108:◆m9tEpcJqyE 2014/07/13(日) 00:38:01.06 ID:bQw/aHTHo


前回はこちら


 《艦娘たちとコミュニケーション》文月編


《鎮守府》会議室(黒板学習机仕様)


提督「――――であり、今回の作戦では駆逐艦をメインに」(板書カキカキ

蒼龍「(文月ちゃん……文月ちゃん?)」(ツンツン

文月「むにゃ――」(コックリ…コックリ

蒼龍「(お、起きて、まだ作戦会議中だよ……提督に怒られちゃいますよっ)」(ヒソヒソ

文月「ふみぃ」(ウツラウツラ

提督「――――文月君、眠いのなら顔を洗ってきたまえ」(ビシッ

蒼龍「(ああ、ホラやっぱり――)」

文月「んぅ……はぁい、おとーさん……」(目クシクシ

提督「」

蒼龍「ふ、文月ちゃん?」

文月「――――あ、あれ~?」(真っ赤

文月「ち、ちがうよぉ……さっきのは間違えただけだよ、間違えちゃっただけ……!」(はわわ…

提督「まあ……学校の先生や職場の上司を自分の家族と呼び間違えてしまうことは、稀によくあることだしな……」(オホン

文月「あうぅぅ……見ないで、見ないでぇ~」(パタパタ

提督「ふ、文月君!?」


<バンッ トテテテテテ……


蒼龍「て、提督、追いかけてあげないと!」

提督「む? む、うむ、心得た」(シュビッ


<捕まえたぞ、文月君

<ほわぁ!? 司令官、速すぎるよぉ……!


蒼龍「ホッ、よかった追いついたみたい」

蒼龍「(やっぱり文月ちゃん、提督のことお父さんみたいに思ってるんだなぁ……お父さん、提督がお父さんかー)」(モヤモヤ




文月『おとーさん、遊んで~』

提督『む、むう……デュエルで構わないか?』

文月『文月がおかーさんさんで、おとーさんがおとーさんの役だよ~、エヘヘ!』

提督『(私の意見は1つとして通らないな、この調子では……)』




蒼龍「……普段とやってること、あんまり変わらないなー」(苦笑

弥生「弥生は…仲間外れ、ですか?」(フルフル

蒼龍「そ、そんなことないから! 泣かなくていいよ~」(ヨシヨシ

弥生「は…い」



※寝ぼけて先生を親呼びするのは誰もが通る道



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ





109: 2014/07/13(日) 00:50:52.72 ID:bQw/aHTHo
《艦娘たちとコミュニケーション》神通編


――沈んでいく


――真っ二つ折れた体の、いたるところから火を吹きながら

――何発も何発も砲撃や魚雷を受けて、ゆっくりと、暗くて冷たい水底へ



神通「―――っ!」(ガバッ

神通「……ゆ、め?」(汗まみれ


カレンダー<7月13日


神通「……ああ、なるほど……今日は……《私》が沈んだ日、です」(俯き




《鎮守府》執務室


神通「…………」(ショボリ

提督「じ、神通君?」

神通「…………ハァ」(ドンヨリ

提督「……」

提督「(朝、来たときから神通君がずっと上の空だ……)」

提督「(体調不良? 季節外れの五月病? それとも、と、遠回しな拒絶だろうか?)」(キリキリ…

神通「…………フゥ」

神通「(せっかく提督の側にいられるのに……今日は元気が出ないです)」(ボンヤリ

提督「(憂鬱そうに窓の外を見ている……。やはりこれは疎まれている、のか)」(ズキズキ…

提督「(しかし、私が悪いのは確かだとして……何をやった。ここ最近は、自分で言うのもなんだがみんなとコミュニケーションを取れていたと思うのだが)」

提督「…………む?」(ミコーン!

提督「(そういえば、今日は7月13日……。軽巡洋艦《神通》が沈んだ日)」

提督「(艦船との同調レベルが高い艦娘が、戦時中の船の記憶を幻視することがあるというのは聞いたことがあるが……もしや)」

提督「(これは、そっとしておくべきか?)」

提督「(……ええい、南無三!)あ、あの、だな……神通君」

神通「あ……なんでしょうか」

提督「い、いや、その……」(キリ…キリ…

提督「こ……今夜、時間はある……かね?」(蒼白

神通「――――えっ!!!?」(驚愕

110: 2014/07/13(日) 00:52:52.09 ID:bQw/aHTHo
(夜)
旬彩《鳳翔》


提督「さ、さあ、好きなものを頼みたまえ」

神通「え……あ、あの……えっと……?」(状態:混乱

提督「こ、この揚げだし豆腐などはどうかね。せっかくだ、さ…………酒も、つけていい」(決氏の覚悟

鳳翔「(……明日はアースクレイドルでも降ってくるのかしら)」(恐怖

神通「あの、提督……本当にどうされたんですか?ど、どこかお加減が……」

提督「ぬ……わ、悪いところなんてないぞ?」(ニコォ

提督「た、ただ、ちょっとした気晴らしに付き合ってもらいたかったというか、その、うむ……」(目泳ぎ

神通「………………ぁ」(ミコーン!

