1: 2011/09/28(水) 22:56:18.02 ID:gnJRjYqp0
千歳「存在感?」
あかり「はいっ。 もう影の薄いキャラは嫌なんです……!」
千歳「せやなぁー……でも、なんでうちなん?」
あかり「池田先輩が一番安心して相談できるかなって……」
千歳「照れるわぁ~」
あかり「それで、その、何かいい案とかありませんか?」
千歳「本当に存在感抜群になりたいん?」
あかり「はいっ!」
千歳「せやったらー、やっぱり……」
あかり「はいっ。 もう影の薄いキャラは嫌なんです……!」
千歳「せやなぁー……でも、なんでうちなん?」
あかり「池田先輩が一番安心して相談できるかなって……」
千歳「照れるわぁ~」
あかり「それで、その、何かいい案とかありませんか?」
千歳「本当に存在感抜群になりたいん?」
あかり「はいっ!」
千歳「せやったらー、やっぱり……」
4: 2011/09/28(水) 23:00:08.14 ID:gnJRjYqp0
結衣「やぁ、遅れてごめんね」
京子「やぁ! そして、ちなっちゃーん!」
ちなつ「こんにちは結衣先輩! 京子先輩は帰ったらどうです?」
京子「ひ、ひどい……」
ちなつ「え? あぁーっ! 結衣先輩ヘアピンしてる!」
結衣「ん、あぁ、貰ったからつけてみようかなって」
ちなつ「可愛いですぅー! 凄く似あってますー!」
京子「ちなつちゃん、このリボンを受け取ってくれ」
ちなつ「いらないです」
京子「そんなこと言わないでー」
ちなつ「うっとおしいです」
京子「ちなちゅー!」
ちなつ「よらないでください」
京子「やぁ! そして、ちなっちゃーん!」
ちなつ「こんにちは結衣先輩! 京子先輩は帰ったらどうです?」
京子「ひ、ひどい……」
ちなつ「え? あぁーっ! 結衣先輩ヘアピンしてる!」
結衣「ん、あぁ、貰ったからつけてみようかなって」
ちなつ「可愛いですぅー! 凄く似あってますー!」
京子「ちなつちゃん、このリボンを受け取ってくれ」
ちなつ「いらないです」
京子「そんなこと言わないでー」
ちなつ「うっとおしいです」
京子「ちなちゅー!」
ちなつ「よらないでください」
6: 2011/09/28(水) 23:03:00.94 ID:gnJRjYqp0
ちなつ「結衣先輩ー! 京子先輩がぁー!」
京子「ちーなっちゅー!」
結衣「ちょ、ちょっとちなつちゃん、京子も」
ちなつ「結衣せんぱぁぁぁっい」
京子「ちなつちゃんを独占とはゆるせーん!!」
結衣「こら、やめろって」
あかり「遅れちゃったぁーごめんねー」
ちなつ「あぁ、結衣先輩の匂いがするぅー」
京子「ちなつちゃんのツインテもふもふー」
ちなつ「ちょっと、汚らわしい手でさわらないでもらえます?」
結衣「ちょっと触ってみたいかも」
ちなつ「結衣先輩ならどれだけ触ってもらってもいいですよぉー!」
京子「結衣ずるいぞぉぉぉっ」
あかり「あはは、皆楽しそうー♪」
京子「ちーなっちゅー!」
結衣「ちょ、ちょっとちなつちゃん、京子も」
ちなつ「結衣せんぱぁぁぁっい」
京子「ちなつちゃんを独占とはゆるせーん!!」
結衣「こら、やめろって」
あかり「遅れちゃったぁーごめんねー」
ちなつ「あぁ、結衣先輩の匂いがするぅー」
京子「ちなつちゃんのツインテもふもふー」
ちなつ「ちょっと、汚らわしい手でさわらないでもらえます?」
結衣「ちょっと触ってみたいかも」
ちなつ「結衣先輩ならどれだけ触ってもらってもいいですよぉー!」
京子「結衣ずるいぞぉぉぉっ」
あかり「あはは、皆楽しそうー♪」
8: 2011/09/28(水) 23:06:42.83 ID:gnJRjYqp0
京子「はぁはぁ、ち、ちなつちゃ……」
結衣「息切れてるじゃないか」
ちなつ「結衣先輩もふもふもふもふ……」
結衣「ちなつちゃん、もう離れてくれないかな……?」
京子「抱きつきたいなら私に抱きついてもいいのよ?」
ちなつ「遠慮します」
結衣「二人とももう離れて欲しいんだけど」
ちなつ「あっ、ごめんなさい」
