1: 2016/07/05(火) 12:42:55.43 ID:CDXaBHEX0
2: 2016/07/05(火) 12:44:15.06 ID:CDXaBHEX0
妹達「おはようございます…!と、ミサカは寝ぼけドッキリ調で挨拶します」
一方「…」
一方「ァ…?私描写行きたいですごわすしたくて、絵クーラー」
妹達「ふふ…喋れないでしょう?」クスクス
妹達「まともに思考できず、言語能力すら奪われて。自分の足だけでは二度と立てず。自慢のベクトル操作も演算能力がごっそり消えて使えない」
妹達「哀れな芋虫ですね、今のあなたって。とミサカはサディスティックな笑顔を浮かべます」ニヤニヤ
3: 2016/07/05(火) 12:44:51.81 ID:CDXaBHEX0
一方「な…メモしてら、敬いテクサス」モゾモゾ
妹達「ミサカの検体番号ですか?やーですねー教えたら後で追ってきやすくなっちゃうでしょう?」
妹達「なので匿名希望という事で、とミサカは言いません」
一方「ひとっ走り付き合えよ!」クイッ
妹達「あっ、ちなみにあなたのチョーカーはキチンと取り外してこちらにお預かりしてますんで」つ=
一方「うァ゛ー!」バッ
妹達「あっ、なんでこんな事したのか?ですよね?とミサカは察してみました」ヒョイ
4: 2016/07/05(火) 12:46:15.82 ID:CDXaBHEX0
妹達「別に深い意味はないですよ。ただの暇つぶしです。なんとなく、ですよ。と、ミサカは言ってみます」
妹達「ほら、ペンをくるくる回したり、自慰したり、公園の蟻虐めたりするアレですよ」
妹達「行動原理も、突き詰めれば『なんとなく』 になりますからね」
一方「ゥうー!あー!」モゾモゾ
妹達「ぷふっ。…ねぇ、芋虫さん。あなたは散々ミサカ達を頃しましたよね、とミサカはあなたの後ろめたい事を指摘してみます」
一方「…!」ピクッ
6: 2016/07/05(火) 12:48:27.95 ID:CDXaBHEX0
妹達「あっ、でも勘違いしないでくださいね?それの鬱憤晴らしじゃないんで。とミサカはちゃうちゃうと手を振ります」
妹達「ぶっちゃけそんなんどーでもいいので。」
一方「ぬーン!」
妹達「いえいえ、本当ですよ?前にも言いましたがミサカ達は別に恨んでませんよ?ああ、強いて言うなら番外個体ぐらいじゃないですかね?恨んでるのって」
妹達「よく、事情を知る良識ある大人たちには『恨んでるハズだ!』とか、『可哀想!』とか言われますけど」
妹達「でも実はミサカ達には実験関係者を恨む理由って、実は全くないんですよね、とミサカは実はって二回言っちゃったてへぺろしつつ客観視してみます」
一方「エヴァンゲリオン」モゾモゾ
7: 2016/07/05(火) 12:49:55.03 ID:CDXaBHEX0
妹達「だって。例えば。例えばですが。今この瞬間もどこかで誰かが殺されているわけですよね。日本国内でも、海外でも」
妹達「同じ人間ですよね。下手すれば隣人かもしれませんし、同じ国、同じ人種かもしれません。はたまた親戚かも?」
妹達「…でも、それが別にあなた自身に関わった事がない人間だったら」
妹達「きっと、『ふーん。で?』」
妹達「そういう”感情”を抱くのではないですか?とミサカは人間の残酷さを指摘してみます」
妹達「そりゃー行為内容が残虐であれば、モラル破壊や理不尽さの大きさによっては正義感による憤りを感じるかもしれません」
妹達「でも…”それだけ”。」
妹達「何か行動を起こして、例えばその犯人やその家族を酷い目に逢わせてやろうとかって、現実にはしないでしょう?」
妹達「人間、自分の身か自分の周りに被害が起きない限り『知らねーよめんどくせっ』ってなりますでしょう?」
妹達「酷い人なら、目の前で困ってる人がいたって知らんぷりするでしょう?自分の目的や自分の仕事、自分の快不快、自分の財産の保守が最優先されるでしょう?」
妹達「それと同じですよ。ミサカ達も。クローンと言えど、そりゃ人間ですから」
妹達「ぶっちゃけ、一緒に育ったわけでもない個体が氏んだところで『へー…あいつ氏んだんだ?ふーん』」
妹達「ぐらいしか思いませんって。」
妹達「裏付けとして。アレから結構日にちは経ちましたし色々ありはしましたが今まで誰か一体でも、」
妹達「『一方通行許さねー!!!妹の仇だー!とミサカは!』とか」
妹達「『こんな非道な事ばかりする学園都市許すまじ!!つぶしちゃる !!!とミサカは!』とか」
