1: 2020/02/01(土) 22:35:18 ID:qs0mC9WR0.net
テッラ「……ここまで私が頻繁に負けてしまう理由は何なのか、それを考えてみました」

テッラ「結論から言えば……大した理由がなかったこと、でしょうかねー。私の掲げる目標は『ローマ正教徒として、人々を正しく導き、人々を平等に救うこと』であるというのに、実際には怒りや欲に任せて行動していたところがなくもありません」

テッラ「ですから、今後はそれを重点において、この左方のテッラが全ての禁書キャラを救って差し上げましょう。…まぁ、時として戦うこともあるでしょうがねー」

テッラ「さて、それではまず>>4を救うとしましょうか」
とある魔術の禁書目録 5巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
4: 2020/02/01(土) 22:37:39 ID:xGGNbhuN0.net
アンナシュプリーゲル

8: 2020/02/01(土) 22:50:40 ID:qs0mC9WR0.net
テッラ「アンナ=シュプレンゲル……」

テッラ「シークレットチーフを通してかの魔術結社『黄金』の設立に携わったとされる人物ですか」

テッラ「しかし実在するかどうかも不明瞭な人物です。恐らくどこを探しても…」

アンナ「氏んだはずの人間が生きている世界だなんて面白いわね」ヒュンッ

テッラ「なっ…!?ま、さか……このタイミングで登場する辺り、本人……ですかねー?」

アンナ「だったら何?ちなみにわらわが幼児体型なのは仕様よ。エイワスが愚鈍なせいでもあるけど」

テッラ「エイワス……どうやら、本物のようですねー。しかし、何故わざわざ私の前に?」

アンナ「あなたがわらわを呼んだからでしょう?まぁ、わらわの存在を知った以上、口封じくらいはするけどね」スッ

テッラ「ッ…!?」

ドンッ

テッラ「か…はっ」ドサッ

エイワス『余りにも突然すぎやしないかね?』ヒュンッ

アンナ「まぁどうでもいい人間だしね。どうせ『魔神』辺りに遊ばれているんでしょ?……あーあ、『ここ』には、わらわに太刀打ちできる存在とかいないのかしら」

9: 2020/02/01(土) 22:53:58 ID:qs0mC9WR0.net
──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「……っ、まさかアンナが実在するとは思いませんでしたよ」

