1: 2011/09/25(日) 21:23:00.18 ID:KL6MATiQ0
綾乃「たい焼き食べたいタイムズスクエアよ」
結衣「ぶっ……ふふ」
綾乃(またわらってくれた……)
結衣「ぶっ……ふふ」
綾乃(またわらってくれた……)
7: 2011/09/25(日) 21:29:19.01 ID:KL6MATiQ0
綾乃「♪~」
千歳「ごきげんやねえ、綾乃ちゃん」
綾乃「ええ、今日のダジャレは受けが良かったわ。
だいたいいつもの1.3倍バイエルン州よ」
千歳「……もう歳納さんのことはええの?」
綾乃「ええ、確かに歳納京子のことは好きだったかも知れない……
でも今は私のダジャレで笑ってくれる船見さんが一番なの」
千歳「そっか、まあ綾乃ちゃんがええならそれでええわ」
千歳「ごきげんやねえ、綾乃ちゃん」
綾乃「ええ、今日のダジャレは受けが良かったわ。
だいたいいつもの1.3倍バイエルン州よ」
千歳「……もう歳納さんのことはええの?」
綾乃「ええ、確かに歳納京子のことは好きだったかも知れない……
でも今は私のダジャレで笑ってくれる船見さんが一番なの」
千歳「そっか、まあ綾乃ちゃんがええならそれでええわ」
9: 2011/09/25(日) 21:35:30.28 ID:KL6MATiQ0
京子「そーいえば最近綾乃がおとなしいなー」
あかり「そうだね、ここに乗り込んでくることもなくなったよね」
ちなつ「まあ私はそっちのほうが静かだし良いですけど」
京子「よっしゃ、じゃあ今から生徒会室に乗り込もうぜー!」
あかり「ええ、迷惑じゃない?」
京子「大丈夫だって、いっつもごらく部に来られてるけど別に迷惑だったことないっしょ」
ちなつ「ダラダラしてるだけの私たちと
しっかり仕事してる生徒会の人を比べてどうすんですか」
京子「細かいこと言いっこなしだって、ほらみんないくぞー」
あかり「ま、まってー」
あかり「そうだね、ここに乗り込んでくることもなくなったよね」
ちなつ「まあ私はそっちのほうが静かだし良いですけど」
京子「よっしゃ、じゃあ今から生徒会室に乗り込もうぜー!」
あかり「ええ、迷惑じゃない?」
京子「大丈夫だって、いっつもごらく部に来られてるけど別に迷惑だったことないっしょ」
ちなつ「ダラダラしてるだけの私たちと
しっかり仕事してる生徒会の人を比べてどうすんですか」
京子「細かいこと言いっこなしだって、ほらみんないくぞー」
あかり「ま、まってー」
11: 2011/09/25(日) 21:41:24.28 ID:KL6MATiQ0
生徒会室
バンッ
京子「杉浦綾乃ーっ!」
向日葵「わっ、歳納先輩……と吉川さん」
あかり「京子ちゃん、そんな大声出したらメーワクだよお」
ちなつ「そうですよ、みなさん生徒会の仕事してるのに」
京子「いやー、綾乃がいっつも『歳納京子ー!』って言うの
ちょっと真似してみたくってさー」
ちなつ「ごめんねみんな、うるさくして」
櫻子「いやーいいよ、別に仕事なくて暇だったし」
向日葵「ええ、櫻子と二人で過ごさなければならないところでしたので
みなさんが来てくれて嬉しいですわ」
櫻子「んだとコラ」
京子「ところで綾乃はー?」
櫻子「さっきどっか行きましたけど」
京子「なーんだあ」
バンッ
京子「杉浦綾乃ーっ!」
向日葵「わっ、歳納先輩……と吉川さん」
あかり「京子ちゃん、そんな大声出したらメーワクだよお」
ちなつ「そうですよ、みなさん生徒会の仕事してるのに」
京子「いやー、綾乃がいっつも『歳納京子ー!』って言うの
ちょっと真似してみたくってさー」
ちなつ「ごめんねみんな、うるさくして」
櫻子「いやーいいよ、別に仕事なくて暇だったし」
向日葵「ええ、櫻子と二人で過ごさなければならないところでしたので
みなさんが来てくれて嬉しいですわ」
櫻子「んだとコラ」
京子「ところで綾乃はー?」
櫻子「さっきどっか行きましたけど」
京子「なーんだあ」
23: 2011/09/25(日) 22:18:19.33 ID:KL6MATiQ0
そのころ結衣と綾乃は
綾乃「ご、ごめんなさい船見さん、手伝わせちゃって……」
結衣「いいよ、気にしないで。一人じゃ大変だったでしょ」
綾乃「う、うん……」
結衣「これを資料室まで運べばいいんだよね?」
綾乃「ええ、おねがい」
結衣「よいしょ、っと。結構重いね、こんなの一人で運ぼうとしてたの?」
綾乃「いつもやってるから……」
結衣「ダメだよ、腰痛めちゃうよ?」
綾乃「あ、うん……」
綾乃(こういうきりっとした顔も良いわ)
綾乃「ご、ごめんなさい船見さん、手伝わせちゃって……」
結衣「いいよ、気にしないで。一人じゃ大変だったでしょ」
綾乃「う、うん……」
結衣「これを資料室まで運べばいいんだよね?」
