2: 2015/09/06(日) 22:38:56.55 ID:ncWXjUfL.net
ありがとうございます
宣言通りえりうみを書きます

4: 2015/09/06(日) 22:40:01.13 ID:ncWXjUfL.net
海未「……」カリカリ

絵里「……」

海未「ふむ……」カリカリ

絵里「……」スッスッ

海未「いや……これでは……」カリカリ

絵里「……ふふっ」

海未「……できました!」

絵里「あら、歌詞できたの?」

海未「え、絵里!?いつからここに!?」

絵里「んー、結構前から?」

海未「なら声をかけてください!独り言なんてつぶやいて恥ずかしいじゃないですか!」

絵里「いや、集中してる海未を見てたらそんな雰囲気でもなくてねー」

海未「はあ……で、なんで絵里は部室ににいるんですか?今日の練習は休みですよ?」

絵里「んー、なんとなく?」

海未「なんとなくってなんですかなんとなくって……」

絵里「それにほら、集中してる海未可愛かったし」

海未「なっ……///」


前作
にこ「そろそろ一ヶ月ね」

5: 2015/09/06(日) 22:41:03.96 ID:ncWXjUfL.net
絵里「赤くなっちゃって、可愛いわねー」

海未「かっ、からかわないでください!///」

絵里「ふふっ」

海未「はあ……私は帰りますが、絵里はどうします?」

絵里「私も帰るわよー、もうこんな時間だしね」

……………

絵里「海未っていつもあんな風に歌詞書いてるの?」

海未「そうですね……集中してるとあんな感じです」

絵里「へー……ちなみにどんな歌詞なの?」

海未「それは秘密です」

絵里「ちょっとくらい教えてくれてもいいじゃない」

海未「まだです、もう少し待ってください」

絵里「えー、さっき、できました!って思いっきり叫んでたのに」

海未「あれは忘れてくださいっ!!///……できたとは言ってもまだ始めなんです、これから修正してもっと良い歌詞にしたいんです」

絵里「へー……完成したら見てみたいな」

海未「仕方ありませんね、できたら一番に見せましょう」

絵里「ふふっ、ありがと」

6: 2015/09/06(日) 22:42:12.50 ID:ncWXjUfL.net
海未「そういえば絵里が振り付け考える時はどうしてるんです?」

絵里「んーとね、まず真姫からできた曲もらうでしょ?聴いて、リズムに乗って即興で踊ってみるの。そうすると自然と案は固まるわね」

海未「なんか、天才型みたいで羨ましいです」

絵里「そんなことないわよー、それに海未だってすごいじゃない」

海未「私は努力しないとダメなんです、始めは全然……」

絵里「でも努力の天才って言うじゃない?貴女のそれも立派な才能よ」

海未「……そうでしょうか?」

絵里「少なくとも私はそう思ってるわ」

海未「ありがとうございます……やっぱり絵里はすごいです」

絵里「だからそんな事ないわよー」

海未「すごいですよ」

絵里「そんなことないってば」

7: 2015/09/06(日) 22:44:34.67 ID:ncWXjUfL.net
……………

~部室~

ガチャ

海未「あれ、絵里一人ですか?」

絵里「あら、二年生も今日は午前授業だったの?」

海未「そうですね、ということは三年生も?」

絵里「そうね、一年生は普通に午後まであるみたいだけど……ことりと穂乃果は?」

海未「ことりは理事長に頼まれごとがあるみたいで先に帰りましたよ。穂乃果は……」

絵里「……まあ、にこでしょうね」

海未「はい……最近ますます仲良くなってますよね」

絵里「ほんとにねー、まさか付き合ってるなんて始めはびっくりしたけど」

海未「貴女思いっきり予想してたじゃないですか……でも、楽しそうならなによりです……希は?」

絵里「希は神社で用事あるって帰っちゃった」

海未「人数が揃いませんね……今日は休みにしましょう。各自自主練ということで」

絵里「最近結構詰めてたし、それもいいわね」

海未「と、いうことで絵里はどうするんです?」

絵里「ん、どうするって?」

海未「いえ、今日休みにするのでここにいる意味は無いかなと……」

絵里「んー……海未は?」

海未「私はちょっと作詞活動してから弓道部に顔出そうかと」

絵里「じゃあ少し海未と一緒にいていい?」

海未「?構いませんが……」

……………

8: 2015/09/06(日) 22:46:31.45 ID:ncWXjUfL.net
~一時間後~

海未「……」カリカリ

絵里「……」スッ

海未「うーん……」カリカリ

海未(絵里がいるって分かると集中出来ません……)

