1: 2020/08/22(土) 17:31:52.474 ID:+f8Ets7YM.net
御坂「佐天さん気をつけて!この女は…!」

佐天「え?」

フレンダ「あっれ~?本当に喋っていいの~?」

御坂「…どういう意味よ」

フレンダ「私が暗部の人間で~、しかもアンタと戦ったってことを喋るってことは~」

御坂「ハッ!」

フレンダ「結局、アンタが学園都市の闇に首を突っ込んでるってバラしてるわけよ。わかる?」

御坂「アンタねぇ…!」

フレンダ「まぁそんなわけなんで以後よろしく ミ・サ・カ・サ・ン?」

御坂「だ、誰がアンタなんかと…!」

佐天「仲悪いのかなこの二人……」
とある魔術の禁書目録 5巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
5: 2020/08/22(土) 17:37:11.606 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「ねーねー、今日は鯖をクリームシチューに入れてみたい!」

御坂「……」

佐天「えー、それ美味しいですかねー?」

フレンダ「シチューにサーモン入れるっしょ?だから同じ理屈で絶対美味しいに違いないから!!」

御坂「……」

佐天「でもなー…」

フレンダ「やろう!やろう!男は度胸!なんでも挑戦してみるわけよ!」

佐天「私達男じゃないですってば…まったくもうしょうがないなぁ…」

フレンダ「やったー!相変わらず押しに弱いわけアンタ!ニシシ!」

佐天「一言余計ですってばー!」

御坂「(なんでこいつが佐天さんと仲がいいのよ…)」

6: 2020/08/22(土) 17:42:59.149 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「そうと決まったらスーパーに~」

グサッ!!

フレンダ「なっ」

御坂「え?」

佐天「ち、血が…」

フレンダ「フン…やっぱりこうなるのね」

御坂「アンタ一体何言って…」

フレンダ「ふたりともこっちの影に隠れて!!」

御坂「説明しなさいよ!何が起きてるの!」

フレンダ「いいからはやく!狙撃されてんだっつーの!!」

8: 2020/08/22(土) 17:49:58.972 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「アイテムに応援を…いやそれは失敗したはず…それに超電磁砲と麦野達を絶対引合せられない…」

