないかな」
母 「さ、ごはんよ。手を洗ってきなさい」
少女「はーい」
426: 2011/05/29(日) 18:08:22.84 ID:pPPmwFsv0
少女「早く芽が出るといいな」
少女「今日は月がきれいだよ」
鉢植「…」
少女「星もキラキラしてる」
少女「きれいな花を咲かせてね」
少女「おやすみ」
鉢植「……」
少女「今日は月がきれいだよ」
鉢植「…」
少女「星もキラキラしてる」
少女「きれいな花を咲かせてね」
少女「おやすみ」
鉢植「……」
431: 2011/05/29(日) 18:45:01.62 ID:pPPmwFsv0
少女「ん、おはよう」
少女「今日もいい天気だよ」
少女「あったかくて、気持ちのいい朝だよ」
少女「犬が走ってるね」
少女「ちゃんと鉢植持ってるから大丈夫だよ」
少女「落としたりしないよ」
少女「お水の時間だよ」
少女「いっぱい飲んで大きくなってね」
少女「がんばって、芽を出そうね」
父 「少女、鉢植にかかりっきりだな」
母 「ええ。朝から夢中よ。どこへ行くにも鉢植えを抱えてる」
父 「はは、女の子らしくていいじゃないか」
母 「きれいな花が咲くといいわね」
少女「今日もいい天気だよ」
少女「あったかくて、気持ちのいい朝だよ」
少女「犬が走ってるね」
少女「ちゃんと鉢植持ってるから大丈夫だよ」
少女「落としたりしないよ」
少女「お水の時間だよ」
少女「いっぱい飲んで大きくなってね」
少女「がんばって、芽を出そうね」
父 「少女、鉢植にかかりっきりだな」
母 「ええ。朝から夢中よ。どこへ行くにも鉢植えを抱えてる」
父 「はは、女の子らしくていいじゃないか」
母 「きれいな花が咲くといいわね」
432: 2011/05/29(日) 18:52:05.29 ID:pPPmwFsv0
優しい声が聞こえていた
ボロボロの私に、優しくしてくれてうれしかった
この子は私のことが好きなんだ
優しく土に埋めて、きれいな水を飲ませてくれた
暖かい日の下で、楽しく話してくれた
いつも一緒
ずっと一緒
わたしは、この子のために、早く大きくなって
きれいな花を咲かせたい
それで、静かな森の中で、2人きりで過ごしたい
ボロボロの私に、優しくしてくれてうれしかった
この子は私のことが好きなんだ
優しく土に埋めて、きれいな水を飲ませてくれた
暖かい日の下で、楽しく話してくれた
いつも一緒
ずっと一緒
わたしは、この子のために、早く大きくなって
きれいな花を咲かせたい
それで、静かな森の中で、2人きりで過ごしたい
433: 2011/05/29(日) 18:59:18.49 ID:pPPmwFsv0
少女「あさ……」
少女「!」
少女「芽が出てる!可愛い!」
少女「うわあ、やったぁ!」
少女「おかーさーん!芽が出たよ!」
少女「この調子で、早く大きくなってね!」
鉢植「……」
少女「!」
少女「芽が出てる!可愛い!」
少女「うわあ、やったぁ!」
少女「おかーさーん!芽が出たよ!」
少女「この調子で、早く大きくなってね!」
鉢植「……」
434: 2011/05/29(日) 19:05:25.99 ID:pPPmwFsv0
父 「そういえば、少女」
少女「なに、お父さん」
父 「何の花を植えたんだい?」
少女「わからない。でも、大きな花から、種をもらったの。それ」
母 「大きな花?」
少女「うん、東の森の、大きな花」
父 「東の森の花か。少女、東の森は化け物がたまにうろついてるから、あんまり行っちゃだめだぞ」
父 「ちょっと前、大きなものが動く影を見たという人もいた」
母 「そうね。行くなとは言わないけど、一人で行かずにみんなと行って、夕方には帰ってくるのよ」
少女「はーい」
少女「なに、お父さん」
父 「何の花を植えたんだい?」
少女「わからない。でも、大きな花から、種をもらったの。それ」
母 「大きな花?」
少女「うん、東の森の、大きな花」
父 「東の森の花か。少女、東の森は化け物がたまにうろついてるから、あんまり行っちゃだめだぞ」
父 「ちょっと前、大きなものが動く影を見たという人もいた」
母 「そうね。行くなとは言わないけど、一人で行かずにみんなと行って、夕方には帰ってくるのよ」
少女「はーい」
435: 2011/05/29(日) 19:11:17.93 ID:pPPmwFsv0
少女「東の森は危ないんだって」
少女「あのままあそこにいたら、大変だったかもしれないよ」
少女「でも、私がちゃんと守ってあげる」
少女「だから、安心して大きくなってね」
少女「おやすみ」
437: 2011/05/29(日) 19:21:01.97 ID:pPPmwFsv0
「あさだよ」
少女「ん……おかーさん?」
「いい天気だよ」
少女「ふぁ……」
「おはよう」
少女「あれ?お母さん?」
