9: 2011/10/09(日) 09:15:47.61 ID:TJa2c7CU0
絹旗「どうです? 浜面。超セクシーダイナマイトでしょう」
浜面「……」
絹旗「え、ちょ、なに針なんて出してるんですか。やめ――」
ぱんっ!
ぷしゅー…
浜面「やっぱり窒素装甲で服を膨らませてたか」
絹旗「……」
浜面「……」
絹旗「え、ちょ、なに針なんて出してるんですか。やめ――」
ぱんっ!
ぷしゅー…
浜面「やっぱり窒素装甲で服を膨らませてたか」
絹旗「……」
13: 2011/10/09(日) 09:48:31.60 ID:TJa2c7CU0
浜面「なんでまたこんなアホみたいなことしたんだよ」
絹旗「……だって浜……」
絹旗「……男はみんな巨Oが超好きって言うじゃないですか」
浜面「そうか? 好みなんて人それぞれだと思うぜ」
絹旗「じゃ、じゃあ浜面は貧Oが超好きなんですか」
浜面「いや、俺はないよりはある方が……」
ガンッ
浜面「いっ……!?」
絹旗「超混乱させるようなこと言わないでくださいよ!」
浜面「おまっ、思いっきり足踏みやがって……」
絹旗「浜面のばーか! 超しねっ」タッ
浜面「おいっ! ……くそ、なんだってんだよ」
絹旗「……だって浜……」
絹旗「……男はみんな巨Oが超好きって言うじゃないですか」
浜面「そうか? 好みなんて人それぞれだと思うぜ」
絹旗「じゃ、じゃあ浜面は貧Oが超好きなんですか」
浜面「いや、俺はないよりはある方が……」
ガンッ
浜面「いっ……!?」
絹旗「超混乱させるようなこと言わないでくださいよ!」
浜面「おまっ、思いっきり足踏みやがって……」
絹旗「浜面のばーか! 超しねっ」タッ
浜面「おいっ! ……くそ、なんだってんだよ」
15: 2011/10/09(日) 09:55:14.19 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「……何よ?」バイーン
絹旗「いえ、別に……」
滝壺「何かあったの?」ポヨーン
絹旗「いえ、別に……」
絹旗「……」ペターン
絹旗「今日はもう帰りますね……」
麦野「ちょっと、大丈夫なの?」
絹旗「超元気ですのでお構いなく……」
麦野「……何よ?」バイーン
絹旗「いえ、別に……」
滝壺「何かあったの?」ポヨーン
絹旗「いえ、別に……」
絹旗「……」ペターン
絹旗「今日はもう帰りますね……」
麦野「ちょっと、大丈夫なの?」
絹旗「超元気ですのでお構いなく……」
16: 2011/10/09(日) 10:09:08.29 ID:TJa2c7CU0
絹旗「はぁ……」
絹旗「……ん? なんですかね、この……」
「君もバストアッパーで理想の胸囲を手に入れよう!」
「従来のどのバストアップ法とも異なる学園都市の最先端技術!」
「簡単! 即効! 長々と努力する時代はもう古い!」
「バストアッパー利用者・Sさん(13)『劣等感を抱いていた知り合いの鼻を明かせました!
その人私よりレベルも学年も上なのに、おっOいはちっちゃいんです(笑)
あたしの胸をうらやましそうに見てるのが愉快でなりません(笑)』」
「小さな胸に悩んでるあなた、すぐにお電話を!」
絹旗「……なんですかこれ」
絹旗「いくらなんでも超胡散臭すぎでしょ。大した努力もなく巨Oになれるとか……」
絹旗「もしもし、バストアッパーのを見たんですけど……」
絹旗「……ん? なんですかね、この……」
「君もバストアッパーで理想の胸囲を手に入れよう!」
「従来のどのバストアップ法とも異なる学園都市の最先端技術!」
「簡単! 即効! 長々と努力する時代はもう古い!」
「バストアッパー利用者・Sさん(13)『劣等感を抱いていた知り合いの鼻を明かせました!