テッラ「唐突すぎてまるで意味がわかりませんでしたが、何かこの私について知っている素振りでしたねー」

テッラ「間違いなく真っ当に戦って勝てる相手ではなさそうですし、気を取り直して次へいきましょうかねー」

次>>12

13: 2020/02/01(土) 23:05:01 ID:qs0mC9WR0.net
ぐ~

テッラ「………お腹が空きましたねー」

──────────

テッラ「やはり戦いの前には腹ごしらえ、ということで」

自販機「」

テッラ「食べ物も売っている自販機を見つけましたよ、どれどれ……」

テッラ「ほう……あったかいいちごおでんですか」

テッラ「いいですねー、これにしましょう」スッ

テッラ「『以前』見たこの自販機の攻略法はわかっていますよ……チェイサー!!」ブンッ

自販機「」ゴンッ!! ガラガラ…ガコーン

テッラ「ふん、今後も私の勝ちですねー」スッ

テッラ「」ゴクッ

テッラ「あっ、あっあっあつっ……ふーっ、ふーっ」

テッラ「………」ゴクゴク……

──────────


テッラ「……ぷはー、美味ですねー」ニッコリ

16: 2020/02/01(土) 23:10:23.840 ID:qs0mC9WR0.net
──────────

テッラ「……さて、少々舌がヒリヒリしますが…行きますかねー」

テッラ「お腹も満たしましたし、次なる相手を探しましょう」

次>>19

19: 2020/02/01(土) 23:11:25.869 ID:cy7WhtRGr.net
入浴中のラストオーダー

24: 2020/02/01(土) 23:17:12.305 ID:qs0mC9WR0.net
テッラ「私の勘が正しければ、次なる相手はここにいるはずですねー」

ピンポーン

テッラ「………」

ジャアアアア……

ピンポーンピンポーンピンポーン

テッラ「………」

ピンポーンピンピンピンポーン……ピンピンピンポーン……

ジャアアアア……

テッラ「中から音は聞こえる辺り、居留守ですかねー。ならば私にも考えがあります」スッ

テッラ「優先する。──扉を下位に、小麦粉を上位に」スパーン

テッラ「お邪魔しますねー」ザッ

25: 2020/02/01(土) 23:29:40.109 ID:qs0mC9WR0.net
ジャアアア…キュッ

テッラ「ん?音が止まりましたねー」

テッラ「さて、さっき音がしていたのはそこの洗面所?の方ですか」

ガチャッガチャッ

テッラ「ふん、鍵ですか。これはまるで私に対する試練のようですねー」スパーン

ゴトンッ!

打ち止め「えっ!?な…何、なんの音!?って、ミサカはミサカは未知の音に寒気を感じてみたり!」バシャバシャ

テッラ「それでは失礼しますよー」ザッ

打ち止め「なっ…!!?あ、あなた一体誰なのって、ミサカはミサカは突然の不審者に恐怖しt」

テッラ「不審者とは何ですか、私は左方のテッラ。私を呼ぶ声がしたのできたんですがねー」

打ち止め「いや、いやいやいや人がお風呂に入ってる時に鍵壊して入ってくる時点で、おかしいというか!」

テッラ「ふむ……よく考えたらこのような小さな子供一人で留守番など確かにおかしいですねー。……あ、だからこそ私を必要としているわけですか」

打ち止め「この人ミサカの話を聞く気0!?って、ミサカはミサカは意志疎通を諦めてここから逃げる準備を──!?」ガシッ

テッラ「どこへいくつもりですかねー?人が善意でここまで来たというのに」

打ち止め「ひっ…!?」

27: 2020/02/01(土) 23:35:36 ID:qs0mC9WR0.net
テッラ「私もだんだんイライラしてきましたよ。何か用があるなら早く済ませてほしいんですがねー」

打ち止め「用というかお願いというか、とっ…とにかく出てって!!って、ミサカはミサカは声を大にして宣言してみる!!」

テッラ「むぅ……そこまで言われたら仕方ありませんねー」

ギィ…

テッラ「まったく、わけがわかりませんよ……おや?」

一方通行「……よォ。人ン家で何してやがンだ、オマエ」

ゴキッ!!

──────────

28: 2020/02/01(土) 23:38:32 ID:qs0mC9WR0.net
──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「おかしいですねー。私はあの幼女を救うという清き意思があったのに、なぜ殺られてしまったのでしょうか」

