1: 2010/05/05(水) 15:17:44.11 ID:1R8SCaT60
唯「憂ー」
憂「! …どうかした? お姉ちゃん」
唯「どうして憂ってばそんなに可愛いの?」
憂「は……え!?」
憂「い、いきなりそんな…どうしたの///」
唯「それに加えて家事もそつ無くこなしちゃうし」
憂「え…あ、いや…えっと」
唯「基本スペック高いし…」
唯「大抵のけいおんSSでなんか最強だし…」ブツブツ
唯「一家に一台欲しいとか言われてるし…」
憂「……お、お姉ちゃん?」
唯「…お前はいいよなぁ」
憂「!?」
憂「! …どうかした? お姉ちゃん」
唯「どうして憂ってばそんなに可愛いの?」
憂「は……え!?」
憂「い、いきなりそんな…どうしたの///」
唯「それに加えて家事もそつ無くこなしちゃうし」
憂「え…あ、いや…えっと」
唯「基本スペック高いし…」
唯「大抵のけいおんSSでなんか最強だし…」ブツブツ
唯「一家に一台欲しいとか言われてるし…」
憂「……お、お姉ちゃん?」
唯「…お前はいいよなぁ」
憂「!?」
3: 2010/05/05(水) 15:21:36.48 ID:1R8SCaT60
唯「憂ってもうあれだよね。存在自体反則だよね」
憂「な、なに訳の分からないこと言ってるの!?」
唯「ギターもさぁ…? 何あれ?」
唯「何であんなに簡単に弾けちゃうのかなぁ?」
唯「よく私も何でギター買ってすぐにあんなに弾けてるんだよとか言われるけどさ」
唯「あれでも陰ではお風呂入る時以外はギー太持たないなんてことはないってぐらい必氏に練習した結果なんだよ? 知ってた? ねぇ、知ってた? 私の努力?」
憂「あ…えっと…その…落ち着いておn」
唯「これが落ち着いていられるか!?」
憂「本当にどうしちゃったの!?」
憂「な、なに訳の分からないこと言ってるの!?」
唯「ギターもさぁ…? 何あれ?」
唯「何であんなに簡単に弾けちゃうのかなぁ?」
唯「よく私も何でギター買ってすぐにあんなに弾けてるんだよとか言われるけどさ」
唯「あれでも陰ではお風呂入る時以外はギー太持たないなんてことはないってぐらい必氏に練習した結果なんだよ? 知ってた? ねぇ、知ってた? 私の努力?」
憂「あ…えっと…その…落ち着いておn」
唯「これが落ち着いていられるか!?」
憂「本当にどうしちゃったの!?」
4: 2010/05/05(水) 15:25:44.29 ID:1R8SCaT60
唯「さすがの私もマジでキレる5秒前!」
唯「はい! 1、2、3、4、5!」
唯「むきぃ~~~っ!!」プンスカ
憂(どうしよう。ツッコミが追いつかない…)
唯「そこで私は憂をいじめてやることに決めました!」
憂「何で!?」
唯「嫉妬してるからだよ!」
憂「ごめんっ、もうちょっと落ち着いてから話して! わけわかんない!」
唯「はい! 1、2、3、4、5!」
唯「むきぃ~~~っ!!」プンスカ
憂(どうしよう。ツッコミが追いつかない…)
唯「そこで私は憂をいじめてやることに決めました!」
憂「何で!?」
唯「嫉妬してるからだよ!」
憂「ごめんっ、もうちょっと落ち着いてから話して! わけわかんない!」
7: 2010/05/05(水) 15:31:33.28 ID:1R8SCaT60
唯「はぁはぁ…」
唯「…つ、つい興奮しすぎて取り乱しちゃったよ」
憂「だ、大丈夫?」
唯「あー、またそうやって優しくしようとする! ほんと嫌になっちゃうよ」
憂「いや、そこは人として当然のことでしょ!?」
唯「やめてよ! 一々私の言うことに的確にツッコミ入れてくるの!」
憂「じゃあお姉ちゃんはさっきから私に何を求めてるの!?」
唯「……んー」
唯「……」
唯「察してよっ」
憂「分からないよ!?」
唯「…つ、つい興奮しすぎて取り乱しちゃったよ」
憂「だ、大丈夫?」
唯「あー、またそうやって優しくしようとする! ほんと嫌になっちゃうよ」
憂「いや、そこは人として当然のことでしょ!?」
唯「やめてよ! 一々私の言うことに的確にツッコミ入れてくるの!」
憂「じゃあお姉ちゃんはさっきから私に何を求めてるの!?」
唯「……んー」
唯「……」
唯「察してよっ」
憂「分からないよ!?」
10: 2010/05/05(水) 15:35:21.88 ID:1R8SCaT60
唯「とにもかくにも」
唯「私は憂をいじめることにしたんだからね!」
唯「せいぜい覚悟してなよ!」
タタタタタ…
憂「行っちゃった…」
憂「お姉ちゃん。どうしちゃったの…」
prrr…
憂「あ、お姉ちゃんから電話」ポチッ
憂「もしもし、お姉ちゃn『憂の母ちゃんでーべそ』ガチャリ
憂「……」
憂「…色々と心配になってきたよ」
唯「私は憂をいじめることにしたんだからね!」
唯「せいぜい覚悟してなよ!」
タタタタタ…
憂「行っちゃった…」
憂「お姉ちゃん。どうしちゃったの…」
prrr…
憂「あ、お姉ちゃんから電話」ポチッ
憂「もしもし、お姉ちゃn『憂の母ちゃんでーべそ』ガチャリ
憂「……」
憂「…色々と心配になってきたよ」
11: 2010/05/05(水) 15:39:22.18 ID:1R8SCaT60
つぎのひ!
