4: 2012/11/13(火) 20:52:42.68 ID:QkYycLOp0
亜美「雨止まないね→……」
真美「折角のお昼上がりなのに、これじゃ帰れないよ→……」
亜美「うあうあ→! テンキヨホー見たら夜まで止まないかもだって!」
真美「ショッピングもランチもなし!?」
亜美「結構土砂降りだよ? どうやっても風邪っぴきっしょ→」
真美「……つまんないね」
亜美「うん、つまんない」
真美「折角のお昼上がりなのに、これじゃ帰れないよ→……」
亜美「うあうあ→! テンキヨホー見たら夜まで止まないかもだって!」
真美「ショッピングもランチもなし!?」
亜美「結構土砂降りだよ? どうやっても風邪っぴきっしょ→」
真美「……つまんないね」
亜美「うん、つまんない」
5: 2012/11/13(火) 20:55:03.18 ID:QkYycLOp0
真美「へーい! なーやんでもちーかたない♪」
亜美「そんなっ時もっあるさ明日は違うさ♪」
真美「……」
亜美「……」
真美「明日じゃなくて今日が問題なんだってば」
亜美「悩んでるっていうか困ってるだしね」
真美「……お腹空いたかも」
亜美「亜美も」
亜美「そんなっ時もっあるさ明日は違うさ♪」
真美「……」
亜美「……」
真美「明日じゃなくて今日が問題なんだってば」
亜美「悩んでるっていうか困ってるだしね」
真美「……お腹空いたかも」
亜美「亜美も」
7: 2012/11/13(火) 20:59:29.82 ID:QkYycLOp0
真美「ゆうしゃ まみは カップめんを てにいれた ! ▽」
亜美「うあうあ→! 亜美も勇者がいい→!」
真美「勇者二人じゃバランスわるいっしょ」
亜美「じゃあ真美は他のやってよ、勇者は譲れるないかんね!」
真美「……ちかたないなぁ、じゃあ真美遊び人もーらい」
亜美「勇者と遊び人ってバランス悪くない?」
真美「そのうち賢者になるから大丈夫っしょ」
亜美「うあうあ→! 亜美も勇者がいい→!」
真美「勇者二人じゃバランスわるいっしょ」
亜美「じゃあ真美は他のやってよ、勇者は譲れるないかんね!」
真美「……ちかたないなぁ、じゃあ真美遊び人もーらい」
亜美「勇者と遊び人ってバランス悪くない?」
真美「そのうち賢者になるから大丈夫っしょ」
9: 2012/11/13(火) 21:02:28.74 ID:QkYycLOp0
真美「今何分?」
亜美「まだ一分経ってないよ?」
真美「そろそろ」
亜美「まだ一分」
真美「……」
亜美「……」
真美「二分半が美味しいっていうよねぃ」
亜美「じゃあ後一分だねぃ」
真美「……」
亜美「……」
真美「あ、これお湯入れて五分のだ」
亜美「うあうあ→……」
亜美「まだ一分経ってないよ?」
真美「そろそろ」
亜美「まだ一分」
真美「……」
亜美「……」
真美「二分半が美味しいっていうよねぃ」
亜美「じゃあ後一分だねぃ」
真美「……」
亜美「……」
真美「あ、これお湯入れて五分のだ」
亜美「うあうあ→……」
10: 2012/11/13(火) 21:06:58.65 ID:QkYycLOp0
亜美「いただきま→す!」
真美「待ってました→!」
亜美「はっ、はふっ、ちゅる、ずるるるる!」
真美「ふっ、ふーっふーっ、ずる、ずるるふ、ちゅるるるん!」
亜美「熱々ス→プがゴボウモップに染み渡るってやつだね」
真美「それじゃ床にこぼしたのを拭いてるみたいじゃん、それを言うならドコモショップにヒビ入れるっしょ」
亜美「そだっけ? んじゃauの亜美たちには関係ないね」
真美「だね……あれ?」
真美「待ってました→!」
亜美「はっ、はふっ、ちゅる、ずるるるる!」
真美「ふっ、ふーっふーっ、ずる、ずるるふ、ちゅるるるん!」
亜美「熱々ス→プがゴボウモップに染み渡るってやつだね」
真美「それじゃ床にこぼしたのを拭いてるみたいじゃん、それを言うならドコモショップにヒビ入れるっしょ」