京子「チャーンス!」
結衣「京子」
京子「はい」
あかり「……」ニコニコ
結京ちな「居たの!?」
あかり「居たよっ!?」
結衣「息切れてるじゃないか」
ちなつ「結衣先輩もふもふもふもふ……」
結衣「ちなつちゃん、もう離れてくれないかな……?」
京子「抱きつきたいなら私に抱きついてもいいのよ?」
ちなつ「遠慮します」
結衣「二人とももう離れて欲しいんだけど」
ちなつ「あっ、ごめんなさい」
京子「チャーンス!」
結衣「京子」
京子「はい」
あかり「……」ニコニコ
結京ちな「居たの!?」
あかり「居たよっ!?」
10: 2011/09/28(水) 23:11:27.98 ID:gnJRjYqp0
京子「気付かなかった……」
ちなつ「あかりちゃん、将来忍者になれるよ!」
あかり「に、忍者って……」
結衣「あ、あかりのお茶入れてこようか」
あかり「ぇへへ、ありがとー」
京子「今日もあかりは元気に空気だなー」
あかり「ひ、ひどぃー」
ちなつ「えーと、一緒に来たんだよね?」
あかり「来てないよ!?」
ちなつ「あれっ?」
あかり「うぅ……」
京子「まー、元気出せ!」
ちなつ「あかりちゃん、将来忍者になれるよ!」
あかり「に、忍者って……」
結衣「あ、あかりのお茶入れてこようか」
あかり「ぇへへ、ありがとー」
京子「今日もあかりは元気に空気だなー」
あかり「ひ、ひどぃー」
ちなつ「えーと、一緒に来たんだよね?」
あかり「来てないよ!?」
ちなつ「あれっ?」
あかり「うぅ……」
京子「まー、元気出せ!」
11: 2011/09/28(水) 23:16:45.77 ID:gnJRjYqp0
結衣「はい、お茶」
あかり「ありがとー。 あっ、そのヘアピンつけてくれたんだーぇへへ」
結衣「うん」
ちなつ「えぇっ、貰ったってあかりちゃんがプレゼントしたの!?」
あかり「そうだよー。 ぇへへ、嬉しいなぁー」
京子「あかりが可愛い」
ちなつ「くっ、あかりちゃんに遅れは取れない! 私今日はもう帰ります!」
結衣「えぇっ」
ちなつ「絶対、あかりちゃんより良いのプレゼントしますから! 首を洗って待っててくださいねーーっ!!」
あかり「ち、ちなつちゃん!? 行っちゃった……」
結衣「首を洗うって……」
京子「モテる女は辛いねぇーはっはっは!」
あかり「ありがとー。 あっ、そのヘアピンつけてくれたんだーぇへへ」
結衣「うん」
ちなつ「えぇっ、貰ったってあかりちゃんがプレゼントしたの!?」
あかり「そうだよー。 ぇへへ、嬉しいなぁー」
京子「あかりが可愛い」
ちなつ「くっ、あかりちゃんに遅れは取れない! 私今日はもう帰ります!」
結衣「えぇっ」
ちなつ「絶対、あかりちゃんより良いのプレゼントしますから! 首を洗って待っててくださいねーーっ!!」
あかり「ち、ちなつちゃん!? 行っちゃった……」
結衣「首を洗うって……」
京子「モテる女は辛いねぇーはっはっは!」
14: 2011/09/28(水) 23:20:27.53 ID:gnJRjYqp0
結衣「って京子、どうして帰る用意してるんだ?」
京子「え、そりゃー、あかりに負けるわけにはいかないかなって」
結衣「何の勝負だよ」
京子「あかり、我々を敵に回したこと後悔するがいい!」
あかり「えっ、えぇぇっ」
結衣「……ごめんねあかり」
あかり「え?」
結衣「ヘアピンして来なかったらこんなことには……」
あかり「う、ううん! あかりはすっごくうれしいし……。
こうなったからには、あかりも負けてられないねっ!」
結衣「はぁ……」
京子「え、そりゃー、あかりに負けるわけにはいかないかなって」
結衣「何の勝負だよ」
京子「あかり、我々を敵に回したこと後悔するがいい!」
あかり「えっ、えぇぇっ」
結衣「……ごめんねあかり」
あかり「え?」
結衣「ヘアピンして来なかったらこんなことには……」
あかり「う、ううん! あかりはすっごくうれしいし……。
こうなったからには、あかりも負けてられないねっ!」
