1: 2012/03/01(木) 22:02:16.63 ID:QXFyLPUE0

~第501統合戦闘航空団基地ミーナ隊長室~

ドア「トントン」


バルクホルン「入るぞ、ミーナ」



ミーナ「どうぞ」


ガチャ


もっさん「よく来たな、バルクホルン」


バルクホルン「少佐も一緒か。ミーナ、私に話があるそうだな」


ミーナ「えぇ。実は上層部からの命令で私と坂本少佐は次の作戦
    会議のため2,3日ここを空けなければならないの」


バルクホルン「ふむ」


ミーナ「その間501統合戦闘航空団をあなたにお願いしたいのよ」


バルクホルン「そういうことか。問題ない、私に任せておけ」


もっさん「バルクホルンに任せておけば安心だな。ハッハッハ!」


ミーナ「そうね。それじゃあお願いねトゥルーデ」


バルクホルン「あぁ、二人が不在の間は私が責任を持って501を指揮する。安心してくれ」



2: 2012/03/01(木) 22:12:38.75 ID:QXFyLPUE0
~飛行機~

ミーナ「……」


もっさん「どうしたミーナ?」


ミーナ「やっぱり、少し心配なのよ」



もっさん「ちゃんとバルクホルンに任せてきたではないか、それにハルトマンだっているんだ。
      あのWエースがいるんだ。501は無敵も同然だ、ハッハッハ!」


ミーナ「そういうことじゃないの」


もっさん「ん?よく分からんがあんまり気にしすぎるのもよくないぞ」


ミーナ「そうね。今は会議に集中しなくちゃ」



4: 2012/03/01(木) 22:16:30.96 ID:QXFyLPUE0

~基地廊下~

バルクホルン(今は私が501の隊長なんだ。安心してくれミーナ、少佐。カールスラント軍人
      たるもの任された命令は命をかけて守る)キリッ

       (まずは・・・)

ドア「ガチャ」


バルクホルン「起きろおぉぉ~、ハルトマン!!」


ハルトマン「・・・・・・」



バルクホルン「おいハルトマン!!、いつまで寝てるんだ!?非番だからと言ってだらしないにも
       程があるぞ!!!!」



ハルトマン「うるさい」ボソッ


バルクホルン「ん?なにか言ったか?まぁいい。大事な知らせがあるんだ、今すぐミーティングルーム
       にに集合だ」


ハルトマン「・・・・・・」


バルクホルン「くっ・・・私は他のやつらの部屋にも呼びかけに行くからな。ちゃんとミーティングルーム
       にいるんだぞいいな!?」


ドア「バタン」


ハルトマン「トゥルーデはいっつもうるさいんだよ」



5: 2012/03/01(木) 22:21:58.98 ID:QXFyLPUE0
~ミーティングルーム~


リーネ「ねぇ聞いた芳佳ちゃん、今日からちょっとの間バルクホルンさんが指揮をとるんだって」


宮藤「え~~、どうしよリーネちゃん!?上官命令だ!!とか言って変なことされないか心配だよ」

ドア「ガチャ」


バルクホルン「みんな集まってるようだな、え~今日からミーナと坂本少佐が数日ここを空けるため変わりに私が
       指揮をとることになった」


エイラ「ふぁ~あ」


バルクホルン「おいエイラ!貴様は上官が大事な話をしている時にあくびをするとは何事だ!?」


エイラ「ちっ」


バルクホルン「なっ・・・ん?そう言えばサーニャはどうした、私はあいつにもここに来るように言ったはずだが」


エイラ「サーニャは夜間哨戒明けだよ。上官ならそれくらい把握しておけってんダ」


バルクホルン「ぐっ・・・」


      「と、とにかく二人がいない間、全員で力を合わせてがんばろう!」


シーン・・・


バルクホルン「・・・・・・(ミーナの時はみんなちゃんと返事をするのに)」








6: 2012/03/01(木) 22:26:00.97 ID:QXFyLPUE0

シャーリー「話ってのはそんだけ?あたしは魔道エンジンの改造したいんだけど」


バルクホルン「あ、あぁ。いい機会だから戦力アップのために模擬戦を行おうと思うんだが」


ルッキー二「えぇ~~!訓練やんの!?今日は非番なのに~」



バルクホルン「ルッキー二少尉、我々がいるのは戦場の最前線なんだぞ!そんな心構えではお前の故郷のロマーニャ
       も守れないぞ!!」


ルッキーニ「ご・・・ごめんなさい」しょんぼり


宮藤「うわ・・・ルッキーニちゃん相手に本気で怒ってるよ」


リーネ「あそこでロマーニャ出すなんて、バルクホルンさんズルイよね」


シャーリー「って言っても今からか?準備にも時間かかるし今日は編隊飛行とかフォーメーションの確認でいいんじゃない?」


バルクホルン「だまれリベリアン!!私はミーナから501を任されているんだ。私の判断に口を出すな」


シャーリー「あーはいはい、分かりましたよ~」


宮藤「リーネちゃん、あれって権力乱用じゃないの?」



リーネ「う~ん、なんでバルクホルンさんはいつもシャーリーさんにきつく当たるんだろうね。それにリベリアンって…バルクホルン
    さんはきっと心の中ではカールスラント人以外は見下してそうだよね」


宮藤「やっぱり私バルクホルンさん苦手だなぁ~」


リーネ「私も」


バルクホルン(うむ、みんなをまとめるのはなかなか難しいな・・・だがまだ始まったばかりだ。私は立派に隊長を務めてみせるぞ!)

8: 2012/03/01(木) 22:30:28.69 ID:QXFyLPUE0
~空~

バルクホルン「よ~し、では早速模擬戦を始めるぞ。みんな、本番だと思って真剣に臨んでくれ」


ルッキーニ「ウジュ~、シャーリー、やっぱりやりたくな~~い」


シャーリー「なぁバルクホルン、みんなあまり乗り気じゃないみたいだしさ。やっぱまた今度にしないか?」


バルクホルン「しつこいぞリベリアン。そんなに私のことが信用できないか?」


シャーリー「そんなこと言ってないだろ。あたしはただもっとみんなの意見も」


バルクホルン「もういい。そっちはチームはそうだな、エーリカ、お前が飛行隊長をやれ」


ハルトマン「え?」


シャーリー「なぁっ!こんの堅物軍人バカ!!お前なんかもう知らないからな」


バルクホルン「おいエーリカ、聞いているのか」


ハルトマン「はいはい。やればいいんでしょ」


宮藤「雰囲気最悪だねリーネちゃん


リーネ「あんなことされたら無理もないよ」


エイラ「おい、やるんならとっとと始めちまおうゼ」


バルクホルン「よし、バルクホルン隊発進だ!!」


10: 2012/03/01(木) 22:55:04.84 ID:QXFyLPUE0

バルクホルン「ん?どうしたお前達、聞こえてないのか?早く高度を上げろと言っているんだ」


ハルトマン「じゃあみんな~、勝ち負けとかどうでもいいから早く終わらそうね~」


チームハルトマン「了解!!」


バルクホルン「インカムの調子が悪いのか?」ゴソゴソ


ルッキーニ「ウジュジュ~、バルクホルンすっきあ~~~り!!」ダダダダダダ


バルクホルン「っと!危なかった。だが甘いぞ、ルッキーニ少尉」


ルッキーニ「ヤバ!早く逃げないと」



バルクホルン「私に一撃を食らわそうとする勇気は認めるが、それがあだとなったようだな。
       くらえ~~~!!」


ルッキーニ「ギニャ~~~~!!」ピュー


ペリーヌ「ルッキーニさん、そんなに高度を下げて飛んでますと危ないですわよ」


バルクホルン「逃がさんぞルッキーニ少尉っ」


ルッキーニ「シャーリー、ハルトマ~ン助けてー!!」


シャーリー「危ない、ルッキーニ!!!!」


ルッキーニ「え?」


ドカーーーーーーン、木にぶつかる。


一同「ルッキーニ!!(ルッキーニちゃん)」


バルクホルン「・・・・・・(やってしまった)」

11: 2012/03/01(木) 23:15:29.25 ID:QXFyLPUE0
シャーリー「おい、しっかりしろルッキーニ!!」


エイラ「あ~あ、これどうすんだよ~」


シャーリー「ルッキーニ!!おい、ルッキーニ!!」


ルッキーニ「うじゅあ~・・・シャー・・・リー?」


シャーリー「よかった」グスッ


バルクホルン「ぶ・・・無事か、ルッキーニ少尉?」スッ


シャーリー「ルッキーニに近づくな」


バルクホルン「しかし、私は上官として隊の仲間の状態を・・・」


シャーリー「誰のせいでこうなったと思ってるんだ!!」



バルクホルン「ルッキーニ少尉を攻撃した私の責任だ。しかし少尉があんな軌道で逃げるとは
       予想できなかったんだ」


シャーリー「じゃあなんで・・・あそこまで追撃する必要があったか?」


バルクホルン「・・・そうだな、私が悪い」


ルッキーニ「もういいよシャーリー、バルクホルンを許してあげて」


シャーリー「ルッキーニ・・・いいかバルクホルン、今度またルッキーニを傷つけてみろ、
      次はあたしが許さないからな!隊長だとか上官だとかそんなことは関係ない」


バルクホルン「気をつける・・・」


ハルトマン「は~いみんな~、今日の訓練は中止~~、基地に帰ろうね~」


バルクホルン(私は大事な仲間を傷つけてしまった・・・



13: 2012/03/01(木) 23:55:03.04 ID:QXFyLPUE0
バルクホルン(幸いルッキーニ少尉は打撲と軽い脳震とう、医師の話では
       2~3日横になっていれば元気になるそうだが・・・)


ルッキーニ(シャーリー、やっぱりやりたくな~い)
シャーリー(なぁバルクホルン、やっぱり今度にしないか?)


