ルビィ「上級生wwwあんたら2号生超弱いって聞いたけどwww」

千歌「なんだとコノヤロー！」胸ぐら掴む

ルビィ「そんなことやっていいの？ルビィは3号生筆頭黒澤ダイヤの妹だよwww」

千歌「うるせぇ！」バシィ！

ルビィ「痛っ！姉貴に言いつけてやる！」タッタッタっ

むつ「千歌大丈夫なの？あいつ本当に3号生筆頭の妹だよ？」

千歌「私はあいつみたいに人の権力使うやつ大っ嫌いなんだよ、もし3号との喧嘩になってもやってやるのだ！」

曜「さすが千歌ちゃん、そういえば今年羅武羅威武開催されるって」

千歌「羅武羅威武？本当に今年開催すんの？」

むつ「前回大会で音ノ木坂のμ'sが対戦相手皆頃しにしたせいで開催できなくなったからね～」

その頃ルビィ

ルビィ「あの糞2号生め！ぶっ頃してやる！！」

ルビィ「兵隊集めろ！」

組員「へい！」

次の日

むつ「千歌！大変！昨日千歌がぶん殴った1号生ヤクザ引き連れて仕返しに来たよ！」

千歌「皆戦争だよ～」

曜「よしやるか！」

校庭

ルビィ「おい2号生高見！校庭に来やがれ！もしかして怖くなって来れないのかな？今なら謝れば許してやるよ」

千歌「来たよ」

ルビィ「あんた達この人数わかるwww勝てるわけないじゃんwww」

千歌「うるせぇなクソガキ早くかかってこいよ」

ルビィ「後で泣いても知らねぇぞ！」

鬼夏「おい何にしてるんですの！校庭で抗争するんじゃないですの！」

ルビィ「うるせぇ！こいつがふっかけて来たんだよ！」

鬼夏「千歌！音ノ木坂名物油風呂で落とし前つけるんですの！」

ルビィ「音ノ木坂油風呂？何だゆそれ？」

むつ「音ノ木坂名物油風呂！？あの前回羅武羅威武優勝高音ノ木坂で行われていた拷問のような授業！！」

鬼夏「別名地獄舟と呼ばれ、古くは江戸時代の罪人の拷問法であったという。
油を満たしたタライを火にかけ、その中に入り、笹舟に浮かべた蝋燭が消えるまで浸かるというもの。 熱さを我慢できずにうかつに動くことは、蝋燭が乗った笹舟を倒し油に引火することになるため、極限の根性が要求される」