その人私よりレベルも学年も上なのに、おっOいはちっちゃいんです(笑)
あたしの胸をうらやましそうに見てるのが愉快でなりません(笑)』」
「小さな胸に悩んでるあなた、すぐにお電話を!」
絹旗「……なんですかこれ」
絹旗「いくらなんでも超胡散臭すぎでしょ。大した努力もなく巨Oになれるとか……」
絹旗「もしもし、バストアッパーのを見たんですけど……」
18: 2011/10/09(日) 10:19:33.34 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超不覚……気づいたらもう電話で申し込みしてました」
絹旗「で、届いたのがこの小包……」
絹旗「超小さいですね。いったい何が入ってるんでしょう」
がそごそ…
絹旗「……音楽プレーヤー?」
絹旗「えーと、これに入ってる曲を聴けばいいんですかね」
ピッ
~♪
絹旗「……」
絹旗「……え? これで終わり?」
絹旗「こんなんで胸が大きくなる訳が……やっぱりインチキだったんでしょうか」
絹旗「うーん、効果が出るのは翌日以降だって書いてありますけどけど……」
絹旗「明日まで様子を見るとしましょうか」
絹旗「で、届いたのがこの小包……」
絹旗「超小さいですね。いったい何が入ってるんでしょう」
がそごそ…
絹旗「……音楽プレーヤー?」
絹旗「えーと、これに入ってる曲を聴けばいいんですかね」
ピッ
~♪
絹旗「……」
絹旗「……え? これで終わり?」
絹旗「こんなんで胸が大きくなる訳が……やっぱりインチキだったんでしょうか」
絹旗「うーん、効果が出るのは翌日以降だって書いてありますけどけど……」
絹旗「明日まで様子を見るとしましょうか」
19: 2011/10/09(日) 10:25:35.12 ID:TJa2c7CU0
絹旗「ふあ……」
絹旗「んーと、今日の予定は……」
絹旗「そうだ、あのインチキ商品をクーリングオフしなきゃ。もしごねられたら裁判に……」
絹旗「……ん?」
ぷにっ
絹旗「……」
ぷにぷに
絹旗「……」
もみもみ
絹旗「……!」
絹旗「バストアッパー……」
絹旗「超本物です」
絹旗「んーと、今日の予定は……」
絹旗「そうだ、あのインチキ商品をクーリングオフしなきゃ。もしごねられたら裁判に……」
絹旗「……ん?」
ぷにっ
絹旗「……」
ぷにぷに
絹旗「……」
もみもみ
絹旗「……!」
絹旗「バストアッパー……」
絹旗「超本物です」
22: 2011/10/09(日) 10:31:18.39 ID:TJa2c7CU0
絹旗「うおおおおおおおお……!」
もみもみもみもみ
絹旗「超ぺったんこだった私の胸が……」
絹旗「まだ巨Oというほどではないですが、それでも目に見えて超大きくなってます」
きゅっ
絹旗「うわっ、谷間できた! 超すごい!」
ぐぐぐ…
絹旗「うぐ……ブラが超苦しいです」
絹旗「下着買いに行かなきゃ……」
絹旗「合うブラが一つもない……ふふふ、超贅沢な悩みですね」
もみもみもみもみ
絹旗「超ぺったんこだった私の胸が……」
絹旗「まだ巨Oというほどではないですが、それでも目に見えて超大きくなってます」
きゅっ
絹旗「うわっ、谷間できた! 超すごい!」
ぐぐぐ…
絹旗「うぐ……ブラが超苦しいです」
絹旗「下着買いに行かなきゃ……」
絹旗「合うブラが一つもない……ふふふ、超贅沢な悩みですね」
25: 2011/10/09(日) 10:40:25.74 ID:TJa2c7CU0
絹旗「よっ……と」
カチッ
絹旗「ああ……! なんですかこれ! ブラにおっOいが乗ってる! 超重量感じる!」
絹旗「昨日まではただ巻いてる感じだったのに……」
絹旗「今さらですけどおっOいって結構重いんですね。超肩凝りそう……」
絹旗「はっ」
絹旗「超肩凝っちゃいますねー。おっOい超重いですからー。いやー、おっOい大きいと色々と超辛いですよねー」
絹旗「はー……超最高」
カチッ
絹旗「ああ……! なんですかこれ! ブラにおっOいが乗ってる! 超重量感じる!」
絹旗「昨日まではただ巻いてる感じだったのに……」
絹旗「今さらですけどおっOいって結構重いんですね。超肩凝りそう……」
