253: ◆m9tEpcJqyE 2014/09/18(木) 20:19:38.69 ID:V/97aNYfO
前回はこちら
《大本営》工廠裏
漣「さーて、誰に断ってご主人様を名前で呼んでるのか、ちゃきちゃき吐いてくれませんかねぇ?」
曙「そうよ、今なら痛い目を見ずに済むわ」
比叡「だ、誰に断ってと言われても……っていうか、本当に工廠裏に連れてこられてる!?」(ヒエーッ
朧「落ち着きなって、漣、曙」
潮「そ、そうだよ漣ちゃん。曙ちゃんも、金剛さんの妹さんに酷いこと言っちゃダメだよ……」
漣「しかしですねー」
曙「だ、だって、気になるじゃない。クソ提督のこと名前呼びした上に『兄様』とか……」
潮「そ、それはそうだけどぉ」
朧「だからって脅すのはなし。どう考えても提督の知り合いなのに……怒られてもいいの?」
漣「ぐむ」
曙「う……」
朧「比叡さん、だっけ?ウチの子たちがゴメン。どっちも提督が絡むと、少し熱くなっちゃうから」
比叡「ア、アハハ、気にしてないから平気です!……駆逐艦の艦娘になす術なく、ここまで引っ張ってこられたのは、戦艦の艦娘としてどーかと思うけど」
朧「漣はウチの提督の右腕だからね、仕方ない」
朧「(とりあえず話に乗っておだてて、おだてて)」(目配せ
比叡「えっと……さ、さすが兄様が信頼を置く艦娘、レベルが違いますね!」
漣「え、えー、そんなご主人様の右腕だなんて~。他の人よりちょーっと漣の着任が早かっただけで、そうじゃなかったら神通さんとか、他の人がそうなってた可能性大ですよ~、ハイ」(テレテレ
比叡「(ホッ、なんとか助かったっぽい)」
朧「ひとまず漣たちも落ち着いたことだし、怖い目にあわせてお詫びも兼ねて、どこかでお茶でもどう?」
朧「私も、比叡さんが提督とどういう仲なのか聞きたい、っていうのもあるし」
比叡「いいですよ。あ、でもその代わりに金剛姉様の様子も聞かせてくださいね!」
朧「うん、了解」
漣「……いつの間にか朧に仕切られてる」
曙「なんか釈然としないわ」
潮「(朧ちゃんが一緒でよかったよぉ……)」
《大本営敷地内カフェ》
朧「それじゃ、比叡さんがどういう経緯で提督を『兄様』って呼ぶようになったのか……聞かせてほしい」(ワックワク
漣「(そういえば朧って……)」
潮「(青葉さんの作ってる鎮守府通信……)」
曙「(毎号、楽しみにしてたわね……)」
比叡「そうですね……私と兄様が初めて出会ったのは数年前。まだ兄様と金剛姉様が軍学校に通われてた時でした……」
漣「さーて、誰に断ってご主人様を名前で呼んでるのか、ちゃきちゃき吐いてくれませんかねぇ?」
曙「そうよ、今なら痛い目を見ずに済むわ」
比叡「だ、誰に断ってと言われても……っていうか、本当に工廠裏に連れてこられてる!?」(ヒエーッ
朧「落ち着きなって、漣、曙」
潮「そ、そうだよ漣ちゃん。曙ちゃんも、金剛さんの妹さんに酷いこと言っちゃダメだよ……」
漣「しかしですねー」
曙「だ、だって、気になるじゃない。クソ提督のこと名前呼びした上に『兄様』とか……」
潮「そ、それはそうだけどぉ」
朧「だからって脅すのはなし。どう考えても提督の知り合いなのに……怒られてもいいの?」
漣「ぐむ」
曙「う……」
朧「比叡さん、だっけ?ウチの子たちがゴメン。どっちも提督が絡むと、少し熱くなっちゃうから」
比叡「ア、アハハ、気にしてないから平気です!……駆逐艦の艦娘になす術なく、ここまで引っ張ってこられたのは、戦艦の艦娘としてどーかと思うけど」
朧「漣はウチの提督の右腕だからね、仕方ない」
朧「(とりあえず話に乗っておだてて、おだてて)」(目配せ
比叡「えっと……さ、さすが兄様が信頼を置く艦娘、レベルが違いますね!」
漣「え、えー、そんなご主人様の右腕だなんて~。他の人よりちょーっと漣の着任が早かっただけで、そうじゃなかったら神通さんとか、他の人がそうなってた可能性大ですよ~、ハイ」(テレテレ
比叡「(ホッ、なんとか助かったっぽい)」
朧「ひとまず漣たちも落ち着いたことだし、怖い目にあわせてお詫びも兼ねて、どこかでお茶でもどう?」
朧「私も、比叡さんが提督とどういう仲なのか聞きたい、っていうのもあるし」
比叡「いいですよ。あ、でもその代わりに金剛姉様の様子も聞かせてくださいね!」
朧「うん、了解」
漣「……いつの間にか朧に仕切られてる」
曙「なんか釈然としないわ」
潮「(朧ちゃんが一緒でよかったよぉ……)」
《大本営敷地内カフェ》
朧「それじゃ、比叡さんがどういう経緯で提督を『兄様』って呼ぶようになったのか……聞かせてほしい」(ワックワク
漣「(そういえば朧って……)」
潮「(青葉さんの作ってる鎮守府通信……)」
曙「(毎号、楽しみにしてたわね……)」
比叡「そうですね……私と兄様が初めて出会ったのは数年前。まだ兄様と金剛姉様が軍学校に通われてた時でした……」
254: 2014/09/18(木) 20:20:39.68 ID:V/97aNYfO
(数年前)
英国《軍学校男子寮》・提督の部屋
比叡「……ここがあの男の部屋ね」
比叡「(久しぶりに金剛姉様を訪ねて英国に来てみれば、日本人であることを利用して金剛姉様に近づく男の影)」
比叡「きっと、遠い外国に一人で寂しいんだ、とかなんとか言って金剛姉様の優しさに甘えたりしてるのよ。なんて羨ま…許せない!」
比叡「可憐で人を疑うことを知らない純真無垢な金剛姉様の近くに、そんな卑怯な男を置いておくわけにはいかない……」
比叡「戦艦……キック!!」
ドア<アイェェェェッ!?
比叡「覚悟しなさいっ、卑怯者!金剛姉様に代わって天誅ぅ!!…………って、あれれ?」(ドカドカッ
提督の部屋<中に誰もいませんよ…
比叡「……おっかしいなー、この時間なら間違いなく部屋で勉強してるって金剛姉様が」(キョロキョロ
比叡「むー、どこかに買い物に行ったのかしら?……しょうがない、出直そう」
<あ、金剛姉様にこれ置いてきて、って頼まれてたんだ。机の上に置いとこ
<お邪魔しましたー!(スタスタスタ
(天井の隅)
???「…………いったか」
スタッ
提督「い、いったい何だったのだ……。金剛を姉様と呼んでいたから、おそらく彼女の妹なのだろうが」
提督「ああ……また部屋の扉が。金剛といい、先程の彼女といい、戦艦の艦娘にはノックするという発想がないのか」(キリキリ
提督「……無論、ノックをされたら居留守を使わせてもらうがな」(キリッ
提督「そういえば出ていく時、机になにか置いていったようだが……」(おそるおそる
紙匣<嗚呼……中にみつしりと詰まっている
提督「……ケーキか。む、メモ紙が」
メモ紙<引き込もって勉強ばかりしてないで、外にでなさいよ。明後日、私、暇だから。遊びに行くわよ!