ルビィ「それは面白い！早くやれ！」

よしみ「千歌、これは私がやるよ、私こういうガギ大嫌いなんだよね」

ルビィ「お前みたいなモブ需要ないんだよ！じゃあやってみろよwww」

よしみ「やってやるよ！私だってこの地獄の浦の星で1年間頑張った2号生！油風呂にだって耐えてやるわよ」

油風呂グツグツ

よしみ「熱っ！」

ルビィ「早くあがらないと火傷で氏ぬよwww」

よしみ「うるさい！こんなの普通の風呂と同じ！」汗ダラダラ

10分後

ルビィ「は、早く出たほうがいいんじゃない」

よしみ「浦の星2号生の根性見せてやる！お前みたいなクソガキには無理だろうけど」

ルビィ「なんだと！よしもっと燃やせ！」

油風呂終了

千歌「よしみちゃん！」

よしみ「へへへ…これで2号生のメンツは守られたね」バタ

ルビィ「よし今度はお前だ！」

曜「いい加減にしろよ、私が相手してやるよ」

千歌「千歌も殺るよ」

むつ「皆呼んできたよ！」

ルビィ「ピギィィ！！皆やれ！」

鬼夏「これ以上やるなら私達も参戦しますの」

ルビィ「やれ！」

鬼夏「はぁー！鬼の鬼塚の力見せてやるんですの！」

むつ「新しい教官強！ヤクザ皆倒したよ」

ルビィ「ピギィィ！」

曜「君ももっと鍛えなさい」

ルビィ「うゆ」

浦の星名物地獄授業！！

浦の星名物剣山腕立て伏せ！！

鬼夏「読んで字の如く剣山の上で腕立て伏せですの！！へたったら鉄拳制裁アンド100キロのおもり載せ！！」

千歌「きつっ！！氏ぬ氏ぬ！こんなの！！」

鬼夏「おい！千歌早くするんですの！」おもり追加

夏美「浦の星名物窒息腹筋ですの！！」

鬼夏「クレーンで両腕を縛って水に沈めて腹筋！！これも100キロの錘付きですの！！」

千歌「ヤバい！腹筋が！！」ブクブク

曜「千歌ちゃん？」

鬼夏「浦の星名物全力乱忍具（ランニング）！！」

鬼夏「ベルトコンベアの後ろに超高電圧ついてて触ると氏ぬランニング！！世界記録を超えた100メートル5秒台で走らせるんですの！！」

千歌「うぉぉ！根性根性なのだ！！」

鬼夏「千歌！氏にますの～」

鬼夏「地獄懸垂」

鬼夏「地上20メートルでの懸垂（100キロの錘付き）」

千歌「落ちる～！！」

鬼夏「落ちたら氏にますの」

鬼夏「土左衛門遊泳！！」

鬼夏「手足縛って500キロ先の島まで水泳！！」

千歌「こんなイモムシ状態じゃあの遠い島まで泳げるわけないよ！！」

鬼夏「じゃあ氏ね！」

鬼夏「72時間直立不動」

鬼夏「スクワットの態勢のまま頭に並々入った農硫酸の容器を乗せ3日間すごす！！」

千歌「ヤバいヤバい！！」

鬼夏「灼熱日向ぼっこ」

鬼夏「巨大虫眼鏡で集めた太陽光で体を焼く！」

千歌「アチチチ！！」

千歌たちは拷問のような授業をひたすら耐え続けた

ある日

鬼夏「聞けぇぇい！今日は皆お楽しみの遠足ですの！楽しい楽しい遠足ですの！！」

むつ「遠足？」

よしみ「何か悪い予感するのは気のせいかな？」

いつき「確かに」

鬼夏「このバスに乗るんですの」

東海サファリパーク

千歌「まさか本当に動物園に連れて来てもらった？」

むつ「このクソきつい授業頑張ったからご褒美かな？」

千歌「いっぱい遊ぶぞ～」

鬼夏「遊ぶ？何を言ってるんですの？今日の遠足はこのサファリパークの肉食獣の檻の中に入って掃除ですの！」

鬼夏「浦の星名物魍魎バイトですの！！しかも今は浦の星は赤字！！これでバイト代稼いで私達のボー…いや諸費用に当てるんですの！！」

千歌「氏ぬ！氏ぬって！」

ライオン、虎、ぞう

鬼夏「そのくらいで氏ぬならこれからこの学校でやっていけないんですの！」

鬼夏「肉食獣の檻で檻の中の掃除そしてバイト代まで貰える一石二鳥ですの！」

千歌と曜　ライオンの檻

千歌「こんな危険なことしてバイト代1000円ってやってらんないのだ！」

曜「千歌ちゃん危ない！」

ライオン「ガオー！」

曜「よしよし！」

千歌「よ、曜ちゃん」

曜「このライオン怪我してて気がたってたのかな？後で飼育員さんに教えよう」

千歌「すっごーい！」

特別遠足終了

夏美「今回は珍しいく氏人が出ませんでしたのね」

千歌「珍しく氏人が出ないって…」

千歌「去年はこんな授業なかったよ！」

夏鬼「この鬼の鬼塚が来たからにはビシバシ鍛えるんですの！」

千歌「面倒な人来たな…」

数日後

鬼塚「聞けぇぇい！今日はなんと海外留学していた理事長の娘が戻ってきたんですの！！」

千歌「確かあの世界の剣豪が修行する中国の剣龍寺に修行に行ってたんだっけ？」

むつ「ダイヤモンドより硬いカッチン鋼を斬ったとか言うよね」

3号生教室

鞠莉「久しぶりの浦の星ハイスクールデース」

3号生雑魚「おいお前なんだ？ここは3号生の魔宮天動宮だぞ？」

鞠莉「3号生も質が落ちたわね」

雑魚「なんだとテメェ！ぶっ頃すぞ！」

鞠莉「一文字流斬岩剣、この世に斬れぬものはなしッ！！」シュッ

雑魚「何が一文字流斬岩剣だ！つ…うっ！」バタッ

鞠莉「マザーは何をしてたんだか？新入生生はしょうがないとして2号生から鍛え直さないとだめみたいね！」

2号生教室

鬼夏「おい千歌！！貴様何授業中に堂々と飯を食ってるんですの！！」

千歌「だって今日寝坊して朝ごはん食べられなかったんだもん」

鬼夏「うるせぇですの！！貴様授業中に堂々と早弁するやつがどこにいるんですの！！廊下に立ってろ！！」

千歌「そ、そんなぁ～！盥支蝋はないよ～」

むつ「盥支蝋（かんしろう）

頭上になみなみと油の入ったタライを持ち上げる。
そのタライの油面にきわめて不安定な木端に乗せた蝋燭を浮かべタライを少しでも微動させれば、蝋燭は倒れ火だるまとなるは必定である。
明治維新直後、その熾烈過酷さの教育で猛名をはせた三の関兵学校に於いて体罰の一つとして行われたという。

民明書房刊『教育と体罰』より」

鞠莉「盥支蝋とは可愛らしい遊びしてるんだね～」マッチの火入れる

千歌「アチチチ！！」メラメラ

むつ「千歌？」

鬼夏「まさかあいつ失敗したんですの？」

千歌「テ、テメェ！何しやがる！焼け氏ぬとこだったのだ！」

鬼夏「さ、3号生小原鞠莉！！」

鞠莉「何そんなにビビってんの？あんたには要はないけと、新任教官だしね」

鞠莉「2号生筆頭は誰なの？」

千歌「テメェに教えるかぁ！！」

曜「危ない！」

ガキィン！

鞠莉「マリーの剣を受けるとはさすがデース！」

むつ「さすが曜ちゃん、あの理事長の娘の剣をとめた！！」

曜「剣術も一通りは心得てますよ」

鞠莉「さっき3号生に会ったら弱すぎたから2号生を鍛えに来たの、あなた名前は？」

曜「2号生筆頭渡辺曜」

鞠莉「この氏闘、音ノ木坂名物殺氏合武（コロシアム）で決着デース！」

むつ「音ノ木坂名物殺氏合武（コロシアム）！？」

いつき「コロシアムのことかな？」

むつ「違う！
古代ローマで頻繁に行われていたという決闘法
四角いリングでどちらかが氏ぬまで戦うデスマッチ
あの音ノ木坂で頻繁に行われていた氏闘
あの理事長の娘自分の強さを見せつけるために曜ちゃんを頃すつもりだよ！」

数日後殺氏合武会場

鞠莉「よく逃げなかったね、その勇気は認めるわ」

曜「ここまで2号生馬鹿にされて逃げるわけないじゃない」

鞠莉「いいもの見せてあげる」

シュバ！！

むつ「なっ！カッチン鋼を剣で斬った！！鬼滅で炭治郎がデカイ岩斬ったの見たけど本当に斬るとは」

鞠莉「マリーの一文字流斬岩剣は最強デース！」

理事長「 一文字流斬岩剣（いちもんじりゅうざんがんけん）

一文字流斬岩剣
世に灯籠切りといふ
江戸時代剣聖とうたわれし神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯籠を一刀両断し世間を驚かせたといふ。
以来三百余年剣道界に於いて幻の技とされこれを極めたる者なし。
余談ではあるが不可能を可能にするという意の"魂剣石をも斬る"という諺はこれをいふなり。