絵里「……どうしたの?」ずいっ

海未「なっ、なんでもありません!」

絵里「へー……結構可愛らしい歌詞ね」

海未「まだ完成してないんです、見ないでください!///」

絵里「まあいいじゃない別に……あ、ここって、こうしたらどう?」カリカリ

海未「……なるほど、悪くないですね。ではここはこうで」カリカリ

絵里「おー、良いわね、じゃあここは……」

海未「……」ジー

絵里「……海未?」

海未「なっ、なんでもないですっ///」

絵里「……?」

9: 2015/09/06(日) 22:46:57.46 ID:ncWXjUfL.net
>>3
前書いてたSSで次はえりうみを書くと宣言したので

10: 2015/09/06(日) 22:48:33.70 ID:ncWXjUfL.net
……………

~さらに一時間後~

海未「ふう……結構仕上がってきましたね、ありがとうございます」

絵里「どういたしまして。やっぱり海未ってすごいわね」

海未「どういうことですか?」

絵里「あんなすごい歌詞を書けるんですもの、すごいことだと思うわ」

海未「絵里に手伝ってもらいながらでしたから、絵里がすごいって事ですよ」

絵里「いやいや、元が良かったからよ」

海未「それでもすごいですよ」

絵里「だからすごくなんて無いってば……さて、そろそろ帰ろうかな、海未は弓道部?」

海未「……いえ、やっぱり今日は帰ろうと思います」

絵里「あら、どういう風の吹き回し?」

海未「私にだって、気分ってものがあるんですよ」クスッ

絵里「……へぇ」

11: 2015/09/06(日) 22:50:58.08 ID:ncWXjUfL.net
……………

~帰り道~

絵里「最近はもうすっかり暗くなったわね」

海未「もう夏も終わりましたからね……夕焼けは秋の方が暖かみがあって好きです」

絵里「夏は夕方も暑いわよね、私も秋の方が好きかも」

海未「……でも、少し眩しいですね」

絵里「そうね」

海未「……」

絵里「……うん、でも悪くないわね」

海未「何がですか?」

絵里「暗い夜を迎える前の私たちを少しでも照らしてくれてるような感じで……そう思うと眩しいのも少しだけ、良いなって思った」

海未「……ふふっ、そうかもしれません」

絵里「……うん、明日も頑張ろう」

海未(なんだか、今の絵里の横顔……)

どくん

海未「……っ!?///」バッ

絵里「……海未?」

海未「な、なんでもありませんっ!///」

絵里「……そう」

海未(なんなんですか……今の……!///)

13: 2015/09/06(日) 22:52:55.13 ID:ncWXjUfL.net
……………

~部屋~

海未(落ち着けない……なんなんですかさっきのあれは……)

どくん

海未(……とりあえずもう寝ましょう)

海未「……」ぼふっ

絵里『うん、悪くない』

海未「……なんで絵里が、出てくるんですか……」

海未(……眠れないです)

……………

16: 2015/09/06(日) 22:57:03.95 ID:ncWXjUfL.net
~部室~

海未「……と、言うわけでこれがなんなのか教えてください!」

にこ「……で、なんでにこたちなのよ」

穂乃果「うんうん」

海未「二人は結構いろんなこと経験してると思ったので……なにか分かるのではと」

にこ「……まあ、そこまで考えてるなら答え、出てるじゃない」

穂乃果「恋だよ、それって!」

海未「こ、恋!?///」

にこ「だって絵里の顔見たらどきっとしたんでしょ?好きってことでしょそれ」

海未「そ、それは……///」

穂乃果「うんうん、恋だよ恋!……そっかぁ、海未ちゃんも恋するのかぁ……」

海未「ち、違います!///」

にこ「否定するなら別にいいけど、少なくとも私にはそうとしか思えないんだけど?」

海未「違うんです、本当に!違うんです!///」

ダッ

にこ「……行っちゃったわね。なんであの子あんな必氏なの?」

穂乃果「海未ちゃん、自分の恋愛には本当疎いから……後輩の子に告白されてたのとか全然気付いてないし……」

にこ「へえ……そりゃ、今まであんたの面倒見てればそういうことも疎くなるでしょ」

穂乃果「酷いよ!?」ガーン

17: 2015/09/06(日) 22:58:19.15 ID:ncWXjUfL.net
…………

~廊下~

海未(まったく、にこも穂乃果もなんなんですか……私が恋なんて、するはずありません……)

絵里「あら、奇遇ね海未」

海未「え、絵里!?」

絵里「どうしたのよそんなびっくりして」

海未「な、なんでもないんです!///」

海未(顔が見られない……!///)

絵里「ねえ、どうしてそっぽ向くの?」ずいっ

どくん

海未「……っ!?なんでもありません、なんでも!!///」

絵里「そ、そう……分かったわ」

海未「わっ、私っ!教室戻りますから!!///」

絵里「そ、そう……また後でね」

18: 2015/09/06(日) 23:01:15.70 ID:ncWXjUfL.net
~部屋~

海未「結局、あれから絵里と顔を合わせないまま帰ってきてしまいました……」

海未「ダメですね……これでは……」

海未(明日ちゃんと話しましょう……明日なら大丈夫です……きっと)

