大蛇丸「殺戮を旨とする新興宗教ですよ」

扉間「そんな物騒なものとワシと何の関係がある！！」

大蛇丸「聞くところによるとジャシンの容姿は銀髪吊り目で青い鎧を着ていたそうです…」

扉間「だからと言ってワシというわけではあるまい！！」

大蛇丸「それに飛段…その宗教の信者によるとジャシンとやらは様々な奇跡を起こしたらしいですよ…」

大蛇丸「生贄を使って氏者を甦らせ、その家族や仲間と争わせたとか…」

大蛇丸「これが”汝、隣人を殺戮せよ”という教義の元になっているようです」

柱間「扉間よ…それはもしや穢土転せ…」

扉間「黙れ！！」

柱間（ずぅーん…）

大蛇丸「抵抗したものはジャシンの怒りに触れ、木端微塵に吹き飛ばされたとか…」

ヒルゼン「二代目様…もしや互乗起爆札のことでは…？」

扉間「……クッ」

大蛇丸「そして蘇った氏者はジャシンの加護でその爆発の中でも傷一つなかったそうですよ」

ミナト「穢土転生体なのですぐに元通りになったんでしょうか…」

扉間「……」

扉間「ワシに似た容姿に能力だとしてもワシと決まったわけではあるまい！！！」

大蛇丸「この写真はジャシンが残した謎の紋様だそうです…」

扉間「これはワシの飛雷神のマーキングだな」

柱間・ヒルゼン・ミナト「……」

扉間「兄者、ワシは少し用ができた…その間うちはの小僧に昔話でもしておれ」

大蛇丸「ジャシン教の信者の一人が奈良一族の森に幽閉されているそうですよ…」

木の葉郊外　奈良一族の森


扉間「ここがあの若造が言っていた場所か」

飛段「あなたは…もしやジャシン様！！」

飛段「俺の祈りを聞き届けて降臨して下さったんですね！ジャシン様ァァァァァ！！！」

扉間「水遁・水断波！！！」

飛段「ボロボロの俺にこの仕打ち…素晴らしいです！！ジャシン様ァァァァァ！！！！」

飛段「……」

扉間「…ヨシ」

扉間「飛雷神の術！！」

ジャシン教本部

ジャシン教信者「何者だ！！貴様！！」

扉間「さてと…」

この夜、ジャシン教本部で謎の水柱や大爆発が目撃された…
この日を境にジャシン教は愛と助け合いを旨とする教団になり信者も増えていった。

信者の間では子供を躾ける時”悪い事するとジャシン様が来て爆破するぞ！！”と言うようになったとか…
そしてその御神体は何故か二代目火影の顔岩そっくりだった。

完

乙
インドラじゃないかとか議論されてるけど、だれが教祖かは不明なんだっけ