純「え！行っていいの？」

梓「もちろんだよ！和会長とかさわちゃんも来るんだよ」

憂「むしろ人手が多いのは歓迎だよ～」

純「そっかー、えへへ私コミケ初めて行くよ～」

梓「おー、コミケデビューかー」

純「いろいろ教えてね？」

憂「それは教えるけど、みんな好みがバラバラだから並ぶのはそれぞれだね～」

純「どのスペースで売ってるかチェックしないと！」

梓「憂はやっぱり擬人化モノ？」

憂「うん！アン×ばいとかアン×しょくかな」

純「んー、わからん」

梓「意外とマイナーでもないらしいよ？私は専門外だから数ははっきり知らないけど」

憂「うーん、どうなんだろ？ただ、ほとんど知り合いが書いてるだけかな」

純「へ～」

梓「純は何買うの？」

純「ジャニ系！」

憂「生物だね！」

梓「純は完全にジャニおたの派生系だよね」

純「えへへへ///やっぱりかっこイイもん、ジャニーズは・・・///」うっとり

憂「でも同人誌まで手を出すのはディープなんじゃない？」

純「まー・・・邪道っちゃ邪道かな？」

梓「ま、それぞれだよね！」

憂「軽音部はみなさんなんだかんだ漫画アニメ系だもんね」

純「・・・ちなみに和会長ってどんなの好きなの？」

梓「あ、私も興味ある。憂は知ってるんでしょ？」

憂「ん？和ちゃ・・・和先輩はどっちかと言うと美術畑だよ。
学漫見て回ったりとか、美大の漫画サークルにいる先輩とかに挨拶回りしてるよ～」

純「はあーー・・・さすがと言うか・・・」

梓「ふふっ、コミケは萌えだけじゃないんだよ？」ふんす

純「いや、なんで梓が得意げなのさ」

憂「私はさわ子先生が何買うか気になるよー」

純「あ、私も知りたい！」

梓「さわちゃんはねー・・・」

さわちゃんが手芸や手作り作品を熱心に見てたらなんか萌える

さわちゃんはコスプレ方面かな

梓「さわちゃんは全部だね」

純「全部・・・？」

憂「・・・って言うと？」

梓「同人誌はジャンルを問わず、フィギュア、ガレキ類、
同人ゲーは音ゲーシューティングかくゲー工口ゲ、全ジャンルだし。あ、企業ブースでグッズも片っ端からお買上
あとはもちろん音楽CDも買うよ？」

純「うっわ・・・」

憂「すご・・・い？？」

梓「貯金はたいて大人買いってヤツ？昔は後輩使って買いに回らせたとか・・・」

純「レベルが違った・・・」

憂「消費者の鑑だよね・・・企業からすれば」

梓「あ！あとコスプレも忘れてた！」

純(どんだけだ！)