結衣「はぁ……」
17: 2011/09/28(水) 23:23:14.12 ID:gnJRjYqp0
あかり「ぇへへー」
結衣「わ、どうしたんだ」
あかり「あかりも、ちなつちゃんや京子ちゃんみたいに結衣ちゃんにひっついてみたいなって」
結衣「どうして皆私にくっつきたがるんだ?」
あかり「好きだからじゃないかな?」
結衣「そ、そうか。 ありがとう」
あかり「ぇへへ」
結衣「それにしても、ヘアピンくれたり、今、その、ひっついたりしてきて
なにかあったのか?」
あかり「うーんと、ね……」
結衣「わ、どうしたんだ」
あかり「あかりも、ちなつちゃんや京子ちゃんみたいに結衣ちゃんにひっついてみたいなって」
結衣「どうして皆私にくっつきたがるんだ?」
あかり「好きだからじゃないかな?」
結衣「そ、そうか。 ありがとう」
あかり「ぇへへ」
結衣「それにしても、ヘアピンくれたり、今、その、ひっついたりしてきて
なにかあったのか?」
あかり「うーんと、ね……」
19: 2011/09/28(水) 23:28:29.25 ID:gnJRjYqp0
――
あかり「結衣ちゃんに?」
千歳「船見さんが娯楽部の人気の的やからー。
船見さんにひっつけば自ずとカメラさんが寄ってくるはずやー」
あかり「なるほどー!」
千歳「赤座さんは、吉川さんや歳納さんと違うキャラってところを
ぐっと前面にだして攻めてみたらいいんちゃうかなー?」
あかり「ふむふむ……!」
千歳「後はーうーん、やめとこ」
あかり「えぇっ」
千歳「自分で色々考えるのも大事やでー?」
あかり「そ、そうですね! ありがとうございました!」
あかり「結衣ちゃんに?」
千歳「船見さんが娯楽部の人気の的やからー。
船見さんにひっつけば自ずとカメラさんが寄ってくるはずやー」
あかり「なるほどー!」
千歳「赤座さんは、吉川さんや歳納さんと違うキャラってところを
ぐっと前面にだして攻めてみたらいいんちゃうかなー?」
あかり「ふむふむ……!」
千歳「後はーうーん、やめとこ」
あかり「えぇっ」
千歳「自分で色々考えるのも大事やでー?」
あかり「そ、そうですね! ありがとうございました!」
22: 2011/09/28(水) 23:32:02.61 ID:gnJRjYqp0
――
あかり「というわけで」
結衣「あかりは千歳のこと信用してるんだね」
あかり「信用してるっていうか……」
結衣「まぁ、確かに相談事しようと思ったら千歳になるか」
あかり「杉浦先輩も頼りになりそうだけど、ちょっと喋りづらくて……」
結衣「あかりには千歳が合ってるねぇ」
あかり「あはは……。 池田先輩って、おばあちゃんみたいで可愛いんだよー」
結衣「わかる気がする」
あかり「黒飴とか似合いそうー♪」
結衣「あはは」
あかり「というわけで」
結衣「あかりは千歳のこと信用してるんだね」
あかり「信用してるっていうか……」
結衣「まぁ、確かに相談事しようと思ったら千歳になるか」
あかり「杉浦先輩も頼りになりそうだけど、ちょっと喋りづらくて……」
結衣「あかりには千歳が合ってるねぇ」
あかり「あはは……。 池田先輩って、おばあちゃんみたいで可愛いんだよー」
結衣「わかる気がする」
あかり「黒飴とか似合いそうー♪」
結衣「あはは」
26: 2011/09/28(水) 23:36:46.00 ID:gnJRjYqp0
千歳「へくち」
綾乃「あら、風邪? 大丈夫?」
千歳「大丈夫ー。 誰かがうちの噂してるんかなー」
京子「杉浦綾乃ーっ!」バァーン
綾乃「と、歳納京子!?」
京子「お、女の子って何プレゼントされたら喜ぶんだろ!?」
綾乃「はぁっ!?」
千歳「ゴクリ……」
京子「あ、いや、カクカクシカジカで」
綾乃「そ、そう。 船見さんにね。 小物とかアクセサリーがいいんじゃないかしら?」
京子「ううん、わからん! 今週末付き合ってよー」
綾乃「はぁっ!? い、嫌よ」
京子「綾乃だけが頼りなんだよー」
綾乃「なっ……。 しょ、しょーがないわね!」