…………

~翌日~

絵里「あ、おはよう海未」

海未「お、おはようございます!すみませんい、急いでいますので!///」

絵里「……」

………

~さらに翌日~

絵里「あの、う……」

海未「き、今日は弓道部に顔を出すんでした!///」

絵里「……」

……

~そして翌日~

絵里「あ……」

海未「!」ダッ

絵里「……なんなのよ、もう」

19: 2015/09/06(日) 23:13:30.78 ID:ncWXjUfL.net
~3年教室~

絵里「はあ~……」

希「えりち、どしたん?」

絵里「……私、海未になにかしたぁ?」

にこ「……」ぴく

希「海未ちゃんに?」

絵里「なんか、最近避けられてるのよ……」

希「まあ、確かに最近露骨にえりちから逃げてくね」

絵里「……はぁ~」

にこ「……本人に聞いてみれば?」

絵里「すぐ逃げられるのよ……?」

にこ「全力で引き止めればいいじゃない」

絵里「……そうね、そうよね。うん、やってみる」

20: 2015/09/06(日) 23:28:18.46 ID:ncWXjUfL.net
~部室~

絵里「あ、海未……」

海未「!」

海未「き、弓道部に行く前に準備してだけで」

がし

絵里「ちょっと待って!」

海未「は、離してください!」

絵里「やだ、離さない」

海未「ど、どうしたんですかいきなり……」

絵里「それはこっちのセリフよ……最近ずっと避けられて何かしたのかなって悩んでたんだから」

海未「それはすみませんでした……」

絵里「何か悩みがあったら相談して?力になれるか分からないけど、話くらいなら聞いてあげられるから……」

海未「……はい、ありがとうございます」

絵里「……また普通にしてくれる」

海未「はい、もう大丈夫です……ありがとうございます」

どくん

絵里「……?」

21: 2015/09/06(日) 23:28:29.93 ID:ncWXjUfL.net
今日はここまで

25: 2015/09/07(月) 00:12:30.24 ID:3v6SKAVV.net
……………

海未(あれから、絵里と話すのも平気になりました)

海未(相変わらずどきっとする時はありますが……前みたいになることはありません)

海未(ただ……)

絵里「……」

海未「……絵里?」

絵里「ん!?あ、ああなんでもないわよ!?ちょーっとぼーっとしてただけだから!」

海未「?……は、はい」

海未(なんだか、絵里が変です……)

27: 2015/09/07(月) 00:17:09.70 ID:3v6SKAVV.net
……………

~部室~

海未「……と、言うわけであれがなんなのか教えてくれませんか?」

にこ「……なんでまたにこ達……まあいいわ」

穂乃果「えっとねー、それは「ストップ」」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「言わなくていいわ穂乃果……にこ達は教えない。自分で考えることね」

海未「自分で……?」

穂乃果「あー……そうか、そうだよね。うん!自分で考えるべきだ!」

海未「穂乃果まで……」

32: 2015/09/07(月) 06:28:58.64 ID:3v6SKAVV.net
にこ「第一、にこがなんか言ったところで本当に合ってるかなんてわからないでしょ?」

海未「それは……」

にこ「周りに頼りすぎなのよ」

海未「はい……」

穂乃果「にこちゃん、言い過ぎだよー……でも、自分でちゃんと考えるのは悪いことじゃないと思うよ?」

海未「穂乃果……」

穂乃果「自分の胸に手を当てて、気持ちをちゃんと整理してから、よーく考えてみたら?」

にこ「……穂乃果にしてはいいこと言うわね」

穂乃果「穂乃果だってたまにはこういうこと言うよー……頑張ってね、海未ちゃん」

海未「穂乃果、ありがとうございます……にこもありがとうございます」

にこ「私はなんもしてないわよ」

海未「いいんです、ありがとうございます」

にこ「……ま、いいけど」

33: 2015/09/07(月) 07:25:49.67 ID:3v6SKAVV.net
……………

~部室~

海未「おや……絵里一人ですか?」

絵里「さ、最近多いわねこういうの」

海未「……そうですね」

絵里「かっ、歌詞書くの?」

海未「そうしようかなと思ってます」

絵里「……また手伝っていい?」

海未「はい、お願いできますか?」

34: 2015/09/07(月) 07:40:46.29 ID:3v6SKAVV.net
……………

海未「……これでどうでしょう?」

絵里「悪くないけど……前後の繋がりがちょっと微妙ね」

海未「それもそうですね……では、ここはこうして……」

絵里「それならここは……」

海未(絵里も、どうやら普通に話せてるみたいで、少し安心しました)

海未(でも、結局あれは何だったのでしょう……)