綾乃「ええ、おねがい」
結衣「よいしょ、っと。結構重いね、こんなの一人で運ぼうとしてたの?」
綾乃「いつもやってるから……」
結衣「ダメだよ、腰痛めちゃうよ?」
綾乃「あ、うん……」
綾乃(こういうきりっとした顔も良いわ)
27: 2011/09/25(日) 22:26:28.75 ID:KL6MATiQ0
綾乃「そ、そういえば、今日はごらく部はいいの?」
結衣「別に行かなきゃいけない部活でもないし……
ていうか非公認の部活なのに生徒会の人から
行かなくていいの、なんて言われるのもなんか可笑しいな」
綾乃「そ、そうね。ごらく部は、早く茶道部から立ち退いてもらわないとっ」
結衣「ふふ。その時は、生徒会に入らせてもらおうかな」
綾乃「え、ええっ!?」
結衣「冗談だよ、冗談。今からじゃ入れないでしょ」
綾乃「……ええ、そ、そうね……」
結衣「ていうか、なんかいっつもごめんな」
綾乃「え、何が?」
結衣「ごらく部がいっつも迷惑かけて。特に京子」
綾乃「べっべべべつに迷惑なんて、
そんなこと全然ナイアガラなんだから!」
結衣「ナイアガ……ぶふっ」ドスッ
綾乃「あいたっ!」
結衣「あっ、ごごめん!大丈夫?」
結衣「別に行かなきゃいけない部活でもないし……
ていうか非公認の部活なのに生徒会の人から
行かなくていいの、なんて言われるのもなんか可笑しいな」
綾乃「そ、そうね。ごらく部は、早く茶道部から立ち退いてもらわないとっ」
結衣「ふふ。その時は、生徒会に入らせてもらおうかな」
綾乃「え、ええっ!?」
結衣「冗談だよ、冗談。今からじゃ入れないでしょ」
綾乃「……ええ、そ、そうね……」
結衣「ていうか、なんかいっつもごめんな」
綾乃「え、何が?」
結衣「ごらく部がいっつも迷惑かけて。特に京子」
綾乃「べっべべべつに迷惑なんて、
そんなこと全然ナイアガラなんだから!」
結衣「ナイアガ……ぶふっ」ドスッ
綾乃「あいたっ!」
結衣「あっ、ごごめん!大丈夫?」
30: 2011/09/25(日) 22:32:56.01 ID:KL6MATiQ0
結衣「ごめん、笑った拍子に落としちゃって……」
綾乃「い、いいのよ笑ってもらえて嬉しいから……あいたたた」
結衣「大丈夫じゃなさそうだな、ちょっと見せて」バッ
綾乃「ひあっ!?」
結衣「脱がすよ、いい?」
綾乃「あ、え、ええ……」
結衣「んしょっと……」スルスル
綾乃(うう、ぬ、脱がされてる……)
結衣「赤くなってるなあ……ちょっと腫れてる」
綾乃(み、見られてる……船見さんに見られてる)
結衣「保健室行ったほうがいいかな」
綾乃(船見さんに私の足の甲見られちゃってる……恥ずかし)
結衣「立てる?おんぶしようか」
綾乃「……じゃあ、おんぶで」
結衣「よいしょっと」
綾乃「い、いいのよ笑ってもらえて嬉しいから……あいたたた」
結衣「大丈夫じゃなさそうだな、ちょっと見せて」バッ
綾乃「ひあっ!?」
結衣「脱がすよ、いい?」
綾乃「あ、え、ええ……」
結衣「んしょっと……」スルスル
綾乃(うう、ぬ、脱がされてる……)
結衣「赤くなってるなあ……ちょっと腫れてる」
綾乃(み、見られてる……船見さんに見られてる)
結衣「保健室行ったほうがいいかな」
綾乃(船見さんに私の足の甲見られちゃってる……恥ずかし)
結衣「立てる?おんぶしようか」
綾乃「……じゃあ、おんぶで」
結衣「よいしょっと」
35: 2011/09/25(日) 22:42:07.10 ID:KL6MATiQ0
そのころ生徒会室
向日葵「どうぞ、粗茶ですが」
京子「おっ気がきくねー」
ちなつ「ありがとう向日葵ちゃん」
あかり「あかりの分は?」
向日葵「ほら、櫻子のも」
櫻子「別に向日葵が入れたお茶なんて飲みたくないしー」
向日葵「あっ、そ。じゃあ飲まなくて結構ですわ」
京子「……前から疑問だったんだけど」
向日葵「なんです?」
京子「二人は仲いいの?悪いの?」
櫻子「悪いです!誰がこんな向日葵なんかと仲良くするんですか!」
向日葵「それはこっちのセリフですわ!誰がこんな櫻子なんかと」
櫻子「なんだっとーお」
ちなつ「仲いいじゃん……」
向日葵「どうぞ、粗茶ですが」
京子「おっ気がきくねー」
ちなつ「ありがとう向日葵ちゃん」
あかり「あかりの分は?」
向日葵「ほら、櫻子のも」
櫻子「別に向日葵が入れたお茶なんて飲みたくないしー」
向日葵「あっ、そ。じゃあ飲まなくて結構ですわ」
京子「……前から疑問だったんだけど」
向日葵「なんです?」
京子「二人は仲いいの?悪いの?」
櫻子「悪いです!誰がこんな向日葵なんかと仲良くするんですか!」
向日葵「それはこっちのセリフですわ!誰がこんな櫻子なんかと」
櫻子「なんだっとーお」
ちなつ「仲いいじゃん……」
