1: 2011/09/27(火) 23:46:05.07 ID:Qmy1sX8E0
スーパー


綾乃「ふー、大体必要なものは揃ったしそろそろレジにいこうかしら」

綾乃「んー…」

綾乃「いや、ちょっとぐらい甘いもの買っても罰は当たらないわよ! きっとそう!」

綾乃「うんうん、それに甘いものを食べないと頭が回らないわ!」


4: 2011/09/27(火) 23:48:34.31 ID:Qmy1sX8E0

綾乃「プリンプリン~っと」

綾乃「あれ、今日アイスが安いんだ…」

綾乃「! ラムレーズンが安いわ…いつもあんなに高いのに…」

綾乃「そういえばこれ歳納京子が好きだったわね…」

綾乃「…」ガサガサ


7: 2011/09/27(火) 23:51:10.40 ID:Qmy1sX8E0

杉浦宅


綾乃「ちょ、ちょっと買い過ぎたわね…冷凍庫が空いててよかった…」

綾乃「早速一つ食べてみようかしら」ヒョイパク

綾乃「! おいしー! とっても濃厚で甘-い!」モグモグ

綾乃「それにこのラム酒の風味がちょっと大人っぽくて贅沢だわ…」モグモグ

綾乃「おいしい…歳納京子がハマるのも納得ね…」モグモグ

綾乃「ふー、美味しかった!」

綾乃「…」

綾乃「これからプリンの代わりにラムレーズンにしようかしら」

綾乃「一仕事終えた後のラムレーズン…」ゴクリ


8: 2011/09/27(火) 23:53:41.40 ID:Qmy1sX8E0

綾乃「いいわね…明日からそうしましょう」

綾乃「でもアイスだから持って行く間に溶けないかしら…」

綾乃「毎日毎日クーラーボックス持って行くっていうのもちょっと大変ね」

綾乃「まとめて持って行って生徒会室の冷凍庫に入れておけばいいか」




翌日 生徒会室


綾乃「ふー、何とか大丈夫みたいね。ちゃんと全部おさまったし」

綾乃「よし! 放課後のラムレーズンまで一日ファイトよ私!」



9: 2011/09/27(火) 23:56:01.94 ID:Qmy1sX8E0
教室


綾乃「あ、千歳おはよう!」

千歳「綾乃ちゃんおはようさん。あれ? 綾乃ちゃん?」

綾乃「どうしたの?」

千歳「ええことあったん? なんか嬉しそうやね」

綾乃「ふふっ。ちょっとね!」

千歳「歳納さんとうまいこといったん?」ニコ

綾乃「ちっ、違うわよ! なんで歳納京子がでてくるのよ!?///」

綾乃「ちゃんと放課後になったら理由を教えてあげるわよ」フフン

千歳「なんや気になるなー」


10: 2011/09/27(火) 23:58:18.71 ID:Qmy1sX8E0

京子「おっはよー!」ガラッ

綾乃「おはよう歳納京子」

千歳「おはようさん」

綾乃「歳納京子…あなたの気持ちが少しだけ理解できた気がするわ…」

京子「へ? 何のこと?」

千歳「!?」プヒュッ

結衣「おはよ…って朝から元気だな千歳は…」


12: 2011/09/28(水) 00:01:07.22 ID:VII5y3yf0

放課後 生徒会室


綾乃「さーて、一仕事がんばるわよっ!」

千歳「お、綾乃ちゃんいつにも増してやる気満点やなー」

綾乃「そりゃ元気も出るわ! 私には心強い味方が付いてるんだもの!」

千歳「えー何なん? そういえば朝の理由まだ教えてもろてなかったな」

綾乃「ふふっ、そうだったわね! 実は昨日ね…」

西垣「おーい、誰かいるかー?」ガラッ

千歳「あれ、先生どないしました?」

西垣「ああ、ちょうどよかった。ちょっと運んで欲しいものがあるんだがどっちか手伝ってくれないか?」

14: 2011/09/28(水) 00:03:45.83 ID:Qmy1sX8E0

千歳「ほなうちが行きます」

西垣「おおすまんな、すぐ終わると思うから」

千歳「そういうことで綾乃ちゃん、すぐ戻るからその時教えてな?」

綾乃「わかったわ」

千歳「ほないってきます~」ガラリ

綾乃「むむむ…なんだか拍子抜けしちゃったわね…」

綾乃(あの時の赤座さんってこんな気持ちだったのかしら)