絵里「海未ー?」

海未「は、はい!いいと思います!……あ、でもこれだとここは……」

絵里「お、いいわね、じゃあ……」

36: 2015/09/07(月) 08:18:11.35 ID:3v6SKAVV.net
……………

~一時間後~

凛「いっちばーん!……あれ、絵里ちゃんと海未ちゃんだにゃ」

花陽「何してるのかな?」

海未「……今日はこれくらいにしましょう」

絵里「完成までもうすぐかしら?」

海未「そうですね、間もなく出来上がります……凛、花陽、お疲れ様です」

凛「お疲れ様ー!」

花陽「お疲れ様。海未ちゃん、何してたの?」

海未「ああ、それは……」

絵里「ふふっ、ひ・み・つ♡ね、海未?」

海未「え……あ、はい、内緒です」

凛「ずるいにゃー!」

花陽「あはは、まあまあ凛ちゃん……」

37: 2015/09/07(月) 13:31:07.43 ID:3v6SKAVV.net
絵里「さて、そろそろみんな来るし、準備だけしときましょうか」

海未「なら、いるメンバーでポジションの確認もしておきましょう」

真姫「あ、それならついでに曲のアレンジ部分についてだけど……」

……………

海未「……では明日はもう少しパートごとの振り付けの確認をしましょう」

穂乃果「よーし、にこちゃんパフェ食べに行こう!」

にこ「ちょっ、だから、ひっぱるなぁぁぁぁ!!」

海未「私も帰りますか、こと……」

ことり「あ、ことり今日もお母さんから用事頼まれてて……」

海未「そうですか、では……」

希「あ、うち今日はお母さん来るんやった」

絵里「あら、そうなの?」

希「うん、先帰っとるね~」

真姫「……凛、今日こそ」

凛「どっちが強いか決着にゃ!」

花陽「……というわけで私たちはこれで……」

海未「……二人で帰ります?」

絵里「……そうね」

39: 2015/09/07(月) 19:27:09.17 ID:ykGEBvM+.net
……………

~帰り道~

海未「……今日も、綺麗な夕焼けですね」

絵里「そうね」

海未「……」

絵里「……」

海未(会話が続きません……)

絵里「海未は、さ」

海未「?」

絵里「頑張り屋よね……」

海未「どうしてですか?」

絵里「や、私は挫折してそのまま諦めちゃったから、海未たちはすごいなって」

海未「それは、うちのリーダーのおかげでもありますよ?」

絵里「ふふっ、そうかもね」

海未「それに私だって挫折して諦めることもあります」

絵里「あら、例えば?」

海未「料理は苦手ではないですが……煮物だったり揚げ物は今だにうまく作れませんし……」

絵里「ぷっ、なにそれ」

40: 2015/09/07(月) 21:42:03.13 ID:ykGEBvM+.net
海未「笑わないでくださいっ!///」

絵里「だって海未が料理で挫折って……なんかおかしくて」

海未「……大小ありますが、そんなもんですよ」

絵里「そうかもしれないわね……私ももっと頑張らないと」

海未「絵里は十分頑張ってるじゃないですか」

絵里「まだまだよ、これからラブライブだってあるし、もっと上を目指さないと」

海未「上を目指す前に、まずは足元からきちんと固めないと行けませんよ?」

絵里「……そうね、元気でたかも。ありがと、海未」ニコッ

海未「……はい」

どくん

海未(ああ、そういうことなのですね……)

41: 2015/09/07(月) 21:49:54.52 ID:ykGEBvM+.net
今、ようやく分かりました……私は絵里に恋をしています

絵里「……海未?」

海未「いえ、なんでも」

絵里「……そう」

ずっと、絵里のことが好きだったんですね、私は……

絵里「明日もよろしくね、海未」

海未「はい、今日もありがとうございます」

でも……この気持ちをどうやって伝えればいいのでしょうか?

42: 2015/09/07(月) 21:51:43.26 ID:ykGEBvM+.net
今日はここまでにします

47: 2015/09/08(火) 08:16:22.81 ID:LQf4icv0.net
……………

海未(仮に私が絵里に、こ、こくはく……///したら、どうなるのでしょう?)

海未(笑って答えてくれるでしょうか、それとも軽蔑されてしまうでしょうか……)

海未(……眠れません)

…………

ことり「うわ、海未ちゃんどうしたのそのクマ」

海未「すみません、考え事をしていて……」

穂乃果「あんまり夜更かしするとダメだよ?」

海未「……わかってます」

ことり「……大丈夫?」

海未「はい、大丈夫です」

海未(……大丈夫なんでしょうか)

48: 2015/09/08(火) 09:26:06.84 ID:LQf4icv0.net
……………

海未「おっ……とと……」フラ

ことり「海未ちゃん、大丈夫!?」

穂乃果「やっぱり保健室行った方が良いんじゃ……」

海未「へ、平気です!」

ことり「でも……」

海未「私なら、大丈夫、ですか……ら?」

ぐら

海未(……あれ?)

