1: 2019/06/23(日) 00:03:52.330 ID:nDJejoiBa.net
西片「高木さんっていつもオレのことからかってばかりだよね。もしかしてオレのこと好きなんじゃない?」ニヤニヤ
西片「(やった…言ってやったぞ!これならさしもの高木さんだって少しは照れるはず…!)」
俺(高木さん)「嫌いだよ?」
西片「……えっ」
俺(高木さん)「気づいてなかったの?西片なんて大っ嫌いだから。からかってればそっちから遠ざかってくれると思ったんだけど、上手く伝わってないみたいだから直接言うね?」ニコッ
西片「ひ、酷いな高木さん…どうせいつもみたいにからかって」
俺(高木さん)「いやこれはからかうとかじゃなく普通に本音だから。わかったらもう2度と話しかけないでね。それじゃ」
西片「あぁっ…た、高木さん…!」
………………
高木さん「んっ…ん~っ!!(西片、気づいて…その私は本物じゃない!)」
西片「(やった…言ってやったぞ!これならさしもの高木さんだって少しは照れるはず…!)」
俺(高木さん)「嫌いだよ?」
西片「……えっ」
俺(高木さん)「気づいてなかったの?西片なんて大っ嫌いだから。からかってればそっちから遠ざかってくれると思ったんだけど、上手く伝わってないみたいだから直接言うね?」ニコッ
西片「ひ、酷いな高木さん…どうせいつもみたいにからかって」
俺(高木さん)「いやこれはからかうとかじゃなく普通に本音だから。わかったらもう2度と話しかけないでね。それじゃ」
西片「あぁっ…た、高木さん…!」
………………
高木さん「んっ…ん~っ!!(西片、気づいて…その私は本物じゃない!)」
2: 2019/06/23(日) 00:05:09.705 ID:nDJejoiBa.net
西片「はぁ…まさか高木さんがオレのことあんな風に思ってたなんて…」
俺「どうした西片?冴えない顔してんなぁ。なんか嫌なことでもあった?」
西片「俺くん…実はさ、オレ高木さんに嫌われてたみたいで…」
俺「……あー、確かにいつも隠れて西片の悪口言ってたわ」
西片「っ…そ、そうなんだ…」
俺「まあそう気を落とすなって!西片には俺がいるじゃんか!嫌なことがあったならまたいつでも相談に乗るからよ!」
西片「俺くん…ありがとう。やっぱり俺くんは一番の親友だ!」
高木さん「……」
西片「あ、た…高木さん」ビクッ
俺「どうした西片?冴えない顔してんなぁ。なんか嫌なことでもあった?」
西片「俺くん…実はさ、オレ高木さんに嫌われてたみたいで…」
俺「……あー、確かにいつも隠れて西片の悪口言ってたわ」
西片「っ…そ、そうなんだ…」
俺「まあそう気を落とすなって!西片には俺がいるじゃんか!嫌なことがあったならまたいつでも相談に乗るからよ!」
西片「俺くん…ありがとう。やっぱり俺くんは一番の親友だ!」
高木さん「……」
西片「あ、た…高木さん」ビクッ
4: 2019/06/23(日) 00:08:46.754 ID:nDJejoiBa.net
西片「高木さん、どうしたの?」
俺「西片のこと嫌いなんだろ?わざわざ何の用だよ!」
高木さん「に…か…た…あれ…わ、し…ない…(俺くんの金縛りの術でうまく声がでないっ…)」
俺「やっぱまたからかいにきたんだろ?もうこんな女放っておいて行こうぜ。西片」ニヤニヤ
西片「あ…う、うん…」
高木さん「待っ…にし…か、たぁ…!」
俺「西片のこと嫌いなんだろ?わざわざ何の用だよ!」
高木さん「に…か…た…あれ…わ、し…ない…(俺くんの金縛りの術でうまく声がでないっ…)」
俺「やっぱまたからかいにきたんだろ?もうこんな女放っておいて行こうぜ。西片」ニヤニヤ
西片「あ…う、うん…」
高木さん「待っ…にし…か、たぁ…!」
5: 2019/06/23(日) 00:09:14.459 ID:nDJejoiBa.net
数日後の放課後
俺「よう西片、今日も一緒に帰ろうぜー!」
