2: 2013/01/20(日) 19:20:01.29 ID:KmW34Hwl0
響「そしてその女が…「がおおおお!!」って動いたの!」

千早「お、お~、お~!怖~!」

響「すっごく怖~だろ!?」

千早「と、とても怖~だったわ!」
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)

3: 2013/01/20(日) 19:22:15.63 ID:KmW34Hwl0
響「すっごく怖~だろ、!な!?」

千早「はっ!誰っ!?」

響「フフッ、誰もいないよっ!千早ビビりすぎだぞ」

千早「いないの!?」

響「はいこれで自分の番の、怖い話おしまいだぞ!」

千早「怖かったわ!!」

響「はいじゃ次、千早だぞ」

4: 2013/01/20(日) 19:25:23.13 ID:KmW34Hwl0
千早「あ~私のね…」

響「大丈夫なのか?」

千早「大丈夫、私のもすごく怖いわよ」

響「お、そうなのか!?」

千早「ええ」

響「お^~いいね~」

5: 2013/01/20(日) 19:27:32.56 ID:KmW34Hwl0
千早「じゃあいくわよっ!」

千早「えっと、私の怖い話は、あの~仲良しグループ、あるでしょ?あの~高校とかから、仲良しグループで、そのままなんか大学も行っちゃったみたいな。そういう仲良しグループの話ね!」

響「…」

千早「ね!?っじゃあ、話すわね。えっと~その~仲良しグルー…あぁの男3人、女3人のグループ、が、あの~、あ、分かりやすくする!?」

千早「あの~、じゃ、男の人が~、えと~、A、B、Cにしようかしら、ね、じゃあ女の人が~、A’(ダッシュ)、B’、C’にしましょう、ね、これでみんな、夏!夏!夏!「キャンプ行こう」って言ったの!」

響「一人、二人…えっと…」

千早「キャンプ行くでしょ、なんか、なんか仲良しグループで…」

6: 2013/01/20(日) 19:29:41.47 ID:KmW34Hwl0
千早「そう、行こうって言ったのね、で、夏キャンプ行こうって言って、あの~、行こう~って、行ったの」

千早「で、あの~キャンプ行ったらね、なんかその~電車で行って降りたところに、電気屋~あるでしょ!?」

響「…」

千早「あの、あるのよ、あってー、でテレビで、事故、事故、ニュース、え~、あ、A今日来てないの、それ言うんだったわ、あの、今日、そう、ちょっと、これA来てないの」

千早「で、事故、ニュース、あぁ、あれよ、あの、A’がマドンナ的…いるじゃない!マドンナ的存在なの、グループの中で。で、あの~それでね、来てないから…まあ、来てないからね、まあ、キャンプ場に行きましょうか、じゃあ」

10: 2013/01/20(日) 19:36:49.51 ID:KmW34Hwl0
千早「行ったの、行って、で、夜、あの~、ご、あれ、あ~、あれを言わなきゃいけないんだったわ。あの~、AとA’が付き合ってるって言ってなかったっかしら?これ、最初に、言う、言うの、言ったことにして、じゃあ、聞いてください」

千早「夜!夜!あれよ、なに、あの、バンガロー!…バンガロー!?…あぁ、バンガロー、寝てたの、みんな。
そしたら、そしたらね、「ドン!ドン!ドン!ドン!」夜中、「ドン!ドン!ドン!」外から、ドア叩く音、「ドン!ドン!ドン!」あの、A、A来たの。
あ~、ニュース、そう、事故のニュース、Aがなんか巻き込まれてるって言わなきゃいけないんだったわ。
で、開けろ開けろって言ったら、みんなが、Aが、A’とこう、付き合ってるから、開けようとしたら、「やめろ、お化けだから開けんなよ!」って言ったの、そしたらAが」

千早「ガチャッ」

千早「中のあの、えぇと、B、C、ええと~、B’、C’が「お化けなんだよ!」ってAに言った!」

13: 2013/01/20(日) 19:40:09.61 ID:KmW34Hwl0
響「怖くない!…怖くないぞ!!なんだ!ABCとか!A’B’C’ってなんだ!!全然怖くない!」

