1: 2015/07/07(火) 22:55:50.73 ID:isPPGGIs.net
にこ「んっふっふっふ~!もっと崇めなさい!崇拝しなさい!」


穂乃果「さっすがスーパーアイドル!」


凛「よっ!工場長!プレジテント!」


にこ「もっと!もっとよぉ!」


穂乃果「銀河一!超時空要塞!」


凛「東大主席!ケンブリッジ卒!」


にこ「ぬぅわっはっはっはっは!!!足も舐めるがいいわぁ!!」


穂乃果「ははー!」


凛「おー!矢澤にこ様様ー!」

5: 2015/07/07(火) 22:57:26.64 ID:isPPGGIs.net
にこ「そうそう愚民どもよ、そのお粗末なお耳でよ~く聴きなさい!」

穂乃果「え?他にも何かあるの?」

凛「なんか急に冷めたにゃー」

にこ「まあまあそう言わずに~きっと驚くから!」

穂乃果「えっ?なになに?」

にこ「なんとねぇ~!」

凛「早くするにゃ~!」

にこ「んっふっふっふ!!」

凛「あーうぜー」

穂乃果「ちょ、凛ちゃん!」

にこ「そんなに知りたい~?」

凛「あーもうはやくしてよ」

にこ「どーしよっかなー」

穂乃果、凛(うっぜ…)

7: 2015/07/07(火) 22:58:43.62 ID:isPPGGIs.net
にこ「しゅぅおぐぁないわねぇ~」

にこ「なんとね!」

穂乃果「うんうん!」

にこ「にこね!」

凛「はいはい」

にこ「車、買ったの!!!」







凛「にゃああああああああ!!!!!!!」

穂乃果「本当に!!!!?」

にこ「ええ!嘘言ってどうすんのよ!!」

凛「でもそんな車を買うお金、なんでにこちゃんが持ってるの?」

にこ「ふっふっふっふ!!にこの日ごろの行いが良かったのか、事務所の社長がね!」

にこ「『にこちゃん、最近頑張ってるね~!あ、そうだ入社祝いがまだだったね!はい!』」

にこ「てな感じで車のキーを渡されてね!」

にこ「もうなんというか!」

穂乃果「うんうん!」

にこ「にっこにっこにー!!!ってカンジよ!!アイドルやってて良かったぁ!ってカンジ!あ、もうなんか日本語おかしい…まあいいや!!!」

凛「すっごーい!!!にこちゃんが車!あのにこちゃんが自分の車だなんて!!さっすが社会人にゃ~!売れっ子アイドル!大学生の絵里ちゃんや希ちゃんとは一味違うね!!」

にこ「ぬっふっふっふっふ!!!ぬぁわっはっはっは!!!そうよぉ!学歴がすべてじゃないのよぉお!!要は成功すりゃいいのよ!!お~ほっほっほっほ!!!」

穂乃果「いや、学歴は大事だと…ううん、なんでもない」

穂乃果(アイドルに学歴はあまり関係ないもんね)