39: 2011/09/25(日) 22:48:53.67 ID:KL6MATiQ0
保健室
結衣「すみませーん」
綾乃(船見さんの背中あったかい……)
結衣「だれもいないみたいだ」
綾乃「そう、じゃあ勝手に休ませてもらいましょう」
結衣「そうだな。じゃあそこに座って」
綾乃「え?」
結衣「簡単に応急手当するから」
綾乃「え、い、いいわよそんなの!」
結衣「何言ってるんだ、ほっとくともっと腫れちゃうかも知れないだろ」
綾乃「で、でも……」
結衣「ほら、足出して」グイッ
綾乃「あ……」
綾乃(強引なところも素敵だわ……)
結衣「すみませーん」
綾乃(船見さんの背中あったかい……)
結衣「だれもいないみたいだ」
綾乃「そう、じゃあ勝手に休ませてもらいましょう」
結衣「そうだな。じゃあそこに座って」
綾乃「え?」
結衣「簡単に応急手当するから」
綾乃「え、い、いいわよそんなの!」
結衣「何言ってるんだ、ほっとくともっと腫れちゃうかも知れないだろ」
綾乃「で、でも……」
結衣「ほら、足出して」グイッ
綾乃「あ……」
綾乃(強引なところも素敵だわ……)
43: 2011/09/25(日) 22:58:11.58 ID:KL6MATiQ0
結衣「はい、できあがり」
綾乃「あ、ありがと……結構こなれてるのね」
結衣「ああ、京子がよく怪我してたからな。
それで自然に覚えざるを得なかったっていうか」
綾乃(京子……歳納京子)
綾乃(前までは彼女に惹かれていたけれど)
綾乃(今となっては……恋敵だわ)
綾乃(そもそも船見さんと歳納京子はそういう関係なのかしら……)
綾乃「そう、船見さんは歳納京子と仲いいものね」
結衣「仲いいっていうか……そうだな、
小さい頃からずっといっしょだったからな」
綾乃「……」
結衣「もう切っても切れないくされ縁ってかんじで。
多分これからもずっと京子と一緒にいるんだろうなあ」
綾乃(くぅ……自分の好きな人に好きな人の話をされるのは
想像以上のダメージだわ……)
綾乃「あ、ありがと……結構こなれてるのね」
結衣「ああ、京子がよく怪我してたからな。
それで自然に覚えざるを得なかったっていうか」
綾乃(京子……歳納京子)
綾乃(前までは彼女に惹かれていたけれど)
綾乃(今となっては……恋敵だわ)
綾乃(そもそも船見さんと歳納京子はそういう関係なのかしら……)
綾乃「そう、船見さんは歳納京子と仲いいものね」
結衣「仲いいっていうか……そうだな、
小さい頃からずっといっしょだったからな」
綾乃「……」
結衣「もう切っても切れないくされ縁ってかんじで。
多分これからもずっと京子と一緒にいるんだろうなあ」
綾乃(くぅ……自分の好きな人に好きな人の話をされるのは
想像以上のダメージだわ……)
50: 2011/09/25(日) 23:09:08.39 ID:KL6MATiQ0
そのころ生徒会室
向日葵「仲いいわけがありませんわ」
櫻子「そうだよ、どこをどう見たらそういうふうに見えるの」
あかり「あかり、てっきり二人は付き合ってるんだと思ってたよお」
向日葵「つ、つきあ……って、なに馬鹿なことを!」
櫻子「誰がこんなのと付き合うかっての!」
あかり「なーんだ、違ったんだ」
向日葵「あったりまえですわ!こんなのより私は
カワイイ吉川さんとかと付き合いたいですわ」
ちなつ「え、私?」
櫻子「じゃー私は歳納先輩!」
京子「おー?」
櫻子「付き合いましょう、歳納先輩!」
京子「いいよー」
ちなつ「いいの!?」
向日葵「吉川さん、私たちも!」
向日葵「仲いいわけがありませんわ」
櫻子「そうだよ、どこをどう見たらそういうふうに見えるの」
あかり「あかり、てっきり二人は付き合ってるんだと思ってたよお」
向日葵「つ、つきあ……って、なに馬鹿なことを!」
櫻子「誰がこんなのと付き合うかっての!」
あかり「なーんだ、違ったんだ」
向日葵「あったりまえですわ!こんなのより私は
カワイイ吉川さんとかと付き合いたいですわ」
ちなつ「え、私?」
櫻子「じゃー私は歳納先輩!」
京子「おー?」
櫻子「付き合いましょう、歳納先輩!」
京子「いいよー」
ちなつ「いいの!?」
向日葵「吉川さん、私たちも!」
52: 2011/09/25(日) 23:14:45.83 ID:KL6MATiQ0
保健室
綾乃(うう、歳納京子の話をしてる時の船見さん……)
綾乃(なんてデレデレした顔をしてるの……)
綾乃(……こうなったら単刀直入ニューヨークに聞くのが一番ね)
綾乃「ふ、船見さんは」
結衣「ん、何?」
綾乃「ととと歳納京子と、その……付き合ってるの?」
結衣「いや、付き合ってはないよ」
綾乃(付き合って『は』ないよ……? 『は』って何!?どういう意味!?)
