澪「あれ？そういえば律はどうしたんだ？」

唯「そういえばいないねー」

紬「ああ、りっちゃんなら入部希望の人を迎えに行ってるはずよ」

澪「！？」

梓「にゅっ、入部希望者ですかっ！？」

紬「うん、なんでも一年生で最近転校してきた子なんだって～」

唯「やったねあずにゃん仲間が増えるよ！」

梓「う、うへへ・・・♪」

唯「あずにゃん笑い方気持ち悪いよ」

梓「・・・」

澪「新入部員か・・・！」

澪「（真面目な子だといいな・・・！！）」


バ　ン　ッ　！！！！！！

ゴリ「失礼します。」

唐突なＡＡに紅茶吹いた

澪「・・・え？」

梓「・・・？？？」

唯「なに？この人」

紬「さ、さあ・・・」

梓「ふ、不審者とかなんじゃ」

唯「でも制服着てるよ？」

ゴリ「ああ、自分はｓ

律「あー！あーあー！みんな遅れてごめーん！」ﾀﾞﾀﾞｯ

唯「あ、りっちゃん！」

澪「お、おい律遅刻だぞ！」

律「ごーめんごめん！用事あったからさ！」

梓「そ、そうだ律先輩！新入部員の人ってどこですか？」

律「ん？この子だよ！」

ゴリ「どうも」

澪「えっ」

律「えっとね、こちらの子は赤木さん！待望の入部希望者である！！」

ゴリ「一年の赤木剛憲子と言います。よろしくお願いします」

澪「」

梓「」

紬「あらあら・・・」

律「ん？み、みんなどうしたんだよ！固まっちゃって！」

澪「だ、だって・・・」

律「で、でもみろよこの体格！2メートル近くあるんだぜ・・・！？」

澪「お、おう」

梓「・・・」

唯「へー赤木さんって言うんだー！」

ゴリ「はい」

唯「なんかたくましくてかっこいいねー！！」

ゴリ「ありがとうございます。よく言われます///」

澪「（あいつはなんでもう親しくなってるんだ・・・）」

梓「え、えっと、赤木さんは何の楽器をされるんですか？」

ゴリ「未経験者なので・・・」

梓「あ、そ、そうなんだ・・・」

律「ま、まあまあ、これから練習して上手くなればいいじゃん！」

ゴリ「はい。よろしくお願いします」

唯「じゃあ剛憲子ちゃんも入ったことだし、さっそく・・・」

ゴリ「練習ですか？」

唯「だらだらしよ～」ﾌﾆｬｰ

律「なんでやねん！」ｽﾞｯｺｹｰ

ゴリ「・・・」

梓「ちょ、ちょっと唯先輩！」

唯「なに～？」

梓「せ、せっかく新しい部員が増えたんですから練習を！」

唯「え～？まだいいじゃ～ん！剛憲子ちゃんも入ったばっかりで緊張してるだろうし～」

ゴリ「あ、いえ。自分なら大丈夫ですよ」

梓「ほ、ほら！赤木さんもこう言ってることですから！」

唯「え～？でももうムギちゃんに紅茶いれてもらったも～ん。それ飲むだけでもいいから～」

梓「・・・」

澪「まったく・・・」

紬「あらあらうふふ」

律「ったく、しゃーねーな！じゃあちょっとだけティータイムってことで！」

一同「は～い」

ゴリ「・・・」

律「でさ～ｗｗそこでさわちゃんが～ｗｗｗ」

唯「あははははｗｗｗｗｗ」

澪「ぷくく・・・ｗｗ」

ゴリ「あの」

律「そしたらそこで～ｗｗｗｗｗｗ」

梓「それはおかしいですよ～ｗｗｗｗｗ」

紬「あらあらうふふ」

ゴリ「あの」

一同「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ゴリ「あのっ！！！」

唯「ひっ」ﾋﾞｸｯ

律「な、なんだ？どうしたの、赤木さん？」

ゴリ「このティータイムを始めてからもう一時間になるんですけど」

律「ん・・・？あ、ああもうそんな時間か」

梓「（喋っててぜんぜん気づかなかった）」

澪「（・・・いつもこうなんだよなあ）」

ゴリ「練習はしないんですか？」

唯「え～？もう疲れちゃったよ～」

ゴリ「・・・」

澪「いや、赤木さんの言うとおりだろう。練習しよう」

梓「賛成です！」

唯「え～澪ちゃんたちまで～。もう明日でいいじゃ～ん」

唯「ほらほら剛憲子ちゃん！もっとお菓子食べて・・・あ、そうだ」

唯「剛憲子ちゃんてなんか言いにくいよねぇ。なんかあだ名考えようよ！」

律「あだ名～？」

唯「そうそう、あずにゃんみたいなさ！」

律「ふむ・・確かになんかよそよそしいしなあ」

ゴリ「それより練習を・・・」

唯「なんか剛憲子ちゃんて『ゴリ』って感じだよね！！」

梓「ご、ゴリって・・・（でも確かに）」

澪「おい、それは失礼だろう（でも確かに）」

律「それ越えちゃいけないラインだよ！（でも確かに）」

紬「あらあらうふふ」

唯「ゴリ子ちゃんでいっか～！」

澪「いや、さすがにそれは嫌がるだろう」

ゴリ「・・・」

唯「え～？でもぴったりだよ！これ以外考えられない！」

ゴリ「・・・自分は別にいいですよ」

澪「ええっ！？」

律「ほんとにいいのか？唯って本当にそう呼ぶぞ？」

ゴリ「構いませんよ。それより練習しましょう、先輩」

唯「しょうがないな～ゴリ子ちゃんがそこまで言うならちょっとやろっか！☆」