「おはよう」
少女「え、鉢植?」
アルラウネ「あさだよ」
少女「わあ!お、女の子!?」
アルラウネ「いい天気だよ」
アルラウネ「犬がきもちいいあったか」
少女「???」
アルラウネ「東の森は守ってあげる危険な森」
少女「ん……おかーさん?」
「いい天気だよ」
少女「ふぁ……」
「おはよう」
少女「あれ?お母さん?」
「おはよう」
少女「え、鉢植?」
アルラウネ「あさだよ」
少女「わあ!お、女の子!?」
アルラウネ「いい天気だよ」
アルラウネ「犬がきもちいいあったか」
少女「???」
アルラウネ「東の森は守ってあげる危険な森」
438: 2011/05/29(日) 19:30:22.24 ID:pPPmwFsv0
父 「あれ、今日は鉢植持っていかないのかい?」
少女「!」ビク
少女「あ、あんまり振り回すと、壊れちゃうから……」
父 「そうだな、焼き物だからパ林、といっちゃうしな」
少女「う、うん……それじゃ、」
バタン
少女「村長さんが、生き物の図鑑を持ってたよね」
少女「村長さーん」
村長「少女ちゃんか。何かようかい?」
少女「図鑑を見せてほしいの」
村長「私が持っているのはモンスター図鑑で、植物図鑑じゃないのだが」
少女「うん、その図鑑を見せて」
村長「うん……ま、持ってきてあげよう。待ってなさい」
少女「!」ビク
少女「あ、あんまり振り回すと、壊れちゃうから……」
父 「そうだな、焼き物だからパ林、といっちゃうしな」
少女「う、うん……それじゃ、」
バタン
少女「村長さんが、生き物の図鑑を持ってたよね」
少女「村長さーん」
村長「少女ちゃんか。何かようかい?」
少女「図鑑を見せてほしいの」
村長「私が持っているのはモンスター図鑑で、植物図鑑じゃないのだが」
少女「うん、その図鑑を見せて」
村長「うん……ま、持ってきてあげよう。待ってなさい」
439: 2011/05/29(日) 19:41:10.56 ID:pPPmwFsv0
アルラウネ 植物属
いくつかの種類があり、種類によって咲かせる花や形態が異なる
人を能動的に襲うことは少ない
人語を習得することができる
外見は女だが、性別は不明
少女「アルラウネ……っていうんだ」
少女「そういえば、朝話してた言葉って、私が話しかけたことばかりだった」
少女「人を襲わないみたいだし、優しい子なのかな?」
少女「可愛いなぁ」
いくつかの種類があり、種類によって咲かせる花や形態が異なる
人を能動的に襲うことは少ない
人語を習得することができる
外見は女だが、性別は不明
少女「アルラウネ……っていうんだ」
少女「そういえば、朝話してた言葉って、私が話しかけたことばかりだった」
少女「人を襲わないみたいだし、優しい子なのかな?」
少女「可愛いなぁ」
442: 2011/05/29(日) 20:03:05.39 ID:pPPmwFsv0
少女「わ、村長さん!?」
村長「驚かせてしまったかい。ごめんね」
少女「いいえ、あ。図鑑、ありがとうございました」
村長「いいえ、どういたしまして」
少女「それじゃあ、さよなら!」
村長「東の森の、大きな影のうわさでも聞いたのかな」
村長「あれは、アルルーナらしいんだが……」ペラペラ
444: 2011/05/29(日) 20:08:13.06 ID:pPPmwFsv0
アルルーナ モリビト属固有種
モリビトの突然変異体で、世界に一体のみの種族である
アルラウネにも似ているが、別の種族
大きく傷ついたり、寿命によって枯れると、その時点で自らのタネを残す
アルルーナを頃すには、そのタネを砕かないと意味がないと言えるだろう
人語を習得でき、心のようなものもあると思われるが、人間に対し好戦的
頃したという報告はいまだなく、世界のどこかに今も存在する
懸賞金がかけられている
村長「はやく、なんとかしなくてはな」
村長「火でもはなつか?」
モリビトの突然変異体で、世界に一体のみの種族である
アルラウネにも似ているが、別の種族
大きく傷ついたり、寿命によって枯れると、その時点で自らのタネを残す
アルルーナを頃すには、そのタネを砕かないと意味がないと言えるだろう
人語を習得でき、心のようなものもあると思われるが、人間に対し好戦的
頃したという報告はいまだなく、世界のどこかに今も存在する
懸賞金がかけられている
村長「はやく、なんとかしなくてはな」
村長「火でもはなつか?」
446: 2011/05/29(日) 20:18:38.52 ID:pPPmwFsv0
少女「ただいまー」
アルラウネ「ただいまー」
少女「だめだめ。おかえりーっていうの」
アルラ「おかへり」
少女「おかえり」
アルラ「おかえり」
少女「そう、よく言えたね。えらい、えらい」
アルラ「よく言えるとえらい」
少女「可愛いなぁ。アルラウネっていうんだって、あなた」