ドサ

ことり「う、海未ちゃん!?海未ちゃん!!」

急いで保健室に……うみちゃ……しっか……

49: 2015/09/08(火) 09:42:45.58 ID:LQf4icv0.net
……………

じゃあ私はここにいるから、穂乃果たちは先生に連絡して授業戻って

ありがとう……じゃあまたあとでね、海未ちゃん

海未(ここは……そうか、私倒れて……)

全く……なに倒れてんのよ、バカ

海未(……この声は、まさか……)

海未「……絵里?」

絵里「あ、起きた……聞いたわよ、廊下で倒れたんだって?ビックリしてすぐ来ちゃった」

海未「すみません、迷惑をかけてしまい……」

絵里「迷惑はしてないけどすっごく心配してる」

海未「……すみません」

50: 2015/09/08(火) 09:53:38.39 ID:LQf4icv0.net
絵里「本当に……心配したんだから」

ぽた

海未「……泣いているのですか」

絵里「だって……海未が……」

海未「……子供みたいですよ、絵里」

絵里「……うるさい」

海未「……大丈夫です、寝てればなんとかなります」

絵里「もう、やめてね……こんなことになるの……本当に」

海未(……少し、あなたのせいでもあるのですが……)

海未「……分かりました」

51: 2015/09/08(火) 09:55:29.84 ID:LQf4icv0.net
絵里「じゃあ、私行くね」

海未(あ……)

海未「ま、待ってください!」がばっ

絵里「……?」

海未「えーと……その……後で、話す時間とか、くれますか……?///」

絵里「い、いいけど……?」

海未「……ありがとうございます」

海未(やっぱり、言わなきゃダメなんです……)

52: 2015/09/08(火) 09:59:43.27 ID:LQf4icv0.net
……………

~放課後~

絵里「……もう体調は大丈夫なの?」

海未「はい、もうすっかり元気です」

絵里「……良かった」

海未(やっぱり、好きです……)

絵里「それで、話って?」

海未「あ、はい……え、えーとですね……」

海未(な、なんて切り出せばいいんでしょう……好きです!……なんて穂乃果みたいにストレートに言えないですし……)

絵里「……どうしたの?」

海未「え、えーとですね……その……あの……」

絵里「……?」

海未「す、好きな人ができたんです!///」

……あれ?

53: 2015/09/08(火) 10:01:32.55 ID:LQf4icv0.net
海未「そ、それでですね!ちょっと協力してほしいというか!」

ち、違います!言いたいことはこんなことでは……

海未「私、恋愛とか苦手なので、先輩の絵里にいろいろアドバイスをいただきたいなと!」

止まってください……止まって……

海未「……ダメ、ですか?」

絵里「……少し、考えさせて」

海未「あ……」

やってしまいました……

54: 2015/09/08(火) 10:04:14.54 ID:LQf4icv0.net
…………

希「あれ、えりち……その顔どうしたん?」

絵里「……なんでもない」

希「でも……」

絵里「なんでもないって言ってるでしょ!?」

ビクッ

希「あ……」

絵里「あ、ご、ごめんなさい……私……」

希「ううん、ええよ……ごめんな、えりち」

絵里「……ちょっと一人にさせて」

希「ん……またね」

絵里「……私のバカ……」

55: 2015/09/08(火) 10:08:24.62 ID:LQf4icv0.net
……………

海未「はあ~……」ズーン

穂乃果「海未ちゃんがいつになく落ち込んでる……」

ことり「ど、どうしたの?」

海未「うわーん、やっぱり私は最低ですー!!」

穂乃果「海未ちゃんが壊れた!?」

ことり「よしよし、落ち着いて、海未ちゃん?」

海未「し、失礼しました……」

穂乃果「一体どうしたの?」

海未「実は……」

……………
………

海未「と、いうわけでして……」

ことり「海未ちゃん、それは……」

穂乃果「一番やっちゃダメなパターンだね」

海未「わかってます!私は最低なんですー!」

ことり「ちょっと穂乃果ちゃん!」

穂乃果「ごめんごめん……まずは絵里ちゃんに正直に謝って、改めて自分の気持ちを伝えないとね」

海未「はい……」

海未(絵里は、聞き入れてくれるでしょうか……)

56: 2015/09/08(火) 10:12:32.90 ID:LQf4icv0.net
……………

~部室~

海未「あ……」

絵里「……やっほ」

海未「お、お疲れ様です」

絵里「……」

海未(き、気まずい……でも、決めたんです!)

海未「あの……!」

絵里「昨日、考えたんだけどね」

海未「……へ?」

絵里「私、海未の恋を応援するわ」

海未「……はい?」

絵里「一晩考えて……友達の恋を応援して、幸せになってくれるのって、嬉しいじゃない?だから……応援」

海未(違うんです、本当は……!)