綾乃「まあいいわ。すぐ戻ってくるだろうし先に仕事始めちゃおっと」


15: 2011/09/28(水) 00:06:22.76 ID:VII5y3yf0



櫻子「こんにちはー!」ガラッ

向日葵「遅くなって申し訳ありません」

綾乃「やっときたわね! 今日は整理する書類が多いから二人には頑張ってもらうわよ!」ビシッ

櫻子「うっ…いきなり書類の山かぁ~…」

向日葵「望むところですわ! これしきの書類!」

向日葵「まぁ、どこかの櫻子さんには少々荷が重そうですけど」チラッ

櫻子「むっ! よ、よゆーだもん! こんなの私が一瞬で片付けちゃうんだから!」

櫻子「まぁ、どこかの向日葵さんはおっOいが邪魔で相当手間取りそうだけどー」チラッ

向日葵「む、胸の大きさは関係ないと何度言えば分かりますの…! 重要なのは手先の器用さですわ!」


18: 2011/09/28(水) 00:09:36.38 ID:VII5y3yf0

櫻子「どうだかー。おっOいが重たくてすぐにへばっちゃうんじゃない?」

向日葵「むっ…」ギロッ

櫻子「ぐぬぬ…」ギロッ

綾乃(書類多いから早く始めて欲しいんだけど…あ…そうだわ)

綾乃「そうねぇ、この書類を多く整理できた方が現時点でより生徒会副会長に近いと考えることができるわね!」チラ

櫻子・向日葵「負けない もん(ですわ)!!!」ババッ



20: 2011/09/28(水) 00:11:55.54 ID:VII5y3yf0

向日葵「私は247部整理しましたわ。櫻子は何部ですの?」

櫻子「わたしは全部で250部整理したもんね!」ドヤァ…

向日葵「そんな!? 櫻子ごときに…」ガクッ

櫻子「へへーん! 見たか私の力!」



櫻子(最初に簡単な書類しか取ってなかったんだけど気付いてないみたい! 楽勝ー!)ニシシ


綾乃「お疲れ様。二人が頑張ってくれたおかげで想像よりずっと早く片付いたわ」

櫻子「それにしても疲れたー」

向日葵「ええ、確かに今回ばかりは疲れましたわ…」

櫻子「飲み物~」パカッ


22: 2011/09/28(水) 00:14:39.74 ID:VII5y3yf0

櫻子「…ん? ああー!」

向日葵「どうしましたの?」

櫻子「アイスがいっぱいあるー!」キラキラ

綾乃「ああ、それおやつにしようと思って私が持ってきたの」

向日葵「残念でしたわね櫻子。それは先輩のですわよ」

櫻子「ぅー…」ジュルリ

綾乃「…」

綾乃「いいわ! 今日は二人ともよく働いてくれたし食べていいわよ」

向日葵「ええ!? 本当に構いませんの?」

櫻子「ぃやったー!! ありがとうございますー!」ヒョイパク

向日葵「ちょ、ちょっと!」


23: 2011/09/28(水) 00:17:03.65 ID:VII5y3yf0

櫻子「おいしー!」

向日葵「櫻子いくらなんでも無遠慮すぎますわよ! このアイス高級品ですのよ!」

櫻子「え? そうなの?」

向日葵「私も食べたくてもたまにしか食べれないのにパクパクと…」

櫻子「あわわわ…」

綾乃「古谷さんもいいのよ遠慮しなくて。それにそれ安売りでたまたま安かったの」

向日葵「安売りと言いましても…」

向日葵「…」

向日葵「櫻子、半分残しなさい」


24: 2011/09/28(水) 00:19:44.90 ID:VII5y3yf0

櫻子「ほぇ? なんで?」

向日葵「で、ですから! こんな高級品を先輩から二つもいただくのは厚かましいですわ!」

向日葵「だから、その、櫻子とはんぶんこすれば、その…ひとつで間に合いますわ」

向日葵「…仕方なくですわよ///」

櫻子「わかった」

櫻子「じゃ、じゃあ…はい、あーん///」

向日葵「なっ!?///」

向日葵「なんでそうなりますの!」

櫻子「え? だ、だってはんぶんこするんでしょ? 仕方ないじゃん・・・///」

向日葵(うぅ…カップごと渡せばいいのに…櫻子のバカ///)


