あかり「今日はお泊り会に誘ってくれてありがとう、りせちゃん」

りせ「…………」

あかり「でも、それってやっぱり生徒会のメンバーだけの方がよかったんじゃ……」

りせ「…………」

あかり「い、嫌なんて事ないよ！？」

りせ「…………」

あかり「冗談にしては酷いよぉ……」

りせ「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

あかり「……もぉ、許しちゃうのは今回だけなんだからね。えへへ」ｽﾘｽﾘ

りせ「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

あかり「あははっ」ｽﾘｽﾘｽﾘｽﾘ

千歳「」ﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸ

綾乃「あらここに居たの、って千歳ぇえええええええええっ！！！！？」

千歳「う、うぅ……いやぁ、いつもティッシュすまんなぁ、赤座さん」

あかり「いえ、池田先輩、本当に大丈夫なんですか？」

千歳「慣れとるから平気やよ。あ、ほら、会長が呼んどるよ？」

あかり「あ、りせちゃん。今行くよーっ池田先輩、また」

千歳「はぁい。あんまり急いだら転ぶでぇ～」

綾乃「…………はぁ。やっと鼻血を拭き終わった」

千歳「勘忍なぁ、綾乃ちゃん」

綾乃「あー、いいわよ。気にしない。せっかくの生徒会親睦合宿なんだから、気楽に行きましょう」

千歳「んー、せやね。ほな、綾乃ちゃんも、一緒に歯磨きしに行こう」

綾乃「ちょ、もぅ千歳ったら押さないのっ」

あかり「お待たせ、りせちゃん」

りせ「…………」

あかり「うん。京子ちゃんがまた取ってきてくれたんだよ。はい、これりせちゃんの」

りせ「…………？」ｶﾞｻｶﾞｻ

あかり「え、うん！　そうだよ、ほらっ。あかりとお揃い♪」

りせ「…………」ﾇｷﾞｯ

あかり「」

りせ「………？」

あかり「りせちゃん、やっぱりお肌真っ白だよね」ﾂ…

りせ「…！？！？」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

あかり「わっ、り、りせちゃん！？」

りせ「……！！　！？　……！！」

あかり「……りせちゃん、もしかして……くすぐったがり？」

りせ「……！！！！」

りせ「…………！？」ｳﾙｳﾙｯ

あかり「そ、そんな目をされましてもっ」

りせ「…………」ｼﾞｰｯ

あかり「あかりはりせちゃんが嫌がる事はしないよ」

りせ「…………」ｼﾞｨｯ

あかり「大丈夫だよ」

りせ「…………」ｺｸﾘｯ

あかり「……多分」ﾎﾞｿｯ

りせ「……！！？！？」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｯ

あかり「離さないよぉ、りせちゃん♪」

りせ「……！！！！」ｳﾙｳﾙｯｼﾞｰｯ

あかり「…………耳元にふーっ」

りせ「　　　　　　　　　　　　　　　」

櫻子「い、今何か凄くレアな声を聞いた気がするっ！！！」ﾄﾞｺﾞｫ

向日葵「」

櫻子「あ、向日葵も今の聞いたっしょ！　……て、なんで上向いてんの？」

向日葵「………わ……よ…」

櫻子「はへ？」

向日葵「貴女がいきなり私に頭突きをかましたんですわよ！！！」

櫻子「記憶にございません」

向日葵「このっ、……石頭娘っ！！」

櫻子「な、何ぃ……おっOい禁止ぃ！！」

向日葵「ハンッ、それしか言えませんの、この……ふわふわ頭のぷにぷにちゃん！！」

櫻子「い、言ったなぁっ、牛！！　ホルスタインッ！！　カゥッ！！！」

向日葵「全部同じでしょぉおおおがぁああああああああああ！！！！！」

櫻子「知るかぁああああああああああ！！！！！！」

りせ「………」ムスッ

あかり「あ、あの……」

りせ「…………」ぷいっ

あかり「り、りせちゃーん……」

りせ「………」ｼﾞﾄｫ…

あかり「ご、ごめんなさいっ」

りせ「…………」ﾁｮｲﾁｮｲ

あかり「り、りせちゃん？　え、こっちに来る？　あ、うん」

りせ「………」ﾀｼﾀｼ

あかり「ここに……座る……う、うん」

りせ「…………」ﾎﾟﾌﾝ

あかり「え、と……これでいいの、かな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

りせ「………」

りせ「………」ｼﾞｰｯ

あかり「…………ぁぅ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

りせ「…………」ﾆｺｯ

あかり「！！　……えへへっ、りせちゃん、許してくれてありがとう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