千歳「うひゃひゃ」
綾乃「あら、風邪? 大丈夫?」
千歳「大丈夫ー。 誰かがうちの噂してるんかなー」
京子「杉浦綾乃ーっ!」バァーン
綾乃「と、歳納京子!?」
京子「お、女の子って何プレゼントされたら喜ぶんだろ!?」
綾乃「はぁっ!?」
千歳「ゴクリ……」
京子「あ、いや、カクカクシカジカで」
綾乃「そ、そう。 船見さんにね。 小物とかアクセサリーがいいんじゃないかしら?」
京子「ううん、わからん! 今週末付き合ってよー」
綾乃「はぁっ!? い、嫌よ」
京子「綾乃だけが頼りなんだよー」
綾乃「なっ……。 しょ、しょーがないわね!」
千歳「うひゃひゃ」
29: 2011/09/28(水) 23:43:02.26 ID:gnJRjYqp0
ちなつ「百合夫婦ーっ!」バァーン
向日葵「へ?」
櫻子「ん?」
ちなつ「百合夫婦になるには何をプレゼントしたらいいの?」
向日葵「言ってる意味がわかりませんわ……」
櫻子「愛だよ!」
ちなつ「なるほど!」
向日葵「ちょ、ちょっと櫻子。 そんな適当な」
櫻子「愛は全てを超越するんだよ!」
ちなつ「なるほど!」
向日葵「さ、櫻子から超越なんて難しい言葉が飛び出すなんて」
ちなつ「愛を形にするには、やっぱり創作物だよね! ちなつがんばるっ!」
櫻子「ふぁいとー!」
向日葵「何がなにやらわかりませんわ……。 でも、すごく不安ですわ……」
向日葵「へ?」
櫻子「ん?」
ちなつ「百合夫婦になるには何をプレゼントしたらいいの?」
向日葵「言ってる意味がわかりませんわ……」
櫻子「愛だよ!」
ちなつ「なるほど!」
向日葵「ちょ、ちょっと櫻子。 そんな適当な」
櫻子「愛は全てを超越するんだよ!」
ちなつ「なるほど!」
向日葵「さ、櫻子から超越なんて難しい言葉が飛び出すなんて」
ちなつ「愛を形にするには、やっぱり創作物だよね! ちなつがんばるっ!」
櫻子「ふぁいとー!」
向日葵「何がなにやらわかりませんわ……。 でも、すごく不安ですわ……」
31: 2011/09/28(水) 23:47:50.42 ID:gnJRjYqp0
結衣「ぁー、そろそろ帰らないと」
あかり「あ、うん。 あれ? でもまだ下校時間じゃないよ?」
結衣「今日は買い物行かないとだから」
あかり「そっかぁ」
結衣「一人暮らしだとこの辺りが大変だよ」
あかり「でもちゃんとできてるの、凄いと思うよぉ」
結衣「少し無理いった分、ちゃんとやらないとね」
あかり「一人だと、寂しくなったりしない?」
結衣「んー、ちょっと、ね。 でも皆が来てくれるから」
あかり「そっかぁ。 ぇへへ、寂しくなったら呼んでね!」
結衣「うん。 ありがと。 さーて、帰ろうか」
あかり「うんっ」
あかり「あ、うん。 あれ? でもまだ下校時間じゃないよ?」
結衣「今日は買い物行かないとだから」
あかり「そっかぁ」
結衣「一人暮らしだとこの辺りが大変だよ」
あかり「でもちゃんとできてるの、凄いと思うよぉ」
結衣「少し無理いった分、ちゃんとやらないとね」
あかり「一人だと、寂しくなったりしない?」
結衣「んー、ちょっと、ね。 でも皆が来てくれるから」
あかり「そっかぁ。 ぇへへ、寂しくなったら呼んでね!」
結衣「うん。 ありがと。 さーて、帰ろうか」
あかり「うんっ」
34: 2011/09/28(水) 23:52:40.98 ID:gnJRjYqp0
――翌週
ちなつ「結衣先輩に」
京子「結衣に」
ちな京「プレゼントを持って来ました/来たよ!」
結衣「あ、あぁ、本当に持って来たのか」
ちなつ「あかりちゃんに負けるなんて許されませんから!」
あかり「えぇーっ」
京子「今日からあかりは再び空気に戻ってもらう!」
あかり「酷い……」
ちなつ「っていうか、位置がおかしく無いですか?」
結衣「位置?」
ちなつ「どうしてあかりちゃんが結衣先輩にそんなにべったりひっついてるんですか!」
あかり「ど、どうしてだろうねー」
ちなつ「くっ、絶対にその場所から引きずり下ろしてあげるんだからっ!」