神通「その、もしかして、提督?」

提督「い、いや……別に他意はなくてだな……」(しどろもどろ

神通「(やっぱり。提督、今日が《神通》の沈んだ日だから……)」

提督「よ、余計なお世話だったか、すまない」

神通「……いいえ、そんなこと、ないです」(フルフル

神通「提督とこんな風にお話したり、食事をしたりできて……私、幸せです」(微笑

提督「ぬ、う、そ、そうか」(目逸らし

鳳翔「……すぐに食べる物とお酒、用意しますね。神通ちゃん、今日は提督にとことん付き合ってもらいなさいね?」(ウインク

神通「ハイ!」



(1時間後)

神通「……提督」

提督「な、なんだね」(チビチビ

神通「なんでもないです、キャハ♪」(クピクピ

提督「(那珂君の影響か……)」

神通「てーいーとーくー」

提督「こ、今度はなんだね」

神通「呼んでみただけデース……んー、さっきの、少し金剛さんぽかったでしょうか?」(首傾げ

提督「あ、ああ、そうだな、金剛っぽかったと思う……」

神通「私と一緒にいるのに……他の女の人の名前を出すなんて酷いです……」(グスン

提督「(どうしろというのだ……)」

鳳翔「はい、お酒の追加。空いてる器は下げちゃいますね」

提督「ほ、鳳翔君、もうお酒は……」

神通「どうしましょう……今日は、どこまでも飲めそうな気分です」(ポヤーン



(2時間後)

鳳翔「ありがとうございましたー。提督……頑張ってくださいね」(敬礼

提督「ああ……無事に送り届けてみせるよ」(赤疲労

鳳翔「(違う、そうじゃないです)」

神通(おぶわれ)「ウ~ン……」(ギュー

111: 2014/07/13(日) 00:53:43.34 ID:bQw/aHTHo
《艦娘用宿舎》神通の部屋


神通(ベッドイン)「ゥ…………ンン」(モゾモゾ

提督「ゼエ……ゼエ……任務、完了」(やつれ

提督「さ、さて、帰るとするか。部屋の鍵は……スペアがあれば、それで閉めていくのだが」(スクッ


<グイッ…

提督「…………」(おそるおそる

神通「ンッ……スゥ……」(手握り

提督「……」(手フリフリ

神通「ン、ンン……」(ギュウ

提督「っ……!」(グイー

神通「ヤ……ウゥー……」(引き込み

提督「ぬおっ!?」(ギシッ

神通「ん……フフ……クゥ……」(抱き込み

提督「(チェーン強脱……! ダ、ダメだっ、足まで絡められて……!?)」(絶望


(深夜)