バルクホルン(あの時もっと二人の声に耳を傾けていればこんなことには・・・)

(軍において信賞必罰は当然だ。ミーナが帰ってきたらどんな罰も甘んじて受けよう)
      そして何よりルッキーニ少尉に謝らないといけないな。


宮藤「リーネちゃん、はやくはやく!!」


リーネ「待ってよ芳佳ちゃ~ん」


ペリーヌ「あなたたち!廊下で騒ぐなんてお行儀が悪いですわよ」


エイラ「嫌なら一緒にくるなよナ~」



バルクホルン(やつらは風呂に行くようだな。私は少し経ってから・・・いや何をいつまでも
       くよくよしているんだゲルトルート・バルクホルン。さっきのことでやつらも
       少なからず動揺しているはずだ。私自身があいつらと向き合わないといつまでも
       このままじゃないか。よし!!)

14: 2012/03/02(金) 00:29:29.65 ID:exVwRfpA0
ガチャ

バルクホルン「おいハルトマン」


エーリカ「・・・・・・」


バルクホルン「起きるんだハルトマン」ゆさゆさ


エーリカ「・・・・・・」イラッ


バルクホルン「ハルトマン、おーきーろー!!」グラングラン


エーリカ「あ~~もううざいんだよ」バン


バルクホルン「ハルト・・・マン?」


エーリカ「はいはい起きたんたけど何の用?もう今日の訓練終わったよね?
       起きたけど何?くだらないことだったらぶっとばすからね」


バルクホルン「ど、どうしたんだハルトマン?」


エーリカ「どうしたもこうしたも正直うんざりなんだよね。毎日うるさく起こされる
      身にもなってよ。はぁ・・・部屋変えてもらいたいな~、ミーナ帰ってきたら相談してみよようかな」


バルクホルン「悪かったな、お前の気持ちも考えないで。もううるさく起こさないよ」しょんぼり


エーリカ「頼むよトゥルーデ、私はこれでも501のエースなんだよ。もっと大切に扱ってもらわなきゃ」


バルクホルン「そうだな、ハハハ」


エーリカ「そんで、何の用?」


バルクホルン「いや、なんでもないんだ。それじゃあ」


エーリカ「何でもない?え?wwww何でもないのに私起こされたの!?」


バルクホルン「すまない」


エーリカ「トゥルーデ、ちょっと歯食いしばってね♪」


バルクホルン「え?」


エーリカ「オラァ!!!!」ドコォ


バルクホルン「ぐっ!!」ガク


エーリカ「お前ほんといいかげんにしろよ」


バルクホルン「ハルト・・・マン、私はただ・・・お前と風呂に」


エーリカ「ふぁ~あ、もう私寝るから出てけよこのシスコンゴリラ」

バルクホルン「分かった」

ガチャ

バルクホルン(いたた・・・風呂に誘うはずが殴られてしまった。私は何をやってるんだろうな。ハハハ・・・

15: 2012/03/02(金) 01:29:53.12 ID:exVwRfpA0
~風呂~


宮藤「わ~~、リーネちゃんすごーい!!」


リーネ「やめてよよしかちゃん//」


ペリーヌ「あなたたちはどこまではしたないんですの!!」


エイラ「お前はどうなんダ」


ペリーヌ「きゃあああああああああ//」


キャッキャ♪


バルクホルン(すぅ~~はぁ・・・落ち着くんだ。大丈夫だ、ミーナや少佐がいる時と同じ様に
       自然に声をかければいいだけだ)


バルクホルン「よぉお前達、湯加減はどうだ?」

17: 2012/03/02(金) 01:43:28.73 ID:exVwRfpA0

エイラ「げ・・・大尉が来たゾ」


ペリーヌ「ちょっとエイラさん!そんなあからさまに」


宮藤「ば、バルクホルンさんこんにちわ」


リーネ「ハルトマンさんはどうしたんですか?」


バルクホルン「あぁ・・・あいつはまだ寝ていたいそうだ。まったくしょうがないやつだ」ちゃぽん


エイラ「私はもう上がるよ」
ペリーヌ「私も、失礼しますわ」
リーネ「ちょっとのぼせちゃった」

宮藤「え!?」

バルクホルン「お・・・お前達、もう上がるのか?」


エイラ「宮藤任せたゾ」
ペリーヌ「ごゆっくり宮藤さん」
リーネ「ごめんね芳佳ちゃん」


宮藤(ちょ、みんなひどいよ!!)

19: 2012/03/02(金) 01:52:21.81 ID:exVwRfpA0
バルクホルン(明らかに私が来てから雰囲気が暗くなった。つまり・・・そういうことなんだろう)


宮藤(あんまりいると抜け出しづらいよね)


  「私は夕飯の支度があるので失礼します。バルクホルンさんはゆっくりしててくださいね」


バルクホルン「まだ昼の2時だぞ?そんなに急がなくてもいいじゃないか宮藤」


宮藤「今日はちょっと手の込んだ料理にしようと思ってるんです(どうしよう・・・もういも使う料理思いつかないよ)」



バルクホルン「そうか、それじゃあ楽しみにしてるぞ」


宮藤「はい」タッタッタ


バルクホルン「・・・・・・」ポツーン
      
      「一人で入るには、少し広すぎるな」

20: 2012/03/02(金) 02:10:18.53 ID:exVwRfpA0
~脱衣所~

バルクホルン(夕飯まで時間があるな。だが、部屋にはまだエーリカがいる・・・ストライカーユニットのメンテナンスでもしておこう)

      
「あれ?確か衣服はここに置いたはずなんだが」ガサゴソ
     
「おかしいぞ、どこにもないなんて・・・これはどういうことだ!?あっ!!」
 (どうして私の衣服がこんなところに、ゴミ箱にあるんだ。誰かが何かの間違いで・・・いや、それはないな)

  (しかもびしょぬれじゃないか。一体誰がこんなことを・・・いくらなんでもやりすぎだぞ)ぐすん

21: 2012/03/02(金) 02:19:27.24 ID:exVwRfpA0

~廊下~

洗濯機「」ゴトン


バルクホルン(もう一度ルッキーニ少尉の様子を見に行ってみるか)


シャーリー「・・・」


バルクホルン「リ、リベリアン、ルッキーニはどうだ?」


シャーリー「医務室で眠っている。お前が行ったところでできることはないよ」


バルクホルン「そうか、お前にも手をかけさせたな。すまない」


シャーリー「ふん」


バルクホルン(ルッキーニ少尉・・・少しでも早くよくなってくれ)





26: 2012/03/02(金) 07:18:02.14 ID:exVwRfpA0

バルクホルン(うむ・・・やることがなくなってしまった。今はエーリカとあまり顔を合わせたくないが部屋に戻ろう)

ガチャ

エーリカ「Zzzzz♪」


バルクホルン「まだ寝てる」ホッ

(いつもならここで「起きろおおおおおお!!」と一喝して叩き起こすのだがな・・・)

エーリカ「Zzzzz♪」


(今となってはこいつが怖い)


(クリス、私はどうすればいいんだ。・・・っ!?)