憂「さわ子先生は分身でも出来るの？コスプレして列に並んで・・・」

梓「あれ？コミケではコスプレはしないんだったかな？他のイベントではコスプレしてたよ」

純「はー・・・アグレッシブだな～」

梓「・・・っていうか私もコスプレさせられた///どっかのイベントで///」

純「マジで！？」

憂「ほんとっ！？みたいみたい！」

梓「うぅっ・・・興味があるなら言えば作ってもらえるよ？」

純「で？で？なんのコスプレさせられたの？」

憂「もしかしてお姉ちゃんも！？写真ある！？」

梓（あああ・・・失言だったか・・・！）

梓「・・・・・・初音さんを///」

純「おお～！先生ってば意外とミーハーなんだ！」

憂「写真あるんでしょ～～？出しなさい♪」

梓「ううっ・・・ケータイに入ってるよ」ピッ

純・憂「かわいい～～～～！」

梓「無理やり着せられたんだよ～」

純「嘘つけぇ！結構ノリノリじゃんかｗｗｗ」

梓「まあ・・・着せられちゃえば♪」

憂「コスプレしてみたくないオタなんていません！みたいな？」

梓「ま、正直楽しかったよ！今年は憂たちの番だからね？」

憂「ええ～～！？私はいぃよ～～」わくわく

純「は、恥ずかしいしやめとくよ～～」わくわく

梓「・・・じゃあさわちゃんにそう伝えとくね」

純「いやいや、さわ子先生がどうしてもと言うのなら・・・！」

憂「そ、そうだよ！せっかく可愛い衣装作ってもらえるなら！断るのは悪いよ～～」

梓「プッ・・・あはははは！」

憂「あー！梓ちゃんの意地悪！」

純「だってー、チャンスがあれば一回くらいしてみたいじゃん？」

梓「わかったよｗさわちゃんにたのんどくねｗｗｗ」

憂純「おねがいしまーす♪」

梓「っていう話を今日教室でしたんですよ」

唯「おお～！憂がコスプレ！？私もさわちゃんにたのんで双子キャラのコスを・・・！」

澪「コスプレこわいコスプレこわいコスプレこわい・・・」ぶつぶつガタガタ

律「あー・・・澪はカメコに取り囲まれたのがトラウマになってるみたいだね、こりゃ」

紬「すごい数に囲まれてたものね・・・澪ちゃんの佐天さん」

澪「コスプレこわいコスプレこわいコスプレこわい・・・」

梓「ああ・・・すいません。澪先輩の前では禁句でしたね・・・」

唯「じゃあ、いつもみたいに腐った話でもしますか！？」

律「いいねー！」

梓「練習しましょうよ！？」

紬「あらあら♪」

紬「そうだ唯ちゃん！男体化の逆で、女体化っていうのもあるのよ？おお振りの」

唯「なんですと！？」

紬「三橋君が女の子になっちゃうお話。あ、田島君とかもあるけど・・・貨しましょうか？」

唯「・・・お願いします///」ふんす！ふんす！

律「梓、またひとりムギの魔の手で深い腐った沼に沈んでいくぞ・・・」

梓「ああ・・・唯先輩、もう私の手が届かぬ領域に・・・」

澪「いや、まだ梓のが深みにハマってるぞ」

唯「そうだよあずにゃん！私まだあずにゃんほどじゃないよ！」

梓「ええー？私そこまでオタクじゃありませんよ！」

律「じゃあ梓。お前漫画とか・・・ラノベとか同人とか、何冊持ってる？」

梓「え？ちゃんと数えたことはないですけど・・・６立方メートルくらいですかね？」

澪「単位が冊じゃない！？」

唯「しかも６立方メートルって何！？部屋埋まってんじゃん！」

梓「え？ええっ！？」

紬「梓ちゃん・・・私でもそんなには持ってないわ・・・」

梓「ええーーっ！！？」

梓「わ、私って・・・そんなにオタクなんでしょうか・・・？」

澪「本を体積で数え始めたらオタクだ！ディープなオタクだ！」

梓「あぅうっ・・・」

唯「それほどとは・・・私あずにゃんを量りそこねてたよー」

梓「そっか・・・私オタクだったんだ・・・」

紬「でも私たちみんなオタクよ？ｗｗｗｗｗｗｗ」

梓「ですよねー？ｗｗｗｗ全然OKですよねｗｗｗｗｗｗｗ」

律「やっぱけいおん部サイコーだわｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

澪「梓は古本屋とかには本売らないのか？」

梓「と、当然ですっ！私の大事な子たちを売るなんて・・・できません！」

律「お前その口ぶりででさっきまでオタクじゃないつもりだったのか！？」

紬「まあ・・・気持ちはわかるわ！コレクションはどんなものでも愛着あるものね！」

唯「ええ～？私はある程度たまったら売っちゃうなー」

梓「ああ・・・私にはとてもできませんよ・・・」

澪「ま、私も売らない派なんだけどな」

律「実はあたしも売ったこと無い」

唯「あれ？私だけ！？」

唯「でも・・・私の部屋の本棚ちっちゃいから・・・」

律「あーなるほど。本棚に入りきらないと整理するんだ」

唯「うん。憂と和ちゃんが片付けてくれるよ～」

澪「いや、自分で片付けろよ！」

紬「梓ちゃんはどうしてるの？その・・・6立方メートルの本の山ｗｗｗｗｗｗ」

全員「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

梓「えっと・・・まあ簡単に言うと、私は今廊下で寝てます」

唯澪律紬「ええっ！？！？」

澪「え・・・？意味分かんない・・・え？」

律「ろ、廊下・・・？」

梓「はい！廊下で寝てます」ふんす！

紬「も、もしかして・・・部屋の中は・・・」

梓「本のお部屋です！あとグッズとかの！」

唯「いやいや、そういうことじゃなくて・・・ベッドは？あ、布団派かな？」

梓「ベッドをどけて本棚を置きました！あと、生活スペースに本を置いたら本が傷むでしょ？」

唯澪律紬「はぁ・・・・・・」

さわ「梓ちゃんはまさにオタクの鑑ね！」がちゃ

全員「さわちゃん！」

梓「えへへ、ようやく味方があらわれましたよ！」

唯「さわちゃ～ん、あずにゃんがかわいそうなんだよー。かわいそうな子だよー！」

梓「失礼な！」ぷんすか！

さわ「まあ、確かに健康上は問題よねえ・・・」

梓「ええー！？健康ですよー！」

澪「仮に身体がよくても、精神衛生がよくないだろ・・・」

紬「梓ちゃん、せめて室内で生活しましょ？」

梓「ううっ・・・そんなにダメなんですかね？」

律「・・・ちなみにさわちゃんはどうやってあんな膨大なオタグッズ管理してるんだ？」

さわ「私？」

さわ「私は・・・倉庫を借りてバイトを雇って管理してるわ！」

全員「上には上がいたーーっ！？」


今度こそおしまい

おもしろかったよ
乙

終わってたか
乙乙