海未「あ、ありがとうございます……」

絵里「それで、海未のハートを射止めた相手って誰?……まさかμ'sの誰か?」

海未「ち、違いますよ!」

海未(嘘を、ついてしまいました……)

57: 2015/09/08(火) 10:17:26.39 ID:LQf4icv0.net
絵里「あら意外。ことりあたりかなーって思ってた」

海未「ことりはなんというか妹みたいな……ってそういう話では!」

絵里「あははっ、分かってるわよ……それで、相手の人ってどんな人がタイプなの?」

海未「……分からないので、絵里にアドバイスをもらおうかなと……絵里はどんな方がタイプなんです?」

海未(……また、嘘を)

絵里「私?……うーん、私は好きになった人がタイプなのかな」

海未「好きな人……」

絵里「多分みんなそうよ?外見とか中身とか、いろいろあるけど結局……好きになったらタイプとかどうでもいいもの」

海未「……そういうものですか」

海未(いや、そうかもしれません……私は絵里みたいな人が好きなのではなく、私が好きな人が絵里なのですから)

絵里「うん。海未は可愛いし、自信もって?」

ずき

海未「……ありがとうございます」

60: 2015/09/08(火) 19:15:38.52 ID:LQf4icv0.net
海未(その後も、絵里に嘘をついたまま、関係は続いていきました)

絵里「雑誌見てたんだけどね。海未だったらこれくらいの服が似合うんじゃない?」

海未「す、すこし露出が多くないですか?」

絵里「いいじゃない、可愛いんだし」

海未「は、はい……///」

ずき

……………

絵里「ねえ海未、恋占いだって、やってみる?」

海未「占いは……そうですね、やってみましょう」

ずきん

……………

海未(……このままでは、いけません……)

61: 2015/09/08(火) 19:19:02.30 ID:LQf4icv0.net
海未(私は何をやっているんですか……好きなのは絵里なんです、いもしない誰かでは……やはり、正直に話しましょう……)

海未「え、絵里!」

絵里「な……えっと、どうしたの?」

海未「そ、そのですね……あの……で、デート!……の約束が取れまして」

……また、やってしまいました

絵里「そ……そう!それは良かったわね、私も嬉しい!」

海未「はい、なので、その……予行演習を頼みたいのですが……」

また嘘を、ついてしまいました…

絵里「……私でいいならいいわよ」

ずきん

海未「……ありがとうございます、それでは日時は追って連絡します」

絵里「……ええ」

63: 2015/09/08(火) 22:07:16.95 ID:ebWSXFuV.net
……………

絵里「……はあ」

にこ「……大丈夫、あんた?」

絵里「にこ……?」

にこ「なんかひどい顔してるわよ」

絵里「……そんなに?」

にこ「にこだったら人に見せたくないわね」

絵里「……じゃあ、見ないで」

にこ「嫌よ。それにもう見たし」

絵里「……ねえ、にこ」

にこ「ん?」

絵里「……私、どうしたらいい?」

にこ「……何の話か分からないけど、あんたはあんたのやりたいこと、すればいいんじゃない?」

絵里「……希みたいなことを言うのね」

にこ「そんなの知らないわよ」

64: 2015/09/08(火) 22:08:46.24 ID:ebWSXFuV.net
絵里「でも、やりたいこと、ね……うん、分かった。ありがとう、にこ」

にこ「別ににこは何もしてないけど?……穂乃果待ってるし帰るわ」

絵里「……うん、ありがと」

にこ「……頑張んなさいよ」

絵里「……ええ」

65: 2015/09/08(火) 22:11:48.88 ID:ebWSXFuV.net
……………

海未「またやってしまいました……」

海未(でも、形は違うけど……絵里と、で、デート……ですか……///)

海未(不本意ながら少し嬉しい自分がいます……///)

海未(でも……このままでいいんでしょうか……?)

海未(嘘をついて、このままずっと?……無理ですね)

海未(やっぱり、正直に伝えた方が……でも)

こんな嘘ばかりついてる私に、絵里はなんて答えてくれるのでしょう?

68: 2015/09/09(水) 07:14:59.68 ID:LhBheooO.net
……………

~デート当日~

海未(そんなこんなでこの時がやってきました……)

海未(時間はまだ少しありますが……絵里はいつ来るんでしょう)そわそわ

絵里「海未おまたせ……って早いわね」

海未「ど、どうも……絵里だって早いじゃないですか」

絵里「ふふっ、それもそうね……その服、結局買ったんだ」

あなたが可愛いと言ったからですよ?