(そんな・・・私とクリスの写真たてが壊されてる!?しゃ、写真はどこだ)


エーリカ「Zzzzデュフフフwwwwww」





27: 2012/03/02(金) 07:28:25.71 ID:exVwRfpA0

バルクホルン「エーリカ、お前の仕業か?」


エーリカ「ふぁ~あ、何のこと?」


バルクホルン「応えろ!私の写真はどこだ!?」


エーリカ「写真?wwww私はずっと寝てたんだよ?そんなもの知らないよ」


バルクホルン「そんなものだと!」


エーリカ「写真の一枚や二枚でそんなに怒ってどうすんのさwwwwまた撮ればいいだけじゃん」


バルクホルン「あれは大切なものなんだ。カールスラントの時から一緒のお前なら分かるだろ」


エーリカ「あのさぁトルゥーデ、ずっと思ってたんだけどぶっちゃけきもいよ」


28: 2012/03/02(金) 07:41:01.50 ID:exVwRfpA0

バルクホルン「何だと?」ガタッ


エーリカ「だってさぁ~、トゥルーデいつまで引きずってんの?ミーナの恋人なんて
     氏んじゃったんだよ。クリスはちゃんと生きてるんだよ。それをさぁ~
     いつまでもグチグチ引っ張ってさぁ~、あれのせいでみんなが気を使ってんだよ?
     正直うざいんだよね」


バルクホルン「そうか・・・お前は私のことをずっとそんな風に思っていたんだな」


エーリカ「そうそう、だから私がわざわざ写真たてぶっこわしてやったんだから感謝してよね・・・あっ!」



29: 2012/03/02(金) 07:52:25.42 ID:exVwRfpA0

バルクホルン「おいエーリカ、貴様、今何て言った?」


エーリカ「え?何が?私まだ寝ぼけてて覚えてないよ~」


バルクホルン「ふざけるなぁ!!」ガシっ


エーリカ「!?」


バルクホルン「エーリカ、お前だけは絶対に許さんぞ」


エーリカ「殴りたいんなら殴れば?」


バルクホルン「なんだと?」


エーリカ「その変わりミーナに言うけどねwwルッキーニだけじゃなくてわたしにも
     けがさせたってなるとトゥルーデどうなっちゃうんだろうね?wwwwww」


バルクホルン「ぐっ・・・」



34: 2012/03/02(金) 23:31:42.51 ID:exVwRfpA0

エーリカ「いつまで胸ぐらつかんでんだよぉ!!」ボコ


バルクホルン「ぐはぁっ!!」ガク


エーリカ「ふん、そんなに妹が好きならとっとと501やめなよ」
    

「宮藤たちも育ってきたしもうトルゥーデがいなくても全然やっていけるしさww」


バルクホルン「うっ・・・」

ガチャ

宮藤「ハルトマンさん、ご飯できましたよ~ってバルクホルンさんはどうして倒れてるんですか?」


エーリカ「なんかちょっと体の調子が悪いんだって、立てるトゥルーデ?」
    (早く立てよ)ドカッ

バルクホルン「ぐあぁ・・・あぁ、大丈夫だ。しばらくしたら私も行く」

宮藤「分かりました、それじゃあ」


ガチャ


35: 2012/03/02(金) 23:45:09.94 ID:exVwRfpA0

エーリカ「ごっはん~♪ごっはん~♪」


バルクホルン「待てハルトマン、お前とはまだ話が」


エーリカ「しつこいな~、また殴られたいのトゥルーデ?wwwwww」


バルクホルン「さっきの私とクリスのことを侮辱した発言を撤回しろ」ガシ


エーリカ「いやだね」


バルクホルン「そうか、ならば私も本気でお前を殴るぞハルトマン」ギュッ


エーリカ「や・・・やめといた方がいいよ。さっきも言ったけど私を殴ったらトゥルーデは501に」


バルクホルン「なんとでも言えハルトマン。素直に謝るなら許そうと思ったのにな。覚悟しろ」グワッ


エーリカ「や、やめて~~~」


36: 2012/03/02(金) 23:58:05.99 ID:exVwRfpA0

ピタッ

バルクホルン「ふん、今のお前は殴る価値もない」


エーリカ「はぁ・・・はぁ」


ガチャ

ペリーヌ「さっきから大きな声出していったい何をなさってますの?少しは周りの迷惑を」


エーリカ「うわぁあああああん、ぺりぃ~~ぬ~」ギュッ


ペリーヌ「な、どうしたんですの!?ハルトマン中尉」


エーリカ「トゥルーデが、トゥルーデがぁ~~」


エイラ「なんダ?どうしたんダ?」


ザワザワ




37: 2012/03/03(土) 00:03:10.60 ID:Dnf5PGRP0

ペリーヌ「バルクホルン大尉、どういうことか説明してもらえます?」


バルクホルン「わ、私は何も・・・もとはといえばエーリカが」


エイラ「何があったかは知らないがハルトマンがこんなに怖がってるじゃないカ!ひどいぞ大尉!!」


エーリカ「うっ・・・ぐすっ・・・」ニヤニヤ


バルクホルン「エーリカ、きっさま~~!!」


シャーリー「いいかげんにしろ!!」



39: 2012/03/03(土) 00:12:12.40 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン「違うんだシャーロットEイェーガー大尉、話を聞いてくれ」


シャーリー「はぁ・・・お前には本当にがっかりだよバルクホルン」


バルクホルン「だから私は悪くないんだ!!」


シャーリー「天下のカールスラント軍人が言い訳か?お前もおちたものだな」


宮藤「もおみなさんご飯できてますって~、早くしないと冷めちゃいますよ・・・ってどうしたんですか?」


ペリーヌ「どうやらバルクホルン大尉がハルトマン中尉に暴力をふるおうとしたみたいですわ」


宮藤「えぇっ!!」



40: 2012/03/03(土) 00:27:02.64 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン「誤解だ宮藤、私は暴力などふるっていない!!」


エイラ「じゃあ何でハルトマンがあんなに脅えてたんダ!?」


バルクホルン「それは・・・」


エーリカ「みんな聞いて!」
    「全部私のせいなんだ。私が誤ってトゥルーデの大切なものを壊しちゃったから・・・悪いのは全部私なんだよ!だからトゥルーデを責めないで」


一同「ハルトマン・・・(ハルトマンさん)」


シャーリー「なるほど、原因はハルトマンにあるみたいだが同胞にここまで言わせてお前は胸が痛まないのかバルクホルン?ここはお互いに謝ってそれで終わりにしよう」


バルクホルン「・・・・・・」


ペリーヌ「そうですわね」


宮藤「大丈夫ですかハルトマンさん?」


エーリカ「ありがと宮藤・・・ごめんねトゥルーデ、トゥルーデが大切にしてたクリスとの写真たてを壊しちゃって」


エイラ「さぁ、次は大尉が謝る番だゾ!!」


エーリカ「・・・・・・」にやにや


バルクホルン「!!」
 




42: 2012/03/03(土) 02:08:03.17 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン「私は・・・私は絶対に謝らない」


シャーリー「おい!いつまでくだらない意地はってるんだ。これで終わらせようって言ってるのにどうして分からないんだ!?」


ペリーヌ「そうですわよ、めちゃくちゃですわよバルクホルン大尉」


宮藤「バルクホルンさん!!」


エイラ「大尉、最低だゾ!」


バルクホルン「私は何も悪くないんだ。お前たちこそどうして私の言葉を信じないんだ!!」


一同「・・・・・・」


バルクホルン「何とか・・・言ったらどうなんだ」グスっ


エイラ「おいおい、今度は大尉が泣くのかヨ」


バルクホルン「もういい、私はちょっと夜風に当たってくる。お前たちは食事をとるなり好きにしてくれ」




43: 2012/03/03(土) 02:25:36.64 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン(まさかやつらがこんなに私のことを嫌っていたとわな)とぼとぼ
      

(これじゃあ隊をまとめることなんてできるはずない)


(JG52の飛行中隊の隊長をやっていた時は何も問題がなかったのに・・・)


(少し冷えてきたな、そろそろ基地に戻るか)

44: 2012/03/03(土) 02:36:26.57 ID:Dnf5PGRP0
~食堂~


シャーリー「ふぅ~食った食った、ごちそうさま」


宮藤「おそまつさまでした、どうでしたかシャーリーさん?」


シャーリー「うまかったよ、宮藤とリーネの料理はどれも最高だよ」


宮藤「よかったです~」


エイラ「明日は何を作るんダ~?」


宮藤「えぇ!?急にそんなの思いつきませんよ~」


一同「ワハハハハハwwwwww」


ワイワイ、ガヤガヤ



ガチャ


バルクホルン「」


リーネ「バルクホルンさん・・・」



47: 2012/03/03(土) 07:04:32.18 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン「リーネ、すまないが私のぶんも頼む」