提督「見なかったことにしよう」
提督「…………一応、差し入れの礼だけはしなければな」(モシャモシャ
英国《軍学校男子寮》・提督の部屋
比叡「……ここがあの男の部屋ね」
比叡「(久しぶりに金剛姉様を訪ねて英国に来てみれば、日本人であることを利用して金剛姉様に近づく男の影)」
比叡「きっと、遠い外国に一人で寂しいんだ、とかなんとか言って金剛姉様の優しさに甘えたりしてるのよ。なんて羨ま…許せない!」
比叡「可憐で人を疑うことを知らない純真無垢な金剛姉様の近くに、そんな卑怯な男を置いておくわけにはいかない……」
比叡「戦艦……キック!!」
ドア<アイェェェェッ!?
比叡「覚悟しなさいっ、卑怯者!金剛姉様に代わって天誅ぅ!!…………って、あれれ?」(ドカドカッ
提督の部屋<中に誰もいませんよ…
比叡「……おっかしいなー、この時間なら間違いなく部屋で勉強してるって金剛姉様が」(キョロキョロ
比叡「むー、どこかに買い物に行ったのかしら?……しょうがない、出直そう」
<あ、金剛姉様にこれ置いてきて、って頼まれてたんだ。机の上に置いとこ
<お邪魔しましたー!(スタスタスタ
(天井の隅)
???「…………いったか」
スタッ
提督「い、いったい何だったのだ……。金剛を姉様と呼んでいたから、おそらく彼女の妹なのだろうが」
提督「ああ……また部屋の扉が。金剛といい、先程の彼女といい、戦艦の艦娘にはノックするという発想がないのか」(キリキリ
提督「……無論、ノックをされたら居留守を使わせてもらうがな」(キリッ
提督「そういえば出ていく時、机になにか置いていったようだが……」(おそるおそる
紙匣<嗚呼……中にみつしりと詰まっている
提督「……ケーキか。む、メモ紙が」
メモ紙<引き込もって勉強ばかりしてないで、外にでなさいよ。明後日、私、暇だから。遊びに行くわよ!
提督「見なかったことにしよう」
提督「…………一応、差し入れの礼だけはしなければな」(モシャモシャ
273: 2014/09/20(土) 23:21:29.77 ID:SqXGFtZSO
(英国)
《カフェ》
比叡「う~、金剛お姉様はその男に騙されているんですって!」
金剛「だーかーらー、アイツがそんな真似するわけないでしょ」(呆れ
比叡「だって、だって! 姉様の学校の成績が落ちたのも、いままでしたこともなかった料理の練習して怪我したのも、全部アイツが来たせいなんですよね!?」
金剛「ちょっ、ひ、比叡! シーッ! シーッ!?」(マフィン突っ込み
比叡「ンガグッグ!?」
金剛「成績は下がったんじゃなくて追い抜かされただけヨ! りょ、料理は……料理は……その、淑女の嗜みというか……なんていうか、そういう理由で……」(ゴニョゴニョ
比叡「(カワイイ)」(モゴモゴ
比叡「ング……で、でも、お嬢様である金剛姉様がそんなことする必要ないじゃないですか」
金剛「それを言ったら比叡、アナタもそうデショウ? だいたい、榛名と霧島は普通に家事の手伝いしてるじゃない。今時、家事の1つもできないなんて、それこそ淑女として失格デス」
比叡「ご安心ください、比叡は家事できませんから!」
金剛「何に安心すればいいのかわからないわ……」
金剛「というか、比叡?私が誰を…………だ、誰と友達になってもアナタには関係ないでしょう?」
比叡「そんなことありません!敬愛すべき姉様がどこの馬の骨とも知れない男に純潔を散らされるなんて、この比叡、我慢できません!」
金剛「じゅっ!?だ、だから比叡、さっきから声が大きい!」(真っ赤
比叡「(カワイイ)」
金剛「まったく、この子は。いつまで経っても姉離れできないのネ」
金剛「(どうしたものかしら……休みを利用して妹たちが遊びに来たから、アイツを紹介しようって考えてたのに)」
金剛「(比叡がこんな調子じゃ、出会い頭に罵倒されてアイツが倒れちゃうだろうし……)」
金剛「ふぅん…………そうだ、いいこと思いついたネー」
比叡「?」
<比叡!アナタ、明日からしばらく……
<え……えぇぇぇ??嫌です、なんで私がそんなこと……!
<姉命令ヨ!聞かなかったら、今日一緒にお風呂、入ってあげないんダカラ!
<うぅぅ……わかった、やりますぅ!やればいいんですよね!
《軍学校》図書室
提督「……!?」(ゾワッ
オネエ提督「あら、どしたの警戒体制入っちゃって」
提督「い、いや……何やらよからぬ計画が……」
オネエ提督「……提督ちゃん、アナタ疲れてるのよ」
提督「う、うむ、そうもしれん」
《カフェ》
比叡「う~、金剛お姉様はその男に騙されているんですって!」
金剛「だーかーらー、アイツがそんな真似するわけないでしょ」(呆れ
比叡「だって、だって! 姉様の学校の成績が落ちたのも、いままでしたこともなかった料理の練習して怪我したのも、全部アイツが来たせいなんですよね!?」
金剛「ちょっ、ひ、比叡! シーッ! シーッ!?」(マフィン突っ込み
比叡「ンガグッグ!?」
金剛「成績は下がったんじゃなくて追い抜かされただけヨ! りょ、料理は……料理は……その、淑女の嗜みというか……なんていうか、そういう理由で……」(ゴニョゴニョ
比叡「(カワイイ)」(モゴモゴ
比叡「ング……で、でも、お嬢様である金剛姉様がそんなことする必要ないじゃないですか」
金剛「それを言ったら比叡、アナタもそうデショウ? だいたい、榛名と霧島は普通に家事の手伝いしてるじゃない。今時、家事の1つもできないなんて、それこそ淑女として失格デス」
比叡「ご安心ください、比叡は家事できませんから!」
金剛「何に安心すればいいのかわからないわ……」
金剛「というか、比叡?私が誰を…………だ、誰と友達になってもアナタには関係ないでしょう?」
比叡「そんなことありません!敬愛すべき姉様がどこの馬の骨とも知れない男に純潔を散らされるなんて、この比叡、我慢できません!」
金剛「じゅっ!?だ、だから比叡、さっきから声が大きい!」(真っ赤
比叡「(カワイイ)」
金剛「まったく、この子は。いつまで経っても姉離れできないのネ」
金剛「(どうしたものかしら……休みを利用して妹たちが遊びに来たから、アイツを紹介しようって考えてたのに)」
金剛「(比叡がこんな調子じゃ、出会い頭に罵倒されてアイツが倒れちゃうだろうし……)」
金剛「ふぅん…………そうだ、いいこと思いついたネー」
比叡「?」
<比叡!アナタ、明日からしばらく……
<え……えぇぇぇ??嫌です、なんで私がそんなこと……!
<姉命令ヨ!聞かなかったら、今日一緒にお風呂、入ってあげないんダカラ!
<うぅぅ……わかった、やりますぅ!やればいいんですよね!
《軍学校》図書室
提督「……!?」(ゾワッ
オネエ提督「あら、どしたの警戒体制入っちゃって」
提督「い、いや……何やらよからぬ計画が……」
オネエ提督「……提督ちゃん、アナタ疲れてるのよ」
提督「う、うむ、そうもしれん」
274: 2014/09/20(土) 23:22:10.10 ID:SqXGFtZSO
《軍学校男子寮》前路地
金剛『アイツが信用できない?逆に考えればいいのよ。信用できるかどうか調べればいいって』(ウインク
金剛『あ、あとついでなんだけど、アイツの写真撮ってきて。なんでって、一人の時になにしてるのか興味あるだけよ……ホ、ホントだから!』
比叡「うー……そう言ってもお姉様……あの人、滅っっっっっ多に外に出てこないんですけど」
比叡「今日で調査1週間……毎日、朝早くに学校に向かって図書室で自習。休み時間はずっと机に突っ伏して寝てるし……」
比叡「金剛お姉様が会いに来てくれてるのに、顔も上げないって何様のつもりよっ!姉様は姉様で、なんか楽しそうにしちゃってさ、もう!」(プンスカ
比叡「学校が終わったら、また図書室で自習。寮に戻っても自習。休日も買い物にも行かず、部屋で自習……真面目か!」
比叡「うぅぅぅっ、たまには勉強以外のことしに外出てこーい!」
《軍学校男子寮》提督の部屋
<出てこーい!