テッラ「まったく……子供の考えは私にはわかりませんねー。気を取り直して、次へ行きましょうか」

次>>31

31: 2020/02/01(土) 23:39:37 ID:vUt/Ijsgx.net
ドラム缶型お掃除ロボット

32: 2020/02/01(土) 23:50:15.967 ID:qs0mC9WR0.net
テッラ「さて次はどこへ行きましょうか……」

清掃ロボ『~』スーッ…ガコン ガコン

テッラ「…ふむ、この町を掃除するあのドラム缶型のロボ、機械とはいえ関心ですねー」ザッ

テッラ「私も手伝って差し上げましょう」スッ

清掃ロボ『~』ピピピッ…スーッ…ガコン

テッラ「うっ!?」

清掃ロボ『~』ガコンガコン

テッラ「ちょ…やめなさい、私の服についている小麦粉はゴミじゃないんですがねー!」

テッラ「まったく……一度服を綺麗にしましょうか」

テッラ「優先する。──小麦粉を下位に、衣服を上位に」パンッパンッ

清掃ロボ『~』ピピピッ…スーッ…

テッラ「ふぅ、行きましたか。それではゴミ拾いでもしますかねー」スッ

──────────

33: 2020/02/01(土) 23:54:03.220 ID:qs0mC9WR0.net
清掃ロボA『~』スーッ…

清掃ロボB『~』スーッ…

テッラ「ま、ざっとこんなもんでしょう。あのドラム缶もこの辺りには止まりませんしねー」


テッラ「くぅ~疲れました。……しかし、たまにはこういったボランティアも悪くはないですねー」

テッラ「さて、それでは次の場所へ向かいますかねー」

次>>36

36: 2020/02/01(土) 23:55:34.564 ID:vUt/Ijsgx.net
上条父

38: 2020/02/01(土) 23:57:32.006 ID:chB32A11d.net
今回は平和な日常編ですか

39: 2020/02/02(日) 00:06:57 ID:RhrbZ7uv0.net
テッラ「あの家、僅かながら……魔力を感じますねー。気になるので行ってみましょうか」

ピンポーン

刀夜「あ、はい今出ますよー」ガチャ

テッラ「こんにちは。左方のテッラです」

刀夜「はぁ……、初めまして。えーと、こちらにはどのようなご用件で?」

テッラ「えぇ、この家の中からですねー、少々の魔力を感じたものでして……気になって見に来たんですよ」

刀夜「魔力……?ああ、やはりそういったオカルトってあるんですね。以前に、恐らくそれが原因の被害に遭いまして……あ、立ち話もなんですので、よろしければ上がってください」スッ

