希「んー！今日は絶好の練習日和やんなぁ？」


穂乃果「うん！天気もいいし、風も気持ちいい…このまま寝ちゃいそうだよ…」ﾌﾜﾌﾜｰｵ


海未「穂乃果、寝てはいけませんよ！ライブも近いのですし、もっと気合を入れていただかなければ困ります！」


穂乃果「わ、わかってるよ！」


ことり「でも、本当に気持ちのいい日だよね！」


花陽「あ、そうだ！練習が終ったら、みんな中庭でお昼食べない？」


凛「凛は賛成にゃー！」


絵里「じゃあ予定も決まったことだし、そろそろ準備運動を始めましょう！」


みんな「はーい！」

希「………」


絵里「…どうしたの？希。そんな怖い顔して」


希「あ、えへへ…ちょっとトイレ我慢してたんよ、ちょっといってくるな？」


絵里「あらあら、練習前に済ませておきなさいよ、まったく…早めに戻ってきてね」


希「ごめんなぁ、絵里ち。すぐ戻ってくるから！」

～体育館裏～


あんじゅ「あなた、結構可愛いわね…」ｱｺﾞｸｲｯ


音ノ木生徒「あ、あの…こ、困ります…///」


あんじゅ「ふふっ、照れちゃって可愛い…」


音ノ木生徒「あぅ…///」


希「そこで何してるん！」


あんじゅ「ッチ…思ったより早かったわね」


希「その娘から離れなさい！」

あんじゅ「しょうがないわね…ほら」


音ノ木生徒「…」ﾀｯﾀｯﾀｯ


希「大丈夫？」


音ノ木生徒「はい」


希「…ウチの学校の生徒に手を出さんといてもらえる？」


あんじゅ「しかたないでしょ？その娘が可愛いのがいけないのよ…？」ﾕﾋﾞﾊﾟｯﾁﾝ


音ノ木生徒「」ｶﾞｼｯ


希「なっ！？」


あんじゅ「ふふふ…油断したわね！その生徒もろとも氏になさい！」


あんじゅ「喰らいなさい！『コンプリティ　フルハウス』！！」


説明しよう！『コンプリティ　フルハウス』とは！

あんじゅに眠る3つのアイドルパワーと2つの悪のパワーを合体！

それを超高圧縮し、掌から放出したものである！

完全にフルハウス！

希「…っく！」


希「マジカル、ミラクル、スピリチュアル！」







ﾄﾞﾄﾞｰﾝ！


あんじゅ「やったか！？」


のぞみん「……」


あんじゅ「なん…だと…」


のぞみん「カードが導く輝く未来！魔法少女マジカル☆のんみん、華麗に参上！」

あんじゅ「なかなかやるじゃない…」


のぞみん「次はこっちの番やで！必殺！『LOVELESS　ファイヤー』！」


あんじゅ「！？あたりが急に暗く…！」


あんじゅ「くっ…どこから来る！？右か！？左か！？」ｷｮﾛｷｮﾛ


のぞみん「どこ向いてるん？」


あんじゅ「後ろか！」


ﾎﾞｯ

のぞみん「残念、ハズレや…」


あんじゅ「し、したから炎がっ…」


ﾎﾞｫｫｫｫｫ！


あんじゅ「きゃあああああああああ！？」


説明しよう！『LOVELESSファイヤー』とは！

辺りを暗くし、4thLIVEよろしく、演出の炎のように下から炎を吹き出し、相手を丸焦げにさせる技だ！

トロ火、弱火、中火、強火、業火の５段階まで調節できるぞ！


のぞみん「弱火だから、氏にはせぇへんよ」


あんじゅ「ぐうぅぅ…私が、こんな奴に…負ける、なん、て…」ｶﾞｸ


のぞみん「とうとうA-RISEメンバーが襲いに来てしもうたか」


のぞみん「これから、忙しくなりそうや…」

UT-X高校　A-RISE専用ルーム


英玲奈「どうやら、あんじゅがやられたようだ…」


ツバサ「そのようね…でもあんじゅはA-RISEの中でも最弱…」


ツバサ「でもあんじゅのお陰で希さんの底も知れたわ…」


ツバサ「英玲奈」


英玲奈「ああ…行ってくる」


ツバサ「期待してるわ」


ツバサ「もう少し…もう少しで音ノ木坂はU-TXのものよ！」


ツバサ「そうすれば…高坂さんも…フフ、フフフフフ」

～次の日　通学路～


希「（あの後、事後処理とかで想像以上に遅くなってしまって、絵里ちと海未ちゃんにいっぱい絞られちゃった…）」


希「（でも、これから敵の攻撃は激しくなるハズ…用心せんといかんね）」


にこ「おはよ、希」


希「あ、にこっち、おはようさん」


にこ「…」ｼﾞｰ


希「ど、どうしたん？そんなに見つめられると、照れるやん？」