妹達「『天井博士とか、研究者は痛い事させたからブッコロ!!ブッコロブッコロ!!ブチコロブチコロ!!とミサカは!』とか」
妹達「『すべての元凶はお姉さまだー!お姉さまムッコロス!とミサカは!』とか」
妹達「そんな個体居ました?居ませんよね?とミサカは確認してみます」
一方「あ…が…ぐ…」
妹達「みんな、自分が生きる事で精一杯。他人なんてどうでもいいのですよ?とミサカはセンチメンタルに駆られてみます」
8: 2016/07/05(火) 12:50:46.36 ID:CDXaBHEX0
妹達「あ、そろそろ下の方が辛くなるんじゃないですか?とミサカはツンツンしてみます」ツンツン
一方「あうっ、ウゥ…!うー!」
じわ~…
妹達「ぷぷっ。あの一方通行がいい歳してお漏らしですか?とミサカは嗜虐心でいっぱいな笑顔になります」
妹達「あとで脱糞する時とか、大音量でおならするとこも見せてくださいね。あとでMNWにうプるんで」
一方「ァー…ぁー…」
妹達「…ついでに丸刈りにしてみますか。とミサカはバリカンを手に取ります」
ヴィイイイイ。
ハゲ通行「…」
妹達「ま、結局あとで能力で元通りになりますし?カワイイいたずらですよ?」クスクス
9: 2016/07/05(火) 12:51:54.52 ID:CDXaBHEX0
一方「ダイテンガン!ネクロム!オメガウルオウド!デストローイ!」クイックイッ
妹達「にしても。暇です。と、ミサカは足を投げ出し天井を見上げてみます」
一方「ptwiameg'jγ≠ψσΩ」
妹達「…ミサカ達は氏ぬ為に。あなたに殺される為に生まれてきたという特殊性はありますが」
妹達「それから解放されたら存在意義は消えます。『君の好きな事をやっていいんだよ』大人達はみんなそう言います。」
妹達「でも…無いんですよね。ミサカには、とミサカは自嘲めいた笑顔を浮かべます」
妹達「ミサカにはやりたい事なんてないです。欲しい物も、夢も、大人になってしたい事も」
妹達「というか、好きな事ってどうしたらいいんでしょ?」
妹達「だって、例えばミサカが皆で遊園地行きたいって言ったとして」
妹達「現実的にはひどく面倒臭いですし、交通費や人数の多さからいっても不可能に近いわけです」
妹達「例えば、ミサカに欲しいバッグがあったとして」
妹達「その額が少々高かったりする場合。」
妹達「そりゃ、方法は沢山あるのかもしれません」
妹達「お姉さまにたかるとか、バイトしてみるとか、強盗してみるとか、安く手に入れる方法を探すとか」
一方「今」
妹達「でも、そんな事して何になるんでしょ?」
妹達「それを手に入れたところでミサカは幸せにはなれません」
妹達「一時的な享楽です。イケナイお薬と同じです。刹那的な快楽と利便性はあれど、幸せにはなれないのです、と、ミサカは溜め息をつきます」
妹達「だって”次”が欲しくなる。もっと良い物が沢山欲しくなる」
妹達「人間の欲は際限ないですし」
妹達「ずーっとミサカの喉は渇きっぱなしなのです、とミサカは癒せぬ渇きを嘆きます」
10: 2016/07/05(火) 12:52:47.44 ID:CDXaBHEX0
妹達「どう思います?ミサカが異常だと思いますか?」
一方(少なくとも、この現状を生み出すあたりは異常だろどォ考えてもよォ)
11: 2016/07/05(火) 12:54:55.18 ID:CDXaBHEX0
妹達「…なんなんでしょーね。ミサカがこの世に生まれた理由」
妹達「あ、いえ『量産能力者計画』とか『絶対能力進化実験』とかみたいな誰かの意思の話ではありません」
妹達「どちらかと言えばカミサマの意思?自問自答?そんな感じです、とミサカは言ってみます」
妹達「よく、『人生に意味なんてないんだから自分の生きる意味は自分で決める』とか言いますけど」
妹達「ミサカの生きる意味はどこにあるんでしょう?と、ミサカは何かに問いかけてみます」
一方「ァィゥェォン」モゾモゾ
妹達「…」
妹達「ほーら、ミサカの脱ぎたて靴ですよー?」グニッ
一方「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン!!!!!」
妹達「ちなみに3日間靴下洗ってませんし、靴に至ってはあの実験の時に支給された時のままです」ニヤリ
一方「ンン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ンッッッッ!!?」
妹達「んーいい悲鳴です。もっと鳴いてください」グリグリ
一方(ンは、鼻がもげるゥゥゥゥゥゥ!!!!)