亜美「そだっけ? んじゃauの亜美たちには関係ないね」
真美「だね……あれ?」
11: 2012/11/13(火) 21:13:27.45 ID:QkYycLOp0
亜美「お腹が膨れると眠くなるのはなんでだろ?」
真美「なんでだろ? じゃあ妊婦さんはいつも眠いのかな?」
亜美「かも。じゃあじゃあ亜美たちのママは二倍眠かったの?」
真美「真美と亜美で二倍だもんね、きっもそうだよ」
亜美「パパ、相手してもらえなくて退屈じゃなかったのかな?」
真美「きっと退屈だったからその分今もラブラブなんだよ→」
亜美「なるほど! 二人とも毎日キスしてるもんね」
真美「暇さえあればちゅっちゅっちゅ→ってね」
亜美「飽きないのかな?」
真美「愛があるもん、飽きないっしょ」
亜美「お、オトナなハツゲン……真美殿は恋でもしてるのかい?」
真美「ちょ、そんなわけないっしょ↑」
亜美「裏返ってるよん?」
真美「うあうあ↓……」
真美「なんでだろ? じゃあ妊婦さんはいつも眠いのかな?」
亜美「かも。じゃあじゃあ亜美たちのママは二倍眠かったの?」
真美「真美と亜美で二倍だもんね、きっもそうだよ」
亜美「パパ、相手してもらえなくて退屈じゃなかったのかな?」
真美「きっと退屈だったからその分今もラブラブなんだよ→」
亜美「なるほど! 二人とも毎日キスしてるもんね」
真美「暇さえあればちゅっちゅっちゅ→ってね」
亜美「飽きないのかな?」
真美「愛があるもん、飽きないっしょ」
亜美「お、オトナなハツゲン……真美殿は恋でもしてるのかい?」
真美「ちょ、そんなわけないっしょ↑」
亜美「裏返ってるよん?」
真美「うあうあ↓……」
13: 2012/11/13(火) 21:21:34.58 ID:QkYycLOp0
真美「亜美はどうなのさ、好きな人とかいんの?」
亜美「んっふっふ~、亜美だって大人の階段の→ぼる→っしょ」
真美「え→、誰? 誰?」
亜美「真美の方が先、真美は好きな人いるの? 誰? うちのクラス?」
真美「え? あ、えっと……」
亜美「中村クン? 今井クン? あ、もしかして下田クン?」
真美「全部は→ずれっ、これは亜美にだって教えられないねぃ」
亜美「ぶ→、真美のけちけちケチンボ→」
真美「亜美の好きな人当てたげるね、ズバリ高橋クンだ!」
亜美「ぶぶ→!」
真美「沼倉クン? 滝田クン? あ、長谷川クン!」
亜美「どれも違うよん」
真美「じゃあ誰なのさ?」
亜美「亜美も秘密、こういうの言うのは恥ずいっしょ……」
亜美「んっふっふ~、亜美だって大人の階段の→ぼる→っしょ」
真美「え→、誰? 誰?」
亜美「真美の方が先、真美は好きな人いるの? 誰? うちのクラス?」
真美「え? あ、えっと……」
亜美「中村クン? 今井クン? あ、もしかして下田クン?」
真美「全部は→ずれっ、これは亜美にだって教えられないねぃ」
亜美「ぶ→、真美のけちけちケチンボ→」
真美「亜美の好きな人当てたげるね、ズバリ高橋クンだ!」
亜美「ぶぶ→!」
真美「沼倉クン? 滝田クン? あ、長谷川クン!」
亜美「どれも違うよん」
真美「じゃあ誰なのさ?」
亜美「亜美も秘密、こういうの言うのは恥ずいっしょ……」
14: 2012/11/13(火) 21:26:05.33 ID:QkYycLOp0
真美「ねえ亜美」
亜美「ん→?」
真美「兄(c)、最近かっこよくない?」
亜美「え、ええ!? どうかな亜美わかんないや!」
真美「……んっふっふ~」
亜美「うあうあ↓……」
真美「なるほどねぃ、まさか亜美が兄(c)を」
亜美「すとっぴすとっぴ→! 恥ずいっしょ→!」
真美「んっふっふ~」
亜美「……真美も好きっしょ?」
真美「な、ちょ、ええ!? 別に真美、真美はそんな!」
亜美「寝てる兄(c)のほっぺに何してたっけな→」
真美「……ちゅう。亜美、見てた?」
亜美「ばっちり」
真美「うあうあ→」
亜美「ん→?」