提督「う、うぅ、先日からずっと金剛の妹につけ回されているのだが、な、何故だ」(キリキリ
提督「普段通りにしていればいいと金剛は言っていたが……そ、そもそもの原因は彼女にある気がするぞ」
提督「……とりあえず、極力外に出ないようにして、いつも通り勉強しておこう」(カリカリカリカリ
金剛『アイツが信用できない?逆に考えればいいのよ。信用できるかどうか調べればいいって』(ウインク
金剛『あ、あとついでなんだけど、アイツの写真撮ってきて。なんでって、一人の時になにしてるのか興味あるだけよ……ホ、ホントだから!』
比叡「うー……そう言ってもお姉様……あの人、滅っっっっっ多に外に出てこないんですけど」
比叡「今日で調査1週間……毎日、朝早くに学校に向かって図書室で自習。休み時間はずっと机に突っ伏して寝てるし……」
比叡「金剛お姉様が会いに来てくれてるのに、顔も上げないって何様のつもりよっ!姉様は姉様で、なんか楽しそうにしちゃってさ、もう!」(プンスカ
比叡「学校が終わったら、また図書室で自習。寮に戻っても自習。休日も買い物にも行かず、部屋で自習……真面目か!」
比叡「うぅぅぅっ、たまには勉強以外のことしに外出てこーい!」
《軍学校男子寮》提督の部屋
<出てこーい!
提督「う、うぅ、先日からずっと金剛の妹につけ回されているのだが、な、何故だ」(キリキリ
提督「普段通りにしていればいいと金剛は言っていたが……そ、そもそもの原因は彼女にある気がするぞ」
提督「……とりあえず、極力外に出ないようにして、いつも通り勉強しておこう」(カリカリカリカリ
285: 2014/09/23(火) 11:49:43.03 ID:lwFrBTyLO
《大本営》カフェ
比叡「…………とまあ、当初は好感度最悪で、なんか目の敵にしてました」
漣「ご主人様ェ」
潮「提督、い、今とやってることあんまり変わってないね」
朧「勉強が仕事になったぐらいだね」
曙「朝から晩まで勉強とか、とんだ灰色の青春ね!」
比叡「アハハ、兄様的には充実した日々だったらしいですけど……。勉強してれば人とコミュニケーション取る時間を減らせる、って」
漣「ダ、ダメ人間の発想すぐる」
朧「勤勉なのが数少ない救いだね」
比叡「まあ、兄様ですから」
朧「……それで、話の続きなんだけど。そこまで嫌ってた提督を、どうして兄様なんて呼ぶように?」
潮「な、なにかきっかけがあったんですか……?」
比叡「う~ん、実を言うときっかけなんて言うほど大きな出来事はなかったんですよね。ただ……」
第七駆逐隊「「ただ?」」
(数年前)英国
《お高いホテル》
比叡「うぅぅーああぁぁぁー、もー!」
霧島「ちょっと、うるさいですよ比叡姉さん」
比叡「だって~、金剛姉様に言われてあの人に張り付いてるんだけど、ほとんど毎日、朝から晩まで勉強ばっかりなんだもん~」
霧島「それは学生としてのあるべき姿じゃないですか?」
比叡「それにしたって限度があるでしょ。クラスメートとか金剛姉様に遊びに行こうって誘われてるのに、全部拒否してるし」
比叡「一回、金剛姉様が強硬手段に出た時なんて窓から飛び降りて逃げたんだよ? 自由への飛翔! って感じで。あり得なくない?」
霧島「(強硬手段って何したんでしょうか……)」
霧島「まあいいか。比叡姉さん? 話を盛るにしても限度を弁えてくださいね」
比叡「盛ってないよー、ホントに窓から逃げたんだってー!」(プンスカ
霧島「ハイハイ。まったく、榛名にも言われたと思いますが、比叡姉さんは何が気に入らないんですか。金剛姉様にだって友人を選ぶ権利はあるんですよ?」
比叡「それはわかってるけど……やっぱり、金剛お姉様と付き合うなら金剛お姉様に釣り合う立派な人でなきゃ!」
霧島「立派って……具体的にどんな?」
比叡「え、ええっと、こ、高学歴高収入!」
霧島「……軍学校で金剛姉様を押さえて首席になってる時点で、将来は軍の幹部確定してるようなものですね」
比叡「い、家柄もよくてー」
霧島「金剛姉様に聞いた話ですが、現在の『艦娘』の地位向上に大いに関わったお家らしいですよ?」
霧島「あ、あと軍人と機械関係で才覚を発揮する方が多い血筋だとも」
比叡「……お、男の人はやっぱり優しくなきゃ」
霧島「ガラッと主張を変えてきましたね……ええっと」(ガサゴソ
比叡「?」
比叡「…………とまあ、当初は好感度最悪で、なんか目の敵にしてました」
漣「ご主人様ェ」
潮「提督、い、今とやってることあんまり変わってないね」
朧「勉強が仕事になったぐらいだね」
曙「朝から晩まで勉強とか、とんだ灰色の青春ね!」
比叡「アハハ、兄様的には充実した日々だったらしいですけど……。勉強してれば人とコミュニケーション取る時間を減らせる、って」
漣「ダ、ダメ人間の発想すぐる」
朧「勤勉なのが数少ない救いだね」
比叡「まあ、兄様ですから」
朧「……それで、話の続きなんだけど。そこまで嫌ってた提督を、どうして兄様なんて呼ぶように?」
潮「な、なにかきっかけがあったんですか……?」
比叡「う~ん、実を言うときっかけなんて言うほど大きな出来事はなかったんですよね。ただ……」
第七駆逐隊「「ただ?」」
(数年前)英国
《お高いホテル》
比叡「うぅぅーああぁぁぁー、もー!」
霧島「ちょっと、うるさいですよ比叡姉さん」
比叡「だって~、金剛姉様に言われてあの人に張り付いてるんだけど、ほとんど毎日、朝から晩まで勉強ばっかりなんだもん~」
霧島「それは学生としてのあるべき姿じゃないですか?」
比叡「それにしたって限度があるでしょ。クラスメートとか金剛姉様に遊びに行こうって誘われてるのに、全部拒否してるし」
比叡「一回、金剛姉様が強硬手段に出た時なんて窓から飛び降りて逃げたんだよ? 自由への飛翔! って感じで。あり得なくない?」
霧島「(強硬手段って何したんでしょうか……)」
霧島「まあいいか。比叡姉さん? 話を盛るにしても限度を弁えてくださいね」
比叡「盛ってないよー、ホントに窓から逃げたんだってー!」(プンスカ
霧島「ハイハイ。まったく、榛名にも言われたと思いますが、比叡姉さんは何が気に入らないんですか。金剛姉様にだって友人を選ぶ権利はあるんですよ?」
比叡「それはわかってるけど……やっぱり、金剛お姉様と付き合うなら金剛お姉様に釣り合う立派な人でなきゃ!」
霧島「立派って……具体的にどんな?」
比叡「え、ええっと、こ、高学歴高収入!」
霧島「……軍学校で金剛姉様を押さえて首席になってる時点で、将来は軍の幹部確定してるようなものですね」
比叡「い、家柄もよくてー」
