1: 2011/09/19(月) 13:03:29.49 ID:sSMejf5k0
京子「ブーン」タタタッ
京子「生徒会室に到着っ!」
京子「綾乃ーっ プリント持って来たよ」ガラッ
京子「あれっ、居ないのか。おっ、テーブルの上にジュースが!」
京子「いたただきま~す」ゴクゴク
西垣「さて、実験の続きだ。あの試作品は色からして誰も飲まないはずだ」テクテク
西垣「興味本位で飲む奴がいるとすれば……歳納ぐらいか。ハハッ」ガラッ
西垣「うおっ、歳納が倒れてる! そして試作品を入れたグラスが空! まさに想定内」
西垣「そんな事を言っている場合ではない。とりあえず保健室に運ぶか」
京子「生徒会室に到着っ!」
京子「綾乃ーっ プリント持って来たよ」ガラッ
京子「あれっ、居ないのか。おっ、テーブルの上にジュースが!」
京子「いたただきま~す」ゴクゴク
西垣「さて、実験の続きだ。あの試作品は色からして誰も飲まないはずだ」テクテク
西垣「興味本位で飲む奴がいるとすれば……歳納ぐらいか。ハハッ」ガラッ
西垣「うおっ、歳納が倒れてる! そして試作品を入れたグラスが空! まさに想定内」
西垣「そんな事を言っている場合ではない。とりあえず保健室に運ぶか」
2: 2011/09/19(月) 13:03:59.47 ID:sSMejf5k0
結衣「で、試作品の効力は何ですか?」
西垣「記憶のみが過去に遡る」
綾乃「と言う事は、体はそのままで、記憶は小さい頃と言うことですか?」
西垣「その通りだ。今回はわりと自信がある。次は杉浦も被験者になるか?」
結衣(実験に没頭して、自分が教師と言う立場を忘れていないか?)
京子「う……」
結衣「気がついたか、京子」
京子「結衣……ここ、どこ?」
結衣「!!」
西垣「船見の記憶はあるが、中学校の記憶は無い。これは成功かもしれない」
西垣「記憶のみが過去に遡る」
綾乃「と言う事は、体はそのままで、記憶は小さい頃と言うことですか?」
西垣「その通りだ。今回はわりと自信がある。次は杉浦も被験者になるか?」
結衣(実験に没頭して、自分が教師と言う立場を忘れていないか?)
京子「う……」
結衣「気がついたか、京子」
京子「結衣……ここ、どこ?」
結衣「!!」
西垣「船見の記憶はあるが、中学校の記憶は無い。これは成功かもしれない」
8: 2011/09/19(月) 13:12:16.22 ID:sSMejf5k0
結衣「で、西垣先生。京子はいつになったら記憶が戻るんですか?」
西垣「24時間後に戻る。これは確実だ。一秒も誤差が無い」
綾乃「24時間後……土曜日の午後3時ジャストに戻るのね」
結衣「このまま家に帰したら心配だな。何が起きるか分からない」
西垣「だから歳納と仲が良い、お前達二人だけを呼び寄せたんだ」
結衣「その前に試作品を放って席を外さないで下さい!」
西垣「何となく歳納なら飲んでくれるかなと思ってな。そこまでが実験のつもりだった」
綾乃(もう西垣先生に生徒会室を貸すのはやめようかしら)
京子「結衣~。だれ、この人たち……怖い」
西垣「24時間後に戻る。これは確実だ。一秒も誤差が無い」
綾乃「24時間後……土曜日の午後3時ジャストに戻るのね」
結衣「このまま家に帰したら心配だな。何が起きるか分からない」
西垣「だから歳納と仲が良い、お前達二人だけを呼び寄せたんだ」
結衣「その前に試作品を放って席を外さないで下さい!」
西垣「何となく歳納なら飲んでくれるかなと思ってな。そこまでが実験のつもりだった」