真美「兄(c)、最近かっこよくない?」
亜美「え、ええ!? どうかな亜美わかんないや!」
真美「……んっふっふ~」
亜美「うあうあ↓……」
真美「なるほどねぃ、まさか亜美が兄(c)を」
亜美「すとっぴすとっぴ→! 恥ずいっしょ→!」
真美「んっふっふ~」
亜美「……真美も好きっしょ?」
真美「な、ちょ、ええ!? 別に真美、真美はそんな!」
亜美「寝てる兄(c)のほっぺに何してたっけな→」
真美「……ちゅう。亜美、見てた?」
亜美「ばっちり」
真美「うあうあ→」
17: 2012/11/13(火) 21:29:00.33 ID:QkYycLOp0
亜美「冷えてきたね」
真美「ず→っと雨降ってるもんね……亜美」
亜美「? ん→」
真美「あったかいね、亜美の手」
亜美「そう? 真美の手の方があったかいよ?」
真美「亜美の手もあったかいの」
亜美「ん→、じゃあ両方あったかいってことだ」
真美「そだね」
真美「ず→っと雨降ってるもんね……亜美」
亜美「? ん→」
真美「あったかいね、亜美の手」
亜美「そう? 真美の手の方があったかいよ?」
真美「亜美の手もあったかいの」
亜美「ん→、じゃあ両方あったかいってことだ」
真美「そだね」
18: 2012/11/13(火) 21:35:14.90 ID:QkYycLOp0
亜美「好きってなんなのかな、真美は分かる?」
真美「亜美は分かんないの?」
亜美「……分かんない、誰も教えてくんないもん」
真美「真美も。なんか兄(c)の事考えるともやもや→ってするのは好き、なのかな」
亜美「亜美も、兄(c)のこと考えるともやもや→ってする。好き、なの?」
真美「……分かんない」
亜美「むずかちいね」
真美「うん、むずかちい」
亜美「寒いね」
真美「寒いね」
亜美「もうちょっと引っ付こうか」
真美「そだね」
真美「亜美は分かんないの?」
亜美「……分かんない、誰も教えてくんないもん」
真美「真美も。なんか兄(c)の事考えるともやもや→ってするのは好き、なのかな」
亜美「亜美も、兄(c)のこと考えるともやもや→ってする。好き、なの?」
真美「……分かんない」
亜美「むずかちいね」
真美「うん、むずかちい」
亜美「寒いね」
真美「寒いね」
亜美「もうちょっと引っ付こうか」
真美「そだね」
19: 2012/11/13(火) 21:38:36.42 ID:QkYycLOp0
真美「……こんな風にしてるとさ」
亜美「うん?」
真美「こんな風にしてると、そのうち溶けて一緒になっちゃうんじゃないかって思うの」
亜美「ふ→ん……じゃ、二人合わせて天海だ」
真美「はるるんか→、真美はもうちょっとグラマ→な方がいいな」
亜美「はるるんも結構ムッチリしてるよ?」
真美「お腹とか?」
亜美「お菓子ばっかりだもんね→」
真美「んっふっふ~」
亜美「んっふっふ~」
亜美「うん?」
真美「こんな風にしてると、そのうち溶けて一緒になっちゃうんじゃないかって思うの」
亜美「ふ→ん……じゃ、二人合わせて天海だ」
真美「はるるんか→、真美はもうちょっとグラマ→な方がいいな」
亜美「はるるんも結構ムッチリしてるよ?」
真美「お腹とか?」
亜美「お菓子ばっかりだもんね→」
真美「んっふっふ~」
亜美「んっふっふ~」
21: 2012/11/13(火) 21:49:34.88 ID:QkYycLOp0
亜美「溶けて一緒になったらさ、亜美なのかな? 真美なのかな?」
真美「どっちだろ?」
亜美「亜美はいっつも真美と一緒だけど……」
真美「亜美は真美じゃない、真美も亜美じゃないもんね」
亜美「うん。双子じゃないみんなは、こんなこと考えないのかな」
真美「ゼイタクな悩みってらやつ?」
亜美「それはなんか違うっしょ」
真美「そうかな」
亜美「そうだよ」
真美「……」
亜美「……」
真美「真美は、亜美と一緒に生まれてこれて良かったって思ってるよ」