27: 2011/09/28(水) 00:22:06.68 ID:VII5y3yf0

ア、アーン///  オイシイ?  エエ…///
ツギハワタクシノバンデスノヨ ハイアーン///


 

綾乃(この二人早く帰らないかしら…)



櫻子「あーおいしかったー」

向日葵「本当ですわ。先輩ありがとうございました」ペコリ

綾乃「いいのよ。むしろお礼を言うのはこっちの方よ」

綾乃「今日はもうすることないから帰ってもいいわよ」

向日葵「わかりました。それではお言葉に甘えてお先に失礼しますわ。櫻子帰りますわよ」

櫻子「あー待ってよー」タタッ


28: 2011/09/28(水) 00:24:22.50 ID:VII5y3yf0

綾乃「ふー、早めに終わったとはいえ千歳遅いわね…すぐ終わるって言ってたけど」



千歳「ただいまー」ガラリ

綾乃「おかえり千歳。ずいぶん遅かったじゃない?」

千歳「それがな、重たい機械運んでたんやけど途中でなんか燃え始めて大変やったんよー」

綾乃「燃え…一体何の機械運んでたのよ…」

千歳「それが先生、機密事項や言うて全然教えてくれへんかったわー」ケラケラ

綾乃「あからさまに怪しいわね…まあ今回は爆発しなかっただけましなのかしら…」

千歳「ほんまやわー」


30: 2011/09/28(水) 00:26:53.04 ID:VII5y3yf0

千歳「あれ? そういえば綾乃ちゃんこの書類…」

綾乃「ああ、千歳が出て行ってる間に古谷さんと大室さんが来て全部終わらせてくれたわ」

千歳「悪いなぁ、うち全然手伝えんで」

綾乃「いいのよ、千歳はずっと他の仕事をしてたわけだし」

千歳「まあ次何かあったら頑張るから見逃してな」

綾乃「ふふ、それでいいわよ」

千歳「…あー、にしてもあの機械重かったなぁ」ハァ

綾乃「ずいぶんお疲れみたいね…」

綾乃「そうだわ。千歳、アイス食べる?」

千歳「え? アイス?」

綾乃「そうそう。冷蔵庫に入ってるわ」


31: 2011/09/28(水) 00:29:06.58 ID:VII5y3yf0

千歳「どれどれ…? わぁ、こんなぎょうさんどうしたん?」

綾乃「昨日スーパーで…そうだ! それよ! 理由!」

千歳「え?」

綾乃「私が機嫌良さそうに見えた理由がそれよ! 安売りだったからつい大人買いしちゃったの」

千歳「ああ、そういうことやったんかぁ。でもええの? このアイス高いんちゃう?」

綾乃「いいのいいの。さっきの二人にもあげたし安かったのよ」

綾乃「それにこれは頑張った千歳へのご褒美よ!」

千歳「そういうんやったら遠慮なくいただこかな? はい綾乃ちゃんの分」

綾乃「ん、ありがと」

32: 2011/09/28(水) 00:31:31.12 ID:VII5y3yf0

千歳「ほないただきますー」パクッ

千歳「おいしいなぁこれ! 上品でとっても甘いわぁ」モグモグ

綾乃「ふふふ、そうでしょ? 濃厚なんだけどしつこくない甘さがたまらないのよねー」モグモグ

千歳「ほんまやねぇ~」モグモグ

綾乃「それにこのラム酒の風味が大人の味っていうかー」モグモグ

千歳「ほんまやねぇ~」モグ モグ

綾乃「こんなに美味しいものが待ってるんだから仕事にもやる気が出るってもんよ!」モグモグ

千歳「ほんまやねぇ~」   モグ   モグ

綾乃「千歳は何かおやつ持ってこないの?」モグモグ

千歳「ほんまやねぇ~」     モグ

綾乃「ん? 千歳?」

千歳「ほんまやねぇ~」ニコニコ

綾乃「ちょっと、どうしたの…?」


33: 2011/09/28(水) 00:33:50.61 ID:VII5y3yf0




千歳「…」ガタッ

綾乃「!?」ビクッ

千歳「綾乃ちゃん…」ジリジリ