11: 2015/07/07(火) 23:02:12.25 ID:isPPGGIs.net
凛「で、車は!?どんなの!?カッコいい奴!?」

にこ「…ちっちっち!落ち着きなさい、凛」

凛「にこちゃん…?」

にこ「慌てたって逃げやしなわよ…!」

穂乃果「…?」

にこ「ぬぁあんと!!」

穂乃果「おお!!」

にこ「ここに来るときに!」

凛「ふむ!!」

にこ「その車で!」

穂乃果「おおおおお!!!!?」

にこ「ここまで!!来たのよ!!」

凛「にゃああああああああああ!!!!!!」

にこ「すぐ近くの駐車場に!!すでに!!にこの!My Angelic Angel(ネイティブ)が!!」バァアアアアアアアアン



穂乃果「す、すごいオーラッ…!!?」


にこ「ふっ…!」ドヤァ

凛「すぐ近くにあるの!!?見たい見たい!!凛、にこちゃんの愛車見たい!!」

にこ「よおおし!!!アンタたち!!この女王にこに着いてまいれ!!いざ!あそこの交差点を右に曲がって十字路の左側の狭い道筋を通ったところにある駐車場へ!!」

穂乃果「いえすまむ!!」

凛「いえすまいろーど!!」

にこ「いっくニコ~!!!!」

12: 2015/07/07(火) 23:03:38.47 ID:isPPGGIs.net
凛「・・・・」

穂乃果「・・・・」

にこ「見なさいよこれ!!凄いでしょ!!」



ラパン ピンクツートンちゃん「」



凛「え、これ?このボロッチイの?」

にこ「な、なによその反応…」

穂乃果「えー…」

にこ「……でも、ほら!なんか可愛らしいでしょ!うさぎっぽくて!ほら、にこもウサギみたいだし~!」

凛「ウサギはウサギでも…なんかこう…罠にかかった瀕氏のウサギ…みたいな…」

穂乃果「えー…」

にこ「…社長はもっと高い車でもいいって言ってくれたんだけど…なんか、悪いじゃない…私一応稼ぎ頭だけど、あそこじゃ新参者だし…」

凛「…そこは別に遠慮しなくても…ねえ?」

15: 2015/07/07(火) 23:04:44.91 ID:isPPGGIs.net
穂乃果「ち、ちなみに…お値段のほうは…?」

にこ「じゅ…じゅうにまんえん…」

穂乃果「安っ!!!!????」

にこ「い、いやでもこれ、新車だと100万位するのよ…?そう考えたらなんか、お得じゃない?」

穂乃果「確かにお得かも~!なんかちょっと汚れている気もするけど、よーく目を凝らすと輝いて見えるよ!」

にこ「でっしょー!!」

穂乃果「あー!今の真姫ちゃんの真似!?にってるー!!」

にこ「ぬっふっふ~!」


凛「……」

凛「…なんかいわくつきとか、そういう…なんか…そう…アレなんじゃないの、これ」

にこ「……」

穂乃果「……」

凛「……」


ラパン「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


にこ「……」

穂乃果「……」

凛「……」

17: 2015/07/07(火) 23:05:35.95 ID:isPPGGIs.net
にこ「さあ!ドライブするわよ!!」ガシッ

穂乃果「い、いやあああああああ!!!!」

凛「は、はなしてぇええええええ!!!凛、まだ氏にたくないにゃあああああ!!!!」

にこ「な、なにも怖がることなんてないニコよ~?す、座り心地は抜群だし~、そ、そんな話聞いてもいないし~!」

にこ「さ、さあ!早く乗るニコよ~!」

穂乃果「やだあああああああ!!!海未ちゃんたすけてぇええええ!!!ことりちゃああああああん!!!!」

凛「かよちーん!!!こわいにゃー!!!!」

にこ「いいから乗りなさいよぉ!!乗ればそこまで怖くないから!!!ゆ、幽霊とかそういうの全然いないからさ~!!」

穂乃果、凛「うわぁあああああん!!!!」

19: 2015/07/07(火) 23:06:49.37 ID:isPPGGIs.net
穂乃果「うっう…」

凛「」ブツブツブツ

にこ「さあ、助手席には誰が乗るニコ?」

穂乃果「ほ、穂乃果はなんか嫌な予感がするから…」


凛「あ、じゃあ凛が…」ガチャ


凛「……」


黒髪の女性「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


凛「……」

穂乃果「……」

にこ「あれ?どうかしたの?」

黒髪の女性「」ギロッ


凛、穂乃果(ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!)

20: 2015/07/07(火) 23:08:05.98 ID:isPPGGIs.net
凛(じょ、じょ、助手席に!助手席に!助手席にぃ!!!)

穂乃果(へ、変なのがいる!!!なにあれ!!?めっちゃこっち見てる!!)