霧島「金剛姉様に聞いた話ですが、現在の『艦娘』の地位向上に大いに関わったお家らしいですよ?」
霧島「あ、あと軍人と機械関係で才覚を発揮する方が多い血筋だとも」
比叡「……お、男の人はやっぱり優しくなきゃ」
霧島「ガラッと主張を変えてきましたね……ええっと」(ガサゴソ
比叡「?」
286: 2014/09/23(火) 11:50:39.80 ID:lwFrBTyLO
霧島「ああ、あった。コレ、明日、金剛姉様に渡す写真ですけど」
比叡「ああ、1回、霧島に張り込み代わってもらった時の………………!?」(息を呑む
《笑顔(蒼白)で幼児と手を繋ぐ提督の図》
霧島「軍学校のボランティアで身寄りのない子供たちのいる施設訪問を行ったのですが」
霧島「……無理が祟って、施設から軍学校への帰り道はご友人たちに担がれていました」
霧島「ちなみに、帰る間際、何人かの子供にまた来てねと、指切りさせられていましたね」
霧島「表情こそ固いものの、全体的に優しくてあたたかな雰囲気を持っていらっしゃるからでしょうか?施設で子供たちと触れあう姿はまるで本当の親子のようでしたよ」
比叡「……ぃ、いざって時に女性を守れる腕っぷしの強さも大切じゃないかなー、なんて」(震え声
霧島「比叡姉さん、そろそろいい加減にしないとマイクチェック…………?」
<ガチャ
榛名「榛名、ただいま戻りました……」(ショボリ
霧島「あら、お帰りなさい榛名。買い物に出掛けてたにしては遅かったですね」
比叡「もしかして道に迷ってたの?」
榛名「はい、恥ずかしながら……。それで、知っている道を探してウロウロしていたのですが、榛名、少し怖い男の方たちに囲まれてしまって……」
霧島「なんですって!?」
比叡「ちょっ!?大丈夫だったの!?へ、変なことされてない!?」
榛名「……正直、危ないところだったのですが、路地裏に連れていかれたところで親切な男性に助けていただいて」
比叡「ホッ、なんだよかった」
霧島「ただでさえ榛名はちょっかいをかけられやすい容姿をしているのだから、もう少し警戒心を持ってほしいですね」
霧島「それはさて置き、榛名を助けてくださった男性は?できれば私からもお礼を言っておきたいのですけど」
榛名「それが、ホテルの前まではご一緒してたのですが……」
榛名「お礼と怪我の手当てをしたいので部屋に来てくださるようお願いしたら、『やめてください氏んでしまいます』と全力で断られてしまって……」
霧島「んん?」
霧島「……榛名、もしかしてですけどその方、私たちと同じ日本人だったりしませんでしたか?」
榛名「え?ええ、出身は日本だと仰っておられました」
霧島「あと、絶対にこっちと目を合わせない感じだったり?」
榛名「はい、その通りです。できればちゃんとお顔を拝見したかったのですが……残念です」
霧島「ちなみに名前は……」
榛名「―――――様です。男らしくて立派なお名前ですね!」
榛名「凄かったんですよ、最初は知り合いの妹だから、と話し合いで済まそうとされていたのですが、どうしても帰してくれなくて、最後は向こうが手を出してきて……」
榛名「『……こうなってはやむを得ん(迫真の声真似)』と、自分より大きな外国人をポイポイッと手鞠のように投げ飛ばして!榛名、感激しちゃいました!」(ブンバタブン
霧島「わかったから少し落ち着いて!」
比叡「……」
霧島「……思い切り腕っぷしも立つみたいですけど、これでもまだ足りないんですか?」
<ウワァァァァァンッ! とんだ優良物件じゃないですかヤダー!!
<やれやれ……結局、金剛お姉様が盗られるみたいで嫌なだけなんですね
比叡「ああ、1回、霧島に張り込み代わってもらった時の………………!?」(息を呑む
《笑顔(蒼白)で幼児と手を繋ぐ提督の図》
霧島「軍学校のボランティアで身寄りのない子供たちのいる施設訪問を行ったのですが」
霧島「……無理が祟って、施設から軍学校への帰り道はご友人たちに担がれていました」
霧島「ちなみに、帰る間際、何人かの子供にまた来てねと、指切りさせられていましたね」
霧島「表情こそ固いものの、全体的に優しくてあたたかな雰囲気を持っていらっしゃるからでしょうか?施設で子供たちと触れあう姿はまるで本当の親子のようでしたよ」
比叡「……ぃ、いざって時に女性を守れる腕っぷしの強さも大切じゃないかなー、なんて」(震え声
霧島「比叡姉さん、そろそろいい加減にしないとマイクチェック…………?」
<ガチャ
榛名「榛名、ただいま戻りました……」(ショボリ
霧島「あら、お帰りなさい榛名。買い物に出掛けてたにしては遅かったですね」
比叡「もしかして道に迷ってたの?」
榛名「はい、恥ずかしながら……。それで、知っている道を探してウロウロしていたのですが、榛名、少し怖い男の方たちに囲まれてしまって……」
霧島「なんですって!?」
比叡「ちょっ!?大丈夫だったの!?へ、変なことされてない!?」
榛名「……正直、危ないところだったのですが、路地裏に連れていかれたところで親切な男性に助けていただいて」
比叡「ホッ、なんだよかった」
霧島「ただでさえ榛名はちょっかいをかけられやすい容姿をしているのだから、もう少し警戒心を持ってほしいですね」
霧島「それはさて置き、榛名を助けてくださった男性は?できれば私からもお礼を言っておきたいのですけど」
榛名「それが、ホテルの前まではご一緒してたのですが……」
榛名「お礼と怪我の手当てをしたいので部屋に来てくださるようお願いしたら、『やめてください氏んでしまいます』と全力で断られてしまって……」
霧島「んん?」
霧島「……榛名、もしかしてですけどその方、私たちと同じ日本人だったりしませんでしたか?」
榛名「え?ええ、出身は日本だと仰っておられました」
霧島「あと、絶対にこっちと目を合わせない感じだったり?」
榛名「はい、その通りです。できればちゃんとお顔を拝見したかったのですが……残念です」
霧島「ちなみに名前は……」
榛名「―――――様です。男らしくて立派なお名前ですね!」
榛名「凄かったんですよ、最初は知り合いの妹だから、と話し合いで済まそうとされていたのですが、どうしても帰してくれなくて、最後は向こうが手を出してきて……」
榛名「『……こうなってはやむを得ん(迫真の声真似)』と、自分より大きな外国人をポイポイッと手鞠のように投げ飛ばして!榛名、感激しちゃいました!」(ブンバタブン
霧島「わかったから少し落ち着いて!」
比叡「……」
霧島「……思い切り腕っぷしも立つみたいですけど、これでもまだ足りないんですか?」
<ウワァァァァァンッ! とんだ優良物件じゃないですかヤダー!!