絹旗「はっ」
絹旗「超肩凝っちゃいますねー。おっOい超重いですからー。いやー、おっOい大きいと色々と超辛いですよねー」
絹旗「はー……超最高」
29: 2011/10/09(日) 10:48:11.98 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超こんにちはー!」
麦野「え?」
滝壺「うん?」
浜面「お、おう」
絹旗「どうしたんですか? そんなハトが超豆鉄砲食らったような顔して」
麦野「やけにごきげんね。何かいいことあった?」
絹旗「あ、わかります? やっぱりわかっちゃいます?」
麦野(うぜえ……)
絹旗「ほら、超見てくださいよ! ほらほら!」
麦野「……」
滝壺「……」
浜面「……」
麦滝浜「「「……?」」」
麦野「え?」
滝壺「うん?」
浜面「お、おう」
絹旗「どうしたんですか? そんなハトが超豆鉄砲食らったような顔して」
麦野「やけにごきげんね。何かいいことあった?」
絹旗「あ、わかります? やっぱりわかっちゃいます?」
麦野(うぜえ……)
絹旗「ほら、超見てくださいよ! ほらほら!」
麦野「……」
滝壺「……」
浜面「……」
麦滝浜「「「……?」」」
31: 2011/10/09(日) 10:56:52.09 ID:TJa2c7CU0
麦野「髪型変え……てないよね」
浜面「新しい服……って訳でもないよな」
滝壺「……下着が新しくなってるとか……」
絹旗「いえ、下着もいつものやつです」ピラッ
浜面「ぶっ!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(え? 今の俺が悪いの?)
絹旗「わかりません? ほら」ピョン
ぷるっ
麦野「あ」
滝壺「胸……」
絹旗「フフーン」
浜面「新しい服……って訳でもないよな」
滝壺「……下着が新しくなってるとか……」
絹旗「いえ、下着もいつものやつです」ピラッ
浜面「ぶっ!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(え? 今の俺が悪いの?)
絹旗「わかりません? ほら」ピョン
ぷるっ
麦野「あ」
滝壺「胸……」
絹旗「フフーン」
33: 2011/10/09(日) 11:05:13.61 ID:TJa2c7CU0
浜面「なんだ、昨日の悪ふざけの続きかよ」
滝壺「はまづら?」
浜面「見てろよお前ら。こんなもんは隙間に針を刺せばぱーんと……あれ?」
浜面「……」
ぷにっ
浜面「あれ?」
絹旗「お、乙女のおっOいに超気安く触らないでください! 超最低です!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(ああ、今のは俺が悪いってわかるよ、うん)
浜面「ごめんなさい……」ボロッ
絹旗「ま、まぁ本物だってわかってくれたならいいです」
滝壺「はまづら?」
浜面「見てろよお前ら。こんなもんは隙間に針を刺せばぱーんと……あれ?」
浜面「……」
ぷにっ
浜面「あれ?」
絹旗「お、乙女のおっOいに超気安く触らないでください! 超最低です!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(ああ、今のは俺が悪いってわかるよ、うん)
浜面「ごめんなさい……」ボロッ
絹旗「ま、まぁ本物だってわかってくれたならいいです」
36: 2011/10/09(日) 11:16:02.67 ID:TJa2c7CU0
絹旗「学園都市の超最先端技術の成果です」
麦野「へぇ」
滝壺「おめでとう」
浜面「よかったな」
絹旗「あ、はい、どうも……」
麦野「そだ、あんたが来るまで話してたことなんだけどさ――」
絹旗「はい――」
絹旗(あれ? これだけ?)
絹旗(もっとこう……今日一日話題の中心になったりとか……)
絹旗(超おかしいですね。こんなはずじゃなかったのに……)
麦野「へぇ」
滝壺「おめでとう」
浜面「よかったな」
絹旗「あ、はい、どうも……」
麦野「そだ、あんたが来るまで話してたことなんだけどさ――」
絹旗「はい――」
絹旗(あれ? これだけ?)
