1: 2015/06/22(月) 21:39:19.88 ID:6rthQnFj0
扶桑「あの、提督お話が」
提督「なんだ珍しい。神妙な表情だ。って、それはいつものことか」
扶桑「お時間ありますか?」
提督「俺に今時間があるように見えるか」
扶桑「はい」
提督「なるほど」
提督「なんだ珍しい。神妙な表情だ。って、それはいつものことか」
扶桑「お時間ありますか?」
提督「俺に今時間があるように見えるか」
扶桑「はい」
提督「なるほど」
2: 2015/06/22(月) 21:40:09.29 ID:6rthQnFj0
提督「それで話というのは」
扶桑「………ここでは少し」
提督「話しづらいことなのか?」
扶桑「………ええ個人的なことですから」
提督「深刻な話なのか? 襟を正して聞くべきか」
扶桑「いえ、そこまでしていただく必要はありません」
扶桑「………ここでは少し」
提督「話しづらいことなのか?」
扶桑「………ええ個人的なことですから」
提督「深刻な話なのか? 襟を正して聞くべきか」
扶桑「いえ、そこまでしていただく必要はありません」
3: 2015/06/22(月) 21:40:39.90 ID:6rthQnFj0
提督「何にせよ、場所を移したほうがいいな」
執務室
提督「さて、ここならば気兼ねなく話せるはずだ」
扶桑「それでは、えっと。いえ、やっぱり」
提督「歯切れが悪いな、扶桑」
扶桑「言いづらいです………場所を設けてもらったことに後悔しています」
執務室
提督「さて、ここならば気兼ねなく話せるはずだ」
扶桑「それでは、えっと。いえ、やっぱり」
提督「歯切れが悪いな、扶桑」
扶桑「言いづらいです………場所を設けてもらったことに後悔しています」
4: 2015/06/22(月) 21:41:35.17 ID:6rthQnFj0
提督「随分と引っ張るじゃないか? 悪いことなのか? 良いことなのか?」
扶桑「私からの話でどちらの比率が大きいですか?」
提督「悪い方だ」
扶桑「そうですか。悪い方なのですか」
提督「それなら早く言ってくれ。そういうのは焦らされる程心臓に悪い」
扶桑「………い、いえ、そうなのですけど、でも大したことじゃありません」
扶桑「私からの話でどちらの比率が大きいですか?」
提督「悪い方だ」
扶桑「そうですか。悪い方なのですか」
提督「それなら早く言ってくれ。そういうのは焦らされる程心臓に悪い」
扶桑「………い、いえ、そうなのですけど、でも大したことじゃありません」
5: 2015/06/22(月) 21:42:14.43 ID:6rthQnFj0
提督「………」
扶桑「………言っても笑いません?」
提督「な、なんだよ。わ、笑うことなのか?」
扶桑「いえ、決してそうでは、くくく」
提督「お前の方が笑っているじゃ、な、ないか」
扶桑「だ、だから笑わないでくださいね?」
扶桑「………言っても笑いません?」
提督「な、なんだよ。わ、笑うことなのか?」
扶桑「いえ、決してそうでは、くくく」
提督「お前の方が笑っているじゃ、な、ないか」
扶桑「だ、だから笑わないでくださいね?」
6: 2015/06/22(月) 21:43:06.48 ID:6rthQnFj0
提督「あ、ああ。笑わないと誓う」
扶桑「………絶対ですよ?」
提督「………」
扶桑「肯定してくれないのですか?」
提督「わ、笑わないから、は、早く言ってくれい!」
扶桑「練度が99になりました」
扶桑「………絶対ですよ?」
提督「………」
扶桑「肯定してくれないのですか?」
提督「わ、笑わないから、は、早く言ってくれい!」
扶桑「練度が99になりました」
7: 2015/06/22(月) 21:43:42.27 ID:6rthQnFj0
提督「………」
扶桑「………」
提督「………プッ!」
扶桑「………ふくくく」
提督「も、もう一度、もっかい言ってくれ、くくくっ」
扶桑「で、ですからね、れ、練度が99っに………ふふふくく」
扶桑「………」
提督「………プッ!」
扶桑「………ふくくく」
提督「も、もう一度、もっかい言ってくれ、くくくっ」
扶桑「で、ですからね、れ、練度が99っに………ふふふくく」
8: 2015/06/22(月) 21:44:38.15 ID:6rthQnFj0
提督「れ、練度がなんだって? ふひっ」
扶桑「れ、練度が、くうじゅ、くふふ、99になったんです」
提督「ウホホホホ、練度が99? 練度が99! うはははははは」
扶桑「ウハハハハハ!」