リーネ「は、はい!」

「どうぞ」


エイラ「あっ!リーネの服に虫が入ったゾ」


リーネ「きゃああああっ!!虫!?どこですか、芳佳ちゃんとって!!」


宮藤「リーネちゃん、そんなに動いたらあぶな、うわああああっ!!」ドン


ガシャアアアアン!!(バルクホルンに料理ぶちまける


リーネ「うぅ・・・痛い」


バルクホルン「・・・・・・」


リーネ「あっ・・・バルクホルンさん、すみません・・・私」


バルクホルン「リネットビショップ」







48: 2012/03/03(土) 07:10:26.62 ID:Dnf5PGRP0

「大丈夫か?」スッ


リーネ「はい・・・」


バルクホルン「ちょっと見せてみろ」

「うん、どこにも虫はいないようだぞ。大丈夫だ」


リーネ「ありがとうございます」


宮藤「リーネちゃん、大丈夫?」


リーネ「うん、私よりバルクホルンさんが」


バルクホルン「また洗濯しないといけないようだな」ドロドロ


エイラ「あれ~おかしいナ~、確かにリーネの服に虫が入ったように見えたんダwwwwww」



49: 2012/03/03(土) 07:20:54.24 ID:Dnf5PGRP0

リーネ「もうエイラさん!ビックリしたじゃないですか」


エイラ「アハハ、悪かったって~wwwwwwそんなに怒るなヨ~wwwwww」


バルクホルン「エイラ、他にも謝る相手がいるんじゃないのか?」


エイラ「えっ?なんだよ~~、見間違いなんて誰にでもあるだロ!?」


バルクホルン「その見間違いのせいで私はこんな目にあったんだぞ!!どうして一言謝罪ができないんだ!?」


エイラ「わっ、悪かったよ」
「私はもう部屋に戻るからな」べーだ





50: 2012/03/03(土) 07:32:17.62 ID:Dnf5PGRP0
宮藤「エイラさん・・・」

バルクホルン「すまないな宮藤、お前が一生懸命作った料理を食べてやることができなくて」


宮藤「いえ」


ペリーヌ「まったくあなたたちは何をやっていますの」


リーネ「ペリーヌさん」


ペリーヌ「バケツに水をくんできましたわ、これで掃除なさい」


バルクホルン「すまないなペリーn」ビシャアアアアン


バルクホルン「・・・・・・」


ペリーヌ「あらいけませんわ、私としたことが手を滑らしてしまいました。ごめんあそばせバルクホルン大尉wwwwww」


シャーリー「まぁ今のは仕方ないなwwwwww事故ってことでwwww気をつけろよペリーヌwwwwww」


ペリーヌ「これ使いますかしら?」ハンカチ差し出す

51: 2012/03/03(土) 07:45:06.24 ID:Dnf5PGRP0

バルクホルン「もういい。お前達が私をどう思っているかよ~~く分かった」


ペリーヌ「はい?wwwwww」


バルクホルン「だけど私達は仲間なんだ。これからも世界中の人々を守るために一緒に戦う仲間なんだよ!!
       こんなくだらないことをしていて何になるんだ!?」


ペリーヌ「私は大尉が何をおっしゃってるのかさっぱり分かりませんわ。ねぇシャーリーさんwwwwww」


シャーリー「あぁ、さっぱりだwwwwww」


バルクホルン「私の気に入らないところがあるなら教えてくれ!!直す努力は惜しまない。頼む」

52: 2012/03/03(土) 08:00:24.49 ID:Dnf5PGRP0

シャーリー「アッハッハッハッハッハwwwwww今日はどうしたんだよバルクホルンwwwwww熱でもあるんじゃないか?ww」


ペリーヌ「そうですわねwwww早くお休みになってはいかかですの大尉wwwwww」


バルクホルン「私は・・・どこも悪くなんてない」


シャーリー「そりゃよかったwwww隊長に倒れられたら私たちはおしまいだもんなwwwwww」


ペリーヌ「そうですわねwwwwって宮藤さん!いつまで突っ立ってますの?早く片付けてしまいなさいな!!」


宮藤「あっ、ごめんなさい」


ペリーヌ「では私はこれで失礼しますわ。ごきげんよう皆様」


バルクホルン「宮藤、私がやっておく。お前はもう休め」


宮藤「えっ、でも」


バルクホルン「頼む、一人に・・・一人にしてくれないか」ポロッ



56: 2012/03/04(日) 02:34:29.99 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン(私が何をしたっていうんだ・・・)


(少し口うるさく言い過ぎた時もあったが、別にやつらのことが憎くて言ってたんじゃない。それはやつらも分かってくれていると思っていた)


(それとも他の理由があるのだろうか)


(なんにせよ私の気に入らないところがあるのなら直接面と向かってで言ってくれればいいじゃないか・・・こんな嫌がらせじみたことを続けられたら、さすがに私も・・・グスっ、づらいじゃないか・・・」ポロポロ



58: 2012/03/04(日) 02:47:05.65 ID:qXXs2+kS0

ガタっ


バルクホルン(!!)


「だっ、誰かいるのか?」


ガチャ


サーニャ「私です、サーニャです」


バルクホルン「グスっ・・・おおサーニャ!どうした?」ニコ


サーニャ「・・・・・・」


バルクホルン「そう言えば飯はまだだったな、よし!私がよそってやるからここに座って待ってるといい」


サーニャ「バルクホルンさん、その服・・・どうしたんですか?」


バルクホルン「あぁこれか、アハハww私としたことが食器をひっくり返してしまってな。まったく何をやっているんだか」


サーニャ「バルクホルンさん嘘はやめてください」

59: 2012/03/04(日) 02:57:53.44 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン「おいおい、私は嘘なんかついていないぞ」


サーニャ「分かりました。その食器はバルクホルンさんが自分でひっくり返したってことでいいです。じゃあ・・・その目はどうしたんですか?」


バルクホルン「目?私の目が何かおかs」


サーニャ「こんなに腫れてるじゃないですか」サワ


バルクホルン「え?あぁこれか、あははww実はたまにこうなることがあるんだ。サーニャ、いい医者を知っていたら紹介してくれないか?ww」


サーニャ「バルクホルンさん!!どうして・・・どうしてそんなに強がるんですか?私のことが信用できないんですか?」



60: 2012/03/04(日) 03:14:21.97 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン「ぐっ・・・」


サーニャ「私は夜間哨戒任務でみんなと行動する時間は少ないですけど・・・それでも毎日顔を合わせてるんです。
バルクホルンさんが無理してるもすぐに分かりました。一体何があったんですか?」


バルクホルン「部下のお前が・・・気にすることじゃない」


「さぁ、飯ができたぞ。これを食べて夜間哨戒に向かってくれ。私は司令室に用があるので失礼するぞ」


サーニャ「バルクホルンさん!!」


バルクホルン「・・・・・・」


サーニャ「うぅ、バルクホルンさんの・・・バカ」ポロポロ

ガチャ


バルクホルン(すまないサーニャ、周りのやつに見られるとお前を巻き込みかねないんでな。許してくれ・・・)

61: 2012/03/04(日) 03:33:44.27 ID:qXXs2+kS0

~司令室~

バルクホルン(あとはサーニャを夜間哨戒に送り出して、今日の仕事は終わりか)


(ふぅ・・・散々な一日だったな)


(もしこんな状態でネウロイが来てしまったら)


ビー


「こちらサーニャ、バルクホルン大尉聞こえますか?」


バルクホルン「あぁ、聞こえるぞ」


「今から出撃します」


バルクホルン「分かった。今のところ近くにネウロイの反応はないが気を抜かずに任務に当たってくれ」


「了解」ブウウウゥーン


バルクホルン「さ、サーニャ!」


「?」


バルクホルン「いや、なんでもない。気をつけるんだぞ」


「はい」


バルクホルン「サーニャ!!何かあったらすぐにインカムで呼ぶんだぞ、私が・・・絶対に助けにいくからな!!」


「クスっwwありがとうございます。でもご心配なく、それより大尉」



62: 2012/03/04(日) 03:41:14.18 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン「な、なんだサーニャ?」


「今日の任務が終わったら、改めてお話があります」


バルクホルン「あぁ、分かった」


「それでは」


バルクホルン(さっきはお茶をにごして逃げてきたが、次はそうもいかないだろうな)

64: 2012/03/04(日) 05:47:07.70 ID:qXXs2+kS0


バルクホルン(どうしたらいい?明日サーニャに問い詰められたら、私はきっとこらえられない)


(あいつの優しさで、全て崩れてしまいそうだ・・・そしたら、私はきっともう立つことができないだろう)


(それに今日あったことあいつに言ったらどうなる?優しいサーニャのことだ。あいつは必ず私を助けようとするだろう)


エーリカ(あのさぁトゥルーデ、ずっと思ってたんだけどぶっちゃっけきもいよ)


エイラ(大尉、最低だゾ!)