綾乃「なっ、何!? (えっ? えっ!? なんか千歳怖い!)」ダラダラ

千歳「…」ガシッ

綾乃「ヒッ! (肩を掴まれた!?)」

千歳「ちゅー」グググッ

綾乃「え!? ちょ!///」グググッ

37: 2011/09/28(水) 00:36:14.30 ID:VII5y3yf0

千歳「んー」グググッ

綾乃「お、落ち着いて千歳! 一体どうしたのよ!?」グイグイ

千歳「綾乃ちゃーん」グイグイ

綾乃「ちょ!?/// ちょっとまっ! 離れなさい千歳!」ググッ

千歳「んー」グイッ

綾乃「ぁっ…!?」スルッ





39: 2011/09/28(水) 00:38:22.91 ID:VII5y3yf0


京子「綾乃ー! プリン食べさせろー!」ガラッ


綾乃「!? んんっ! んーっ! ふっ…んー!」ジタバタ

千歳「んー…///」チュー




京子「」



京子「えと…その…ごゆっくり…」ガラガラ バタン




41: 2011/09/28(水) 00:40:50.59 ID:VII5y3yf0


綾乃「んー! んー!///」ジタバタ


綾乃「んー! んんー!」バタバタ



綾乃「…! ん~…」モゾモゾ



綾乃「んー…」





綾乃「…」グッタリ


43: 2011/09/28(水) 00:43:22.22 ID:VII5y3yf0

綾乃「…」



千歳「んっ…///」チロ

綾乃「!!? (えっ!? 舌…!?)」

千歳「ちゅ…ふっ…ん…」ヌルリ

綾乃「ふっ…!! んんーっ!」チュプ

千歳「れろ……ぁん…んっ…」

綾乃「ぁ…ん~っ!!! んんっ! ちゅ…ふっ…」


千歳「ぷは…」ツーッ


綾乃「ぁ…」トローン


44: 2011/09/28(水) 00:45:59.94 ID:VII5y3yf0

千歳「ふふ、 綾乃ちゃん…ちゅっ…」チュー

綾乃「んぁっ…」ポー

パッ

綾乃「ふぇ…?」

スッ


千歳「」ペロ

綾乃「きゃっ!!?///」ゾクッ

綾乃「ちょっ! 耳っ!!///」

千歳「ちゅ…れろ…」ペロペロ

綾乃「やっ…だっ…あぁっ…///」


48: 2011/09/28(水) 00:51:11.68 ID:VII5y3yf0

綾乃「」コウコツ


千歳「ふふ、あやのちゃん…あやのちゃ…zzz」クタッ




綾乃「…」ゲッソリ

千歳「zzz…」

綾乃(うぅ…唇がヒリヒリする…)

綾乃(千歳は私に抱きついたまま寝ちゃった…)

綾乃「これからどうしよう…千歳を置いては帰れないし…かといって起こすとまた…」

綾乃「まあしばらくはこのままでもいっか…///」


51: 2011/09/28(水) 00:53:59.55 ID:VII5y3yf0

千歳「」スースー

綾乃(千歳あったかい…)

綾乃(さっきはいっぱいいっぱいで気付かなかったけど)

綾乃(千歳っていい匂いするのよね…///)

綾乃(どんなシャンプー使ってるのかしら?)スンスン

千歳「ん…」モゾ

綾乃「!!」

千歳「うぅん…」スースー

綾乃(…あーびっくりした。起きたかと思ったわ)


52: 2011/09/28(水) 00:56:51.03 ID:VII5y3yf0

綾乃「…あ」

綾乃(さっき動いたから千歳のうなじがすぐそばに…)

綾乃(綺麗…)ゴクッ

綾乃「…」ペロリ

千歳「ぁんっ」ピクッ

綾乃「!」

千歳「んん…zzz」スースー

綾乃「ふぅ…」

綾乃(ちょっと待って今私何やったの)


53: 2011/09/28(水) 00:58:59.90 ID:VII5y3yf0

綾乃(千歳のうなじを…)

綾乃(…)モヤモヤ

綾乃(違うわ。私は変態じゃない。…そうよ! いい匂いがする千歳がいけないんだわ! うん、きっとそう!)