アルラ「あるるーな!」
少女「え?」
アルラ「アルルーナ!」
少女「アルルーナっていうの?」
アルルーナ「あるるーな……」
少女「わかったよ、アルルーナ」
アルラウネ「ただいまー」
少女「だめだめ。おかえりーっていうの」
アルラ「おかへり」
少女「おかえり」
アルラ「おかえり」
少女「そう、よく言えたね。えらい、えらい」
アルラ「よく言えるとえらい」
少女「可愛いなぁ。アルラウネっていうんだって、あなた」
アルラ「あるるーな!」
少女「え?」
アルラ「アルルーナ!」
少女「アルルーナっていうの?」
アルルーナ「あるるーな……」
少女「わかったよ、アルルーナ」
450: 2011/05/29(日) 20:24:19.12 ID:pPPmwFsv0
アルナ「可愛い……あなた、かわいい」
少女「え?や、やだ、何言ってるの?」
アルナ「あったかい、可愛い。あたな、かわいい」
少女「……適当に言ってるだけ?」
アルナ「甘い!お水!」
少女「のどかわいたの?」
アルナ「かわいた」
少女「砂糖水持ってくるね」
アルナ「さとーみず」
アルナ「あまい。かわいい」
少女「可愛いじゃなくて、おいしい」
アルナ「おいしい。少女、おいしい!」
少女「……食べられないよね?」
451: 2011/05/29(日) 20:28:46.69 ID:pPPmwFsv0
父 「今日は部屋で何してたんだい?」
少女「お話……かなぁ?」
母 「芽が出たのよね?」
少女「芽っていうか……うん」
父 「どうかしたのかい?」
少女「ううん、何も」
父 「そうか。そういえば、東の森の大きな影の正体は、やっぱり化け物だそうだ」
母 「まあ、怖い」
父 「そのうち村長から説明があるだろうが、それまで東の森に近づくなよ」
少女「はーい」
少女「お話……かなぁ?」
母 「芽が出たのよね?」
少女「芽っていうか……うん」
父 「どうかしたのかい?」
少女「ううん、何も」
父 「そうか。そういえば、東の森の大きな影の正体は、やっぱり化け物だそうだ」
母 「まあ、怖い」
父 「そのうち村長から説明があるだろうが、それまで東の森に近づくなよ」
少女「はーい」
453: 2011/05/29(日) 20:33:00.12 ID:pPPmwFsv0
名前欄ミスッた。バカ
何日か後
アルナ「あさだよ、少女。起きて!」
少女「う~ん……おはよう、アルルーナ」
アルナ「おはよう!」
少女「わ、おっきくなってる」
アルナ「うん、私はおっきく育つ種族だから。ちょっと、この植木鉢じゃ狭いかも」
少女「わ、言葉もペラペラだ」
アルナ「前の花の時の知識があるからね。えへへ、少女がここまで育ててくれたおかげだよ」
アルナ「ありがとう、少女!」
少女「ううん、お礼なんていらないよ~」
何日か後
アルナ「あさだよ、少女。起きて!」
少女「う~ん……おはよう、アルルーナ」
アルナ「おはよう!」
少女「わ、おっきくなってる」
アルナ「うん、私はおっきく育つ種族だから。ちょっと、この植木鉢じゃ狭いかも」
少女「わ、言葉もペラペラだ」
アルナ「前の花の時の知識があるからね。えへへ、少女がここまで育ててくれたおかげだよ」
アルナ「ありがとう、少女!」
少女「ううん、お礼なんていらないよ~」
454: 2011/05/29(日) 20:37:58.35 ID:pPPmwFsv0
アルナ「おなかすいた……」
少女「お水?」
アルナ「ううん、食べ物が食べたい」
少女「えっと……パンでいいかな?」
アルナ「うん、ありがとう」モグモグ
少女「よく噛んでね?」
アルナ「うん」モグモグ
アルナ「ごちそうさま。そうだ、お礼にいいものあげる!」
少女「いいもの?」
アルナ「うん、こっち来て。植木鉢もって、私の顔の前に、顔を近づけて?」
少女「こう?」
少女「お水?」
アルナ「ううん、食べ物が食べたい」
少女「えっと……パンでいいかな?」
アルナ「うん、ありがとう」モグモグ
少女「よく噛んでね?」
アルナ「うん」モグモグ
アルナ「ごちそうさま。そうだ、お礼にいいものあげる!」
少女「いいもの?」
アルナ「うん、こっち来て。植木鉢もって、私の顔の前に、顔を近づけて?」
少女「こう?」
458: 2011/05/29(日) 20:47:58.83 ID:pPPmwFsv0
アルナ「ちゅっ」
少女「わ、んっ」
アルナ「ん、……蜜、あげる」
少女「え?んんんっ」
少女(なんか、口移しで……蜜?甘い、おいしい……)
アルナ「あはっ、おいしかった?」
少女「うん……もっと、もっと欲しいな……」
アルナ「へへへ、少女は私のこと、好き?」
少女「うん……スキ」
アルナ「じゃあ、あげるね……」チュ
少女「ん・・・・・ちょうだい……ちゅぷ、んん……」コクン、コクン
アルナ「ぷは、もう、私の口の中まで舌入れて……」