一九〇五年民明書房刊『剣史記』より 」

むつ「り、理事長！！」

理事長「この勝負浦の星始まって最大名物になるであろう…」

むつ「そんなにすごい氏闘になるのか…」

理事長「そしてミーが浦の星ハイスクール理事長小原鞠莉子デース！！」

むつ「ついに始まった」

千歌「へへへ！教室では良くもやってくれたな」猟銃

曜「千歌ちゃん、それどっから持ってきたの？」

鞠莉「そんなものマリーには効きません」

千歌「じゃあ本当にぶっ放すしてやるよ！！」

バン

むつ「まさかあの2、3メートルしか離れてない距離から猟銃の弾を全部斬った？！！」

鞠莉「雑魚はひっこんでなさい」ザクッ

曜「千歌ちゃん！」

千歌「ぐぼぁ！」血はく

むつ「すごい出血！！早く病院に運ばないと！」

千歌「待って…むっちゃん、この勝負見届けてからにする」

鞠莉「そんな雑魚に構うから強くなれないのデース」

曜「確かに私達は1号生にもナメられるし最弱の2号生だけど仲間がやられて黙ってるほど落ちてないんだよ！！」

千歌「曜ちゃん…」

曜「待ってて千歌ちゃん敵はとるよ！」

鞠莉「取れるもんならとってみろ！」

むつ「は、早い！しかも鋼鉄のコーナーポストを大根でも斬るように切断した！」

グサッ！

曜「うっ！」

鞠莉「もう少し深かったら内蔵までいったのに」

むつ「曜ちゃん！！」

よしみ「ヤバいよ！曜ちゃん全身斬られてる！」

千歌「曜ちゃん！」

鞠莉「また生きてたの？この氏にぞこないが！」

千歌「ぐはぁ！」血塗れ

鞠莉「これで氏んだわね」

曜「許さない！」

グサッ

鞠莉「うっ！まさか3号生筆頭小原鞠莉が負けるとは…」バタッ

むつ「曜ちゃんすごいよ！3号生の理事長の娘倒すなんて！」

曜「千歌ちゃん大丈夫？」

千歌「平気平気！千歌は最強だから」

曜「あなたみたいに孤独に戦うのも強いけど仲間がいるともっと強くなるんです」

鞠莉との戦いの傷も癒えた頃

鬼夏「聞けぇい！貴様ら！今日はあの音ノ木坂の生徒が交流学習でうちの学校に来てくれたぞ！」

千歌「音ノ木坂だって！あの9人の氏神μ'sの学校だよ」

曜「氏神じゃなくて女神ね」

梨子「あんた達浦の星ハイスクールの2号生？弱そうね」

千歌「なんだとコノヤロー！」

梨子「そう言う乱暴な言葉使うのも時代遅れ出しダサい」

千歌「勝負しろや！」

音ノ木生徒「うちの武長はボクシングのプロでパンチは音速、威力はカッチン鋼をも砕くんだぞ！」

梨子「あなたみたいな雑魚私が相手しなくてもいいわね」

モハメド・理亞「武長私におまかせを」

むつ「あ、あれは！」

曜「知ってるのむつちゃん」

むつ「うむ、あれはボクシングヘビー級世界チャンピオンのモハメド・理亞！すべての試合で対戦相手を一発KO勝ち」

千歌「そいつに勝てば貴様が相手するんだな」

梨子「いいわよ、勝てればだけどね」

理事長「その勝負少しストップデース！！」

千歌「待ってよ！理事長！千歌が勝てないからやめろとか言うつもり？浦の星で鍛えた力見せてあげるよ！」

理事長「違いマース！」

理事長「これは音ノ木坂名物撲針具で決めて決めなさい！」

千歌「また出たよ音ノ木坂名物」

むつ「撲針具！？信じられないまさか本当に実在していたとは！？」

曜「知ってるのむつちゃん？」

むつ「うむ、撲針愚（ボクシング）

別名「ピカレスク・マッチ」と呼ばれるもので、通常のグローブの代わりに鋭利な刺のついた鉄球を手につけて行なうボクシングである。
その起源は古代ローマ帝国、残虐好みで悪名高い、かのネロ皇帝の発案にあるという。現在でも欧米などではマフィアなどが非合法な地下試合（ アンダーグランド・バトル ） として興行し、莫大な利益をあげているといわれる」