りせ「…………♪」

あかり「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

りせ「…………」

あかり「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

りせ「…………」ｸﾙﾘｯ

あかり「え、あ…わぁっ！？」バタッ

りせ「…………」

あかり「り、りせ……ちゃん……？」



千歳「」ﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞ

綾乃「もぅ、いきなりいなくならないでよ千歳、って千歳ぇえええええええええっ！！！！？」

千歳「い、今起こった事を見たまま説明するで……」

千歳「あかりちゃんの膝上に座って頭を撫でられていた会長が、突然振り返ってあかりちゃんを押し倒したんや」

千歳「な、何を言うてるのか私にもよぅ分からへんのやけど……」

千歳「撫で撫でとか耳元ふーっとか、そんなチャチなもんやあらへん」

千歳「妄想のネタの真髄を見たわ」ﾀﾞｸﾀﾞｸ

綾乃「」

千歳「ふっ、今宵は眼鏡をかけてる暇はあらへんなっ」ﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸ

綾乃「あぁ……、鼻血って結構拭くの大変なんだけどなぁ……ううん。頑張るのよ、私。ファイファイファイトビーチなんだから」

千歳「最高やぁ」ﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸ

綾乃「……………はぁ」

あかり「……あ、あの」

りせ「…………」

あかり「……りせ……ちゃん？」

りせ「…………」

あかり「ふぇっ！？　め、目を閉じるの！？」

りせ「…………」

あかり「……わ、分かった、けど……あの」

りせ「………」

あかり「あ、ぁぅ……っ」ｷﾞｭｯ

りせ「…………」ｺﾞｸｯ

あかり「…………ッ」

りせ「…………！」

りせ「………！」

あかり「…………っ」

りせ「………」はむっ

あかり「ひゃ！？」

りせ「………」はむはむ

あかり「り、りりりりしぇちゃ、み、そみ、そこっ、耳！！？」

りせ「…………」ふぅっ

あかり「　　　　　」

りせ「…………」ﾍﾟﾛｯ

あかり「　　　　　　」

りせ「…………」

あかり「　　　　　　　」

りせ「…………」ﾄﾞﾔｧ

千歳「」ﾁｰﾝ

綾乃「拭いても、拭いても千歳から鼻血のスコールが噴き出る……」

綾乃「千歳も輸血パック持参とは、やるわね」

綾乃「……はぁ、私、ここを拭き終わったら、絶対に冷蔵庫に冷やしてあるとっておきのプリンを食べるんだからっ！！」

りせ、ちゃ……み、耳舐めちゃ……ひゃ、……んぅっ……あっ！？

綾乃「……………」

綾乃「……そうね、何も聞こえなかったわ」

さぁあああああくらぁああああああこぉおおおおおおおおお！！！！！！！

ひぃいいいいいまぁわぁりぃいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！

綾乃「…………」

綾乃「……ええ、やっぱり何も聞こえなかったわ」

櫻子「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ！！！！」

向日葵「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ！！！！」

櫻子「アリージェベジュ…噛んだぁああああああああああああああ！！！！！！！！！！」

向日葵「ボラーレヴィーニャ…噛みましたわぁああああああああああ！！！！！！！！！！」

ﾄﾞｺﾞｫ！！！

櫻子「チィ！！」

向日葵「くぅっ！？」

櫻子「や、やるじゃんか……向日葵！！」

向日葵「そちらこそ、良い一撃でしたわ……櫻子！！」

櫻子「……決着をつけようか、向日葵！！！」

向日葵「そうですわね……櫻子！！！」

櫻子「行くよ、向日葵！！！！」

向日葵「着なさい、櫻子！！！！」

櫻子『ガ〇ダムファイトォ！！！！！』
向日葵『レディ、ゴォオオオオォッ！！！！！』

ﾁｭｯﾄﾞｰﾝ

あかり「はぁ……はぁ……んっ……ぁ……」

りせ「………」ﾂﾔﾂﾔ

あかり「……はぁ……はぁ…」

りせ「………！」ﾊｯ

あかり「…………」

りせ「………！！」ｱｾｱｾ

あかり「………ふふっ」ｶﾞｼｯ

りせ「…！？！？」ﾋﾞｸﾝｯ

あかり「今度は……あかりの番、だよ？」ﾆｯｺﾘ

りせ「」ｻｧｱｱｱｱｱ



りせ「～～～～～～ッ！！！？？！？！！？？？？！？」

あかり「りせちゃん、背中が弱いんだよね？」ツゥ……

りせ「～～～～っ！！！」

あかり「耳も、敏感だよね。息をかけられるのも、舐められるのも、好き、だよね？」ふぅっ……

りせ「～～～～～～っ！！？？」

あかり「あと、おへそも……だよね？」ｸﾆｸﾆｯ

りせ「　　　　　　　」

あかり「ふふっ、どうかな、りせちゃん。気持ち良い？」