澪「あ、ああ」

梓「・・・わかりました」

律「じゃあ赤木さ・・・じゃないや、ゴリ子はどうする？まだ楽器も決めてないよな？」

唯「とりあえずボーカルやってもらおうよ！なんか声量すごそうだし！」

ゴリ「・・・ウホ」

ゴリ「君を見てるといつもハートウホオオオオオオオオオオオ！！！！！ウホ！ウホ！ウホホホ！！ホッホーどきどきぃ！！」

一同「」

～数ヵ月後～


ゴリ「Please don't sayウホ！だって本当はウホ！白鳥達はウホホー！！！・・・ん？」

ｼｰﾝ

ゴリ「あれ、先輩達。演奏は・・・？」

律「悪い、ゴリ子。今日の練習はここまでだ」

ゴリ「！？」

ゴリ「で、でもまだ練習始めたばっかりだし・・・」

律「悪いな・・・」

唯「じゃあお茶しよー？」

澪「・・・」

梓「・・・」

ゴリ「だめですよ！もっと練習しないと！」

唯「学園祭なんてまだまだ先だからだいじょうぶだよ～」

ゴリ「何いってるんでしか！大会出ましょうよ！対バンとかももっとやらないと！」

唯「・・・・」

律「まあまあ落ち着けよゴリ子。みんな疲れてるんだ」

ゴリ「そ、そんな・・・」

ゴリ「そんなことじゃ・・・武道館でライブなんて夢のまた夢じゃないですか！！」

律「武道館って・・・私たちはそんな・・・」

唯「ムギちゃ～ん、紅茶ちょうだ～い？」

紬「は～い♪」

澪「・・・」

澪「・・・あれ？なんか香りが違うな。紅茶の茶葉変えたのか？」

紬「そうなの～♪」

梓「いい匂いですね」

ゴリ「・・・・・」

律「な？ほら、お前も一緒にお茶しよう」

ゴリ「・・・アンプのチューニングしときます」ｽﾀｽﾀ

律「・・・」

唯「ほらりっちゃーん、このケーキ美味しいよー！はやく来てー！」

律「あ、お、おう！！」

～更に数日後～

ゴリ「今日も部活部活っと・・・お疲れ様でーす」ｶﾞﾁｬｯ

ｼｰﾝ

ゴリ「あれ？誰もいない・・・」

ゴリ「おかしいな・・・」

ﾔｰｱﾚﾊﾅｲﾜｰ
ｻｽｶﾞﾆﾁｮｯﾄﾈｰ

ゴリ「・・・？外から何か聞こえる・・・」

ｺﾞﾘｺﾁｬﾝﾁｮｯﾄｱﾂｸﾙｼｲﾖﾈｰ

ゴリ「！？」

梓「しかしいいんですかね？みんなでさぼってしまって・・・」

律「まあタマには良いんじゃなーい？ちょっと最近アレだしさ」

澪「・・・まさかあの子が武道館の単独ライブを目指し入部してきてたとはなあ」

律「あいつに武道館の資料見せられた時は困ったよなｗ」

唯「あ、私その時のモノマネできるよ！」

律「え？どんなどんなｗ」

唯「これが自分の音楽人生の原点であり・・・最終目標なんですぅ・・・ウホッ」

律「あっはっはっはっはｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

澪「に、似てる・・・」

梓「（これ笑っちゃだめなやつ・・・これ笑っちゃだめなやつ・・・ああ、だめだ我慢できない！）」

梓「ぶはっｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

唯「似てるでしょーｗｗｗｗｗｗｗｗ」

律「しかしそんな高い目標の割りに高一時点でろくに楽器もできないってのもなｗｗｗｗ」



ゴリ「・・・・」

律「あっ・・・」

律「え、えっとだな・・これには理由が・・・」

唯「そ、そうだよゴリ子ちゃーｎ　ゴリ「うがああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾞｰﾝ

澪「ああっ、唯が投げられた！！」

律「お、おいやめっ　ゴリ「があああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」ﾌﾞｰﾝ

梓「今度は律先輩が！！」

紬「あらあら・・・」

唯「い、痛いよぉ・・・！」ｸﾞｽﾝ

律「ぐうっ・・・！」

ゴリ「ふーっ・・・ふーっ・・・ふーっ・・・」

律「・・・ゴリ子」

ゴリ「・・・」

律「強要するなよ、武道館で単独ライブなんて目標・・・」

ゴリ「！？」

律「本気で音楽がやりたいのならライブハウスでメンバー探しでもすれば良かっただろ・・・」

律「ここはふつーの、特に何の取り柄も無い女子高生が集まる桜高校だぜ・・・」

律「お前だって、体格だけでなにもできないからウチに入部したんだろ？」

ゴリ「・・・・・・」

律「お前の目標のための練習なんて強要しないでくれ」

ゴリ「・・・・・・」

律「お前と音楽やるの、息苦しいよ」

唯「そうだよぉ・・・」

澪「・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」

ゴリ「・・・・・・・・」

後日

ゴリ「さわ子先生・・・」




ゴリ「けいおん部やめたいです」

～完～

涙不可避

思いつきで書いた
ゴリには申し訳ないことをしたが後悔はしてない
読んでくれてありがとう

乙･･･

乙
悲しい

乙
いいゴリだった