ペリーヌ(あらいけませんわ、私としたことが手を滑らしてしまいました。ごめんあそばせバルクホルン大尉wwwwwwwwwwww)


シャーリー(アッハッハッハッハッハwwwwwwwwwwww今日はどうしたんだよバルクホルンwwwwwwwwwwww熱でもあるんじゃないか?wwww)


バルクホルン「うっ・・・グス・・・本当はすがりつきたい。でもそしたらあいつを」


サーニャ(バルクホルン大尉、その服・・・どうしたんですか?)


バルクホルン「サーニャを傷つけてしまう・・・ダメだ。それだけは絶対にダメだ。私一人が苦しめば・・・それで」


prrrrrrrrr♪


バルクホルン「ん!?」






65: 2012/03/04(日) 05:57:14.45 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン(無線?)


ポチッ


バルクホルン「こちらゲルトルート・バルクホルン」


「お疲れ様トゥルーデ、まだ起きてた?」


バルクホルン「ミーナ!?」


ミーナ「フフフ、どうしたのそんなに驚いて、そっちはどう?何も問題はない?」


バルクホルン「実は・・・模擬戦の訓練中に私の不注意でフランチェスカ・ルッキーニ少尉が負傷してしまった」


ミーナ「あら、それでルッキーニさんは大丈夫なの?」


バルクホルン「あぁ、幸いたいした怪我でなく数日で復帰できるそうだ」


ミーナ「そう、たいしたことなくてよかったわね」



66: 2012/03/04(日) 06:02:34.04 ID:qXXs2+kS0


バルクホルン「すまないミーナ、ルッキーニ少尉の負傷は私の責任だ。罰は必ず受ける」


ミーナ「何を言っているのトゥルーデ、私は別にあなたを責めるつもりはないわ」


バルクホルン「本当にすまない。部下を守るどころか負傷させてしまうなんて・・・私は隊長失格だな」


ミーナ「ちょっとトゥルーデ、私の話を聞いて。詳しい事情は分からないけれども誰にだってミスはあるわ。
あなたのことだからきっと少しがんばりすぎたんでしょ」クス

67: 2012/03/04(日) 06:11:19.88 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン「・・・・・・」


ミーナ「それで他のみんなもちゃんと協力してくれるかしら?」


バルクホルン「あ、あぁ・・・あいつらはとても優秀だからな。私なんかいなくても・・・問題ないくらいだ」


ミーナ「そう、ルッキーニさんのことは少し驚いたけど、他には何も問題がなさそうで安心したわ。
私たちも明日の午後には帰れると思うから引き続きお願いね、トゥルーデ!」


バルクホルン「了解した・・・」

68: 2012/03/04(日) 06:19:55.97 ID:qXXs2+kS0


ミーナ「あ、そうそう!今日扶桑で芋を使った面白いお菓子を見つけたの。あなたもきっと気にいると思うわ、
一緒に食べましょうねトゥルーデ」


バルクホルン「うっ・・・グス・・ヴィナァ~~」ポロポロ


ミーナ「ちょっとトゥルーデ!どうしたの!?」
もっさん(おい、どうしたミーナ?」


バルクホルン(しまった。ミーナの声で安心して張り詰めていたものが切れてしまった)


ミーナ「トゥルーデ!返事をしてトゥルーデ!!」


バルクホルン(ここでミーナや少佐に心配をかけてはいけない。私が持ちこたえないといけないんだ)






69: 2012/03/04(日) 06:32:54.84 ID:qXXs2+kS0

バルクホルン「す、すまない。どうしたミーナ?」


ミーナ「どうしたって・・・あなた今泣いてたじゃない」


バルクホルン「何を言う?私は泣いてなどいないぞ!!」


ミーナ「トゥルーデ・・・本当はそっちで何かあったんでしょう」


バルクホルン「何も・・なかったぞ」


ミーナ「トゥルーデ!!本当のことを言いなさい!!!」


バルクホルン「し、しつこいぞミーナ!何もないって・・・グスっ・言ってるだろ」


ミーナ「ほら!あなたまた泣いてるじゃない!!」


バルクホルン「うっ・・・用がないならもう切るぞ」


ミーナ「待ちなさい、まだ話は終わってn」


ガチャン









71: 2012/03/06(火) 17:13:34.29 ID:LhXGKj2p0
今日の深夜ごろから続けようと思います
お姉ちゃんの同人誌が売り切れでやる気なくしてました
すみません

72: 2012/03/06(火) 17:38:11.25 ID:LhXGKj2p0
prrrrrrrrr♪
prrrrrrrrrrrr♪

ミーナ「はぁ・・・出ないわね」


もっさん「ミーナ、向こうで一体何があったんだ?」


ミーナ「詳しいことは分からないのだけれど、おそらくトゥルーデが」



もっさん「バルクホルンがどうかしたのか?」



ミーナ「美緒、あの子のことをどう思う?」




73: 2012/03/06(火) 17:47:05.75 ID:LhXGKj2p0


もっさん「バルクホルンか?そうだな、あいつの火力は501でも郡を抜いている。それに
カールスラント出身ということもあり真面目で規律を重んじる。間違いなくわれわれ501のエースだな。


ミーナ「そうね・・・」


もっさん「なんだミーナ、朝も一人で物憂げな顔をしていたが何がそんなに心配なんだ?
お前がいつまでもそんな調子じゃ私だって気になってしかたがない」


ミーナ「分かったわ、実はトゥルーデのことなんだけど」

74: 2012/03/06(火) 19:08:31.94 ID:LhXGKj2p0
~~~~~~~~
~~~~~~~~

ミーナ「~~~~というわけなの」



もっさん「そうだったのか。でもそれはバルクホルンは悪くない」



ミーナ「そうね。でもね美緒、501はあなたやトゥルーデみたいな分別をわきまえた大人ばかりじゃないの。
心も未熟で不安定なあの娘たちは、気に入らないものや自分が敵だとみなした相手には私たちでは
想像もつかないやり方で反抗してくるのよ。例えそれが上官であってもね」


もっさん「ミーナ、どうしてそんな大事なことを早く言ってくれなかったんだ!!」ダン


ミーナ「ごめんなさい、美緒」




75: 2012/03/06(火) 19:15:06.67 ID:LhXGKj2p0
もっさん「くっ、私は悔しい。あいつらのことを分かっていたつもりでいた・・・
そのせいでバルクホルンを泣かせた自分が許せない」ダン


ミーナ「それはあなただけのせいじゃないわ」


もっさん「とにかくこの問題は早く解決させないとな」


ミーナ「そうね、一筋縄ではいかないでしょうけど、みんなでよく話し合いましょう」



もっさん(待ってろバルクホルン、私はお前の味方だからな)

78: 2012/03/07(水) 02:29:17.03 ID:92zTMITD0
バルクホルン「明日の午後にはミーナと少佐が帰ってくる。それまでの辛抱だ」


(今日は疲れたな・・・ネウロイとの戦闘で激しく体力と魔法力を消費した以上に堪えるものがある)


(明日はどうなるのだろうか)



(こんな気持ちはウィッチになりたての、毎日が不安で仕方がなかった時のようだな)



79: 2012/03/07(水) 02:38:34.64 ID:92zTMITD0
ミーナ「敵はコア移動タイプよ、総員ビームを警戒しつつ正確にコアを狙って」


「了解!」


ネウロイ「キェェエイ!!」
シュイーン、シュイーン、シュイーン


宮藤「うっ、ビームが多すぎて近づけない」



エイラ「私が引きつけるから、その間に攻撃するんダ」



坂本「頼んだぞ、エイラ」

80: 2012/03/07(水) 02:41:19.07 ID:92zTMITD0
エイラ「ほらほら~こっちだゾ~~」


ネウロイ「」
シュイーン、シュイーン、シュイーン


ペリーヌ「ネウロイの攻撃がエイラさんに集中し始めましたわ」



ミーナ「今よ、狙って!」

81: 2012/03/07(水) 02:47:44.10 ID:92zTMITD0
シャーリー「いくぞ~ルッキーニ!!」


ルッキーニ「ウジュア~~」ダダダダダダ



リーネ「すごい、全部命中してる」



エイラ「いけるカ!?」



ミーナ「そんな・・・固すぎる」


シャーリー「おいおい、そりゃあないぜ」




ルッキーニ「えぇ~~、あれみんな利いてないの~!?」











82: 2012/03/07(水) 02:55:05.18 ID:92zTMITD0
ネウロイ「」
シュイーン、シュイーン、シュイーーーーーン


シャーリー「逃げろルッキーニ!!」



ルッキーニ「おとと!?!?」



坂本「くっ・・火力が足りんか」



ミーナ(敵は1体だが何重ものビームで攻撃してくるためうかつに近づけない。
スキをついて攻撃してもコアまで貫通しない上に、コアも移動している。こんな時・・・あの子がいたら

