117: 2019/08/21(水) 16:07:47.83 ID:5xT63Mc3o
武内P「今日は和食です」
118: 2019/08/21(水) 16:12:08.05 ID:5xT63Mc3o
友紀「え~? お肉にしようよー!」
武内P「姫川さん、カゴにウィンナーを入れないで下さい」
亜季「ぷっ、プロデューサー殿!?」
武内P「大和さん、手に持った豚肉は置いてください」
千夜「……おい」
千夜「私は、夏向けの和食を教えて欲しいと言っただけですが?」
武内P「……私も、レシピを教えて終わりのつもりでした」
友紀・亜季「?」キョトン!
武内P「姫川さん、カゴにウィンナーを入れないで下さい」
亜季「ぷっ、プロデューサー殿!?」
武内P「大和さん、手に持った豚肉は置いてください」
千夜「……おい」
千夜「私は、夏向けの和食を教えて欲しいと言っただけですが?」
武内P「……私も、レシピを教えて終わりのつもりでした」
友紀・亜季「?」キョトン!
119: 2019/08/21(水) 16:16:04.67 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
ガチャッ!
友紀「お邪魔しまーす!」ペカー!
スルッ、スルッ、ポーイッ!
千夜「流れるように、靴下を脱ぎましたが?」
武内P「……笑顔です」
亜季「失礼します! 冷蔵庫をお借りするであります!」
千夜「流れるように、ビールを冷蔵庫にしまいましたが?」
武内P「……笑顔です」
ガチャッ!
友紀「お邪魔しまーす!」ペカー!
スルッ、スルッ、ポーイッ!
千夜「流れるように、靴下を脱ぎましたが?」
武内P「……笑顔です」
亜季「失礼します! 冷蔵庫をお借りするであります!」
千夜「流れるように、ビールを冷蔵庫にしまいましたが?」
武内P「……笑顔です」
120: 2019/08/21(水) 16:22:04.60 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
「「カンパーイ!」」
千夜「先に、カンパイをしているようですが?」
武内P「……笑顔です」
千夜「……」
武内P「――すみません、一つお願いをしても良いでしょうか」
千夜「……聞くだけは聞きましょう」
武内P「お二人に、箸ともずく酢を持って行って頂けますか?」
武内P「あとは、こちらのワサビも」
千夜「……何故ですか? 何故、そこまで」
武内P「お好みでワサビを溶かすと、酢のトゲが丸くなりますから」
千夜「……そういう問いではありませんが、良いでしょう」
「「カンパーイ!」」
千夜「先に、カンパイをしているようですが?」
武内P「……笑顔です」
千夜「……」
武内P「――すみません、一つお願いをしても良いでしょうか」
千夜「……聞くだけは聞きましょう」
武内P「お二人に、箸ともずく酢を持って行って頂けますか?」
武内P「あとは、こちらのワサビも」
千夜「……何故ですか? 何故、そこまで」
武内P「お好みでワサビを溶かすと、酢のトゲが丸くなりますから」
千夜「……そういう問いではありませんが、良いでしょう」
121: 2019/08/21(水) 16:26:35.28 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
千夜「……持って行きました」
武内P「ありがとうございます」
武内P「白雪さんは、もずく酢は?」
千夜「私が食事をとる場所は、此処ではありませんから」
武内P「……ありがとう、ございます」
千夜「何故、しみじみ礼を言ったのか」
千夜「……まあ、理由は察しますが」
千夜「次は、その冷奴を持っていけば?」
武内P「!」
武内P「それは……とても助かります」
千夜「礼を言うのはやめてください」
千夜「いくら私でも、哀れみの感情は持ち合わせていますから」
千夜「……持って行きました」
武内P「ありがとうございます」
武内P「白雪さんは、もずく酢は?」
千夜「私が食事をとる場所は、此処ではありませんから」