黒髪の女性「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

にこ「…?どうしたのよ、早く乗りなさいよ」

凛「い、いやあ!凛ちょっと急用を…!」

穂乃果「り、凛ちゃん!今日は丸一日暇な予定だったよね!」ガシッ

凛「は、離すにゃあああああああああああ!!!!」

穂乃果「暇だったよねぇ~~~~!!!!?」

凛「氏ぬのだけは氏んでもごめんにゃ~~~!!!!凛は帰らせてもらうよぉ!!!」

穂乃果「凛ちゃんが帰っちゃったら穂乃果が帰れなくなっちゃうじゃん!!!駄目だよ!この際道ずれだよ!!」

凛「ひぃいいいいいい!!!このひとでなしいいいい!!!!」

にこ「あ、助手席に人形置いたままだった」ヨッコイショ

凛「……へ?」

穂乃果「……はい?」

21: 2015/07/07(火) 23:09:03.71 ID:isPPGGIs.net
にこ「いやあ、すっかり忘れてたわ~」

凛「…は?」

穂乃果「え?それ人形?」

にこ「そうそう、サイパンで収録があった時に買ったものなんだけどね~、なんか車での盗難を防ぐための防犯グッズらしいのよね~」

穂乃果「……」

穂乃果「にこちゃん…」

にこ「…ん?」

穂乃果「一発だけでいいから殴ってもいい?痛くしないから」

凛「穂乃果ちゃん、落ち着いて、にこちゃん仮にもアイドルだよ?問題になるよ?」

にこ「何だかよくわからないけど、これ邪魔だしトランクにしまっておくわね」

22: 2015/07/07(火) 23:10:05.92 ID:isPPGGIs.net
凛「じゃあ、凛は助手席!」

穂乃果「穂乃果は後ろ!」

にこ「にこは運転席!…って、当たり前よね」

にこ「てゆーかさっきまであんなに怖がっていたのに、もう大丈夫なの?」

穂乃果「うん、もうなんか、ねえ?」

凛「ねえ?」

にこ「…?よくわかんないけど、まあいいか」

にこ「どこか行きたいところとかある?」

凛「はいはいはーい!!」

にこ「はい!凛!どーぞ!」

凛「凛ね~!山!山に行きたい!!」

にこ「や、山ぁ!?…う~ん、だいぶ遠くなるけど…大丈夫なの?にこは明日もオフだから大丈夫だけどさ」

穂乃果「明日は祝日だし学校お休みだよ!大丈夫大丈夫!」

凛「遅くなっても大丈夫~!だってにこちゃんがいるし!!」

にこ「まあ、それもそうね…じゃあ、適当に…」

にこ「しゅっぱーつ!しんこー!!」

穂乃果、凛「お~!!」


ガシャンッ

にこ「あ、エンスト起こしちゃった」

穂乃果「…なんか一気に不安になってきたよぉ」

凛「テンション下がるにゃー…」

32: 2015/07/08(水) 00:13:13.12 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「やっまやっまやっま~♪」

凛「ふんふんふ~ん♪」

にこ「あ、そろそろ高速入るわよ~」

穂乃果「ほーい!」

凛「飛ばせ飛ばせ~!」

にこ「えー、飛ばすの~?」

穂乃果「せっかくの高速なんだもん!とばしていこ~!」

にこ「しゅぉがないわねぇ~!!じゃあ!」

にこ「しっかり捕まってなさい!!!」


ぎゅぃん!