憂「…ということが」
梓「……」
梓「なんていうか」
梓「…困ったね」クスッ
憂「うん…」
梓「あはは」
梓「…唯先輩のことだしなぁ」
憂「うーん…」
憂(和さんにも相談してみようかなぁ
憂「…ということが」
梓「……」
梓「なんていうか」
梓「…困ったね」クスッ
憂「うん…」
梓「あはは」
梓「…唯先輩のことだしなぁ」
憂「うーん…」
憂(和さんにも相談してみようかなぁ
14: 2010/05/05(水) 15:43:22.85 ID:1R8SCaT60
和「唯が?」
憂「何か心当たりとかありませんか?」
和「そうねぇ…」
和「…んー」
和「あ」
憂「!」
憂「知ってるんですか?」
和「……」
憂「何か心当たりとかありませんか?」
和「そうねぇ…」
和「…んー」
和「あ」
憂「!」
憂「知ってるんですか?」
和「……」
15: 2010/05/05(水) 15:46:02.38 ID:1R8SCaT60
和「いや、唯だからかなぁって」
憂「え?」
和「だから、唯は唯じゃない?」
和「つまり…そういうことじゃないかしら?」
憂「??」
憂「それじゃあ納得できません!」
和「んー、そう言われても」
憂「だっていきなりあんなこと…気まぐれで始まる問題じゃないですよっ」
和「うーん…そうなんだ。じゃあ私そろそろ生徒会いくね」
憂(面倒くさくなって逃げた!?)
憂「え?」
和「だから、唯は唯じゃない?」
和「つまり…そういうことじゃないかしら?」
憂「??」
憂「それじゃあ納得できません!」
和「んー、そう言われても」
憂「だっていきなりあんなこと…気まぐれで始まる問題じゃないですよっ」
和「うーん…そうなんだ。じゃあ私そろそろ生徒会いくね」
憂(面倒くさくなって逃げた!?)
17: 2010/05/05(水) 15:49:32.99 ID:1R8SCaT60
憂「…はぁ」
憂「どうしちゃったんだろ…お姉ちゃん」
生徒A「平沢さーん」
憂「え?」
A「平沢さんのお姉さんがさっき教室に来て…。それでこれを渡してって…はい」
憂「あ、うん。ありがとう……手紙?」
憂(お姉ちゃんから…何だろ?)ガサガサ
『憂へ むらさきかがみ 追記:20歳までに忘れてなきゃ氏ぬ』
憂「……」
憂「私を頃しにかかってる…」
A「え?」
憂「どうしちゃったんだろ…お姉ちゃん」
生徒A「平沢さーん」
憂「え?」
A「平沢さんのお姉さんがさっき教室に来て…。それでこれを渡してって…はい」
憂「あ、うん。ありがとう……手紙?」
憂(お姉ちゃんから…何だろ?)ガサガサ
『憂へ むらさきかがみ 追記:20歳までに忘れてなきゃ氏ぬ』
憂「……」
憂「私を頃しにかかってる…」
A「え?」
19: 2010/05/05(水) 15:55:07.51 ID:1R8SCaT60
憂「なんだかショックだよ…予想以上にツラい…」グスン
A「よ、よく分からないけど元気出して!」
純「どうしたー?」
A「私もよく分からない…」
純「は?」
憂「純ちゃん…」
純「う、憂!? 何で泣いてるの!?」
憂「お姉ちゃんからこんな手紙を…」チラ
純「むらさき…あー、昔そんなの流行ってたっけ。で、それが問題あるわけ?」
憂「分からないの!? これはお姉ちゃんが私を間接的に殺そうとしているってことなんだよ!? どうしよう…! もう私二十歳までにこの言葉を忘れることができなさそうだよ…ううっ」
純(なんかかわいい…)
A「よ、よく分からないけど元気出して!」
純「どうしたー?」
A「私もよく分からない…」
純「は?」
憂「純ちゃん…」
純「う、憂!? 何で泣いてるの!?」
憂「お姉ちゃんからこんな手紙を…」チラ
純「むらさき…あー、昔そんなの流行ってたっけ。で、それが問題あるわけ?」
憂「分からないの!? これはお姉ちゃんが私を間接的に殺そうとしているってことなんだよ!? どうしよう…! もう私二十歳までにこの言葉を忘れることができなさそうだよ…ううっ」
純(なんかかわいい…)
20: 2010/05/05(水) 16:00:04.84 ID:1R8SCaT60
純「ただの悪戯でしょ?」
憂「どうなのかな…」
憂「だって昨日、お姉ちゃんが私をいじめるって突然言ってきたんだよ?」
純(いじめることを事前に直接本人に話すのって…)
純「憂のお姉さん…唯先輩だっけ? ほら、あの人って色々と普通じゃないじゃん! きっと悪戯かなんかだよ」
憂「うう…」
ガチャリ
唯「たのもー!」
純(まさかの当事者登場!?)
憂「どうなのかな…」
憂「だって昨日、お姉ちゃんが私をいじめるって突然言ってきたんだよ?」
純(いじめることを事前に直接本人に話すのって…)
純「憂のお姉さん…唯先輩だっけ? ほら、あの人って色々と普通じゃないじゃん! きっと悪戯かなんかだよ」
憂「うう…」
ガチャリ
唯「たのもー!」
純(まさかの当事者登場!?)
22: 2010/05/05(水) 16:05:10.18 ID:1R8SCaT60
唯「平沢憂はいるかなぁ?」
A「そこにいますけど…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「ふふーん! 予想通り、手紙のダメージは大きかったようだね!」
憂「何で、こんなことするの?」
唯「それは昨日言ったでしょ」
純「あの…」
唯「おっとー、部外者は口を挟まないで!」
純(まだ何にも言ってないけど!?)
