1: 2020/12/26(土) 21:59:58.543 ID:3+lsep5n0.net
──12月25日──

テッラ「ニコラウスの金貨、ですか」スッ

テッラ「『金貨を握って祈ればその願いが叶う』『一度の使用につき1時間程度の待ち時間が必要』と、その用途は検索すれば見つかりましたが……」テクテク

テッラ「誰が私の小麦粉に混ぜたかはわからずじまいでしたねー」

テッラ「まぁ今日はクリスマスのようですし、サンタクロースのプレゼントとでも考えて受け取っておきましょうか」

テッラ「……折角ですし、適当な相手でも見つけて試してみましょうかねー?」

テッラ「元々強大な力を持つこの左方のテッラが、更に強力な武器を手に入れるとどうなるか……迷える子羊達に教えて差し上げましょう」

相手>>4

4: 2020/12/26(土) 22:01:21.261 ID:EUFdHiDq0.net
一方通行

10: 2020/12/26(土) 22:09:58.868 ID:3+lsep5n0.net
テッラ「さて、どうせなら強敵と戦いたいところですねー。例えば、現統括理事長辺りとか」

──────────

──独房──

警備員「なんだこのエリマキトカゲ……ぎゃあああ!!?」

バタバタバタ……

テッラ「まったく、やる気のない警備体制ですねー」

一方通行「……騒がしいな」

テッラ「……しかし何故あなたのような立場の人間が、このような檻の中に?」

一方通行「色々あンだよ」

テッラ「まぁ私が力を誇示するには好都合ですがねー!」スッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

カキーン!! ズバッ!!

テッラ「ぐうぉあっ!!?」ズサーッ

一方通行「……馬鹿かオマエ」

11: 2020/12/26(土) 22:16:37.704 ID:3+lsep5n0.net
テッラ「(ぐっ……ここまでは想定通り……)」

テッラ「ですが…」スッ

一方通行「……!」

テッラ「ニコラウスの金貨!一方通行の体を内から破壊しなさい!」グッ

一方通行「………」

テッラ「………」

一方通行「………、オイ」

テッラ「な……ぜ、何故、反応しない!?不良品ですかねー!?」

一方通行「……もォいいか?」ピッ

ペシッ

テッラ「っ……」ドサッ

一方通行「………はァ」

ボンッ!!

クリパ『……あれ?殺さないんですう?』

一方通行「意味もなく頃してどォすンだ。あとオマエも意味なく出てくンな」

クリパ『まぁ……それもそうですねぇ。にひひ』


──────────

12: 2020/12/26(土) 22:19:17.954 ID:3+lsep5n0.net
──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「まったく、今のは……どうなんですかねー?」

ゴソッ

テッラ「ニコラウスの金貨はまたあるようですねー」

テッラ「今度は不良品でないといいのですが……では、次の相手を倒しますかねー」

次>>15

15: 2020/12/26(土) 22:21:39.160 ID:wi0A4ZhTa.net
ういはる

18: 2020/12/26(土) 22:29:57.069 ID:3+lsep5n0.net
テッラ「いきなり一方通行は無理がありましたか……」テクテク

テッラ「まずは弱そうな相手を狩ることにしますかねー」

テッラ「どこかにあからさまな一般人とか……」キョロキョロ

初春「はぁ……やっと風紀委員の仕事が片付きました……」テクテク

テッラ「(……弱そう!)」ダッ

テッラ「ちょっとよろしいですかねー?」

初春「え?は、はぁ……なんでしょうか」

テッラ「私は左方のテッラという者なのですが……」

初春「……えーと、外国人の方ですよね?この町は広いですし、迷ってしまった感じですか?」

テッラ「いえいえ、今日はあなたにお願いがありまして……」

初春「というと?」

テッラ「少々ここで氏んでいただけませんかねー?」スッ

初春「!!?」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

20: 2020/12/26(土) 22:37:11.059 ID:3+lsep5n0.net
初春「…っ!」スッ

テッラ「ん…?」

初春「テッラとかいう人の靴を滑らせてください、ニコラウスの金貨!!」グッ

テッラ「ふん!そんな不良品のガラクタなd」ツルッ

テッラ「おぁあああっ!!?」ドサッ

神の肉「」クルクルクル…

ズシャッ!!