結衣「……」
綾乃「ど、どうしたの?」
結衣「綾乃は……生徒会役員だったよね」
綾乃「ええ、そうだけど」
結衣「じゃあ……生徒の相談とか、聞いてくれたりするよね……」
綾乃「え、ええ……」
綾乃(うう、歳納京子の話をしてる時の船見さん……)
綾乃(なんてデレデレした顔をしてるの……)
綾乃(……こうなったら単刀直入ニューヨークに聞くのが一番ね)
綾乃「ふ、船見さんは」
結衣「ん、何?」
綾乃「ととと歳納京子と、その……付き合ってるの?」
結衣「いや、付き合ってはないよ」
綾乃(付き合って『は』ないよ……? 『は』って何!?どういう意味!?)
結衣「……」
綾乃「ど、どうしたの?」
結衣「綾乃は……生徒会役員だったよね」
綾乃「ええ、そうだけど」
結衣「じゃあ……生徒の相談とか、聞いてくれたりするよね……」
綾乃「え、ええ……」
60: 2011/09/25(日) 23:23:52.51 ID:KL6MATiQ0
綾乃(相談ってまさか……)
結衣「実は京子のことなんだけどさ」
綾乃(や、やっぱり……)
結衣「えっとその……なんていうか」
綾乃「……」
結衣「私、京子のことがその、……好きなんだ」
綾乃「そ、そうなの……」
結衣「でもずっと親友のポジションでいたからさ、
今更どうこうするのも、ちょっとやりづらいかなってさ」
綾乃「……」
結衣「京子にしても私からいきなり告白とかされても困るだろうし」
綾乃「……」
結衣「あかりたちのこともあるしさ、ちなつちゃんはどうでもいいけど」
綾乃「……」
結衣「つまりその如何ともしがたい状況というか」
綾乃(なんで私は好きな人の恋愛相談聞いてるんだろ……)
結衣「実は京子のことなんだけどさ」
綾乃(や、やっぱり……)
結衣「えっとその……なんていうか」
綾乃「……」
結衣「私、京子のことがその、……好きなんだ」
綾乃「そ、そうなの……」
結衣「でもずっと親友のポジションでいたからさ、
今更どうこうするのも、ちょっとやりづらいかなってさ」
綾乃「……」
結衣「京子にしても私からいきなり告白とかされても困るだろうし」
綾乃「……」
結衣「あかりたちのこともあるしさ、ちなつちゃんはどうでもいいけど」
綾乃「……」
結衣「つまりその如何ともしがたい状況というか」
綾乃(なんで私は好きな人の恋愛相談聞いてるんだろ……)
66: 2011/09/25(日) 23:30:49.65 ID:KL6MATiQ0
結衣「で、どうしたらいいかなって……
綾乃、聞いてる?」
綾乃「えっ?えっええ、ちゃんと聞いてるテル・ベエル・シェバよ」
結衣「もしかして足痛む?大丈夫?」
綾乃「いえ足の痛みはもう引いたけど……」
結衣「そっか、よかった」
綾乃(自分の恋愛相談中にも私のこと心配してくれるなんて……)
綾乃(歳納京子はこんな良い子と幼い時から一緒だったのね)
綾乃(こんな子がいてなんであんな風になってしまったのかしら)
結衣「それで、綾乃はどう思う?」
綾乃「う、うーん……そ、そうね、直球でコクったほうがいいわね」
結衣「そうかなあ、相手は幼馴染だし……」
綾乃「幼馴染だからこそよ。自分が真剣だってこと伝えなくちゃ」
結衣「うん……そう言われればそうかもな……
ありがとう綾乃、参考になったよ」
綾乃(そしてなぜ私は的確にアドバイスしてしまってるのかしら……)
綾乃、聞いてる?」
綾乃「えっ?えっええ、ちゃんと聞いてるテル・ベエル・シェバよ」
結衣「もしかして足痛む?大丈夫?」
綾乃「いえ足の痛みはもう引いたけど……」
結衣「そっか、よかった」
綾乃(自分の恋愛相談中にも私のこと心配してくれるなんて……)
綾乃(歳納京子はこんな良い子と幼い時から一緒だったのね)
綾乃(こんな子がいてなんであんな風になってしまったのかしら)
結衣「それで、綾乃はどう思う?」
綾乃「う、うーん……そ、そうね、直球でコクったほうがいいわね」
結衣「そうかなあ、相手は幼馴染だし……」
綾乃「幼馴染だからこそよ。自分が真剣だってこと伝えなくちゃ」
結衣「うん……そう言われればそうかもな……
ありがとう綾乃、参考になったよ」
綾乃(そしてなぜ私は的確にアドバイスしてしまってるのかしら……)
68: 2011/09/25(日) 23:37:33.67 ID:KL6MATiQ0
綾乃「私、そろそろ生徒会室に戻るわ……」
結衣「足はいいの?」
綾乃「ええ、もう痛くないし」
結衣「念のためちょっと見せて」
綾乃「ええ……」
結衣「……うん、もう腫れも引いてるね。大丈夫そうだ」
綾乃「ありがとう、船見さん。手当してくれて……」
結衣「ううん、いいんだ。これくらい朝飯前の屁の河童だよ」ニコッ
綾乃(綺麗な笑顔)