憂「…今度は何をしに来たの?」
唯「ん? ただ、憂のその無様な姿を笑いに来ただけだよ」
唯「わっはっはー!」
憂「くっ…」
純(ああ、暇なんだこの人)
A「そこにいますけど…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「ふふーん! 予想通り、手紙のダメージは大きかったようだね!」
憂「何で、こんなことするの?」
唯「それは昨日言ったでしょ」
純「あの…」
唯「おっとー、部外者は口を挟まないで!」
純(まだ何にも言ってないけど!?)
憂「…今度は何をしに来たの?」
唯「ん? ただ、憂のその無様な姿を笑いに来ただけだよ」
唯「わっはっはー!」
憂「くっ…」
純(ああ、暇なんだこの人)
24: 2010/05/05(水) 16:11:39.51 ID:1R8SCaT60
唯「さてと」
唯「十分笑わせてもらったし、そろそろ帰るとするよ」
憂「……」
唯「この程度でこんなにダメージが大きかったらこの先、憂はどうなるだろうねぇ」ニヤリ
憂「ひっ」
純(この状況…私は一体どうすれば…)
唯「それじゃあね」ガチャリ
憂「……」
憂「…ぐすっ」
憂「えーん! ひ、ひどいよぉっ…おねえちゃぁぁん!」グスングスン
純「憂!?」
唯「十分笑わせてもらったし、そろそろ帰るとするよ」
憂「……」
唯「この程度でこんなにダメージが大きかったらこの先、憂はどうなるだろうねぇ」ニヤリ
憂「ひっ」
純(この状況…私は一体どうすれば…)
唯「それじゃあね」ガチャリ
憂「……」
憂「…ぐすっ」
憂「えーん! ひ、ひどいよぉっ…おねえちゃぁぁん!」グスングスン
純「憂!?」
28: 2010/05/05(水) 16:14:56.27 ID:1R8SCaT60
その後、唯の憂へ対するいじめはエスカレートしていく…
憂「……」テクテク
唯「……」ソローリ、ソローリ…
ス
唯「えいやっ」ヒザカックン!
憂「きゃあ!?」カックン!
唯「きゃははははは!」スタタタタ…
憂「……ううっ」
憂「……」テクテク
唯「……」ソローリ、ソローリ…
ス
唯「えいやっ」ヒザカックン!
憂「きゃあ!?」カックン!
唯「きゃははははは!」スタタタタ…
憂「……ううっ」
29: 2010/05/05(水) 16:19:41.57 ID:1R8SCaT60
憂「……」テクテク
ガチャリ
憂(あれ? 下駄箱の中に何か入ってる)
憂「…ん?」
憂「!」
憂「ね…猫の…」
憂「……ぬいぐるみ…」
ガチャリ
憂(あれ? 下駄箱の中に何か入ってる)
憂「…ん?」
憂「!」
憂「ね…猫の…」
憂「……ぬいぐるみ…」
30: 2010/05/05(水) 16:24:04.22 ID:1R8SCaT60
自宅ですらもちろん…
憂「あ、あれ?」
憂「洗濯物が全部たたまれてある…」
憂「! まさか…」
唯「ふっふっふ…」
憂「お、お姉ちゃんっ」
唯「残念だったね。憂! 私が全部たたんじゃったよ!」
唯「憂の楽しみの一つでもある洗濯物たたみを…この私が! ふっふっふ!」
憂「うう…」
憂「あ、あれ?」
憂「洗濯物が全部たたまれてある…」
憂「! まさか…」
唯「ふっふっふ…」
憂「お、お姉ちゃんっ」
唯「残念だったね。憂! 私が全部たたんじゃったよ!」
唯「憂の楽しみの一つでもある洗濯物たたみを…この私が! ふっふっふ!」
憂「うう…」
32: 2010/05/05(水) 16:28:55.79 ID:1R8SCaT60
憂(そろそろお風呂沸かさなきゃ)
憂「って、あれ!?」
憂「もう沸かしてある…ま、まさか!」
唯「そう、私がやったんだよ」
唯「私好みの熱さでいれちゃったからね!」
唯「せいぜいゆっくりとお湯につかって、今日の疲れを落とすといいよ!」
唯「あはははは!」
憂「あうっ…」
憂「って、あれ!?」
憂「もう沸かしてある…ま、まさか!」
唯「そう、私がやったんだよ」
唯「私好みの熱さでいれちゃったからね!」
唯「せいぜいゆっくりとお湯につかって、今日の疲れを落とすといいよ!」
唯「あはははは!」
憂「あうっ…」
35: 2010/05/05(水) 16:34:27.28 ID:1R8SCaT60
憂「…お風呂は後で入るとして、ご飯作っちゃおうかな」
唯「ふふっ」
憂「…まさか」
唯「そう、出前をとったよ」
憂「お、お金が勿体ないよっ!」
唯「ふん、憂のは勝手に私が選んどいたから」
憂「そ、そんな…」
・・・
憂「ということが続いて…」
純「え」
唯「ふふっ」
憂「…まさか」
唯「そう、出前をとったよ」
憂「お、お金が勿体ないよっ!」
唯「ふん、憂のは勝手に私が選んどいたから」
憂「そ、そんな…」
・・・
憂「ということが続いて…」
純「え」
40: 2010/05/05(水) 16:39:33.64 ID:1R8SCaT60
唯「さてと」
紬「あら、また憂ちゃんのところに?」
唯「そーだよ」
律「お前も頑張るよなー」
唯「まぁね」
律「応援はしておく」