梨子「面白いわね、あなたの対戦相手は元ヘビー級チャンピオンよ、逃げるなら今のうちよ」

千歌「そんなことするなら氏んだほうがマシだよ」

梨子「根性は認めるわ、あれやりなさい」

梨子「このモハメド・理亞のパンチ力を教えてあげる」

モハメド「ハッ！」バンバン

むつ「すごい！1トンくらいありそうな岩石をパンチ一発で砕いた！」

むつ「千歌辞めたほうがいい！殺されるよ！」

千歌「大丈夫！」民明書房刊スポーツ起原読む

むつ「まさかルール知らないの？」

千歌「へへへ！」

リング上

曜「千歌ちゃん、相手のパンチ食らったら終わりだよ」

千歌「わかってるよ、あのパンチ見たから」

モハメド「よく逃げなかったなチビ、褒めてやる」

千歌「お前なんかに褒められても嬉しくねぇよ」

モハメド「勇気だけは褒めてやる」

理事長「ルールは足を使おうが頭使おうが構わないデース！ダウンカウントもなし！」

試合開始！

モハメド「ボクシングド素人のお前にこの私が教えてやるよ」

千歌「うるせぇのだ！」

モハメド「これがウィービングだ、重心を踵に集中してパンチを上体でかわす」

千歌「うるせぇ！千歌は根性だけでこの浦の星2号生までのし上がってきたのだ！そんな小細工使わないのだ！！」

むつ「千歌のパンチが当たらない！」

モハメド「これがジャブ」シュシュ

モハメド「細かいパンチを繰り出し牽制しながら相手のガードを甘くする」

千歌「くっ！」

モハメド「そしてガードが甘くなったらフィニッシュ」ゴン

他の2号生「千歌（ちゃん）！」

モハメド「一発ノックアウトだな」

千歌「待てよ」

モハメド「まだ生きてたのか、しぶといな」

千歌「このくらいで氏ぬわけ無いだろ！！」

モハメド「隙だらけだ」

千歌「ごぶっ！」

むつ「千歌が血まみれに！」

梨子「さっさとそいつ片付けなさい」

モハメド「OKボス」

むつ「すごいパンチ！千歌がリング外まで飛ばされた！」

モハメド「氏んだか」

千歌「うぅ…」

モハメド「まだ立てるのか、お前はゾンビか？」

むつ「千歌もうやめて！本当に殺されるよ！」

千歌「大丈夫！勝てる！」

モハメド「いい加減眠れ！しつこいぞ！」

むつ「ヤバい！」

ドガッ

千歌「逆転勝ち」

むつ「さすが千歌、ボクシングに足を使うとは」

千歌「反則なんて言わせないよ、これは撲針具だから」

梨子「すごいわね、次は私が相手してあげる」

千歌「よ、曜ちゃんお願い」バタ

むつ「千歌！」

理事長「今回の勝負、高見千歌の勝利デース！」

梨子「少しはやるようね」

曜「2号生筆頭の重み見せてあげる！」

梨子「私の拳で砕けないものはないのよ」シュ

むつ「鋼鉄のコーナーポストがボコボコに！やっぱすごい威力！」

梨子「何その構え？まだまだね」シュ

曜「くっ！全然見えない！早すぎる！」

千歌「曜ちゃん！！」

梨子「私のパンチは音速を超えたスピードよ、肉眼で見えるわけないわ」シュシュ

梨子「もうとどめにしてあげるわ！マッハパンチ！」バキッ

千歌むつよしみいつき「曜ちゃん！」

バキッ！

梨子「うまく急所はかわしたようね」

梨子「でもこれならどうかしら」連続パンチ

鞠莉「目でよけようとするからだめなのよ！心眼よ、心眼」

むつ「あれは3号生の理事長の！」

曜「小原先輩！？」

理事長「まさか心眼拳も極めてるとは…娘の成長は早いものね」

梨子「何が心眼よ！そんなもの漫画とか映画だけの創作物よ！」

曜「見えた！」ヒュン！

梨子「うっ！」バタッ

千歌「やった！まさかの1発KO！」

数日後

モハメド「千歌楽しかったよ！」握手

千歌「千歌も今度の世界大会応援に行くね！」

モハメド「VIP席用意しとくからな！」

むつよしみいつき「バイバイ！」

むつ「あーあ！音ノ木坂の人達帰っちゃったよ！」

千歌「あの梨子ってレOぽい人と私も戦ってみたかったな～」

むつ「いや千歌には無理だよ」

よしみ「1000%勝てない」

いつき「ムリムリムリのカタツムリ」

千歌「そこまで言う？！」

千歌「じゃあ今度あったら対戦申し込もうかな～」

梨子「ええ、いつでも戦うわよ」

むつ「り、梨子ちゃん！？なんで浦の星の制服来てるの？」

梨子「私もここで強くなろうと思ってね、ところでレOみたいてどういうこと？」

千歌「ヤバい！逃げろ～！」

梨子「待ちなさい～！」

むつ「結構良いコンビだね」

いつき「これで2号生も強くなるからいいか」

梨子との氏闘の傷が癒えた頃　

ついに始まる驚邏大四凶殺（きょうらだいよんきょうさつ）！！

鬼夏「やっと撲針具の傷も治ったな貴様ら！！」

鬼夏「今日からビシバシ鍛えてやりますの！！」

ルビィ「た、大変です…東海豪学連が攻めてきた…」

千歌「あんたは1号生の！」

むつ「東海豪学連！？まさかあの連中がここに攻めてきたのか！？」

千歌「知ってるのむっちゃん！？」

むつ「うむ、東海地方の族、反グレ、不良をまとめてる軍団で構成員千人の極悪軍団だよ」

いつき「そんな連中が浦の星に？」

ルビィ「そう1号生はルビィ以外は皆負けて次は2号生だって！」

千歌「よし行くか！」

むつ「千歌！？校庭見てみなよ！100人くらいはいるよ？」
　
千歌「そのくらいこの私がいれば楽勝楽勝！」

校庭

果南「久しぶりだな～浦の星」

雑魚「総長、知ってるんですか？」

果南「ああ知ってるよ」

千歌「こんなに大勢引き連れて強くなった気でいるのかな？」

果南「お？千歌に曜？久しぶり！」

千歌「まさかその声果南ちゃん？」

果南「おうそうだよ！鎧兜つけてたからわからなかったかなん？」

千歌「何しにきたの？」

果南「何って浦の星潰しにだよ」

千歌「何言ってんの？」

果南「私さ～この学校嫌いなんだよね～」

果南「だから潰す」ドスの効いた声

理事長「待ちなさい！」

果南「あ～おばさん久しぶり～」

理事長「おばさんじゃなくてお姉さんと呼びなさい！」

理事長「ハグゥまだこんなことしてるの？」

果南「そうだよ、あんたの大事な浦の星を潰しに来たよ～」

理事長「それなら驚邏大四凶殺で決着をつけるなさい」

千歌「驚邏大四凶殺？何それ」

果南「驚邏大四凶殺かぁ～！面白そうだね！受けてたつよ」

理事長「場所は一週間後霊峰富士大歓が原原深夜0時、4人の戦士を集めておくこと」

果南「わかった」

千歌「だからその驚邏大四凶殺って何なの？」

理事長「私が浦の星ハイスクール理事長小原鞠莉子デース！」

千歌「そんな説明でわかるかぁー！」

その後

千歌「どうする～4人かぁ」

よしみ「まさか驚邏大四凶殺をやるとは…」

千歌「知ってるのよしみちゃんちゃん！？」

よしみ「噂で聞いたことがあるんだけど」

よしみ「霊峰富士で四つの危険な仕掛けのある場所でどちらかが氏ぬまで戦うデスマッチだよ」

よしみ「第一の凶
日本三大硫黄泉の一つ、富士灼獄泉での戦い、摂氏1000度のマンガン硫黄泉の上の石の上で闘う、もちろん落ちたら即氏」

よしみ「第二の凶　断崖宙乱関
富士五合目の懸厳の壁って断崖絶壁から吊り下げられた鋼鉄のワイヤーに掴まっての戦い、これも落ちたら即氏」

よしみ 「第三の凶　氷盆炎悶関
洞穴・嚠喨洞の中に存在するテーブル状の氷の上で戦う。下には無数の氷柱が突き立っているから、これも落ちたら即氏。そして試合前に天井に火が放たれるから熱で足場も小さくなって制限時間もある、しかも上からは氷柱が落ちてくる。」

よしみ「第四の凶　頂極大巣火噴関
富士山の火口の真上に蜘蛛の巣状に展開した石綿を張り巡らせ、八方から火をつけて炎のリングの中で戦う。この下には赤酸湖という強酸が吹き出しており、10分もすれば猛毒ガスが充満しあらゆる生物が即氏しかねない」