西片「あぁ、すぐに準備するから待ってて!」
高木さん「(今日こそ西片に本当のこと伝えなきゃ…普通にやっても俺くんに邪魔されるし、跡を尾けてなんとかチャンスを伺うんだ…!)」
西片「おまたせ。それじゃあ行こうか俺くん」
俺「おう!」
俺「よう西片、今日も一緒に帰ろうぜー!」
西片「あぁ、すぐに準備するから待ってて!」
高木さん「(今日こそ西片に本当のこと伝えなきゃ…普通にやっても俺くんに邪魔されるし、跡を尾けてなんとかチャンスを伺うんだ…!)」
西片「おまたせ。それじゃあ行こうか俺くん」
俺「おう!」
6: 2019/06/23(日) 00:09:41.915 ID:nDJejoiBa.net
西片家
西片「それじゃあね俺くんー」
俺「あぁ、じゃあまた明日なー」
高木さん「(……!俺くんの家は西片の家の向こうなんだ…今なら西片と2人っきりで話せる!)」
高木さん「西片!」
西片「高木さん!?……どうしてオレの家なんかに?」
高木さん「西片にどうしても伝えたいことがあって!実は…」
西片「それじゃあね俺くんー」
俺「あぁ、じゃあまた明日なー」
高木さん「(……!俺くんの家は西片の家の向こうなんだ…今なら西片と2人っきりで話せる!)」
高木さん「西片!」
西片「高木さん!?……どうしてオレの家なんかに?」
高木さん「西片にどうしても伝えたいことがあって!実は…」
7: 2019/06/23(日) 00:11:03.977 ID:nDJejoiBa.net
高木さん「実…は…!?(な、なんで…?声が、出ない…?まさか…!)」
俺「(高木さんが跡を尾けてることくらいお見通しなんだよお!)」ニタァッ
高木さん「そん…なっ…(帰ったふりして…物陰から私を!)」
西片「どうしたの?オレのこと嫌いで2度と会いたくないんじゃなかったの?」
高木さん「違…それ…は…」
俺「ふん!」
高木さん「その通りだよ。でもあれだけ言ったのにまだ授業中私のことチラチラ見てたりするよね?(な、なに!?声が勝手に…どうして!)」
俺「(高木さんが跡を尾けてることくらいお見通しなんだよお!)」ニタァッ
高木さん「そん…なっ…(帰ったふりして…物陰から私を!)」
西片「どうしたの?オレのこと嫌いで2度と会いたくないんじゃなかったの?」
高木さん「違…それ…は…」
俺「ふん!」
高木さん「その通りだよ。でもあれだけ言ったのにまだ授業中私のことチラチラ見てたりするよね?(な、なに!?声が勝手に…どうして!)」
8: 2019/06/23(日) 00:13:36.428 ID:nDJejoiBa.net
高木さん「もしかしたら私が西片のこと嫌いだっていうのをまだからかってるだけの嘘だと思われてるかもしれないし、念押ししておこうと思って(私そんなこと思ってない…やだ、もうこれ以上私の口に勝手なこと喋らせないでっ!)」
西片「う…わ、わかったよ!これからは高木さんのことは見もしないように気をつけるよ!これでいいだろ!もう帰ってくれ!!」
高木さん「(あ…そんな、違うの西片…これは、私の意思じゃ…なくてっ…)」ウルウル
俺「(くくく…トドメに身体を操って西片の腹に蹴りを入れてやる!これで西片は完全に高木さんに嫌われたと思い込むぜ!)」
高木さん「(あ…身体が勝手に…西片の方に…何をするつもり…?やめて!)」スタスタ
西片「な、なんだよ高木さん…こっちに近づいてきて何をするつもりだよ…」
俺「(さあ西片のどてっ腹を思い切り蹴り上げろ!高木さん!!)」
高木さん「(西片っ…私…私はぁっ!!)」
西片「!!!」
西片「う…わ、わかったよ!これからは高木さんのことは見もしないように気をつけるよ!これでいいだろ!もう帰ってくれ!!」
高木さん「(あ…そんな、違うの西片…これは、私の意思じゃ…なくてっ…)」ウルウル
