２

綾乃「千歳～」ｶﾞﾗｯ

京子「千歳なら居ないよ」

綾乃「と、歳納京子っ！　生徒会室を占拠するなんていい度胸ね」

京子「チョコ食べる？」

綾乃「く、くれるなら、頂くわ。ホントは太るから嫌だけど」

千歳「チョコ？　うちも欲しいわ」

綾乃「ち、千歳！　あなたがチョコを食べちゃダメ……あっ、食べた」

京子「暴走する千歳を止める方法はアレしかないか」

綾乃「ま、まさか、わざとここにチョコを持ってきたわね！」

京子「綾乃～。キスは唇以外、許可しない！」ﾆﾔﾘ

綾乃「そ、そ、そ、そんな！　や、やだ、近付かないで、お願い。や、優しくして」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

千歳「セリフだけでもアカンわ」ﾌﾞﾊｯ　ｶﾞｸｯ

おわり

>>4
はい

３

櫻子「どうやったら、あかりちゃんに勝てるだろう」

向日葵「櫻子が赤座さんに勝つのは無理ですわよ」

櫻子「まだ、何で勝つか言ってないじゃん」

向日葵「何で勝つかを言ってなくても」

向日葵「櫻子は赤座さんにお世話になりっぱなし」

向日葵「つまり赤座さんは常に櫻子の戦略などお見通しだと思いますわ」

櫻子「何も言い返させない……」ｼｭﾝ

向日葵（あっ、ちょっと言い過ぎたかしら）ｼｭﾝ

櫻子「向日葵になら絶対勝てる事があるのに」

向日葵「何ですの？」

櫻子「体重！　向日葵のそのおっOいがある限り、私は永遠に勝てる」

向日葵「正拳突きをかましますわよ」

おわり

４

結衣「で、また千歳にチョコを食べさせたのか」

京子「だって、面白いんだもん」

結衣「で、暴走を止めるために綾乃と、き、キス……したのか」

京子「おーっ！　したよ！」ﾆｺｯ

結衣「全く。綾乃は京子の事が好きだって言うのに」

京子「だからキスしてあげるきっかけを作ってあげたんだよ」

京子「あれっ、もしかして妬いてる？」

結衣「だ、誰が妬くか！」

京子「本妻と愛人に囲まれて私はなんて罪な女」

結衣「………………あ、それで千歳は？」

京子「矢○丈みたいに燃え尽きてたよ。あ、結衣～。お風呂の後でラムレーズン食べる～」

結衣（千歳……明日はちゃんと学校に来いよ）

おわり

５

結衣「京子。さっきから顔赤いぞ」

京子「そう？　学校に持って行ったものとは別だけど、このチョコレートが美味しくてさ」

結衣「一個もらうよ。……おい！　これ、お酒が入ってるぞ。しかも、結構強い」

京子「結衣～。やっぱり私は……結衣が居ないとダメなんだよ」ｳﾙｳﾙ

結衣「うっ、泣き虫京子だ！　まさか酔っぱらって！？　どうすればいいんだ！？」

京子「結衣～。こんな私を嫌いにならないで」ｳﾙｳﾙ

結衣「き、嫌いになんてならないよ。で、でも、私と綾乃……どっちをえら」

結衣「わーっ！　今の無し！　何を聞いているんだ」ｱﾀﾌﾀ

京子「そんなひどい事……言わないでよ。結衣！」ｶﾞﾊﾞｯ

結衣（ま、まずい。このままでは一線を越える。……こうなったら。えいっ）ﾊﾞｽﾄﾀｯﾁ！

京子「そこのラムレーズンらめぇ！」

結衣「どこでそんな言葉を覚えた！！」

おわり

６

結衣「で、本当に昨日の記憶は無いのか？」

京子「う、うん」

綾乃「歳納京子っ！」

京子「いてて……」

綾乃「あらっ、どうしたの？　具合でも悪いの？」

結衣「ああ。今朝から頭が痛いらしいんだ」

綾乃「だ、大丈夫なの？」

京子「大丈夫だよ。昨日、結衣ん家でチョコを食べすぎたのが原因だって分かってるから」

千歳「チョコ！　歳納さん、まだ持ってるん？」

京子「あるよ～」

結衣綾乃「あげるな！！」

おわり

７

ちなつ「どうすれば結衣先輩は私の事を好きになってくれるんだろう」

あかり「結衣ちゃんは好きだと思うよ。嫌いじゃないと思う」

ちなつ「あかりちゃんが解決できるほど簡単な問題じゃないよ」ﾎﾞｿｯ

あかり「あれっ？　今あかり、かなり頭に来ること言われた感じがする」

ちなつ「どうすればいいの～」

あかり「じゃあ、ちなつちゃん。先に帰るね」

ちなつ「えっ？　部活は？」

あかり「今日は京子ちゃんと一緒にミラクるんの映画を見に行くんだ」

ちなつ「って言う事は、今日の部室は結衣先輩がひとり……」

ちなつ「あかりちゃん～！　あかりちゃんこそ心の友だよ～」ｶﾞﾊﾞｯ

あかり「ちなつちゃん……少しの行でキャラ変わりすぎだよ」

ちなつ「クックック」

あかり（オーラが黒いよぉ）

おわり

８

ちなつ「結衣せんぱぁ～い」ｶﾞﾗｯ

京子「ウェルカーム！　ちなっちゃん！」

ちなつ「はっ！？　何故、ここに京子先輩が」

結衣「な、何故って、ごらく部の部員だから、居て当然かと……」

ちなつ「あ、その……今日はあかりちゃんと映画を見に行くのでは？」

京子「映画？　ああ、あれは明日だよ」

ちなつ「ええぇっ！」

京子「ちなみに結衣は明日と明後日、家に親戚が来るらしいから予定は埋まってるよ」