84: 2012/03/07(水) 03:17:53.48 ID:92zTMITD0
???「みんな、少し下がっててくれ」



坂本「来たか!?」



宮藤「この声は、バルクホルンさん!!」



バルクホルン「ずおりゃあああああああ!!!」ダダダダダダ



リーネ「すごい、ネウロイの動きが落ちた」



ミーナ「もう少しよ大尉、がんばって!!」



バルクホルン「いっけええええええ!!!!」ダダダダダダ



エイラ「コアが見えたゾ!」



バルクホルン「これで終わりだあああ!!!!」ドォン

ピシュイイイイイン、パーーーン

ネウロイ「キェェェイ」

パラパラパラ・・・


バルクホルン「こちらバルクホルン、コア消滅を確認した」



85: 2012/03/07(水) 03:45:19.46 ID:92zTMITD0
坂本「こちらもだ。よくやってくれたバルクホルン」




宮藤「うん・・・あのネウロイをたった一人でやっつけるなんて」


エイラ「すごいじゃないカ大尉ww」


シャーリー「さすがだな~バルクホルン」


ペリーヌ「あの火力は味方ながら呆れますわ」


ミーナ「トゥルーデ、あなたがいなかったらこのネウロイを撃墜することは難しかったわ。
みんなを助けてくれてありがとう」


バルクホルン「何を言っているんだミーナ、私たちは家族も同然だ。助けるなんて当たり前だろ」


もっさん「よく言ったぞバルクホルン、それでこそわが501のエースだ。わっはっはっは」



ブウウウウン


エーリカ「あれぇ!?もう終わっちゃったの?」



リーネ「ハルトマンさん」



ミーナ「ハルトマン中尉、あなた今日はどうしたの?」



バルクホルン「ふん、どうせ今日は出動がないと思ってギリギリまで寝てたんだろ」



エーリカ「うっ・・・」



もっさん「まったくしょうがないやつだなぁ~ww」



一同「ワハハハハハハwwwwww」



バルクホルン「だいたいお前はだなー


ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー








86: 2012/03/07(水) 03:52:07.85 ID:92zTMITD0
チュンチュン


バルクホルン「ん・・朝か」


(懐かしい夢を見ていたな)



(フフ、ハルトマンのやつはあのころとちっとも変わってないな)


(そう言えばハルトマンは・・・いない?やつが起きてるだと)



(今は何時だ?え・・・・)





87: 2012/03/07(水) 07:50:22.19 ID:92zTMITD0
バルクホルン(じゅ・・・十一時だとおおっ!?!?)


(確か昨日「いいか?明日の午前10:00にこのミーティングルームに集合だ」って言ったよな)



(まずい、完全に遅刻じゃないか・・・なんで私はこんな時に)タッタッタッタ



ガチャ


バルクホルン「すまない、遅れてしまったぁ!」


エイラ「大尉がきやがったゾ」


ペリーヌ「あらバルクホルン大尉、よく眠れましたかしら?wwwwww」



バルクホルン「うっ・・・本当にすまない」



シャーリー「これが噂の隊長出勤ってやつかwwwwww自分で集合をかけといて遅れるて来るなんてやりたい放題だなwwwwww」



バルクホルン「こういうことは今後二度とないと誓う。この通りだ」



シャーリー「アッハッハッハwwwwwwwwいつもはカールスラント軍人がうんたらかんたら言ってて隊長になった瞬間にこれかよwwww
こりゃ傑作だwwwwwwなぁ、ハルトマン?」



エーリカ「・・・・・・」トコトコトコ


バルクホルン「エーリカ・・・うっ!」ボコォ


エイラ「おwwいいのが入ったゾwwwwww」















88: 2012/03/07(水) 08:01:53.35 ID:92zTMITD0
エーリカ「トゥルーデ、あんた昨日何時に集合って言った?」


バルクホルン「くっ・・10:00だ」


エーリカ「今は何時?」


バルクホルン「11:07だ」



エーリカ「あんた、うちらのことなめてんの?」



バルクホルン「いや、そんなつもりは断じてない!」



エーリカ「じゃあどうして一人のうのうとこんな時間まで寝ていられるんだよ!!」ドゴォ



バルクホルン「かはぁっ!!・・」





ペリーヌ「あらあらハルトマン中尉wwwwお気持ちは分かりますが乱暴はいけませんことよwwwwww」



シャーリー「止めてやるなよペリーヌwwwwwwあれでもハルトマンはカールスラント出身なんだ。
規律を守れない仲間への愛のムチってやつじゃないか?wwwwww」



エイラ「ナハハwwww違いねぇナwwwwww」







89: 2012/03/07(水) 08:12:22.24 ID:92zTMITD0
エーリカ「あぁん?何で遅れてきたかって聞いてんだよぉっ!!」ドカ、バコ



バルクホルン「うっ!!・・やめてくれハルトマン、お前のパンチは昨日からホントに痛いんだ」


エーリカ「自分が悪いくせに何言ってんのさ」



バルクホルン「確か遅刻したのは私の隊長としての自覚が足りなかったからだ。だけど私だって人間なんだ・・
たまには・・こういうこともあるさ」グス



エーリカ「はぁ?」



シャーリー「ナ~~~ハッハッハッハッハwwwwww今度は泣き落としかよwwwwお前は本当におもしろいやつだなバルクホルンwwwwww



ペリーヌ「まったく反省してませんわね」



エイラ「ハルトマン、もう1発やっちゃえヨwwww」





97: 2012/03/08(木) 19:42:32.50 ID:0F2RW7pO0
92 胸糞悪い話でごめんね。でも弱気なお姉ちゃんもかわいいでしょ?ww

94 ご指摘の通りですね、精進します

98: 2012/03/08(木) 19:53:26.61 ID:0F2RW7pO0
宮藤「ひどい、あんまりだよ」


リーネ「うん・・みんな、ちょっと怖いね」


エーリカ「ほらほら~、何泣いてすまそうとしてんだよ~」ゲシゲシ


バルクホルン「うぅ・・頼む、もうやめてくれ」


宮藤「リーネちゃん、どうしよう」


リーネ「・・・残念だけど、私たちじゃ何もできないよ」


99: 2012/03/08(木) 20:04:43.01 ID:0F2RW7pO0

エーリカ「あ~あ、もう飽きた」


エイラ「なんだwwもう終わりカwwwwこれからじゃないカwwwwww」


エーリカ「じゃあエイラがやりなよ」


エイラ「やだよwwww大尉になんか触れたくもないんだナwwwwww」


エーリカ「だってさトゥルーデ」


バルクホルン「・・・・・・」


100: 2012/03/08(木) 20:12:59.82 ID:0F2RW7pO0
エーリカ「・・・って何無視してんだよぉ!!!」ドカ


バルクホルン「くはっ!!」ガク

ボタボタ


エイラ「大尉が血を吐きやがったぞwwwwwwww」


シャーリー「ヒュ~~♪」


シャーリー「あら、床が汚れてしまったじゃありませんの」


宮藤「私もう見てられない!!」タッタッタ


リーネ「待って、芳佳ちゃん」


ガチャ

101: 2012/03/08(木) 20:20:35.09 ID:0F2RW7pO0
宮藤「はぁはぁ・・・」
(思わず逃げてきちゃった)


リーネ「芳佳ちゃん、大丈夫?」


宮藤「リーネちゃん・・私バルクホルンさんを助けたい。でも・・・」

ドゴ、バキ、ボコ!!!!

バルクホルン(うっ!!!!)