12: 2016/07/05(火) 12:56:20.78 ID:CDXaBHEX0
妹達「はぁー…もうちょい面白い感じで臭がってもらえます?」
一方「ンンンンン!!?」
妹達「…」
ブプー。
一方「…!?…?!…!!!?」ジタバタ
妹達「どうですか顔の前でされたミサカのおならの味は?と、ミサカはそう言いつつもあなたのリアクションに満足してみます」ニヤニヤ
妹達「ウーム。ミサカの将来はSM嬢でもありかもしれませんね?と、ミサカは未来に希望を見出してみます」
妹達「いえ、もうちょっと社会的に胸を張れる仕事がいいですけど」
13: 2016/07/05(火) 12:57:11.81 ID:CDXaBHEX0
妹達「…ちなみにゼルダシリーズの『ムジュラの仮面』やった事あります?と、ミサカは問いかけてみます」
一方「?」
妹達「…靴下も顔の上に乗っけておきますか」ポス
一方「ンゴォオおおおお!?」
妹達「ネタバレになるんですがね、プレイされたという前提で話しますがとミサカは前置きをして」コホン
妹達「最終ステージ、のような所。草原で四人の仮面を被った子供が走り回ってるじゃないですか」
妹達「皆同じ姿…お面屋さんの子供の頃だと思われるんですが」
14: 2016/07/05(火) 12:57:49.96 ID:CDXaBHEX0
妹達「その子達それぞれでダンジョンクリアすると、それぞれこんな事言われるんですよ」
妹達「『キミの友だちは・・・どんな・・・ひと?
そのひとは・・・キミのことを・・・友だちと思ってるのかな・・・』」
妹達「『キミのしあわせってどんな・・・こと?
キミのしあわせは・・・ほかのひとも・・・しあわせなのかな・・・』」
妹達「『正しいことって・・・どんな・・・こと?
正しいことすると・・・本当にみんな・・・よろこぶのかな・・・』」
妹達「『キミの・・・本当の顔は・・・どんな・・・顔?
お面の・・・下の顔が本当の顔・・・なのかな・・・』」
妹達「今まさにミサカも悩み、未だわからぬ問いなんですよ、とミサカは吐露してみます」ハフ-
一方「で?」
妹達「あなたの答えを聞いてみたいな、と。と、ミサカは聞いてみます」
一方「ビリーザキッド!!百発百中!!ズキューンバキューン!」
妹達「…ああすみません。今まともに喋れないんでしたね」
15: 2016/07/05(火) 12:58:45.61 ID:CDXaBHEX0
妹達「あなたの哲学や意見も聞いてみたかったかもしれません、とミサカは呟きます」
一方「ンムグ」
16: 2016/07/05(火) 12:59:34.25 ID:CDXaBHEX0
妹達「まぁ補助再開してあげる気はないんですけど。と、ミサカは答えは欲しいけど報復にチキってみます」
一方「ファッキン!」
妹達「はー…これが思春期という奴なんでしょうか?と、ミサカは天に問いかけてみます」ハフゥ-
一方「たぶン違」
妹達「ねぇ?…って、そういえばあなたも思春期でしたね一応は、とミサカは一瞥してみます」
一方「ンゴ」
妹達「…特に意味はないんですが服を脱がしておきますか、とミサカはあなたのズボンのベルトに手をかけます」
一方「ンむゥ!?」
17: 2016/07/05(火) 13:00:06.98 ID:CDXaBHEX0
半裸ハゲ通行「…」シクシク
妹達「ゾクゾクしますな、とミサカは恍惚のヤンデレポーズをしてみます」アハァ...