綾乃(もう西垣先生に生徒会室を貸すのはやめようかしら)
京子「結衣~。だれ、この人たち……怖い」
9: 2011/09/19(月) 13:12:57.41 ID:sSMejf5k0
西垣「そんな訳だから、後は任せた」
結衣「どんな訳なんですか! ……行っちゃったよ」
綾乃「どうしよう」
結衣「まいったな。今夜京子をうちに泊めるのは構わないけど、明日の朝には出かけないといけない」
結衣「ねぇ、綾乃。明日の朝から午後3時まで京子と一緒に居てあげてくれないか?」
綾乃「ええっ! わ、私が歳納京子と一緒に!」アタフタ
結衣「私と綾乃しかこの事は知らない。ねっ、お願い」
綾乃「し、仕方ないわね。く、クラスメートとして無責任な事は、で、出来ないからね」
保健室の外
千歳「何か楽しい事になってきたで~」
結衣「どんな訳なんですか! ……行っちゃったよ」
綾乃「どうしよう」
結衣「まいったな。今夜京子をうちに泊めるのは構わないけど、明日の朝には出かけないといけない」
結衣「ねぇ、綾乃。明日の朝から午後3時まで京子と一緒に居てあげてくれないか?」
綾乃「ええっ! わ、私が歳納京子と一緒に!」アタフタ
結衣「私と綾乃しかこの事は知らない。ねっ、お願い」
綾乃「し、仕方ないわね。く、クラスメートとして無責任な事は、で、出来ないからね」
保健室の外
千歳「何か楽しい事になってきたで~」
11: 2011/09/19(月) 13:13:34.64 ID:sSMejf5k0
結衣宅
結衣「全く、西垣先生はとんでもない物を作るな~」
京子「結衣~ここどこ?」
結衣「私のうちだよ」
京子「ええっ! ……ゆ、結衣のお父さんは? お母さんは?」
結衣(そっか。記憶だけが過去に戻ってるからな。説明が難しい)
結衣「ここは私が一人で住んでいるんだよ」
京子「そうなんだ~。結衣はすごいね。カッコいいね」ニコッ
結衣(な、何だ。今のスマイルは! 久々に見ると……ドキドキする)
結衣(そう言えば昔の京子はいつも私の後ろに居たからな……)
結衣「全く、西垣先生はとんでもない物を作るな~」
京子「結衣~ここどこ?」
結衣「私のうちだよ」
京子「ええっ! ……ゆ、結衣のお父さんは? お母さんは?」
結衣(そっか。記憶だけが過去に戻ってるからな。説明が難しい)
結衣「ここは私が一人で住んでいるんだよ」
京子「そうなんだ~。結衣はすごいね。カッコいいね」ニコッ
結衣(な、何だ。今のスマイルは! 久々に見ると……ドキドキする)
結衣(そう言えば昔の京子はいつも私の後ろに居たからな……)
12: 2011/09/19(月) 13:14:02.49 ID:sSMejf5k0
京子「ねぇ、結衣~。結衣はなんで背が大きいの。何で~?」
結衣「背? 京子も同じぐらいだよ。立ってみなよ」
京子「ほんとだ~。いつこんなに大きくなったんだろ」
結衣「そ、それは。成長期だからだろ(何言っているんだ、私は)」
京子「このヒラヒラのお洋服かわいい~」ニコッ クルクル
結衣(!!)
結衣(い、今妄想が頭の中に……千歳の気持ちが何となく分かったな)
結衣「もう今日は変な汗かいたな~。京子、一緒にお風呂入るか」
京子「うん! 入る~」ニコッ
結衣「背? 京子も同じぐらいだよ。立ってみなよ」
京子「ほんとだ~。いつこんなに大きくなったんだろ」
結衣「そ、それは。成長期だからだろ(何言っているんだ、私は)」
京子「このヒラヒラのお洋服かわいい~」ニコッ クルクル
結衣(!!)