綾乃(そうよ、私はこの笑顔に惹かれて……)
綾乃(でもあなたの本当の笑顔は)
綾乃(歳納京子にしか見せないんでしょう)
結衣「生徒会室に戻るなら、送って行くよ」
綾乃「ええ……ありがとう」
結衣「足はいいの?」
綾乃「ええ、もう痛くないし」
結衣「念のためちょっと見せて」
綾乃「ええ……」
結衣「……うん、もう腫れも引いてるね。大丈夫そうだ」
綾乃「ありがとう、船見さん。手当してくれて……」
結衣「ううん、いいんだ。これくらい朝飯前の屁の河童だよ」ニコッ
綾乃(綺麗な笑顔)
綾乃(そうよ、私はこの笑顔に惹かれて……)
綾乃(でもあなたの本当の笑顔は)
綾乃(歳納京子にしか見せないんでしょう)
結衣「生徒会室に戻るなら、送って行くよ」
綾乃「ええ……ありがとう」
71: 2011/09/25(日) 23:43:01.70 ID:KL6MATiQ0
生徒会室
綾乃「ただいまー」
結衣「なんだ、お前らいたのか」
あかり「あ、結衣ちゃーん」
向日葵「遅かったですね、杉浦先輩」
綾乃「ええ、実はちょっと怪我したのを船見さんに手当してもらってたのよ」
向日葵「へえ、大丈夫なんですの?」
綾乃「ええ、ばっちりよ船見さんのおかげで……
ところでなんで古谷さんと吉川さんは手をつないでるの?」
向日葵「私たち付き合うことになりましたの。ねー」
ちなつ「ち、違うんです結衣先輩!私の本命は結衣先輩だけでぇー」
向日葵「ええいいんですのよ吉川さん、私は二番目で」
綾乃「どういう状況なのかイマイチ飲み込めないわ」
京子「あ、そうだ結衣ー」
結衣「ん?」
京子「私も櫻子ちゃんと付き合うことにしたから」
綾乃「ただいまー」
結衣「なんだ、お前らいたのか」
あかり「あ、結衣ちゃーん」
向日葵「遅かったですね、杉浦先輩」
綾乃「ええ、実はちょっと怪我したのを船見さんに手当してもらってたのよ」
向日葵「へえ、大丈夫なんですの?」
綾乃「ええ、ばっちりよ船見さんのおかげで……
ところでなんで古谷さんと吉川さんは手をつないでるの?」
向日葵「私たち付き合うことになりましたの。ねー」
ちなつ「ち、違うんです結衣先輩!私の本命は結衣先輩だけでぇー」
向日葵「ええいいんですのよ吉川さん、私は二番目で」
綾乃「どういう状況なのかイマイチ飲み込めないわ」
京子「あ、そうだ結衣ー」
結衣「ん?」
京子「私も櫻子ちゃんと付き合うことにしたから」
77: 2011/09/25(日) 23:50:14.01 ID:KL6MATiQ0
結衣「え?」
京子「なー櫻子ちゃーん」
櫻子「ねー京子ちゃーん」
あかり「もう下の名前で呼び合う仲に!?」
結衣「うそ……だろ?
なあ京子、嘘だよな?いつもの冗談なんだよな……」
京子「えー、冗談じゃなくて本気だってー。
櫻子ちゃんカワイイし明るいし楽しいし、
最高のカノジョだよー」
櫻子「もー、そんなに褒めないでくださいよお~」
京子「チューしちゃお、チュー」
櫻子「や~ん」
向日葵「…………」
結衣「うそ、だろ……そんな……」フラフラ
綾乃「ふ、船見さん、どこいくの?」
結衣「ちょっと……トイレ……」
綾乃「あ、船見さん!」
京子「なー櫻子ちゃーん」
櫻子「ねー京子ちゃーん」
あかり「もう下の名前で呼び合う仲に!?」
結衣「うそ……だろ?
なあ京子、嘘だよな?いつもの冗談なんだよな……」
京子「えー、冗談じゃなくて本気だってー。
櫻子ちゃんカワイイし明るいし楽しいし、
最高のカノジョだよー」
櫻子「もー、そんなに褒めないでくださいよお~」
京子「チューしちゃお、チュー」
櫻子「や~ん」
向日葵「…………」
結衣「うそ、だろ……そんな……」フラフラ
綾乃「ふ、船見さん、どこいくの?」
結衣「ちょっと……トイレ……」
綾乃「あ、船見さん!」
84: 2011/09/26(月) 00:00:32.37 ID:iXYYsRbf0
便所
結衣「…………」
綾乃「船見さん!」
結衣「……ふ、はは……
まさか京子と大室さんが付き合うなんてな」
綾乃「な、なにかの冗談でしょう?
歳納京子ってよくそういうことやるじゃない」
結衣「冗談だとしても……」
綾乃「?」
結衣「京子が他の誰かと付き合うっていうのはショックだよ」
綾乃「どうして」
結衣「私が京子に何とも思われてないってことなんだから」
綾乃「それは……まだ船見さんが自分の気持ちを
ちゃんと歳納京子に伝えてないから」
結衣「うん、それは分かってる……
京子に想ってもらいたいなんてのがエゴでしかないことも……
それでもさ……」
綾乃「……」
結衣「…………」
綾乃「船見さん!」
結衣「……ふ、はは……
まさか京子と大室さんが付き合うなんてな」
綾乃「な、なにかの冗談でしょう?