神通「…………ふにゃ」(パチリ

神通「いけない、電気つけたまま寝ちゃいまし……」

提督(抱き枕)「」

神通「!?」(呼吸と脈チェック

神通「(よ、よかった、意識を失ってるだけです……。どうして私、提督のこと抱きしめて……こ、ここ、私の部屋ですよね?)」

神通「(今日は提督にお食事に誘っていただいて、それで、それで)」

神通「たぶん、部屋まで送ってもらって……そこから……私が……?」

神通「て、提督、大丈夫ですか……」(サスサス

提督「」(グッタリ

神通「……目を、覚まされません」

神通「…………」

神通「な、なら、もう少し……せめて朝まで」(ギュッ

神通「こんなに近くで提督を感じられるなんて……か、体が火照ってきてしまいます」(ギュウ…

提督「」(沈黙

神通「提……督……」(ドキドキ

神通「ちょっと、だけ……ほんのちょっと……触れるだけ」(ス…







神通「……ンッ…」

112: 2014/07/13(日) 00:55:03.99 ID:bQw/aHTHo
(翌朝)
《鎮守府》執務室


文月(膝上)「司令官、虫刺されだ~」

提督「む……?」

文月「首のとこ、赤くなってるよ~?」

提督「ふ、ふむ……特に痒みはないのだが…」(ポリポリ

神通「~~~ッ!」(プルプル…

弥生「神通さん、お顔が…真っ赤…です」(ジー

神通「なんでもないです……」(目逸らし

神通「(提督が目を覚まさないから……やり過ぎてしまいました)」(猛省



<キイィィィ…

漣「ドーモ、神通=サン、漣デス。ちょ~っとお尋ねしたことがあるので、こちらへ」(オイデオイデ

神通「」




大和「(なるほど、沈没した日を持ち出して慰めてもらう……そういう手もありましたか)」(メモメモ

145: 2014/07/14(月) 23:58:48.45 ID:HBg/fMcMo
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》球磨編


球磨「今日は球磨の誕生日だクマー。お祝いしてほしいクマー」(バンバンッ

提督「む……」

提督「あ、安心したまえ、一応用意してある」

球磨「ヴォー! ホントかクマー?」(ワクワク

提督「……」(ゴソ




多摩「で、誕生日プレゼントのおねだりは上手くいったニャ?」

球磨「……ハチミツ貰ったクマー」

球磨「球磨は熊違うクマー、なんか屈辱だクマー」

木曾「俺たちに言うなよ……」

球磨「むー……このハチミツ、べらぼうに美味しいから余計に複雑な気分クマー」(ペロペロ


千年蜜(一升瓶)<蜜より甘い!


多摩「熊ニャ」

木曾「熊じゃねーか」

146: 2014/07/15(火) 01:22:41.05 ID:Bnebu09Co
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》大井編


>>7月15日は大井の進水日


《鎮守府》執務室

提督「…………」(カリカリカリ

大井「(相変わらず、一人で仕事させると超がつくほど優秀ね)」(コーヒーブレイク

提督「……ふむ、こんなところか」

大井「提督、お疲れ様です」(コーヒー差し入れ

提督「む、う、うむ」

提督「今日の分の仕事は終わったので、大井君はもう休んでくれたまえ」

大井「提督はどうされるんです?」

提督「わ、私か? 私は……まあ、うむ」

大井「(はいはい、明日の仕事の準備に取りかかるんですね、わかります)」

大井「まあ、休んでいいなら休ませてもらいますけど……」



提督「あ、ああ、帰る前にちょっといいかね」

大井「?」

提督「いや、な……明日は大井君の誕生日だっただろう。当日は確か遠征の任務が入っていたはずだ」(ガサゴソ

提督「風情がなくて悪いが、先に渡しておこう。つまらないものだが、よ、よければ受け取ってくれたまえ」

大井「何ですかコレ?」

提督「た、誕生日プレゼント……のつもり、だが?」

大井「」(絶句

提督「……大井君?」

大井「(コレ……私、明日フラッシャーにでも遭遇するんじゃないかしら)」(戦々恐々

147: 2014/07/15(火) 01:25:10.28 ID:Bnebu09Co
(翌日)
軽巡洋艦《大井》


敷波『はあ、それで朝からテンション低かったんですね』

大井「提督からプレゼント貰うなんて想像もしてなかったから、あの後、部屋で4回ほど頬をつねったわ」

敷波『アハハ……。そういえば、プレゼントってなんだったんです?』

大井「腕時計よ。前から使ってたのが壊れたの、北上さんに聞かされたらしくて」

敷波『へー、いいないいなー。あ、もしかして今、それつけてます? よかったら見せてほしいなー、なんて』

大井「……ゴメンなさい、つけてないわ」

敷波『はれ? つけてくるの忘れちゃったんですか?』

大井「ええ、まあ、そんなところよ。いつも使ってたものじゃなくて、ついうっかり、ウフフ」

敷波『あー、あるあるー』(ケラケラ

大井「(壊したら悪いから、箱に入れたまま仕舞ってあるなんて絶対に言えないわね……)」

大井「あと、潮風に触れたら錆びたり、戦闘で壊れたりしても落ち込みそうだし……って」

大井「――――チッ、なんで私が提督に気を遣わなきゃいけないのよっ」(カァァッ


妖精A「(素直になれない乙女心……って奴です?)」

妖精B「(いつも悪態ついてるけど、大井さんも提督さんのこと憎からず思ってるです、絶対)」

妖精C「(誰が提督さんを射殺……射止めるのかわからなくなってきたです。とりあえず、帰港したらオッズ表の修正が必要ですー)」

妖精A「(今のとこ、トップ3の変更はなさそうです)」

妖精B「(穴、大穴もいい子が揃ってるから、一発逆転は可能性ありです)」


大井「 ウ フ フ 妖 精 さ ん た ち な ん の お 話 し て る ん で す か ?」(ガショッ

酸素魚雷<真っ直ぐいってぶっ飛ばす真っ直ぐいってぶっ飛ばす(以下略


妖精ABC「「「いいえ、何も?」」」(ホールドアップ

159: 2014/07/15(火) 15:11:17.90 ID:Bnebu09Co
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》弥生編