宮藤「私もあんな風にされると思ったら、怖くて・・・」


リーネ「芳佳ちゃん・・・」ギュッ


宮藤「うわぁ~~~ん」


102: 2012/03/08(木) 20:27:40.64 ID:0F2RW7pO0
~基地滑走路~

バサっ~


シュタ



「ふぅ、ここに来るのもしばらくぶりだな。あいつらは元気にしているかな」



103: 2012/03/08(木) 20:30:16.13 ID:0F2RW7pO0
~基地内部~

「おーい、誰かいないのか?」


「まったく、この私が来てやったのに出迎えのひとつもないとわな」


「とりあえず講堂か食堂に行けば誰かいるだろ」

104: 2012/03/08(木) 20:38:01.70 ID:0F2RW7pO0
宮藤「こんな時、ミーナ中佐か坂本さんがいれば・・・」

「お、いたいた!」


「お~い」


リーネ「あなたは」


「やぁ子猫ちゃんたち、元気にしてたかい?」


宮藤「ま、マルセイユさん!!」


マルセイユ「フッ」

107: 2012/03/09(金) 21:19:50.97 ID:QGaLizbZ0
マルセイユ「また会えて嬉しいよ」
スッ(手を差し出す)


宮藤「うっ・・マルセイユざぁ~ん」ダキっ


マルセイユ「おいおい、私に会えたのがそんなに嬉しかったのか。困ったな~」



宮藤「お願いです!助けてください・・私どうしたらいいか・・・」



マルセイユ「君、とりあえず落ち着くんだ」


宮藤「はい・・ずみません


マルセイユ「そこの君、一体何があったのか説明してくれないか?」



リーネ「はい、実はーー」

108: 2012/03/09(金) 21:25:45.15 ID:QGaLizbZ0
マルセイユ「何だって!?バルクホルンが!?!?信じられない・・・」


リーネ「本当なんです。ミーナ中佐も坂本少佐もいなくて、誰も頼ることができなくて・・怖くて・・・グスっ」


マルセイユ「もういい。私が行く!バルクホルンたちのところまで案内してくれ」


宮藤「はい、こっちです!」

109: 2012/03/09(金) 21:42:28.81 ID:QGaLizbZ0
~ミーティングルーム~


バルクホルン「・・・・・・」グッタリ


エーリカ「ふぅ~、まぁこんなもんかな」


エイラ「おいハルトマンwwww大尉が動かなくなったゾwwwwww」


エーリカ「え?知ったこっちゃないよ。それより宮藤たちは?トゥルーデをボコボコにしたらお腹空いたよ~」


ペリーヌ「なかなかおもしろいショーでしたわねwwwwこれならガリア貴族の間でもウケると思いますわ」


シャーリー「ガリア貴族ってけっこう下衆なんだなwwwwww」


ペリーヌ「おだまりなさいシャーリーさん」


シャーリー「なんだよwwwwホントのこと言っただけじゃんかwwww」


ペリーヌ「ふん!それでこのボロ雑巾はどうするんですか?」


エイラ「そうだな~、中佐や少佐たちに見つかると面倒なんダナ」


ガチャ


シャーリー「ん?宮藤たちが戻ってきt」







110: 2012/03/09(金) 21:58:52.46 ID:QGaLizbZ0
マルセイユ「」


シャーリー「お前は・・マルセイユ!!」


ペリーヌ「あら、これはまた珍しいお客さまですこと」


エーリカ「あ、ハンナじゃん!どうしたの?」


マルセイユ「・・・・・・」スタスタ


エイラ「ん?」


エーリカ「あ!ねぇねぇハンナwwwwちょっとこっちに来てみなよwwwwww」
「トゥルーデがさwwwwwwwwひどいことになってんだよねwwwwwwww」


シャーリー「お前がしたんだろハルトマンwwwwww」


マルセイユ「・・・信じたくなかったが、やはり本当のようだな」


エーリカ「え?wwwwハンナもトゥルーデのこと嫌ってたよねwwwwww
どう?wwwwこれ全部私がやったんだよwwwwwwwwそうだ!今日は気分もいいから勝負でも何でも受けてあげr」


パァン!!








111: 2012/03/09(金) 22:29:09.34 ID:QGaLizbZ0
エーリカ「!?」
「何するんだよ・・ハンナ」


マルセイユ「恥を知れ、ハルトマン。今のお前なんか勝負をする価値もない」


「大丈夫か、バルクホルン?」スッ


バルクホルン「マル・・・・セイユ・・」


マルセイユ「ひどい顔じゃないか」

「おい君たち、何か冷やす物を持ってきてくれ!!」


宮藤、リーネ「はい!」



ペリーヌ(あんのまめだぬき・・後で許しませんわ)


バルクホルン「どうして・・お前がここに?・・・コホっ」



マルセイユ「おい、無理にしゃべるな」










112: 2012/03/09(金) 22:41:16.54 ID:QGaLizbZ0
バルクホルン「すまない・・・」フラッ


マルセイユ(こんなにボロボロになって・・JG52の時にバルクホルンとは一度殴り合いの喧嘩をしたが、
この人はかすり傷ひとつだったのに・・・きっと無抵抗でやられ続けたんだろう)


エーリカ「もぉ~なんなんだよ~」


マルセイユ(こいつ・・・)


ペリーヌ「どういうことですの?以前のあの二人の関係はすこぶる悪く見えましたわよ」コソコソ


シャーリー「わたしに聞くなよ」


エイラ「おい!なんかこっち見てるゾ」コソコソ


マルセイユ(こいつらも、絶対に許さない)

113: 2012/03/09(金) 22:46:27.13 ID:QGaLizbZ0
宮藤「マルセイユさん!冷やしたタオルを持ってきました~」


マルセイユ「あぁ、ありがとう。あと君たち、悪いんだがバルクホルンを頼んでいいか?」


リーネ「は、はい」


マルセイユ「私はこいつらと話がある。まぁ話だけですむかどうか分からないがね」



116: 2012/03/09(金) 23:34:52.39 ID:QGaLizbZ0
エイラ「おい、なんかやばいゾ」コソコソ


ペリーヌ「こ、ここは旧友のお仲間同士ゆっくりお話させてあげてはいかがでしょう。ねぇ、シャーリーさん?」


シャーリー「ア、アハハwwwwそうだな!それにルッキーニの様子も一度見に行ってあげないとな!!wwww」


エイラ「じゃあゆっくりしていけよナ・・」

ゾロゾロ


マルセイユ「おい、お前たち」


ぺシャーラ「!!!」


マルセイユ「私から逃げられると思うなよ」



117: 2012/03/09(金) 23:39:26.18 ID:QGaLizbZ0
ガチャ

(おいどうすんだヨ~!!)


(あの方は実質世界最強のウィッチですのよ!)


(分かってるって!!見回りとか言っていったん逃げよう、あいつが帰ったころに戻ってくればいいさ)


(ナルホド!)


(さすがですわシャーリーさん)


マルセイユ「ふん、丸聞こえだぞバカども」


118: 2012/03/10(土) 00:07:59.35 ID:Z5x9nDE80
マルセイユ「ハルトマン、どうしてバルクホルンを殴った?」


エーリカ「べっつにぃ~」


マルセイユ「ちゃんと答えろハルトマン!!」ガシッ


エーリカ「うっるさいなぁ!!ただむかついただけだよ、他に理由なんかあるか!」


マルセイユ「子どもじゃないんだぞ!!そんなふざけた理由で仲間を瀕氏の
状態まで追い込むなんてどうかしてる」


エーリカ「え?仲間?ただの同僚だけど。それにハンナだってトゥルーデとよく喧嘩してたじゃん」


マルセイユ「確かに私は堅物で融通の効かないバルクホルンは敵でしかなかった。実際お前が言うようによく衝突していたよ。
だけどあの人は私に軍での生き延び方を教えてくれた。今では感謝してる」


エーリカ「そんなのどうでもいいよ~。何語ちゃってんの?」


マルセイユ「くっ、お前・・・」


エーリカ「まぁ元上官だけどさ~、ぶっちゃっけもうトゥルーデより私やハンナの方が強いんだよ。
そう思うとさ~、やっぱいろいろうざくなってくんだよね~。いちいち私に口出ししてきてさ、超むかつくんだよね」


マルセイユ「それはお前がだらしないからじゃないのか」


エーリカ「まぁそうなんだけどさ~、それはいいよ。一番ウザイのはこれ」ヒラヒラ


宮藤「あ!あれはバルクホルンさんと妹さんの写真」






119: 2012/03/10(土) 00:15:56.44 ID:Z5x9nDE80
エーリカ「見てよこの顔wwww幸せそうな顔しちゃってさ~wwwwww超きもいよねwwwwwwww」


マルセイユ「おい、やめろ」


エーリカ「あ~あ、この顔見るたびにむかつくわ。こんなもの・・・こうしてやるwwwwww」ビリビリビリ


リーネ「ひどい・・・」


エーリカ「あっはっはっはっはっはwwwwwwww」


マルセイユ「ハルトマン・・これより貴様を撃墜する」クワッ


「やめろおおおおおお!!!!!!!」


123: 2012/03/10(土) 07:35:41.37 ID:Z5x9nDE80
マルセイユ「どうして止めるバルクホルン!」


バルクホルン「そんなことをしても・・何にもならない。互いに傷つくだけだ」


マルセイユ「だからあんたもやり返さなかったのか?こいつは、あんたが一番大切にしている妹さんとの写真を」


バルクホルン「それでもだ。正直今回のことは私もまいったよ。妹とのことを愚弄されて、相当ショックだった」


マルセイユ「じゃあどうして!?」



124: 2012/03/10(土) 07:46:21.71 ID:Z5x9nDE80
バルクホルン「こいつは、ハルトマンは私の仲間だからだ」


エーリカ「だからそんなのどうでもいいって~」


マルセイユ「こんなやつがか?」


エーリカ「あぁ~、お腹空いた。おイモ食べた~い」


バルクホルン「フフ、お前も上官になってみると分かるさ」


エーリカ「お前も上官になってみると分かるさ(キリッ)だってwwwwww超ウケルwwwwww」


バルクホルン「それに今回のことは私が日々口うるさく注意していたことが、ハルトマンにはストレスになっていたようだ。
私にも問題があったんだ」


エーリカ「そそ、ちゃんと反省してよねトゥルーデ」


マルセイユ「・・・・・・」



125: 2012/03/10(土) 07:53:19.80 ID:Z5x9nDE80
エーリカ「おい宮藤~、もうお昼だよ、なんか作ってよ」


宮藤「え・・・」


マルセイユ「バルクホルン、悪いが今回はあんたの命令には従えない」スタスタスタ


バルクホルン「おい、マルセイユ!」


エーリカ「ん?そう言えばハンナ何しに来たの?用がないならもう帰れb」


マルセイユ「お前はどこまで腐ってんだよ!!」グッ


ドン!!


