２

京子「今年のハロウィーンパーティは結衣ん家でやろう」

あかり「楽しそうだね」

結衣「仮装用の服はどうするんだ？」

京子「すでに用意してある」

ちなつ「早っ！」

京子「結衣はヴァンパイア、ちなつちゃんは魔女」

結衣「京子は？」

京子「にんにく」

結衣「何故？　で、あかりは？」

京子「制服のまま。お団子口リ天使で十分でしょ」

あかり「あかりだけ何かが違うよ～」

おわり

３

向日葵「櫻子……ちょっと保健室に行きますわ」

櫻子「おっOいの重みで体調不良？」

向日葵「その口、十文字に切り裂きますわよ」

櫻子「仕方ない。後でノート写していいよ」

向日葵「あ、ありがとう」

櫻子「向日葵のため……だから」

向日葵「さ、櫻子……」

その後

向日葵「字が汚くて読めませんわ！」

櫻子「これでも真面目に書いてるんだよ！」

おっOい禁止！

４

綾乃「秋ってお洒落になりたくなる季節よね」

千歳「ほんま、不思議な季節やね」

京子「私はズバリ、食欲の秋！」

綾乃「そう。何とかの秋って色々あるからね」

京子「アンジェラアキ？」

綾乃「そう、アンジェ……って、歳納京子っ！」

京子「と言う訳で、アイスは頂いてるよ」

綾乃「あーっ、私のアイス！　返しなさいよ！」

京子「口移しで？」

綾乃「！！」

千歳「鼻血の秋」ﾌﾞﾊｯ

おわり

５

結衣「今年は家でクリスマスケーキを作る事になった」

ちなつ「そうなんですか！」

結衣「ただ、どんなケーキにするか迷っているんだ」

京子「そう言えば、あかりは昔お姉さんと作ったことがあるって言わなかった？」

あかり「あるよ～」

結衣「それなら、今度作って来てくれないか？　お手本にしたい」

あかり「うん、良いよ」

その後

結衣「なるほどね……味、形、独創性、コンセプト、どれも普通か。普通としてのお手本だな」

あかり「そんなに褒めても何も出ないよ～」ﾊﾟｧｰｯ

結衣「……」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

おわり

６

京子「えっ、綾乃が風邪！」

千歳「そうなんよ」

京子「それならお見舞いに行こう」

綾乃宅

綾乃「だいぶ熱も下がったわね」

京子「ジュリエット！　どうして君は風邪を引いたの？」ｶﾞﾗｯ

綾乃「歳納京子っ！」ｺﾞﾎｺﾞﾎ

京子「あ、綾乃？　体調は大丈夫？」

綾乃「突然来るからビックリしただけよ。大丈夫よ……たぶん」

京子「大丈夫なら良かった。じゃあね～」ﾊﾞﾀﾝ

綾乃「……何をしに来たのかしら」

おわり

７

向日葵「櫻子が風邪で休むなんて、信じられませんわ」

向日葵「と、とにかく帰りにお見舞いにでも行って、様子を見ないといけませんわ」

櫻子宅

櫻子「ひ、向日葵！」ｺﾞﾎｺﾞﾎ

向日葵「熱は下がりましたの？」

櫻子「う、うん。下がったと思う」

向日葵「あらっ、おでこの濡れタオルが落ちかかってますわ」

櫻子の目の前　ﾌﾟﾙﾝ　ﾌﾟﾙﾝ　ﾎﾞｲｰﾝ　ﾎﾞﾖﾖﾝ

櫻子「こ、この。おっOい禁止！」

向日葵「きゃっ！　いきなり何をするの！」

櫻子「自分の胸に聞けぇ！」

おわり

８

結衣「千歳」

千歳「あら、船見さん。何かうちに用？」

結衣「京子が綾乃を見舞いに行ったら、余計に悪化したそうだ」

千歳「それで綾乃ちゃんは今日も休みなん？」

結衣「そうなんだ」

千歳「それならまた歳納さんに行ってあげないとアカンね」

ｽﾁｬ　ﾎﾜﾜﾝ　ｱﾔﾉｰ　ｷｮｳｺｯ　ﾀﾞﾒﾖ　ｱﾅﾀﾆｳﾂﾙﾜ

千歳「は、早く歳納さんに」ﾀﾞﾗｰｯ

結衣「千歳……いつか氏ぬよ」

千歳「それならそれで、我が生涯一片の悔いはあらへんよ！」ﾄﾞｰﾝ

結衣「さすがだね、千歳……」

おわり

９

あかり「どうやったら目立てるの～」

京子「十分目立ってると思うよ」

あかり「京子ちゃんに、私の気持ちなんて分からないよ！」

京子「あ、あかり？」

あかり「こうなったら、京子ちゃんを子供の頃にするしかない！　お団子ビーム！」