歳納京子ってよくそういうことやるじゃない」
結衣「冗談だとしても……」
綾乃「?」
結衣「京子が他の誰かと付き合うっていうのはショックだよ」
綾乃「どうして」
結衣「私が京子に何とも思われてないってことなんだから」
綾乃「それは……まだ船見さんが自分の気持ちを
ちゃんと歳納京子に伝えてないから」
結衣「うん、それは分かってる……
京子に想ってもらいたいなんてのがエゴでしかないことも……
それでもさ……」
綾乃「……」
90: 2011/09/26(月) 00:11:54.52 ID:iXYYsRbf0
綾乃「元気出しなさい、ね?
とにかくは告白しないことには始まらないんだから」
結衣「うん……」
綾乃「頑張って、陰ながら応援してるから。
船見さんに告白されたらあの歳納京子だって
気持ちがグラつくグランドキャニオンよ」
結衣「グランドキャニオン……あははっ」
綾乃「うふふ」
結衣「ふふ……綾乃にはいつも笑わされちゃうな」
綾乃「……私に出来るのは、これくらいだもの」
結衣「ありがとう、なんか元気でたよ……
機会を待って、京子に気持ちを伝えてみる」
綾乃「ええ」
とにかくは告白しないことには始まらないんだから」
結衣「うん……」
綾乃「頑張って、陰ながら応援してるから。
船見さんに告白されたらあの歳納京子だって
気持ちがグラつくグランドキャニオンよ」
結衣「グランドキャニオン……あははっ」
綾乃「うふふ」
結衣「ふふ……綾乃にはいつも笑わされちゃうな」
綾乃「……私に出来るのは、これくらいだもの」
結衣「ありがとう、なんか元気でたよ……
機会を待って、京子に気持ちを伝えてみる」
綾乃「ええ」
100: 2011/09/26(月) 00:20:37.12 ID:iXYYsRbf0
翌日
櫻子「京子ちゃん、今日お弁当作ってきた!へたっぴだけど……」
京子「櫻子ちゃんが作ってきたもんならなんでも美味いって!」
結衣「…………」
翌々日
京子「櫻子ちゃーん、今日の放課後あいてる?二人でカラオケいこー」
櫻子「うん、いいよー!えへへーいっぱい歌っちゃおー」
結衣「………………」
翌翌々日
京子「櫻子ちゃん、ほっぺにご飯粒付いてるぞ☆」ペロリ
櫻子「ひゃっ、もう京子ちゃん恥ずかしいじゃーん」
結衣「………………………」
向日葵「…………」
櫻子「京子ちゃん、今日お弁当作ってきた!へたっぴだけど……」
京子「櫻子ちゃんが作ってきたもんならなんでも美味いって!」
結衣「…………」
翌々日
京子「櫻子ちゃーん、今日の放課後あいてる?二人でカラオケいこー」
櫻子「うん、いいよー!えへへーいっぱい歌っちゃおー」
結衣「………………」
翌翌々日
京子「櫻子ちゃん、ほっぺにご飯粒付いてるぞ☆」ペロリ
櫻子「ひゃっ、もう京子ちゃん恥ずかしいじゃーん」
結衣「………………………」
向日葵「…………」
105: 2011/09/26(月) 00:29:25.39 ID:iXYYsRbf0
結衣「はあ……」
綾乃(暗いわね……)
綾乃(聞くところによると歳納京子と大室さんは相当仲がいいらしい)
綾乃(それを聞いた私は……安心してしまった)
綾乃(このまま冗談ではなく本当に二人がくっつけばいいと)
綾乃(そうすれば船見さんと歳納京子と付き合うことはなくなる……なんて考えてしまった)
綾乃(でもそんなことで船見さんを私のものにできても意味が無い)
綾乃(船見さんはこのままじゃずっと落ち込んだままだもの)
綾乃(そうよ、船見さんは……)
綾乃(私が好きになった船見さんは……)
綾乃「船見さん、その、大丈夫?」
結衣「大丈夫じゃないよ……最近はごらく部が二人の愛の巣だよ」
綾乃「大変ね……」
ガラッ
向日葵「こんにちはですわ……」
綾乃(そういえば古谷さんも最近なんだか暗いけどまあこっちは後回しでいいわね)
綾乃(暗いわね……)
綾乃(聞くところによると歳納京子と大室さんは相当仲がいいらしい)
綾乃(それを聞いた私は……安心してしまった)
綾乃(このまま冗談ではなく本当に二人がくっつけばいいと)
綾乃(そうすれば船見さんと歳納京子と付き合うことはなくなる……なんて考えてしまった)
綾乃(でもそんなことで船見さんを私のものにできても意味が無い)
綾乃(船見さんはこのままじゃずっと落ち込んだままだもの)
綾乃(そうよ、船見さんは……)
綾乃(私が好きになった船見さんは……)
綾乃「船見さん、その、大丈夫?」
結衣「大丈夫じゃないよ……最近はごらく部が二人の愛の巣だよ」
綾乃「大変ね……」
ガラッ
向日葵「こんにちはですわ……」
綾乃(そういえば古谷さんも最近なんだか暗いけどまあこっちは後回しでいいわね)
110: 2011/09/26(月) 00:39:52.19 ID:iXYYsRbf0
綾乃「船見さん、歳納京子にちゃんと告白したの?」
結衣「できるわけないじゃないか、二人あんなにラブラブなのに」
綾乃「でも、ちゃんと伝えなきゃダメよ。
そうじゃないとずっとこのまま気持ちを燻らせたまま
生きて行くことになるじゃない、それでもいいの?」
結衣「……もう、いいんだ」
綾乃「もういいって……何がよ」
結衣「もう、あの二人は他人が入り込めないくらい愛し合ってる。
それならもう……それがあいつの幸せなんだよ、
私がそこに横槍を入れることなんて出来るわけないじゃないか!」
綾乃「ダメよ、そんなの」
結衣「なんでだよ、もういいって言ってるんだ!