にこ「ひゃっほおおおおおおい!!!!!」

穂乃果「ひゃああああああ!!!!」

凛「にゃああああああ!!!」

33: 2015/07/08(水) 00:14:17.28 ID:qc1DxUNh.net
凛「ほのかちゃん!!窓!窓全開にしようよ!!」

穂乃果「いいねえええ!!!」ビィー

にこ「あっこら!…まあいいや!!あけろあけろ~!!!」

凛「いえ~!!!」

穂乃果「風になってる!!穂乃果、風になってるよぉおお!!!」

凛「きぃんもちぃいにゃぁ!!!」

にこ「ひゃっほおおおおい!!!なんか燃えてきたにこぉおおお!!!!」

穂乃果「穂乃果もなんだか燃えて来たよ!!!」

凛「アクセル全開にゃーーーー!!!!いええええええええい!!!!」

34: 2015/07/08(水) 00:14:57.33 ID:qc1DxUNh.net
凛「ねぇ!にこちゃん!今何キロォ!?」

にこ「んっとねー…120キロ!!!」

穂乃果「制限速度って何キロだったけぇ!?」

にこ「高速道路なんだからそんなもんないわよ!!!」

凛「にこちゃんの言う通りにゃ~!!!」

穂乃果「いえええええ!!!!!」

にこ「てきとーに曲をかけるわよぉ!!」

穂乃果「ひゃああああ!!!」

凛「いえええええ!!!」

35: 2015/07/08(水) 00:16:34.36 ID:qc1DxUNh.net
~~~♪~~~♪

穂乃果「あ!ことりちゃんの曲だぁ!!」

凛「いえーーーーい!!!ことりちゃーーーーん!!」

にこ「にこぉおおおおおおお!!!!」



にこ「はしりぃいいいいだすううう!!!」


凛「べりぃべええええりとれぇえええええいん!!!!」


穂乃果「あぁああまああくてぇええ!!!」



三馬鹿「すっぱくてぇええええええ!!!!」

三馬鹿「ひゃあああああああああ!!!!!!!おーいえええええええええ!!!!」



パトカー『そこ、止まりなさい』



三馬鹿「」

37: 2015/07/08(水) 00:18:43.31 ID:qc1DxUNh.net
にこ「…怒られちゃった」

穂乃果「うん…」

凛「でも、なんか今回だけは見逃してくれるって言ってくれてたね…」

にこ「…まさか私たちのサインで見逃してくれるとは思ってもいなかったわ。あ~よかったぁ」

凛「とんだ汚職警官にゃ~」

穂乃果「…ちょっと、テンション抑えようか」

凛「うん…」

にこ「そうね…流石に二回目は見逃してくれないわよ」

穂乃果「まさか40キロオーバーしてたなんて…」

凛「一時のテンションに身を任せるのって、怖いねー…」

にこ「そうね…」

38: 2015/07/08(水) 00:19:52.85 ID:qc1DxUNh.net
にこ「でもあの場に海未がいなくて本当によかったわね」

凛「絶対殺されてるにゃ…四肢も残らずぐちゃぐちゃにされる自信があるにゃ…」

穂乃果「い、いくら海未ちゃんでもそこまでは…」

にこ「例えよ例え!流石の海未もそこまで鬼じゃないわよ!」

凛「でもそのくらいいつやってもおかしくないくらい厳しいのは事実だよ!!」

穂乃果「そーだそーだ!海未ちゃんは厳しすぎ!もうちょっと緩くしてもいいじゃん!!」

凛「そーだそーだ!もっと甘やかせー!」

穂乃果「穂乃果にもっと優しくしろー!」

凛「凛にラーメンおごれー!」

39: 2015/07/08(水) 00:21:02.19 ID:qc1DxUNh.net
にこ「たっく…あんたたちねぇ…海未がいないからって…もう」

穂乃果「にこちゃんだってよく海未ちゃんに色々と言われてたじゃん!何か思うところとかあるんじゃないの!」

にこ「うっ…確かに色々と…記憶が…」

凛「今なら叫べるにゃーーー!!!海未ちゃんのおにーーーー!!!」

にこ「ちょ、アンタ…!」

穂乃果「海未ちゃんのおたんこなすー!!!」

にこ「ほ、穂乃果まで…もう!」

凛「次はにこちゃんの番だよ!」

にこ「うっ…」

にこ「ああもう!何かしらいえばいいんでしょ!言えば!」

穂乃果「はい!にこちゃん!はやく!」

40: 2015/07/08(水) 00:21:56.26 ID:qc1DxUNh.net
にこ「海未ーーー!!!いつもμ'sを支えてくれて、ありがとーーーーー!!!!」

凛「あー!!ずるいにゃー!!!だったら凛も!!」

凛「海未ちゃーーーん!!!いつも皆の事を気遣ってくれて、ありがとーーーー!!!すっごくうれしーーーーー!!!!」

穂乃果「ほ、穂乃果だって!!!」