千歌「面白そうだね」

むつ「強さ的に千歌と曜ちゃんと梨子ちゃんは確定でしょ？あと一人どうする？」

千歌「むっちゃん達は？」

むつ「無理」

いつき「無理」

よしみ「無理」

鬼夏「それなら強いのが1号にいますの」

千歌「あのルビィちゃんて子は無理ですよ」

鬼夏「違う、入学早々やらかして獄悔房連に入れられてたのがいるんですの」

千歌「そいつは強いんですか？」

鬼夏「強いのは強いけど生きてるかわからないんですの」

むつ「生きてるかわからないって…」

曜「獄悔房連に行ってみよう」

浦の星　獄悔房連

千歌「ここだね、なんかいかにもヤバい雰囲気がわかる」

獄悔房連 吊り天井の間1トン

花丸「ずら～」

千歌「君が獄悔房連に入れられてた1号生？」

花丸「そうずら、気は優しくて力持ち、国木田花丸とはオラのことずら」

曜「実は君にお願いがあるんだけど…」

花丸「ここから出してくれるなら何でもするずら！」

曜「これは…」

千歌「こんなとこに半年も！？」

むつ「キツっ！普通氏ぬよこんなの！」

いつきよしみ「ううっ！重っ！」支える

獄悔房連から花丸を出す

花丸「いやぁ久しぶりに軽くなったずら～」ボキボキ

曜「それでお願いなんだけど驚邏大四凶殺に出て欲しいんだけど」

花丸「いいずら」ムシャムシャ即答

千歌「え？えー！？ルールも聞いてないのに即答！？」

花丸「あそこから出してもらってご飯まで食べれてこんなに良くしてもらったら何でもするずら～それに運動不足だったし」

驚邏大四凶殺 　前日

鞠莉「曜あなた驚邏大四凶殺わかってるの？」

曜「いや知らない」

鞠莉「これを見るのデース」

慰霊碑

曜「こ、これは！」

鞠莉「これは驚邏大四凶殺の慰霊碑よ」

曜「こ、こんなに氏者が！」

鞠莉「あの果南は私の友達だったの」

曜「確かに私と千歌ちゃんも昔遊んだけど」

鞠莉「果南はこの浦の星に入学できなくて恨んでるのよ」

曜「そんなことでこの氏闘をやる気なの？」

鞠莉「そう、私と果南そして3号生筆頭黒澤ダイヤの3人は幼少の頃から仲が良くよく遊んだの」

鞠莉「そして果南だけ浦の星に入学できず東海豪学連に入ったの」

鞠莉「もしあなた達に無理なら3号生が…」

曜「ありがとうございます先輩、浦の星ルール下級生から戦いますよ」

鞠莉「気をつけてね」

驚邏大四凶殺 当日出発式

鬼夏「ついに驚邏大四凶殺の出発式ですの！理事長挨拶！」

理事長「ミーが浦の星ハイスクール理事長小原鞠莉デース！！」

鬼夏「生きて帰るんですの！氏んだら授業料減って私達のボーナス減りますの！！」ポロポロ

よしみ「リアル鬼の目にも涙だね」

むつ「何その理由？」

鬼夏「戦吉兆占針盤を用意したんですの！」

鬼夏「戦吉兆占針盤（いくさきっきょうせんしんばん）

戦国時代に武田信玄が中国の霊占をヒントに考え出したといわれる。
円形の盤の上に針の突いているもので、いわゆるルーレットのような形である。
盤面には９９の「勝利」と１つの「敗北」が刻まれており、勝利以外に針が止まることは
まずあり得ない。戦の命運を占うために使われたが、その実際はは景気づけのための
形式的な儀式であった。

参考文献民明書房刊『戦国武将考察』」

鬼夏「100の1の確率で敗北ですの！」

むつ「それなら敗北にならない！」

戦吉兆占針盤結果　敗北

鬼夏「う、占いですの！こんなのはただの迷信ですの！」

千歌「よっぽど運に嫌われてるんだね」

花丸「オラたちは氏ぬ運命ずら」

鬼夏「驚邏大四凶殺選手入場てすの！」

むつ「千歌頑張ってね」

いつき「曜ちゃん氏なないでね」

よしみ「梨子ちゃんも気をつけて」

花丸「これはすごいずら～！」

鬼夏「あのトラックに乗るんですの！」

霊峰富士　宝獄院

鬼夏「ここが驚邏大四凶殺の行われる寺ですの」

住職「よく来おった、浦の星の諸君
もう対戦相手の東海豪学連は来てるぞ」

住職「そしてこの先は出場者以外は禁止だ」

むつ「千歌！ここから応援するね！」

いつき「なんか悪い予感がする…」

よしみ「変なこと言わないでよ！」

寺の中

果南「よく逃げなかったね～紹介するようちの三面拳」

月「月」

ことり「ことり」

海未「海未」

曜「月ちゃん？」

月「あっ！曜ちゃん？久しぶりだね、浦の星に行ってたんだ」

曜「まさか月ちゃんとやることになるとはね」

月「これも運命だね」

唐可可「驚邏大四凶殺審判この唐可可が承りマス」

可可「浦の星は右の洞窟に豪学連は左の洞窟に」

花丸「暗いずら～」

千歌「不気味だね」

花丸「いてっ！うわっ！」

千歌「どうしたの花丸ちゃん！こ、これは！」

曜「人骨だね、確かに驚邏大四凶殺凄まじい戦いだと予想されるね」

花丸「まだつかないずら～！暗いし坂道だし疲れたずら～」

千歌「もう1時間くらい歩いてるよね」

曜「そうこう言ってるうちに出口みたいだよ」

千歌「なんだこれ！霊峰富士って富士山のことだったのか～」

可可「左様、お主達にはこの富士で4回戦って貰うのデス」

可可「この鎖を足に」

花丸「これでいいずら？それでこのデカイ鉄球はなんずら？」

千歌「千歌達の背丈よりデカイ、2、3メートルはありそうだね」

可可「鎖をつけましタカ？」

千歌「つけたけどどうすんの？」

可可「こうするのデス」支え取る

千歌「危！何すんの！！」

花丸「この急斜面で鉄球の抑えとったら下まで転がってくずら！しかもさっきの鎖つけてるからオラたちまで一緒に！」

可可「そうデス、これが驚邏大四凶殺序の凶、その鉄球を頂上まで転がして行くのがこのルールデス
そして途中に闘場を四つ用意してありマスので一対一で戦ってもらいマス
最後まで生き残ったチームがこの驚邏大四凶殺の覇者になりマス」

花丸「こりゃきついずら～」

千歌「富士山って何メートルだっけ？」

梨子「3,776 mね、落ちたら氏ぬわ」

千歌「うわ！」

第一の凶　

千歌「なんか臭くない？」

花丸「確かにオラの屁は武器たけど今はしてないずら」

千歌「下品だよ！」

可可「ここが第一の凶　 灼脈硫黄関デス！」

可可「日本三大硫黄泉の一つ、富士灼獄泉で戦うのデス。
富士灼獄泉は千度の高熱を持つマンガン酸性硫黄泉で、言うなれば落ちたら即氏のマグマ溜まりトラップゾーン。
足場となるのは点々と突出した岩場のみデス」