<やれやれ……結局、金剛お姉様が盗られるみたいで嫌なだけなんですね
287: 2014/09/23(火) 11:51:54.32 ID:lwFrBTyLO
《大本営》カフェ
比叡「……知れば知るほど、逆に兄様の何がダメなのかわかんなくなっちゃって、タハハ」
漣「正直、コミュ障で対人スキルが低いことに目を瞑れば、ご主人様以上の男性とか滅多にいませんよねー」(ワカルワ
比叡「なんですよねー。金剛お姉様に紹介されて、改めて話しするようになったら余計にそう感じるようになっちゃって」
比叡「ぎこちないけど優しいし、困ってる時はさりげなく助けてくれるし、勉強も教えてくれるし……それになにより」
比叡「兄様と一緒にいる時の金剛姉様がホントに楽しそうで、それ以上に幸せそうで……ああ、もうこの人じゃなきゃダメかなぁ、なんて」
朧「しっくり来た、ってことかな」
比叡「そう、そんな感じ」
潮「は、はー……なんだか深いお話だね」
漣「確かに、ご主人様なら幸せにしてくれるってイメージはありますねえ」
曙「フ、フン、どうだか!ああいうタイプに限って、女の子に迫られたら迫られたら分だけ関係を持っちゃうもんなのよ!」
漣「埒が明かないので最近は漣、もうそれでもいいかなー、なんてちょびっとだけ考えちゃったりしてますけど」
漣「さいわい、提督は鎮守府内でのジュウコンカッコカリを認められてるわけですし」
曙「ふぁっ!?なななに考えてるのよ漣!?」
漣「……まあ、仮に漣たちがそれでOKしても、ご主人様の心と身体がもちそうにないですからねえ」
漣「やっぱり、ご主人様に選んでもらえるのを待つしかないでしょ」(嘆息
比叡「……断っておきますけど、金剛お姉様は負けませんから」(キッ
漣「奇遇ですねー、漣もこの件に関しては引く気ありませんから」(ニヤッ
比叡「フッ、金剛姉様の式には御友人枠として最前席を用意させていただきますよ」(握手
漣「アーハーハー、その言葉、そっくりそのままお返しします♪」(握手
<アダッ!?アダダダ……ギ、ギブギブ!
<友人としてのせめてもの手向けで、金剛さんにはブーケをプレゼントしてあげますねー
<手がっ、手が潰れ……ヒェェェェッ!?
朧「……あぁ、せっかくいい雰囲気で纏まりそうだったのに」
潮「たぶん……提督が金剛さんの家族とも仲良くて、ちょっと拗ねちゃってるんだよ…」
曙「か、家族公認だからって何よ……大切なのは、お、お互いの気持ちなんだからっ」
朧「ふーん?」(ニヤニヤ
潮「ふわぁ……」(真っ赤
曙「な、何よ!?私はただ一般論を述べただけなんだから!?」
(同時刻)
提督「」(チーン
元帥「いかん、少し無理をさせ過ぎた。霧島、気付けを貰ってきてくれ」
霧島「ハイッ!!」(ガチダッシュ
???「だ、大丈夫ですか……?」(オロオロ
???「これは私のせい……だな、たぶん」
???「ええ。どう考えても貴女のせいです……」(ため息
比叡「……知れば知るほど、逆に兄様の何がダメなのかわかんなくなっちゃって、タハハ」
漣「正直、コミュ障で対人スキルが低いことに目を瞑れば、ご主人様以上の男性とか滅多にいませんよねー」(ワカルワ
比叡「なんですよねー。金剛お姉様に紹介されて、改めて話しするようになったら余計にそう感じるようになっちゃって」
比叡「ぎこちないけど優しいし、困ってる時はさりげなく助けてくれるし、勉強も教えてくれるし……それになにより」
比叡「兄様と一緒にいる時の金剛姉様がホントに楽しそうで、それ以上に幸せそうで……ああ、もうこの人じゃなきゃダメかなぁ、なんて」
朧「しっくり来た、ってことかな」
比叡「そう、そんな感じ」
潮「は、はー……なんだか深いお話だね」
漣「確かに、ご主人様なら幸せにしてくれるってイメージはありますねえ」
曙「フ、フン、どうだか!ああいうタイプに限って、女の子に迫られたら迫られたら分だけ関係を持っちゃうもんなのよ!」
漣「埒が明かないので最近は漣、もうそれでもいいかなー、なんてちょびっとだけ考えちゃったりしてますけど」
漣「さいわい、提督は鎮守府内でのジュウコンカッコカリを認められてるわけですし」
曙「ふぁっ!?なななに考えてるのよ漣!?」
漣「……まあ、仮に漣たちがそれでOKしても、ご主人様の心と身体がもちそうにないですからねえ」
漣「やっぱり、ご主人様に選んでもらえるのを待つしかないでしょ」(嘆息
比叡「……断っておきますけど、金剛お姉様は負けませんから」(キッ
漣「奇遇ですねー、漣もこの件に関しては引く気ありませんから」(ニヤッ
比叡「フッ、金剛姉様の式には御友人枠として最前席を用意させていただきますよ」(握手
漣「アーハーハー、その言葉、そっくりそのままお返しします♪」(握手
<アダッ!?アダダダ……ギ、ギブギブ!
<友人としてのせめてもの手向けで、金剛さんにはブーケをプレゼントしてあげますねー
<手がっ、手が潰れ……ヒェェェェッ!?
朧「……あぁ、せっかくいい雰囲気で纏まりそうだったのに」
潮「たぶん……提督が金剛さんの家族とも仲良くて、ちょっと拗ねちゃってるんだよ…」
曙「か、家族公認だからって何よ……大切なのは、お、お互いの気持ちなんだからっ」
朧「ふーん?」(ニヤニヤ
潮「ふわぁ……」(真っ赤
曙「な、何よ!?私はただ一般論を述べただけなんだから!?」
(同時刻)
提督「」(チーン
元帥「いかん、少し無理をさせ過ぎた。霧島、気付けを貰ってきてくれ」
霧島「ハイッ!!」(ガチダッシュ
???「だ、大丈夫ですか……?」(オロオロ
???「これは私のせい……だな、たぶん」
???「ええ。どう考えても貴女のせいです……」(ため息
295: 2014/09/23(火) 23:54:06.77 ID:P1G8xnzCO
小ネタ:《三竦み》
旬彩《鳳翔》
漣「今日もお仕事、お疲れ様でしたー!」
金剛「お疲れ様デース!」
神通「お、お疲れ様でーす……」
漣「いやあ、このメンバーで飲むのも久しぶりですねー」
金剛「ホントネー」
神通「ここ最近、忙しかったですから……」
漣「ま、その疲れは美味しい料理とお酒で吹き飛ばしましょう!」
金剛「オー!」
神通「ぉ、おー……」(照れ
<キャッキャウフフ!
<炭酸ニガ麦茶、おかわりなのだー♪
(2時間後)
漣「ヒック…………ぶっちゃけた話、この中で一番ご主人様に贔屓されてるのって誰なんですかねぇ」(ボソ
神通「……」(ピタ
金剛「……」(ピクッ
漣「……せーので言ってみましょうか」
神通金剛「「……」」(コクリ
漣「せーーーの!」
漣「神通さん!」
神通「こ、金剛さんだと思いますっ」
金剛「やっぱり漣デース!」
漣神金「「…………」」
旬彩《鳳翔》
漣「今日もお仕事、お疲れ様でしたー!」
金剛「お疲れ様デース!」
神通「お、お疲れ様でーす……」
漣「いやあ、このメンバーで飲むのも久しぶりですねー」
金剛「ホントネー」
神通「ここ最近、忙しかったですから……」
漣「ま、その疲れは美味しい料理とお酒で吹き飛ばしましょう!」
金剛「オー!」
神通「ぉ、おー……」(照れ
<キャッキャウフフ!