結衣(い、今妄想が頭の中に……千歳の気持ちが何となく分かったな)
結衣「もう今日は変な汗かいたな~。京子、一緒にお風呂入るか」
京子「うん! 入る~」ニコッ
13: 2011/09/19(月) 13:14:51.91 ID:sSMejf5k0
結衣(何か恥ずかしいな~)ゴシゴシ
結衣(昔は一緒にお風呂に入っていたから平気だと思ったのに)ゴシゴシ
結衣(お互い体はそのままだからな)ゴシゴシ
京子「結衣~、早くこっち来て」バシャバシャ
結衣「わ、分かった。分かったから暴れるな」
バシャーッ チャポン
結衣「お風呂……熱くないか?」
京子「平気だよ~」ニコッ
結衣「それなら良かった」
結衣(私だけか……熱いのは)
結衣(昔は一緒にお風呂に入っていたから平気だと思ったのに)ゴシゴシ
結衣(お互い体はそのままだからな)ゴシゴシ
京子「結衣~、早くこっち来て」バシャバシャ
結衣「わ、分かった。分かったから暴れるな」
バシャーッ チャポン
結衣「お風呂……熱くないか?」
京子「平気だよ~」ニコッ
結衣「それなら良かった」
結衣(私だけか……熱いのは)
15: 2011/09/19(月) 13:16:55.01 ID:sSMejf5k0
京子「あっ」
結衣「どうした?」
京子「結衣のここ、お山が二つあるよ~」ムニュ
結衣「ひゃああああ!」
結衣「む、胸を触るな!」
京子「ふぇっ! ご、ごめんなさい」グスッ
結衣「あ、ごめん。大声だして」
結衣(ちょっとだけ気持ち良かっ……ハッ!)
結衣「京子、もう上がろうか」アタフタ
結衣「どうした?」
京子「結衣のここ、お山が二つあるよ~」ムニュ
結衣「ひゃああああ!」
結衣「む、胸を触るな!」
京子「ふぇっ! ご、ごめんなさい」グスッ
結衣「あ、ごめん。大声だして」
結衣(ちょっとだけ気持ち良かっ……ハッ!)
結衣「京子、もう上がろうか」アタフタ
16: 2011/09/19(月) 13:18:06.43 ID:sSMejf5k0
結衣「京子、こっちおいで」
京子「ここで寝るの~?」
結衣「今日だけね」
京子「結衣~、そばに居てくれる?」
結衣「そ、そばに居るよ」
京子「おトイレ行く時、一緒に行ってくれる?」グスッ
結衣「も、もちろんだよ。トイレだろうが地球の果てだろうが」
京子「ちきゅうのはて?」
結衣「い、今のは何でもない。さっ、寝よう」
京子「ここで寝るの~?」
結衣「今日だけね」
京子「結衣~、そばに居てくれる?」
結衣「そ、そばに居るよ」
京子「おトイレ行く時、一緒に行ってくれる?」グスッ
結衣「も、もちろんだよ。トイレだろうが地球の果てだろうが」
京子「ちきゅうのはて?」
結衣「い、今のは何でもない。さっ、寝よう」
18: 2011/09/19(月) 13:18:37.05 ID:sSMejf5k0
結衣(昔の京子ってこんなに可愛かったっけ?)
結衣(もの凄いドキドキするな)
結衣(べ、別に記憶が戻らなくても……)
結衣(な、何を考えているんだ私は!)
京子「結衣~」
結衣「ど、どうした京子?」
京子「眠れない~」
結衣「じゃ、じゃあこっちにおいで」
結衣(もの凄いドキドキするな)
結衣(べ、別に記憶が戻らなくても……)
結衣(な、何を考えているんだ私は!)