海未「す、少し気になりまして!」

絵里「いいじゃない、やっぱり似合ってる」

ずき

海未「ありがとうございます」

69: 2015/09/09(水) 07:24:58.93 ID:LhBheooO.net
絵里「さて、と……プランとか決めてる?」

海未「いえ、じつはそこまで……」

絵里「ダメよー、デートは計画的に進めないと」

海未「す、すみません……」

絵里「ふふっ、まあそんなこと言って私も全然決めてないんだけど」

海未「ええー……」

絵里「とりあえず、服でも見に行きましょう?」

海未「そ、そうですね!」

71: 2015/09/09(水) 07:30:46.53 ID:LhBheooO.net
……………

~ちょっとおしゃれな服屋~

絵里「ちょっと新しい服欲しかったのよね……海未ってこういうこと来る?」

海未「いえ、あまり……ことりや穂乃果についていくくらいですね」

絵里「じゃあお姉さんが海未に似合う服を選んであげましょう」

海未「……あまり露出高いのはダメですよ」

絵里「ふふ、分かってるわよ」

……………

~一時間後~

絵里「結構買ったわね」

海未「早速お金使いましたね……」

絵里「いいのよ、こういう時くらいしか使わないんだから……次はどうしよっか?」

ぐう~……

海未「あ……///」

絵里「あははっ、いい返事ね……ぷぷっ」

海未「わ、笑わないでください!」

絵里「ご、ごめん、むり……ふふふっ」

海未「もうっ!///」

72: 2015/09/09(水) 07:36:23.29 ID:LhBheooO.net
……………

~レストラン~

絵里「へー……ことりもおっちょこちょいなとこあるのね」

海未「穂乃果ほどではありませんけどね」

絵里「ふふっ、それは言えてる」

海未「絵里もたまにおっちょこちょいなところありますよね」

絵里「え、例えば?」

海未「前に希が言ってました思いっきり振ったコーラに気がつかないでそのまま開けて大惨事になったとか?」

絵里「あ、あれは希が……!」

海未「パンパンに膨らんでたのに気づかないで、結末に呆然としてたとか?」

絵里「……もうっ///」

海未「……ふふっ」

絵里「……鏡の前でこっそりポーズの練習してる人に言われたくない」

海未「なっ、何故それを!?///」

絵里「ちょっとねー、ふふ、海未も可愛いところあるじゃない」

海未「やめてください、違うんです!」

絵里「いいじゃない、向上心があって」

海未「……からかってますね?」

絵里「ばれた?」

海未「当然です!……ほら、お料理冷めますよ」

73: 2015/09/09(水) 07:38:51.13 ID:LhBheooO.net
……………

絵里「んーっ、美味しかったぁ」

海未「そこそこ安くて良かったです……参考にします」

絵里「私もこの前初めて知ったんだけどね、気に入ってくれたら何よりよ」

海未「次はどうしましょう?」

絵里「そうね、流れだと映画、カラオケ、またショッピングって手もあるけど……」

海未「あ、この前穂乃果たちが行ったアンティークショップ行ってみたいです」

絵里「ああ、にこの誕生日に行ったとこ?……いいわね、行きましょうか」

74: 2015/09/09(水) 07:43:11.07 ID:LhBheooO.net
……………

絵里「意外となんでもあるのね、ここ」

海未「このマグカップとか可愛いですね」

絵里「へー……ペアになってるのね」

海未「……こういうの買ったら喜んでくれるでしょうか」

絵里「わかんないけど……海未の買ったものならなんでも喜んでくれるわよ」

ずき

海未「……そうですか」

絵里「ええ、きっとね」

海未「……ありがとうございます」

絵里「あ、あそこのコーナー動物特集ですって!」

海未「ちょっと行ってみましょう!」

……………
………

75: 2015/09/09(水) 07:46:16.07 ID:LhBheooO.net
……………

絵里「結局どれも目移りして買えなかったわね……」

海未「品揃えの多さにただただ驚くばかりでした……」

絵里「でも、これで当日はバッチリね」

ずき

海未「……はい、ありがとうございます」

絵里「さーて、いい時間だったしそろそろお開き?」

海未「……いや、最後に行きたいところがあるんです」

絵里「分かった、行きましょう」

嫌われても、やっぱり今のままなんて私は嫌です……

76: 2015/09/09(水) 07:48:50.50 ID:LhBheooO.net
仕事で抜けます
夜には再開します、多分

80: 2015/09/09(水) 23:16:09.02 ID:LhBheooO.net
……………

~丘~

絵里「んーっ、いい眺めねー!」

海未「この前ふと見つけて、結構人も少なくていいなって思ったんです」

絵里「結構街も見渡せていいわね」

海未「絵里もそう思います?」

絵里「うん……あ、もしかしてここで告白するつもり?」

海未「それなんですが……その……」

絵里「ん?」

海未「すみませんでしたっ!」

絵里「……え?」

81: 2015/09/09(水) 23:18:11.48 ID:LhBheooO.net
海未「絵里にずっと言えなくて、言いたくて……今言いますすみません!!」