テッラ「話が早くて助かりますねー。それでは……」

42: 2020/02/02(日) 00:17:56 ID:RhrbZ7uv0.net
──────────

テッラ「ほう…御使堕し(エンゼルフォール)ですか。それは災難でしたねー」

刀夜「いやあ本当に不幸で……」

テッラ「(……不幸、ですか。なんだか背筋がゾワッとしますねー。目的も忘れそうですし、そろそろ)」

テッラ「すみません。そろそろ本題に入らせていただいてもよろしいですかねー?」

刀夜「あ、そうでしたねすみません。懲りずに集めてしまった例のオカルトグッズなんですが…」

──────────

テッラ「これがそのグッズですかねー?いわゆるお守りの類いのようですが」

刀夜「えぇそうなんですよ。息子は私以上の不運の持ち主でして…」

テッラ「(息子、ときましたか。これはもう黒ですねー。そもそも表札に『上条』とありましたし)」

テッラ「(今すぐ突っ込みたいところですが確実に何らかの『不幸』に介入されて負けるのが目に見えてるのでスルーしますよ、えぇ)」

43: 2020/02/02(日) 00:21:24 ID:Up+aG8We0.net
テッラ怯えすぎか

45: 2020/02/02(日) 00:29:02 ID:XzBm6dRD0.net
このssのテッラはガチで上条さん並の無間地獄経験してるからな

46: 2020/02/02(日) 00:30:10 ID:RhrbZ7uv0.net
テッラ「ではこの偶然の産物たる魔方陣を破壊させていただきますかねー」

テッラ「優先する。──お守りを下位に、小麦粉を上位に」スパーン

パキンッ

刀夜「小麦粉で……切断した?」

テッラ「ま、ざっとこんなもんですかねー」

テッラ「魔力も霧散したようですし、それでは帰らせていただきますかねー。お茶もご馳走さまでした」ザッ

刀夜「ありがとうございます。えぇ、お気をつけて」

ガチャ

──────────

上条「いやー久々の実家か。記憶にはねぇけど何となく懐かしい感じがするな」ガチャ

上条「ただいまー」

刀夜「おう、おかえり当麻。そういえばさっき、珍妙な格好のお客さんが来たぞー」

上条「へぇ。どんな人だったんだ?」

刀夜「それが、緑一色の服に何故か小麦粉を持った、『左方のテッラ』とかいう人でな」

上条「!!?」

47: 2020/02/02(日) 00:35:41 ID:TkbuPO4Y0.net
ワロタ

50: 2020/02/02(日) 00:38:42 ID:RhrbZ7uv0.net
──────────

テッラ「……ふぅ。内心ヒヤヒヤしましたが、無事に済んで何よりですねー」

テッラ「…まぁ、こういった単なる道草もたまには悪くはありませんねー」

テッラ「(……過去に私が『光の処刑』の的としていた人々も、皆このような日常を送っていたのでしょうか)」

テッラ「……おっと、感傷に浸っている場合ではありませんでしたねー」

テッラ「どのような道のりであろうとも、私は私の目的のために、前進あるのみですからねー」

次>>52

53: 2020/02/02(日) 00:40:37 ID:/hVXMLy10.net
宇宙エレベーター

55: 2020/02/02(日) 00:49:26 ID:RhrbZ7uv0.net
──宇宙エレベーター内──

観客『』ガヤガヤ

アリサ「(……私は私の歌を待ってくれている人達のために、歌うんだ。どんな思惑にも負けない、『奇跡』の歌を)」

アリサ「今夜は星が綺麗ね だからきっと────」

アリサ「届く────────!!」

観客『』ワァァァァアア!!

パァァアアア

──地上──

シャトル「」ギュュュュン!!

土御門「……頼むぜよ、かみやん」

──────────

56: 2020/02/02(日) 01:02:40.447 ID:RhrbZ7uv0.net
──宇宙──

テッラ「ここは…どこでしょうか?」ザッ

キラキラ キラキラ…

テッラ「ほう……星が綺麗ですねー」

テッラ「しかし……シチュエーションが唐突すぎて意味不明ですねー。念のためそこに引っ掛けてある宇宙服を着ておきましょうか」

──────────

アリサ「募る思い この空高く積み上げたなら……!」

アリサ「届くかな?…きっと届く!to wish your happiness」

──宇宙エレベーター中枢──

レディリー「……生と氏、有限と無限。人々の思いが交差するこの空間では、地上(ラピュリントス)とは違う法則が働く」

レディリー「アリュアドネの糸で天に上り詰めた、人々の熱狂と血は、神々の宴に捧げる供物……」

レディリー「その伊吹が、エンデュミオンの永久(とわ)の呪いを打ち破る!!」

カッ!! ギュイーン…

──────────

57: 2020/02/02(日) 01:03:41.839 ID:cNNTfeWHx.net
劇場版テッラスレ

58: 2020/02/02(日) 01:05:02.098 ID:crX+/FeT0.net
ほう…ここがエンデュミオンの奇蹟実況スレですか

60: 2020/02/02(日) 01:15:33 ID:RhrbZ7uv0.net
──シャトル──

ギュイーン パァァアアア

インデックス「……すごい。見たことないほど巨大な魔方陣だよ!地球そのものを術式の一部に取り込んじゃってる……」

上条「アレが起動したらどうなる?」

インデックス「わからない……。何が目的かさっぱりわからないんだよ。ゴエティア系だとは思うけど、こんなの歴史上にないもん」

上条「っ……」

ブーッ!!ブーッ!!ブーッ!!

上条&インデックス「!!?」

モニター「」ウィーン

土御門『はぁーい、かみやん!突然だけど、残念なお知らせだにゃー。』

土御門『宇宙エレベーターに装備された、アンチデブリミサイルにロックオンされたぜよー』

上条「おいどうすんだよ!!こっちには武器なんか……」

土御門『もちろん、あるぜい!』

シャトル「」プシューッ ガコン…

土御門『ねーちん、出番ぜよ!!』

ウィーン…

テッラ「………土御門、でしたっけ?覚えておきなさい…!!」ダッ

土御門『…………!??』

上条「え?どうした?ここからじゃ何もわかんねーんだけど」

61: 2020/02/02(日) 01:23:11 ID:RhrbZ7uv0.net
カチッ プシューッ… ドンドンドンッ!!

ミサイルA「」キィーン

ミサイルB「」キィーン

ミサイルC「」キィーン

テッラ「優先する。──ミサイルを下位に、小麦粉を上位に!!」ブンッ

スパーン スパーン スパーン!!

ドドドドドド!!

ミサイルD「」キィーン

ミサイルE「」キィーン

テッラ「ふっ……この程度ですかねぇ!!」ブンッ

スパパパーン!!

