「おはようございます」
「おはよう…」

ジータ「ヴィーラさんとグレイさん？珍しい組み合わせだね」

ヴィーラ「はい…ちょっと、お姉様に直接相談できない要件が出来ましたので」

レディ・グレイ「ヴィーラちゃんも、愛を惜しまないのね…」

ヴィーラ「はい！」

ジータ「でも、私に相談するかと思ってた」

ヴィーラ「団長さんには、ちょっと早すぎる内容ですので…」

グレイ「大人になると、また悩みは増えるものなのよ…」

バザラガ「…そうだな。ケルベロスも、つい最近まで大きな悩みを抱えていた」

美嘉「アタシもそうだけど、異世界から来ると大変なんだよねー★」

ミミ「ミカはヒューマンだから問題なんて無かったわん！」
ココ「ここのバハムートは薄情かと思ったわん！」
ケルベロス「理…ルールが違うって、結構大変だったのね」

ジータ「うんうん…でも、なんでロゼッタさんはヒューマンなんだろう？」

「おはぁ…」
「おはよう」

美嘉「ダヌアちゃんとザザさんもおはよー★」

ザザ「今日も皆に問題は無し…うむ？ケルベロスは一体…？」

ヴィーラ「団長さんともども、バハムートウェポンが全て適用になるそうです」

ザザ「そうか…」

ダヌア「おのぉ…？」
ヘンゼル「斧でもジータは強くなれるのか、と言っている」

ジータ「うん！だから、装備する武器もあまり難しく考えないで済みそう！」

グレーテル「前は短剣も持ってこないと行けなかったモンナ！」

バザラガ「火力での遅れは少なからず問題になってたからな…」

ヴィーラ「剣による継戦能力の強化も受けられるようになりますし、ポーションの効率も上がりそうです」

ザザ「朋を守るために、まずは生き延びなければ…」

美嘉「回復してくれる時にも重要だしね！」

ジータ「ところで、ルシウスとゼヘクは？」

グレイ「ゼヘクは持病の発作で、ウィルが面倒を見てるわ…」

ダヌア「しゅう…」
ヘンゼル「ルシウスは修行中で呼べなかった、と言っている」

ザザ「ターニャが何故か付き合ってたな…」

美嘉「ローアインさんはファラちゃんと料理中だって★」

ジータ「みんな忙しいんだね～」

ケルベロス「マスター、一度お出かけしましょうよ！」

ジータ「ええっ！？」

バザラガ「俺達が行くか、ヴィーラ達が行くか…どうする？」

ヴィーラ「では、今回は私達がお伴します」

グレイ「日傘を準備しないといけないわね…」

美嘉「あー、日に焼けちゃうと大変だよね…」

グレイ「私の場合、日に溶けちゃうのよ…」

ヴィーラ「団長さん、準備ができたらお呼びください」

バザラガ「では、俺達は待機としよう」

ジータ「こうしてのんびり歩くのって、意外と久々だね～」

美嘉「アイドルの仕事も忙しいけど、魔物をたおすのも忙しいよね★」

ミミ「魔物をぶっ飛ばすのもお仕事わん！」
ココ「縦横無尽に暴れるわん！」
ケルベロス「私たち、結構血の気が多いのよ？」

ジータ「そうなんだ…」

ヴィーラ「私も、時折カッとなってしまうことがありまして」

美嘉「あの時は大変だったよねー」

グレイ「星晶獣の力を自力で制御してたもの…」

ジータ「本当に苦戦したんですから！」

ケルベロス「でも、ヴィーラちゃんはお姫様抱っこしてもらえたのよね！」

ヴィーラ「私が気を失ってる時に抱えてくださったそうで…少し、もったいなかったです」

ジータ「ヴィーラさん、本当にカタリナさんにベタ惚れだよね」

ヴィーラ「それはもう！お姉様をお守りする剣となることが、私の使命なのですから！」

グレイ「健気ね…」

・・・・・

ジータ「これが私流！コンヴィクション・ネイル！」

ヴィーラ「シュヴァリエよ、舞え！ドミネイト・ネイル！」

グレイ「冥土の土産よ…フォビドゥンラヴァー！」

ミミ「見せてやるわん！」
ココ「ボッコボコにしてやるわん！」
ケルベロス「トライアド・ダムネーション！」

ジータ「そして、ケイオスタイド！！」
ﾌﾞﾂﾝ…



ミミ「手応えバッチリわん！」

ジータ「本当にすごくなったね～」

ヴィーラ「私も負けられません…！」

ココ「本当にお腹空いてきたわん…」

ケルベロス「グレイさんもそろそろ辛そうだし、戻りましょ？」

ジータ「グレイさん…わっ！？」


グレイ「本当に…溶けてしまいそう…」

美嘉「ジータ！そろそろ戻ったほうが良さそう！」

・・・・・

ジータ「では、ケルベロスちゃんの強化を祝って！」

「「「「「カンパーイ！！」」」」」

ミミ「ガブガブムシャムシャ…」
ココ「ちょ、ちょっと落ち着くわん」

美嘉「両手の犬がご飯を食べる所、初めて見たかも…」

ダヌア「……」ｼﾞｰ
ヘンゼル「…ダヌア、我々はご飯を食べられないぞ」
グレーテル「ダヌアが食えバ、アタイらも腹一杯ダゼ！」

バザラガ「……」ﾓｸﾓｸ
グレイ「兜を外さないのね…」
バザラガ「…人に見せられる顔ではないのでな」

ヴィーラ「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…悔しいですが、腕を上げてますね」
ケルベロス「悔しい？どこが悔しいのかな？」
ヴィーラ「料理の技術です。作ったのがふか……いえ、ライバルですから」

ザザ「…うむ」
ジータ「…おいしい？」
ザザ「もちろん」

ケルベロス「今後はどんな組み合わせで行くのかな？」

ジータ「場合によるけど…今のところは
　　　　ヴィーラさん、グレイさん、ケルベロスちゃん、それとルシウスさんと美嘉ちゃんで1チーム
　　　　バザラガさん、ケルベロスちゃん、ザザさん、それとダヌアちゃんと美嘉ちゃんでもう1チーム
　　　　　と言う形で考えてるかな？」

美嘉「アタシも両方に出撃？」

ジータ「うん…少し忙しくなるけど、手伝ってね！」

美嘉「オッケー、アタシの力を見せないと★」

ミミ「子供には負けないわん！」
ココ「冥府の番犬の力を見せるわん！」
ケルベロス「ふふっ、私も頑張らないとね♪」



終

以上となります