武内P「……ありがとう、ございます」
千夜「何故、しみじみ礼を言ったのか」
千夜「……まあ、理由は察しますが」
千夜「次は、その冷奴を持っていけば?」
武内P「!」
武内P「それは……とても助かります」
千夜「礼を言うのはやめてください」
千夜「いくら私でも、哀れみの感情は持ち合わせていますから」
122: 2019/08/21(水) 16:35:27.31 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
千夜「……今は、何を?」
武内P「お二人が、もずく酢と冷奴と格闘している間に……」
武内P「……急いで、ほうれん草のおひたしの準備を」
ザクッ、ザクッ
千夜「……」
武内P「黒埼さんに食べさせるため、との事なので」
武内P「貧血気味なのを解消するために、鉄分の採れるほうれん草を選びました」
武内P「この鉄分は吸収効率がよく……海藻類、もずく酢にも含まれています」
武内P「夏ですが、サッパリして食べやすいのでオススメですね」
千夜「……詳しいな」
武内P「食には関心があります」
千夜「……今は、何を?」
武内P「お二人が、もずく酢と冷奴と格闘している間に……」
武内P「……急いで、ほうれん草のおひたしの準備を」
ザクッ、ザクッ
千夜「……」
武内P「黒埼さんに食べさせるため、との事なので」
武内P「貧血気味なのを解消するために、鉄分の採れるほうれん草を選びました」
武内P「この鉄分は吸収効率がよく……海藻類、もずく酢にも含まれています」
武内P「夏ですが、サッパリして食べやすいのでオススメですね」
千夜「……詳しいな」
武内P「食には関心があります」
123: 2019/08/21(水) 16:40:27.88 ID:5xT63Mc3o
武内P「ほうれん草を茹でている間に、メインの下準備を」
千夜「……茹でるのは私がやります」
武内P「!!」
武内P「ありがとう、ございます……」ジーン…!
千夜「やめろ、感動するな」
武内P「では、本日のメイン――」
武内P「――シャケのハラスの臭みを取っていきます」
武内P「時期なので、置いているとは思いませんでしたが……」
武内P「……良い、買い物が出来ました」
千夜「シャケのハラスは……食べたことがありませんね」
武内P「そう、なのですか?」
武内P「でしたら……少し、驚かれるかも知れませんね」
千夜「……茹でるのは私がやります」
武内P「!!」
武内P「ありがとう、ございます……」ジーン…!
千夜「やめろ、感動するな」
武内P「では、本日のメイン――」
武内P「――シャケのハラスの臭みを取っていきます」
武内P「時期なので、置いているとは思いませんでしたが……」
武内P「……良い、買い物が出来ました」
千夜「シャケのハラスは……食べたことがありませんね」
武内P「そう、なのですか?」
武内P「でしたら……少し、驚かれるかも知れませんね」
124: 2019/08/21(水) 16:48:59.00 ID:5xT63Mc3o
武内P「手順は、本当に簡単です」
武内P「シャケのハラスは、処理済みのものが多いので……」
武内P「こちらも、トレー等にあけて――」
チピチピ…
武内P「――料理酒をふりかけ、10分~15分程待ちます」
千夜「成る程」
千夜「ほうれん草が、そろそろ茹で上がります」
武内P「では、こちらのボウルを使って下さい」
武内P「それに――」
千夜「――水を張って、ほうれん草を入れるのでしょう」
千夜「私をからかっているのですか?」
武内P「……!」ジーン…!
千夜「おい、感動するな」
武内P「シャケのハラスは、処理済みのものが多いので……」
武内P「こちらも、トレー等にあけて――」
チピチピ…
武内P「――料理酒をふりかけ、10分~15分程待ちます」
千夜「成る程」
千夜「ほうれん草が、そろそろ茹で上がります」
武内P「では、こちらのボウルを使って下さい」
武内P「それに――」
千夜「――水を張って、ほうれん草を入れるのでしょう」
千夜「私をからかっているのですか?」
武内P「……!」ジーン…!