ドドドドドドーン!!

上条「すっげー……って誰だ?宇宙服着てるからわかんねぇ」

インデックス「………」

ヒューン……

テッラ「……後は頼みます。幻想頃し………」

テッラ「(……もしかして、このまま大気圏じゃありませんよねー?)」

63: 2020/02/02(日) 01:29:50 ID:RhrbZ7uv0.net
──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「……うーん、あまり覚えていませんが……意識を失ってからのこのパターンな辺り、恐らく燃え尽きたようですねー」

テッラ「しかし、突然の出来事だったとはいえ、シャトル内での会話を聞く分には私の活躍に間違いなかったようですねー」

テッラ「最終的に恐らく氏亡したとはいえ、こういったものであればまぁ悪い気分ではありません」

テッラ「では、行くとしましょうかねー」

次>>65

65: 2020/02/02(日) 01:32:15 ID:BZo14IDOr.net
発情したオルソラ

66: 2020/02/02(日) 01:44:03 ID:RhrbZ7uv0.net
テッラ「ここが必要悪の教会(ネセサリウス)の寮ですか」ザッ

テッラ「やはりイギリス清教を我々ローマ正教の手中とすることが、救済の道へと繋がりますかねー」

テッラ「それでは失礼しますよ」ガチャ

オルソラ「ハァ…ハァ…」

テッラ「おや…?」

オルソラ「あら?見かけない殿方でございますね……」

テッラ「当然です。ここに来たのは初めてですからねー」

オルソラ「それでは……ぎゅーっ」ギュッ

テッラ「なっ…!?いきなり何なんですか貴女は…!?」

オルソラ「ハァ…ハァ…すみません、少々私、熱があるようで……」

テッラ「その割にはパワーがつよいですねー。しかし…」

ムチッ…ムチッ…

テッラ「(この感触…これは、中々のものをお持ちのようで……)」

テッラ「理解が追い付きませんが、まぁ悪い気はしないですし…良しとしましょうかねー」デレデレ

67: 2020/02/02(日) 01:50:27 ID:RhrbZ7uv0.net
──────────

神裂「すみません……私の料理があまりにも料理とは言えない出来だったもので……」テクテク

アニェーゼ「だからあんなに酒をかけちまったわけですか」テクテク

神裂「本当に申し訳ないことをしました。次こそは必ず……!」テクテク

アニェーゼ「ちょ、何やる気になっちまってんですか。あなたが料理をしないこと、それがこの女子寮で美味しく料理を頂く最善の方法で……」テクテク

神裂「…………」

アニェーゼ「……あの、聞いてますか?」

神裂「……えーと、あれはどういうことなのでしょうか」スッ

アニェーゼ「はい?」

69: 2020/02/02(日) 02:01:01.675 ID:RhrbZ7uv00202.net
テッラ「まったく……仕方がありませんねー」

オルソラ「ハァ…ハァ…」

テッラ「あなたのような美しい子羊と出会えたこと、光栄に思いまs…あぁぐぉっ!?」ボコッ

ズサーッ

神裂「あなたは……!そこで何をやっているのですか!!」スッ

アニェーゼ「見たことない男ですけど、ここが女子寮って知った上での行いなんですか?…まぁ、どちらにせよぶっ飛ばしちまうことには違いありませんけど」スッ

テッラ「えっいやあの、ほんの出来心というか、向こうの方からいきなりですねー」

神裂「言い訳は後で聞きます」

テッラ「くっ…!?優先する!──魔術を下位に、人肌をj」ズバッ!!