御坂「一体誰が私達を狙ってるの?」

フレンダ「ネタが割れてるから私一人でもやれるけど…」

御坂「ねえ金髪女!無視してんじゃないわよ!」

フレンダ「……超電磁砲ならあるいは」

御坂「ちょっとアンタ!」

フレンダ「狙撃手は一人。接近戦専門の女。能力はおそらくレベル0。」

御坂「…知り合いなの?」

フレンダ「まさか。ただ、一度経験してるしね」

御坂「は?どういう…」

フレンダ「いいからさっさと狙撃手を潰して!さもないとこの子が危ないわけ!」

御坂「わかったわよ!もう!」

9: 2020/08/22(土) 17:54:53.944 ID:+f8Ets7YM.net
弓矢「ガハッ…」

御坂「ふぅ、事前情報がなければ私でもやばかったわ」

フレンダ「そ、狙撃を全部電撃で撃ち落としながら正面突破なんて…レベル5やばすぎっしょ…」

弓矢「れ、超電磁砲が一枚噛んでるなんて聞いてませんよ…」

御坂「っで、こいつは何なのよ」

フレンダ「さぁ?結局私もよくわからないけど、まぁ次あうときには麦野に潰されるしね」

御坂「さっきからアンタ何言って…」

フレンダ「次、いくわよー」

御坂「ちょっと待ちなさいよ!!」

10: 2020/08/22(土) 18:02:12 ID:+f8Ets7YM.net
御坂「きゅ、急に場所が変わった…ここは一体…?」

フレンダ「グハッ!」

垣根「おら、吐け!仲間の居場所はどこだ!」

フレンダ「うっ…ぐっ…」

御坂「ちょっとそこのチンピラ!やめなさいよ!何してんのよ!」

垣根「あ?誰だおめえ?すっこんでろ頃すぞ」

御坂「やれるもんなら…!」

フレンダ「いうから!!」

御坂「なっ」

フレンダ「いうから命だけは許して…その女の命も…」

垣根「最初からそうしてりゃいいんだよ」

御坂「何よあんた…なんで…」

フレンダ「ははっ…仮にあんたがここでスクールを潰せたって現実の未来は変わらないからね…これでいいわけよ」

御坂「アンタが言ってること最初から全然わからない…一体何を…」

フレンダ「何も考えなくていい…見てればいいから…」

御坂「アンタ…まさか…ここは…」

フレンダ「こっからは私の想像ね…じゃあ次行くわよ…」

11: 2020/08/22(土) 18:09:01.497 ID:+f8Ets7YM.net
御坂「こ、ここは……」

麦野「……」

フレンダ「あっ…あっ………」

御坂「ちょっと…アンタ…」

麦野「一応聞いとくけどさ、なんでアイテムを売ったの?許されるとでも思った?」

フレンダ「そ、そんなの決まってるじゃない…」

フレンダ「け、結局自分の命が一番大事ってわけよ…!」

麦野「あっそ、もういいわ」

御坂「ちょっとまっ」

ヒュン

フレ/ンダ「ガッ…」

麦野「チッ、クソが。さあて浜面と滝壺を探しに行くか」

御坂「な、な、な……」

フレ/ンダ「……」

御坂「なんなのよ!!!これは!!!」

御坂「アンタは!!アンタは私に何を見せたいのよ!!!!」

12: 2020/08/22(土) 18:14:14.962 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「はい、というわけで私は氏にました!というか氏ぬことになると思う!」

御坂「あんたいつの間に…さっきまで真っ二つに…」

フレンダ「えー?それ説明させる?もうわかってるんでしょ?」

御坂「ええ、わかってるわよ…」

フレンダ「フフン」

御坂「これ、あんたが作ったインディアンポーカーなんでしょ?」

フレンダ「御名答!さっすがレベル5!説明が省けて楽ってわけよ!」

御坂「ようするにアンタの想像の中の私とあんたは今話してるわけよね」

フレンダ「だいたい合ってるっしょ?さすが私!」

御坂「もし私がアンタのインディアンポーカーを使わなかったらどうしてたのよ」

13: 2020/08/22(土) 18:18:35.133 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「まぁそこらへんは全財産払って知り合いに頼んだからね!起きたら頭の上にカードが乗ってるから確かめてみてよ」

御坂「そこまでして一体何が目的なの?」

フレンダ「さあ?別に?」

御坂「別にって…」

フレンダ「ただ、あの子が心配だっただけ」

御坂「あの子って佐天さんのこと?」

フレンダ「結局鯖食べに行く約束も守れなかったわけよ、悪かったって思ってる」

御坂「アンタ、佐天さんのことを…」

御坂「なら、佐天さんにインディアンポーカーを残せばよかったじゃない!」

フレンダ「は?アンタばかなの?素人に暗部の仕事見せれるかっつーの」

御坂「あ…」

フレンダ「私が氏ぬところだってあの子には見せたくないし」

14: 2020/08/22(土) 18:24:43 ID:+f8Ets7YM.net
フレンダ「それに、アンタなら安心した頼めるしね」

御坂「頼むって一体何をよ」

フレンダ「これからもあの馬鹿は厄介事に首を突っ込むわ、全く見てられないつーの」

御坂「さ、佐天さん…」

フレンダ「だからアンタがこれからはあの子を守ってあげたいなさいよ」

フレンダ「私はもう守ってあげられないから」

御坂「アンタ…それを言いたくてわざわざ…」

フレンダ「このインディアンポーカーつくるの超ギリギリだったんだからね!うまく行ってればいいけど」

御坂「わかったわよ、っていうか言われなくても佐天さんのことは守るわよ!」

御坂「私の大事な友だちなんだから」

フレンダ「フン、えらそーに」

フレンダ「まぁいいわ、結局それが聞けて安心して氏ねるってわけよ!」

フレンダ「それじゃ、ハ・デ・ブラ!」

御坂「あっ、」

15: 2020/08/22(土) 18:26:03 ID:cLmemTPR0.net
全米が泣いた

16: 2020/08/22(土) 18:27:06 ID:4bhbLeUw0.net
いい話だった

17: 2020/08/22(土) 18:28:34 ID:+f8Ets7YM.net
黒子「…さま」

御坂「う、うーん…」

黒子「お姉さま!しっかりしてください!」

御坂「ここは…」

黒子「寮の部屋ですの、うなされてましたわ。一体どんな夢を見られてましたのですか?」

御坂「…よくおぼえてない。でもとてみ大切な事を言ってたような…」

黒子「頭の上にこのインディアンポーカーが乗っていましたわ…」

御坂「これ、一体誰が…」

黒子「ともかく何事もなくて何よりですの」

御坂「ごめん心配かけたね、私は大丈夫だから」

黒子「はぁ、命がいくつあっても足りませんの…」

御坂「佐天さん…」

黒子「え?」

御坂「なんだか佐天さんに会いたくなったな、なんでだろう」

20: 2020/08/22(土) 18:37:03.013 ID:b5sTn9Y40.net
こんなに掘り下げるのならなぜ頃したのか

引用元: 御坂「な、なんでアンタが佐天さんと一緒にいるのよ!」 フレンダ「鯖仲間だしね~」 佐天「御坂さんのお知り合いですか?」