ちなつ「むっきーっ！　むっきーっ！！」

結衣「あ、何か誘おうとした？　ごめん。また今度ね」

京子「あかりの奴、ちなつちゃんをあんな風にして……どうなっても知らないよ」

映画館前
あかり「何か、あかりが立ってる上空にだけ雷雲が漂ってきたよ！」

おわり

９

櫻子「あーん、傘忘れたぁ」

向日葵「天気予報を確認するくせをつけた方が良いですわ」

櫻子「買い物が楽しみで確認するの忘れた」

向日葵「全く……仕方ないですわね」

櫻子「向日葵と一緒の傘に入るなんて嫌」

向日葵「櫻子が忘れるのがいけないんですのよ。ほら、濡れますから」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

櫻子「う、うん。ありがとう」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ピカッ！　ゴロゴロ～

櫻子「今の近くなかった？」

向日葵「櫻子……」

櫻子「えっ？　あっ、ごめん。向日葵を盾にしちゃった。どうせ雷が落ちるならそのおっOいに……」

向日葵「かかと落としをかましますわよ」

おわり

１０

向日葵「雨脚が強くなってきましたわね」

櫻子「う～う～」

向日葵「さ、櫻子！？」

櫻子「おへそが取られないか心配になってきた」

向日葵「……」

櫻子「な、何だよ。笑いたければ笑えよ」

向日葵「可愛いですわね。櫻子」ﾆｺｯ

櫻子「向日葵……今の笑顔」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

向日葵「えっ？」

ピカッ！　ゴロゴロゴロ

向日葵「きゃあ！　今のは相当近くですわ」

櫻子「ひ、向日葵。目の前であかりちゃんが倒れてる。お団子が丸焦げ！」

向日葵「お団子が避雷針！？」

おわり

１１

綾乃「もう、雷なんて嫌だな～」ｼｭﾝ

千歳「早く終わらせて帰ろ、綾乃ちゃん」

綾乃「そうね」

綾乃（千歳と二人で終わると思ったけど、予想以上に量が多い）

千歳「船見さんと歳納さんに手伝ってもらう？」

綾乃「平気よ。……って、何で分かったの？」

千歳「最近、鼻血が出過ぎたせいで、変な才能が覚醒したかもしれへん」

綾乃（い、今更……）

千歳「うちも今更だと思うわ」

綾乃「！！」

京子「綾乃～。アイス余ってる？」ｶﾞﾗｯ

綾乃「千歳の過剰な鼻血は歳納京子のせいよ！」

おわり

１２

結衣「アイスはあったの？」

京子「無かった。それにこれ以上取ったら、罰金バッキンガムよ！（声真似）　だって」

結衣「」

京子「……安心アンコールワット（声真似）」ﾎﾞｿｯ

結衣「」

京子「……心配はノンノンノートルダム（声真似）」ﾎﾞｿｯ

結衣「」

京子「……鼻血がどばドバイ（声真似）」ﾎﾞｿｯ

結衣「」

京子「結衣。座布団で顔を隠しながら肩震わすのやめなよ」

結衣「お前のせいだろ！」

おわり

１３

京子「あれっ、ちなつちゃんは？」

結衣「京子が生徒会室に行った後に帰ったよ」

京子「珍しい。結衣と二人きりになれるチャンスだったのに」

結衣「何か言ったか？」

京子「えっ？　ああ、二人きりだな～ってね」

結衣「そ、そうだな」

京子「それじゃあ、結衣～。楽しい事しない～？」

結衣「きょ、京子。こ、ここは学校だぞ。いくらなんでもそれは！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ドーン

結衣「オセロ？」

京子「あかりに勝ちたいから練習相手になって」

結衣「……」

京子「結衣？　顔がトマト並みに真赤だぞ？」

おわり

１４

結衣「それにしても良く降るね」

京子「それにしても良く勝つね」

結衣「京子が弱すぎる」

京子「はぁ……あ、光った。　きゃあ！」

結衣「……今のは相当近くだぞ」

京子「雷って言えば、ちなつちゃんって帰る前に“この恨み、晴らさでおくべきか”って言ってたよね」

結衣「何故、雷で思い出した？」

京子「何となく……」

結衣「……まさかな」

京子「……とりあえず、行く？　……行こう！　心配になってきた！」

結衣「あかりーっ！」

おわり

ラスト

結衣「あかりー！」

京子「げっ、お団子が取れてる！」

向日葵「歳納先輩！　赤座さんが……」

綾乃「歳納京子っ！　今日日直だったのに日誌書いてな……って、きゃあ！！」

千歳「あ、赤座さん！？　んっ？　それって……藁人形やで」

結衣「はっ？」

あかり「皆～、あかりはここだよ！」

櫻子「あかりちゃん！　お団子もある！」

あかり「やっと目立てる方法を見つけたよ！　それはズバリ忍術！」

京子「どうやら無事らしいな。皆、解散」

あかり「あ～ん、ちょっと待ってよ～。ゆるゆりの主人公はあかりだよ！」

ちなつ「あかりちゃん……」

おわり

結衣かわいいよ

乙！