ーー
タプリス「天真先輩！」

ガヴ「なんだ、騒々しい」

タプリス「遊びにきました！」

ガヴ「そうか」

タプリス「ところで、天真先輩」

ガヴ「なんだ…？」

タプリス「子供の作り方ってしってますか？」

ガヴ「な///」

ガヴ「…えーっと、わからないかなぁ…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

タプリス「…それはですね、なんと！」

ガヴ（…うん、タプリスがそんな汚れた子になってないと私は信じてるよ？…多分）

タプリス「好きな人とですね…キ、キスをするんですよ…そしたらコウノトリさんが運んできてくれるんですよ…！！」

ガヴ（…あれ？目の前に純粋な天使がいる…なにこの娘）

タプリス「天真先輩？」

ガヴ「…へえそうなのか…ちっともしらなかったよ」ﾎﾞｳﾖﾐ

タプリス「反応が棒ですよ？大丈夫ですか？」

ガヴ「ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾀﾞﾖ（多分）」

タプリス（…？）

ガヴ「…」

タプリス「…」

ガヴ（何故そこで黙る！？）

ガヴ「えーっと、で、その子供の作り方がどうかしたのか？」

タプリス「…好きな人との子供ってほしいじゃないですか？」

ガヴ「まあ、わからなくはないような…」

タプリス「…で、ですね…私は…」

ガヴ（なんかこのあとに来る単語予想できるぞ）

タプリス「て…天真先輩のことが好き…なんですけど…」ﾁﾗｯ

ガヴ（…ほらみろ、予想通りだったよ）

ガヴ（…あれ？告白されたらどうするんだ…？くっそ、普段恋愛系のゲームやらねえからわからねえぞ！！）

タプリス「…て、天真先輩は私のことどう思いますか…？」

ガヴ（なんだか今日のタプリスやたら可愛いんだが）

ガヴ「えーっと…タプリスは可愛い後輩だし、嫌いというわけではないけど…」

タプリス「じゃあ好きでもないんですよね…」ｼｮﾎﾞｰﾝ

ガヴ「え、いや、その、決してそういうわけではなくてだな…えーっと…」

ー窓の外
ラフィ（…これは面白い現場に遭遇してしまいましたねー）

ｺﾝｺﾝ

ガヴ（ん？物音？…あれはラフィ！！）　

ラフィ（面白そうな現b…もとい、ガヴちゃんが困っているようなので、助け舟を出してあげましょう）

ガヴ（やった！！）

ラフィ（…このカンペ通りに話をしてください）

ガヴ（了解）

ガヴ（カンペは…ふむふむ）

ガヴ「私も好きだぞタプリス（先輩後輩として）」

タプリス「本当ですか？」

ガヴ「本当だぞ？（ここまでカンペ通り）」


ガヴ（…って何いわせてるんだよ！）

ラフィ（…こっちの方が面白いかと…）

ガヴ（…そういう問題じゃねえ！）

ラフィ（では私はメロンパンを「イヌ」に与えにいきますのでーお幸せにー）

ガヴ（待てこら！）


タプリス「両思いだったんですね！私達…」

ガヴ（ヤバいよヤバいよタプリスの目が本気だよ…）

ﾁｭｯ

タプリス「ｴﾍﾍ…これで私と天真先輩の子供できちゃいましたね」

ガヴ（ああ…こういう…まあ純粋無垢な後輩の相手をしてやるのも偶にはいいか）

ガヴ「…そうだな…元気な子供だといいな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

タプリス「ｴﾍﾍ…」


ー10か月後
タプリス「天真先輩！」

ガヴ「なんだよ、騒々しい」

タプリス「私達の子供が全然届きませんよ！？」

ガヴ「…あー」（そんなこともあったなー）

タプリス「コウノトリさんに問い合わせようにも問い合わせ先がよくわかりませんし…天真先輩はなにかご存知ないですか？」

ガヴ「えーっと…」（うーん、そういうのを知るにはまだ早いよなあ…）