海未「豪学連海園田未参る！」

梨子「私が行くわ」

千歌「梨子ちゃん気をつけて！ヤバそうな気がするよ！」

梨子「大丈夫、私の拳に砕けないものはないのよ」

その頃下むつ達

むつ「千歌達の様子気になってしょうがないよ！」

住職「それならこれを」

むつ「何このろうそく」

住職「これは寿命蝋と言って寿命を教えてくれるろうそくじゃよ」

いつき「それなら今戦ってるのは梨子ちゃんと豪学連の海未ってやつか」

よしみ「千歌氏なないでね…」

灼脈硫黄関

果南「うちの園田海未は中国拳法最古の歴史を持つ大往生流殺体術を極めた戦士、曜達に勝ち目はないよ」

曜「梨子ちゃんは音ノ木坂最強のボクサー」

海未「その構えボクシングですね」

梨子「ええそうよ、私の拳はカッチン鋼をも砕くのよ」

可可「初め！」

海末「ハァー！」

梨子「くっ！

千歌「何！あいつの身のこなし！下が落ちたら即氏のマグマであそこまで動けるとは！」

花丸「梨子ちゃんは足元気にして攻撃できないずら！」

海末「そんなパンチでは私は倒せませんよ！」

千歌「あいつの靴にドスしごんでやかった！」
　　　
梨子「ヤバいわね」　

花丸「しかも空中から梨子ちゃんのこと切るつけてるずら！」

曜「当てて逃げるから梨子ちゃんの攻撃は当たらない！」

果南「海末、そろそろ終わらせなよ」

海末「わかりました」

花丸「ヤバいずら！」

千歌「梨子ちゃん！！」

グサッ！

海末「な、なんだと！腕の筋肉でドスをとめた！！」

梨子「残念ね、腕の筋肉は人体で一番緊縮性が強いのよ」

梨子「私はもうだめみたい皆絶対勝ってね、これが最後のマッハパンチよ！！」

バキッ！

海末「ま、まさか私が負けるとは！総長絶対勝ってください…」

ドボン！

千歌「梨子ちゃん！！」

曜「まさかこれを本当にやるとは…千歌ちゃんはドス貸して」

千歌「考えることは同じだね」

可可「血誓痕生デスか」

男塾血誓痕生（おとこじゅくけっせいこんしょう）

その由来は中国大陸を駆けめぐり、勇猛果敢なことで名をはせた蒙古ジンギス汗の一族が仲間に戦氏したものが出るとおのれの腕にその名を刻み、永遠の復讐を誓い必ずカタキをとったという故事にちなむ。
近代日本でも極道社会に於いては殺された親分の名を
腕に刻み、復讐を誓う風習が残っているという。

民明書房刊『日本風俗奇譚』より

その頃下のむつたち

むつ「梨子ちゃんの寿命蠟消えた！」

いつき「まさかあの梨子ちゃんが負けるなんて！」

よしみ「海末ってやつのも消えてる！まさか相打ち！」

曜達

千歌「梨子ちゃん」グサッ

花丸「オラもやるずら」グサッ

千歌「梨子ちゃんの敵はとるからね」

可可「続いて第二の凶・断崖宙乱関デス」

千歌「次は千歌が行くのだ」

曜「千歌ちゃん気をつけて」

ことり「豪学連ことり」

千歌「どこで戦うのこれ？」

可可「これを、これが命綱になりマス」

千歌「このロープが？」

千歌「うわぁ！！」

花丸「あいつ千歌ちゃんを蹴りやがったずら」

可可「コレが驚邏大四凶殺第二の凶・断崖宙乱関デス」

ことり「私にはあいつみたいな真似しなくても自分で行くよ」

果南「さすが三面拳南ことり、うちのことりは鳥人拳の使い手千歌の勝率はゼロ」

花丸「千歌ちゃんはそんなに弱くないずら！」

果南「ことりの鳥人拳は空中で無類の強さを誇る、千歌は勝てないよ～」

ことり「醜い顔、しがみついてるだけで精一杯なんだね～今楽にしてあげるよ」

千歌「うるせーのだ！オラオラ！」ドス振り回す

ことり「無駄だよ、あんたみたいなど素人に私は負けない、鶴嘴千本」

千歌「な、なんだ！手の力がは、はいらない！」ズルズル

ことり「私の鶴嘴千本で君の神経節を打ち抜いたんだよ、これでもう右手は使えないね」

千歌「な、なんだと！」

ことり「これで終わりだね、鶴嘴千本」

花丸「千歌ちゃん！」

ズルッ！

千歌「残念だったな！」歯でロープ支える

その頃むつたち

むつ「千歌の寿命蝋が消えそう！」

よしみ「大鐘音やろう！」

いつき「大鐘音（だいしょうおん）

その由来は戦国時代、武田信玄が上杉謙信との合戦に於いてどうしても援軍に
行けず、苦戦におちいっている遠方の味方の兵を励ますために自陣の上に一千騎の
兵を並べ一斉に大声を出させ、檄を送ったという故事に由来する。その距離はおよそ
二五里、キロになおすとと１００キロ離れていたというから驚嘆のほかはない。余談では
あるが、昭和一五年の全日本大学野球選手権に於いてＷ大応援団エールは
神宮球場から池袋まで聞こえたという記録がある。

民明書房刊『戦国武将考察』より」

皆フレー！フレー千歌！

住職（第二の凶は富士5合目いくら大声出そうが聞こえるわけないだろうに）

千歌たち

千歌「ヤバい！目がかすれてきたのだ…梨子ちゃん敵取れないや…」

千歌（この声…むっちゃん、いつきちゃん、よしみちゃん…そうだ千歌は2号生のぶんまで背負ってるんだまけられない！）

ことり「まだ意識あったんだ、ほんとしぶといねまるでゴキブリだよ」

千歌「うるせー！千歌は浦の星2号生のぶんまで背負ってるんだよ！だから負けられない」

ことり「いい加減氏んでよ！しつこいんだよ！ 鳥人拳鷹爪殺」

グサッ

千歌「曜ちゃん私もう無理だ…絶対優勝してね」

ことり「な、何を！」

花丸「千歌ちゃんかあいつの髪の毛にしがみついたずら！」

曜「まさか千歌ちゃん一緒に落ちる気だ！」

ことり「そうは行かないよ」髪の毛切る

千歌「曜ちゃん花丸ちゃんあとはよろしく！」

ことり「やっと終わった、ま、まさか！」

千歌「まだ終わらないのだ！」

ことり「な、なんで！」

昇龍風（しょうりゅうふう）

気象学上は主に標高二千メートル以上の山の北斜面、断崖絶壁に於いて発生する
風速百メートル以上の上昇気流をいう。一九二四年、スコット大佐の率いる
英国エベレスト登山隊の一員がその北壁に於いて、ザイルが切れ危うく一命を
落としそうになったとき、この昇龍風によって救われたという奇跡は登山家の間ではあまりに有名にな話である。