>>7月11日は弥生の進水日……でした


《鎮守府》執務室


提督「…………あっ!?」(カリカリカリカ…

漣「ど、どうしたんですか、ご主人様?」(ビクッ

提督「今日は……何日だね」

漣「7月15日ですがー……あ、もしかして次のお休みですか? でしたら、次は19日――」(スケジュール帳ペラリ

提督「違う、そうではない……。そ、そうか、今日は15日か……15日」(ダラダラ

漣「ホ、ホントにどうされたんですか……」

提督「忘れていた、誕生日を……弥生君の」(キリ…キリ…

漣「」




提督「や、弥生君、怒っているかね?」

弥生「弥生、怒ってなんかないですよ? ……すみません、表情硬くて」(首傾げ

提督「も、もしよければだが、これから間宮君のところに行かないか……?」(アセアセ

弥生「だから、怒ってないんです……もう、そんなに気を使わないで…ください」

提督「…………」(ズキズキズキズキ

弥生「…………」

提督「やよ――」

弥生「司令官が元気なら、それでいい。弥生は、それでいい、です」(ニコ…

提督「……そ、そうか」(ナデナデ

弥生「……♪」


(物陰)

漣「(弥生ちゃん、いい子に育って……)」(感涙



弥生「……でも、やっぱり、間宮さんでアイスは…食べたい、です」(モジモジ

提督「あ、ああ、もちろんいいとも。では行こうか」

弥生「はい…」(手ギュー

提督「むう……」



(物陰)

漣「(……弥生ちゃん、恐ろしい子!)」(ガラスの仮面

164: 2014/07/15(火) 23:55:01.12 ID:Bnebu09Co
《重巡洋艦のなく頃に》


青葉「司令官さんとの関係で、ウチの鎮守府の艦娘たちが『愛して欲しい』『愛し合いたい』『愛してあげたい』のそれぞれ何処に属すか調査することになりました」

青葉「当人たちに聞いたら青葉の身の安全が危険で危ないので、独自に分類することにします」

青葉「全員は疲れるので、主力LOVE勢だけにしておきますけど」

青葉「まず『愛して欲しい』……これはある程度、簡単ですね」


《愛してほしい》
・大和


青葉「大和さんはここしかないというか、ここ以外に当てはめらないですねー」

青葉「愛し合いたいにも該当するんですけど……愛が重い」

青葉「では次、『愛し合いたい』」

青葉「これは――」

《愛し合いたい》
・金剛
・蒼龍


青葉「こんなところですねー。では次、『愛してあげたい』」

青葉「難しいですね、これは。正直、ウチの司令官さんは愛するよりも愛される方ですしねえ……」

《愛してあげたい》
・漣
・神通


青葉「漣さんは初期艦ということもあって、ここが鉄板。神通さんも愛し合いたいに分類されそうですけど、『提督が幸せなら、私はそれで構いません…(裏声)』って言うタイプでしょうし」

青葉「うーん、いくらなんでも5人じゃ少なすぎます。これは……潜伏してるLOVE勢をあぶり出して、大々的に発表する時――――」


<キィ……


青葉「!?」

???「――――」(鈍器振りおろし






どうしてこんなことになったのか 、青葉にはわかりません。これをあなたが読んだなら、その時、青葉は入院しているでしょう。

意識があるか、ないかの違いはあるでしょうが。 これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。 それだけが青葉の望みです――――  重巡《青葉》