アルナ「少女のえOちー」
少女「はぁ、ふぅ、はぁ、はぁ……」トローン
少女(なんか、体が熱いよぅ……)
少女「わ、んっ」
アルナ「ん、……蜜、あげる」
少女「え?んんんっ」
少女(なんか、口移しで……蜜?甘い、おいしい……)
アルナ「あはっ、おいしかった?」
少女「うん……もっと、もっと欲しいな……」
アルナ「へへへ、少女は私のこと、好き?」
少女「うん……スキ」
アルナ「じゃあ、あげるね……」チュ
少女「ん・・・・・ちょうだい……ちゅぷ、んん……」コクン、コクン
アルナ「ぷは、もう、私の口の中まで舌入れて……」
アルナ「少女のえOちー」
少女「はぁ、ふぅ、はぁ、はぁ……」トローン
少女(なんか、体が熱いよぅ……)
460: 2011/05/29(日) 21:06:58.55 ID:6vQ6qoSg0
少女「おかあさーん!」
母 「なあに?」
少女「おっきい植木鉢ない?」
母 「ん……外の倉庫にあるけど……」
少女「ありがとう!」
倉庫
少女「ん、あった!」
男の子「おーい、少女!」
少女「あ、なあに?」
男の子「ん、何もってんだ?」
少女「大きな鉢植。植え替えをしないといけないの」
男の子「ああ、前もってたあれか」
461: 2011/05/29(日) 21:11:46.35 ID:6vQ6qoSg0
男の子「手伝ってやるよ!」
少女「ありがとう」
男の子「運び終わったらさ、俺と遊ぼうぜ」
少女「うーん……」
男の子「いいだろ?遊ぼうぜ」
少女「ん……いいよ」
男の子「やった」
少女「あ、ここまででいいよ」
男の子「部屋まで運ぶんだろ?」
少女「いいの。あとは私が運ぶ」
男の子「………」
男の子「まあ、いいけど……」
少女「外で待ってて」
少女「ありがとう」
男の子「運び終わったらさ、俺と遊ぼうぜ」
少女「うーん……」
男の子「いいだろ?遊ぼうぜ」
少女「ん……いいよ」
男の子「やった」
少女「あ、ここまででいいよ」
男の子「部屋まで運ぶんだろ?」
少女「いいの。あとは私が運ぶ」
男の子「………」
男の子「まあ、いいけど……」
少女「外で待ってて」
464: 2011/05/29(日) 21:27:15.06 ID:6vQ6qoSg0
アルナ「………」
少女「おっきい植木鉢、あったよ」
アルナ「………」
少女「アルルーナ?」
アルナ「……」プイ
少女「どうして怒ってるの?何かあった?」
アルナ「……知らない!」
少女「ア、アルルーナ?え、私、何かしたかな?」
アルナ「知らないよ!少女のバカ!」
少女「え?え?ご、ごめんね?」
少女「ごめんね?何か悪いことしちゃったみたい……ごめんなさい!」
バタン
アルナ「なんで、私を置いてあんな男に……」ギリ
アルナ「許さない……あの男!」
少女「おっきい植木鉢、あったよ」
アルナ「………」
少女「アルルーナ?」
アルナ「……」プイ
少女「どうして怒ってるの?何かあった?」
アルナ「……知らない!」
少女「ア、アルルーナ?え、私、何かしたかな?」
アルナ「知らないよ!少女のバカ!」
少女「え?え?ご、ごめんね?」
少女「ごめんね?何か悪いことしちゃったみたい……ごめんなさい!」
バタン
アルナ「なんで、私を置いてあんな男に……」ギリ
アルナ「許さない……あの男!」
465: 2011/05/29(日) 21:35:01.24 ID:6vQ6qoSg0
少女(アルルーナ……どうしちゃったんだろう)
男の子「最近鉢植ばっかりかまって遊んでなかったからなー」
男の子「植物なんて、いつもいつも見ている必要ないだろー」
少女「う、うん……」
少女(アルルーナは……ただ植物じゃないけど)
男の子「とにかく、今日はいっぱい遊ぼうぜ!」
少女「うん!」
男の子「最近鉢植ばっかりかまって遊んでなかったからなー」
男の子「植物なんて、いつもいつも見ている必要ないだろー」
少女「う、うん……」
少女(アルルーナは……ただ植物じゃないけど)
男の子「とにかく、今日はいっぱい遊ぼうぜ!」
少女「うん!」
467: 2011/05/29(日) 21:41:08.12 ID:6vQ6qoSg0
少女「ただいま、アルルーナ」
アルナ「おかえり、少女」ニコ
少女(あれ?)
少女「怒ってない?」
アルナ「ごめんなさい……少女にひどい態度とっちゃった」
アルナ「少女のこと大好きなのに。ごめんね」
少女「ううん、いいよ。私も、ごめんね?」
アルナ「少女が謝る必要なんてないよ」
アルナ「お詫びに……あげる」
少女「うん、蜜……」
アルナ「ちゅ、んん」
少女「はぁ、ん……」
アルナ「少女の唇、気持ちいいよぉ……」
少女「アルナぁ、蜜……ん、んんっ」
アルナ「あげる……私の、蜜」
少女「ちゅ、ん、ふぅっ……おいしいよぉ……」コクンコクン
アルナ「おかえり、少女」ニコ
少女(あれ?)