千夜「おい、感動するな」
125: 2019/08/21(水) 16:57:09.91 ID:5xT63Mc3o
千夜「冷ましたら、水気を絞って……」
武内P「待ってください。切るのは、私が」
千夜「いいえ、やらせて貰います」
武内P「……! わかりました」
千夜「――後は、程よい大きさに切り」
スッ、スッ
武内P「器は……こちらで」
千夜「? もう盛り付けるのですか?」
武内P「白だしをかけて、冷蔵庫で冷やしておきます」
武内P「ひたす時間は少ないですが……」
「「アッハハハハ!」」
武内P「……あちらも、盛り上がっていますので」
千夜「……」
武内P「待ってください。切るのは、私が」
千夜「いいえ、やらせて貰います」
武内P「……! わかりました」
千夜「――後は、程よい大きさに切り」
スッ、スッ
武内P「器は……こちらで」
千夜「? もう盛り付けるのですか?」
武内P「白だしをかけて、冷蔵庫で冷やしておきます」
武内P「ひたす時間は少ないですが……」
「「アッハハハハ!」」
武内P「……あちらも、盛り上がっていますので」
千夜「……」
126: 2019/08/21(水) 17:07:12.01 ID:5xT63Mc3o
武内P「ラップをかけて、冷やしておき……」
武内P「……催促があったら、冷蔵庫から取り出します」
武内P「後は、上に鰹節と……ん、しらすが残っていましたね」
武内P「しらすをかけて、召し上がって頂きます」
武内P「味が薄いと思ったら、お醤油をかけて味を整えましょう」
千夜「……しらす、か」
千夜「確かに、あると冷奴にかけたりと便利ですね」
武内P「色々な食べ物に、少しアクセントが加わりますね」
武内P「ごはんにそのままかけても美味しいですから」
トンッ、トンッ
千夜「……大根おろし、か?」
千夜「かして下さい」
武内P「……!」ジーン…!
武内P「……催促があったら、冷蔵庫から取り出します」
武内P「後は、上に鰹節と……ん、しらすが残っていましたね」
武内P「しらすをかけて、召し上がって頂きます」
武内P「味が薄いと思ったら、お醤油をかけて味を整えましょう」
千夜「……しらす、か」
千夜「確かに、あると冷奴にかけたりと便利ですね」
武内P「色々な食べ物に、少しアクセントが加わりますね」
武内P「ごはんにそのままかけても美味しいですから」
トンッ、トンッ
千夜「……大根おろし、か?」
千夜「かして下さい」
武内P「……!」ジーン…!
127: 2019/08/21(水) 17:14:10.24 ID:5xT63Mc3o
武内P「では……ハラスを焼きますので」
武内P「白雪さんは、あちらの部屋へ……」
千夜「何を言っているのですか?」
千夜「私の目的は、手順を完璧に覚えてお嬢様の元へ帰る事」
武内P「しかし、ハラスはかなり匂いが……」
千夜「構いません」
千夜「美味しいものをたべること、というお嬢様の望み」
千夜「それを叶えるためならば、クリーニング代も惜しくはありません」
武内P「白雪さん……」
「ねー! ね~~っ!」
「物資が! 物資が不足しているであります! 補給はまだでありましょうか!?」
千夜「それに、向こうの部屋に長居はしたく無いです」
武内P「……」
武内P「白雪さんは、あちらの部屋へ……」
千夜「何を言っているのですか?」
千夜「私の目的は、手順を完璧に覚えてお嬢様の元へ帰る事」
武内P「しかし、ハラスはかなり匂いが……」
千夜「構いません」
千夜「美味しいものをたべること、というお嬢様の望み」
千夜「それを叶えるためならば、クリーニング代も惜しくはありません」
武内P「白雪さん……」
「ねー! ね~~っ!」
「物資が! 物資が不足しているであります! 補給はまだでありましょうか!?」
千夜「それに、向こうの部屋に長居はしたく無いです」
武内P「……」
129: 2019/08/21(水) 17:21:27.08 ID:5xT63Mc3o
武内P「では……彼女たちに、ほうれん草のおひたしを」
…トンッ
千夜「レモン?」
武内P「はい」
武内P「ほうれん草の鉄分は、そのままでは吸収されにくいです」
武内P「しかし、レモンを軽く絞ってかける事で……」
ぎゅっ…
武内P「……吸収の効率が、かなり上がるようです」
武内P「レモンには、疲労回復の効果もあり……」
武内P「この時期にはうってつけ、ですね」
千夜「持って行きます」
千夜「感動はしないでください、お願いします」
武内P「は、はい……」
…トンッ
千夜「レモン?」
武内P「はい」
武内P「ほうれん草の鉄分は、そのままでは吸収されにくいです」
武内P「しかし、レモンを軽く絞ってかける事で……」
ぎゅっ…
武内P「……吸収の効率が、かなり上がるようです」
武内P「レモンには、疲労回復の効果もあり……」
武内P「この時期にはうってつけ、ですね」