京子「結衣~」
結衣「ど、どうした京子?」
京子「眠れない~」
結衣「じゃ、じゃあこっちにおいで」
19: 2011/09/19(月) 13:19:22.33 ID:sSMejf5k0
京子「あったか~い」
結衣「お風呂に入ったからな」
京子「ねぇ、結衣~。頭なでなでして~」
結衣「な、なでなで!? わ、分かった」
ナデナデ
京子「ありがとう、結衣~」
結衣「あ、あまり近付かないで」ドキドキ
京子「えっ! ゆ、結衣……わたしのこと嫌い?」ウルッ
結衣(泣き顔は反則だー!)ガバッ
京子「く、苦しいよ~。結衣~」
結衣「お風呂に入ったからな」
京子「ねぇ、結衣~。頭なでなでして~」
結衣「な、なでなで!? わ、分かった」
ナデナデ
京子「ありがとう、結衣~」
結衣「あ、あまり近付かないで」ドキドキ
京子「えっ! ゆ、結衣……わたしのこと嫌い?」ウルッ
結衣(泣き顔は反則だー!)ガバッ
京子「く、苦しいよ~。結衣~」
20: 2011/09/19(月) 13:20:38.87 ID:sSMejf5k0
翌日
綾乃「ど、どうしたの?」
結衣「昨日は全然眠れなくて……」
綾乃「それは大変だったわね」
結衣「とにかく今日の3時には記憶が戻る……はず」
綾乃「それまでの辛抱ってことね」
結衣「じゃあ、もう時間だから行くね」
京子「結衣~、このお姉ちゃんだれ~?」
綾乃「!!」
結衣「!!」
結衣「記憶が昔に戻っているから当然か……」
綾乃「ど、どうしたの?」
結衣「昨日は全然眠れなくて……」
綾乃「それは大変だったわね」
結衣「とにかく今日の3時には記憶が戻る……はず」
綾乃「それまでの辛抱ってことね」
結衣「じゃあ、もう時間だから行くね」
京子「結衣~、このお姉ちゃんだれ~?」
綾乃「!!」
結衣「!!」
結衣「記憶が昔に戻っているから当然か……」
22: 2011/09/19(月) 13:22:05.03 ID:sSMejf5k0
京子「結衣のお友達?」
結衣「そうだよ。私のお友達」
綾乃「す、杉浦綾乃よ」
京子「あやのちゃん?」
綾乃「あ、あ、綾乃ちゃん!?」
結衣「仕方ないだろ。3時までは綾乃ちゃんだ」
綾乃「全く……西垣先生の試作品のせいで休日が台無しだわ」
結衣「そんな風に言うなよ。それじゃ、そろそろ時間だから行くね」
綾乃「記憶が戻ったら電話するわね」
結衣「そうだよ。私のお友達」
綾乃「す、杉浦綾乃よ」
京子「あやのちゃん?」
綾乃「あ、あ、綾乃ちゃん!?」
結衣「仕方ないだろ。3時までは綾乃ちゃんだ」
綾乃「全く……西垣先生の試作品のせいで休日が台無しだわ」
結衣「そんな風に言うなよ。それじゃ、そろそろ時間だから行くね」
綾乃「記憶が戻ったら電話するわね」
23: 2011/09/19(月) 13:23:45.36 ID:sSMejf5k0
綾乃「……」テクテク
京子「……」テクテク
綾乃「と、歳納京子! う、う、腕組んで歩かないでよ!」
京子「ふえぇっ! ご、ご、ごめんなさい」グスッ ウルウル
綾乃(!!!!!!!!)
綾乃(な、何? 今のドキドキ感は……)
千歳「そんな扱いじゃダメやで、綾乃ちゃん」
綾乃「ち、千歳!」
千歳「話は十分に知ってるから、早く綾乃ちゃんの家にいこか」
京子「……」テクテク
綾乃「と、歳納京子! う、う、腕組んで歩かないでよ!」
京子「ふえぇっ! ご、ご、ごめんなさい」グスッ ウルウル
綾乃(!!!!!!!!)