ちなつ「結衣先輩に」
京子「結衣に」
ちな京「プレゼントを持って来ました/来たよ!」
結衣「あ、あぁ、本当に持って来たのか」
ちなつ「あかりちゃんに負けるなんて許されませんから!」
あかり「えぇーっ」
京子「今日からあかりは再び空気に戻ってもらう!」
あかり「酷い……」
ちなつ「っていうか、位置がおかしく無いですか?」
結衣「位置?」
ちなつ「どうしてあかりちゃんが結衣先輩にそんなにべったりひっついてるんですか!」
あかり「ど、どうしてだろうねー」
ちなつ「くっ、絶対にその場所から引きずり下ろしてあげるんだからっ!」
36: 2011/09/28(水) 23:54:56.18 ID:gnJRjYqp0
ちなつ「さて、私のプレゼントはこれです!」
結衣「な、なんだか大きいね……」
ちなつ「愛をこめて作ったんですよぉー」テレテレ
結衣(つ……)
京子(作っ……)
あかり(た……!?)
ちなつ「開けてみてくださいぃー!」
結衣「あ、あぁ……」
京子(ゴクリ……)
あかり(こわいよぉ……)
結衣「こ、これは……」
結衣「な、なんだか大きいね……」
ちなつ「愛をこめて作ったんですよぉー」テレテレ
結衣(つ……)
京子(作っ……)
あかり(た……!?)
ちなつ「開けてみてくださいぃー!」
結衣「あ、あぁ……」
京子(ゴクリ……)
あかり(こわいよぉ……)
結衣「こ、これは……」
40: 2011/09/29(木) 00:01:13.39 ID:NJCgGHVz0
ちなつ「きゃーっ。 結衣先輩の彫刻ですぅーっ」
結衣「えっ」
京子(……)
あかり「――」
結衣(あかり、耐えられなかったか……)
ちなつ「ど、どうですか!? 私の株うなぎのぼりですか!? 百合夫婦までいけますか!?」
結衣「えっと、そ、そうだね、ありがとう、ウレシイヨ……」
ちなつ「やったぁー! わぁーい! えへへへへ、結衣先輩ーっ」
京子「ちょっとまったぁー!」
ちなつ「なんですか? 京子先輩のプレゼントが私のに勝てるわけないじゃないですか」
京子「まぁまぁ。 安心してよ。 結衣が私を選んだとしても、ちなつちゃんは私がもらってあげるから!」
ちなつ「京子先輩にもらわれるぐらいなら一人のほうがいいです」
結衣「えっ」
京子(……)
あかり「――」
結衣(あかり、耐えられなかったか……)
ちなつ「ど、どうですか!? 私の株うなぎのぼりですか!? 百合夫婦までいけますか!?」
結衣「えっと、そ、そうだね、ありがとう、ウレシイヨ……」
ちなつ「やったぁー! わぁーい! えへへへへ、結衣先輩ーっ」
京子「ちょっとまったぁー!」
ちなつ「なんですか? 京子先輩のプレゼントが私のに勝てるわけないじゃないですか」
京子「まぁまぁ。 安心してよ。 結衣が私を選んだとしても、ちなつちゃんは私がもらってあげるから!」
ちなつ「京子先輩にもらわれるぐらいなら一人のほうがいいです」
41: 2011/09/29(木) 00:06:09.96 ID:NJCgGHVz0
京子「さて、私のプレゼントはこれだー!」
結衣「ネックレスと、指輪か」
京子「ふふふ、結婚を申し込むにはこれが一番だって綾乃が」
結衣「綾乃か……」
京子「結衣の普段着を熟知した私が選んだネックレスだ! どの服にも合うぞ!」
結衣「確かに、これはいいかも」
京子「ふふふ……」
ちなつ「きーっ!」
結衣「でも指輪のサイズよくわかったな」
京子「結衣への愛がなせる技さ!」
結衣「本当は?」
京子「寝てる間にこっそり測りました」テヘペロ
結衣「先週末に無理やり泊まってったのはそういう訳か……」
結衣「ネックレスと、指輪か」
京子「ふふふ、結婚を申し込むにはこれが一番だって綾乃が」
結衣「綾乃か……」
京子「結衣の普段着を熟知した私が選んだネックレスだ! どの服にも合うぞ!」
結衣「確かに、これはいいかも」
京子「ふふふ……」
ちなつ「きーっ!」
結衣「でも指輪のサイズよくわかったな」