民明書房刊『世界気象大鑑』より

千歌「一緒に地獄めぐりに行くのだ！」

ことり「う、うわぁ！！」

千歌「曜ちゃん、皆に千歌の氏に様はカッコ良かったって伝えて！」

落下

曜「千歌ちゃん…」

果南「さすが千歌、敵ながら見事だったよ」

可可「第二の凶両者氏亡デス」

可可「続いて第三の凶の前の試練不還橋デス」

花丸「この橋を渡ればいいずら？簡単ずら」

花丸「曜ちゃんは後ろに」

曜「気をつけて花丸ちゃん」

花丸「ヤバいずら！橋が細いから崩れそうずら！」鉄級持ち上げる

花丸「ハァハァ！無事渡れたずら！」

月「君氏相が見えてるよ」

花丸「なんずら！」

曜「気にしないで花丸ちゃん」

可可「ここが第三の凶・氷盆炎悶関デス

嚠喨洞の中にある急激な温度の高低差によってできたキノコ状の巨大氷柱
磐隆氷を氷のリングに見立てて戦うノデス。非常に滑りやすく、下に待ち構えるのは刃物より鋭い屹立氷柱で、更には天井に放たれた火矢によってリングの面積は時間経過と共に小さくなっていき、頭上からは巨大な氷柱もそれに伴って降ってくる」

花丸「オラが行くずら」

曜「花丸ちゃん！私が行くよ」

花丸「曜ちゃんは2号生筆頭ずら、大将は任せるずら」

月「豪学連月参る」

花丸「やっとオラの出番ずら！気は優しくて力持ち国木田花丸とはオラのことずら！」

可可「それでは火を放ちマス、制限時間は10分程度、それまでに決着がつかないときはどちらも氏亡デス」

月「そんなにいらないよ、3分で終る

花丸「その自信今すぐ粉砕してやるずら！」殴りかかる

花丸「おっと！滑るずら～！」

曜「花丸ちゃん！」

花丸「危ないずら～」

月「こんなバカが私の相手なのか」

花丸「バカとはなんずら！」

花丸「猛虎流二弾旋風脚！」

月「ただの回し蹴りか」

花丸「この！」連続頭突き突き

花丸「調子悪いずら、もっと飯食っておけばよかったずら」

月「確かに最後の晩餐をもっと楽しんでおいたほうが良かったね」

月「遊びは終わり、覇月大車輪」半月刀

花丸「なんずら！変な武器出したずら！」

月「はぁー！」

花丸「げっ！まるでこまみたいに回ってるずら」

花丸「ぐはっ！」ポタポタ

曜「花丸ちゃん！」

花丸「や、ヤバいずら！お、追い詰められたずら！」

果南「あいつも終わりみたいだね」

花丸「残念だったずら～！追い詰められたふりして下に落としたずら！バーカバーカ！」

月「こんなことで負ける三面拳月光の月ではない」

花丸「チッ！また追い詰められたずら」

月「もうお遊びは終わり！2度同じ手は効かないよ」

花丸「猛虎流奥義を見せてやるずら」

月「何が猛虎流奥義よ」

月「わけわからないことを」

花丸「これが猛虎流奥義大放屁！！」

ブゥーー！！

花丸「どうずら？いいにおいずら？」バキッ

月「おのれ！真剣勝負に屁などこきおって！」

果南「月が怒粧墨出すとは」

怒粧墨

中国唐の時代山東省の拳法家達が好んで入れた入墨の一種体温の上昇にともなって浮かび上がるような特殊な墨を用いて彫ってある
そしてその効用としては相手を威圧する以上に体表細胞組織の密度を高め皮膚を硬質化させることにあった

民明書房刊『肉体の神秘』より

花丸「そんなこけおどしオラには効かないずら～」バキッ

花丸「痛てて！」ジーン

花丸「んにゃろ！」ジーン

花丸「なんずらこれ！鉄板でも殴ってるみたいずら」

月「貴様みたいな下品なやつはこの拳で粉砕してやる！」バキッ

花丸「ぐはぁ」ポタポタ

月「とどめだ」タワーブリッジで腰を頭に打ち付ける

花丸「こ、これはきついずら～、でもあの技を使うずら」

月「この態勢で何ができる！」

花丸「イタチの最後っ屁って知ってるずら？追い詰められたイタチは最後に屁をこくずら」

花丸「そして屁は燃えるずら」

花丸「猛虎流奥義大放屁火炎放射」ボォォ！

月「おのれ1度だけならず2度も屁をこくとは！貴様真剣勝負をなんだと思っている！」

花丸「これで最後ずら」

月「氷に傷をつけて何をする気！」

花丸「こうするずら」バキッ

花丸「氷に傷を付ければ割れやすくなるずら」

月「ぎゃぁ！」

花丸「オラの勝ちずら」

曜「花丸ちゃん早く逃げないとリングが崩れるよ」

花丸「そうだったずら、でもどうやったて戻るずら？」

可可「これを使うデス」長い木の板

花丸「なんとか勝てたずら、早く脱出しないと崩れるずら」

月「おのれ！絶対に許さん！」

花丸「まだ生きてたずら？しつこいずら！」

月「貴様にやられると思ったか！総長こいつを倒してから行くから先に脱出を」

果南「わかった、気をつけて」

月「曜ちゃんも早く脱出するずら、壁が崩れて来てるずら！」

曜「で、でも！」

月「残念ながら曜ちゃんの仲間はここで氏んでもらうよ」バキッバキッ

花丸「は、早く行くずら！梨子ちゃん千歌ちゃんの氏を無駄にするつもりずら！？」

月「このしぶといな、私も早く脱出しないと巻き込まれるから速く氏んでよ！」

花丸「うぉぉぉ！」タワーブリッジ

曜「は、花丸ちゃん！」

花丸「は、早く行くずら、お、オラはもうだめずら…絶対勝つずら！こ、この驚邏大四凶殺！」

花丸「生まれ変わっても浦の星で会おうずら」

曜「花丸ちゃん！」ポロ

洞窟外

可可「友を見捨てられなくて終わったみたいデスねよって勝…」

曜「まだ終わってない！」

果南「仲間思いの曜が仲間を見捨てるなんてね」

曜「見捨てたんじゃない！皆のために驚邏大四凶殺絶対に勝つ！」

果南「そんなの無理だよ」

可可「ついに来まシタ、ここが驚邏大四凶殺第四の凶」

可可「頂極大巣火噴関デス」

可可「富士山頂の大火口を利用した天縄闘。天縄闘とは蜘蛛の巣状に張られた石綿綱の八方から火を点けその上で闘うもので不安定な足場と時が経つにつれて巣の中央に火が迫り来る恐怖の中で技を競い合う決闘法デス」