穂乃果「海未ちゃあああああああん!!!いつも穂乃果の側にいてくれて!!」

穂乃果「ありがとーーーーーーーー!!!!!!」



プルルルル


穂乃果「…あ、海未ちゃんからだ」

凛「…え?」

にこ「出てあげなさいよ」

穂乃果「もしもし?海未ちゃん?」

『穂乃果、今、私のことで何か言っていましたよね?』

穂乃果「……へ?」

『凛にも伝えておいてください』

凛「にゃ?」

『祝日開けてからの練習は、貴女方二人に限り』

『とってもハードですから♪』

『――――覚悟しておいてください』


――――プツンッ


穂乃果「……」

凛「……」


にこ「その…なんていうか…」

にこ「……」


にこ「ドンマイ」


穂乃果、凛「なんでぇえええええ!!!!???」

41: 2015/07/08(水) 00:22:07.35 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「地獄耳すぎるよ海未ちゃん!!なんでわかっちゃうの!?」

凛「しかも悪いことに限ってだけ、なんで察知してるの!?こわいよぉ!かよちーん!!」

にこ「アンタらが悪いのよアンタらが」

穂乃果「にこちゃんの裏切り者ー!」

凛「ぶーぶー!」

にこ「なんとでもいいなさい!なんとでも!」

43: 2015/07/08(水) 00:23:17.61 ID:qc1DxUNh.net
にこ「あ、そろそろパーキングに着くわよ」

穂乃果「パーキング!?やったああ!!とばそとばそ!!」

凛「穂乃果ちゃん、さっきの事もう忘れちゃったの…?」

穂乃果「あ」

にこ「たっくぅ…しょうがないわねぇ…そんなに急がなくてももうすぐそこよ」

にこ「お昼にしましょ、もう11:30だし」

凛「凛も賛成!」

穂乃果「穂乃果も!」



にこ「いやぁ、連休だけあって混んでるわねぇ~」

穂乃果「そだね~」

凛「凛ラーメン食べたーい!」

穂乃果「穂乃果もラーメン食べるー!」

44: 2015/07/08(水) 00:23:55.50 ID:qc1DxUNh.net
にこ「じゃあ私も…」

凛「にこちゃん!」

にこ「…?あによ?」

穂乃果「にこちゃんってさぁ、社会人だよね?」

にこ「まあ、一応…それがどうかしたの?」

凛「またまた~」

穂乃果「とぼけちゃってぇ~」

にこ「は?」

凛「凛たち、学生だよ?」

にこ「ええ、そうね」

穂乃果「これはもう、ねぇ?」

にこ「……」

凛「ねぇ!にこちゃぁん!」

穂乃果「ねぇねぇ!にこちゃあ~ん!」

にこ「…あー、わかったわよ」

にこ「おごればいいんでしょ!おごれば!」

穂乃果「いえーー!!にこちゃんだいすきー!!」

凛「にこちゃん最高にゃーーー!!」

にこ「たっく…現金ねぇ、あんたたち」

69: 2015/07/08(水) 22:22:02.71 ID:qc1DxUNh.net
凛「あー!おいしかった!」

穂乃果「いやー!にこちゃんのお金で食べるラーメンは最高だね!凛ちゃん!」

凛「うん!まったくだにゃ!」

にこ「へーへー、それはそれはよかったわね」

穂乃果「よっ!神様仏様矢澤にこ様!」

凛「よっ!イエス!ブッタム!ハンマド!」

にこ「きゅ、急にどうしちゃったのよ」

穂乃果「山口百恵!小泉今日子!矢澤にこ!」

にこ「ちょ…は、恥ずかしいから!や、やめてよ!さ、流石のにこもそんな大物たちと比べものには…」

穂乃果「そんなことないよ!にこちゃんはすごいよ!今のアイドルの中で一番かわいいもん!一番輝いてるよ!」

にこ「うっ…///よ、よくそんな恥ずかしいことをすらすらと…///」

凛「アッティラ!チンギスハーン!アドルフ・ヒトラー!ビル・クリントン!矢澤にこ!」

にこ「…よくわかんないけど褒めてないのだけはわかるわよ、凛」

70: 2015/07/08(水) 22:23:50.29 ID:qc1DxUNh.net
にこ「じゃあ、そろそろ行きましょうか、あと一時間ちょいくらいで着くはずだから!」

穂乃果「うん!楽しみだね!」

凛「いえー!やっまやっまやっまぁ~♪」

にこ「気を取り直して!しゅっぱーつ!しんこー!」



にこ「そろそろ高速を降りるわよ~」

穂乃果「えー!もう高速終わりなの~!?」

凛「まあまあ、帰りもあるんだし!」

にこ「……帰りはあんまり飛ばさないからね」

穂乃果「え~!」

にこ「え~!じゃないわよ!もう警察沙汰は懲り懲りよ!」

凛「ぶ~!」