にこ「別に…あんた、本当に体調が悪いわけではないんでしょうね？」


希「え？あ…う、うん！別にどこも悪くないんよ？」


にこ「ふーん…本当に体調悪かったら素直に言いなさいよね、急に倒れられても困るし」


希「あはは…うん、そんときはちゃんと皆に言うから大丈夫や」

希「（……ハッ！この気配…昨日の今日でまた学校に！？）」


にこ「んー？なんか校門前がやたら賑わってるわね…って！あ、あれは！？」


英玲奈「……」


にこ「あ、A-RIESの藤堂英玲奈！？なんで音ノ木坂に！？」


英玲奈「…！」ﾂｶﾂｶﾂｶ


にこ「こ、こっちにきた！？…は！ま、まさかこの宇宙ナンバーワンアイドルのにこにーをA-RISEに引き抜き！？で、でも私にはμ'sっていう心に決めたチームが！」


英玲奈「…東條希、放課後に指定した場所に来い、さもなくば貴様の仲間一人を…わかるな？」


にこ「」


希「そっちから出向いてくれるなんて…好都合やね」


英玲奈「ふん…ではな…」


希「（いよいよ本番ってとこやね…）さ、にこっち！さっさと教室にいこ！」


にこ「ウン、ソウネ…（ガン無視された…）」

～放課後　特撮によく使われる荒野～


英玲奈「来たか…」


希「囚われていたのはえりちやったか…今日は休みだったからもしかしたらと思っとったけど…」


英玲奈「彼女は今ぐっすり眠っている…まぁ、この薬を飲ませない限り、永遠に起きないがな」


希「な、なんやって！？」


英玲奈「ふふふ…さぁ、彼女…絢瀬絵里を助けたくば私と勝負だ！」


希「くっ…マジカル、ミラクル、スピリチュアル！」


のぞみん「カードが導く輝く未来！魔法少女マジカル☆のぞみん、華麗に参上！」

英玲奈「では…行くぞ！」ﾀﾞｯ


のぞみん「なっ！（速い！）」


英玲奈「はぁっ！」ﾌﾞﾝ！


のぞみん「くっ！せあっ！」ｶﾞｯ！


英玲奈「ふっ…だりゃあ！」ｺﾞｯ


のぞみん「かはっ！（し、しもた！モロに…でも、これは…！）」


英玲奈「まだまだぁ！」ﾌﾞﾝ！


のぞみん「くっ！『ピュア・ラブ・レンズ！』」


説明しよう！『ピュア・ラブ・レンズ！』とは！

相手に幻影を見せ、惑わす幻惑の魔法！

その幻影は突進してくるとか来ないとか

英玲奈「…」ﾆﾔﾘ


のぞみん「なっ！そんな馬鹿な！」


英玲奈「ぜあああああああ！！」ﾄﾞｺﾞｫ！


のぞみん「がはぁっ！？」ｶﾞｸｯ


英玲奈「ふん…このサイボーグとなった私の身体にそんな魔法は効かん」


のぞみん「ぐふっ…やっぱり、機械の身体やったんやね…」ｸﾞｸﾞｯ


英玲奈「ほう、今の一撃を喰らって立ち上がるか…」


のぞみん「ごふっ…」ﾋﾞﾁｬｯ


英玲奈「立ち上がりはすれど、すでに満身創痍か…」

のぞみん「たあっ…！」ﾌﾞﾝ


英玲奈「…ふん、つまらん」ｶﾞｯ


のぞみん「っぶ…」ﾄﾞｻｯ


英玲奈「…トドメだ！」ｼｬｷﾝ


のぞみん「や、やめっ…」


英玲奈「……」ﾄﾞｽｯ


のぞみん「あ…が…」


ﾄｻｯ…


英玲奈「なんだ、思いのほかあっけなかったな…あんじゅはこんなやつに負けたのか？」

ｶﾞｼｯ


英玲奈「！？」


のぞみん「……」


英玲奈「馬鹿な！？確実に息の根を止めたはず！？」


のぞみん「……」ｸﾞｸﾞｸﾞ


英玲奈「な、なぜ立ち上がれる！」ｻﾞｼｭｯ！


のぞみん「ふ、ふひひ…」


英玲奈「な、なぜだ…なぜ氏なない！？」ｻﾞｼｭｻﾞｼｭ！

…………………

…………

…


英玲奈「く、くそっ！なぜだ！なぜ氏なない！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ


のぞみん「あーあーあー、思いのほかうまくいった見たいやね」


のぞみん「うちの『ピュア・ラブ・レンズ』は機械だろうが人間だろうが関係ない…まぁ、えりちが目覚めたら解除してあげるから、それまでがんばってな？」


英玲奈「く、くるな！くるなああああああああ！！！！」ﾄﾞｻｯ


ｺﾛｯ


のぞみん「これが薬やな…えりち！」ﾀﾞｯ！


？？？「広がれ！『Private Wars』！」


のぞみん「！？…こ、これは、結界！？」

？？？「ふふふ、うちの子達を可愛がってくれてありがと、東條さん…いや、魔法少女のぞみん」