唯「りっちゃんってば優しい!」
澪「…優しいのは唯のほうだよ。ほんと妹思いというか」
唯「…えへへ~それじゃ、行ってきます!」
紬「あら、また憂ちゃんのところに?」
唯「そーだよ」
律「お前も頑張るよなー」
唯「まぁね」
律「応援はしておく」
唯「りっちゃんってば優しい!」
澪「…優しいのは唯のほうだよ。ほんと妹思いというか」
唯「…えへへ~それじゃ、行ってきます!」
42: 2010/05/05(水) 16:44:24.72 ID:1R8SCaT60
純「よく考えてみて、憂。それっていじめじゃないよね」
憂「ううん…もう私のハートはボロ雑巾のごとくずたぼろだよ…」
憂「はぁ…お姉ちゃん…」
純「元気出してよー」
純「あー、梓も何か言ってあげて?」
梓「うーん、パスかなぁ…」
純「ぱ、パスって」
梓「唯先輩は唯先輩で色々頑張ってるんだよ」
純「色々って…頑張るベクトルがおかしいじゃん!?」
梓「あはは」ガタッ
純「どこ行くの?」
梓「部室に」テクテク
純「…行ってらー」
憂「ううん…もう私のハートはボロ雑巾のごとくずたぼろだよ…」
憂「はぁ…お姉ちゃん…」
純「元気出してよー」
純「あー、梓も何か言ってあげて?」
梓「うーん、パスかなぁ…」
純「ぱ、パスって」
梓「唯先輩は唯先輩で色々頑張ってるんだよ」
純「色々って…頑張るベクトルがおかしいじゃん!?」
梓「あはは」ガタッ
純「どこ行くの?」
梓「部室に」テクテク
純「…行ってらー」
45: 2010/05/05(水) 16:49:48.82 ID:1R8SCaT60
憂「…はぁ」
純(ここは私が一肌脱ぐとしますか)
純「憂!」
憂「っ!?」ビクッ
純「唯先輩に言いに行こう! こんなことやめてって」
憂「え! で、でも…」
純「いつまでもウジウジしてても仕方がないでしょ!? 何もしないよりましっ」
憂「うーん…」
純「ほれ! いくぞ!」グイグイッ
憂「ちょ、ちょっと純ちゃんっ」
純(なんか今の私目立ってる! すっごく目立ってる気がする!)
純(ここは私が一肌脱ぐとしますか)
純「憂!」
憂「っ!?」ビクッ
純「唯先輩に言いに行こう! こんなことやめてって」
憂「え! で、でも…」
純「いつまでもウジウジしてても仕方がないでしょ!? 何もしないよりましっ」
憂「うーん…」
純「ほれ! いくぞ!」グイグイッ
憂「ちょ、ちょっと純ちゃんっ」
純(なんか今の私目立ってる! すっごく目立ってる気がする!)
47: 2010/05/05(水) 16:54:11.78 ID:1R8SCaT60
梓「……」テクテク
梓「あ」
唯「あ」」
梓「…ほんとに゛あれ゛やってるんですね」
梓「正直もっと他の…」
唯「ノンノン!」
唯「゛これ゛がいいんだよ。あずにゃん!」
梓「…ほんとにそうなんですか?」
唯「……」
唯「や、やってみなきゃわからないよっ」
梓「はぁ…まぁ、頑張ってみてください」
梓「あ」
唯「あ」」
梓「…ほんとに゛あれ゛やってるんですね」
梓「正直もっと他の…」
唯「ノンノン!」
唯「゛これ゛がいいんだよ。あずにゃん!」
梓「…ほんとにそうなんですか?」
唯「……」
唯「や、やってみなきゃわからないよっ」
梓「はぁ…まぁ、頑張ってみてください」
50: 2010/05/05(水) 16:59:13.53 ID:1R8SCaT60
ガチャリ
純「失礼しまーす」
律「ん?」
澪「あれ、たしか前に軽音部を見学しに来た子…と憂ちゃん?」
紬「いらっしゃい。何か用かしら?」
純「あの、唯先輩はいらっしゃいますか?」
紬「唯ちゃんなら確か…」
律「憂ちゃんのとこに向かった…って、あ~、すれ違っちゃったね」
憂「きっと、また私をいじめようとしていたんだ。………はぁ、鬱だ…鬱だよ…純ちゃん…」
純(憂が萎れてる…)
純「失礼しまーす」
律「ん?」
澪「あれ、たしか前に軽音部を見学しに来た子…と憂ちゃん?」
紬「いらっしゃい。何か用かしら?」
純「あの、唯先輩はいらっしゃいますか?」
紬「唯ちゃんなら確か…」
律「憂ちゃんのとこに向かった…って、あ~、すれ違っちゃったね」
憂「きっと、また私をいじめようとしていたんだ。………はぁ、鬱だ…鬱だよ…純ちゃん…」
純(憂が萎れてる…)
53: 2010/05/05(水) 17:06:09.52 ID:1R8SCaT60
律「唯に何か用だった?」
純「実は憂が唯先輩にいじめられているそうなんです」
憂「じゅ、純ちゃんっ」
純「言っておいたほうがいいでしょ」
紬「いじめ…」
澪「あー」
律「…えっとな」
憂・純「…?」
律「あのね、こういうのもなんだけどさ。憂ちゃん、何も言わずに唯に付き合ってあげてよ」
憂「ど、どういうことですか?」
律「んー、近いうちに事情知ることになるかもしれないからさ。とりあえず、な?」
憂「…?」
純「実は憂が唯先輩にいじめられているそうなんです」
憂「じゅ、純ちゃんっ」
純「言っておいたほうがいいでしょ」
紬「いじめ…」