亜美「亜美も、真美がいてくれて嬉しいよ」
真美「二人おんなじ悩みがあることも、二人一緒に悩めることも、良かったって」
亜美「……うん」
真美「どっちだろ?」
亜美「亜美はいっつも真美と一緒だけど……」
真美「亜美は真美じゃない、真美も亜美じゃないもんね」
亜美「うん。双子じゃないみんなは、こんなこと考えないのかな」
真美「ゼイタクな悩みってらやつ?」
亜美「それはなんか違うっしょ」
真美「そうかな」
亜美「そうだよ」
真美「……」
亜美「……」
真美「真美は、亜美と一緒に生まれてこれて良かったって思ってるよ」
亜美「亜美も、真美がいてくれて嬉しいよ」
真美「二人おんなじ悩みがあることも、二人一緒に悩めることも、良かったって」
亜美「……うん」
25: 2012/11/13(火) 21:57:21.90 ID:QkYycLOp0
真美「だから、やっぱりゼイタクな悩みなのかも」
亜美「真美、すごいね。亜美もなんかそんな気がしてきた」
真美「いやいや→、ま→それほどでもありますかな→」
亜美「またまたゴケンソウを→」
真美「んっふっふ~」
亜美「んっふっふ~……真美」
真美「うん」
亜美「真美はすごいね」
真美「……竜宮、売れてるってりっちゃん言ってたよ。亜美も頑張ってるって褒めてた」
亜美「真美は、一歩目で亜美は二歩目だよ」
真美「一人一役、嫌だった?」
亜美「ううん、亜美は……真美にちっとしてるのかも」
亜美「真美、すごいね。亜美もなんかそんな気がしてきた」
真美「いやいや→、ま→それほどでもありますかな→」
亜美「またまたゴケンソウを→」
真美「んっふっふ~」
亜美「んっふっふ~……真美」
真美「うん」
亜美「真美はすごいね」
真美「……竜宮、売れてるってりっちゃん言ってたよ。亜美も頑張ってるって褒めてた」
亜美「真美は、一歩目で亜美は二歩目だよ」
真美「一人一役、嫌だった?」
亜美「ううん、亜美は……真美にちっとしてるのかも」
26: 2012/11/13(火) 22:02:34.43 ID:QkYycLOp0
真美「……うん」
亜美「亜美が頑張れるのって、真美が頑張ってるからだよ?」
真美「真美は、亜美がいるから頑張ろって思っただけなんだけどな」
亜美「そういうところ」
真美「こういうところ?」
亜美「亜美よりすごいこと、考えたり思ったりしてる」
真美「そんなことないよ、亜美と真美はおんなじだもん」
亜美「竜宮やめて一人でやってくって言った日、覚えてる?」
真美「言い出すの、すっごくドキドキしてたもん」
亜美「亜美はずっと真美とやってくんだと思ってた」
真美「真美もだよ」
亜美「亜美が頑張れるのって、真美が頑張ってるからだよ?」
真美「真美は、亜美がいるから頑張ろって思っただけなんだけどな」
亜美「そういうところ」
真美「こういうところ?」
亜美「亜美よりすごいこと、考えたり思ったりしてる」
真美「そんなことないよ、亜美と真美はおんなじだもん」
亜美「竜宮やめて一人でやってくって言った日、覚えてる?」
真美「言い出すの、すっごくドキドキしてたもん」
亜美「亜美はずっと真美とやってくんだと思ってた」
真美「真美もだよ」
28: 2012/11/13(火) 22:09:03.44 ID:QkYycLOp0
亜美「でも、真美は一人でやるって言った」
真美「元々、その内それぞれでデビュ→ちようねって話だったっしょ?」
亜美「うん、でも」
真美「まだ一緒にいたかったのは真美もおんなじ。でも、一人で頑張りたかったのは亜美もおんなじ」
亜美「……」
真美「ありゃ? 違ったかな?」
亜美「言い出せないよ、言い出せなかった」
真美「知ってるよ、真美は亜美とおんなじだもん」
亜美「真美は一歩踏み出せたじゃん!」
真美「知ってるよ、亜美がそのこと言おうとして何度も言えなかったの」
亜美「……真美はお姉ちゃんだからなのかな」
真美「かんけ→ないと思うけどな→」