<炭酸ニガ麦茶、おかわりなのだー♪
(2時間後)
漣「ヒック…………ぶっちゃけた話、この中で一番ご主人様に贔屓されてるのって誰なんですかねぇ」(ボソ
神通「……」(ピタ
金剛「……」(ピクッ
漣「……せーので言ってみましょうか」
神通金剛「「……」」(コクリ
漣「せーーーの!」
漣「神通さん!」
神通「こ、金剛さんだと思いますっ」
金剛「やっぱり漣デース!」
漣神金「「…………」」
296: 2014/09/23(火) 23:55:39.31 ID:P1G8xnzCO
漣「……無礼講ってことで言わせてもらいますけどー、神通さんに対してご主人様、普段以上に優しいんですよねー」
神通「そ、そんなこと…ないです」
漣「あーりーまーすー。何ていいますか、『この子は傷つけたくない…(声真似)』みたいな?」
漣「漣と同じぐらいご主人様との付き合い長いから、意思の疎通もバッチリですし……心なしか、神通さんが傍にいる時は安らいでますし……」
漣「だいたい、神通さんぐらいですよ?ご主人様と私服デートしてるの。しかも、この間なんてネックレスみたいな小洒落たプレゼント貰っちゃってさ……」(グチグチ
神通「ぁぅ……」(真っ赤
神通「で、でも……それなら、私は金剛さんの方が……羨ましいです」
金剛「私?Why?」
神通「提督……私たちと違って、金剛さんにだけは遠慮がないっていうか……」
金剛「そ、そうかしら?」
神通「ハイ……提督が呼び捨てで呼ぶの、金剛さんだけですし」
神通「お休みの日、提督の部屋で一緒に過ごしてお話とか……私もしてみたいです……」(ショボリ
金剛「……単に私が友達としてしか扱われてない気もするケド」
金剛「私としては、提督と漣の関係にちょっと嫉妬しちゃうネー」
漣「ほえ?どーしてそこで漣が出てくるんです?」
金剛「初期艦娘として、アイツ……提督と二人三脚でこの鎮守府を盛り上げてきたのは他でもない、漣デス」
金剛「そこから生まれた絆と信頼関係は……正直、見てて羨ましいネ」
金剛「秘書艦だって一番多くできて、提督と一緒にいる時間たっぷりあるし……」
金剛「それに私、知ってるんダカラ。最近、提督にお弁当作ってきたり、夜、寮の部屋に招待してご飯振る舞ってるの」
漣「はうっ!?そ、それはですねぇ、ご主人様の栄養が偏っちゃいけないというメイン秘書艦としての気づかいでしてー……」(ワタワタ
<でも、やってることは一緒にdinnerを楽しんでるだけデショ!ズルイヨ、私も混ぜるネー!
<い、いいじゃないですかー、それくらい!ご主人様とよく外出してる神通さんに比べたら、漣なんて可愛いもんです!
<わ、私より提督のベッドで寝たり、提督の私服を借りたりできる金剛さんの方が、ずっとずっと羨ましいです……!
<ヤイノヤイノ!
<タラレバシカラバ!
客A(間宮)「……で、結局誰が一番優遇されてるんでしょうか?」
客B(羽黒)「ふえっ!?そ、そんなこと私に聞かれても……」
鳳翔「漣ちゃんは神通ちゃんが羨ましくて、神通ちゃんは金剛さんが羨ましくて、その金剛さんは漣ちゃんが羨ましい……と」
間宮「三竦み、ですね」
羽黒「3人とも無い物ねだりしてるだけ……っていうのは言っちゃダメなんでしょうか」
鳳翔「隣の芝生は青く見えちゃうのよ、きっと」(クスクス
神通「そ、そんなこと…ないです」
漣「あーりーまーすー。何ていいますか、『この子は傷つけたくない…(声真似)』みたいな?」
漣「漣と同じぐらいご主人様との付き合い長いから、意思の疎通もバッチリですし……心なしか、神通さんが傍にいる時は安らいでますし……」
漣「だいたい、神通さんぐらいですよ?ご主人様と私服デートしてるの。しかも、この間なんてネックレスみたいな小洒落たプレゼント貰っちゃってさ……」(グチグチ
神通「ぁぅ……」(真っ赤
神通「で、でも……それなら、私は金剛さんの方が……羨ましいです」
金剛「私?Why?」
神通「提督……私たちと違って、金剛さんにだけは遠慮がないっていうか……」
金剛「そ、そうかしら?」
神通「ハイ……提督が呼び捨てで呼ぶの、金剛さんだけですし」
神通「お休みの日、提督の部屋で一緒に過ごしてお話とか……私もしてみたいです……」(ショボリ
金剛「……単に私が友達としてしか扱われてない気もするケド」
金剛「私としては、提督と漣の関係にちょっと嫉妬しちゃうネー」
漣「ほえ?どーしてそこで漣が出てくるんです?」
金剛「初期艦娘として、アイツ……提督と二人三脚でこの鎮守府を盛り上げてきたのは他でもない、漣デス」
金剛「そこから生まれた絆と信頼関係は……正直、見てて羨ましいネ」
金剛「秘書艦だって一番多くできて、提督と一緒にいる時間たっぷりあるし……」
金剛「それに私、知ってるんダカラ。最近、提督にお弁当作ってきたり、夜、寮の部屋に招待してご飯振る舞ってるの」
漣「はうっ!?そ、それはですねぇ、ご主人様の栄養が偏っちゃいけないというメイン秘書艦としての気づかいでしてー……」(ワタワタ
<でも、やってることは一緒にdinnerを楽しんでるだけデショ!ズルイヨ、私も混ぜるネー!
<い、いいじゃないですかー、それくらい!ご主人様とよく外出してる神通さんに比べたら、漣なんて可愛いもんです!
<わ、私より提督のベッドで寝たり、提督の私服を借りたりできる金剛さんの方が、ずっとずっと羨ましいです……!
<ヤイノヤイノ!
<タラレバシカラバ!
客A(間宮)「……で、結局誰が一番優遇されてるんでしょうか?」
客B(羽黒)「ふえっ!?そ、そんなこと私に聞かれても……」
鳳翔「漣ちゃんは神通ちゃんが羨ましくて、神通ちゃんは金剛さんが羨ましくて、その金剛さんは漣ちゃんが羨ましい……と」
間宮「三竦み、ですね」
羽黒「3人とも無い物ねだりしてるだけ……っていうのは言っちゃダメなんでしょうか」
鳳翔「隣の芝生は青く見えちゃうのよ、きっと」(クスクス
319: 2014/09/25(木) 23:57:50.04 ID:JMQNvMBgo
小ネタ《提督だって男》疑問編
旬彩《鳳翔》
<ライス大盛り、あとから揚げおかわりお願いします
<すみません、お酒の追加もー!
瑞鶴「……疑問なんだけど、提督さんって女の子に興味ってあるんですか?」
空母一同「「」」(ピタ
加賀「……それはどういう意味かしら?」
瑞鶴「漣さんに神通さん、金剛さんに蒼龍さん大和さん……他にも何人かLOVE勢と疑わしき人がいるわけですがー」
瑞鶴「上玉って言っていい艦娘たちに囲まれて、しかも何人かにはあからさまにアタックされてるのに、誰にも手を出してないなんてあり得るんですか?」
瑞鶴「聞いた話では、ずいぶんとご立派なモノもお持ちなのに、浮いた話が一つもない」
瑞鶴「他の鎮守府の提督さんの話とか聞くと、艦娘とよろしくしちゃってる人が多いのに……」
大鳳「よ、よろしく? ……それって、え? え?」(混乱
瑞鶴「そう考えると、実は提督さんはLOVE勢の誰かとイイ仲になっちゃってる、あるいはどこで溜まっちゃってるモノを抜き抜きしてるかもしれない! そうは思いませんか、ねえ!?」
赤城「…………」
加賀「…………」
祥鳳「…………」
瑞鳳「…………」
瑞鶴「――あれ?」
赤城「て、提督だって立派な男性ですし、そうしたことでお困りになることはあるでしょう。ですが、仮にそれ目的の特殊なお店やサービスを利用されていても……提督が尊敬すべき上司であることは変わりません」(キリッ
加賀「食事中に何て話題を出してるの? 本当に思慮が浅いのね、さすが五航戦」
祥鳳「その、こういう話題はできる限り触れないでおくのが懸命じゃないかと……。提督が聞いたら倒れちゃいますよ?」
瑞鳳「女の子の日はいつ? って聞いちゃうぐらいデリカシーに欠けるよねぇ」
大鳳「え、ええっと、えっと……え、えOちぃのはいけないと思います!」
瑞鶴「え、なんで私、非難されてんの!? みんなは気になんないの!?」
赤城「……」(プイッ
加賀「ご飯、おかわりをお願いします」(ズイッ
祥鳳「あ、私はお酒の追加を」
瑞鳳「私も~。獺祭と黒龍と……あと、黒牛!」
瑞鶴「ええぇぇ、まさかの放置」
大鳳「世の中、触れない方がいい話題もあるんですよ、たぶん……」
旬彩《鳳翔》
<ライス大盛り、あとから揚げおかわりお願いします
<すみません、お酒の追加もー!