綾乃にはいろいろ相談乗ってもらったけど……
これはもう私が決めたことなんだ」
綾乃「……」
結衣「告白はしない……私はあの二人を、応援するよ」
綾乃「……ダメよ」
結衣「何で……」
結衣「できるわけないじゃないか、二人あんなにラブラブなのに」
綾乃「でも、ちゃんと伝えなきゃダメよ。
そうじゃないとずっとこのまま気持ちを燻らせたまま
生きて行くことになるじゃない、それでもいいの?」
結衣「……もう、いいんだ」
綾乃「もういいって……何がよ」
結衣「もう、あの二人は他人が入り込めないくらい愛し合ってる。
それならもう……それがあいつの幸せなんだよ、
私がそこに横槍を入れることなんて出来るわけないじゃないか!」
綾乃「ダメよ、そんなの」
結衣「なんでだよ、もういいって言ってるんだ!
綾乃にはいろいろ相談乗ってもらったけど……
これはもう私が決めたことなんだ」
綾乃「……」
結衣「告白はしない……私はあの二人を、応援するよ」
綾乃「……ダメよ」
結衣「何で……」
112: 2011/09/26(月) 00:47:56.07 ID:iXYYsRbf0
綾乃「ごめんなさい。私のわがままで言わせてもらうけど」
結衣「……」
綾乃「あなたにそんな気持ちを抱えたまま過ごしてほしくないの」
結衣「……」
綾乃「あなたには笑顔でいてほしい。
私のダジャレでもあなたは笑ってくれるけれど」
結衣「……」
綾乃「でも歳納京子といるときのほうが何倍も笑ってた」
結衣「……」
綾乃(……そうだ)
綾乃(私が本当に好きなのは)
綾乃(私のダジャレで作られた笑顔なんかじゃなくて)
綾乃(歳納京子と一緒の時の、あの眩しいくらいの笑顔……)
綾乃「好きなんでしょう? 歳納京子が……
この世の誰よりも好きなんでしょう、違うの?」
結衣「そうだよ……私は誰より何より、京子のことが……」
結衣「……」
綾乃「あなたにそんな気持ちを抱えたまま過ごしてほしくないの」
結衣「……」
綾乃「あなたには笑顔でいてほしい。
私のダジャレでもあなたは笑ってくれるけれど」
結衣「……」
綾乃「でも歳納京子といるときのほうが何倍も笑ってた」
結衣「……」
綾乃(……そうだ)
綾乃(私が本当に好きなのは)
綾乃(私のダジャレで作られた笑顔なんかじゃなくて)
綾乃(歳納京子と一緒の時の、あの眩しいくらいの笑顔……)
綾乃「好きなんでしょう? 歳納京子が……
この世の誰よりも好きなんでしょう、違うの?」
結衣「そうだよ……私は誰より何より、京子のことが……」
116: 2011/09/26(月) 00:58:01.83 ID:iXYYsRbf0
綾乃「だったらちゃんと告白しなさい。
結果的に振られても、気まずくなっても、
自分の想いは相手に伝えないと」
結衣「……」
綾乃「相手だってあなたの告白を聞く義務があるわ。
あなたのことこんなに好きにさせたんですもの」
結衣「……」
綾乃「相手だってあなたの気持ちをちゃんと汲みとってくれるわ。
幼い頃からずっと一緒だったんでしょう?
あなたの告白を無下になんてしたりしないわよ」
結衣「……」
綾乃「とにかくきちんと告白すること。
諦めるんじゃなくて、ちゃんと想いを伝えることで
自分の気持ちに決着をつけなさい」
向日葵「そうですわよねっ!」ガタッ
綾乃「うわっ、びっくりしたっ」
結衣「ふ、古谷さん!?」
向日葵「杉浦先輩の話を聞いて目がさめましたわ、私もこのままじゃいけないって」
綾乃「へ、へえ」
結果的に振られても、気まずくなっても、
自分の想いは相手に伝えないと」
結衣「……」
綾乃「相手だってあなたの告白を聞く義務があるわ。
あなたのことこんなに好きにさせたんですもの」
結衣「……」
綾乃「相手だってあなたの気持ちをちゃんと汲みとってくれるわ。
幼い頃からずっと一緒だったんでしょう?
あなたの告白を無下になんてしたりしないわよ」
結衣「……」
綾乃「とにかくきちんと告白すること。
諦めるんじゃなくて、ちゃんと想いを伝えることで
自分の気持ちに決着をつけなさい」
向日葵「そうですわよねっ!」ガタッ
綾乃「うわっ、びっくりしたっ」
結衣「ふ、古谷さん!?」
向日葵「杉浦先輩の話を聞いて目がさめましたわ、私もこのままじゃいけないって」
綾乃「へ、へえ」
120: 2011/09/26(月) 01:04:21.80 ID:iXYYsRbf0
向日葵「私、今から行ってきます!