澪「あー」
律「…えっとな」
憂・純「…?」
律「あのね、こういうのもなんだけどさ。憂ちゃん、何も言わずに唯に付き合ってあげてよ」
憂「ど、どういうことですか?」
律「んー、近いうちに事情知ることになるかもしれないからさ。とりあえず、な?」
憂「…?」
58: 2010/05/05(水) 17:11:39.54 ID:1R8SCaT60
唯「あれ? 憂いないの?」
A「さっき鈴木さんと一緒にどこかに行きましたよ」
唯「ありゃ、すれ違っちゃったのかぁ」
A「…あの」
唯「ん?」
A「最近平沢さん元気ないみたいなんです」
唯「……」
A「やっぱり、あんなことがあったすぐ後だから…」
A「…平沢さんのこと、気にかけてあげてください」
唯「…うん。ありがとね」
唯「そうだよね…私、憂のお姉ちゃんだもんね!」
A「さっき鈴木さんと一緒にどこかに行きましたよ」
唯「ありゃ、すれ違っちゃったのかぁ」
A「…あの」
唯「ん?」
A「最近平沢さん元気ないみたいなんです」
唯「……」
A「やっぱり、あんなことがあったすぐ後だから…」
A「…平沢さんのこと、気にかけてあげてください」
唯「…うん。ありがとね」
唯「そうだよね…私、憂のお姉ちゃんだもんね!」
61: 2010/05/05(水) 17:15:11.42 ID:1R8SCaT60
梓「遅れましたー…って憂! 純!」
純「あれ、私らより先に部室に向かったくせに…」
梓「ちょっとそこで立ち話してたの」
純「ふーん?」
梓「二人は何でここに?」
紬「唯ちゃんにお話しがあったそうよ」
澪「当の本人は憂ちゃんを捜しに行ってすれ違いになったみたいだけどな」
梓「あー…」
憂「お姉ちゃんに会ったの?」
梓「ん、まぁ…」
ガチャリ
唯「ただいまー…って、ぬほっ!?」
憂「お、お姉ちゃん!」
純「あれ、私らより先に部室に向かったくせに…」
梓「ちょっとそこで立ち話してたの」
純「ふーん?」
梓「二人は何でここに?」
紬「唯ちゃんにお話しがあったそうよ」
澪「当の本人は憂ちゃんを捜しに行ってすれ違いになったみたいだけどな」
梓「あー…」
憂「お姉ちゃんに会ったの?」
梓「ん、まぁ…」
ガチャリ
唯「ただいまー…って、ぬほっ!?」
憂「お、お姉ちゃん!」
5: 2010/05/05(水) 17:21:17.17 ID:1R8SCaT60
唯「憂ぃ! ここにいおったか!」
憂「ひいぃ」
律「…?」
律「唯、なんでお前怯えられてんだよ?」
唯「いじめてるから?」
澪「普通に言うんだそれ…」
純「それですよ!」
唯「へ?」
純「憂をわけもわからずいじめるの、やめてくださいっ。だいたい何で急にそんなことしだすんですか?」
唯「な、なんでって…あー、その…えっと」
唯「な、ないしょだよぉ~!」タタタタ…
純「ああ! 逃げた!」
8: 2010/05/05(水) 17:25:34.97 ID:1R8SCaT60
>>6
うおおおお怖ええええ
ひらさわけ!
唯「はははは! 今日は私が料理を勝手に作ったよ!」
唯「料理なんて上手く作れないからあんまり美味しくないかもしれないけど…」
唯「はたして憂の口にあうかなぁ!?」
憂「……」
憂(今さら気づいたんだけど)
憂(これっていじめどころか…お姉ちゃん、私の代わりに家事してくれてる?)
憂「…ていうかいじめですらないよね」
唯「んー? 何か文句でも?」
憂「う、ううん! なんでもないよ。お姉ちゃん」
唯「じゃあささっと食べちゃいなよ! 冷めて余計に不味くなっても知らんぞー! はっはっはー!」
憂「う、うんっ」
うおおおお怖ええええ
ひらさわけ!
唯「はははは! 今日は私が料理を勝手に作ったよ!」
唯「料理なんて上手く作れないからあんまり美味しくないかもしれないけど…」
唯「はたして憂の口にあうかなぁ!?」
憂「……」
憂(今さら気づいたんだけど)
憂(これっていじめどころか…お姉ちゃん、私の代わりに家事してくれてる?)
憂「…ていうかいじめですらないよね」
唯「んー? 何か文句でも?」
憂「う、ううん! なんでもないよ。お姉ちゃん」
唯「じゃあささっと食べちゃいなよ! 冷めて余計に不味くなっても知らんぞー! はっはっはー!」
憂「う、うんっ」
12: 2010/05/05(水) 17:32:02.40 ID:1R8SCaT60
憂「……」パクパク…
唯「…ど、どう? 美味しい? 美味しくない?」
憂「…おいしい」
憂「とっても美味しいよ。お姉ちゃん」ニコ
唯「! ほんとに!?」
唯「よ、よかったぁ…」ホッ…
憂「ふふっ」
唯「…はっ!」
唯「お、美味しくて当然だよ! 私が作ったんだもん! これからも憂に代わって美味しい料理いっぱい作ってやるんだからね!」
唯「今日もお風呂勝手に沸かしてきてやるっ」タタタタ…
憂「…うーん、ほんとにどうしちゃったんだろ?」
唯「…ど、どう? 美味しい? 美味しくない?」
憂「…おいしい」
憂「とっても美味しいよ。お姉ちゃん」ニコ
唯「! ほんとに!?」