綾乃(な、何? 今のドキドキ感は……)
千歳「そんな扱いじゃダメやで、綾乃ちゃん」
綾乃「ち、千歳!」
千歳「話は十分に知ってるから、早く綾乃ちゃんの家にいこか」
25: 2011/09/19(月) 13:24:35.16 ID:sSMejf5k0
綾乃宅
綾乃「千歳が居てくれて助かったわ」
千歳「こんな状況を見過ごす訳にはいかへんよ」
千歳(ある意味やで)
綾乃「さて、これからどうしようかしら」
千歳「まず呼び方は京子ちゃんにしないとアカンね」
綾乃「きょ、京子ちゃん!?」
千歳「フルネームだと歳納さんも怖がるで。ねぇ、京子ちゃん」
京子「?」
千歳「ほら、京子ちゃんでええって言ってるよ」
綾乃「何も言ってないでしょ!」
綾乃「千歳が居てくれて助かったわ」
千歳「こんな状況を見過ごす訳にはいかへんよ」
千歳(ある意味やで)
綾乃「さて、これからどうしようかしら」
千歳「まず呼び方は京子ちゃんにしないとアカンね」
綾乃「きょ、京子ちゃん!?」
千歳「フルネームだと歳納さんも怖がるで。ねぇ、京子ちゃん」
京子「?」
千歳「ほら、京子ちゃんでええって言ってるよ」
綾乃「何も言ってないでしょ!」
26: 2011/09/19(月) 13:25:09.32 ID:sSMejf5k0
京子「あ、綾乃ちゃん」
綾乃「な、何かしら」ドキドキ
京子「お腹すいた」
綾乃「えっ? ああ、もう11時か。ちょっと早いけどお昼にしようかしら」
千歳「京子ちゃんは何食べたい?」
京子「ホットケーキ!」
綾乃「ほ、ホットケーキ!?」
千歳「子供なら誰でも大好物やで」
綾乃(そっか、歳納京子は記憶だけ子供なのよね。気を抜くと忘れるわ)
綾乃「な、何かしら」ドキドキ
京子「お腹すいた」
綾乃「えっ? ああ、もう11時か。ちょっと早いけどお昼にしようかしら」
千歳「京子ちゃんは何食べたい?」
京子「ホットケーキ!」
綾乃「ほ、ホットケーキ!?」
千歳「子供なら誰でも大好物やで」
綾乃(そっか、歳納京子は記憶だけ子供なのよね。気を抜くと忘れるわ)
27: 2011/09/19(月) 13:26:10.57 ID:sSMejf5k0
綾乃「出来たわよ」
京子「おいしそーっ」ニコニコッ
綾乃「!!!!!」
千歳「」ブハッ
京子「あっ、綾乃ちゃん……千歳ちゃんが」
綾乃「だ、だ、大丈夫。いつものことだから」ドキドキ
綾乃(あんな笑顔。み、見たことないわね)ドキドキ
千歳(うちはとんでもない場所に来てしもうたな。でも、この体験は二度とないから楽しみや)ダラーッ
綾乃「千歳……ホットケーキが赤く染まってるわよ」
京子「おいしそーっ」ニコニコッ
綾乃「!!!!!」
千歳「」ブハッ
京子「あっ、綾乃ちゃん……千歳ちゃんが」
綾乃「だ、だ、大丈夫。いつものことだから」ドキドキ
綾乃(あんな笑顔。み、見たことないわね)ドキドキ
千歳(うちはとんでもない場所に来てしもうたな。でも、この体験は二度とないから楽しみや)ダラーッ
綾乃「千歳……ホットケーキが赤く染まってるわよ」
30: 2011/09/19(月) 13:27:42.04 ID:sSMejf5k0
綾乃「きょ、京子ちゃん。お、美味しい?」
京子「美味しい! 結衣のホットケーキと同じぐらい美味しい~」
綾乃「そ、そ、そう。それなら良かったわ」
京子「ねぇ、綾乃ちゃん。食べさせて」アーン
綾乃「な、何ですって!!!!!!!」
千歳「」バタッ
京子「また千歳ちゃんが!」アタフタ
綾乃「千歳なら大丈夫よ……」