京子「きゃああああ」

京子「……あかり」ｷｮﾄﾝ

京子「ど、どうしていじめるの」ｸﾞｽｯ　ｳﾙｳﾙ

京子「ひどいよ……正直に、目立ってるって……言っただけなのに」ｳﾙｳﾙｳﾙ

あかり「しまった。小さい京子ちゃんは最強だったんだ……しかもあかりより目立ってる」ｶﾞｰﾝ

おわり

１０

京子「ハロウィーンパーティは楽しかったな」

結衣「本当ににんにくの仮装なんてあるんだな」

ちなつ「でも、結衣先輩のヴァンパイア姿はとても綺麗でした」

結衣「そ、そう？　ありがとう」

京子結衣（ちなつちゃんの魔女姿もリンゴを持たした瞬間は似合ってた）

ちなつ「どうかしましたか？」

京子結衣「な、何でもないよ」

京子「あかりも似合ってたよ」ﾋﾞｼｯ

あかり「本当！　ありがとう京子ちゃん！」

結衣（……あかりは学校の制服だったのに）

おわり

１１

千歳「綾乃ちゃん、もう良くなったん？」

綾乃「ええ、良くなったわ。邪魔が無ければもっと早く治ったのに」

千歳「邪魔じゃなくて、好きな人が来て舞いあがったと違う？」

綾乃「す、好きな人じゃないわよ！　な、何を言ってるのよ！」

京子「綾乃～、もう治ったのか？」

綾乃「と、歳納京子！」

京子「綾乃お嬢様のお帰りをお待ちしていました」

綾乃の手の甲にキス

綾乃「な、ななな、急に何をするのよ！」

千歳「ここは学校じゃない。戦場やで」ﾌﾞﾊｯ

おわり

１２

京子「あかり～、この前はよくも私を小さい頃にしてくれたね～」

あかり「きょ、京子ちゃん」

京子「今度はあかりが小さくなりなさい！」

あかり「きゃあああああ！」

あかり「……ふぇっ、本当に小さくなった」

あかり「うわーん。イジメイケナインジャー！　うわーん」

京子「小さい頃って皆天使になるね。元に戻すのが惜しい」

結衣「早く元に戻してあげなよ」

京子「結衣！」

結衣「ほら、あそこ」

あかね「」ﾋﾟｸｯ

京子「ひぃっ！」

おわり

１３

櫻子「この前はお見舞いに来てくれてありがとう」

向日葵「べ、別に感謝される事はなにもしておりませんわ」

櫻子「人が折角……」

ウー　ウー

向日葵「そう言えば、今日は避難訓練でしたわね」

櫻子「す、すっかり忘れてたね」

向日葵「そのようですわね。で、いつまで私に抱きついているのかしら」

櫻子「へっ、あっ、ごめん」ｱﾀﾌﾀ

向日葵（ちょっとドキドキしたなんて言えませんわ）

櫻子「でも憎きそのおっOいは触らなかったよ」ｴｯﾍﾝ

向日葵「回し蹴りかましますわよ」

おわり

１４

結衣「そう言えば、今日は避難訓練だったね」

千歳「すっかり忘れてたわ」

結衣「京子？　京子は？」

綾乃「どうせ歳納京子のことだから、どこかに隠れているわよ」

綾乃「何かしら、足が重いわ……」

結衣「京子！　何、綾乃の足にしがみついているんだ！」

京子「えっ？　一番足が太くてしっかりしてるから、無意識に掴んでた……」

綾乃「気にしていることを……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

京子「でも肌は一番綺麗だな」ﾆｺｯ

綾乃「な、何言ってるのよ！」ｶｧｯ

千歳「戦場は戦場でも、常に最前線や！！」ﾌﾞﾊｯ

おわり

ラスト

あかり「やっぱり出番が少なかったよ」

結衣「そう落ち込むな」

京子「アニメも最終回を迎えるし」

結衣「京子！」

あかり「そ、そうだね。アニメも最終回……」

ちなつ「で、でも二期があるかもしれないよ」

あかり「かもしれないじゃダメなんだよ。確実な情報が欲しいよ」

結衣「どこに行くんだ、あかり！」

あかり「二期の確実な情報を求めに、くらげ先生に会いにいくよ」

京子「くらげ先生に！？　道のりは遠いぞ！　氏ぬ気か、あかり！」

あかり「必ず戻ってくるよ」

京子「じゃあ、朗報を待ってるわ。行ってらっしゃい」

あかり「京子ちゃ～ん！」ｳﾜｰﾝ

おわり

出かけるんでこれで終了。書けて満足。
支援くれた方に感謝。

また待ってるぞ
乙

乙です