綾乃(ぅ…流石に足が痺れてきたわ…どうすれば…)

綾乃「あ! 千鶴さんに迎えに来てもらえば…」

綾乃「双子で千歳の扱いはよく分かってるだろうしそのほうが安心アンコールワットね…」

54: 2011/09/28(水) 01:01:06.90 ID:VII5y3yf0

プルルル…

千鶴「はいもしもし」

綾乃「あ、千鶴さん? 杉浦です」

千鶴「杉浦さん、どうしました?」

綾乃「えーと、まだ学校にいるかしら?」

千鶴「はい、今日は日直だったのでまだ教室ですけど」

綾乃「よかったー、ならお願いがあるんだけどちょっと生徒会室まで来てくれないかしら?」

千鶴「かまいませんがどうしたんですか?」

綾乃「ちょっと千歳の様子が変っていうか…あ、いや今は寝てるんだけど」

千鶴「え…!? 姉さんが!? すぐ行きます!」プチッ

58: 2011/09/28(水) 01:03:22.15 ID:VII5y3yf0

綾乃「いや別に深刻な事態とかじゃ…切れてる」

綾乃「…」回想中

綾乃「いや…よく考えたら意外と深刻ね…///」



千鶴「杉浦さん!姉さんは!」ガラッ

綾乃「あ、千鶴さん」

千鶴「え…密…着…?」

綾乃「あ、しまっ…」

千鶴「」ビチャビチャ

綾乃「ちょっ! 涎溢れてるわよ!」

綾乃「それにこれには事情が…」

千鶴「情事!?」ドバッ

綾乃「あーもう!///」

60: 2011/09/28(水) 01:06:02.88 ID:VII5y3yf0

千鶴「つまり姉さんがアイスを食べたら様子が変になってしがみついてきたと」ジュルッ

綾乃「え、ええそうよ」

千鶴「それはどのアイスですか?」

綾乃「その中にたくさん入ってるわ。ラムレーズンのアイスよ」

千鶴「…」クルクル

千鶴「やっぱり」

千鶴「ここを見てください」スッ

綾乃「え? えーと、アルコール分1.6%?」

千鶴「そうです。姉さんはものすごくお酒に弱いんです」

綾乃「そうだったの…それで酔っぱらってあんなことを…」

62: 2011/09/28(水) 01:08:30.82 ID:VII5y3yf0

千鶴「あんなことってどんなことですか?」ズズイッ

綾乃「え!? あ、いやだからその、私にしがみついてきて…」

千鶴「姉さんは酔っぱらうと性格が変わるんです。ものすごく積極的になって」

千鶴「キス魔になります」

綾乃「」

千鶴「杉浦さん。まだ全部は言ってませんよね?」ジリ…

綾乃「…ええ、確かに7割くらいのことはまだ言ってないわ」

綾乃「でもそれは後日にして。でないとあなたが脱水症状になるから」

63: 2011/09/28(水) 01:11:04.64 ID:VII5y3yf0

綾乃「今は千歳のことをお願い」

千鶴「!」スチャ

―千鶴vision―

綾乃「私の千歳をお願いね…///」


千鶴「だばー」ダラダラ

綾乃「って言ってるそばからー!」



64: 2011/09/28(水) 01:13:15.86 ID:VII5y3yf0

翌日 生徒会室


綾乃「はぁ…あの後千歳大丈夫だったのかしら…」

綾乃「千歳がまさかあんなにお酒に弱かったなんて」

綾乃「あんなことが起こらないようにもうラムレーズンは持ってくるべきじゃないわね…」

綾乃(昨日の千歳…)