71: 2015/07/08(水) 22:24:35.36 ID:qc1DxUNh.net
凛「わ~!なんだか緑の匂いがしてきたにゃ~」

穂乃果「なんかまわりが杉でいっぱいだね~」

にこ「いいわね~ドライブって、一人でもちょくちょく出かけてたけどこんなに長く走ったのは初めてよ」

凛「ところでにこちゃん」

にこ「ん?」

凛「仕事の方は順調なのかな?最近よくテレビとかで見るようにはなったけど」

にこ「ん、まぁ、そこそこよね。それでも、同期の子たちよりは忙しいわよ。まあ、暇よりは全然いいわね。給料もいっぱいもらえるし。」

穂乃果「あ、そうだ。にこちゃんってさぁ、ユニットとか組んでるの?なんか一人で出演していることが多いけど。」

にこ「あーそれね、なんか事務所の方針でね、社長が『アイドルと言ったら!やっぱソロでしょ!ウチはソロで勝負よ!』とか張り切っちゃっててね」

にこ「まあ、常にセンターみたいなものだしソロでアイドルって言うのも悪くはないけど、やっぱりμ'sが恋しくなるって言うか、なんていうか…」

にこ「やっぱり励まし合いながら前に進める仲間が…ねえ」

凛「あ!穂乃果ちゃん!あれ!あれ!たぬき!」

穂乃果「あー!!ほんとうだ!かわいい~!!おーーい!!!」

にこ「……」

にこ(こいつらに話した私が馬鹿だったわ…)

72: 2015/07/08(水) 22:25:02.58 ID:qc1DxUNh.net
にこ「あーそろそろ着くわよ」

凛「本当に!?わーい!!」

にこ「といっても山頂じゃないけどね、車で行けるところまでよ」

穂乃果「え~~!!山頂まで行こうよ~~!!」

にこ「馬鹿言うんじゃないわよ、そんな装備がどこにあるっていうのよ。」

にこ「まあでも、地図によるとここの展望台からでも十分景観を楽しめるらしいわよ」


―――キキィ


にこ「ほら、降りなさい。こっから少しだけ歩くから。」

穂乃果「はーい!」

73: 2015/07/08(水) 22:26:05.84 ID:qc1DxUNh.net
凛「よぉおし!展望台までかけっこにゃ~!」

にこ「あっコラ!転ぶわよ!」

穂乃果「あ~凛ちゃんずる~い!!待て~~!」

にこ「あ!もう穂乃果まで!ちょっと待ちなさいよ!ああもう!!待て~~!!こうなったらにこが一番のりよ!!」

穂乃果「わぁーー!!!にこちゃんがめっちゃ足が速くなってる!!?」

凛「負けないにゃー!!」

にこ「一番を頂くのはこの矢澤にこよ!!!」

穂乃果「穂乃果だって負けないよ~!!」

74: 2015/07/08(水) 22:27:28.30 ID:qc1DxUNh.net
凛「やったー!!いっちばーん!!」

穂乃果「あー!負けちゃったー…」

にこ「ぜぇ…ぜぇ…!あ、あんたたち…は、速すぎ…!あー脇腹痛い…」


凛「にこちゃん!穂乃果ちゃん!ほらほら!見て!」

にこ「も、もうちょっとだけ…休憩を…おおっ!?」

穂乃果「わぁ…!」

凛「すっごーい…!」

にこ「ええ、とってもきれい…」

凛「自然の神秘を感じるねー…!んーーー!」

穂乃果「来て良かったね、にこちゃん!」

にこ「ええ!やっぱ山っていいわね~!」

75: 2015/07/08(水) 22:28:07.30 ID:qc1DxUNh.net
凛「やっほーーーーーーーーー!!!!」


ヤッホーーーー

ヤッホーーーー


穂乃果「わぁ!やまびこだ!よし!穂乃果だって!!」

穂乃果「海未ちゃんのあほーーーーーーー!!!」




プルルルルプルルルル


穂乃果「……」

にこ「……」

凛「……」


穂乃果「……」ピッ

凛「……」

にこ「……」

76: 2015/07/08(水) 22:28:33.21 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「こわっ!!?なんで!?さっきまで圏外だったのに!?海未ちゃんこわっ!!?」

凛「…あー」

にこ「……とんだ地獄耳ね」

凛「というか切っちゃって大丈夫なの…?」

穂乃果「……」

にこ「あ!自販機にこ!なんか買ってくる!」

凛「り、凛も!」

穂乃果「ほ、穂乃果も行く!!」

77: 2015/07/08(水) 22:29:29.70 ID:qc1DxUNh.net
にこ「」ゴクッゴクッゴクッゴク


にこ「ぷはぁ!!」


凛「うまぁーー!!!」

穂乃果「大自然の中で飲むお茶は美味しいね!!」

にこ「そうね!!あーもう最高!!」