真美「元々、その内それぞれでデビュ→ちようねって話だったっしょ?」
亜美「うん、でも」
真美「まだ一緒にいたかったのは真美もおんなじ。でも、一人で頑張りたかったのは亜美もおんなじ」
亜美「……」
真美「ありゃ? 違ったかな?」
亜美「言い出せないよ、言い出せなかった」
真美「知ってるよ、真美は亜美とおんなじだもん」
亜美「真美は一歩踏み出せたじゃん!」
真美「知ってるよ、亜美がそのこと言おうとして何度も言えなかったの」
亜美「……真美はお姉ちゃんだからなのかな」
真美「かんけ→ないと思うけどな→」
29: 2012/11/13(火) 22:16:37.59 ID:QkYycLOp0
亜美「亜美、ちゃんと自分で考えたことないのかもって最近は思ってるんだ」
真美「真美もそんなこと、よく考えるよ」
亜美「真美は自分で考えて自分で歩いてるよ」
真美「じゃあお互い自分が見えてないんだね。亜美もちゃんと考えて歩いてるじゃん」
亜美「……ほんとにそうかな」
真美「分かるよ。隣にいるから」
亜美「同じ道を歩いてきたし、これからもそうじゃないの?」
真美「亜美は亜美、真美は真美だよ。そっくりだけど違う道、近いけど隣の道を歩いてきたんだよ」
亜美「これからも、そう……分かってたのかな」
真美「分かってたから、寂しくなったんじゃないの?」
亜美「寂しくなんて」
真美「寂しくなかったら、隣の真美より前見てるのが亜美っしょ→」
亜美「……うん」
真美「真美もそんなこと、よく考えるよ」
亜美「真美は自分で考えて自分で歩いてるよ」
真美「じゃあお互い自分が見えてないんだね。亜美もちゃんと考えて歩いてるじゃん」
亜美「……ほんとにそうかな」
真美「分かるよ。隣にいるから」
亜美「同じ道を歩いてきたし、これからもそうじゃないの?」
真美「亜美は亜美、真美は真美だよ。そっくりだけど違う道、近いけど隣の道を歩いてきたんだよ」
亜美「これからも、そう……分かってたのかな」
真美「分かってたから、寂しくなったんじゃないの?」
亜美「寂しくなんて」
真美「寂しくなかったら、隣の真美より前見てるのが亜美っしょ→」
亜美「……うん」
31: 2012/11/13(火) 22:21:00.56 ID:QkYycLOp0
真美「雨、止まないね」
亜美「さっきよりマシにはなってきてるけどまだ土砂降りだね」
真美「寒いね」
亜美「寒いね。もうちょっと引っ付いていい?」
真美「うん、真美も寂しかったからもっと引っ付いて」
亜美「……あったかいね」
真美「……あったかい」
亜美「真美?」
真美「何、亜美?」
亜美「もっと引っ付いちゃおうか」
真美「溶けちゃわないかな?」
亜美「溶けちゃってもい→じゃん」
真美「混ざっちゃうよ?」
亜美「亜美は亜美、真美は真美っしょ」
亜美「さっきよりマシにはなってきてるけどまだ土砂降りだね」
真美「寒いね」
亜美「寒いね。もうちょっと引っ付いていい?」
真美「うん、真美も寂しかったからもっと引っ付いて」
亜美「……あったかいね」
真美「……あったかい」
亜美「真美?」
真美「何、亜美?」
亜美「もっと引っ付いちゃおうか」
真美「溶けちゃわないかな?」
亜美「溶けちゃってもい→じゃん」
真美「混ざっちゃうよ?」
亜美「亜美は亜美、真美は真美っしょ」
33: 2012/11/13(火) 22:23:56.47 ID:QkYycLOp0
亜美「ん、くすぐったい」
真美「ん、これでだいじょびかな」
亜美「真美の髪、長いね」
真美「伸ばしてるもん。似合うっしょ?」
亜美「亜美とおんなじくらいせくち→かも」
真美「亜美の髪型も真美とおんなじくらいぷりちーかも」
亜美「んっふっふ~」
真美「んっふっふ~」
真美「ん、これでだいじょびかな」
亜美「真美の髪、長いね」
真美「伸ばしてるもん。似合うっしょ?」
亜美「亜美とおんなじくらいせくち→かも」
真美「亜美の髪型も真美とおんなじくらいぷりちーかも」