綾乃(逆に私の身がもたない……)
京子「美味しい! 結衣のホットケーキと同じぐらい美味しい~」
綾乃「そ、そ、そう。それなら良かったわ」
京子「ねぇ、綾乃ちゃん。食べさせて」アーン
綾乃「な、何ですって!!!!!!!」
千歳「」バタッ
京子「また千歳ちゃんが!」アタフタ
綾乃「千歳なら大丈夫よ……」
綾乃(逆に私の身がもたない……)
31: 2011/09/19(月) 13:28:27.14 ID:sSMejf5k0
京子「」アーン
綾乃「は、はい」プルプルプルプル
京子「」パクッ
京子「美味しい!」ニコッ
綾乃(修学旅行で出来なかった事が、こんな形で実現するなんて)ドキドキ
京子「ごちそうさまでした」
綾乃「ち、千歳。もう片付けるけど良い?」
千歳「」グッ 仰向けに倒れたまま指でOKサイン
綾乃「喋る気力もないのね……」
綾乃「は、はい」プルプルプルプル
京子「」パクッ
京子「美味しい!」ニコッ
綾乃(修学旅行で出来なかった事が、こんな形で実現するなんて)ドキドキ
京子「ごちそうさまでした」
綾乃「ち、千歳。もう片付けるけど良い?」
千歳「」グッ 仰向けに倒れたまま指でOKサイン
綾乃「喋る気力もないのね……」
32: 2011/09/19(月) 13:28:59.58 ID:sSMejf5k0
京子「綾乃ちゃん」
綾乃「な、何?」ドキッ
綾乃(何回呼ばれても慣れないわ)
京子「あのお洋服、綾乃ちゃんの?」
綾乃「あ、あのマキシ丈のワンピースなら私のよ」
京子「可愛い~!」
綾乃「あ、ありがとう」
京子「着たい~」
綾乃「と、歳納京子が私の洋服を着たいですって!!」
京子「ふえっ!?」ドキッ ウルウル
綾乃「な、何?」ドキッ
綾乃(何回呼ばれても慣れないわ)
京子「あのお洋服、綾乃ちゃんの?」
綾乃「あ、あのマキシ丈のワンピースなら私のよ」
京子「可愛い~!」
綾乃「あ、ありがとう」
京子「着たい~」
綾乃「と、歳納京子が私の洋服を着たいですって!!」
京子「ふえっ!?」ドキッ ウルウル
33: 2011/09/19(月) 13:29:58.56 ID:sSMejf5k0
綾乃「あっ、お、驚かせてごめんね。着たいなら良いわよ」
京子「やったぁ!」
綾乃「はい、どうぞ」
京子「……」
綾乃「どうしたの?」
京子「どうやって着るの? 綾乃ちゃん、着させて」
綾乃「なっ!!! じ、自分で着なさいよ!」
千歳「記憶が子供だから、着方が分からなくても仕方ないで」
綾乃「あ、そうか。で、でも体は今のままよ。わ、私が恥ずかしいわ」
千歳「承諾したのも、あのワンピースの所有者も、綾乃ちゃんやで」ニヤリ
綾乃「ち、千歳~」アタフタ
京子「やったぁ!」
綾乃「はい、どうぞ」
京子「……」
綾乃「どうしたの?」
京子「どうやって着るの? 綾乃ちゃん、着させて」
綾乃「なっ!!! じ、自分で着なさいよ!」
千歳「記憶が子供だから、着方が分からなくても仕方ないで」
綾乃「あ、そうか。で、でも体は今のままよ。わ、私が恥ずかしいわ」
千歳「承諾したのも、あのワンピースの所有者も、綾乃ちゃんやで」ニヤリ
綾乃「ち、千歳~」アタフタ
35: 2011/09/19(月) 13:31:33.19 ID:sSMejf5k0
綾乃「そ、それじゃあ制服を……ぬ、脱がすわよ」ドキドキドキ
京子「綾乃ちゃん、手がプルプルしてるよ? 大丈夫?」
綾乃「だ、だ、だ、大丈夫よ」 バサッ
綾乃「!!!」
綾乃(体がそのままだから、と、と、当然下着も!)