少女「怒ってない?」
アルナ「ごめんなさい……少女にひどい態度とっちゃった」
アルナ「少女のこと大好きなのに。ごめんね」
少女「ううん、いいよ。私も、ごめんね?」
アルナ「少女が謝る必要なんてないよ」
アルナ「お詫びに……あげる」
少女「うん、蜜……」
アルナ「ちゅ、んん」
少女「はぁ、ん……」
アルナ「少女の唇、気持ちいいよぉ……」
少女「アルナぁ、蜜……ん、んんっ」
アルナ「あげる……私の、蜜」
少女「ちゅ、ん、ふぅっ……おいしいよぉ……」コクンコクン
468: 2011/05/29(日) 21:49:59.98 ID:6vQ6qoSg0
母 「少女、お使いに行ってくれるかしら?」
少女「はーい。どこまで?」
母 「東の森にいるお父さんに、この籠を渡してほしいの」
母 「入口にいるはずだからね」
少女「わかった!行ってきます!」
バタン
男の子「こんにちはー、少女ー!」
母 「あら。少女は今お使いにいっちゃってるのよ」
男の子「そっか、いないのか」
母 「あの子の部屋で待ってるといいわ」
男の子「それじゃ、お邪魔しまーす」
470: 2011/05/29(日) 21:54:14.38 ID:6vQ6qoSg0
男の子「少女の部屋……」
アルナ「………」ギロリ
男の子「うわあ!」
男の子「な、なんだこれ!?」
アルナ「うるさい……汚い声を、出すな!」シュルル
男の子「ツタ、んんん、むぐぐぐぐぅっ!」
アルナ「私の少女に、手を出したな……」
アルナ「人間めぇ……私と少女の世界に……」
アルナ「入って、来るんじゃ、ない!」
ゴギリ
アルナ「野蛮な人間が……」
アルナ「………」
アルナ「肉……」
ガツガツガツ………
アルナ「………」ギロリ
男の子「うわあ!」
男の子「な、なんだこれ!?」
アルナ「うるさい……汚い声を、出すな!」シュルル
男の子「ツタ、んんん、むぐぐぐぐぅっ!」
アルナ「私の少女に、手を出したな……」
アルナ「人間めぇ……私と少女の世界に……」
アルナ「入って、来るんじゃ、ない!」
ゴギリ
アルナ「野蛮な人間が……」
アルナ「………」
アルナ「肉……」
ガツガツガツ………
473: 2011/05/29(日) 22:06:01.00 ID:6vQ6qoSg0
少女「お父さん、これ、お母さんから!」
父 「ああ、少女。ありがとう」
村長「おや、少女ちゃん。こんにちは」
少女「村長さん、こんにちは!何やってるんですか?」
父 「東の森の、大きな動く影の正体を探しに来たのさ」
村長「大きな影の正体はアルルーナといってね。人を襲うモンスターだ」
父 「大丈夫さ。枯れたアルルーナの残骸を見つけたんだ。もういないよ」
父 「ああ、少女。ありがとう」
村長「おや、少女ちゃん。こんにちは」
少女「村長さん、こんにちは!何やってるんですか?」
父 「東の森の、大きな動く影の正体を探しに来たのさ」
村長「大きな影の正体はアルルーナといってね。人を襲うモンスターだ」
父 「大丈夫さ。枯れたアルルーナの残骸を見つけたんだ。もういないよ」
475: 2011/05/29(日) 22:09:09.04 ID:6vQ6qoSg0
村長「だが、アルルーナは氏にぎわに種を残すという。その種は見当たらない」
父 「大方、鳥にでも食われたんでしょう。少女、アルルーナの残骸でも見ていくといい」
少女「うん……」(アルルーナって……まさか……
大きな枯れた花「…」
少女「!?」
少女(やっぱり、私が種をもらった大きな花だ……)
少女(アルルーナが、人を襲う、恐ろしいモンスター?)
少女(……違う。ちゃんと優しい子に育ててるもの。人を襲ったり、しないもん)
アルナ「……ガツガツ」
母 「男の子?ジュースでも……え?」
アルナ「……」ギロリ
母 「ひ、ひぃっ!」
母 「きゃあっ!むぐっ!むぐううううっ!?」シュルルル
父 「大方、鳥にでも食われたんでしょう。少女、アルルーナの残骸でも見ていくといい」
少女「うん……」(アルルーナって……まさか……
大きな枯れた花「…」
少女「!?」
少女(やっぱり、私が種をもらった大きな花だ……)
少女(アルルーナが、人を襲う、恐ろしいモンスター?)