唯「よ、よかったぁ…」ホッ…
憂「ふふっ」
唯「…はっ!」
唯「お、美味しくて当然だよ! 私が作ったんだもん! これからも憂に代わって美味しい料理いっぱい作ってやるんだからね!」
唯「今日もお風呂勝手に沸かしてきてやるっ」タタタタ…
憂「…うーん、ほんとにどうしちゃったんだろ?」
14: 2010/05/05(水) 17:37:46.93 ID:1R8SCaT60
憂「あ、もうこんな時間! そろそろ寝ないと…」
ガチャリ
唯「たのも~!」
憂「お姉ちゃん?」
トコトコトコ…ドサッ
唯「はい! 憂のベットの半分を占領しました!」
唯「憂はもう半分のスペースで窮屈になって寝るといいよ!」
憂「え…」
唯「早く寝なよー! あ、寒くなったからって私にぎゅーしても今回は見逃してあげるよ!」
唯「ほら、早く! 早く!」
憂「お姉ちゃん…うんっ」クスッ
ガチャリ
唯「たのも~!」
憂「お姉ちゃん?」
トコトコトコ…ドサッ
唯「はい! 憂のベットの半分を占領しました!」
唯「憂はもう半分のスペースで窮屈になって寝るといいよ!」
憂「え…」
唯「早く寝なよー! あ、寒くなったからって私にぎゅーしても今回は見逃してあげるよ!」
唯「ほら、早く! 早く!」
憂「お姉ちゃん…うんっ」クスッ
18: 2010/05/05(水) 17:41:40.39 ID:1R8SCaT60
・・・
『ほんとにお気の毒よねぇ…』
『旅行先で強盗に襲われて銃で撃たれたらしいわよ』
『だから外国は物騒なのよ…』
「……」
「お父さん…お母さん…」
『娘さん二人残して…可哀想に…』
『話では親戚の家で引き取るという話をお姉ちゃんのほうが拒否したらしいわよ』
『自分たちだけでなんとかやっていけるからって…ほんと、何考えてるんだか』
「――、大丈夫だよ。これからは私が守ってあげるからね…」
「だって私、――のお姉ちゃんだもんね」
「おねえ…ちゃん」
・・・
『ほんとにお気の毒よねぇ…』
『旅行先で強盗に襲われて銃で撃たれたらしいわよ』
『だから外国は物騒なのよ…』
「……」
「お父さん…お母さん…」
『娘さん二人残して…可哀想に…』
『話では親戚の家で引き取るという話をお姉ちゃんのほうが拒否したらしいわよ』
『自分たちだけでなんとかやっていけるからって…ほんと、何考えてるんだか』
「――、大丈夫だよ。これからは私が守ってあげるからね…」
「だって私、――のお姉ちゃんだもんね」
「おねえ…ちゃん」
・・・
20: 2010/05/05(水) 17:46:48.12 ID:1R8SCaT60
「きて…おき……う……き…うい…」
憂「ん…」
唯「起きろ憂ー!! 朝だよー!」
憂「う…ん、う、うるさいぃ…」
憂「ま、まだ…6時じゃん…ちょっと早いよ…」
唯「早起きは何とやらなんだよ憂っ! 早く、洗面所で冷水でもかぶってきなよ!」
憂「う…うーん」
憂「ん…」
唯「起きろ憂ー!! 朝だよー!」
憂「う…ん、う、うるさいぃ…」
憂「ま、まだ…6時じゃん…ちょっと早いよ…」
唯「早起きは何とやらなんだよ憂っ! 早く、洗面所で冷水でもかぶってきなよ!」
憂「う…うーん」
21: 2010/05/05(水) 17:50:04.13 ID:1R8SCaT60
唯「ちゃんと冷水かぶってきたー?」
憂「ん…あれ? 朝ご飯が…」
唯「また私が勝手に作っておきました!」
唯「朝早く起きて頑張って作ったんだからさっさと食べちゃってよ!」
唯「早く食べてくれなきゃ洗い物ができないからさぁ」
憂「あ、うん…」
憂「ん…あれ? 朝ご飯が…」
唯「また私が勝手に作っておきました!」
唯「朝早く起きて頑張って作ったんだからさっさと食べちゃってよ!」
唯「早く食べてくれなきゃ洗い物ができないからさぁ」
憂「あ、うん…」
22: 2010/05/05(水) 17:54:56.70 ID:1R8SCaT60
・・・
純「どんな感じ?」
憂「お姉ちゃんのこと?」
純「うん。あい変わらずってとこ?」
憂「…うーん」
憂「よくわかんない」
純「そっかぁ」
梓「唯先輩の話?」
純「うん。…ていうか梓、このことについて何か知ってるんじゃない?」
梓「…んー、まぁ…ね」
純「どんな感じ?」
憂「お姉ちゃんのこと?」
純「うん。あい変わらずってとこ?」
憂「…うーん」
憂「よくわかんない」
純「そっかぁ」
梓「唯先輩の話?」
純「うん。…ていうか梓、このことについて何か知ってるんじゃない?」
梓「…んー、まぁ…ね」
23: 2010/05/05(水) 18:00:40.18 ID:1R8SCaT60
憂「え」
梓「でも」
梓「あえて言わないでおく」
憂「ど、どうして?」
梓「その時が来ればわかるよ」
純「なんか意味深…」
梓「でも」
梓「あえて言わないでおく」
憂「ど、どうして?」
梓「その時が来ればわかるよ」
純「なんか意味深…」
27: 2010/05/05(水) 18:06:14.92 ID:1R8SCaT60
数日後!