絹旗(もっとこう……今日一日話題の中心になったりとか……)
絹旗(超おかしいですね。こんなはずじゃなかったのに……)
37: 2011/10/09(日) 11:25:35.31 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「浜面、お茶持ってきて」バイーン
浜面「へいへい。お前らは?」
滝壺「私はいらない」ポヨーン
絹旗「……」
浜面「絹旗?」
絹旗「え? あ、ああ、いらないです」
絹旗(二人とも、まだまだ私より大きい……)
絹旗(超目立たないのも当たり前か……二人よりも超大きくなれば……)
絹旗(……せめて、滝壺さん以上には絶対になろう)
滝壺「……?」
麦野「浜面、お茶持ってきて」バイーン
浜面「へいへい。お前らは?」
滝壺「私はいらない」ポヨーン
絹旗「……」
浜面「絹旗?」
絹旗「え? あ、ああ、いらないです」
絹旗(二人とも、まだまだ私より大きい……)
絹旗(超目立たないのも当たり前か……二人よりも超大きくなれば……)
絹旗(……せめて、滝壺さん以上には絶対になろう)
滝壺「……?」
39: 2011/10/09(日) 11:33:26.51 ID:TJa2c7CU0
絹旗「えー、毎日欠かさず聴くことで、さらなるバスト増大を促進します……超簡単ですね」
絹旗「目標は超でっかく、Gカップです!」
~♪
絹旗「おおっ! またちょっと大きくなりました! バストアッパー超すごい!」
~♪
絹旗「ふふっ、また新しい下着買いに行かなきゃですね」
~♪
絹旗「おっきくなーれ、おっきくなーれ……」
~♪
絹旗「ついにGカップになりました!」バルンバルン
絹旗「目標は超でっかく、Gカップです!」
~♪
絹旗「おおっ! またちょっと大きくなりました! バストアッパー超すごい!」
~♪
絹旗「ふふっ、また新しい下着買いに行かなきゃですね」
~♪
絹旗「おっきくなーれ、おっきくなーれ……」
~♪
絹旗「ついにGカップになりました!」バルンバルン
44: 2011/10/09(日) 11:47:41.33 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超すごい存在感……果物か何か詰めたみたい」バルンバルン
絹旗「これならみんな超驚くこと間違いなしです」
絹旗「……浜面なんかは、刺激が超強すぎて鼻血噴いちゃうかもしれませんね」
絹旗「超お久しぶりでーす!」バルンバルン
麦野「絹旗。しばらく見なかったけど、一体何……して……」
浜面「うわ……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「みんなを驚かせようと思って。途中経過を見てないと驚きも超一層でしょう?」バルンバルン
麦野「……」
浜面「あ、ああ……」
滝壺「うん……」
絹旗「これならみんな超驚くこと間違いなしです」
絹旗「……浜面なんかは、刺激が超強すぎて鼻血噴いちゃうかもしれませんね」
絹旗「超お久しぶりでーす!」バルンバルン
麦野「絹旗。しばらく見なかったけど、一体何……して……」
浜面「うわ……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「みんなを驚かせようと思って。途中経過を見てないと驚きも超一層でしょう?」バルンバルン
麦野「……」
浜面「あ、ああ……」
滝壺「うん……」
47: 2011/10/09(日) 12:10:56.47 ID:TJa2c7CU0
絹旗「浜面、スケベな目で見たら超承知しませんからね」
浜面「そ、そうだな、わかった」
絹旗「?」
滝壺「きぬはた、それ……バストアッパーだっけ? それ使って――」
絹旗「はい。バストアッパーの効力は超本物ですよ。数日使っただけでこんな――」
滝壺「ううん、そうじゃなくて。……体に変調とか、ないの? 最近体調悪かったりとか……」
絹旗「ありませんよ。初めて使った日から今日まで、毎日健康体です」
滝壺「そう……でも、一応病院で検査受けた方がいいよ」
絹旗「どうしてですか?」
麦野「……バストアッパーは、今持ってるの?」
絹旗「え? ええ」
麦野「貸しなさい。知り合いの研究者に調べてもらうから」