のぞみん「ツバサさん…！」


ツバサ「ふふふ、あんじゅも英玲奈も思いのほか役立たずだったわね…まぁいいわ、さぁ、やりましょう？」


のぞみん「……（この雰囲気、今までの２人とは明らかに違う！）」


ツバサ「ふふふ…そうね、まずは『跪きなさい』？」


のぞみん「な、なにを言って……な！か、身体が勝手に！？」


ツバサ「ふふふ、この結界内に入った時点で貴方の負けは確定しているのよ」


のぞみん「（こ、これはまずい…！）」

ツバサ「そうね、このまま頃すのはもったいないし、次は…」


のぞみん「（今や！）対結界魔法！『硝子の花園！』」


説明しよう！『硝子の花園』とは！

相手の結界を硝子のように砕き、無力化させ

のぞみんがパワーアップする光が満ち溢れる秘密の花園へと昇化させる技だ！

ﾃﾞｰﾃﾞｯﾃﾞｰ！


ツバサ「おっと、流石にお遊びが過ぎたわね…」


のぞみん「…（結界が壊されたのにあの表情…ほんまに気を引き締めないとあかんね…）」


ツバサ「ふふふ、せっかくパワーアップしたのにかかってこないの？」


のぞみん「さぁ？どうしよかな？」


ツバサ「そう？ならこちらからいかせてもらうわ」ｼｭｯ


のぞみん「き、消えた！？」

ツバサ「さぁ、パーティーの始まりよ！」ｶﾞｯ


のぞみん「ぐっ！」


ツバサ「へぇ、これを防ぐなんてやるじゃない…で、も」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ


のぞみん「なっ！きゃああああ！？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！


ツバサ「この技は触れただけでダメージが入るわよ？」


のぞみん「くっ…（結界を張ってもこのダメージ…これはあかん！）」


ツバサ「ほらほら、この『Shocking Party』は終わらないわよ？」


説明しよう！ツバサの持つ『Shocking Party』と『Private Wars』とは！

『Private Wars』は半径100ｍに結界を張り、結界内にいる自分以外の人物すべてに

自分が言った命令を必ず実行させるとても強い技だ！

でも反面、のぞみんが使った対結界魔法には弱いから注意しよう！ギアスじゃないぞ！


『Shocking Party』はまるでダンスをしているように目にもとまらぬ速さで動き

触れた相手に超高圧電流を流し込む割とエグい技だ！ｼｮｯｷﾊﾟﾘｰﾝ！

ツバサ「ふふふ、ほら、こっちが、が、ら、空、き♪」ﾊﾞｼｯ


のぞみん「なっ、きゃあああああ！？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ


ツバサ「あはははははは！！いくら強化しているとはいえ、何度も喰らうとキツいでしょう？」


のぞみん「くっ…べ、別に平気やで？（アレを…アレを使うにはまだ時間が…！）」


ツバサ「ふぅん…なら、もっと喰らわせて、ア・ゲ・ル♪」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ


のぞみん「……（こうなったら一か八か…勘で！）」ｽｯ


ツバサ「あらぁ？目なんか閉じて、もうあきらめたの？」


のぞみん「……」


ツバサ「そう、じゃあ…終わりね！」ﾊﾞﾁﾁﾁｯ！


のぞみん「…！ここや！『のぞみんクロスカウンター！』」


ツバサ「なっ！？」


説明しよう！『のぞみんクロスカウンター！』とは！

相手の攻撃の勢いを借りて己が拳を相手に叩きつける技！

つまりはただのパンチだ！

ﾊﾞｷｨ！


ツバサ「がはっ！」


のぞみん「あ痛ー！こ、拳が壊れるかとおもた…！」


ツバサ「くっ、この私に攻撃を当てるなんて…いったいどうして…」


のぞみん「ふふっ、女の勘ってやつや♪」


ツバサ「舐めた真似を…！」


のぞみん「でも、おかげで時間が稼げた…そろそろやね」ﾊﾟｱｧｧｧ


ツバサ「な、何だ？周りの花が急に光り始めて…！」


のぞみん「ツバサさんの攻撃を受け続けたのも、これじゃなきゃツバサさんを倒せないと思ったからや」ｼｭｨｨｨｨﾝ


ツバサ「ま、まさか、自分を囮に時間を稼いだというのか…！」