千夜「持って行きます」
千夜「感動はしないでください、お願いします」
武内P「は、はい……」
130: 2019/08/21(水) 17:31:35.94 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
武内P「では、ハラスをキッチンペーパーで拭き……」
千夜「一切れずつか」
武内P「はい、しっかり水気をとっていきましょう」
千夜「見た目によらず、丁寧な仕事をしますね」
武内P「せっかくですから、美味しいものを」
武内P「店員さんに聞いてみた所、このハラスは塩味がついていないそうです」
武内P「なので……」
パラパラッ…
武内P「……お好みで、塩をふっていきます」
武内P「少ししょっぱめでも美味しいのと、大根おろしがあるので」
武内P「……それに、汗をかいたでしょうから今日は強めで良いでしょう」
千夜「成る程、店員を怖がらせていたのはそれが理由ですか」
武内P「……」
武内P「では、ハラスをキッチンペーパーで拭き……」
千夜「一切れずつか」
武内P「はい、しっかり水気をとっていきましょう」
千夜「見た目によらず、丁寧な仕事をしますね」
武内P「せっかくですから、美味しいものを」
武内P「店員さんに聞いてみた所、このハラスは塩味がついていないそうです」
武内P「なので……」
パラパラッ…
武内P「……お好みで、塩をふっていきます」
武内P「少ししょっぱめでも美味しいのと、大根おろしがあるので」
武内P「……それに、汗をかいたでしょうから今日は強めで良いでしょう」
千夜「成る程、店員を怖がらせていたのはそれが理由ですか」
武内P「……」
131: 2019/08/21(水) 17:39:43.99 ID:5xT63Mc3o
武内P「フライパンに、クッキングシートを敷き……」
武内P「……火は中火で」
武内P「強火にすると、表面が焦げてしまいますから」
武内P「後は、皮目を下にして……」
スッ、スッ…
武内P「……3~4分程、焼いていきます」
千夜「その、キッチンペーパーは?」
武内P「クッキングシートを敷いた時点でおわかりでしょうが……」
武内P「シャケのハラスは、焼いていると脂が本当に出ます」
武内P「なので、脂を拭きながら焼く、という形になります」
ジウウゥ…!
千夜「……確かに、もう脂が出てきているな」
武内P「皮目側が焼けたら、反対を2~3分程焼いて――完成です」
武内P「……火は中火で」
武内P「強火にすると、表面が焦げてしまいますから」
武内P「後は、皮目を下にして……」
スッ、スッ…
武内P「……3~4分程、焼いていきます」
千夜「その、キッチンペーパーは?」
武内P「クッキングシートを敷いた時点でおわかりでしょうが……」
武内P「シャケのハラスは、焼いていると脂が本当に出ます」
武内P「なので、脂を拭きながら焼く、という形になります」
ジウウゥ…!
千夜「……確かに、もう脂が出てきているな」
武内P「皮目側が焼けたら、反対を2~3分程焼いて――完成です」
132: 2019/08/21(水) 17:44:11.84 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
ガチャッ!
千夜「……」
友紀「おっ、来た来た~! 良い匂~い!」
亜季「食欲を刺激する匂いですなぁ!」
千夜「……どうぞ、召し上がって下さい」
千夜「焼き立てが美味しいとの事なので」
友紀「ねね、食べないの? すっごい美味しそうだよ~?」
亜季「遠慮する事はありませんぞ! さあ!」
千夜「いえ、私は結構です」
友紀・亜季「「そう?」」
千夜「はい」
ガチャッ!
千夜「……」
友紀「おっ、来た来た~! 良い匂~い!」
亜季「食欲を刺激する匂いですなぁ!」
千夜「……どうぞ、召し上がって下さい」
千夜「焼き立てが美味しいとの事なので」
友紀「ねね、食べないの? すっごい美味しそうだよ~?」
亜季「遠慮する事はありませんぞ! さあ!」
千夜「いえ、私は結構です」
友紀・亜季「「そう?」」
千夜「はい」
133: 2019/08/21(水) 17:53:10.51 ID:5xT63Mc3o
友紀・亜季「「それじゃ、いただきます!」」
千夜「……」
友紀「あむっ!」
友紀「……ん~っ ♡ 美味っしい~~っ ♡」
友紀「お魚なんだけど、口に入れて噛んだ瞬間に、脂がブワーッて ♡」
友紀「アッツアツで、ジューシ~~っ ♡ ウマ~~っ ♡」
千夜「……」ソワッ…
亜季「皮もパリッパリですなぁ ♡……はむっ ♡」
亜季「……美味いっ ♡ 身も舌の上で崩れて、ん~っ ♡」
亜季「塩がきいているので、ゴハンが欲しくなりますが……」
亜季「……我々には、コレが!」
友紀・亜季「「んぐっんぐっ……プッハーッ!」」
友紀・亜季「「ビールが美味ぁいっ ♡」」ペカー!