純「おじゃましまーす」
憂「どうぞー」
純「憂んちにあがるのもなんか久々だぁ」
憂「色々あったからね…」
純「あ、ごめっ」
憂「ううん、いいの。気にしないで?」
憂「それじゃあ私の部屋に行こっか」ニコ
純「おじゃましまーす」
憂「どうぞー」
純「憂んちにあがるのもなんか久々だぁ」
憂「色々あったからね…」
純「あ、ごめっ」
憂「ううん、いいの。気にしないで?」
憂「それじゃあ私の部屋に行こっか」ニコ
28: 2010/05/05(水) 18:11:24.46 ID:1R8SCaT60
純「憂さぁー」
憂「んー?」
純「最近、また前みたいによく笑顔見せてくれるようになったよね」
憂「え、そうかなぁ」
純「うん。良かった、良かった」
純「これもある意味、唯先輩のお陰だったりするんじゃないのぉ~?」
憂「お姉ちゃんのお陰…」
憂「ふふっ、もしかしたらそうかもね」クスッ
憂「んー?」
純「最近、また前みたいによく笑顔見せてくれるようになったよね」
憂「え、そうかなぁ」
純「うん。良かった、良かった」
純「これもある意味、唯先輩のお陰だったりするんじゃないのぉ~?」
憂「お姉ちゃんのお陰…」
憂「ふふっ、もしかしたらそうかもね」クスッ
29: 2010/05/05(水) 18:15:13.63 ID:1R8SCaT60
純「ふぅ…」
憂「そんなにその漫画面白い?」
純「うむ、中々…ねぇ、6巻はないの?」
憂「うーん、それお姉ちゃんの漫画だから…。もしかしたら部屋の方にあるかも」
憂「お姉ちゃん今いないだろうし、行ってみよっか?」
純「おお」
憂「そんなにその漫画面白い?」
純「うむ、中々…ねぇ、6巻はないの?」
憂「うーん、それお姉ちゃんの漫画だから…。もしかしたら部屋の方にあるかも」
憂「お姉ちゃん今いないだろうし、行ってみよっか?」
純「おお」
30: 2010/05/05(水) 18:20:17.36 ID:1R8SCaT60
ガチャリ
純「おじゃましまーす…」
憂(お姉ちゃんの部屋、久しぶりに入ったなぁ…)
純「えっと…6巻、6巻っと」
純「ん、なにこの本?」
憂「え?」
純「゛ツンデレの極み゛…? え、いまさらツンデレとか…」
憂「な、なにそれ…」
純「何々~…相手をいじめてください。その中でささやかな優しさを込めた行為を行いましょう。ここまでは基本…って、それってツンデレか?」
?「あ! な、なに見てるの!?」
憂・純「!?」
純「おじゃましまーす…」
憂(お姉ちゃんの部屋、久しぶりに入ったなぁ…)
純「えっと…6巻、6巻っと」
純「ん、なにこの本?」
憂「え?」
純「゛ツンデレの極み゛…? え、いまさらツンデレとか…」
憂「な、なにそれ…」
純「何々~…相手をいじめてください。その中でささやかな優しさを込めた行為を行いましょう。ここまでは基本…って、それってツンデレか?」
?「あ! な、なに見てるの!?」
憂・純「!?」
34: 2010/05/05(水) 18:25:39.46 ID:1R8SCaT60
憂「お、お姉ちゃんっ」
純「か、勝手に部屋入っちゃってごめんなさい!」
唯「その本…見ちゃったんだ」
純「え、あ…ツンデレ?」
唯「……」
憂「まさか、お姉ちゃん…」
唯「気づいてしまったようだね。憂…」
唯「そうだよ。憂の考えている通り」
純「か、勝手に部屋入っちゃってごめんなさい!」
唯「その本…見ちゃったんだ」
純「え、あ…ツンデレ?」
唯「……」
憂「まさか、お姉ちゃん…」
唯「気づいてしまったようだね。憂…」
唯「そうだよ。憂の考えている通り」
35: 2010/05/05(水) 18:29:36.74 ID:1R8SCaT60
憂「な、なんでこんなことしてたの? 悪戯?」
唯「…えっとね」
唯「憂に元気になってもらいたかったから」
憂「え…」
唯「…お父さんとお母さんが氏んじゃってからの憂…すっごく寂しそうだったから」
唯「私が何言っても笑ってくれなくなっちゃったから…どうすれば憂を楽しませることができるかなぁって…」
純「…そ、それで…ツンデレ?」
唯「うん」
純(それって…どうだろうか…いや、でも…あ…え…えー…)
憂「……」
唯「…えっとね」
唯「憂に元気になってもらいたかったから」
憂「え…」
唯「…お父さんとお母さんが氏んじゃってからの憂…すっごく寂しそうだったから」
唯「私が何言っても笑ってくれなくなっちゃったから…どうすれば憂を楽しませることができるかなぁって…」
純「…そ、それで…ツンデレ?」
唯「うん」
純(それって…どうだろうか…いや、でも…あ…え…えー…)
憂「……」
36: 2010/05/05(水) 18:33:46.52 ID:1R8SCaT60
・・・
律「そっか、憂ちゃん。まだ立ち直れないんだ…」
紬「当然よね…。いきなりご両親をなくしちゃったんですもの」
唯「私、憂に元気になってもらいたくて」
澪「…唯は強ぇえな。なんでそんな状況に置かれても明るく…」
唯「うん。ほんとは…私だって辛いよ。…悲しいよ。でも、私と憂、どっちもクヨクヨしてたってどうしようもないでしょ?」
澪「…そっか、ごめん」
唯「気にしないで澪ちゃん」
梓「唯先輩…」
唯「心配しないで、あずにゃん。私はもう大丈夫だから…」
唯「大丈夫…大丈夫…だい……だいじょ…う…っぐ」
唯「わあああああっっ、おとうさぁんっ! おかぁさんっ! ああぁぁああぁっ」
紬「唯ちゃん…」
律「そっか、憂ちゃん。まだ立ち直れないんだ…」
紬「当然よね…。いきなりご両親をなくしちゃったんですもの」
唯「私、憂に元気になってもらいたくて」
澪「…唯は強ぇえな。なんでそんな状況に置かれても明るく…」
唯「うん。ほんとは…私だって辛いよ。…悲しいよ。でも、私と憂、どっちもクヨクヨしてたってどうしようもないでしょ?」