のぞみん「さぁ、ツバサさん！これでお終いや！」ｶｯ


のぞみん「来たれ！『大妖精　リリーホワイト』！」


説明しよう！『大妖精　リリーホワイト』とは！

使うと相手（の悪しき心）は氏ぬ


ツバサ「なんだ…この膨大な魔力は！」


のぞみん「さぁリリーホワイト！ツバサさんの心に潜む悪しき心を打ち砕け！」


リリホワ「にゃー！」ｽﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


ツバサ「う、うおおおおお！！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！


ｽﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ！！！

のぞみん「はぁ…はぁ…」


ツバサ「」


のぞみん「や、やった…よし、これで…えりち！」ﾀﾞｯ


絵里「……」


のぞみん「ごめんな、えりち…巻き込んでしもて」


絵里「……」


のぞみん「この薬を飲ませて…えりち、えりち」ﾕｻﾕｻ


絵里「ぅ…ん……あ、れ？希？」


のぞみん「えりち、よかった…」

絵里「それに、ここは…？」


のぞみん「ふふ、お話は後でするから、ひとまずここから移動しよ？」


絵里「え、ええ……っ！？希、後ろ！！！」


のぞみん「…え？」


ｻﾞｼｭｯ


のぞみん「かはっ…」ﾋﾞｼｬｯ


英玲奈「やってくれたな…のぞみん」ｷﾞｷﾞｯ


のぞみん「じ、自力で、『ピュア・ラブ・レンズ』を破ったんやね…敵ながら、あっぱれや…」


絵里「希！しっかりして！希！！」

英玲奈「のぞみん、今回は我々の完敗だ…しかし、次に会うときは必ず我々が勝つ…」


のぞみん「へへ…望むところや…」


英玲奈「まぁ、助かっていればの話だがな…さらばだ…」


のぞみん「んなこと言って…えりちが教えてくれなかったら即氏コースやん…」ｶﾞｸｯ


絵里「希！きゅ、救急車！しっかりして！希ぃぃぃぃ！！！」

あれから数日後、UT-XからA-RISEは無くなっていた


代わりに別のスクールアイドルが活動をしているけど誰もそのことには気がついてなかった


うちとえりちを除いて…


ｶﾞﾗｯ


絵里「希、お見舞いにきたわよー」


希「毎日ありがとさん、えりち♪」


絵里「………」


希「？えりち、どないしたん？」

絵里「ねぇ、希…いい加減話してくれてもいいんじゃない？」


希「………」


絵里「あの日、なんで英玲奈さんと戦っていたのか、どうしてUT-XでA-RISEじゃない別のスクールアイドルが活動しているのか」


絵里「ねぇ、希！」


希「そやね…記憶の改ざんを受けてないってことは多分えりちにも素質があるってことだと思うし」


絵里「記憶の改ざん…？素質って…」


希「えりち、これを話すともういつもの日常に戻ることはできひん」


希「あの日みたく危険な目にあうし、命の保障もない…それでもええの？」

絵里「…愚問ね」


絵里「希、私は希のことは命と同じぐらい大切な親友だと思ってるわ」


希「えりち…」


絵里「その親友が危険な目にあっているのに、私だけのうのうと安全な場所に居るなんて、私は我慢ならない！」


絵里「だから希、話して、あの日の出来事と、その希の不思議な力のことを！」


希「ふふ、真正面からそんなこと言われるとちょっと恥ずかしいなぁ…///」


希「でも、えりちの気持ちはしかと受け取ったよ！これから一緒にがんばろな、えりち！」



こうして、新たな協力者を得たのぞみん！

悪の組織A-RISEとの戦いはまだまだ続く！

次回予告


UT-XからA-RISEを退けたのぞみん！しかし、英玲奈から負った傷が癒えないうちに新たな刺客が！


のぞみん「えぇ！？そんな、ミッドナイトキャッツがどうして！」


のぞみん「それにえりち…その力は！！」


次回！スピリチュアルガール　魔法少女マジカル☆のぞみん「魔法騎士†エリチカナイト　参上！」


のぞみん「次回も、のぞみんパワーたーっぷり注入！」

おわり

次回はいつですか

別に次回書くつもりで次回予告書いたわけじゃないから安心していいよ

乙