少女(……違う。ちゃんと優しい子に育ててるもの。人を襲ったり、しないもん)
アルナ「……ガツガツ」
母 「男の子?ジュースでも……え?」
アルナ「……」ギロリ
母 「ひ、ひぃっ!」
母 「きゃあっ!むぐっ!むぐううううっ!?」シュルルル
478: 2011/05/29(日) 22:17:59.53 ID:6vQ6qoSg0
アルナ「少女に似てる……」
母 「んー!んんんー!」ジタバタ
アルナ「でも、少女じゃない」
ゴギリ
ドシャ
アルナ「汚らわしい人間が」
アルナ「……肉が増えた」
アルナ「…………ガツガツガツガツ」
アルナ「どうして人間は、こうして肉だけは旨いのか」
アルナ「少女と一緒に食べたら、もっとおいしくなるかな」
アルナ「そういえば……少女もお肉が好きとか言っていた。はんばーぐとか」
アルナ「はんばーぐが何かは知らないけど。肉の種類?部位?」
アルナ「少女も食べたいだろうし、一番おいしい頭だけ残しておこう。一緒に食べるんだ」
アルナ「残りは………ジュル」
ガツガツガツガツガツガツ………
母 「んー!んんんー!」ジタバタ
アルナ「でも、少女じゃない」
ゴギリ
ドシャ
アルナ「汚らわしい人間が」
アルナ「……肉が増えた」
アルナ「…………ガツガツガツガツ」
アルナ「どうして人間は、こうして肉だけは旨いのか」
アルナ「少女と一緒に食べたら、もっとおいしくなるかな」
アルナ「そういえば……少女もお肉が好きとか言っていた。はんばーぐとか」
アルナ「はんばーぐが何かは知らないけど。肉の種類?部位?」
アルナ「少女も食べたいだろうし、一番おいしい頭だけ残しておこう。一緒に食べるんだ」
アルナ「残りは………ジュル」
ガツガツガツガツガツガツ………
480: 2011/05/29(日) 22:30:18.79 ID:6vQ6qoSg0
村長「もともと、傷ついていたようだな」
父 「そうみたいですね。焼けたような跡がある」
村長「このやけどがもとで枯れたみたいだな……」
少女「ひどい……」
大きな枯れた花「…」
父 「だがな、少女。アルルーナは人を襲うんだよ」
少女「……」ムッ
父 「そうみたいですね。焼けたような跡がある」
村長「このやけどがもとで枯れたみたいだな……」
少女「ひどい……」
大きな枯れた花「…」
父 「だがな、少女。アルルーナは人を襲うんだよ」
少女「……」ムッ
482: 2011/05/29(日) 22:37:26.71 ID:6vQ6qoSg0
村長「それに……アルルーナは、襲った人を喰らうのだ」
村長「恐ろしいモンスターなんだよ」
父 「花粉は毒。いばらのツタにも別の毒がある。一定の大きさになれば移動もする」
村長「蜜にも特別な成分があると聞く。見た目はきれいな花だが、危険だ」
少女「ちがうもん……」
村長「そうだ、今図鑑を持ってきている。見せてあげよう」
少女(やっぱり、アルルーナだ。でも、アルルーナは優しいもん。村長さんも、お父さんも分かってない)
少女(優しくするれば、アルルーナだって優しくなるもん)
アルナ「……骨は堅いな」ガリガリガリガリ
女の子「しょーうじょちゃーん!あそびましょー!」
女の子「男の子も来てるよね……あっそびーましょー!」
アルナ「今日は、運がいいなぁ」ジュルリ
村長「恐ろしいモンスターなんだよ」
父 「花粉は毒。いばらのツタにも別の毒がある。一定の大きさになれば移動もする」
村長「蜜にも特別な成分があると聞く。見た目はきれいな花だが、危険だ」
少女「ちがうもん……」
村長「そうだ、今図鑑を持ってきている。見せてあげよう」
少女(やっぱり、アルルーナだ。でも、アルルーナは優しいもん。村長さんも、お父さんも分かってない)
少女(優しくするれば、アルルーナだって優しくなるもん)
アルナ「……骨は堅いな」ガリガリガリガリ
女の子「しょーうじょちゃーん!あそびましょー!」
女の子「男の子も来てるよね……あっそびーましょー!」
アルナ「今日は、運がいいなぁ」ジュルリ
483: 2011/05/29(日) 22:45:48.22 ID:6vQ6qoSg0
村長「さて、帰るとしようか」
父 「そうですね。少女、一緒に帰ろう」
少女「うん」
村長「懸賞金の申請をしておこう」
父 「懸賞金で粉ひき所を新しくしましょう。母が使いにくいと文句を言っていました」
村長「私の妻もだよ。そうしようか」
少女(アルルーナ……今何してる?)
アルナ「生きたまま、もたまにはいい」パクリ
アルナ「モグモグ……声が聴きたいけど、さすがに危ない」ガブリ
アルナ「モグモグ……かみつくたび、ツタがすごい力でかまれる」ガリ
アルナ「こういう反応も、たまには面白い」
女の子「あ……もうやだ……」
アルナ「ふふ、私は人間に焼かれたりしたんだよ?」
父 「そうですね。少女、一緒に帰ろう」
少女「うん」
村長「懸賞金の申請をしておこう」
父 「懸賞金で粉ひき所を新しくしましょう。母が使いにくいと文句を言っていました」
村長「私の妻もだよ。そうしようか」
少女(アルルーナ……今何してる?)