京子「結衣への愛がなせる技さ!」
結衣「本当は?」
京子「寝てる間にこっそり測りました」テヘペロ
結衣「先週末に無理やり泊まってったのはそういう訳か……」
47: 2011/09/29(木) 00:09:21.50 ID:NJCgGHVz0
ちなつ「さぁ、結衣先輩! 誰のプレゼントが一番でしたか!?」
京子「もちろん私だよなー!?」
あかり「――」
結衣「あかり、起きて」
あかり「はっ、えっと、あ、あかりのだよね!? でいいのかな?」
結衣「うーん……」
ちなつ「結衣先輩!」
京子「結衣ぃー」
あかり「結衣ちゃん……」
結衣(困ったな……)
京子「もちろん私だよなー!?」
あかり「――」
結衣「あかり、起きて」
あかり「はっ、えっと、あ、あかりのだよね!? でいいのかな?」
結衣「うーん……」
ちなつ「結衣先輩!」
京子「結衣ぃー」
あかり「結衣ちゃん……」
結衣(困ったな……)
51: 2011/09/29(木) 00:19:08.01 ID:NJCgGHVz0
あかり「……えっとね、あかりは負けでいいよ」
結衣「え?」
あかり「二人のプレゼントは結衣ちゃんのためって気持ちがすごい伝わってくるもん。
あかりのプレゼントは、純粋に結衣ちゃんのためってわけじゃ、ないところもある、から……ぇへへ」
結衣「あかり……」
ちなつ「……わ、私も負けでいいです。 そんなの聞いたら下心丸出しの私なんて、もう……」
京子「……」
ちなつ「おめでとうございます、京子先輩」
京子「いや、私も大切な事を思い出した!」
あかり「ちょ、ちょっと、二人とも……」
京子「ごめん、結衣。 これはあげられないや。 そして、ちょっと生徒会室いってくる!」
ちなつ「私も回収します! でも、また、今度はもっと気持ち込めたプレゼントをしますから!
あ、後、なんだか、えっと、その、今日は、帰りますぅーっ!」
結衣「……何だったんだ」
あかり「ご、ごめんね皆……」
結衣「え?」
あかり「二人のプレゼントは結衣ちゃんのためって気持ちがすごい伝わってくるもん。
あかりのプレゼントは、純粋に結衣ちゃんのためってわけじゃ、ないところもある、から……ぇへへ」
結衣「あかり……」
ちなつ「……わ、私も負けでいいです。 そんなの聞いたら下心丸出しの私なんて、もう……」
京子「……」
ちなつ「おめでとうございます、京子先輩」
京子「いや、私も大切な事を思い出した!」
あかり「ちょ、ちょっと、二人とも……」
京子「ごめん、結衣。 これはあげられないや。 そして、ちょっと生徒会室いってくる!」
ちなつ「私も回収します! でも、また、今度はもっと気持ち込めたプレゼントをしますから!
あ、後、なんだか、えっと、その、今日は、帰りますぅーっ!」
結衣「……何だったんだ」
あかり「ご、ごめんね皆……」
55: 2011/09/29(木) 00:26:54.84 ID:NJCgGHVz0
あかり「それで、その……」
結衣「あぁ、ヘアピンか?」
あかり「うん。 私も返してもらって、また、ちゃんと結衣ちゃんのために……」
結衣「嫌だ」
あかり「えっ」
結衣「だって、このヘアピン買ったのって千歳に相談する前なんじゃないのか?」
あかり「どうしてそう思うの?」
結衣「これ前のデートの時に選んでくれた奴だろ?」
あかり「あっ……」
結衣「だから……」
あかり「……」
結衣「あぁ、ヘアピンか?」
あかり「うん。 私も返してもらって、また、ちゃんと結衣ちゃんのために……」
結衣「嫌だ」
あかり「えっ」
結衣「だって、このヘアピン買ったのって千歳に相談する前なんじゃないのか?」
あかり「どうしてそう思うの?」
結衣「これ前のデートの時に選んでくれた奴だろ?」
あかり「あっ……」
結衣「だから……」
あかり「……」
57: 2011/09/29(木) 00:33:16.32 ID:NJCgGHVz0
あかり「ううん、やっぱり返して!」
結衣「あかり……」
あかり「それで、また、一緒に選びに行こ?