亜美「んっふっふ~」
真美「んっふっふ~」
35: 2012/11/13(火) 22:31:11.48 ID:QkYycLOp0
亜美「ちょっとだけ嫌だった」
真美「ずっとおんなじだったからねぃ」
亜美「今はちょっと嬉しいかも」
真美「真似っこはもう嫌い?」
亜美「亜美の真美は、髪長くてもこんなに素敵なんだよって言えるもん」
真美「照れますな→、しかしうちの亜美君もぷりち→せくち→びゅーちふるですぞ?」
亜美「いやはや照れますな→」
真美「……」
亜美「……」
真美「亜美の手、やわらかくて気持ちいい」
亜美「真美の手もむにむにであったかい」
真美「おんなじで良かったね」
亜美「うん、一緒で良かった」
真美「ずっとおんなじだったからねぃ」
亜美「今はちょっと嬉しいかも」
真美「真似っこはもう嫌い?」
亜美「亜美の真美は、髪長くてもこんなに素敵なんだよって言えるもん」
真美「照れますな→、しかしうちの亜美君もぷりち→せくち→びゅーちふるですぞ?」
亜美「いやはや照れますな→」
真美「……」
亜美「……」
真美「亜美の手、やわらかくて気持ちいい」
亜美「真美の手もむにむにであったかい」
真美「おんなじで良かったね」
亜美「うん、一緒で良かった」
37: 2012/11/13(火) 22:36:37.42 ID:QkYycLOp0
亜美「真美さん真美さん、停電ですよ」
真美「……」
亜美「あれ? 真美そこにいるよね?」
真美「……」
亜美「うあうあ→! 真美が物言わぬリビングデッドになっちった→!」
真美「……」
亜美「……ま、真美!? 返事してよぉ!」
真美「……んっふっふ~」
亜美「もう!」
真美「……」
亜美「あれ? 真美そこにいるよね?」
真美「……」
亜美「うあうあ→! 真美が物言わぬリビングデッドになっちった→!」
真美「……」
亜美「……ま、真美!? 返事してよぉ!」
真美「……んっふっふ~」
亜美「もう!」
38: 2012/11/13(火) 22:43:02.45 ID:QkYycLOp0
真美「ロウソクの灯り使うなんてなんかキャンプみたい」
亜美「だねぃ、ベトナムのジャングルを思い出すぜぃ」
真美「ま→め→んぱ→ぷわ→れ→に→んべ→♪」
亜美「ま→むろ→るど→ばじ→すわっちせ→♪」
真美「あぎんみさっむ♪」
亜美「あぎんみさっむ♪」
真美「あぎんみさっむ♪」
亜美「あぎんみさっむ♪」
真美「ぴ→ち→♪」
亜美「ぴ→ち→♪」
真美「またりっちゃんに怒られそうだからそのこの辺で」
亜美「だねぃ」
亜美「だねぃ、ベトナムのジャングルを思い出すぜぃ」
真美「ま→め→んぱ→ぷわ→れ→に→んべ→♪」
亜美「ま→むろ→るど→ばじ→すわっちせ→♪」
真美「あぎんみさっむ♪」
亜美「あぎんみさっむ♪」
真美「あぎんみさっむ♪」
亜美「あぎんみさっむ♪」
真美「ぴ→ち→♪」
亜美「ぴ→ち→♪」
真美「またりっちゃんに怒られそうだからそのこの辺で」
亜美「だねぃ」
42: 2012/11/13(火) 22:50:33.51 ID:QkYycLOp0
亜美「結構明るいね」
真美「うん、ロウソクはまりそうかも」
亜美「きれい……」
真美「うん……」
亜美「……」
真美「……」
亜美「誕生日ケーキ、思い出してた」
真美「真美も。ロウソク消した後、しばらく真っ暗になるじゃん?」
亜美「うん、一人ぼっちになるみたいで嫌いだった」
真美「みんなそこにいるって分かってるはずなのにねぃ」
亜美「なんだか不安になるんだよね」
真美「……亜美の手、あったかい」
亜美「そんなに強く握んなくてもここにいるよ、真美」
真美「うん、ロウソクはまりそうかも」
亜美「きれい……」
真美「うん……」
亜美「……」
真美「……」
亜美「誕生日ケーキ、思い出してた」
真美「真美も。ロウソク消した後、しばらく真っ暗になるじゃん?」
亜美「うん、一人ぼっちになるみたいで嫌いだった」