テッラ「ごふァッ!!」ガクッ

初春「ひっ……」ダッ

初春「と、とりあえず、警備員に連絡を……!」ピッ


──────────

22: 2020/12/26(土) 22:43:35.553 ID:3+lsep5n0.net
カエル医者「『突然エリマキトカゲ風の外国人に小麦粉で襲われたが滑って自滅して重症』という連絡を受けた時は驚いたね?」

テッラ「口に出すと中々のカオスですねー」

──────────

テッラ「……あのハワイアンな少女の持っていたものは私と同じ物のはず……」テクテク

テッラ「何故私の金貨は発動せずにあちらだけ願いを叶えられたのか」

テッラ「…もしや、叶えられる願いに何かしら条件でもあると?」

テッラ「まぁ……それは検証していくことにしましょうか。次の相手です」

次>>25

26: 2020/12/26(土) 22:49:01.177 ID:BkrwJqHG0.net
あわきん

29: 2020/12/26(土) 22:58:19.934 ID:3+lsep5n0.net
結標「クリスマス……プレゼント……それを待ち早く眠りにつく子供達……ふふっ」テクテク

テッラ「……あのですねー」

結標「そんな少年少年達に見られてもサンタガールですと言えば合法的に侵入できるこの日!さぁ私の計画(プラン)、どうやって始めましょうか……」テクテク

テッラ「ちょ、ちょっといいですかねー!?」ダッ

結標「ぐふふ………ん?」クルッ

結標「……何よ、変質者?」

テッラ「あなたにだけは言われたくありませんねー!」

テッラ「私は左方のテッラ。色々あってあなたの命をいただくわけでしてねー」

結標「………、はぁ~」

テッラ「今から頃すと言っているのに何ですかその溜め息は!?」

結標「いやね……暗部絡みか知らないけど、馬鹿だなぁって」スッ

テッラ「……!」

結標「私に喧嘩を売るなんて」ヒュンッ

テッラ「消えた…!?」

35: 2020/12/26(土) 23:17:23.244 ID:3+lsep5n0.net
瓦礫「」ヒューン ヒューン ヒューン

テッラ「くっ、テレポーターですか!」ダッ

テッラ「優先する。──瓦礫を下位に、人体を上位に!」

ガラガラガラ…

テッラ「………」ザッ ザッ

結標「(へぇ……『優先』ね)」スタッ

テッラ「まったく……この程度で倒せる私ではありませんよ」グッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

結標「確かにあなたの能力は使いようによっては強い……だけど」ヒュンッ

スカッ

テッラ「ちっ…」

瓦礫「」ヒューン ヒューン ヒューン

テッラ「ふん、また瓦礫ですか」

テッラ「優先する。──瓦礫を下位に、人体を上位に!」

ガラガラガラ…

テッラ「ですから」ザッ

テッラ「何度やっても無d…う、ぐぅっ…!?」ドサッ

結標「その『優先』って能力、思った通り『一度に設定できるのは一つだけ』みたいね」スタッ

テッラ「針…ですか……」ガクッ

結標「直接心臓を差さなかっただけ、感謝しなさい」

結標「…さて、それじゃ私は私のクリスマスを楽しむとしましょうか……」テクテク


──────────

36: 2020/12/26(土) 23:23:14.096 ID:3+lsep5n0.net
カエル医者「また君かね。……まぁ僕としては、一人でも多くの怪我人や病人を治療してあげられることが、何よりも嬉しいことだけどね?」