絵里「な、なに?何の話?」

海未「いままで、ずっと嘘をついていました……」

絵里「嘘?」

海未「私……本当は好きな人、いないんです」

絵里「……え?」

海未「嘘だったんです、本当は違うのに……嘘をついていました!」

絵里「ど、どういうこと?」

82: 2015/09/09(水) 23:21:19.43 ID:LhBheooO.net
海未「本当は、別に誰か好きな人なんて……いないんです」

絵里「じゃ、じゃあ今までも……このデートの予行演習も?」

海未「……そうなんです」

絵里「……なんのため?なんで、嘘なん…ついたの?」

海未「……それは」

絵里「……」

今度こそ、間違えません

しっかりと、気持ちを乗せて、自分の言葉で

海未「絵里のことが、す、すすすすすす好きだからです!/////」

絵里「……え?」

84: 2015/09/09(水) 23:27:25.20 ID:LhBheooO.net
海未「わ、私は!絵里が好きなんです!貴女のことを思うと顔が熱くなって、目を合わせようとするだけで胸が高鳴って収まってくれないんです…………」

海未「そんな貴女が、ずっと一緒に、私の隣にいてくれたらって、そう思ってるんです……///」

絵里「……」

海未「身勝手なのは分かっています、嘘をついたことも謝ります、だから……せめて、せめて嫌いにならないで下さい……」ポロポロ

絵里「……」

海未「だ、ダメです、か……?」

絵里「ちょっと、手貸して?」

海未「は、はい……」

ぴと

海未「な、なっ!?///」

絵里「分かる?私の心臓の音……すっッごく、ドキドキしてるのよ」

海未「え?」

85: 2015/09/09(水) 23:34:18.72 ID:LhBheooO.net
絵里「馬鹿だと思わない?応援する、なんて言って……結局、自分の気持ちに逆らえなかった。今日だって隣にいてくれるだけで顔から火が出そうで、胸が苦しかったの」

絵里「あの時好きな人がいるって聞かされて、本当はすごく悲しかった。ああ、私じゃないんだなって、思ったら……涙が止まらなくて、結局希にもにこにも心配されちゃった」

海未「その……えーと……?」

絵里「泣いて喚いてあたり散らして、その結果これよ?……どう責任とってくれるのよ本当」

海未「あ、あの……すみません」

絵里「いいの……今は、むしろすごく嬉しい。海未の本当の気持ちが分かって、好きな人が私を好きで……今度は嬉しくて涙が出ちゃいそうなの……」

海未「そ、それって」

絵里「こんな私だけど、貴女の思ってるより全然かっこよくないけど……一緒に、いて、くれる……?///」

海未「……精一杯告白したのに、なんか逆に告白されちゃいましたね」

絵里「……ふふっ、そうね」

海未「私の方こそ、よろしくお願いします……///」

87: 2015/09/10(木) 07:41:40.71 ID:wbsiR13C.net
……………

絵里「……やだ、海未の手すっごく汗ばんでる」

海未「き、緊張してるからです!///それに絵里だって顔真っ赤ですよ?」

絵里「……うるさい」

海未「ふふっ」

絵里「どうしたの?」

海未「いえ、可愛いところもあるなぁって」

絵里「……ばか」

海未「そういうのって、これから知っていけばいいんですよね……私の知らない絵里と、絵里の知らない私を」

絵里「……そうね」

海未「不束者ですが、これからもよろしくお願いします……///」

絵里「私の方こそ、よろしくね」

88: 2015/09/10(木) 07:51:25.55 ID:wbsiR13C.net
隣にいてくれることがこんなに嬉しくて

こっちを向いて笑ってくれることが信じられない位幸せで


絵里「とりあえず……明日なんて言おうかしら」

海未「変に報告って感じでもないですからね」

絵里「まあ、さらっと?にこたちみたいにからかわれるのも嫌だし」

海未「貴女が率先してやってたじゃないですか」

絵里「ふふっ、そうだったわね」


前は聞こえて欲しくなかった胸の鼓動が、今は貴女に届いてくれたらなって、そう思います


海未「……絵里は、幸せですか?」

絵里「聞く必要ある?それ」

海未「なんとなく、聞いてみたかっただけですよ」

絵里「多分、海未と同じ」

海未「……はい、知ってました」

絵里「知ってるなら聞かないでよ……これからもよろしくね?」

海未「はい、よろしくお願いします」


この幸せが、いつまでも続けばいいなって、握った手の暖かさに誓ったのでした

89: 2015/09/10(木) 07:52:15.83 ID:wbsiR13C.net
おしまい

ちょっとは初恋ネタっぽく書けたかな?

90: 2015/09/10(木) 08:01:12.87 ID:vG+duonf.net
おつ!
こういうの好き

引用元: 海未「この思いの行方は」