真美「みんなそこにいるって分かってるはずなのにねぃ」
亜美「なんだか不安になるんだよね」
真美「……亜美の手、あったかい」
亜美「そんなに強く握んなくてもここにいるよ、真美」
44: 2012/11/13(火) 22:55:25.45 ID:QkYycLOp0
真美「もうすぐ消えちゃうね、ロウソク」
亜美「すっかり小っさくなっちまって、父ちゃん悲しくて涙がちょちょ切れらぁ」
真美「あんた、それは言わない約束だろう? あたしまで悲しくなっちまうじゃないか」
亜美「……」
真美「……」
亜美「いつまで一緒にいられるかな」
真美「ずっと一緒だよ、ロウソクが消えても」
亜美「あ」
真美「消えちゃった」
亜美「真っ暗」
真美「うん、真っ暗」
亜美「すっかり小っさくなっちまって、父ちゃん悲しくて涙がちょちょ切れらぁ」
真美「あんた、それは言わない約束だろう? あたしまで悲しくなっちまうじゃないか」
亜美「……」
真美「……」
亜美「いつまで一緒にいられるかな」
真美「ずっと一緒だよ、ロウソクが消えても」
亜美「あ」
真美「消えちゃった」
亜美「真っ暗」
真美「うん、真っ暗」
45: 2012/11/13(火) 22:58:49.03 ID:QkYycLOp0
亜美「真美、そこにいる?」
真美「手握ってんじゃん」
亜美「そこにいる?」
真美「いるよ、亜美を置いてくわけない」
亜美「良かった……」
真美「良かったね」
亜美「……」
真美「亜美、そこにいる?」
亜美「手握ってんじゃん」
真美「そこにいる?」
亜美「いるよ、真美を置いてくわけない」
真美「……うん!」
亜美「良かった?」
真美「良かった」
真美「手握ってんじゃん」
亜美「そこにいる?」
真美「いるよ、亜美を置いてくわけない」
亜美「良かった……」
真美「良かったね」
亜美「……」
真美「亜美、そこにいる?」
亜美「手握ってんじゃん」
真美「そこにいる?」
亜美「いるよ、真美を置いてくわけない」
真美「……うん!」
亜美「良かった?」
真美「良かった」
48: 2012/11/13(火) 23:08:49.91 ID:QkYycLOp0
律子「うう、ご飯買いに行くだけだったのに外に出られない程の大雨なんて……ついてないわ」
小鳥「出た時は雨雲なんてなかったのに……ずぶ濡れですね」
律子「そういう小鳥さんもビショビショ、私タオル取ってきますね」
小鳥「お願いします、こんな格好プロデューサーさんや社長に見られたら……小鳥、そんなに服を透けさせて誘っているのかい?
ああ、ダメですプロデューサーさん、これは突然の雨です私そんなつもりじゃ、ダメ、ダメですぅ
その割には抵抗しないんだな? ほらこっちを見てごらん、そう、俺の目をしっかり見るんだ
んん、ダメです、そんないきなりキスなんて、私、それにこんなところで
物欲しそうな瞳だ、唇も寂しいって震えてるぞ?
あ、ダメ、は……ん、ぅ……! なーんて! ああん駄目よ小鳥ー! こんなのこんなの!」
律子「何バカなこと言ってるんですか、早く拭かないと風邪ひきますよ」
小鳥「はっ!? す、すみません、私ったらまたつい」
律子「はー、いいからさっさと仕事片付けちゃいま……うわ! びっくりした!」
小鳥「どうしたんですか?」
小鳥「出た時は雨雲なんてなかったのに……ずぶ濡れですね」
律子「そういう小鳥さんもビショビショ、私タオル取ってきますね」
小鳥「お願いします、こんな格好プロデューサーさんや社長に見られたら……小鳥、そんなに服を透けさせて誘っているのかい?
ああ、ダメですプロデューサーさん、これは突然の雨です私そんなつもりじゃ、ダメ、ダメですぅ
その割には抵抗しないんだな? ほらこっちを見てごらん、そう、俺の目をしっかり見るんだ
んん、ダメです、そんないきなりキスなんて、私、それにこんなところで
物欲しそうな瞳だ、唇も寂しいって震えてるぞ?