提督「ウハハハハハ!」
ウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハ
扶桑「れ、練度が、くうじゅ、くふふ、99になったんです」
提督「ウホホホホ、練度が99? 練度が99! うはははははは」
扶桑「ウハハハハハ!」
提督「ウハハハハハ!」
ウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハ
9: 2015/06/22(月) 22:04:44.85 ID:6rthQnFj0
提督「………ヒーっヒッヒヒッヒ!」
扶桑「あ、あの、見ます練度表? こ、これです。くふふふ」
提督「………ふはははは、練度表に9が、9がふ、二つ! ふはははは!」
扶桑「あははははは! 9が並んで、並んで! あははははは!」バンバン
提督「ウヒヒヒヒヒ」
扶桑「ウヒヒ、み、見てください、99がしかも光って、輝いて、ウヒヒヒヒ」
扶桑「あ、あの、見ます練度表? こ、これです。くふふふ」
提督「………ふはははは、練度表に9が、9がふ、二つ! ふはははは!」
扶桑「あははははは! 9が並んで、並んで! あははははは!」バンバン
提督「ウヒヒヒヒヒ」
扶桑「ウヒヒ、み、見てください、99がしかも光って、輝いて、ウヒヒヒヒ」
10: 2015/06/22(月) 22:05:39.05 ID:6rthQnFj0
提督「ひか、光るとか、お前ぐふふふっ、しかも喋るし、くくく、書類一式にサイン? サイン! うへへへへへ」
扶桑「しょ、書類くくく、せっかくですから、言うことを聞いてあげましょう、うへへへへ」
提督「待て。それだと指輪も取り出さないといけないじゃないか」
扶桑「はい。その通りです」
提督「へへへへへへへへへへへ」
扶桑「へへへへへへへへへへへ」
扶桑「しょ、書類くくく、せっかくですから、言うことを聞いてあげましょう、うへへへへ」
提督「待て。それだと指輪も取り出さないといけないじゃないか」
扶桑「はい。その通りです」
提督「へへへへへへへへへへへ」
扶桑「へへへへへへへへへへへ」
11: 2015/06/22(月) 22:42:51.35 ID:6rthQnFj0
提督「よしよし、ならば、指を出せ」
扶桑「はい」
提督「はめるぞ? 扶桑の指に指輪をはめるぞ?」
扶桑「はい。私の指に指輪をはめてください。是非どうぞ」
提督「………」
扶桑「………」
扶桑「はい」
提督「はめるぞ? 扶桑の指に指輪をはめるぞ?」
扶桑「はい。私の指に指輪をはめてください。是非どうぞ」
提督「………」
扶桑「………」
12: 2015/06/22(月) 22:43:51.34 ID:6rthQnFj0
提督「………プッ!」
扶桑「………ふくく!」
提督「す、数字が100にっ、100って三桁だぞ、三桁! ムハハハハハ!」
扶桑「わ、輪っかが渦巻いてます、ムフフフフフフ!」
提督「………結婚しちゃったなー」
扶桑「………そうですねー」
扶桑「………ふくく!」
提督「す、数字が100にっ、100って三桁だぞ、三桁! ムハハハハハ!」
扶桑「わ、輪っかが渦巻いてます、ムフフフフフフ!」
提督「………結婚しちゃったなー」
扶桑「………そうですねー」
13: 2015/06/22(月) 22:49:23.75 ID:6rthQnFj0
提督「あ、愛しているよ、扶桑、くくく」
扶桑「私もです、ふふふ」
提督「い、いい夜だな。ぐふふふ」
扶桑「そうですね。今夜は一緒にいてくれますか?」
提督「今夜は榛名に誘われているんだ」
扶桑「………」
提督「………」
扶桑「私もです、ふふふ」
提督「い、いい夜だな。ぐふふふ」
扶桑「そうですね。今夜は一緒にいてくれますか?」
提督「今夜は榛名に誘われているんだ」
扶桑「………」
提督「………」
14: 2015/06/22(月) 22:50:08.23 ID:6rthQnFj0
扶桑「へへへへへへへへ」
提督「へへへへへへへへ」
榛名「へへへへへへへへ」
「「「「へへへへへへへへへへへ」」」」
おわり
提督「へへへへへへへへ」
榛名「へへへへへへへへ」
「「「「へへへへへへへへへへへ」」」」
おわり
15: 2015/06/22(月) 22:55:15.86 ID:TkR76Sht0
乙、ナイス疾走感
引用元: 提督「笑顔の君が好き」
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