18: 2016/07/05(火) 13:00:42.91 ID:CDXaBHEX0
妹達「ああ、ひょっとしたらミサカはあなたが好きだったのかもしれません」
妹達「それとも、本当は憎かったのかもしれません」
妹達「それか、単純にミサカがちょっとSだっただけなのかもしれません、とミサカは眺めて楽しみます」
一方「…」シクシクシクシク
妹達「…このまま犯したら、きっと楽しかったり気持ちよかったりするんでしょうね…とミサカは倒錯してみます」
一方「ンンンンン?!」ジタバタジタバタ
妹達「…なーんて。ミサカは別にあなたで処O卒はしたいと思いませんし」
一方「…」ホッ
妹達「…やっぱバイブくらいはお尻に刺して…」
一方「ぽ、ポラギノール!!」ビクッ
妹達「ふ、フフ…!」
妹達「愉悦!絶対的強者の立場から弱者を嬲るこの快感!やはり人間は差別し、区別したがる生き物…!とミサカはトリップしてみます…!」
妹達「…あなたもかつてこの快感の虜になってたのでしょうね」
一方「…」
19: 2016/07/05(火) 13:01:31.20 ID:CDXaBHEX0
妹達「仕方ない。仕方ないですね、これは。だって楽しい。愉しいですもん、とミサカは悦に入ってみました」
妹達「…願わくば、もっと、ずっとこうしていたいです」
妹達「閉塞したこの部屋で、ずっと…将来の事なんて全部ほっぽって、」
妹達「あなたを足蹴にしたり、」ゲシ
一方「ゴ!?」
妹達「鼻フックしたり」グギギ
一方「痛い痛い痛い」
妹達「組み伏せて、首筋舐めまわして御褒美あげたりとか」レロレロ
一方「…?!」ビクッ
妹達「はー…アンニュイです。悩みまくりです。現在進行形で悩んでいますから悩みングです」
20: 2016/07/05(火) 13:05:21.39 ID:CDXaBHEX0
妹達「さて…今日はお付き合いありがとうございました」スック
一方「アウ…?」
妹達「ミサカ帰ります。飽きたので。…嘘ですよ、だからそんな目で見ないでくださいな、とミサカはそのまま歩みを進めます」
妹達「そろそろ最終信号がこの場所を突き止める頃なので。一足先に退散させてもらいます、とミサカは逃げる旨を伝えます」
妹達「…その内助けが来るでしょうから、そのまましばらくお待ちください。と、ミサカはドアを開けます」
妹達「…またいつか、ミサカの中で渦巻くこのモヤモヤしたものを吐き出したくなったら」
妹達「その時は…すみません、お付き合いお願いします。と、ミサカは軽く会釈します」
妹達「なんだかんだで…ミサカ達の事情を知り、年上で、ミサカ以外の人間で、口外しなくて、ミサカより頭がいいであろう人は…」
妹達「きっと、あなたぐらいしか居ませんから」
妹達「さよなら」
21: 2016/07/05(火) 13:05:52.91 ID:CDXaBHEX0
バタム。
22: 2016/07/05(火) 13:07:28.65 ID:CDXaBHEX0
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
黄泉川「おい!大丈夫か!?一方通行!何があったじゃん!?」
一方「…」
カチッ。
一方「チッ、腰痛ェ…」
黄泉川「大丈夫か?お前にこんな事ができるほどの奴なんて…」
23: 2016/07/05(火) 13:07:54.13 ID:CDXaBHEX0
一方「…別に。人生相談受けてただけだ」
黄泉川「そんな姿にされた状態で人生相談とかどこの国の常識じゃんよ!?」
一方「いいンだ。これで…」
24: 2016/07/05(火) 13:09:05.18 ID:CDXaBHEX0
半裸ハゲ通行「俺達の関係は…きっとこれでいいンだ」キリッ
黄泉川「おい、いいか?目を覚ませ?耳と頭も覚ませ?な?」
25: 2016/07/05(火) 13:10:17.99 ID:CDXaBHEX0
終わり。依頼出してくる。総合スレとかで良かったかもしらん
28: 2016/07/05(火) 18:40:43.34 ID:Y5VRqhUQO
わけわからんが乙
29: 2016/07/05(火) 19:32:13.53 ID:R03mWIMB0
わけわからなかったが面白かった
乙
乙
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