浜面「そ、そうだな、わかった」
絹旗「?」
滝壺「きぬはた、それ……バストアッパーだっけ? それ使って――」
絹旗「はい。バストアッパーの効力は超本物ですよ。数日使っただけでこんな――」
滝壺「ううん、そうじゃなくて。……体に変調とか、ないの? 最近体調悪かったりとか……」
絹旗「ありませんよ。初めて使った日から今日まで、毎日健康体です」
滝壺「そう……でも、一応病院で検査受けた方がいいよ」
絹旗「どうしてですか?」
麦野「……バストアッパーは、今持ってるの?」
絹旗「え? ええ」
麦野「貸しなさい。知り合いの研究者に調べてもらうから」
48: 2011/10/09(日) 12:20:22.97 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「絹旗?」
絹旗「そんなこと言って、自分もバストアッパーを使おうとか考えてるんじゃないですか?」
麦野「はぁ?」
絹旗「わ、私の方が胸大きくなったから、それが超妬ましくて……」
麦野「あんたねぇ……」
絹旗「滝壺さんも! 私が超羨ましいから……だから……!」
滝壺「違うよ、きぬはた。私たちはただ――」
絹旗「浜面!」
浜面「俺!?」
麦野「絹旗?」
絹旗「そんなこと言って、自分もバストアッパーを使おうとか考えてるんじゃないですか?」
麦野「はぁ?」
絹旗「わ、私の方が胸大きくなったから、それが超妬ましくて……」
麦野「あんたねぇ……」
絹旗「滝壺さんも! 私が超羨ましいから……だから……!」
滝壺「違うよ、きぬはた。私たちはただ――」
絹旗「浜面!」
浜面「俺!?」
49: 2011/10/09(日) 12:25:49.38 ID:TJa2c7CU0
絹旗「は、浜面から見て、私、どうですか……? やっぱり胸が大きい方が魅力的ですよね?
だから二人ともこんなに必氏になって……」
浜面「そう……だな、俺は……」
絹旗「……っ」
浜面「正直、ちょっと気味が悪いなって……」
絹旗「……え……」
ばきっ! ごんっ!
浜面「~~~~っ」プルプル
麦野「このバカっ!」
滝壺「バカ」
麦野「絹旗! バカの言うことなんてどうでもいいから、おとなしくバストアッパーを……」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「……」フラッ
ドサッ
だから二人ともこんなに必氏になって……」
浜面「そう……だな、俺は……」
絹旗「……っ」
浜面「正直、ちょっと気味が悪いなって……」
絹旗「……え……」
ばきっ! ごんっ!
浜面「~~~~っ」プルプル
麦野「このバカっ!」
滝壺「バカ」
麦野「絹旗! バカの言うことなんてどうでもいいから、おとなしくバストアッパーを……」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「……」フラッ
ドサッ
51: 2011/10/09(日) 12:32:31.15 ID:TJa2c7CU0
麦野「……」
滝壺「……」
絹旗「――」
浜面「……絹旗? おい!」
絹旗「……はぁ……はぁ……っ」
浜面「い、息はしてるけど、こんな苦しそうな……」
浜面「医者……救急車……」
滝壺「……」
絹旗「――」
浜面「……絹旗? おい!」
絹旗「……はぁ……はぁ……っ」
浜面「い、息はしてるけど、こんな苦しそうな……」
浜面「医者……救急車……」
52: 2011/10/09(日) 12:38:46.71 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
絹旗「……ここは……」
カエル医者「やぁ、目が覚めたね?」
絹旗「……病院?」
カエル医者「無理に頭を働かせてはいけないよ? 後でまた来るからね?」
絹旗「……」
絹旗「……ここは……」
カエル医者「やぁ、目が覚めたね?」
絹旗「……病院?」
カエル医者「無理に頭を働かせてはいけないよ? 後でまた来るからね?」
絹旗「……」
54: 2011/10/09(日) 12:50:10.89 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「うん、記憶に問題はないようだね?」