もう一回、結衣ちゃんのために選ぶから!」
結衣「……わかった」
あかり「後、もうひっつくのはやめるね。 ぇへへ。
結衣ちゃんを出汁にして出番もらおうってのが間違ってたんだよ……。
池田先輩の、自分で考えろっていうのは、そういうことだったと思うの」
結衣「……」
あかり「それに、空気とか、居たの?とか言ってても、
ちゃんと皆、あかりが居るってことわかっててくれてるもん。
あかりが目立つっていうのは、きっと娯楽部らしくない、から」
結衣「あかり……」
あかり「それで、また、一緒に選びに行こ?
もう一回、結衣ちゃんのために選ぶから!」
結衣「……わかった」
あかり「後、もうひっつくのはやめるね。 ぇへへ。
結衣ちゃんを出汁にして出番もらおうってのが間違ってたんだよ……。
池田先輩の、自分で考えろっていうのは、そういうことだったと思うの」
結衣「……」
あかり「それに、空気とか、居たの?とか言ってても、
ちゃんと皆、あかりが居るってことわかっててくれてるもん。
あかりが目立つっていうのは、きっと娯楽部らしくない、から」
61: 2011/09/29(木) 00:39:14.00 ID:NJCgGHVz0
結衣「じゃあ、私があかりにひっつく!」
あかり「えっ、ええっ!?」
結衣「千歳にアドバイスされたって聞いてからも、利用されてるとか、全然思ってなかったし
それに、あかりにひっつかれるのは、悪く、なかったし……」
あかり「ゆ、結衣ちゃん……」
結衣「ダメか?」
あかり「ううん、ぇへへ、嬉しい」
結衣「……お返し、しないとな」
あかり「うん?」
結衣「あかりにも、京子にもちなつちゃんにも」
あかり「そうだね」
結衣「買い物付き合ってくれる?」
あかり「うん。 もちろんだよっ」
結衣「ありがとう」
あかり「ぇへへ」
あかり「えっ、ええっ!?」
結衣「千歳にアドバイスされたって聞いてからも、利用されてるとか、全然思ってなかったし
それに、あかりにひっつかれるのは、悪く、なかったし……」
あかり「ゆ、結衣ちゃん……」
結衣「ダメか?」
あかり「ううん、ぇへへ、嬉しい」
結衣「……お返し、しないとな」
あかり「うん?」
結衣「あかりにも、京子にもちなつちゃんにも」
あかり「そうだね」
結衣「買い物付き合ってくれる?」
あかり「うん。 もちろんだよっ」
結衣「ありがとう」
あかり「ぇへへ」
63: 2011/09/29(木) 00:46:36.45 ID:NJCgGHVz0
――後日
京子「あかりー!」
ちなつ「あかりちゃん!」
京ちな「リベンジだ!」
あかり「えぇーっ!?」
結衣「はぁ……」
京子「結衣は私のもう一人の嫁になるのだぁー!」
ちなつ「も、もう一人って、京子先輩不潔ですっ!」
あかり「あ、あかりだって負けないんだから!」
京子「あかり、やる気だなー!」
ちなつ「あかりちゃんのくせに生意気ですぅ!」
あかり「な、なにをーっ! えへへ」
結衣「全く、3人とも騒がしいなぁ……ははは」
おわり
京子「あかりー!」
ちなつ「あかりちゃん!」
京ちな「リベンジだ!」
あかり「えぇーっ!?」
結衣「はぁ……」
京子「結衣は私のもう一人の嫁になるのだぁー!」
ちなつ「も、もう一人って、京子先輩不潔ですっ!」
あかり「あ、あかりだって負けないんだから!」
京子「あかり、やる気だなー!」
ちなつ「あかりちゃんのくせに生意気ですぅ!」
あかり「な、なにをーっ! えへへ」
結衣「全く、3人とも騒がしいなぁ……ははは」
おわり
65: 2011/09/29(木) 00:48:30.35 ID:rmkJOR0/0
乙
引用元: あかり「結衣ちゃんにひっつく!」
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