男「て、てめぇ…ふざけんなよ！マジでちょっとあせったぞ！！！」

幼「え？そうなの？」ﾊﾊﾊ

男「笑ってんじゃねぇ！！」

幼「だってさぁ、あんただっていきなりじゃん転校したの…！」

男「あ、ああ…まあ、そうだけど一年で帰る予定だったしな…わざわざ伝えなくても」

幼「一年だよ！一年…！私がどれだけ…」

男「どれだけ？」

幼「いや…なんでもない！」ﾌﾟｲｯ

男「な、なんだよ？いきなり…」

幼「本当に鈍感だよね…ありえない」

男「…？」

男「それより…久しぶりだしさどっかに行かないか？」

幼「え？だって引越しの荷物とかは？」

男「え？ああ、それならもう片付いたからさ」

幼「へぇ…随分はやいのね」

男「まあな…それよりどこ行く？」

幼「あら、行くのは決定なのね」

男「え？いやだったか？」

幼「別に、どこ行く？」

男「久しぶりだしな…まあ、無難にデパートとか？」

幼「（久しぶりなのにデパートとか…マジかよ）」

男「い、いやか？嫌ならいいんだが…？」

幼「ううん、全然」

男「そ、そっか」ﾌｩ

幼「さぁ！善は急げだよ！行こー！」

デパート

男「いや～やっぱり品揃えいいなぁ」

幼「うん！これとかね！」

男「この服とかどうだ？」

幼「似合うね！」

男「いや、これはお前のなんだが…」

幼「え？そうだったの？」

男「冗談で言ってんだよな？そうだよな」

幼「ばれちった」ﾃﾍ

男「そりゃ、そうだろ…」

１時間後

男「結構長い時間いたな…」

幼「そうだねぇ～」

幼「それにしても…どうしていきなり転校なんてしたの？」

男「ん？仕事の都合らしいよ」

幼「そっか…あの…私さ…ずっと言いたかったことあるんだ」

男「ん？」

男「なんだよ？」

幼「その…ね」

幼「私…実は…さ」

幼「男のこと…すき…なの」

男「は？」

幼「だから…すきなの！」

男「そうか…そうだったのか」

幼「な…何よ」

男「俺もだよ…」

幼「え？」

男「俺も…好きだよ」

男「ずっと前から好きだったんだ…」

男「だから…幼…俺と付き合ってください！」

幼「…！！」ﾎﾟﾛｯ

男「えっ！？」

男「ど、どうしたんだよ！」

幼「え…いや…その嬉しくて…本当に」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男「な、泣くなよ…」

男「ほら、ハンカチ」

幼「ありがと…」

男「…そのさ」

幼「ん？」

男「お前は…な、涙より笑顔の方が…輝いてる…ぜ」

幼「プッ」

幼「アッハッハッハ」

男「わ、笑うことねぇだろ！」

幼「いや、だってさ」ﾊｯﾊｯﾊ

男「～～～～」

男「もう、知らん！先に帰る！！」

幼「ちょっ！ごめんって～男～」

男「知らん！！」

幼「ごめんってばぁ～」

終わり

お、おつ！

シンプルで良いな。乙