テッラ「な、なんという……!」ジーン

──────────

テッラ「さて、あのような本当の意味での『聖人』などあまり見られませんからねー。どこぞの傭兵崩れにも見習ってもらいたいものです」テクテク

テッラ「……そういえば金貨を試すのを忘れていましたねー。次の相手にはちゃんと使っておきましょうか」

次>>39

39: 2020/12/26(土) 23:28:49.306 ID:5giu8z1E0.net
酔って無防備な神埼

41: 2020/12/26(土) 23:46:26.830 ID:3+lsep5n0.net
神裂「ふふ、うふふ……」ヨロヨロ

五和「………」

神裂「ああ……最高…です………」

建宮「………」

神裂「今夜は私と眠りましょう………上条当麻」ガシッ

ギュッ

五和「あ、あの……///」カァァ

建宮「飲ませ……すぎたのよな」

牛深「まぁでも……これはこれで」

浦上「………」

建宮「ああ、もっと眺めていたいが、2人の仲を邪魔するわけにはいかないのよ」ガタッ

五和「え、え……い、いや、私も部屋を出ます!」ダッ

神裂「う~ん、何故離れるのですか……インデックス……」グー

五和「(今の女教皇の頭の中がわからない……っ!)」

建宮「まぁ……無防備なのは嬉しいが、女教皇のイメージが崩れる感は否めないのよな……。というわけで」

建宮「女教皇の魔法名にかけて……酔いが覚めるまで、一時お開きなのよ!」ダッ

天草式『了解!救われぬ者に救いの手を(Salvere000)!!』ダッ

神裂「土御門……どこを…触っているので…すか……」グースカ

──────────

42: 2020/12/26(土) 23:55:37.101 ID:3+lsep5n0.net
──────────

テッラ「……で」

神裂「う~ん……」グー

テッラ「なんですかこの空間は」

テッラ「………」キョロキョロ

テッラ「……誰も、いない?」

テッラ「………」

テッラ「(目の前にいるのは恐らくイギリス清教の『聖人』、ですが……)」

神裂「……うっ、イノ、ケン……ティウスぅ……」グー

テッラ「(何を見ているのか知りませんが、明らかに泥酔している……!!)」

テッラ「これは、ニコラウスの金貨を試す最大のチャンスですねー!」スッ

テッラ「………さて、何を願いましょうか」

テッラ「(一方通行戦では『体を内から破壊』で不発、ハワイアンの少女は『私の靴を滑らせる』で有効)」

テッラ「(この差は……)」

テッラ「…………」

テッラ「もしや……『少なくとも、自然発生する確率が0%ではないこと』?」

45: 2020/12/27(日) 00:11:59.034 ID:mGwPTkhj0.net
テッラ「だとすると……」

神裂「あぁ……そこ、そこです……アニェーゼ……」グー

テッラ「何を願うべきですかねー?」

神裂「まったく……はした、ないですよ……騎士団長……」グー

テッラ「………」

神裂「プレゼントが『いちごおでん』だなんて……五和…」

テッラ「(………うるさいですねー!)」

テッラ「くっ、考えても埒が空きません」スッ

テッラ「この『聖人』の酔いを覚まして起床させなさい、ニコラウスの金貨!」グッ

神裂「………ん」スッ

テッラ「……まったく。ようやくお目覚めですか」

神裂「………!!?!?!?」バッ

テッラ「世話が焼けmごっがぁぁあああああッ!!?」ガッシャーン!!

ドタドタドタ…

建宮「プ……女教皇!?そんな轟音を鳴らす程の寝相とは一体……」

五和「………え、左方の……テッラ??」

全員「「「??????」」」


──────────

46: 2020/12/27(日) 00:17:27.397 ID:mGwPTkhj0.net
カエル医者「君はよっぽどこの病院が好きなんだね?別にクリスマスを一人で過ごす人もいると思うけど?」