あ、ダメ、は……ん、ぅ……! なーんて! ああん駄目よ小鳥ー! こんなのこんなの!」
律子「何バカなこと言ってるんですか、早く拭かないと風邪ひきますよ」
小鳥「はっ!? す、すみません、私ったらまたつい」
律子「はー、いいからさっさと仕事片付けちゃいま……うわ! びっくりした!」
小鳥「どうしたんですか?」
50: 2012/11/13(火) 23:18:48.13 ID:QkYycLOp0
律子「全く、この子たちは電気もつけずに何してたのかしら……」
小鳥「ふふ、でも二人とも幸せそうな寝顔ですよ」
律子「ほんと、寝てる顔は可愛いんですけどねぇ」
小鳥「中学生って言ったら元気の盛りですもの、多少のやんちゃは律子さんにも覚えがあるでしょう?」
律子「ないとは言えませんけど。それにしても指まで絡めちゃって、仲良いにも程があるでしょうに」
小鳥「……ちょっぴり羨ましそうですね?」
律子「まあ、ちょっとは」
亜美「ん、んぅ……まみぃ……くぅ……」
真美「ぁ、み……すぅ……すぅ……」
律子「全くもう、風邪引くわよ……」
小鳥「ふふ、タオルケットかけてあげる姿は二人のお姉さんみたい。ううん、律子お母さん?」
律子「手のかかる子ほど可愛い……か。二人に母性くすぐられちゃったのかもしれませんね」
小鳥「ふふ、でも二人とも幸せそうな寝顔ですよ」
律子「ほんと、寝てる顔は可愛いんですけどねぇ」
小鳥「中学生って言ったら元気の盛りですもの、多少のやんちゃは律子さんにも覚えがあるでしょう?」
律子「ないとは言えませんけど。それにしても指まで絡めちゃって、仲良いにも程があるでしょうに」
小鳥「……ちょっぴり羨ましそうですね?」
律子「まあ、ちょっとは」
亜美「ん、んぅ……まみぃ……くぅ……」
真美「ぁ、み……すぅ……すぅ……」
律子「全くもう、風邪引くわよ……」
小鳥「ふふ、タオルケットかけてあげる姿は二人のお姉さんみたい。ううん、律子お母さん?」
律子「手のかかる子ほど可愛い……か。二人に母性くすぐられちゃったのかもしれませんね」
52: 2012/11/13(火) 23:24:56.46 ID:QkYycLOp0
小鳥「子どもだ子どもだって思ってるとすぐに大きくなっちゃいますよ?」
律子「実感してます。2人とも、やんちゃするにも程度や場合を考えるようになってきたというか」
小鳥「時々、はっとするくらい大人びた表情をしてたり?」
律子「はい。私たちが知らないだけで、二人はとっくに大人になってるのかもしれません」
小鳥「こんな可愛い寝顔の大人なんていませんよ」
律子「……ふふ、そうですね。立派な大人になれるよう、私たちがビシバシ鍛えていかないと」
小鳥「ふふ、そんなこと言ってるとまた鬼軍曹って呼ばれちゃいますよ」
律子「あはは、それは勘弁してほしいですね」
亜美「うーん……おにぐんそう……ぐー」
真美「りっちゃんこわいよー……ぐーすかぴー」
律子「亜美、真美。起きてるのね? 起きてるんでしょう?」
亜美「すてんばーい、すてんばーい……」
真美「ごっ!」
律子「あ、こら待ちなさーい! 逃げるなー!!」
おわり
律子「実感してます。2人とも、やんちゃするにも程度や場合を考えるようになってきたというか」
小鳥「時々、はっとするくらい大人びた表情をしてたり?」
律子「はい。私たちが知らないだけで、二人はとっくに大人になってるのかもしれません」
小鳥「こんな可愛い寝顔の大人なんていませんよ」
律子「……ふふ、そうですね。立派な大人になれるよう、私たちがビシバシ鍛えていかないと」
小鳥「ふふ、そんなこと言ってるとまた鬼軍曹って呼ばれちゃいますよ」
律子「あはは、それは勘弁してほしいですね」
亜美「うーん……おにぐんそう……ぐー」
真美「りっちゃんこわいよー……ぐーすかぴー」
律子「亜美、真美。起きてるのね? 起きてるんでしょう?」
亜美「すてんばーい、すてんばーい……」
真美「ごっ!」
律子「あ、こら待ちなさーい! 逃げるなー!!」
おわり
55: 2012/11/13(火) 23:28:04.39 ID:KZR/rBDf0
乙
56: 2012/11/13(火) 23:30:05.56 ID:PO8GJaPS0
乙でした
57: 2012/11/13(火) 23:33:46.18 ID:QkYycLOp0
あとがき
黎明jazzアレンジでティンときてやった
反省はしていない
おわり
黎明jazzアレンジでティンときてやった
反省はしていない
おわり
60: 2012/11/13(火) 23:35:36.67 ID:ZJicMuFM0
いいっすねぇ~
引用元: 亜美「たまには」真美「ちっとり」
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