俺「(くくく…トドメに身体を操って西片の腹に蹴りを入れてやる!これで西片は完全に高木さんに嫌われたと思い込むぜ!)」
高木さん「(あ…身体が勝手に…西片の方に…何をするつもり…?やめて!)」スタスタ
西片「な、なんだよ高木さん…こっちに近づいてきて何をするつもりだよ…」
俺「(さあ西片のどてっ腹を思い切り蹴り上げろ!高木さん!!)」
高木さん「(西片っ…私…私はぁっ!!)」
西片「!!!」
9: 2019/06/23(日) 00:14:56.867 ID:nDJejoiBa.net
ぎゅっ…
西片「……え、高木…さん、どうして急にハグなんて…///?」ドキッ
俺「……え、本当になんで抱き合ってんだよ!?確かに俺の超能力は効いているはずだ!!」
高木さん「ごめん西片…信じられないかもしれないけど、今までのは全部私の意思じゃなくて…操られていただけで…」ポロポロ
高木さん「私が西片を嫌いだっていうのも、会いたくないっていうのも、そんなこと全然思ってない…!私、本当は西片のこと大好きだから!!」
西片「高木…さん…」
俺「西片ぁ!!そんな女の言うことなんて信じるな!どうせまたお前をからかおうとしているだけだ!!」
高木さん「……!違う!俺くんが私のことを操って西片に酷いこと言わせた張本人なの!信じて!」
西片「……オレ、高木さんのこと信じるよ!」
俺「……!?西片!そんなバカな!!」
西片「だって…だってオレも!」
西片「……え、高木…さん、どうして急にハグなんて…///?」ドキッ
俺「……え、本当になんで抱き合ってんだよ!?確かに俺の超能力は効いているはずだ!!」
高木さん「ごめん西片…信じられないかもしれないけど、今までのは全部私の意思じゃなくて…操られていただけで…」ポロポロ
高木さん「私が西片を嫌いだっていうのも、会いたくないっていうのも、そんなこと全然思ってない…!私、本当は西片のこと大好きだから!!」
西片「高木…さん…」
俺「西片ぁ!!そんな女の言うことなんて信じるな!どうせまたお前をからかおうとしているだけだ!!」
高木さん「……!違う!俺くんが私のことを操って西片に酷いこと言わせた張本人なの!信じて!」
西片「……オレ、高木さんのこと信じるよ!」
俺「……!?西片!そんなバカな!!」
西片「だって…だってオレも!」
10: 2019/06/23(日) 00:16:05.112 ID:nDJejoiBa.net
西片「オレも俺くんの超能力で奴隷に堕とされてるんだから…」
高木さん「……えっ、に…西片…何を言って…」
俺「……」ニタァッ
高木さん「……えっ、に…西片…何を言って…」
俺「……」ニタァッ
13: 2019/06/23(日) 00:18:09.942 ID:nDJejoiBa.net
高木さん「西片…今のよく聞こえなかった…なにかの間違いだよね?」
西片「俺くん!言われた通りにやったよ。」
俺「あぁ、よくやった西片。夜にベッドの上でたっぷりご褒美をやるよ」
高木さん「俺…くん…!これ一体どういうことっ!!」
俺「高木さんともあろう者がまだわからないのか?からかわれてたんだよ!俺たちに!!」
西片「ごめん高木さん…高木さんの本音じゃないってことはわかってたんだけど…俺くんのおちんぽには逆らえなくて…♡」ダキッ
高木さん「そんな…西片ぁ、しっかりして!正気に戻ってよぉ!!」
俺「ムダムダ!俺の超能力は完璧だからなぁ~♪ けどある程度弱めていたとはいえ、その完璧な超能力を愛の力で破ったんだから高木さんには恐れ入るぜ」ニヤニヤ
高木さん「そん…な…」ヘナァ
西片「俺くん!言われた通りにやったよ。」
俺「あぁ、よくやった西片。夜にベッドの上でたっぷりご褒美をやるよ」
高木さん「俺…くん…!これ一体どういうことっ!!」
俺「高木さんともあろう者がまだわからないのか?からかわれてたんだよ!俺たちに!!」
西片「ごめん高木さん…高木さんの本音じゃないってことはわかってたんだけど…俺くんのおちんぽには逆らえなくて…♡」ダキッ