ガヴ「あれだ！きっと、忙しいんだよ繁忙期で」

タプリス「なるほど！」

ガヴ（タプリスがアホの娘で助かった！）

更に月日がたちー
タプリス「インターネットで調べました…！！女の子同士じゃ子供はできないと！」

ガヴ「あー…」（タプリスも汚れてしまったか…）

タプリス「天真先輩、私に嘘つきましたね？」

ガヴ「嘘というかなんというか…別に嘘はついた覚えがないというか」

タプリス「でも教えてくれなかったじゃないですか！」

ガヴ「それはまあ…」（純粋無垢が一番萌えるんだよ！）

タプリス「…私のことを好きだって言ってくれたのも嘘だったんですね…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ガヴ「いや、それは…嘘ではない…というか」

タプリス「…」

ガヴ「いや、嘘じゃなくて本当だぞそれは！」

タプリス「本当ですか？」

ガヴ「マジだようん間違いない」（今のタプリス怖い…）

タプリス「じゃあ、今から病院行きましょう…！！」

ガヴ「…え？私はどこも悪くないぞ…まさか精神科とか言わないよな」

タプリス「違いますよ、同性同士でも天界のよくわからない力で子供を作れるらしいんですよ？」

ガヴ「よくわからない力ってそれヤバい奴じゃないのか？」

タプリス「とにかく！行きますよ？」ﾔﾝﾀﾞﾒ

ガヴ「…わかったよ」

ガヴ「血を抜かれるなんてなかなかないな…」

タプリス「…はあ、天真先輩の血液…飲みたかったなあ…」

ガヴ「怖い怖いお前怖いからやめて」

タプリス「来週また来てくださいですって」

ガヴ「めんど…」

タプリス「…天真先輩との子供かあ…楽しみですね！男の子と女の子どっちが良いですか？」

ガヴ「もうどっちでもいいよ」

タプリス「…」

タプリス「最近天真先輩が冷たいんですよ」

ーどうして冷たいんですか？

タプリス「…わかったら苦労しませんよ」

ーですよね

タプリス「…もっと私のことを好きになってもらえればいいのでしょうか」

ーそうかもしれませんね

タプリス「好きになってもらうにはどうしたらいいでしょう」

ー一緒にいる時間が長いと好感を持ちやすくなるそうですよ

タプリス「なるほど！１日24時間365日ならべく一緒にいる努力をします！」

ーそうしましょう

ーー
ガヴ「…どうしてこうなった」

タプリス「天真先輩、おはようございます…今日の朝食はサンドイッチですよ…お腹の子のためにもたくさん食べてくださいね…あっ、食べすぎは駄目ですよ？身体に悪いので」

ガヴ「なあ、タプリス」

タプリス「なんでしょうか？」

ガヴ「いつになったらここから私は解放されるんだ？」

タプリス「二人で一緒に暮らせるのにここから出ていく必要はないじゃないですか…？」

ガヴ「ああ、そうか…」


ーー
ラフィ「最近、ガヴちゃんをお見かけしませんが休んでるんですか？」

ヴィーネ「そうみたい、でも長すぎるわよね」

サターニャ「きっとこの大悪魔様に恐れをなして寝込んでるのよ！」

ラフィ「それだけは絶対ありませんからご安心を」

サターニャ「なんでよ！！」

ーー

その後ガヴが学校に来ることどころか、ガヴと会うことすら一度もなかった…
ガヴは今どうしているんだろう？
どこか選ぶ道を間違えてしまったのだろうか…
今となっては何もわからない…

おわり

ガヴとタプの子供とかどうなるんだろう乙

>>28
タプリス「…幸せにしますよ？天真先輩と私の愛の結晶ですものね！」

ガヴ「…」ｺｸｺｸ

タプリス「ね？」

ガヴ「そうだな…元気でよい子が産まれてくるといいな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

タプリス「…ﾌﾌｯ…」