凛「あ!そうだ!この景色をバックに三人で写真撮ろうよ!ちょうどデジカメ持って来てるんだー!」

にこ「あら!いいわね!凛にしては用意周到じゃない!」

穂乃果「さんせーい!!」

凛「あ!そこのおばちゃーん!!写真撮ってくれませんかー!!」

78: 2015/07/08(水) 22:30:22.73 ID:qc1DxUNh.net
凛「せーの!!」

穂乃果「1+1はー!!!」

三馬鹿「にっこにっこにー!!!」


パシャ




凛「あはは!!にこちゃんヘンな顔―!!

にこ「あんただって変顔してるでしょーが!んぷぷっ!」

穂乃果「あはははは!!」




にこ「さあて、暗くなる前に帰りましょ」

穂乃果「えー、もう帰るのー?」

凛「帰る前に晩御飯どっかで食べて行こうよー」

穂乃果「あー!穂乃果もそれがいい!!」

にこ「たくっ…しょうがないわね~、でも、晩御飯は音ノ木に戻ってからにしましょ!まだお昼の三時だし!」

凛「うん!賛成にゃー!」

穂乃果「ファミレス行こうよ!ファミレス!」

にこ「気が早いっての!もう!」

84: 2015/07/08(水) 23:29:10.31 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「にーこーちゃーん、まーだー?」

凛「おなかすいたー!ねぇまだー?」

にこ「あーもううっさいわね!渋滞してんだから少しは我慢しなさいよ!」

穂乃果「渋滞飽きた~!」

凛「凛も飽きた~!」

にこ「にこだって飽きたわよ!いちいちうっさいわね!」

穂乃果「スマホの充電切れた~!暇~!」

にこ「ああもう!充電なら車でも出来るからちょっと貸しなさい!もう!」

穂乃果「にこちゃんありがとー!だいすきー!」

にこ「アンタの大好きは聞き飽きたわよ!もう耳にタコができるくらいにね!」

85: 2015/07/08(水) 23:29:39.57 ID:qc1DxUNh.net
凛「ふわぁ…!う~ん…」

にこ「寝ててもいいわよ、凛」

凛「い、いや…大丈夫…」

にこ「にこの事は気にしなくてもいいわよ、運転しているだけでも楽しいから」

凛「じゃあ、お言葉に甘えて…」

にこ「高速降りたら起こすから安心して眠りなさい」

にこ「穂乃果、凛眠るみたいだからあまり大きな声を出さないようにね」

穂乃果「んん~…あんこあきたぁ…雪穂のおに~~…zzzz」

にこ(…こいつに至っては既に寝てるし)

にこ(まあ、あんだけはしゃいでいたんだもの、かわいいものね)クスッ

86: 2015/07/08(水) 23:30:26.70 ID:qc1DxUNh.net
にこ「ほら、起きなさい二人とも」


穂乃果「んみゃ…うー…」

凛「ふわぁぁぁ…」

にこ「着いたわよ、ご飯食べるんでしょ?」

凛「…あれ?ファミレス?高速を降りるときに起こしてくれるんじゃなかったの?」

にこ「アンタたちがあんなに気持ちよさそうに寝ているもんだったから、起こすに起こせなかったのよ。それに~!」チラッ

凛、穂乃果「あーーー!!!?」

にこ「アンタたちの寝顔!ばっちり写メさせてもらったニコ~!」

穂乃果「やだやだ!消してよ!もう!」

にこ「いやにこー☆絶対に消さないもんねーだ!」

凛「ふぬぬぬぬ!!」

にこ「ラーメンおごってやったんだからこれくらいしてもバチは当たらないニコ~!」

穂乃果「絶対に!絶対に誰にも見せないでよ!ね?」

凛「こんなのかよちんにみられたら恥ずかしいにゃ~!!」

にこ「えー、やだぁ~何の事だかわからないニコ~」

穂乃果「もう!にこちゃん!」ジタバタ

にこ「ちょ!?車内で暴れないでよ!」

凛「観念するにゃ~!」

にこ「わかったわかったから!誰にも見せないから安心して!」

87: 2015/07/08(水) 23:31:07.43 ID:qc1DxUNh.net
にこ「さーて!何を食べようかしら!」

穂乃果「ハンバーグ!」

凛「ラーメン!」

にこ「ファミレスにラーメンなんかあったっけ?」

凛「あっ…じゃあ、ペペロンチーノで」

にこ「にこは何にしようかな~」

穂乃果「じゃあ穂乃果が選んであげるね!これなんてどうかな?」

にこ「…エスカルゴって…流石に嫌よ私は」

凛「じゃあこれ!」

にこ「ドリアねぇ…なかなかいいチョイスしてるじゃない!すみませーん!」


にこ「このハンバーグセットと、ペペロンチーノ、それとミートドリアをお願いします」

穂乃果「それとドリンクバー3つで!」

にこ「あ、素で忘れてたわ、ドリンクバー」