アルナ「生きたまま、もたまにはいい」パクリ
アルナ「モグモグ……声が聴きたいけど、さすがに危ない」ガブリ
アルナ「モグモグ……かみつくたび、ツタがすごい力でかまれる」ガリ
アルナ「こういう反応も、たまには面白い」
女の子「あ……もうやだ……」
アルナ「ふふ、私は人間に焼かれたりしたんだよ?」
485: 2011/05/29(日) 22:50:03.66 ID:6vQ6qoSg0
父 「村長さんところによってから帰るから」
少女「わかった」
少女「ただいまー!」
シーン
少女「お母さん?」
少女「出かけたのかな?」
少女「アルルーナ、ただいま!」
アルナ「ん?モグモグ……ゴクン。おかえり、少女!」ニコ
少女「………え?」
少女「何……食べてるの?」
アルナ「お肉だよ」
アルナ「人間の」
少女「ひ、うそ」
アルナ「おいしいよ?」
少女「わかった」
少女「ただいまー!」
シーン
少女「お母さん?」
少女「出かけたのかな?」
少女「アルルーナ、ただいま!」
アルナ「ん?モグモグ……ゴクン。おかえり、少女!」ニコ
少女「………え?」
少女「何……食べてるの?」
アルナ「お肉だよ」
アルナ「人間の」
少女「ひ、うそ」
アルナ「おいしいよ?」
488: 2011/05/29(日) 23:00:05.89 ID:6vQ6qoSg0
アルルーナの体は、血で汚れていた。
ところどころ固まった血がひび割れを作っていた。
アルナ「少女もお肉好きだって言ってたから」
アルナ「ほら!一番おいしい頭を残しておいたよ!一緒に食べようよ!」
少女「お母さん!男の子に、女の子も!」
少女「ひどい……ひどいよ……こんなの……なんでぇ……?」
アルナ「あ、あれ?」オロオロ
アルナ「あ、頭は嫌いだった?心臓とかのほうが好き?」
アルナ「肝臓ならまだあるけど……」
アルナ「うわ、ごめんね?ごめんね?」
アルナ「そうだ、だったら、また狩ってくるよ。そうすれば、少女が好きなところ食べれるし」
少女「うっ、ううっ……お母さん……」
アルナ「………もしかして」
ところどころ固まった血がひび割れを作っていた。
アルナ「少女もお肉好きだって言ってたから」
アルナ「ほら!一番おいしい頭を残しておいたよ!一緒に食べようよ!」
少女「お母さん!男の子に、女の子も!」
少女「ひどい……ひどいよ……こんなの……なんでぇ……?」
アルナ「あ、あれ?」オロオロ
アルナ「あ、頭は嫌いだった?心臓とかのほうが好き?」
アルナ「肝臓ならまだあるけど……」
アルナ「うわ、ごめんね?ごめんね?」
アルナ「そうだ、だったら、また狩ってくるよ。そうすれば、少女が好きなところ食べれるし」
少女「うっ、ううっ……お母さん……」
アルナ「………もしかして」
489: 2011/05/29(日) 23:08:25.81 ID:6vQ6qoSg0
アルナ「もしかして………」
アルナ「好きなお肉がないから泣いているんじゃなくて」
アルナ「そいつらが氏んだから泣いてるの?」
少女「ぐすっ、そうだよ……何でこんなことしたの?」
アルナ「人間なんていらないでしょ!?」
アルナ「私と少女の世界を邪魔する奴らなんていらないでしょ!」
少女「いや!いや!いや!」
少女「私はいるもん!お母さんも女の子も男の子もいるの!」
アルナ「なっ、嘘をついたの!?私のこと可愛いって!好きだって言ったのに!」
少女「みんなを頃しちゃったアルルーナなんて嫌い!嫌い!大っ嫌い!」
少女「育てなきゃよかった!」
アルナ「!」ギリリリリ
アルナ「好きなお肉がないから泣いているんじゃなくて」
アルナ「そいつらが氏んだから泣いてるの?」
少女「ぐすっ、そうだよ……何でこんなことしたの?」
アルナ「人間なんていらないでしょ!?」
アルナ「私と少女の世界を邪魔する奴らなんていらないでしょ!」
少女「いや!いや!いや!」
少女「私はいるもん!お母さんも女の子も男の子もいるの!」
アルナ「なっ、嘘をついたの!?私のこと可愛いって!好きだって言ったのに!」
少女「みんなを頃しちゃったアルルーナなんて嫌い!嫌い!大っ嫌い!」
少女「育てなきゃよかった!」
アルナ「!」ギリリリリ
493: 2011/05/29(日) 23:23:41.96 ID:6vQ6qoSg0
アルナ「何か吹き込まれたんだよね。じゃなきゃ、そんなこと言うはずないもん」
少女「アルルーナは、優しい子だと思ってたのに……」
コンコン
父 「少女?お母さんどこにいるか知らないかい?」
少女「お父さん!?」
ガチャ
父 「さっきから探して……!?」
父 「アルルーナ!?」
アルナ「吹き込んだのはおまえだろ!!!!頃してやる!」シュルルルル