絹旗「あの、私が倒れてから……」
カエル医者「君が運ばれてからこの時間まで、大体丸三日かな?」
絹旗「三日……」
カエル医者「その間に事は全部終わっちゃったかなぁ? 君の目が覚めて、ようやく一件落着だけどね?」
絹旗「終わり……? あ……」ペターン
絹旗「……」ペタペタ
カエル医者「余計なお世話だったかい? でも僕は医者だからね? 治すのが仕事だから」
絹旗「治す……」
カエル医者「君が寝てる間に何があったか、僕の口から聞いておくかい?」
絹旗「……はい」
絹旗「あの、私が倒れてから……」
カエル医者「君が運ばれてからこの時間まで、大体丸三日かな?」
絹旗「三日……」
カエル医者「その間に事は全部終わっちゃったかなぁ? 君の目が覚めて、ようやく一件落着だけどね?」
絹旗「終わり……? あ……」ペターン
絹旗「……」ペタペタ
カエル医者「余計なお世話だったかい? でも僕は医者だからね? 治すのが仕事だから」
絹旗「治す……」
カエル医者「君が寝てる間に何があったか、僕の口から聞いておくかい?」
絹旗「……はい」
58: 2011/10/09(日) 13:09:54.13 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「少し前に、レベルアッパーと呼ばれるものが出回っていたことがあってね?」
カエル医者「複数の能力者の脳を、脳波でつなぐことで、能力のレベルを高めることができるんだ」
カエル医者「脳波をつなぐものは、特殊な音声ファイルでね?」
絹旗「音……あ!」
カエル医者「しかし、他人の脳波とつながることは、脳に多大な負担を強いる。
結果、多くの意識不明者を出してしまったのさ」
カエル医者「その事件は既に解決してるのだけど、どこからかこの情報を手に入れ、目をつけた輩がいてね?」
カエル医者「肉体変化能力者ばかりを集めて脳波をつなぎ、美容通販を隠れ蓑に能力者を集めていたんだ」
カエル医者「複数の能力者の脳を、脳波でつなぐことで、能力のレベルを高めることができるんだ」
カエル医者「脳波をつなぐものは、特殊な音声ファイルでね?」
絹旗「音……あ!」
カエル医者「しかし、他人の脳波とつながることは、脳に多大な負担を強いる。
結果、多くの意識不明者を出してしまったのさ」
カエル医者「その事件は既に解決してるのだけど、どこからかこの情報を手に入れ、目をつけた輩がいてね?」
カエル医者「肉体変化能力者ばかりを集めて脳波をつなぎ、美容通販を隠れ蓑に能力者を集めていたんだ」
61: 2011/10/09(日) 13:22:27.34 ID:TJa2c7CU0
絹旗「肉体変化……じゃあ私の胸が大きくなったのは……」
カエル医者「能力によるものだね? 自分と系統の異なる能力を使えるのは、
レベルアッパーの事件では管理者だけのはずだけど……どう改良したのやら」
カエル医者「美容効果を餌に能力者を集め、脳波ネットワークを完成させるつもりだったんだろう。
その前に壊滅しちゃったけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「君の友達がやったことだよ?」
絹旗「え……」
カエル医者「どうやったのか黒幕の居場所をあっという間に突き止めて、
研究施設やら何やら全壊させたのは、もっとあっという間だったらしいよ? 聞いた話だけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「黒幕が泣いて謝っても一切容赦しなかったとか……ちょっと怖いね?」
絹旗「……」
カエル医者「能力によるものだね? 自分と系統の異なる能力を使えるのは、
レベルアッパーの事件では管理者だけのはずだけど……どう改良したのやら」
カエル医者「美容効果を餌に能力者を集め、脳波ネットワークを完成させるつもりだったんだろう。
その前に壊滅しちゃったけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「君の友達がやったことだよ?」
絹旗「え……」
カエル医者「どうやったのか黒幕の居場所をあっという間に突き止めて、