綾乃「じゃ、このワンピースを……う、腕はここから、頭はここから、だ、出すのよ」
京子「わぁ、このお洋服可愛い!」クルリ ヒラヒラ
綾乃(と、歳納京子が、か、か、可愛い!!!!)
千歳「」チーン
綾乃「千歳……自分でこうなるって分かってるなら止めれば良いのに……」
京子「綾乃ちゃん、手がプルプルしてるよ? 大丈夫?」
綾乃「だ、だ、だ、大丈夫よ」 バサッ
綾乃「!!!」
綾乃(体がそのままだから、と、と、当然下着も!)
綾乃「じゃ、このワンピースを……う、腕はここから、頭はここから、だ、出すのよ」
京子「わぁ、このお洋服可愛い!」クルリ ヒラヒラ
綾乃(と、歳納京子が、か、か、可愛い!!!!)
千歳「」チーン
綾乃「千歳……自分でこうなるって分かってるなら止めれば良いのに……」
38: 2011/09/19(月) 13:32:30.76 ID:sSMejf5k0
綾乃「ま、まるでお人形さん見たいだったわよ」
京子「ほんとっ!? ありがとう!」ニコッ
綾乃(歳納京子にホットケーキを食べさせ、洋服を着させて、そしてあんな笑顔が見られるなんて)
綾乃(まるで夢見たい!)
千歳「好きな人のためにする事は、全てが美しいものやね」
綾乃「そうね……って、千歳気がついてたの!?」
綾乃「んっ、今もしかして、心の中読んだ?」
千歳「心の中なんて読めへんよ。何となくそう感じたから言っただけやで」
綾乃「当たってる。やっぱり千歳は恐ろしいわ」
京子「ほんとっ!? ありがとう!」ニコッ
綾乃(歳納京子にホットケーキを食べさせ、洋服を着させて、そしてあんな笑顔が見られるなんて)
綾乃(まるで夢見たい!)
千歳「好きな人のためにする事は、全てが美しいものやね」
綾乃「そうね……って、千歳気がついてたの!?」
綾乃「んっ、今もしかして、心の中読んだ?」
千歳「心の中なんて読めへんよ。何となくそう感じたから言っただけやで」
綾乃「当たってる。やっぱり千歳は恐ろしいわ」
39: 2011/09/19(月) 13:33:06.25 ID:sSMejf5k0
京子「綾乃ちゃん……」
綾乃「へっ? な、何?」
京子「眠くなってきた」
綾乃「眠い? それなら私のベッドに」
京子「ここで寝るぅ……おやすみなさい」
綾乃「ちょ、ちょっと! ここで寝たらダメ! ……遅かった」ハァ
千歳「膝枕がええと思うで」ボソッ
綾乃「ひ、膝枕ぁ!? な、何を言ってるのよ!」
千歳「チャンスは今しかないと思うで」ニヤリ
綾乃「へっ? な、何?」
京子「眠くなってきた」
綾乃「眠い? それなら私のベッドに」
京子「ここで寝るぅ……おやすみなさい」
綾乃「ちょ、ちょっと! ここで寝たらダメ! ……遅かった」ハァ
千歳「膝枕がええと思うで」ボソッ
綾乃「ひ、膝枕ぁ!? な、何を言ってるのよ!」
千歳「チャンスは今しかないと思うで」ニヤリ
41: 2011/09/19(月) 13:34:08.44 ID:sSMejf5k0
綾乃(千歳の奴、膝枕した直後に鼻血を出して気絶するなら言うなって)
綾乃(で、でも……歳納京子の寝顔がこんなに近くで見られるなんて)ドキドキ
綾乃(何か、変な気分になる)ドキドキドキ
京子「」スースー
京子「綾乃ちゃん…」スースー ムニュッ
綾乃(ひいっ! ひ、膝を触らないでよ!)ドキドキ
綾乃(と、歳納京子は甘えん坊だったのかしら)
綾乃(……今なら、き、キスとかしても……平気かしら)
綾乃(な、な、な、何を考えているの私ったら)
綾乃(で、でも……歳納京子の寝顔がこんなに近くで見られるなんて)ドキドキ