少女「だめぇ!」バッ
少女「きゃあっ」シュルル
父 「少女!くそっ、後で必ず助ける!」ダッ
アルナ「ふふ……少女、つーかまえた」ニコ
少女「離してよ!」ジタバタ
アルナ「あっちは逃げちゃったか」
少女「アルルーナは、優しい子だと思ってたのに……」
コンコン
父 「少女?お母さんどこにいるか知らないかい?」
少女「お父さん!?」
ガチャ
父 「さっきから探して……!?」
父 「アルルーナ!?」
アルナ「吹き込んだのはおまえだろ!!!!頃してやる!」シュルルルル
少女「だめぇ!」バッ
少女「きゃあっ」シュルル
父 「少女!くそっ、後で必ず助ける!」ダッ
アルナ「ふふ……少女、つーかまえた」ニコ
少女「離してよ!」ジタバタ
アルナ「あっちは逃げちゃったか」
499: 2011/05/29(日) 23:38:20.51 ID:6vQ6qoSg0
少女「離してよ!」
アルナ「なんで?これからはずっと一緒に暮らすのに」
少女「やだぁ!やだよ!」
アルナ「少女が育ててくれたおかげで、ほとんど成体にもなれた」
アルナ「私、歩けるんだよ?すごいでしょ」
アルナ「外に行こうよ、ね?」
少女「助けて!誰か助けて!」
501: 2011/05/29(日) 23:44:06.20 ID:6vQ6qoSg0
村長「出てきたぞ!」
父 「ああ、少女!化け物め、少女を離せ!」
アルナ「うるさいなぁ……」
少女「ダメ!殺さないで!」
アルナ「どうして?ツタでキュッってするだけで終わっちゃうよ?」
少女「だめ!ダメなの!」
アルナ「うーん。少女がそう言うなら……」ファァァァ……
村長「しまった、風下、だ……」
父 「う、あ……少女……」
アルナ「眠りの花粉だよ。毒の花粉もあるんだけどね」
少女「お父さん……村長さん……ごめんなさい……ごめんなさい……」
父 「ああ、少女!化け物め、少女を離せ!」
アルナ「うるさいなぁ……」
少女「ダメ!殺さないで!」
アルナ「どうして?ツタでキュッってするだけで終わっちゃうよ?」
少女「だめ!ダメなの!」
アルナ「うーん。少女がそう言うなら……」ファァァァ……
村長「しまった、風下、だ……」
父 「う、あ……少女……」
アルナ「眠りの花粉だよ。毒の花粉もあるんだけどね」
少女「お父さん……村長さん……ごめんなさい……ごめんなさい……」
504: 2011/05/29(日) 23:49:55.75 ID:6vQ6qoSg0
深い森の奥
アルナ「ようやく、二人っきりになれたね」
少女「帰して……お家に帰して……」
アルナ「ふふ、今日からここがお家だよ……ね、服なんて、脱いじゃおうよ」ビリビリ
少女「やだ……もうやめて……」
アルナ「ふふ、可愛いよ」チュ
少女「や、だ、ん、むむっ」コクンコクン
アルナ「ふふ、私の蜜、おいしいでしょ?」
少女「あ、あうう……」
少女「なんだか、体が熱い……」
アルナ「あは、少女のここ、とろとろだ……やっぱり、期待してたんでしょ」
少女「やだ……もうやだ……帰りたいよぉ……」
アルナ「ようやく、二人っきりになれたね」
少女「帰して……お家に帰して……」
アルナ「ふふ、今日からここがお家だよ……ね、服なんて、脱いじゃおうよ」ビリビリ
少女「やだ……もうやめて……」
アルナ「ふふ、可愛いよ」チュ
少女「や、だ、ん、むむっ」コクンコクン
アルナ「ふふ、私の蜜、おいしいでしょ?」
少女「あ、あうう……」
少女「なんだか、体が熱い……」
アルナ「あは、少女のここ、とろとろだ……やっぱり、期待してたんでしょ」
少女「やだ……もうやだ……帰りたいよぉ……」
517: 2011/05/30(月) 00:16:42.60 ID:M2w2DmB80
アルナ「はぁ、はぁ、はぁ………」
少女「えへへ……ふふ……えへへへ……」
アルナ「すごく気持ちよかったね……」
少女「すきぃ……アルルーナのこと、すきぃ……」
アルナ「なんだか、ずいぶん甘えんぼになっちゃったね」
少女「えへへ……アルルーナぁ……アルルーナぁ……」
アルナ「ふふ、大好き……愛してるよ、少女」
アルナ「もう絶対に、離さない」
おわり
少女「えへへ……ふふ……えへへへ……」
アルナ「すごく気持ちよかったね……」
少女「すきぃ……アルルーナのこと、すきぃ……」
アルナ「なんだか、ずいぶん甘えんぼになっちゃったね」
少女「えへへ……アルルーナぁ……アルルーナぁ……」
アルナ「ふふ、大好き……愛してるよ、少女」
アルナ「もう絶対に、離さない」
おわり
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