澪「…そっか、ごめん」
唯「気にしないで澪ちゃん」
梓「唯先輩…」
唯「心配しないで、あずにゃん。私はもう大丈夫だから…」
唯「大丈夫…大丈夫…だい……だいじょ…う…っぐ」
唯「わあああああっっ、おとうさぁんっ! おかぁさんっ! ああぁぁああぁっ」
紬「唯ちゃん…」
37: 2010/05/05(水) 18:37:25.49 ID:1R8SCaT60
唯「ぐすっ…あう…っ…」
梓「こんなの…可哀想すぎます…」
紬「もう、大丈夫? 唯ちゃん」
唯「…う、うんっ」
唯「私っ、がんばるよ! 憂のために…がんばるっ」
律「そっか…」
澪「私たちも何か手伝えることがあるなら…手伝うから!」
唯「ありがとう…みんな」
・・・
梓「こんなの…可哀想すぎます…」
紬「もう、大丈夫? 唯ちゃん」
唯「…う、うんっ」
唯「私っ、がんばるよ! 憂のために…がんばるっ」
律「そっか…」
澪「私たちも何か手伝えることがあるなら…手伝うから!」
唯「ありがとう…みんな」
・・・
40: 2010/05/05(水) 18:43:03.69 ID:1R8SCaT60
憂「お姉ちゃん…」
唯「ご、ごめんね! 憂。おかしかったよね…私も途中でおかしいなぁとは思ってはいたんだけど…」
唯「憂が…笑ってくれたから…私、嬉しくなっちゃって…」
憂「ああ…」
唯「料理だってほんとは美味しくなかったよね? 無理して美味しいって言ってくれてたんでしょ?」
唯「家事だって中途半端で……結局私って駄目なお姉ちゃんだね」
唯「ごめんね。憂」
憂「……」
純(…すっげぇ気まずい)
唯「ご、ごめんね! 憂。おかしかったよね…私も途中でおかしいなぁとは思ってはいたんだけど…」
唯「憂が…笑ってくれたから…私、嬉しくなっちゃって…」
憂「ああ…」
唯「料理だってほんとは美味しくなかったよね? 無理して美味しいって言ってくれてたんでしょ?」
唯「家事だって中途半端で……結局私って駄目なお姉ちゃんだね」
唯「ごめんね。憂」
憂「……」
純(…すっげぇ気まずい)
42: 2010/05/05(水) 18:48:24.60 ID:1R8SCaT60
憂「…お姉ちゃん」
唯「…?」
憂「お姉ちゃんの」
憂「ばかぁっ!」
憂「ずるいよ、そんなのっ!」
憂「そんなのって…うっ…ひ…っぐ…」
唯「憂…」
憂「うええぇぇえぇええんっっ」グスンッ
憂「ああああぅっ、おっ、お姉ちゃん大好き! 大好きだよおぉっ」ギュ
唯「憂っ」
唯「憂ぃいいぃいっ!!」ギュウ…
唯・憂「わあああぁあぁああんっ」
純(あわわわ…ここって私も混ざった方がいいのかな!?)
唯「…?」
憂「お姉ちゃんの」
憂「ばかぁっ!」
憂「ずるいよ、そんなのっ!」
憂「そんなのって…うっ…ひ…っぐ…」
唯「憂…」
憂「うええぇぇえぇええんっっ」グスンッ
憂「ああああぅっ、おっ、お姉ちゃん大好き! 大好きだよおぉっ」ギュ
唯「憂っ」
唯「憂ぃいいぃいっ!!」ギュウ…
唯・憂「わあああぁあぁああんっ」
純(あわわわ…ここって私も混ざった方がいいのかな!?)
45: 2010/05/05(水) 18:52:58.09 ID:1R8SCaT60
唯・憂「…すー…すー…」
純「泣きやんだら二人とも寝ちゃった…」
純「ほんと面白い姉妹…」
憂「んー…おねぇちゃん…」
唯「ういー…ぐぅ」
純「これはいつまで経ってもどっちも姉妹離れできそうになさそう」クスッ
純「…さーて、と。お邪魔虫はここで退散することにしますか。じゃあね、憂」
ガチャリ
純「泣きやんだら二人とも寝ちゃった…」
純「ほんと面白い姉妹…」
憂「んー…おねぇちゃん…」
唯「ういー…ぐぅ」
純「これはいつまで経ってもどっちも姉妹離れできそうになさそう」クスッ
純「…さーて、と。お邪魔虫はここで退散することにしますか。じゃあね、憂」
ガチャリ
47: 2010/05/05(水) 18:56:11.36 ID:1R8SCaT60
・・・
憂「お父さん…お母さん…」
唯「憂」
憂「…お姉ちゃん」
ギュ
唯「これからは…憂のことは私が守るから」
唯「もう、憂に悲しい思いはさせないからっ」
憂「……」
唯「だって、私! 憂のお姉ちゃんなんだもん!」
憂「……」
唯「絶対…憂に寂しい思いなんて、させないんだから…っ」
憂「おねえ…ちゃん」
・・・
憂「お父さん…お母さん…」
唯「憂」
憂「…お姉ちゃん」
ギュ
唯「これからは…憂のことは私が守るから」
唯「もう、憂に悲しい思いはさせないからっ」
憂「……」
唯「だって、私! 憂のお姉ちゃんなんだもん!」
憂「……」
唯「絶対…憂に寂しい思いなんて、させないんだから…っ」
憂「おねえ…ちゃん」
・・・
49: 2010/05/05(水) 19:00:40.34 ID:1R8SCaT60
唯「…私が…守るから…ぐぅ」
憂「お姉ちゃん…まだ寝てる」
憂「…私もお姉ちゃんのこと…守ってあげるからね」ナデナデ
唯「ん~…すー、すー……」
唯「だって…私…憂のお姉ちゃんだか…らぁ……」
憂「ふふっ」クスッ
憂「……」
憂「お姉ちゃん、だぁーい好き」
お わ り
憂「お姉ちゃん…まだ寝てる」
憂「…私もお姉ちゃんのこと…守ってあげるからね」ナデナデ
唯「ん~…すー、すー……」
唯「だって…私…憂のお姉ちゃんだか…らぁ……」
憂「ふふっ」クスッ
憂「……」
憂「お姉ちゃん、だぁーい好き」
お わ り
50: 2010/05/05(水) 19:02:12.61 ID:OLb6v4S00
乙
51: 2010/05/05(水) 19:02:40.53 ID:wltZKHLyP
いい唯憂だった
引用元: 唯「憂のお姉ちゃんだもん!」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります