1: 2011/09/10(土) 23:12:16.82 ID:qLDOJ7GM0
岡部「おお」

岡部「おお」

岡部「おお」

岡部「おお!シャイニングフィンガーよ……どうしてしまったのだ?
    ラボメンともあろうものが……何故そのような野蛮な飲料を!?」ワナワナワナ

萌郁「……」

萌郁「……好き……だから……」

萌郁「…………いけない?」





6: 2011/09/10(土) 23:17:51.43 ID:qLDOJ7GM0
岡部「フ……フフフ……」

岡部「『好きだから』」

岡部「シャイニングフィンガーよ」

萌郁「……?」ゴクゴク

岡部「……シャァァァイニング…………」

岡部「…………」

萌郁「…………」

岡部「…………」

萌郁「…………」




岡部「フィンガーよッッッッ!!!!!」グワァァッ

萌郁「」ビクッ

岡部「貴様とは!!一度!!ゆっくり!!話し合う!!必要が!!ありそうだなあ!?」ガッシ

萌郁「……お、おかべくん……いた…………」ズルズルズルズル

岡部「何!!もうすぐだ!!そのガラナまみれの飲料で!!痛覚など麻痺させてみせろ!!」ズルズルズルズル

10: 2011/09/10(土) 23:21:50.37 ID:qLDOJ7GM0
-未来ガジェット研究所-

岡部「ということで!第1200回・・・円卓会議もとい!円卓査問会を開始する!!」キリッ

岡部「今回の被告人はラボメンNo5こと閃光の指圧師──桐生萌郁だ」

萌郁「……」

萌郁「……」ペコリ

ダル「ヒューッ!!」ドンドン

まゆり「わーわー」パフパフー

紅莉栖「それで岡部。罪状は一体何?」

13: 2011/09/10(土) 23:24:59.96 ID:qLDOJ7GM0
岡部「この女は!!」ドン

まゆり「わお」

岡部「こともあろうに!!この!!鳳凰院凶真の眼前でえええっ!!」ドコドン

ダル「ふむふむ」

岡部「ライフガードを飲み……」

紅莉栖「えええっ!!」

岡部「そしてこう言い放った」




岡部「『……ライフガード、好き……だから……』」

岡部「『……いけない?』」

岡部「いけないに決まってんだろうがあああああああああああッッッ!!!」ズッガゴオオオオオン

萌郁「」ビックー

15: 2011/09/10(土) 23:27:06.23 ID:qLDOJ7GM0
まゆり「ほーほーいん委員長さん、まあまあここは落ち着いて欲しいのです」

まゆり「まずは被告人さんの意見も聞いてみることを、まゆしぃ委員は提案しまーす」

岡部「……」フゥフゥ

岡部「ク、ククク……その通りだな、まゆり」

岡部「んならば被告人!桐生萌郁よ!!」

岡部「まずは述べてみよ──『なぜ、ライフガードが好きなのか?』」

16: 2011/09/10(土) 23:29:29.56 ID:qLDOJ7GM0
萌郁「」カコッカコカコカコッカコッカコキーン

ヴヴヴヴヴヴ

岡部「フン」

岡部「メールは!査問会の証言として採用しぬぁぁぁい!」

萌郁「……えっ」

岡部「その口で述べてみよ……お前の真実を、な!!」

萌郁「……」

萌郁「……その……」

17: 2011/09/10(土) 23:36:00.43 ID:qLDOJ7GM0
萌郁「……まず含まれている栄養素。こういった炭酸系飲料の基本であるカフェインはきっちり抑えているうえ、
    各種ビタミンやグリシン・アラニン・フェニルアラニン・アスパラギン酸などアミノ酸、さらにローヤルゼリーまで
    含んでいる。」スラスラ

岡部「ぬっ」

萌郁「……次に味。栄養素は完璧であるのにこの一口飲んだだけでわかる『不健康』な味。この背徳感は
    他の飲料では味わえない」スラスラ

岡部「おっ」

萌郁「……次にグラフィック。25周年でまたリメイクされた。このチェリオならではの安っぽさが無ければ……
   ライフガードはライフガードでは、ない。」スラスラ

岡部「ぐっ」

萌郁「……味覚・視覚・栄養素。この3点を兼ね備えたライフガードは、まさに『究極飲料』と言わざるを得ない」スラスラ

萌郁「……」

萌郁「……これで……どう……?」

19: 2011/09/10(土) 23:40:21.54 ID:qLDOJ7GM0
岡部「フゥゥ~~……」

岡部「悲しい」

岡部「俺は悲しいぞ、シャイニング・フィンガーよ」

岡部「清涼飲料水は──スペックで飲むのでは、ない」

萌郁「…………!!」

岡部「確かにそうだろう。ライフガード。『生命の防人』。その名に恥じぬ構成要素だ」

岡部「ただしそれは我ら頭脳労働に邁進するラボメンが飲むべきものでは、ない」

岡部「我らが飲むべきものはそのようなドーピングまがいのものでは、ない!」

岡部「まあ──このような論議は本筋ではない。主張はよく理解した」

岡部「次の議題に移る」

20: 2011/09/10(土) 23:42:01.27 ID:qLDOJ7GM0
まゆり(もえかさんすっごく喋ってたねー)ヒソヒソ

ダル(人間譲れない一線があるんだお……わかります)ヒソヒソ

岡部「それでは被告人に問おう──」


岡部「『なぜ、ドクトルペッパーを飲まないのか?』」

21: 2011/09/10(土) 23:44:22.96 ID:qLDOJ7GM0
萌郁「…………」

萌郁「…………」

岡部「どうした?」

萌郁「…………」

萌郁「…………その…………」

岡部「どォォォォした!?」

萌郁「…………」

萌郁「…………言って…………いいの…………?」

岡部「構わん、言うがよい。それがそもそもの議題だ」

岡部「それを知るために貴様をここへ召喚したのだ!!」

萌郁「……………………」

23: 2011/09/10(土) 23:47:36.48 ID:qLDOJ7GM0
萌郁「…………」

萌郁「…………岡部君、……」

岡部「なんだ!」

萌郁「…………」

萌郁「…………」

萌郁「…………怒らない…………よね……?」

岡部「フゥーッハッハッハ!!ドクトルペッパリアンたるこの鳳凰院凶真が!!
    たったの一言で!!激高することがあるだろうか──」

岡ダル「「いや、ない」」

岡ダル「「」」ピシガシグッグッ

萌郁「……」

萌郁「……じゃあ……言う…………ね……?」

25: 2011/09/10(土) 23:48:27.82 ID:qLDOJ7GM0
萌郁「……なんか…………」

萌郁「………………」





萌郁「臭い」

27: 2011/09/10(土) 23:51:42.00 ID:qLDOJ7GM0
岡部「氏刑!!!氏刑氏刑氏刑氏刑氏刑氏刑氏刑だ!!
   しけエーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!」ギャアアーーーース

萌郁「!……岡部君!怒らない…………って…………!!」

岡部「黙れ!黙れ!大事なことだから何回でも言うぞ!黙れえええええええ!!
    その口にするのも躊躇われるドロ水臭い口を閉じていろオオオオオオッ!!」

萌郁「!!…………ひどい…………!」

岡部「んまああああゆりぃぃぃぃそしてドゥアアアアルゥゥゥゥァァァ……
    鍋の準備だァァァ…………鍋をもてい!!」

ダル「オーキードーキー」

まゆり「がってんしょうちなのです」

紅莉栖「ちょっと待って委員長!」

28: 2011/09/10(土) 23:55:14.50 ID:qLDOJ7GM0
岡部「なんだゾンビ委員よ!何か申し立てでもあるのか!?」ギラリ

紅莉栖(目がイっちゃってるわ)

紅莉栖「彼女、ライフガードが好きなのよね……私も昔そうだったわ」

岡部「なん……だと……!?」ギリギリギリギリバキ

紅莉栖「待って!その後、ドクペに出会ってから、やっとわかったのよ。
     それまでの私は間違ってた、って」

岡部「ほほう……。で、何が言いたいのだ!!」

紅莉栖「彼女にもまだ、教化の余地があるんじゃないかしら」

33: 2011/09/11(日) 00:00:17.54 ID:c55kKlHH0
紅莉栖「人の趣味趣向は時が経つにつれて変わるわ」

紅莉栖「過去にどんなものが好きだったか──それが何であれ、そのことは決して無かったことには出来ない。
     無かったことにしてはならない」

紅莉栖「そのうえで、今をどう生きるか」

紅莉栖「それが大事だと思う。それだけよ」

まゆり「紅莉栖ちゃん……」ジーン

ダル「牧瀬氏……アンタって奴は!!」ボロボロボロボロ

岡部「……フン!まあいい……」

岡部「ダルよ!今すぐドクペを箱買いしてくるのだ……これを持っていけ!」

ダル「諭吉たんキタコレ!」

岡部「変えるだけ買って来い!その間……我らは準備を行う!!
    桐生萌郁ァァァ……貴様はそこで待っていろ……」

岡部「せいぜい楽しみにしておくがいい!フ、フ、フゥーッハッハッハッハ!!
    ファーーーッハッハッハッハッハッハッハーーーーッ!!!」

萌郁「……」ギュッ

紅莉栖(大事そうにライフガード缶抱えちゃって……)

40: 2011/09/11(日) 00:08:17.07 ID:c55kKlHH0
ダル「ということで買ってきたお。半端な金が残ったからペットボトルも買ってきておいた」ドッコイショ

まゆり「わ~。ダルくん、力持ちだよね~」

ダル「この肉、脂肪だけに見えるだろ?筋肉も詰まってるんだぜ、これ」キリッ

岡部「これほどのドクペがあれば……こやつも改心できるだろう」

萌郁「…………」

岡部「これよりオペレーション・ロキを開始する──教化実験その1!『鼻ドクペ』の準備だ!」

岡部「まゆり!ビニールシートを用意しろ!」

まゆり「あいあいさー」

岡部「ダル!漏斗とゴムチューブだ!」

ダル「オーキードーキー」

岡部「紅莉栖!萌郁に鼻フックだ!」

紅莉栖「ご、ごめんね?」ガッシ

萌郁「…………!!」フルフルフルフル

42: 2011/09/11(日) 00:12:39.67 ID:c55kKlHH0
教化実験その1──『鼻ドクペ』

☆必要な道具
 ・ドクペ(缶でもペットでも可──味覚を重視するのであれば缶のほうが好ましい)
 ・漏斗
 ・ゴムチューブ

被験者の鼻からドクペを流し込む。「ドクペは薬臭い」などという背信者にはこれだ!
だいたいドクペはあの臭いがあってこそのドクペなのである──その快感を判らせてやるのだ。

なお、ほとんどの確立において鼻から注入したドクペが口から吐き出されるため、
床にはビニールシートなど、汚損を防ぐための養生をしておくことをオススメする。

43: 2011/09/11(日) 00:17:29.11 ID:c55kKlHH0
岡部「まさか過去に戯れに作成した教化実験資料がこんなところで役に立つとはな……」

岡部「これも世界の選択か……」

まゆり「ビニールシート準備完了なのです☆」

ダル「漏斗、ゴムチューブ共にアルコール消毒完了したお!」

紅莉栖「こっちも固定と捕縛は完了したわ」

萌郁「…………くっ!」フガフガ

岡部「フゥゥーーーッハッハッハ!!いい働きだラボメンズよ……
    後に褒美としてドクペを1缶ずつくれてやろう!」

岡部「さて桐生萌郁よ……」



岡部「準備はいいか?」

46: 2011/09/11(日) 00:23:36.63 ID:c55kKlHH0
まゆり「それじゃあ──注入開始なのです☆」プシッ

トクトクトク…………

まゆりのその発言が合図となり、オペレーション・ロキの第1段階「鼻ドクペ」は開始した。
微かに紫色を帯びたその液体が、漏斗を伝いそして導管の中を走っていく。

美しい。

本来であれば調整弁付のチューブにするべきであったが、何分急なことだったのだ。仕方あるまい。
今度はいつ異教徒が現れてもいいよう、しっかりと準備をしておくべきだったな。

萌郁「……!!」

おお。到達したようだ。

51: 2011/09/11(日) 00:28:47.14 ID:c55kKlHH0
萌郁「~~~~~~~ッッッ!!?」ガボガボガボガボガボ

そうたいした量が流れているわけでも無いと思うのだが──中々苦しんでいる。
まあそもそも鼻というのは何かが入ってくるようには出来ていないのだ。
用途外使用は補償範囲外というわけだ。

萌郁は、すっかり涙目になっている。
鼻フックをされて。鼻からドクペを流し込まれて。口からそれを吐き出し続けて。
おまけにシャツは自分が吐いたドクペで濡れて──

岡部「ダルよ。この光景──美しい。そうは思わんか」

ダル「Exactly(その通りでございます)」

56: 2011/09/11(日) 00:31:59.15 ID:c55kKlHH0
萌郁「───もうっ─────や───────めっ!!───うぶ──────」ガボガボガボゴッポオォガボッ

岡部「まゆり、2本同時だ」

まゆり「がってんしょうちなのです!」プシィッ

こういう時こそ攻め時だ。
まゆりは両手にドクペ(350ml缶)を持ち、流し込み始めた。

萌郁「~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!?」ガボガボガボガボガボ

59: 2011/09/11(日) 00:36:47.16 ID:c55kKlHH0
紅莉栖(うわ~~これ凄い光景ね……)

萌郁「」ガボガボガボガボ

紅莉栖(萌郁さん汗びっしょり)

紅莉栖(手足は縛ってあるから暴れようがないけど……)

萌郁「~!! ~!! ~!! ~~~!!!!」ガボガボガボガボ

紅莉栖(顔だって涙でグシャグシャ……)

紅莉栖(……)




紅莉栖(エ……工口いわ!!これは工口いわ!!///)

64: 2011/09/11(日) 00:41:22.80 ID:c55kKlHH0
まゆり「ありゃ~。もう無くなっちゃったのです」カラン

岡部「よしクリスティーナよ!萌郁をいったん開放してやるのだ。今の心境を聴取する」

紅莉栖「……」ボー

岡部「……クリスティーナ?」

紅莉栖「!! あ、ああ!はい!ほら!やったわよ」シュパッ

紅莉栖が縄を解くと、萌郁は前のめりになるようにして倒れた。ムリも無いだろう。
ただし、倒れた先は自分が吐き出したドクペの海なのだが。

顔を上げさせる。

流した涙でメイクは落ち、鼻は赤く腫れ、口元はだらしなく開いている。
美しいとはいえないはずだが──どこかに、美を感じさせる。
殉教者の美というものだろうか。

岡部「ほら。桐生萌郁。起きろ」ペチペチ

萌郁「…………くっ……」ギラリ

岡部「ッ!?」

だがしかし──桐生萌郁の目は氏んでいなかった。

66: 2011/09/11(日) 00:44:03.69 ID:c55kKlHH0
岡部「フン……聞くまでもないと思うが」

岡部「ドクペ、飲むか?」

萌郁「…………いら……ないッ!!」バシッ

岡部「!」

萌郁「…………」

萌郁「…………ドクペは……」

萌郁「…………ドクペは……」

萌郁「…………」




萌郁「…………杏仁豆腐の、味がする……!」

70: 2011/09/11(日) 00:48:18.73 ID:c55kKlHH0
岡部「!!!!」ビキビキビキビキビキビキビキビキッ

紅莉栖「岡部!!抑えて!ほら、ドクペ飲んでちょっと落ち着いて……ね?」

岡部「!! あ、ああ……すまんな、紅莉栖よ」プシッ

紅莉栖「なっ!/// 何もこんな時に名前でっなんかもったいないっいや別にうれしいわけじゃ///」

ガチャ

ダル「ふぅ…。トイレに行ってるわずかな隙に固有結界が発生するわけがない。
   そう思っていた時期が僕にもありました」

まゆり「ダルく~ん、トイレで何してたの?おしっこにしては遅いし大きいほうにしては早いし」

ダル「ナニだお」キリッ

76: 2011/09/11(日) 00:53:12.85 ID:c55kKlHH0
>>72「」ガボガボガボガボガボガボッ

岡部「謎の侵入者が居た気もするがそんなことはなかった」

まゆり「両方の鼻にドクペの1.5L直結しておいてあげたのです」

ダル「パネー。まゆ氏マジパネー。」

紅莉栖「これはそんなに……工口くは無いわね」

萌郁「…………」

岡部「さて萌郁よ……ここで貴様にぜひ教えておきたい情報がある」

萌郁「……な…に…?」



岡部「我ら未来ガジェット研究所のドクペ教化実験は」

萌郁「…………」

岡部「……108式まであるぞ」

萌郁「…………F……B……!!」ガタガタガタガタ

89: 2011/09/11(日) 00:59:43.87 ID:c55kKlHH0
まゆり「教化実験その20─『ドクペ炊き込みご飯』なのです!」

岡部「3合な。食えよ」

萌郁「」

紅莉栖「あ、橋田。おかわり貰える?」

ダル「牧瀬氏──ドクペは乳にはならないお」

紅莉栖「」

ダル「ア゙ッ!そのスプーンでロボトミーは無理だお!
   せめて!せめてティースプーンで!」

93: 2011/09/11(日) 01:03:42.30 ID:c55kKlHH0
ダル「教化実験その48─『ドクペ顔パック』だお」

岡部「経口摂取するだけではなく、皮膚からもドクペを吸収してこそ新のドクトルペッパリアンだ!」

萌郁「~~~~~ッ!!」バタバタバタ

ダル「牧瀬氏牧瀬氏。コットンにドクペを染み込ませて肌に貼り付けるのはわかるんだけど、
   頬の内側にまで貼り付ける必要って美容上あんの?」

紅莉栖「ないわね」

まゆり「ないねー」

岡部「鼻の穴にも詰めてみようか」

94: 2011/09/11(日) 01:07:27.82 ID:c55kKlHH0
紅莉栖「教化実験その83─『ドクペ目薬』」

岡部「一定の間隔を保ち、目にドクペを一滴ずつたらし続ける。なんというご褒美だ……
    クソッ!代われ!俺と変われ萌郁!!」

萌郁「……あ……あら……」プルプルプルプル



萌郁「……洗わ……せて………」プルプルプルプル

まゆり「だめー☆」

萌郁「」プルプルプルプルプルプルプルプル

98: 2011/09/11(日) 01:10:49.82 ID:c55kKlHH0
岡部「……なんと」

萌郁「……」ポタポタ

こうして萌郁は、我ら未来ガジェット研究所の総力を込めた教化実験107種を受け止めた。
そのうえで、いまだ教義を変えるつもりはないようだ──。

岡部「ッフ。敵ながら天晴れという奴だな……」

岡部「だが次の、最後の教化実験は……」

岡部「萌郁。これは忠告だ。今すぐドクペを受け入れろ」

岡部「そうでないと俺は──」


岡部「俺は──」




萌郁「……ペッ」

岡部「」ピチャッ

101: 2011/09/11(日) 01:13:17.79 ID:c55kKlHH0
岡部「……よかろう。あくまで貫き通す。そういうことだな」

萌郁「…………」

岡部「よし。まゆり。ダル。クリスティーナ。ありったけのドクペを持て。
    最終教化実験の準備だ」


岡部「オペレーション・ロキ最終段階──『ドクペ風呂』、だ!
    フゥーッハッハッハッハッハ!!フゥーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」バサァッ

104: 2011/09/11(日) 01:14:59.59 ID:c55kKlHH0
教化実験その108──『ドクペ風呂』

☆必要な道具
 ・ドクペ
 ・風呂桶

風呂桶いっぱいに満たしたドクペに漬かる。これだけ。
ロープがあるともっと楽しい。

112: 2011/09/11(日) 01:21:17.36 ID:c55kKlHH0
岡部「ということでまずは萌郁のアパートへ行くぞ。うちには残念ながら風呂桶がない」

岡部「それにもし何かあってもそのほうがこっちに余計な嫌疑が掛からん」

岡部「うちで持っている在庫もかき集めてみたがどうもこの作戦には必要数が足りないようだな……」

岡部「ダル……!追加で買って来い!!」バッ

ダル「諭吉レンジャーキタコレ!!」

まゆり「タクシーが来たのです!」

岡部「よし。それでは今から作戦場所へ向かう……ダルよ、後で必ず合流するのだぞ」

ダル「オーキードーキー」

116: 2011/09/11(日) 01:24:09.89 ID:c55kKlHH0
-萌郁アパート-

大量に置かれたドクペの箱。及び以前の実験にて使用したドクペの残滓が入ったバケツ。
ドクトルペッパリアンにとっては至福の光景だろうが──

萌郁「……」

この女、桐生萌郁にとっては、そうは見えまい。
きっと心の中で「ああこれが全部ライフガードだったら」などと思っているであろうが、現実は非常である。

紅莉栖「それじゃあそろそろ始めましょうか」

まゆり「こっちも準備おっけーなのですー」

119: 2011/09/11(日) 01:26:48.89 ID:c55kKlHH0
ダル「ねえねえオカリン」

岡部「ん?どおおしたダルよ!何か不安でもあるのか?」

ダル「いやー最後の教化実験入る前にさ、ちょっと試してみたいことがあるんだお」

岡部「試してみたいこと……だと?」

岡部「よかろう!言ってみよ、マイ・フェイバリット・ライトアーム/スーパー・ハカー、ダルよ!!」

ダル「ハッカーな。うん、でその──最近工口ゲにハマってて」

岡部「その情報はいらない」

123: 2011/09/11(日) 01:29:49.39 ID:c55kKlHH0
ダル「ドクペ浣腸なんて、どうかn」

バッキイイイイッ!!!

ダル「うっぎゃあああああああああーー!!」ズダーン

ダル「な!なにを!何をするんだよ岡部!こんなに血が出てるじゃないか!!」ドクドク

岡部「貴様──貴様は今、言ってはならないことを言った」

岡部「浣腸だと?」

岡部「神聖な、ドクペを?浣腸?」

岡部「入れるだと?」

岡部「貴様、どこからそんな発想が出た?ああそうか、その穴からか」



岡部「粛清だ」

131: 2011/09/11(日) 01:32:59.47 ID:c55kKlHH0
岡部「浣腸するなどというなァ~、汚らわしい用途に使われるのは……ライフガードで十分だ」

ダル「ヒッ!ヒイイィッ!!」ダダダッ

まゆり「スタァーーップ☆」ガシッ

ダル「まっまゆ氏!まゆ氏離せ!離せよおおおおおっ!!!」バタバタバタバタ

紅莉栖「岡部。ライフガード、箱で見つかったわよ」

紅莉栖「何故か浣腸器まで見つかったわ……ライフガード信者ってHENTAIなのかしらね」チラッ

萌郁「……ッ///」

133: 2011/09/11(日) 01:37:47.43 ID:c55kKlHH0
岡部「ほほう……これはまたデカい浣腸器だな。500ml級ではないか」

萌郁「……返せっ!返せ返せ返せ返せェェェェッ!!!///」

岡部「クックック。その縄が解けたら返してやるのも悪くない
   それに貴様の処置はこいつの後だ。なあダル?」

岡部「いや、橋田至、よ」

ダル「!! ちっ違う!僕は悪くない!アイツがいけないんだ!!信じてくれよおおおっ!!」バタバタ

まゆり「はーいズボン剥いちゃいましたー☆」

紅莉栖「浣腸器充填完了したわ」

岡部「さてダルよ。貴様も男だ。覚悟を決めろ?」

ダル「イヤだっイヤだイヤだイヤだあああああああああああっ!!!」

岡部「ほら。窓から覗いてるお前。お前もだよ」

139: 2011/09/11(日) 01:40:52.98 ID:sZ0/YIkf0
アイツ=>>111

140: 2011/09/11(日) 01:40:58.20 ID:c55kKlHH0
その日、萌郁のアパートの中で虹が2つかかった。

ダル「」ドシャアアアアアアアアアアアッ

>>111「」ドシャアアアアアアアアアアアッ

岡部「おいまゆり。その穢い穴に千をしてやれ」

まゆり「がってんしょうちなのです」ギュポッ×2

ダル111「「ア゙ォ゙ッ」」

紅莉栖「人体って不思議よね……350ml缶が易々と入っちゃうなんて」

145: 2011/09/11(日) 01:45:15.47 ID:c55kKlHH0
岡部「さて……と」クルッ

萌郁「」ビクッ

岡部「お待ち兼ねだな?そうだろう?」

萌郁「………」ギリッ

岡部「フン」

岡部「まゆり。萌郁を風呂に入れてやれ」

まゆり「アイアイサー」ガッシ

151: 2011/09/11(日) 01:49:31.98 ID:c55kKlHH0
桐生萌郁は、空の風呂桶の中に、体育座りの格好で座らされていた。
そのうえで、両腕・両足は体にくくりつけられるように縄で縛られている。
以前の実験で濡れたままの服で。

豊かなその双丘は体と足の間で潰れたようになっており、かなり苦しそうだ。
だがしかし、その思いつめた表情及びこの窮屈そうな体制が、見るものに劣情を催させる。
 
惜しい女だ。

岡部「ダルよ。この光景──美しい。そうは思わんか」

ダル「E・・・Exactly(その通りでございます)」 ヒョコヒョコ

160: 2011/09/11(日) 01:54:30.01 ID:c55kKlHH0
まゆり「それじゃあ注入開始しまーす☆」プシッ

紅莉栖「私も手伝うわ、まゆり」プシッ

トクトクトクトク……

こうして次々とドクペの蓋は開けられ、風呂の中に注がれていった。
バスルームに漂うこの香り。余計な騒ぎを起こさないよう、換気扇は動かさず
窓も締め切っているため、この臭気が逃げることはない。

我らにとってはまさに至福の空間だが──

萌郁「──ッ」グッ

岡部「フフン。どうした?苦しそうな表情だな、もう限界か?お前のライフガードへの思いは、その程度か?」

萌郁「……くっ」ギラリ

岡部「よおおおしまゆり、助手よおおおお俺も手伝うとしようではないかフゥーッハッハッハッハー」プシュッ

168: 2011/09/11(日) 01:59:22.03 ID:c55kKlHH0
徐々にドクトルペッパーに浸されていく風呂桶。萌郁のいつもの服装─シャツにタイトスカート─も、
徐々にドクペ色に染まりつつある。

肌にピッタリと張り付くスカート。萌郁が足をモジモジと動かすたび、その生地の表情を変える。
足を組み替え、また戻し、また組み替え。
だんたんとずり上がってきているようだが、当の本人は必氏でそれに気づいていない。
 
いくら動いたとしても結果は変わらないというのに。

その紫色に染まってしまった下着さえ露になったところで、とうとう胸元までドクペは到達した。

170: 2011/09/11(日) 02:01:08.00 ID:c55kKlHH0
岡部「クックック…どうだ?そろそろ降参する気になってきたのではないか?」

萌郁「……だれ……がっ!」ペッ

岡部「おっと」

ダル「! いただき!」ゴックン

まゆり「うわー……」

紅莉栖「今のは無いわ」

ダル「ごっつぁんです」キリッ

175: 2011/09/11(日) 02:06:10.15 ID:c55kKlHH0
岡部「いやーだいぶいい空気になってきたな。そうは思わんか、桐生萌郁」

萌郁「…………最……悪……っ!!」ギリリッ

紅莉栖「生き返るわねー」スーハースーハー

空気までなんだか若干紫色に見えてきたところで、とうとう風呂桶並々にドクペが注がれた。
素晴らしい。俺が入りたいぐらいだ。

萌郁といえば──完全にシャツは透けてしまっている。
その下着は上下とも完全に見えてしまっているが、両方とも濃い色であったため
その中身までは見えることはない。
 
この女、ガードルまで履いていたのか。
ますますもって惜しい。

しかし改めて見ると見事な体をしている。
思わず、俺は萌郁の首筋を流れるドクペに口を付けた・。

177: 2011/09/11(日) 02:08:26.89 ID:c55kKlHH0
岡部「なぁ萌郁……?」ペロペロ

萌郁「…ッ///」ブルッ

岡部「バカらしいと思わんか……?なぜそんなに意地になっている……」ペロン

岡部「認めてしまえばいいではないか」

岡部「……『もうドクペでいいです』」

岡部「そう一言、言うだけなんだぞ……?」ペロペロ

萌郁「……でもっ、それでも………!!///」プルプル

岡部「ふむ。そうか」スッ

萌郁「!?」


182: 2011/09/11(日) 02:11:00.82 ID:c55kKlHH0
岡部「ならば100数えるまで出てくるなッ!!」ガッ

萌郁「!!!!??」ガボガボガボッ

俺は萌郁の頭を押さえつけると、そのまままっすぐ下方向へ押さえつけた。
水面から鼻だけ出し、なんとか暴れる萌郁。

だが、女が男にかなう可能性があるだろうか?力で?

岡ダル「「いや、ない」」キリッ

岡部「フゥーッハッハッハッハ!!そーれいーち、にーぃ、さーん、しーぃぃぃいぃっ!!」グリグリグリ

萌郁「~~~~~~~~~~~~~~ッ」ガバガバガバガバ

190: 2011/09/11(日) 02:15:53.17 ID:c55kKlHH0
俺はカウントを続ける。

岡部「じゅう~しっ、じゅうう~~ごっ、じゅう~~~ろおおっくっ!!」グリグリグリグリ

俺はカウントを続ける。

岡部「さんじゅに、さんじゅさん、さんじゅしいいいっ!!」グリグリグリグリ

俺はカウントを続ける。

岡部「ななじゅはち、ななじゅきゅ、はーちっじゅううううっ!!」グリグリグリグリ

俺はカウントを続ける。

岡部「きゅーじゅに、きゅーじゅさん、きゅーj」

萌郁(も、もうすぐ……もうすぐ終わる……!!)ガバガバガバガバ

まゆり「ねえねえオカリン、今って何時だっけ?」

岡部「あ、ああ。2時14分だが?」

まゆり「そっかー。ありがとー☆」

岡部「ふふん。おかしなまゆりだな……では続きいくぞ!!」


岡部「じゅうーごっ、じゅーろっく、じゅーしっちいいいいっ!!」グリグリグリグリ

萌郁「~~~~~~~~~~ッ!!!!?」ガバガバガバガバ

195: 2011/09/11(日) 02:20:17.41 ID:c55kKlHH0
何度か時が巻き戻ったような気がしたが、恐らく気のせいだろう。もしやタイムリープのしすぎだろうか。
一度、クリスティーナに見てもらわなければならないかもしれんな。

ともかく、萌郁は受けきった。今こそ確認するときである。

岡部「……ひゃく、と。ふう」

萌郁「~ッ!ゲホッ、ゲェェェッ!!うっ、うう……」ビシャビシャ

まゆり「おお~すごいすごーい」パチパチパチ

紅莉栖「流石に脱帽ね」

196: 2011/09/11(日) 02:22:52.30 ID:c55kKlHH0
岡部「さて……桐生萌郁よ。よくがんばったな」

萌郁「…………」ハァハァ

岡部「どうだ?今の気分は?そう悪くないのではないか?」

岡部「今こそ言えるのではないか?」

岡部「『ドクペも、そんなに悪くないです』と」

岡部「何、好きといわなくてもいい──ただ否定して欲しくないだけなのだ」

岡部「どうかな?どうだろうか?さあ、行ってみn」

萌郁「ペッ」

岡部「」ピシャッ

198: 2011/09/11(日) 02:24:27.04 ID:c55kKlHH0
岡部「……さて、と」

岡部「まゆり、ロープだ。ロープはあるな?」

まゆり「もちろんだよ~♪」

岡部「あと持ってきた荷物の中に滑車があるはずだ。探してきてくれ」

紅莉栖「あ、私がいってくるわ」

岡部「うむ。悪いな、助手よ」

203: 2011/09/11(日) 02:27:38.14 ID:c55kKlHH0
岡部「ダル?ダルよ?今はもう大丈夫だな?脳内活動は正常だな?」

ダル「う、うん!もう冒涜的発言はしないよ!!」ヒョコヒョコ

岡部「ならばよし──浴室の天井に二つほど穴を開けておいてくれ。
    インパクトドライバーも持ってきておいたから、それを使うんだ」

ダル「オーキードーキー」

萌郁「……な、……何を……」

岡部「お前が悪い」

萌郁「………何を、している……の……!?」

岡部「もう一度だけ言うぞ」



岡部「お前が、悪い」

紅莉栖「岡部ー、滑車あったわよ」

まゆり「ロープも準備おっけーなのです☆」

207: 2011/09/11(日) 02:29:56.36 ID:c55kKlHH0
天井に滑車を取り付ける。
ロープをそれに通す。
ロープの先端は、萌郁の両足首に結びつける。
もう片方は、まゆりが握っている。
 
これだけだ。
以前とそれ以外、状況は変わっていない。
 
萌郁は、風呂に入ったままだ。着衣のまま。

214: 2011/09/11(日) 02:33:20.17 ID:c55kKlHH0
俺は、手首、足首の結び以外は解いてやった。
手首はそこでロープは終結しているが、足首のロープは滑車へと繋がっている。

岡部「いいか?もう遅いんだぞ?俺はここまでするつもりはなかった」

岡部「お前が強情だから──お前が意固地だから──お前が──お前が──」

萌郁「!! 待って!言う!言うから!!お願いだから岡部k」

岡部「まゆり、やれ」

まゆり「トゥットッゥルー☆」グイッ

萌郁の体が、中に跳ね上がる。上下を逆にして。

219: 2011/09/11(日) 02:37:15.68 ID:c55kKlHH0
萌郁「いうっいうっいいますっいいますからっ!!!」バタバタバタバタ

萌郁の体が暴れる。目を剥いて叫んでいる。ドクペや涙・鼻水・涎を撒き散らしながら。恐らくこの後何が起こるか理解しているのだろう。
透けたシャツの向こうに見える双丘も揺れる。こんな場面でなければいつまでも拝んでいたいところだが──

俺の顔にも萌郁の体から放たれた飛沫はもちろんかかるが、気にせずこういう。

岡部「まゆり、下げろ」

萌郁「~~~~~ッッ!!」ガバシャバシャバシャbシャ


222: 2011/09/11(日) 02:41:12.29 ID:c55kKlHH0
紅莉栖(うわ~~凄いわこれは……凄いわこれは……)

紅莉栖(上げたり下げたりその度に萌郁さん表情変わってるわ……)

萌郁「もうっやめっ」ガボガボガボガボ

紅莉栖(でもいい体してるわよねー……)

紅莉栖(乳が暴れておるわ)

紅莉栖(……)チチモミ

紅莉栖(……いや!女の価値は乳ではない!貧Oはステータス……そうじゃないの)キリッ

紅莉栖(いやー天才少女紅莉栖ちゃんとしたことが思わずナーバスになるところだったのぜ☆)

萌郁「」バタバタバタバタバタ

紅莉栖(うわパンツ丸見え)

紅莉栖(シャツもボタンほとんど取れかかってるし)


227: 2011/09/11(日) 02:45:16.33 ID:c55kKlHH0
岡部「どうだッ!わかったかッ!桐生萌郁ッ!!わかったかと言っているんだあああッ!!」

萌郁「LGのためLGのためLGのためLGのためLGのためLGのためLGのため……」ブツブツブツブツ

岡部「ちィィッ!こうなったら最後の手段……」グイッ




岡部(口移ししかあるまいッ!!!)

萌郁「!?」ゴクゴクゴクゴク

231: 2011/09/11(日) 02:46:50.89 ID:c55kKlHH0
岡部「……」

萌郁「……」ゴクン

岡部「……どうだ」

岡部「……ドクペも、そんなに悪くない」

岡部「そうだろう?」

萌郁「……///」





萌郁「……もっと……」

萌郁「………飲み…たい……///」

240: 2011/09/11(日) 02:50:25.32 ID:c55kKlHH0
紅莉栖(えええ~~~!!何してんの!!何してんの岡部!!)

紅莉栖(ベロチュー!ベロチュー来たよこれ!!)

紅莉栖(いやー正直して欲しいのはヤマヤマだけどなんかこの背徳?屈辱感?
     いろんな意味でたまらないわね!!)

紅莉栖(これがアレかしら?NTRって奴かしら?)

紅莉栖(今その概念を……言葉でなく心で理解したわ……!!)

248: 2011/09/11(日) 02:54:36.91 ID:c55kKlHH0
岡部「フウ……いやしかし長い闘いであったな……」

萌郁「…………その………」

萌郁「……ごめん……なさい……」

萌郁「……私が……意地を張ってた……せいで……」ウルウル

岡部「いや、いいのだ……。また一人、迷える子羊を正しい道へ導いた。
    そのことだけで価値はあった。そうだろう?」

萌郁「!!///」

まゆり「オカリン、今結構かっこいいのです」

岡部「フゥーッハッハッハッ!!俺はいつもカッコイイのだぞ!!気づかなかったのかまゆり!!」

紅莉栖「無いわ。それは無いわ」

岡部「まあよい。これで指圧師も新のラボメンになったということだな。どうだろうか?
    ここに飲み物はここに残っているドクペでいいとして、どこかコンビニで食料を買ってきて
    改めて萌郁の歓迎会をするというのは」

まゆり「賛成なのです♪」

紅莉栖「それじゃあさっそく──」

ダル「ちょォォーーーッと待ったァァーーーーッ!!!」

252: 2011/09/11(日) 02:58:45.78 ID:c55kKlHH0
ダル「オカリン!そいつは完全にライフガードへの信仰を捨てられたのかお!?」

岡部「何を言っているのだダルよ……この目を見ればわかる!」キリッ

ダル「いやーもう一押し足りないと思うんだお。オカリン、ちょっと試してみたいことがあるんだお」

岡部「ほう?何だ言ってみろ、ただしこの間のような下賤なことであれば──わかっているな?」

ダル「イヤイヤイヤイヤ!滅相も無いお!そんなアブノーマルなことは全くしないお」

ダル「でその──最近異物挿入モノにハマってて」

265: 2011/09/11(日) 03:06:31.30 ID:c55kKlHH0
岡部「ダルよ……正直に言え」

岡部「これは誰の差し金だ?機関か?」

岡部「全て吐き出せば、このドクペの缶の底をまゆりがむしって作ったドクペサングラスをやろう」

ダル「あ、ああ……!!」

岡部「どうだ?一点モノだぞ?この世にタダ一つしかない……欲しいだろう?」

岡部「貴様がダイエットコーク教との二足のわらじを履いていることも知っている」

ダル「!?」ビクッ

岡部「そのうえでこの寛大な処置だ……よく考えるんだな」

ダル「!! 言うっ!言うから!!」

266: 2011/09/11(日) 03:07:42.78 ID:c55kKlHH0





ダル「全員言うから、助けてくれよオオオオオオオオオォォォォォッ!!!」




273: 2011/09/11(日) 03:13:45.34 ID:c55kKlHH0
-後日:未来ガジェット研究所-

カツ・・・カツ・・・カツ・・・
暗い部屋の中を、岡部の足音が響く。

岡部「おお~>>150よ、今日も元気そうだな?どうだ漏斗の調子は?
    直腸で妊娠できそうか?そうか、それはよかった」

岡部「男でも体のスキマに子供を作るスペースがあるそうだとか……
    頑張ってみるのも一興かもしれんなあ」

岡部「おいおい>>167、お前がカテーテルのことを言い出したんだろう?
    勝手に外しちゃあだめじゃないか……」グイッ

岡部「ハッハッハ。腹が妊婦みたいだな。>>150より先に妊娠出来るんではないか?」

岡部「>>204か……貴様どうやってあの場から逃げ出したんだ?まあ今度は逃げられないはずだ。
    駿河攻めで締めておいたからな」

岡部「まさかポンプ一つをチューブに付けるだけで口から直腸へ永久循環できるなんてなあ……
    どうだ?嬉しいだろう」

277: 2011/09/11(日) 03:16:32.35 ID:c55kKlHH0
ダル「お……おおお……」プルプル

岡部「ダル、そのサングラス、よく似合っているぞ。おっと、ちゃんとカテーテルと漏斗はつけておけ」ガポン

ダル「おおおおーー!!」ブルブルブル

まゆり「やっぱり仲間の情報ベラベラ喋っちゃう人は、ラボメンには向かないのです」

岡部「ああ。それぐらいなら、萌郁のように気骨のある人間のほうがいい」

萌郁「……///」

紅莉栖「もうすっかり馴染んだみたいね。携帯無しでも会話出来てるし」

280: 2011/09/11(日) 03:19:43.02 ID:c55kKlHH0
岡部「今日はいい天気だな……野外ドクペパーティとでも洒落込むか!?」ガタッ

まゆり「おおーーー♪」

ダル「お、おおお……おお……」プルプル

紅莉栖「ドクペの在庫もあるわよー」

萌郁「…………こんなの……初めて……///」

岡部「よっしラボメン共よ!出発するぞ!!」

284: 2011/09/11(日) 03:22:43.38 ID:c55kKlHH0
ガチャ

鈴羽「おっ、岡部倫太郎ー!」

岡部「おおバイト戦士!朝から元気がいいな!」

鈴羽「へっへー。それだけが取り柄だからねー!
    みんなしてどこかいくの?」

岡部「うむ。ちょっと野外でドクペパーティをしにな!」

鈴羽「え……?ドク……ペ……?」

296: 2011/09/11(日) 03:27:37.00 ID:c55kKlHH0
鈴羽「岡部倫太郎……ドクペ好きなの?」

鈴羽「わかってないなあ……ちょっと失望したよ!」

鈴羽「炭酸飲料はガラナが最強。これ、未来でも常識だよ?」

鈴羽「北海道しか売ってないんだけど、それでもあれ以外飲む気になんかならないね!」



鈴羽「あんな薬臭いもの!よく飲めるよね!あ、拷問の練習してるの……?」

岡部「ああまあ。今からさせていただこうかな」

岡部「今からさせていただこうかな」

岡部「今からさせていただこうかな!」


岡部「今からさせていただこうかなあ!!」


岡部「今からさせていただこうかなあああああああーーー!!!!阿万音鈴羽アアアアァァァーーーーッッ!!!!!」ガシッ

鈴羽「え、ちょっなにっやめっやめてやめてーーーー」ズルズルズルズルルルルル・・・・・・

299: 2011/09/11(日) 03:31:52.01 ID:c55kKlHH0
-後日-


天王寺「フゥー……」

綯「最近、鈴羽さん来ないね」

天王寺「ッたく、最近の若い奴はこれだから困ンだよな!」

岡部「おやミスターブラウン。ご機嫌斜めのようですが」

天王寺「あーなんだよ岡部か。いや何、うちのバイトが逃げ出しやがってな」

天王寺「まだ給料も払ってねえってのに……全く、何考えてんだか」

岡部「どうしてしまったんでしょうねえ……」



岡部「見当もつきませんなあ!!ハッハッハ!!ハッハッハッハッハ!!!」

<おわり>

303: 2011/09/11(日) 03:32:59.31 ID:YD0pKan00
乙ガード

311: 2011/09/11(日) 03:36:00.45 ID:c55kKlHH0
ちなみに私ライフガード派で鈴羽派です ハッハッハ
SS4作目にしてこれほどの量が書けたのは皆さんの支援及びネタフリのお陰と言わざるを得ない
お礼をいいます ありがとうございましたーッ!

引用元: 岡部「それはまさか……ライフガードか!?」