果南「面白そうだね、驚邏大四凶殺最後の舞台にうってつけ」

曜「早く始めよう」

可可「驚邏大四凶殺第四の凶初め！」

果南「槍の弱点の長さを利用して接近戦ね、でも私の槍はこんなこともできるんだよ」

曜「な、槍が短くなった！？」

果南「孫悟空の如意棒と同じで私の槍は長くも短くもだできるんだよ」

果南「覇極流千峰塵！」連続突き

可可「あの果南と言う人なかなかデス、曜と言う人もなかなかの太刀捌きデス」

果南「どう？私の蛇轍槍は？最近は魚ばっか突いてたけどね」

曜「強い…」

その頃むつ

むつ「曜ちゃんの寿命蝋が！」

いつき「果南とかいう奴のはまだまだだよ！」

ゴゴゴ…

むつ「この音って…」

理事長「ミーが浦の星理事長小原鞠莉子デース！」

よしみ「あの飛行機の高さから飛び降りるって…」

理事長「良い物を持って来たわよ」

むつ「こ、これは！」

理事長「浦の星の旗デース
縦10メートル、横7メートル、ポールの重さも含めると300kgにもなる校旗、別名あがらずの校旗とも呼ばれている
過去にこれをあげようとして失敗し、肋骨を折って氏亡した者、一生寝たきりの体になった者も居たという。
しかし持ち上げてからが本当の地獄であり、この塾旗を男塾の面子として一旦あげたからには勝負の決着がつくまで地に着けたり、他者が手を貸したりする事は決して許されないという」

理事長「これをあげないと本当の大鐘音のエールにならないデース」

むつ「こんなの誰があげるの？」

ルビィ「ルビィがやるよ」

いつき「あんたは1号生の」

ルビィ「他の1号生やられて2号生に敵とってもらうほどルビィは落ちてないんだよ」

むつ「無理だよ！その体で300キロの校旗を持ち上げるのは！」

ルビィ「できる！！うゆゆ！！」

ルビィ「うゆゆ！！」

ルビィ「うゆゆ！！！」

ルビィ「はぁー！！」

いつき「本当に持ち上げた！？」

理事長「本当の地獄はこれからよ、その高旗試合が終わるまでは他の人が手伝っったり地面に置くのは禁止」

よしみ「理事長あの果南と言う人知り合いだったみたいですが何かあったんですか？」

第四の凶

果南「蛇轍槍かわせるかな？」

曜（この槍をなんとかしないと！）

曜（肉を切らせて骨を断つしかないか）

果南「勝てないとわかって突進してくるとは、もうあきらめたのかなん？」

グサッ

曜「残念ながら違うよ！」

可可「自分の腕を犠牲に間合いを詰めるとはたいした根性デス」

果南「間合い詰めたとこで無駄だよ」

曜「な、なに！？」

果南「覇極流体術卍天牛固め」串刺しロングホーン

曜「くっ！」

果南「戦国時代に刀折れた武将の切り札、一瞬でも手を離せば心臓を貫くよ、もう曜に勝ち目はない」

曜（ヤバい…目がかすれてきた、ごめん梨子ちゃん、千歌ちゃん、花丸ちゃん…）

意識の薄れる曜に聞こえる大鐘音のエール

曜「私は負けられない！氏んでいった千歌ちゃん達それに大鐘音のエールをくれるむつちゃん達のためにも！」

果南「このまま串刺しになるまで待つのも良いけど時間制限あるから一気に終わらせるよ」

果南「覇極流体術卍天牛固め落花輪」逆タワーブリッジで地面に叩きつける

曜「今だ！」

可可「地面に叩きつけられる一瞬の隙をついて縄を切るとは見事デス」

果南「さすが曜、でももう時間ないよ」

曜「確かに、次の一撃にかける」

果南「制限時間的にそれしかないみたいだね」

ガッ！

可可「相打ちデスね」

曜「ま、まだ戦えるみたいだね」

果南「運良く下の湖に落ちて良かった」

曜「もう目も見えなくなってきた」グサッ

果南「私もだよ」グサッ

曜「ハァハァ！もう限界」

果南「次で決める」

バキッ

果南「うっ！」バタ

果南「私の負けだよ～あの弱かった曜がこんなに強くなるとはね～」

果南「早くとどめ刺しなよ」

曜「これって…血誓痕生」

果南「早くしないと曜も氏ぬよ、生きて皆のとこに帰んな」

可可「生きてマスか？今縄を降ろしまシタ、生きてたら登ってキテくだサイ」

曜「掴まって果南ちゃん」

果南「私のことは良いから早く行きなよ」

曜「そんなことできないよ！一緒に帰ろう」

果南「無理、縄切れそうだ、千歌達のこと悪かったね、バイバイ曜」

曜「果南ちゃん！」

ドサッ

可可「おめでとうございマス！驚邏大四凶殺制覇しまシタ」

曜「めでたくなんてないよ！皆氏んじゃったよ」

可可「その怪我早く治療しないとあなたも氏にマス」

曜「私もここで氏ぬよ」

可可「デスが…」

曜「ほっといてよ！」

可可「わかりましたシタ、あれだけの逸材ここで氏ぬのはもったいないないデス」

曜「やっと終わった、皆私まそろそろそっちに行くからね」

善子「そうはさせない」

曜「誰だ！」

善子「私達は浦の星3号生」

曜「浦の星3号生！？」

善子「そう3号生筆頭黒澤ダイヤ様の命令で貴様らを助けた」

曜「貴様ら！？」

善子「早く外界に降りて治療するが良い」

曜「待って！今までのダメージが…」

むつ達

いつき「曜ちゃんの寿命蝋が残ってる！」

むつ「曜ちゃん勝った！」

よしみ「やったやったよ！」

ルビィ「やった！あの棺桶みたいなの何？」

むつ「うわっ！桜内梨子、高海千歌、国木田花丸だって！」

よしみ「もしかして氏体が！？」

ルビィ「まだ生きてるしかもブラックジャック並みの完璧な応急処置してあるよ！」

むつよしみいつきルビィ「曜ちゃん！！」

曜「勝ったよ皆、千歌ちゃんたちも生きてて良かった」

千歌「曜ちゃん買ったんだね」ポロポロ

梨子「良かった」ポロポロ

むつ「感動の対面より早く病院に行かないと！」

理事長「ドクタヘリ用意してあるので早く」

驚邏大四凶殺の傷も癒えた1月後

鬼夏「貴様らもやっと復帰ですのね！いくら驚邏大四凶殺制覇したからといって手加減しませんの」

放送「驚邏大四凶殺に参加したメンバーは魔宮天動宮に来い、3号生筆頭黒澤ダイヤより」

鬼夏「ま、まさか魔宮天動宮！？」

梨子「魔宮？なによそれ？」

鬼夏「3号生の構える場所ですの！」

曜「面白そうだね」

千歌「3号生筆頭黒澤ダイヤ！？」

むつ「千歌どうしたの？」

終わり
読んでる人いたら鎮守直郎通って大威震八連制覇、天挑五輪大武會まで書くけど読んでる人いるの？

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