研究施設やら何やら全壊させたのは、もっとあっという間だったらしいよ? 聞いた話だけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「黒幕が泣いて謝っても一切容赦しなかったとか……ちょっと怖いね?」
絹旗「……」
64: 2011/10/09(日) 13:36:59.84 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「僕が話すべきことはこれで全部かな……ああ、一つ忘れてた」
絹旗「?」
カエル医者「僕は美容整形や豊胸手術を否定する気はない。
相応の代価を払って美しさを手に入れることが、悪いことだなんて決して思わない」
カエル医者「でも君の場合は話が違う」
絹旗「……」
カエル医者「君の体はこれから大きく成長する。そういう年齢なんだ」
カエル医者「その大きくなろうとがんばっている体を、蔑ろにしてまで手に入れる価値があるものだったのかい?」
絹旗「……」
カエル医者「そうまでして成長を急がせる何かがあったのかもしれないけど……」
カエル医者「それでも、もっと自分の体を大切にしてほしいと思うよ。僕は医者だから」
絹旗「……はい。ありがとうございます」
絹旗「?」
カエル医者「僕は美容整形や豊胸手術を否定する気はない。
相応の代価を払って美しさを手に入れることが、悪いことだなんて決して思わない」
カエル医者「でも君の場合は話が違う」
絹旗「……」
カエル医者「君の体はこれから大きく成長する。そういう年齢なんだ」
カエル医者「その大きくなろうとがんばっている体を、蔑ろにしてまで手に入れる価値があるものだったのかい?」
絹旗「……」
カエル医者「そうまでして成長を急がせる何かがあったのかもしれないけど……」
カエル医者「それでも、もっと自分の体を大切にしてほしいと思うよ。僕は医者だから」
絹旗「……はい。ありがとうございます」
69: 2011/10/09(日) 13:49:53.80 ID:TJa2c7CU0
麦野「よっ、絹旗。元気ー?」
浜面「なわけねーだろ。入院中だぞ」
滝壺「きぬはた……目が覚めてよかった」
絹旗「麦野……滝壺さん、浜面も……」
麦野「面会謝絶じゃなくなったからね。会いに来ちゃった」
滝壺「食欲ある? リンゴ持ってきたから剥いてあげる」
絹旗「あ、ありがとうございます……」
絹旗(……みんな、体の所々に擦り傷や切り傷が……)
浜面「なわけねーだろ。入院中だぞ」
滝壺「きぬはた……目が覚めてよかった」
絹旗「麦野……滝壺さん、浜面も……」
麦野「面会謝絶じゃなくなったからね。会いに来ちゃった」
滝壺「食欲ある? リンゴ持ってきたから剥いてあげる」
絹旗「あ、ありがとうございます……」
絹旗(……みんな、体の所々に擦り傷や切り傷が……)
72: 2011/10/09(日) 13:57:16.96 ID:TJa2c7CU0
絹旗「あの、その傷……」
麦野「ん? ああ……」
浜面「お前が倒れた後麦野が怒り狂ってな。絹旗をこんな目に遭わせたやつは八つ裂きにしてやるって」
麦野「言ってねえよ……」
絹旗「その話、聞きました。私が超寝てる間に黒幕をぶっ潰してくれたとか……」
浜面「そうか」
絹旗「……結構危なかったんですか?」
浜面「ああ、傷のことなら心配すんな」
浜面「ほとんど、怒りで狙いがめちゃくちゃになった麦野の、誤射とか自爆とかが原因だから……」
麦野「おい、ふざけんなおい。テメェの傷はアホみたいな特攻してテメェで作ったもんだろが」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた?」
麦野「あ」
浜面「え」
絹旗「ごめんなさいっ……ひぐ、ごめんなさい……っ」
麦野「ん? ああ……」
浜面「お前が倒れた後麦野が怒り狂ってな。絹旗をこんな目に遭わせたやつは八つ裂きにしてやるって」
麦野「言ってねえよ……」
絹旗「その話、聞きました。私が超寝てる間に黒幕をぶっ潰してくれたとか……」
浜面「そうか」
絹旗「……結構危なかったんですか?」
浜面「ああ、傷のことなら心配すんな」
浜面「ほとんど、怒りで狙いがめちゃくちゃになった麦野の、誤射とか自爆とかが原因だから……」