千早「あ、あれ…」

響「怖い話してくれよ!!」

千早「怖くなかった!?」

響「楽しそうだよ千早の話!」

千早「…そう…」

響「怖い話しろよ!!」

千早「わかった、もういいわ」

響「なんだよ!」

千早「もういいわ、わかったの!」

響「うぁ!」

14: 2013/01/20(日) 19:43:55.61 ID:KmW34Hwl0
千早「じゃあ、ビックリ系のやついくわ!」

響「ビックリ系って最初に言っちゃったら怖くないさー!」

千早「うん…」

響「千早絶対デカイ声出すでしょ最後に!「お前がなんとかだ~!」とか言うんだ、絶対!」

千早「えっ?!」

千早「なんで千早がビックリするんだ!絶対言うでしょ!」

千早「えぇ…」

15: 2013/01/20(日) 19:47:01.45 ID:KmW34Hwl0
響「もういいよ、怖い話は!しなくていいよもう!」

千早「なんで、我那覇さん怖くないの?!すごいわ!」

響「もういやさー。ていうか、だめじゃん、2人きりでさぁ、怖い話するっていうのも、なんていうかこう、寂しいぞ」

千早「確かに!」

響「普通こう、もっと大勢いてさあ」

千早「いるいる!」

響「怖がりがいるんだよ、怖がり屋さん!」

千早「そうよ!怖がりな女性がいるの」

響「その子に集中するんだ!」

千早「いやあああ~!」バタバタ

響「そうそう、「やめてよ、やあぁぁぁぁぁ!」」

千早「やあぁぁぁぁぁ!」」

響「なんか、それがおもしろいみたいな!」

16: 2013/01/20(日) 19:50:45.92 ID:KmW34Hwl0
千早「あるわね!あと、何人かいると、ちょっとメガネかけた博士的なポジションの人がいて」

響「うんうん!」

千早「急にね…」

響「うん、うん」

千早「怖い話をしてると~、(メガネクイッ氏者の霊が集まってくるんですよね~」とか言って」

響「ひぇぇぇ…」

千早「でも結構空気出来てるから、「え、なに?」みたいな、そういう状況あるじゃない!?」

響「うんうん」

響「いや、千早、今のよかったぞ!」

千早「え?」

17: 2013/01/20(日) 19:55:58.05 ID:KmW34Hwl0
響「…その今の言い方はすごくいい!」

千早「え、なにが?」

響「なあ、さっきの話もそういう風に話せばいいじゃん!」

千早「?」

響「だから基本的にその、今みたく「ゆっくり」話すとか「1点こう見つめる」とか」

千早「あぁ」

響「演出するんだぞ!」

千早「あ、怖かっ、今のよかった!?」

響「今すごいいい!」

千早「ウソ…じゃあとっておきのもう1個あるの!」

響「ほんとか!!」

千早「ホントよ、じゃあいくわよ、いい?いい?」

響「うん、うん」

19: 2013/01/20(日) 19:59:32.26 ID:KmW34Hwl0
千早「…、この話は…」

響「そうそうそれだぞそれ!」

千早「こういうの?」

響「まさにそういうのさー」

千早「じゃぁ、聞いて!?」

響「うん」

千早「この話は~、私の知り合いの霊感がものすご~~く強い人が、本当に体験した話なんだけど」

響「…」

千早「その人が、夜中に喉が渇いたから、ジュースを買いに表に出たらしいの」

千早「そしたら、販売機の横に、何かこう人の形をしてるようなものが、向こうを向いて立ってたの」

千早「でもその人、霊感がものすごく強いから、一瞬見ただけで、「こりゃ生きてるものじゃないわね」と思ったの」

千早「なんだろう…と思って、じーっと見てたら、そいつがこっちを「バッ!」と振り返ったの!」

響(ドキドキ

千早「そしたら!そいつの顔が、真っっ白で!唇が真っ赤に腫れ上がってて!頭に毛が3本しかないん

響「オバQじゃねえか!」

21: 2013/01/20(日) 20:09:09.70 ID:KmW34Hwl0
千早(コクリ

響「それ、オバQじゃん!」

千早「えぇ」

響「オバQなのか!?いたの」

千早「そうね」

響「自販機の横、オバQがいたのか!?あの「オバQ」が!?」

千早「ほんとに霊感が強くて…」

響「うが~!聞けよ!「オバQ」いたのか!?「オバ…

千早「お前がオバQだ!!」

響「うるさいぞ!!」

千早「…」

響「…」



おわり

22: 2013/01/20(日) 20:11:24.14 ID:KmW34Hwl0
バナナマン「怖い話」
日村=響
設楽=千早

長々と読んでくれてありがとうね

23: 2013/01/20(日) 20:18:47.36 ID:KHRvn/ok0
乙!面白かったよ!

24: 2013/01/20(日) 20:25:42.38 ID:YZA2mzozO
おつおつ

引用元: P「怖い話」