千夜「……」ソワソワ…
千夜「……」
友紀「あむっ!」
友紀「……ん~っ ♡ 美味っしい~~っ ♡」
友紀「お魚なんだけど、口に入れて噛んだ瞬間に、脂がブワーッて ♡」
友紀「アッツアツで、ジューシ~~っ ♡ ウマ~~っ ♡」
千夜「……」ソワッ…
亜季「皮もパリッパリですなぁ ♡……はむっ ♡」
亜季「……美味いっ ♡ 身も舌の上で崩れて、ん~っ ♡」
亜季「塩がきいているので、ゴハンが欲しくなりますが……」
亜季「……我々には、コレが!」
友紀・亜季「「んぐっんぐっ……プッハーッ!」」
友紀・亜季「「ビールが美味ぁいっ ♡」」ペカー!
千夜「……」ソワソワ…
134: 2019/08/21(水) 18:00:48.22 ID:5xT63Mc3o
友紀「そろそろ、いっとくぅ~?」
亜季「お醤油は?」
友紀「ちょっとだけ!」
亜季「了解であります!」
千夜「……」ソワソワソワソワ…
友紀「……っあ~っ ♡ これ、やっばいってぇ~ ♡」
友紀「そのまま食べて、初回先頭打者ホームラン ♡」
友紀「大根おろしと一緒に、二番強打者理論での連続ホームラン~っ ♡」
千夜「……」ソワッソワソワソワソワ!
亜季「おろしの水分が多めに残っているのが、にくいですなぁ~ ♡」
亜季「アッツアツのハラスと、大根おろしの冷たさが口の中で調和し……」
亜季「これは最早、連合艦隊 ♡ 食の連合艦隊でありますよ~っ ♡」
千夜「く……くっ……!」ググッ…!
…バタンッ!
亜季「お醤油は?」
友紀「ちょっとだけ!」
亜季「了解であります!」
千夜「……」ソワソワソワソワ…
友紀「……っあ~っ ♡ これ、やっばいってぇ~ ♡」
友紀「そのまま食べて、初回先頭打者ホームラン ♡」
友紀「大根おろしと一緒に、二番強打者理論での連続ホームラン~っ ♡」
千夜「……」ソワッソワソワソワソワ!
亜季「おろしの水分が多めに残っているのが、にくいですなぁ~ ♡」
亜季「アッツアツのハラスと、大根おろしの冷たさが口の中で調和し……」
亜季「これは最早、連合艦隊 ♡ 食の連合艦隊でありますよ~っ ♡」
千夜「く……くっ……!」ググッ…!
…バタンッ!
135: 2019/08/21(水) 18:08:20.47 ID:5xT63Mc3o
千夜「……!」
千夜(……耐えた!)
千夜(お嬢様の僕として、誘惑に負けるわけには――)
…ふわぁっ
千夜「!?」ビクッ!
千夜「な、なんだ……この匂いは……!?」
武内P「す、すみません……やはり、気になりますか?」
武内P「ゴハンが、残っていたので――」
武内P「――シャケのハラスの、炒飯を」
ジャッ、ジャッ!
…ふわあぁっ
千夜「お、お前……フライパンを返したら……!」
千夜「く……う、ううっ……!?」
千夜(……耐えた!)
千夜(お嬢様の僕として、誘惑に負けるわけには――)
…ふわぁっ
千夜「!?」ビクッ!
千夜「な、なんだ……この匂いは……!?」
武内P「す、すみません……やはり、気になりますか?」
武内P「ゴハンが、残っていたので――」
武内P「――シャケのハラスの、炒飯を」
ジャッ、ジャッ!
…ふわあぁっ
千夜「お、お前……フライパンを返したら……!」
千夜「く……う、ううっ……!?」
136: 2019/08/21(水) 18:15:05.29 ID:5xT63Mc3o
武内P「炒飯にする場合は、少し脂がくどく感じる場合もあるので……」
…ジュウウ!
武内P「……私は、ワサビをとかした醤油を加えています」
ジャッ、ジャッ!
武内P「ワサビで味が締まるので、量もいけるようになりますね」
…ふわあぁ~っ!