瑞鶴「……疑問なんだけど、提督さんって女の子に興味ってあるんですか?」
空母一同「「」」(ピタ
加賀「……それはどういう意味かしら?」
瑞鶴「漣さんに神通さん、金剛さんに蒼龍さん大和さん……他にも何人かLOVE勢と疑わしき人がいるわけですがー」
瑞鶴「上玉って言っていい艦娘たちに囲まれて、しかも何人かにはあからさまにアタックされてるのに、誰にも手を出してないなんてあり得るんですか?」
瑞鶴「聞いた話では、ずいぶんとご立派なモノもお持ちなのに、浮いた話が一つもない」
瑞鶴「他の鎮守府の提督さんの話とか聞くと、艦娘とよろしくしちゃってる人が多いのに……」
大鳳「よ、よろしく? ……それって、え? え?」(混乱
瑞鶴「そう考えると、実は提督さんはLOVE勢の誰かとイイ仲になっちゃってる、あるいはどこで溜まっちゃってるモノを抜き抜きしてるかもしれない! そうは思いませんか、ねえ!?」
赤城「…………」
加賀「…………」
祥鳳「…………」
瑞鳳「…………」
瑞鶴「――あれ?」
赤城「て、提督だって立派な男性ですし、そうしたことでお困りになることはあるでしょう。ですが、仮にそれ目的の特殊なお店やサービスを利用されていても……提督が尊敬すべき上司であることは変わりません」(キリッ
加賀「食事中に何て話題を出してるの? 本当に思慮が浅いのね、さすが五航戦」
祥鳳「その、こういう話題はできる限り触れないでおくのが懸命じゃないかと……。提督が聞いたら倒れちゃいますよ?」
瑞鳳「女の子の日はいつ? って聞いちゃうぐらいデリカシーに欠けるよねぇ」
大鳳「え、ええっと、えっと……え、えOちぃのはいけないと思います!」
瑞鶴「え、なんで私、非難されてんの!? みんなは気になんないの!?」
赤城「……」(プイッ
加賀「ご飯、おかわりをお願いします」(ズイッ
祥鳳「あ、私はお酒の追加を」
瑞鳳「私も~。獺祭と黒龍と……あと、黒牛!」
瑞鶴「ええぇぇ、まさかの放置」
大鳳「世の中、触れない方がいい話題もあるんですよ、たぶん……」
320: 2014/09/26(金) 00:01:04.71 ID:auQULL0Jo
《他所鎮守府》
他所提督「ワッハッハ! そーだ、せっかくだし今からイイ店に行くか! サービスのいいとこ知ってんだよ!!」
提督「い、いや、私はそういう店は……」
他所提督「恥ずかしがんなって~、お前のことだから艦娘に手を出しねえだろうし、スッキリさせてやるって!」
提督「ぬ、ぬおっ、引っ張るな!?」
他所提督「いいからいいから! 溜まってんだろ? たまにはお前も羽目外せって!」
他所提督「あ、ハメハメするんだから外しちゃだめかぁ? アッハッハッハ!!」(ズルズル
提督「」
他所提督「」(壁に串刺し
龍田「ウチの提督がゴメンなさいねえ~? この人にはしっかり言い聞かせておきから~」
提督「その、大丈夫なのか、他所提督は?」
龍田「この人は頑丈だから平気よ~」
他所提督「ボ……ボスケテ……」(ビクッビクッ
龍田「ねえ~?」
提督「そ……そうか」
龍田「……どこかの誰かさんみたいに誰彼かまわず手を出しちゃう人はいけないと思うけど~、求めてる子にまでつれない態度を取っちゃう人はダメだと思いますよ~」
提督「……む、むう」(目逸らし
龍田「ウフフ、そちらの鎮守府の艦娘さんたちと仲良くねえ~♪」
他所提督「ワッハッハ! そーだ、せっかくだし今からイイ店に行くか! サービスのいいとこ知ってんだよ!!」
提督「い、いや、私はそういう店は……」
他所提督「恥ずかしがんなって~、お前のことだから艦娘に手を出しねえだろうし、スッキリさせてやるって!」
提督「ぬ、ぬおっ、引っ張るな!?」
他所提督「いいからいいから! 溜まってんだろ? たまにはお前も羽目外せって!」
他所提督「あ、ハメハメするんだから外しちゃだめかぁ? アッハッハッハ!!」(ズルズル
提督「」
他所提督「」(壁に串刺し
龍田「ウチの提督がゴメンなさいねえ~? この人にはしっかり言い聞かせておきから~」
提督「その、大丈夫なのか、他所提督は?」
龍田「この人は頑丈だから平気よ~」
他所提督「ボ……ボスケテ……」(ビクッビクッ
龍田「ねえ~?」
提督「そ……そうか」
龍田「……どこかの誰かさんみたいに誰彼かまわず手を出しちゃう人はいけないと思うけど~、求めてる子にまでつれない態度を取っちゃう人はダメだと思いますよ~」
提督「……む、むう」(目逸らし
龍田「ウフフ、そちらの鎮守府の艦娘さんたちと仲良くねえ~♪」
333: 2014/09/26(金) 12:43:52.64 ID:auQULL0Jo
小ネタ《提督だって男》回答編
提督(本気モード)「今回は新しく発見された海域の攻略作戦となる。我が鎮守府自慢の艦隊ではあるが、未知の海域だ、みんな心してかかってほしい」(キリッ
漣「合点承知の助です、ご主人様!」
神通「精一杯、頑張ります!!」
金剛「任せるネー!」
大和「大和にお任せください!!」
蒼龍「ちょっと気合いれちゃおうかな!」
赤城「艦載機の準備は万端……慢心することなく、作戦を遂行してみせます!」
提督「うむ、みなの働き期待している。では、そろそろ出撃――」
豪速の島風<お前に足りないもの、それは! 情熱理想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ! そしてなによりもォォォォオオオオオッ!! 速 さ が 足 り な い !!
漣「ほわ!?」(苺
神通「ひゃあ!?」(ペールグリーン
金剛「ホワッ!?」(コーラルピンク
大和「キャッ!」(サックスブルー
蒼龍「ほわぁっ!?」(青縞
赤城「キャアッ!?」(アイボリー
提督「」
漣「ちょ、ちょっと、なんですかさっきの風はァ!?」(真っ赤
神通「ぁ……その……て、提督……」(真っ赤
金剛『訳:もしかして見た? 見たのね!? エ、エOチ!!』(真っ赤
大和「(提督と一緒に出撃ということで勝負下着を履いてきて正解でした……)」(ポッ
蒼龍「恥ずかしいなあ、もう……」(真っ赤
赤城「は、はわわわ……!?」(赤熱
提督「……今日の出撃は中止とする」
艦娘一同「「え?」」
提督「みんな……情けない提督ですまない……!」(ダッ
<ご、ご主人様!?
<て、提督、私は気にしていませんから……!
<ちょっと、どこ行くのヨ!?
<提督が望まれるのでしたら大和は……大和は履くなと命令されても!
<これまでに比べたら下着ぐらい、どうってことないですからー!
<提督、戻ってきてください、提督ーーーー!?