高木さん「そんな…西片ぁ、しっかりして!正気に戻ってよぉ!!」
俺「ムダムダ!俺の超能力は完璧だからなぁ~♪ けどある程度弱めていたとはいえ、その完璧な超能力を愛の力で破ったんだから高木さんには恐れ入るぜ」ニヤニヤ
高木さん「そん…な…」ヘナァ
14: 2019/06/23(日) 00:20:03.407 ID:nDJejoiBa.net
俺「くくく、気力が底を尽きたようだな。これでやっと超能力で記憶の消去ができるぜ。苦労かけさせやがって!」ガシッ
高木さん「あ…あぁ…(私の中から西片が消えていく…いや…やめて…忘れたくないよぉ…西…片ぁ…)」
俺「大丈夫、次起きたときにはその胸の痛みも全部忘れてるからよぉ」
西片「……高木さん、さよなら…」
高木さん「あぁ…(意識が…遠く…)」カクン
高木さん「あ…あぁ…(私の中から西片が消えていく…いや…やめて…忘れたくないよぉ…西…片ぁ…)」
俺「大丈夫、次起きたときにはその胸の痛みも全部忘れてるからよぉ」
西片「……高木さん、さよなら…」
高木さん「あぁ…(意識が…遠く…)」カクン
15: 2019/06/23(日) 00:23:14.387 ID:nDJejoiBa.net
………………
「た…か…さ…」
「高木…さ…ん…」
「高木さん!しっかりして!起きて!」
高木さん「うぅん…あれ、私は何をして…」
西片「急に倒れるからビックリしたよ。大丈夫?」
高木さん「あ…うん、大丈夫(私夢を見てたのかな…?)」
俺「お~い西片、どうしたんだ?」
西片「あっ、俺くん!」
高木さん「っ…」
「た…か…さ…」
「高木…さ…ん…」
「高木さん!しっかりして!起きて!」
高木さん「うぅん…あれ、私は何をして…」
西片「急に倒れるからビックリしたよ。大丈夫?」
高木さん「あ…うん、大丈夫(私夢を見てたのかな…?)」
俺「お~い西片、どうしたんだ?」
西片「あっ、俺くん!」
高木さん「っ…」
17: 2019/06/23(日) 00:28:16.393 ID:nDJejoiBa.net
俺「ん、そのかわいい子誰?もしかして西片の彼女?」ニヤニヤ
西片「ち、違うって!からかわないでよ。同じクラスだけど今初めて喋ったくらいだから」
高木さん「あ…(な、なんでだろう。ろくに会話もしたことない相手なのに西片と俺くんが喋ってるのを見ると胸が痛む…)」ズキズキ
西片「それじゃあ高木さん、オレもう行くから!またね!」
俺「……」ニタァッ
高木さん「!!」
高木さん「……うっ…うあ…うぁぁぁ…!!」ポロポロ
西片「ち、違うって!からかわないでよ。同じクラスだけど今初めて喋ったくらいだから」
高木さん「あ…(な、なんでだろう。ろくに会話もしたことない相手なのに西片と俺くんが喋ってるのを見ると胸が痛む…)」ズキズキ
西片「それじゃあ高木さん、オレもう行くから!またね!」
俺「……」ニタァッ
高木さん「!!」
高木さん「……うっ…うあ…うぁぁぁ…!!」ポロポロ
18: 2019/06/23(日) 00:35:18.181 ID:nDJejoiBa.net
俺「ははは、またひっかかった!」
西片「くそぉ…次は絶対にひっかからないぞー!」
高木さん「……」
あれからずっと胸に妙なひっかかりを覚える
でもその違和感の正体がなんなのか、わかる日は決してこないだろう
これから先もずっと…
からかい上手の俺くん HAPPY END!
西片「くそぉ…次は絶対にひっかからないぞー!」
高木さん「……」
あれからずっと胸に妙なひっかかりを覚える
でもその違和感の正体がなんなのか、わかる日は決してこないだろう
これから先もずっと…
からかい上手の俺くん HAPPY END!
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