りせ「　　　　　　」

あかり「大丈夫だよ、安心してね、りせちゃん」

りせ「……………っ？」ﾊｧﾊｧ

あかり「りせちゃんの身体中、気持ち良い所は全部あかりが見つけてあげる、ね？」

りせ「～～～～～～～～～～～～～～っ」ｷｭﾝ

りせ「」ｽﾞｩｳｳｳﾝ

あかり「……あ、あの……りせちゃん？」

りせ「………」ｸﾞｽｯ

あかり「な、泣いてるの！？　ごめんね、あかり、そんなつもりがあった訳じゃなくもない事もなかったの」

りせ「…………」

あかり「…………」

りせ「…………」ｼﾞﾄｫ

あかり「てへっ」

りせ「………！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

あかり「きゃっ、りせちゃん！？」

りせ「…………」ﾌﾟﾝｽｶ

あかり「えへへ……ごめんね」ﾆｯｺﾘ

りせ「…………」ふぅ

りせ「…………」ｽﾞｨｯ

あかり「…………え？」

りせ「…………！」ｽﾞｨｯ

あかり「あ、あの、りせちゃん……なんで、その……」

りせ「…………！！」ｽﾞｨｯ

あかり「…………う、ぅぅ」

りせ「……………」

あかり「……………」ちゅっ

りせ「」

あかり「…………」ﾁﾗｯ

りせ「…………♪」

あかり「……ホッ」

りせ「………」ｼｭﾙ…

あかり「……ん……そうだね」ｼｭﾙ…

りせ「…………」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

あかり「…………」

りせ「…………」

あかり「りせちゃん……」

りせ「…………」

あかり「……うん。……いいよ」

りせ「………！！」ﾊﾞｯ

あかり「！！」



千歳「千の風に～なぁ～てぇ～」ﾄﾞｸﾄﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸ

綾乃「ちょ、ま、こら！　幽体離脱なんてしたら罰金バッキンガムよ、千歳！！！　あ、ち、千歳ぇえええええええええっ！！！！？」

にゃん

りせ「………♪」

あかり「どう、りせちゃん？」

りせ「…………♪」ｸﾙｸﾙ

あかり「京子ちゃんがゲームセンターで取ってきたねこさんパジャマ、うん。可愛いよ」

りせ「…………」

あかり「うん、ちゃんとあかりもお揃いのねこさんパジャマー♪」じゃん

りせ「…………」

あかり「あ、ホントだ。手袋取り外しで付けられるんだ」

りせ「…………」ぷにぷに

あかり「あはは、肉球ぷにぷにだねー」

りせ「…………♪」にゃん

櫻子「ジャンケンポン！！」
向日葵「あっちむいて……せぃや！！」

櫻子「にやり」

向日葵「むぅ！　…ジャンケンポン！！」
櫻子「あっちむいて、そこぉ！！！」

向日葵「ふふん」

櫻子「こ、こなくそぉ……」

「…………」

向日葵「……時に、櫻子」

櫻子「何よ、向日葵」

向日葵「私達、合宿に来てまで一体何してますの？」

櫻子「…………さぁ」

向日葵「………お風呂に行きますわ」

櫻子「仕方ない、私も行くか」

向日葵「あまり五月蝿くしませんのよ？」

櫻子「はいはい」

あかり「りせちゃん、にゃー。なんちゃって」

りせ「…………」にゃー

あかり「にゃー、にゃ」

りせ「…………」

あかり「あかり、大女優を目指すにょ」

りせ「…………」

あかり「え、目からビーム？」

りせ「…………」

あかり「ぷ、ぷいにゅー？」

りせ「…………」

あかり「…………」

りせ「…………」にゃん

あかり「……にゃん」

櫻子「風呂でけぇえええええ！！！！！！」

向日葵「五月蝿いですわよ！！！！！」

綾乃「ここ、一応今日は他に人居ないらしいけど、静かにしないと駄目よ？」

千歳「あー、生き返るわぁ」

綾乃「千歳が言うと何か冗談に聞こえないわよ」

櫻子「あれ、あかりちゃんと会長は？」

綾乃「あ、今その話はっ！！！」

千歳「にゃんにゃん！！」ﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸﾀﾞｸ

向日葵「ヒィッ！？　内湯が真っ赤になりましたのですが！？」

櫻子「ギニャーッ！？　池田先輩からマータイガーみたいに鼻血が噴き出てる！？」

綾乃「それを言うならマーライオン、って千歳ぇえええええええええっ！！！！？」

向日葵『……突っ込みを奪われましたわ』ｼｮﾎﾞﾝ

風呂でけぇえええええ！！！！！！

五月蝿いですわよ！！！！！

あかり「あ、櫻子ちゃん達、お風呂に行ったみたいだね」

りせ「…………」

あかり「うん、私達も行こう」

りせ「…………」

あかり「大丈夫だよ。皆とも仲良しになれるよ」

りせ「………？」

あかり「……だって」ちゅっ

りせ「！？」

あかり「あかりだって、りせちゃんの事、こんなに好きになったんだもん」

りせ「…………♪」

あかり「うん。さぁ、皆で行こうよ、レッツゴー♪」

りせ「…………ごー♪」

おわる

おわるな

つづきお願いね

終わった……だと……
乙