提督(本気モード)「今回は新しく発見された海域の攻略作戦となる。我が鎮守府自慢の艦隊ではあるが、未知の海域だ、みんな心してかかってほしい」(キリッ
漣「合点承知の助です、ご主人様!」
神通「精一杯、頑張ります!!」
金剛「任せるネー!」
大和「大和にお任せください!!」
蒼龍「ちょっと気合いれちゃおうかな!」
赤城「艦載機の準備は万端……慢心することなく、作戦を遂行してみせます!」
提督「うむ、みなの働き期待している。では、そろそろ出撃――」
豪速の島風<お前に足りないもの、それは! 情熱理想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ! そしてなによりもォォォォオオオオオッ!! 速 さ が 足 り な い !!
漣「ほわ!?」(苺
神通「ひゃあ!?」(ペールグリーン
金剛「ホワッ!?」(コーラルピンク
大和「キャッ!」(サックスブルー
蒼龍「ほわぁっ!?」(青縞
赤城「キャアッ!?」(アイボリー
提督「」
漣「ちょ、ちょっと、なんですかさっきの風はァ!?」(真っ赤
神通「ぁ……その……て、提督……」(真っ赤
金剛『訳:もしかして見た? 見たのね!? エ、エOチ!!』(真っ赤
大和「(提督と一緒に出撃ということで勝負下着を履いてきて正解でした……)」(ポッ
蒼龍「恥ずかしいなあ、もう……」(真っ赤
赤城「は、はわわわ……!?」(赤熱
提督「……今日の出撃は中止とする」
艦娘一同「「え?」」
提督「みんな……情けない提督ですまない……!」(ダッ
<ご、ご主人様!?
<て、提督、私は気にしていませんから……!
<ちょっと、どこ行くのヨ!?
<提督が望まれるのでしたら大和は……大和は履くなと命令されても!
<これまでに比べたら下着ぐらい、どうってことないですからー!
<提督、戻ってきてください、提督ーーーー!?
334: 2014/09/26(金) 12:44:34.05 ID:auQULL0Jo
憲兵A「……それで?」
提督「一瞬とはいえ、艦娘たちの……その、下着に目を奪われた自分が情けなくて」
憲兵B「(【朗報】提督さんも男だった)」
憲兵C「(男の性だからね、仕方ないね)」
提督「……私はどのくらいの罪に問われるのでしょうか?」
憲兵A「前から言ってますけど、あなたが罪に問われるなら他の鎮守府、全滅しますからっ!」
憲兵A「どうしても責任を取りたいのでしたら、どうぞ。大本営から必要な物資を預かってきていますので」
ケッコンカッコカリセット(複数)<たくさんケッコンカッコカリしていってねっ!
提督「!?」
憲兵B「(チェックメイトの時間が迫ってまいりました)」(wktk
憲兵C「(押しても引いても提督さんにとっては命懸けである)」
347: 2014/09/27(土) 07:28:23.53 ID:a6suH/aiO
《ケッコンカッコカリしりーず》北上編
《鎮守府》提督の自宅
提督「…………」
提督「(部屋に明かりが点いている……)」
提督「た……ただいま」
北上「やっほー、提督~。今日も遅くまでお疲れ様ー」
提督「北上君……来ていたのかね」
北上「ちょっと~、仮にもケッコンカッコカリした相手にそれはないんじゃないかなぁ」
提督「す、すまない」
提督「しかしだな、こ、こうも連日、泊まりに来られては……だな」
提督「ど、同室の大井君にも迷惑がかかるのではないかと……」
北上「あー、大井っちねー……」
提督「む……歯切れが悪いが、どうかしたのかね?」
北上「う~ん、ちょっちねー。提督とケッコンカッコカリするって発表してからここんところ、微妙な空気が続いててさぁ」
北上「提督のウチ通ってるの、通い妻半分、避難半分ってとこなんだー……ゴメン」
提督「そうか……大井君、親友の北上君に手を出されたと思って……」
北上「ん~、その辺はお互いの認識の差というか、まあ女の子は複雑なんだよ」
提督「?」
北上「あー、気にしなくていいって……言ったらまた提督、お腹痛くなっちゃうだろうし」
北上「晩ごはん、食べてないでしょ。北上様特製の鯛茶漬け用意してますよ~」
提督「む……鯛茶漬け……それは楽しみだ」
<ほら、上着と荷物パース
<い、いや、そこまでしてもらわなくても……
<いいから、いいから~
《鎮守府》提督の自宅
提督「…………」
提督「(部屋に明かりが点いている……)」
提督「た……ただいま」
北上「やっほー、提督~。今日も遅くまでお疲れ様ー」
提督「北上君……来ていたのかね」
北上「ちょっと~、仮にもケッコンカッコカリした相手にそれはないんじゃないかなぁ」
提督「す、すまない」
提督「しかしだな、こ、こうも連日、泊まりに来られては……だな」
提督「ど、同室の大井君にも迷惑がかかるのではないかと……」
北上「あー、大井っちねー……」
提督「む……歯切れが悪いが、どうかしたのかね?」
北上「う~ん、ちょっちねー。提督とケッコンカッコカリするって発表してからここんところ、微妙な空気が続いててさぁ」
北上「提督のウチ通ってるの、通い妻半分、避難半分ってとこなんだー……ゴメン」
提督「そうか……大井君、親友の北上君に手を出されたと思って……」
北上「ん~、その辺はお互いの認識の差というか、まあ女の子は複雑なんだよ」
提督「?」
北上「あー、気にしなくていいって……言ったらまた提督、お腹痛くなっちゃうだろうし」
北上「晩ごはん、食べてないでしょ。北上様特製の鯛茶漬け用意してますよ~」
提督「む……鯛茶漬け……それは楽しみだ」
<ほら、上着と荷物パース
<い、いや、そこまでしてもらわなくても……
<いいから、いいから~
348: 2014/09/27(土) 07:29:24.01 ID:a6suH/aiO
(寝室)
提督「……一応、確認しておくが」
北上(提督ベッド)「んー、もう大井っち寝ちゃってるだろうから、今日も泊めてね~」(グデーン
提督「(ウチで風呂を使っている辺り、最初から帰る気はなかったのだろうが……)」
提督「そうか……では、私は居間で……」
北上「提督~、ここ空いてるよ~」(べしべし
提督「」
北上「ヘイ、はよ」(べしべしべし
提督「……し、失礼する」(ゴソゴソ
北上「いい加減さ、このぐらいは平気になろうよ~」
提督「こ……これでもかなりマシになったと思うのだが……」(カチコチ
北上「ま、そうだけどさー」
北上「ん~……これじゃ当分、夜戦(意味深)はお預けのようですなぁ」(ニヤニヤ
提督「じょ、冗談でもそういう発言はどうかと思う……」
北上「アハハ、ゴメンゴメン」
北上「……でもさー、私、好きでもない人には、冗談でもこんなこと言わないけどねー?」(引っ付き
提督「む……うぬ」(硬直
<……どれどれ提督の魚雷の調子は
<やめたまえ(真顔)
(オマケ)
北上「……あ」
提督「ど、どうかしたのかね?」
北上「いや……えっとさ、なんとなく思いついちゃったんだけど」
提督「う、うむ」
北上「提督の魚雷って、考えようによっちゃ回天だよねー。中に人(の元)が入ってる的な意味で」
提督「…………」
提督「北上君(怒)」
北上「ゴメンなさい」
352: 2014/09/27(土) 12:39:20.56 ID:b4l2ara3O
乙です
ヘイ、はよで吹いたww
ヘイ、はよで吹いたww
353: 2014/09/27(土) 13:41:58.42 ID:A9iIdSlMO
おつデース
大井っちはブレねえなあ。
そして北上さまの催促の仕方の可愛さはどうだ?こんなんを少し頬を赤らめながら言われたらもう朝まで連戦待った無しだね。
大井っちはブレねえなあ。
そして北上さまの催促の仕方の可愛さはどうだ?こんなんを少し頬を赤らめながら言われたらもう朝まで連戦待った無しだね。
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