綾乃「…」モウソウチュウ



―――――

千歳「ふふ…あやの…///」

―――――



綾乃「だめだめだめだめ!」ブンブン

綾乃「今日残りのラムレーズンは持って帰るわ!///」


65: 2011/09/28(水) 01:15:46.50 ID:VII5y3yf0

千歳「綾乃ちゃんおる…?」ガラッ

綾乃「ちっ、千歳!」ビクッ

千歳「あの…昨日はごめんな…千鶴から聞いたわ…」シュン

綾乃「あっいや、いいのよ気にしないで!」アセアセ

綾乃(マ、マズいわ! 昨日のことが頭をよぎってとてもじゃないけど千歳を直視できない///)

千歳「うちが酔っぱらって綾乃ちゃんに色々破廉恥なこと…」

千歳「ほんまにごめんな…無理矢理ひどいことして…嫌やったやろ?」

綾乃「べ、別に問題有馬温泉よ!」

千歳「え?」

綾乃「え?」

千歳「嫌ちゃうん…?」


66: 2011/09/28(水) 01:18:07.33 ID:VII5y3yf0

綾乃「いっ、嫌って言うか何て言うかその! 
   ラムレーズン持ってきた私にも責任は無いとは言い切れないし? 
   突然様子の変わった千歳をすぐに抑えることができなかったのは
   生徒会副会長の私の失態ともいえるからやっぱりその甘んじて受け入れるべきっていうかその」

千歳「あ、綾乃ちゃん落ち着いて…」

綾乃「そ、そうね…」フゥ

綾乃「ドキドキしたけど、千歳にそういうことされたのは、その…」

綾乃「…嫌じゃ…なかったわ///」カァァ

67: 2011/09/28(水) 01:20:17.31 ID:VII5y3yf0

千歳「え」

千歳「…ありがとう綾乃ちゃん。やっぱり優しいんやね」

綾乃「へ?」

千歳「でもうちに変な気使わんでええんやで? うちが無理矢理したんは事実なんやし…」

千歳「こんなんでお詫びになるか分からんけど、これからうちのできる範囲で何でも綾乃ちゃんの言うこと聞くから…」

綾乃「ちょ、ちょっと待ちなさい! だから私は別に気を使ってるわけじゃ・・・」

千歳「だってさっきから綾乃ちゃん、うちと全然目合わせてくれへんし…」ショボン


69: 2011/09/28(水) 01:22:41.97 ID:VII5y3yf0

綾乃「そっ、それは…」

千歳「…」

綾乃(言えない…昨日のこと考えるとドキドキして直視できないなんて言えない…)

綾乃「…!」

綾乃「千歳! 今さっき何でも言うこと聞くって言ったわよね!?」

千歳「うん…こんなことで許してもらえる思てないけど」

綾乃「じゃあ早速してもらいたいことがあるわ!」

千歳「何?」

70: 2011/09/28(水) 01:25:08.19 ID:VII5y3yf0

綾乃「もうそんな風に私に謝らないこと!」

綾乃「私は嫌だったわけじゃないし怒ってもいないわ!」

千歳「…」

千歳「うん。わかったわ。綾乃ちゃんにはまた迷惑かけるかもしれんけどこれからもよろしくな?」ニコッ

綾乃「ふふっ、当たり前じゃない!」

千歳「ふふふ、ほな綾乃ちゃん今日も書類整理がんばろか?」

綾乃「そうね!」

綾乃「…あともうひとつ」

千歳「?」


71: 2011/09/28(水) 01:27:28.01 ID:VII5y3yf0




綾乃「…仕事が終わったらこのラムレーズン、一緒に食べましょ?///」



72: 2011/09/28(水) 01:29:34.46 ID:VII5y3yf0
                             おわり

73: 2011/09/28(水) 01:30:15.74 ID:afxDm/fg0
俺得
千綾もっと流行れ

78: 2011/09/28(水) 01:34:06.80 ID:VII5y3yf0
以上です
念のため言っとくと原作だとチョコじゃなくてアルコールで覚醒する

千歳スレいつになったら増えるかなーとか思ってたらアニメ終わっちまったじゃねーかカス
お前らも2期が来たときはねえさんメインのスレ立てろよ

引用元: 綾乃「…嫌じゃ…なかったわ///」