テッラ「ごっ…ほ」ドサッ

神裂「………」スッ

アニェーゼ「……ええと、結局こいつは誰なんです?」

70: 2020/02/02(日) 02:04:40 ID:RhrbZ7uv00202.net
──────────

カエル医者「……それは災難だったね?」

テッラ「ありがとうございます」

──────────

テッラ「あの医者……今日は初めて顔を合わせましたねー。…普段からこうだとありがたいのですが」

テッラ「……さて、この『不幸』の流れは連鎖しそうで恐ろしいですし、次で最後としましょうかねー」

次>>72

72: 2020/02/02(日) 02:11:23 ID:pDBwtwkod0202.net
エイワス

73: 2020/02/02(日) 02:26:37 ID:RhrbZ7uv00202.net
テッラ「さて……今日はいつもより無意味な敗北もなく良い調子ですし、誰とでも戦えそうな気がしますねー」

エイワス『そうか』ヒュンッ

テッラ「ッ!?エイ、ワス……だと」

エイワス『私では不満かね?』

テッラ「……正直に言うと、力量差がありすぎてどうあっても一矢報いることすらできない、という意味では不満はありますねー」

エイワス『なるほど。しかし君は、ここまで本当に多くの「不幸」を乗り越えてきたはずだ』

テッラ「…………」

エイワス『本来では勝てないような相手でも、「以前」を頼りに少し違う動きをしてみたり、能力や特徴の記憶を頼りに策を練ってみたり』

エイワス『そうやって、数多の敗北の中にも僅かな勝利はあったはずだ』

テッラ「………まぁ、なくはないですがねー」

エイワス『そして君とはまた異なるが、同じように敗北の歴史を歩み、その中でも次の足跡を残し、運命に抗っていった、そんな男を私は知っている』

エイワス『君も、決して諦めなければ、いつかそこに辿り着ける』

テッラ「………そうですか。私にも、そんな日がくるのでしょうか」

エイワス『あぁ。このエイワスが保証しよう』

テッラ「………ふっ、ならばその言葉を、私も信じてみましょうかねー」スッ

エイワス『では』

テッラ「いきますよ」ダッ

74: 2020/02/02(日) 02:38:02 ID:RhrbZ7uv00202.net
テッラ「優先する」

エイワス『』バサッ

テッラ「──床を下位に、人肌を上位に!」シュュン…

ガキーン

エイワス『………』

テッラ「優先する。──天使の力(テレOマ)を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

エイワス『ほう』グシャッ

テッラ「やったか…!?」

エイワス『』キラキラ…


テッラ「(頭の中に……なんだ、あれは…三角錐のような?)」

ズシャッ

テッラ「あ…がはっ……」

エイワス『人体の優先を解いて余所見はいかんな』バサッ

グリュッ

テッラ「ごふっ」ドサッ

エイワス『………まぁ、今はこんなものだろう』

テッラ「っ……」

エイワス『まだ意識があるのか。じきに眠るだろうが……そうだな、この言葉を贈っておこう』

エイワス『テッラ、幸せを掴む努力を怠るな。決して諦めないことが、この無間地獄を抜けるただ一つの方法だ』

テッラ「………」

エイワス『……おやすみ』

グチャッ

──────────

75: 2020/02/02(日) 02:49:09 ID:RhrbZ7uv00202.net
──連結ポイントの狭間で──

世界のどこでもない場所で、隻眼の少女は語りかける。

オティヌス「さて」

オティヌス「テッラ、お前は短期間の生き氏にを繰り返し、精神的にも肉体的にも磨耗して、この長い戦いの中で覚えていないこともあるだろう」

オティヌス「だが私は忘れてなどはいない。何せ、こうしてお前が生きていた世界を何度も繰り返しているのはこのオティヌスなのだからな」

オティヌス「何故こんなことをするのか?とでも言いたげだな。それを『理解』することができたなら…きっと、お前も……」

キラキラキラキラ…

オティヌス「おっと、そろそろ時間だ」

オティヌス「お前の氏体からその命の輝きが消える前に、お前の肉体を再生し、世界を元に戻す」

オティヌス「私にとっての思い出の場所であり、忌むべき場所でもある、あの『人間』と共に過ごした世界を」

少女はその手に持つ槍を振るった。
そして世界が巻き戻される────



76: 2020/02/02(日) 02:58:02 ID:kwI/VMrad0202.net

今回は珍しい日常寄りだったな

引用元: テッラ「ほう⋯私がとある禁書キャラと戦うスッドレですか」