171: 2014/07/16(水) 00:37:16.55 ID:I91ynYb2o
《青葉レポート》

・これは、司令官さんが退院して鎮守府に帰還された時に開かれた宴会の様子を書き記すものである――




提督(眼帯+白髪=鎮守府棲鬼)「え、えー、今回の件では今まで以上にみんなに迷惑をかけた……」

提督「身の危険も顧みず、私の救出作戦を実行してくれた君たちには、何度感謝しても足りない……ありがとう」(深々

提督「……これ以上は冗長になる。みんな、今日は無礼講だ、私のことなど放置して、おおいに食べ、おおいに飲んで楽しんでほしい」

綾波「(遠回しに絡まないでって仰ってます)」

吹雪「(今日のパーティーの主役が自分を放置しろ、って無茶ぶりだと思います)」

神通「(よかった、いつも通りの……私の知っている提督です……)」(感涙

那珂「(神通ちゃん、提督が戻ってきて嬉しいのはわかるけど、男の人の悪いところまで肯定しちゃうの、那珂ちゃんどうかなって思う)」

木曾「(白髪に眼帯……いいなぁ、俺も髪の毛、染めようかな?)」

漣「えー、一部ツッコミどころがある気もしますが……ご主人様の奪還と退院と復帰を祝ってー!」

艦娘一堂「「カンパーーーイ!」」

提督「か、乾杯……」

雷「さあ、司令官、好きなものを選んでちょうだい!雷が取ってあげるわ!」

祥鳳「提督、お酒お注ぎしますね!」

川内「提督、私と夜戦(飲み比べ)しよっ!」

朧「たまには自分から絡んでみる……で、何の話をしようか?」

青葉「どもどもー、司令官さん、今の心境をひとつ!」

衣笠「そろそろ重巡洋艦の艦娘、増やさない?増やしてくれないとお触りしちゃうぞぉ~、ホラホラ!」

提督「」

漣「ええいっ、無礼講だからってご主人様に一気に絡むな!シッ、シッ!!」

蜘蛛の子「「うわー」」(バラバラ

漣「ったく、みんなテンション高すぎなんですよ。ご主人様が病院にインメルマンターンしたらどうするつもりですか……」

提督「た、助かったよ。……漣君も向こうでみんなと楽しんできたまえ」(動機息切れ

漣「(こっちはこっちで、まるで成長していない……)」

大和「提督、お料理いくつか見繕ってきました」(スス…

大和「右手、まだ使えないですよね?大和がお世話させていただきます」

提督「い、いや、入院中に左手でも箸を使えるようにした。なので遠慮しよう」(ヒョイパク、ヒョイモグ

大和「」

漣「ホント、無駄に器用ですよねー……人間関係以外」

金剛「HEY、飲んでるー!?」

金剛『訳:日本のビールってちょっと薄いけど、冷たくて、スッキリしてて美味しいわ!』

金剛『訳:ほら、あなたも飲みなさいよ。今日は無礼講なんでしょ?』(ズズイ

提督「た、たとえ無礼講でも、酒の無理強いはやめたまえ」

金剛『訳:お酒強いくせに固いこと言わないの! ほら、飲んで飲んで!』(ジョッキどーん

提督「む、むう……」

漣「飛ばしてますねー、金剛さん。まあ、今回の作戦の立役者というか貧乏くじ引いてもらった人だし、文句はないですが」(苦笑い

172: 2014/07/16(水) 00:39:32.41 ID:I91ynYb2o
(数時間後)

文月「ふぁ~……」(コシコシ

弥生「うぅ……」(うつらうつら

間宮「あらあら……文月ちゃんも弥生ちゃんもおねむみたい」

間宮「私たちは明日もお店があるから、そろそろ帰らないといけないし……文月ちゃんたちも回収していきますね」

羽黒「お、お先に失礼します……!」

提督「あ、ああ、すまないな」

間宮「いえいえ。たくさんデザートも用意していますから、本日の主役はもうちょっとだけ頑張ってくださいね」

提督「う……うむ」

文月「司令官、おやすみぃ~」

弥生「司令官、おやすみなさい……」




青葉「……文月ちゃんと弥生ちゃんは行っちゃいましたね?」

青葉「それではみなさん、ここからは大人な二次会の時間ですねーーーー!!」

提督「あ、青葉君、何を言っているのだね?」

青葉「ンフフ、今日のために青葉、みなさんで楽しめるレクリエーションなゲームを考えてきました!」

青葉「その名も――――王様ゲーム!!」(キラキラ



<おおおぉぉ~……(どよめき

提督「……君は何を言っているのだ」

青葉「細かいことはいいんです! ではでは、この王冠マークと番号を描いた割り箸を引いてってくださーい!」

173: 2014/07/16(水) 00:43:07.89 ID:I91ynYb2o
今日はここまで。次回は王様ゲーム編
命令内容は考えていますが足りないので、いくつか募集
内容に関しては……倫理・一般常識・提督の胃強度から逸脱しない範囲で


189: 2014/07/16(水) 18:30:41.92 ID:fb8CrlK00

大和「提督と王様ゲーム・・・・閃いた!!」



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】