凛「あっ、すみませーん、追加でコーンスープも!」

88: 2015/07/08(水) 23:31:51.93 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「どっりんくばー♪どっりんくばー♪」

にこ「穂乃果、アンタまさかとは思うけど…」

凛「あー!凛もドリンクとってくる!穂乃果ちゃん待ってー!」

にこ「あ!!ちょっと!!」

にこ「変なミックスジュースとか持って来たら承知しないんだからねー!!」





にこ「で」

穂乃果「」にやにや

凛「」にやにや


ジュース「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


にこ「いったい何を混ぜたの?」

89: 2015/07/08(水) 23:32:59.11 ID:qc1DxUNh.net
穂乃果「ウーロン茶!」

凛「コーラ!」

穂乃果「それとガムシロップ少々と!」

凛「凛たちの愛情!」

にこ「へ~!気が利くじゃない!ちょうどウーロン茶とコーラとガムシロップが混じった液体が飲みたかったのよ~!」

にこ「って、んなわけあるかぁ!!!」

にこ「混ぜないでっていったじゃん!ダチョウ倶楽部じゃないんだからさぁ!やめてよほんとに!」

凛「え~」

にこ「なにが「え~」よ!アンタが飲みなさいよ!もう!」

穂乃果「いや、穂乃果たちの分は既にあるし~」

凛「メロンソーダにゃ~」

にこ「たっく…まあいいわ…勿体無いから飲むしかないわよね」

にこ「…今度はにこがドリンク取りに行くから、次勝手なことしたら本気で怒るわよ?」

穂乃果、凛「はーい」

90: 2015/07/08(水) 23:34:09.82 ID:qc1DxUNh.net
にこ「おえぇ…!!きっつぅ…!」

穂乃果「おお~!」

凛「流石だね、女矢澤にこ、ミックスジュースを飲み干す!かっこいい!」

にこ「あーもうこれじゃあイロモノアイドルと何も変わらないじゃない…あー最悪」


「お待たせしました」


穂乃果「あ、来た来たっ!」

凛「お腹ぺこぺこ~!」

にこ「早くお口直しを…」



にこ「あー美味しかった」

凛「お腹いっぱいしあわせ~」

穂乃果「も、もう食べられない…」

にこ「あほのか、調子に乗ってパフェも頼むからよ」

凛「流石に二個も食べるのはどうかと思うにゃ~…」

穂乃果「い、いいじゃん!穂乃果のお金だし!それに!デザートは別腹だもん!」

にこ「太るわよ」

穂乃果「うっ…」

凛「えい!」ぎゅっ

穂乃果「ちょっと!凛ちゃん!脇腹掴まないで~!」

92: 2015/07/08(水) 23:36:35.46 ID:qc1DxUNh.net
にこ「じゃあ、そろそろ帰りましょ、もう10時よ」

凛「すっごい遊んだね~!」

穂乃果「うん!またこうやって三人で集まってさ!どっか行こうね!」

にこ「じゃあ、次は…温泉とか、行ってみる?」

凛「温泉!?行く行く!!」

穂乃果「いいねぇ!温泉!温泉といえば!」

凛「卓球!」

にこ「コーヒー牛乳!」

穂乃果「にこちゃん…それ銭湯じゃない?」

にこ「えーいいじゃない!銭湯に限らず温泉といったらコーヒー牛乳でしょ!」

凛「いやもっとこう、浴衣とか、お猿さんとか…」

にこ「じゃあふかふかのお布団!これでどう?文句ある!?」

穂乃果「いいねぇ!それそれ!そういうの!」

凛「ついでにまくら投げとか!」

にこ「いいわね~!まくら投げ!負けないわよ~」

穂乃果「こっちこそ!」

凛「凛だって!」



三馬鹿「あはははははは!!!」

93: 2015/07/08(水) 23:37:21.24 ID:qc1DxUNh.net
~トランク内~

黒髪の女性「・・・・」


黒髪の女性「」ギロッ



おわり

94: 2015/07/08(水) 23:38:33.58 ID:ppFN9Uc6.net
>>93
ふぁあああああああ!?

95: 2015/07/08(水) 23:40:31.82 ID:Z2Y9orWC.net
守護霊やろ(震え声)

97: 2015/07/08(水) 23:43:32.94 ID:MulPrBeH.net
いきなりのホラーやめろ

98: 2015/07/09(木) 00:07:15.42 ID:S4WaKv/k.net


温泉回もいつか書いてくれると嬉しい

引用元: にこ「車の免許を取ったニコ!」穂乃果「えっ!?嘘!にこちゃんすっごーい!」凛「さすがにこちゃん!」