テッラ「何の話ですかねー!」

──────────

テッラ「……ふむ」テクテク

テッラ「強烈な一撃ももらったものの収穫はありましたよ。『酔いを覚まし起こす』願いは通った、つまり」

テッラ「本来起こり得る可能性を持つ願いであれば叶えられる、これで確定のようですねー」

テッラ「では理屈もわかりましたし、次の相手と戦いましょうか」

次>>48

48: 2020/12/27(日) 00:21:03.073 ID:bu8fTj8t0.net
アレイスター=クロウリー

50: 2020/12/27(日) 00:38:41.801 ID:mGwPTkhj0.net
アレイスター「クリスマス、か」テクテク

アレイスター「以前の私なら毛嫌いしていたが……まぁ、今の私なら楽しめるかもしれん」

アレイスター「なぁ……、コロンゾン」

コロンゾン『ぐっ……何を、考えている?』

アレイスター「私はな、コロンゾン……統括理事の職も降りて荷が軽くなったことだし、今回のクリスマスは真っ当に楽しもうと考えているんだ」

コロンゾン『……例えば?』

アレイスター「この『ローラ=スチュアート』の肉体に見合うだけのぱっつんぱっつんのミニスカサンタコスを着こなして夜道で寝る、とかな」

コロンゾン『なっ……し、正気か貴様!』

アレイスター「正気だとも。貴様もどこぞのとあるIFでは、メイドコスを着こなしてノリノリのハートサインまで決めていたそうじゃないか」

コロンゾン『あれはローラとしての演技もあっての……というかナチュラルにメタ発言を入れるな』

アレイスター「……ともあれ、お楽しみは雑務を終えてからだな」

ザッ

テッラ「……どうやら、見た目ほどそれであれ『最大主教』ではないようですねー」

アレイスター「あぁ、生憎とな。私は『世界最悪の魔術師』だよ」

テッラ「………アレイ、スター=クロウリーですか」

アレイスター「……で、君はどうする?本来氏んでいるはずだった『君』は」

テッラ「……誰が相手であろうとも、私はただ戦い続けるだけですかねー」スッ

アレイスター「いい返事だ」スッ

52: 2020/12/27(日) 00:54:10.113 ID:mGwPTkhj0.net
アレイスターの指が数字を刻む。
32、30、10。

アレイスター「」スチャッ

テッラ「優先する。──魔術を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

ダンダンッ!!

ズシャッ

アレイスター「…!」

アレイスターの握る拳銃を、しかし弾丸は『優先』せずに弾いていく。

テッラ「その拳銃はあくまで私への幻想(オカルト)、そうでしょう?」ブンッ

アレイスター「なるほど、断片的な記憶は保持しているか」

ガキーン!!

テッラ「っ……その体……」

アレイスター「こんな肉体は、流石の私も望んではいなかったがね」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

ガキーン!!

テッラ「くっ……『優先』が、効いていない?」

アレイスター「言っておくが、わざわざ『光の処刑』の脆弱性(ゼロデイ)を突いて無効化しているわけではないぞ?」

テッラ「では……素の肉体の強度だとでも」

54: 2020/12/27(日) 01:19:11.716 ID:mGwPTkhj0.net
コロンゾン『おい』

アレイスター「あぁすまない、私も耐久力のチェックをしたかった。それと工口衣装を着る前に体を汚してしまうのは良くなかったな」

コロンゾン『どうせ本音は後者だろう!そんな服絶っ対に着たるものか!!』

アレイスター「なら君が相手をしたまえ。私はこの豊満な肉体の利用価値を考えておく。性的な意味で」ズズズ…

コロンゾン「ッ!?」ビクッ

コロンゾン「こいつ……言うだけ言ってローラの主導権を私に譲りたるつもりか!?」

テッラ「(……仲間割れですかねー?)」

テッラ「…優先する。──人体を下位に、空気を上位に!」

コロンゾン「ちっ……」ピキーン

テッラ「(肉体の強度は高くても術式自体は通る……?それならば……!)」ダッ

コロンゾン「小賢しいぞ、樹を登ることしかできぬ下等生物が!」バサッ

テッラ「くっ……やはり無理ですか!!」

コロンゾン「我が名はコロンゾン。数価は三三三。世界に「拡散」を促す大悪魔」

テッラ「コロン、ゾン……!?」

コロンゾン「あらゆる数は等価。我が右の手に蘇生のヌイト、有限の域を越えて広がる数価(かのうせい)を見よ。我が左の手に復讐のハディト、極小点はあらゆる力を収斂・収束して一つの意味を作り出す」

テッラ「(奴の掌に魔力が収束していく……しかし、あれを止める手段など……)」

コロンゾン「すなわちここにラ=ホール=クイトの円にて無限の加速から解放されし一撃を現世の表層に顕さん。

テッラ「(……いや)」ゴソッ

コロンゾン「『Magick:FLAMING_SWORD』。セフィラの下降により顕現せし力を浴びよ」スッ

テッラ「コロンゾンの靴を滑らせなさい!ニコラウスの金貨!!」グッ

55: 2020/12/27(日) 01:27:53.339 ID:mGwPTkhj0.net
コロンゾン「!?」ツルッ

ゴッッッ!!

ガッシャーン!! ガラガラガラ…

体のバランスを崩した大悪魔から放たれた衝撃波は、ギリギリの所でテッラの頭上を突き抜けていく。

テッラ「それほどの魔術です。発動後に隙ができる程度のリスクはあるでしょう!」

コロンゾン「ぐっ…!?」

テッラ「優先する。──地面を下位に、瓦礫を上位に!」ブンッ

コロンゾン「ま、さか…」ガラガラガラ…

テッラ「その肉体がいかなる異能でも封じられないのなら、コロンゾンの肉体を優先対象として含まないまま、生き埋めにして差し上げましょう!」

コロンゾン「お……おおおぉぉぉぉぉおあああ!!?」ガラガラガラガラ…

ガッシャーン!!