船見先輩もおたがい頑張りましょう! それじゃ!」ダダダッ
結衣「あ、ああ……」
綾乃「……よ、よくは分からないけど……
古谷さんも告白しにいくみたいだし、船見さんもね」
結衣「ああ、そうだな……
後輩に先を越されたんじゃ、示しがつかないしな」
綾乃「そうよ、ほら善は急げって言うし今から行ってきなさい。
応援してるわ、ガンバレシリコンバレーよ」
結衣「シリコンバレー……ふふふっ、
ありがと綾乃、今まで相談に乗ってくれて」
綾乃「ううん、いいの」
綾乃(だって結局全部自分のためだもの……
ダジャレを言って元気づけるのも、
歳納京子への告白を促したのも、そう、全ては……)
綾乃「あなたの笑顔が見たいから」
結衣「ん、なんか言った?」
綾乃「何でもない。いい結果が聞けるのを楽しみにしてるわ」
船見先輩もおたがい頑張りましょう! それじゃ!」ダダダッ
結衣「あ、ああ……」
綾乃「……よ、よくは分からないけど……
古谷さんも告白しにいくみたいだし、船見さんもね」
結衣「ああ、そうだな……
後輩に先を越されたんじゃ、示しがつかないしな」
綾乃「そうよ、ほら善は急げって言うし今から行ってきなさい。
応援してるわ、ガンバレシリコンバレーよ」
結衣「シリコンバレー……ふふふっ、
ありがと綾乃、今まで相談に乗ってくれて」
綾乃「ううん、いいの」
綾乃(だって結局全部自分のためだもの……
ダジャレを言って元気づけるのも、
歳納京子への告白を促したのも、そう、全ては……)
綾乃「あなたの笑顔が見たいから」
結衣「ん、なんか言った?」
綾乃「何でもない。いい結果が聞けるのを楽しみにしてるわ」
126: 2011/09/26(月) 01:16:06.87 ID:iXYYsRbf0
そのあと船見さんは歳納京子に自分の気持ちを打ち明けて、
歳納京子もそれに誠意を持って答えたらしい
彼女は大室さんと別れて船見さんと付き合い始めた
大室さんはさぞかしショックを受けたろうと思っていたけど
どうやら別にそのことを気にしている様子はなかった
むしろ最近古谷さんと今まで以上に仲良くなっているような?
もちろん口喧嘩も多いんだけど、それ以外の時では
端から見ていて恥ずかしくなるくらい仲がいい……
千歳の鼻血の処理が追いつかないくらいだ
まさか古谷さんが告白したのは……といろいろ勘繰ってはいるけど
まだ二人に直接確かめるには至っていない
船見さんは歳納京子と付き合い始めて
今まで以上に素敵な笑顔をみせてくれることになった
私のダジャレなんかではあんな笑顔は生み出せないだろう
それはちょっぴり悔しいけれど
でもそれ以上に喜びのほうが大きい
彼女の幸せそうな笑顔を見ることが
私にとっても最上の幸福なのだ
そう、千歳が百合妄想を楽しむように
私は船見さんの笑顔を日々の癒しにしようか、なんて
歳納京子もそれに誠意を持って答えたらしい
彼女は大室さんと別れて船見さんと付き合い始めた
大室さんはさぞかしショックを受けたろうと思っていたけど
どうやら別にそのことを気にしている様子はなかった
むしろ最近古谷さんと今まで以上に仲良くなっているような?
もちろん口喧嘩も多いんだけど、それ以外の時では
端から見ていて恥ずかしくなるくらい仲がいい……
千歳の鼻血の処理が追いつかないくらいだ
まさか古谷さんが告白したのは……といろいろ勘繰ってはいるけど
まだ二人に直接確かめるには至っていない
船見さんは歳納京子と付き合い始めて
今まで以上に素敵な笑顔をみせてくれることになった
私のダジャレなんかではあんな笑顔は生み出せないだろう
それはちょっぴり悔しいけれど
でもそれ以上に喜びのほうが大きい
彼女の幸せそうな笑顔を見ることが
私にとっても最上の幸福なのだ
そう、千歳が百合妄想を楽しむように
私は船見さんの笑顔を日々の癒しにしようか、なんて
128: 2011/09/26(月) 01:18:42.91 ID:iXYYsRbf0
ちなつ「わっ、わだしも結衣先輩の笑顔を見られるだげで幸せでずからっ!」グスッ
綾乃「はいはい……」
お わ り
綾乃「はいはい……」
お わ り
130: 2011/09/26(月) 01:19:07.75 ID:iXYYsRbf0
おしまいです
もっと綾乃と結衣がイチャイチャするはずでした
もっと綾乃と結衣がイチャイチャするはずでした
131: 2011/09/26(月) 01:20:02.17 ID:vrm1Krd10
綾乃ちゃん…くそっ…なんで!
でも乙だった、凄い乙
ここから綾ちなルート期待したいなーなんて(チラッ
でも乙だった、凄い乙
ここから綾ちなルート期待したいなーなんて(チラッ
132: 2011/09/26(月) 01:20:03.82 ID:7M/f0AxF0
綾乃ちゃんは応援したくなる
133: 2011/09/26(月) 01:20:17.90 ID:zbc+pplr0
乙
引用元: 綾乃「あなたの笑顔が見たいから」
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