千夜「ぬっ……くぅ、あぁっ……!」
武内P「身をほぐして残った皮は、そのまま食べてしまいます」
武内P「……ん、良い塩梅ですね」
武内P「まだ温かいので、脂の甘みも」
千夜「おい……!」
武内P「?」
武内P「……一口、味見されますか?」
千夜「…………」
…ジュウウ!
武内P「……私は、ワサビをとかした醤油を加えています」
ジャッ、ジャッ!
武内P「ワサビで味が締まるので、量もいけるようになりますね」
…ふわあぁ~っ!
千夜「ぬっ……くぅ、あぁっ……!」
武内P「身をほぐして残った皮は、そのまま食べてしまいます」
武内P「……ん、良い塩梅ですね」
武内P「まだ温かいので、脂の甘みも」
千夜「おい……!」
武内P「?」
武内P「……一口、味見されますか?」
千夜「…………」
137: 2019/08/21(水) 18:22:42.28 ID:5xT63Mc3o
千夜「……味見ですか」
武内P「はい。料理に於いて、味見は重要な事です」
千夜「……ええ、重要ですね」
武内P「どうぞ、一口食べてみて下さい」
千夜「……」
千夜「……味見だけだぞ」
…ぱくっ
千夜「……」
武内P「如何ですか?」
武内P「少し、コショウを加えた方が好みに合うでしょうか?」
千夜「……お」
千夜「お嬢様の口に合うかどうか、これだけではわかりませんね ♡」
千夜「コショウを加えた後も、味見をさせて貰います ♡」
武内P「はい、わかりました」
武内P「はい。料理に於いて、味見は重要な事です」
千夜「……ええ、重要ですね」
武内P「どうぞ、一口食べてみて下さい」
千夜「……」
千夜「……味見だけだぞ」
…ぱくっ
千夜「……」
武内P「如何ですか?」
武内P「少し、コショウを加えた方が好みに合うでしょうか?」
千夜「……お」
千夜「お嬢様の口に合うかどうか、これだけではわかりませんね ♡」
千夜「コショウを加えた後も、味見をさせて貰います ♡」
武内P「はい、わかりました」
138: 2019/08/21(水) 18:42:01.39 ID:5xT63Mc3o
・ ・ ・
千夜「……申し訳ありません、お嬢様」
千夜「そういった事情がありまして、本日の夕食は……どうか、お一人で」
ちとせ「良いのよ、気にしないで。美味しかったんだもんね?」
ちとせ「味見するつもりが、お腹いっぱい食べちゃったんだもんね?」
千夜「……お恥ずかしい限りです」
千夜「ですが、お嬢様のお口に合うのは、間違いありません」
ちとせ「でもね、ちーちゃん? ふふっ! ちーちゃん?」
ちとせ「シャケのハラス……見当たらないんだけど?」ニコッ!
千夜「……良い、笑顔です」
千夜「申し訳ありません……どこにも、売っていませんでした」
千夜「なので……昨晩、お嬢様がご希望されていた通り」
千夜「今日は洋食です」
おわり
千夜「……申し訳ありません、お嬢様」
千夜「そういった事情がありまして、本日の夕食は……どうか、お一人で」
ちとせ「良いのよ、気にしないで。美味しかったんだもんね?」
ちとせ「味見するつもりが、お腹いっぱい食べちゃったんだもんね?」
千夜「……お恥ずかしい限りです」
千夜「ですが、お嬢様のお口に合うのは、間違いありません」
ちとせ「でもね、ちーちゃん? ふふっ! ちーちゃん?」
ちとせ「シャケのハラス……見当たらないんだけど?」ニコッ!
千夜「……良い、笑顔です」
千夜「申し訳ありません……どこにも、売っていませんでした」
千夜「なので……昨晩、お嬢様がご希望されていた通り」
千夜「今日は洋食です」
おわり
140: 2019/08/21(水) 19:14:41.74 ID:G+R/ghtkO
乙
ハラスは近所のスーパーだと冷凍で売ってるからたまに買うな
ニンニクオイルと醤油に一晩漬けて焼くとご飯にも酒にも合って美味いんだ
ハラスは近所のスーパーだと冷凍で売ってるからたまに買うな
ニンニクオイルと醤油に一晩漬けて焼くとご飯にも酒にも合って美味いんだ
引用元: 武内P「キスします」
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