テッラ「………ハァ…ハァ…」

テッラ「………私の、勝ちです。コロンゾン」

56: 2020/12/27(日) 01:40:13.180 ID:mGwPTkhj0.net
──────────

コロンゾン「………」

アレイスター『………おい』

コロンゾン「なんだ」

アレイスター『何故、わざと負けた?この肉体の強度は異能に対してのみ発揮されるわけじゃない。ただの瓦礫など容易に退かせるだろう』

コロンゾン「………またには、あいつを勝たせたるのもいいかと思ってな」

アレイスター『………』

コロンゾン「………それと、ここで埋まりていればこの肉体の純白は守られたるでしょう?」

アレイスター『そっちが狙いか』

コロンゾン「悪いが今回は私の作戦勝ちだ、アレイスター」

アレイスター『断る』ズズズ…

コロンゾン「なっ…!?」ビクッ

アレイスター『何故私がお前に一度肉体の主導権を渡したと思う?……私がわざわざ大悪魔コロンゾンに、主導権を取り戻せるあてもなく譲るとでも?』

コロンゾン「アレ、イ……スタァァァァァァ!!」ズズズ…

アレイスター「……」ビクッ

アレイスター「よし」

ガラガラガラ…ガッシャーン!!

アレイスター「いくぞ」

コロンゾン『ど、どこへ……?』

アレイスター「服屋」

コロンゾン『ごっ、がぁぁぁぁああああああ!!?』


──────────

57: 2020/12/27(日) 01:47:11.251 ID:mGwPTkhj0.net
アンナ「……あら?」

エイワス「どうかしたのかね」

アンナ「この前ばら蒔いたニコラウスの金貨、数が合わないのよ。どこにいったのかしら」

エイワス「……ああ、そういえば途中で落としていたな」ドスッ

エイワス「げふっ…」ドサッ

アンナ「愚鈍、何故それを言わなかったの?」

エイワス「その方が面白いかt」ドカッ

エイワス「がはっ…」ピクピク

アンナ「…で、その後は?」


──────────

58: 2020/12/27(日) 01:51:24.801 ID:mGwPTkhj0.net
──隠世──

ネフテュス「……それであの金貨をテッラの小麦粉に忍ばせたのね」

娘々「いつも『光の処刑』しか使えないし、たまには慈悲を与えてやるのも面白いかなーと思って」

ネフテュス「結果としては普段とそう変わりなさそうだったけれど」

娘々「あはは、まぁそういうところもテッラらしくていいんじゃね?」

ヌァダ「しかし、起こり得る可能性を100%に固定する金貨か……」

僧正「……何か思うところでもあるのかえ?」

ヌァダ「少しな。……僅かにでも可能性があるとはいえ、『100%成功する』というのもつまらないと思っただけだ」

ネフテュス「……確かに、それができてしまう私達からすれば、理解しがたい部分もあるかもね」

娘々「特にヌァダちゃんはギャンブル好きだしねー」

キメラ『ぎぃんぎぃんぐわんぐわんギィンごぃんごいぃんギィンギィンごぃんぐわんギィン!!』

ヌァダ「気が合うな。私もそろそろ腰を上げようと思っていたところだ」スッ

僧正「儂らが大真面目に取り組んでも100%にならないものじゃからのう」スッ

娘々「あはは!やっぱり『結果が見えない勝負』ってのが一番楽しいよねー☆」スッ

ネフテュス「はぁ……本当、無意味に戦いたがるんだから……」スッ

娘々「とか言いつつやる気満々じゃん?」


ドッッッ!!


──凄まじい轟音が炸裂し、神々の宴が始まる。
クリスマスなどお構い無し。やはりこの世界の神様は、いつもと変わらぬ日常を満喫していた。



59: 2020/12/27(日) 01:55:10.452 ID:yqtbt3Vv0.net

60: 2020/12/27(日) 01:59:41.898 ID:vSlCnhD7d.net
今日は追い付く前に終わってしまったか、乙

引用元: テッラ「ほう、私がとある禁書キャラと戦うスッドレですか(ver.ο)」