宮藤「あぁ!!」

126: 2012/03/10(土) 07:58:39.42 ID:Z5x9nDE80
エーリカ「うわあああああぁ」


マルセイユ「私はこいつの上官じゃない。好きにやらせてもらった」


バルクホルン「お前ってやつは・・・」


エーリカ「いたいいたいいーーたーーーーいーー」ゴロンゴロン
「宮藤~、直して~~~」


宮藤「ハルトマンさん」



マルセイユ「放っておけあんなやつ」


宮藤「・・・はい」

127: 2012/03/10(土) 08:09:08.06 ID:Z5x9nDE80
エーリカ「おい宮藤!てめぇ何そいつの言うこと聞いてんだよ、早く助けないと後で」


マルセイユ「まだ言うかハルトマン」グッ


エーリカ「ハンナ!!お前が殴ったことを上層部に言うからな。そしたらお前なんか軍法会議にかけられてバーンだwwwwww
アハハハwwwwついでにトゥルーデも」


マルセイユ「」
ドコォ!


エーリカ「うっ!好きなだけ殴れよwwwwお前のウィッチとしての人生は今日で終わりだ。
バカだなぁ~wwwwトゥルーデごときを助けたばっかりに自分の一番大切なものを失うことになるなんてwwwwww」



128: 2012/03/10(土) 08:18:45.65 ID:Z5x9nDE80
マルセイユ「貴様、それでもカールスラント軍人か!!」


バルクホルン「マルセイユ・・お前」



エーリカ「うわwwwwww出たよwwwwっていうかトゥルーデのマネ?wwwwwwそれ超ダサいよwwwwwwww」



マルセイユ「お前こそウィッチをやめろ。私たちは大切なものを守るために空を飛ぶんだ。
それを見失い、恩師である上官をいたぶり傷つるお前の方こそウィッチをやめたらどうなんだ!!」


宮藤「マルセイユさん・・」


マルセイユ「・・・・・・」


エーリカ「ハンナ、何泣いてんだよ」







136: 2012/03/11(日) 10:49:44.99 ID:g0RW0Ry60
マルセイユ「うるさい!お前なんかに私の何が分かる!?」ギュ


エーリカ「ぐぇ!!・・・首がじ~ま~る~・・」


バルクホルン「もういいマルセイユ!」



マルセイユ「くずに成り下がったお前に教えてやるよ!!私がウィッチになって得たものは撃墜に対する勲章や
軍の中での社会的地位みたいなくだらないものじゃない」


エーリカ「こぽぉ~~・・・」


マルセイユ「一緒に戦ってきた仲間なんだよ!!例え中隊が変わったり、上がりを向かえて離れ離れになったとしても
一緒に戦った戦友との絆は決して消えはしないんだ。だから私は!」



バルクホルン「マルセイユ」ギュ


マルセイユ「!!」

「私は・・・」サッ


エーリカ「・・・・あぁ~マジ氏ぬかと思った」



バルクホルン「ありがとう、マルセイユ。本当に・・ありがとう」










137: 2012/03/11(日) 11:02:22.38 ID:g0RW0Ry60
バァン!


ミーナ「トゥルーデ!!」


もっさん「無事か、バルクホルン!?」



バルクホルン「ミーナ・・少佐」



ミーナ「あなた・・・・」


「ごめんなさい!!」ギュ



バルクホルン「どうしてお前が謝る?ここで起こったことは私の問題だ」



ミーナ「ごめんなさいトゥルーデ、もうあなたを決して一人にしない。絶対・・・しないんだから」ギュ~~


バルクホルン「あぁ」


ミーナ「だからあなたも約束して!これから何か困ったことがあったら、私に相談するのよ」



バルクホルン「了解した。これからも・・・私と家族でいてくれ・・ミーナ」ギュ


ミーナ「もちろんよ、トゥルーデ」


138: 2012/03/11(日) 11:06:36.73 ID:g0RW0Ry60
もっさん「おいハルトマン、大丈夫か?」


ハルトマン「う~~じょうさ~、トゥルーデとハンナが・・痛いよ~~」


もっさん「そうか、概ね状況は把握している。行くぞ」


ハルトマン「え?行くってどこに?」


もっさん「決まっているだろ。軍法会議だ!!!!」


ハルトマン「え~~~!?!?」


139: 2012/03/11(日) 11:19:52.21 ID:g0RW0Ry60
~医務室~


バルクホルン「・・・・・・」


マルセイユ「・・・・・・」


バルクホルン「すまなかったなマルセイユ、お前を巻き込んでしまって」


マルセイユ「いや」



バルクホルン「エーリカの言っていたことは問題ない。宮藤とリーネがミーナに事の経緯を
話している。お前はこれからもウィッチとして空を飛ぶんだ」


マルセイユ「そんなことは心配していない。それに私は軍から離れても空を飛ぶつもりだ」



バルクホルン「ハハ、そうだな」


マルセイユ「それよりあんたの方こそ大丈夫なのか?怪我の具合は」


バルクホルン「あいにく何箇所か骨が折れてしまったらしい。復帰には少し時間がかかるそうだ」



マルセイユ「そうか」


バルクホルン「・・・・・・」


マルセイユ「・・・・・・」


「じゃあ私はもう行くぞ、体を大事にしてくれ」サッ

140: 2012/03/11(日) 11:30:26.26 ID:g0RW0Ry60
バルクホルン「待ってくれマルセイユ!!」


マルセイユ「」


バルクホルン「本当にありがとう。私は嬉しかったぞ」ニコ


マルセイユ「ふん、礼はもういい。そんなことでいちいち呼び止めるな!私は忙しいんだ」


バルクホルン「そうだったな。じゃあ、気をつけるんだぞマルセイユ」


マルセイユ「あぁ」


ガチャ


バルクホルン「相変わらず不器用というか、素直じゃないやつだ」クス

(しかし)


マルセイユ(お前こそウィッチをやめろ。私たちは大切なものを守るために空を飛ぶんだ。
それを見失い、恩師である上官をいたぶり傷つるお前の方こそウィッチをやめたらどうなんだ!!)


(例え中隊が変わったり、上がりを向かえて離れ離れになったとしても
一緒に戦った戦友との絆は決して消えはしないんだ。だから私は!)


バルクホルン「少し見ない間に大きく成長したな・・・」

(きっと向こうで毎日素晴らしい仲間と過ごしているからだろう)


バルクホルン「しっかりな、マルセイユ」






141: 2012/03/11(日) 11:34:24.17 ID:g0RW0Ry60
終わりです!!

トゥルーデお姉ちゃんチュッチュッ

142: 2012/03/11(日) 11:48:55.79 ID:Hrw0KNT9o
終わりだと・・・
このあと天使はどうなったのだ

143: 2012/03/11(日) 13:51:14.28 ID:21X111HDO

>>142目の輝きが失われるまで怒られてオラーシャ激戦区送りかもな……元ネタさん的に

145: 2012/03/11(日) 16:12:30.21 ID:iPiemy6IO


>もっさん「決まっているだろ。軍法会議だ!!!!」
で笑っちまった

146: 2012/03/11(日) 19:29:54.01 ID:sN4s0LnLo
乙乙

さすが俺のマルセイユだ
カッコいいぜ


159: 2012/03/12(月) 18:43:37.76 ID:LaMjmO1Mo
サーニャどこ行った

引用元: バルクホルン「すまない。昨日のは間違いだ