綾乃(何か、変な気分になる)ドキドキドキ
京子「」スースー
京子「綾乃ちゃん…」スースー ムニュッ
綾乃(ひいっ! ひ、膝を触らないでよ!)ドキドキ
綾乃(と、歳納京子は甘えん坊だったのかしら)
綾乃(……今なら、き、キスとかしても……平気かしら)
綾乃(な、な、な、何を考えているの私ったら)
42: 2011/09/19(月) 13:34:28.07 ID:sSMejf5k0
綾乃(さ、さっき千歳もチャンスは今しかないって言ってたし)
綾乃(よ、よし。と、と、歳納京子に……キスを、す、する)
カチッ
3時
京子「んっ……ここは?」
綾乃「!?」
京子「あれっ、綾乃~?」
綾乃「も、もしかして記憶が戻った?」
京子「記憶? 何の事言ってるの?」
京子「って、膝枕してくれてるの? 綾乃の太もも肌触り最高~」スリスリ
綾乃「ちょ、ちょ、調子に乗るんじゃない! 歳納京子っ!」
綾乃(よ、よし。と、と、歳納京子に……キスを、す、する)
カチッ
3時
京子「んっ……ここは?」
綾乃「!?」
京子「あれっ、綾乃~?」
綾乃「も、もしかして記憶が戻った?」
京子「記憶? 何の事言ってるの?」
京子「って、膝枕してくれてるの? 綾乃の太もも肌触り最高~」スリスリ
綾乃「ちょ、ちょ、調子に乗るんじゃない! 歳納京子っ!」
43: 2011/09/19(月) 13:34:59.02 ID:sSMejf5k0
最後 学校にて
西垣「で、3時に記憶が戻った訳か」
綾乃「はい……」
西垣「何か二人とも疲れ切ってるな」
結衣「記憶が子供の頃に戻った訳ですから、世話が大変で……」
西垣「そりゃそうだよな。非現実的な事が起きて、疲労困憊にならない方がおかしいか」
西垣「ちなみにこの前の試作品をさらに進化させて、記憶と体が子供の頃に戻る薬を完成させた」
西垣「ここに置いておけば歳納がまた飲むだろ」
綾乃「もう勘弁して下さいよ!」
京子「綾乃~、アイス食べさせて~」ガラッ
結衣「京子! 入ってくるな!」
京子「?」
おわり
西垣「で、3時に記憶が戻った訳か」
綾乃「はい……」
西垣「何か二人とも疲れ切ってるな」
結衣「記憶が子供の頃に戻った訳ですから、世話が大変で……」
西垣「そりゃそうだよな。非現実的な事が起きて、疲労困憊にならない方がおかしいか」
西垣「ちなみにこの前の試作品をさらに進化させて、記憶と体が子供の頃に戻る薬を完成させた」
西垣「ここに置いておけば歳納がまた飲むだろ」
綾乃「もう勘弁して下さいよ!」
京子「綾乃~、アイス食べさせて~」ガラッ
結衣「京子! 入ってくるな!」
京子「?」
おわり
45: 2011/09/19(月) 13:37:29.77 ID:U+DcrVYH0
お疲れ!
これで心置きなく勉強できるよ!
これで心置きなく勉強できるよ!
50: 2011/09/19(月) 13:42:10.79 ID:sSMejf5k0
こんな作品なのに読んでくれてありがとう。
あかり「あかりがスレタイ言ったのに出番がない~」
俺「あっ……」
あかり「あかりがスレタイ言ったのに出番がない~」
俺「あっ……」
51: 2011/09/19(月) 13:42:49.78 ID:Gulb5/9L0
何言ってるんだ
これ全部あかり視点なんだろ・・・?
これ全部あかり視点なんだろ・・・?
引用元: あかり「京子ちゃんの記憶が!」
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