麦野「おい、ふざけんなおい。テメェの傷はアホみたいな特攻してテメェで作ったもんだろが」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた?」
麦野「あ」
浜面「え」
絹旗「ごめんなさいっ……ひぐ、ごめんなさい……っ」
75: 2011/10/09(日) 14:07:44.14 ID:TJa2c7CU0
浜面「だから、傷のことは気にすんなって……」
絹旗「そっちじゃなくてっ……倒れる前に、超ひどいこと、たくさん言いました……麦野にも、滝壺さんにもっ」
絹旗「自分勝手なことばかり言って……ごめんなさい……」
浜面「……」
麦野「あー、えっと……」
滝壺「はい、ハンカチ」
絹旗「ありがど……ございます……」ゴシゴシ
滝壺「私たちも、もっと早く気づいてあげればよかったね。話をちゃんと聞いて、怪しいって思えてたら……」
絹旗「そんなこと……」
滝壺「おたがいさまだよ。だからもういいんだよ」
絹旗「……はい……」
麦野(言うこと何もなくなった……)
絹旗「そっちじゃなくてっ……倒れる前に、超ひどいこと、たくさん言いました……麦野にも、滝壺さんにもっ」
絹旗「自分勝手なことばかり言って……ごめんなさい……」
浜面「……」
麦野「あー、えっと……」
滝壺「はい、ハンカチ」
絹旗「ありがど……ございます……」ゴシゴシ
滝壺「私たちも、もっと早く気づいてあげればよかったね。話をちゃんと聞いて、怪しいって思えてたら……」
絹旗「そんなこと……」
滝壺「おたがいさまだよ。だからもういいんだよ」
絹旗「……はい……」
麦野(言うこと何もなくなった……)
77: 2011/10/09(日) 14:17:55.37 ID:TJa2c7CU0
浜面「絹旗、ごめんな」
絹旗「え?」
浜面「俺もお前にひどいこと言った。お前が倒れる前に」
絹旗「……」
浜面「お前、きれいになりたくてがんばってたのにな。それなのに一言で全部否定しちまって……」
浜面「本当にごめん。俺が悪かった」
絹旗「……気にしてませんよ。今は私も変だったなって思ってますから」
浜面「……あのさ」
絹旗「はい」
浜面「上手く言えねえんだけど、お前、今でも十分かわいいんだからさ」
絹旗「え」
滝壺「……」ザワッ
麦野「!?」ビクッ
絹旗「え?」
浜面「俺もお前にひどいこと言った。お前が倒れる前に」
絹旗「……」
浜面「お前、きれいになりたくてがんばってたのにな。それなのに一言で全部否定しちまって……」
浜面「本当にごめん。俺が悪かった」
絹旗「……気にしてませんよ。今は私も変だったなって思ってますから」
浜面「……あのさ」
絹旗「はい」
浜面「上手く言えねえんだけど、お前、今でも十分かわいいんだからさ」
絹旗「え」
滝壺「……」ザワッ
麦野「!?」ビクッ
83: 2011/10/09(日) 14:25:54.55 ID:TJa2c7CU0
浜面「もう少ししたら、すげえいい女になると思うんだ」
浜面「だから……ゆっくりきれいになっていけばいいんじゃないかと、思うんだけど……」
絹旗「ほ、本当ですか?」
浜面「ああ」
絹旗「……ありがとう」
滝壺「はまづら」
浜面「ん?」
滝壺「今日だけだから」
浜面(え? 何が?)
浜面「だから……ゆっくりきれいになっていけばいいんじゃないかと、思うんだけど……」
絹旗「ほ、本当ですか?」
浜面「ああ」
絹旗「……ありがとう」
滝壺「はまづら」
浜面「ん?」
滝壺「今日だけだから」
浜面(え? 何が?)
87: 2011/10/09(日) 14:41:56.40 ID:TJa2c7CU0
麦野「そろそろ帰ろっか」
浜面「おう」
滝壺「明日もお見舞い、行くからね」
絹旗「はい。また明日」
絹旗「……」
ぺたぺた
絹旗「はぁ……」ペターン
絹旗(割り切ったつもりでも、やっぱり超惜しく感じちゃいます)
浜面「おう」
滝壺「明日もお見舞い、行くからね」
絹旗「はい。また明日」
絹旗「……」
ぺたぺた
絹旗「はぁ……」ペターン
絹旗(割り切ったつもりでも、やっぱり超惜しく感じちゃいます)
90: 2011/10/09(日) 14:47:11.70 ID:TJa2c7CU0
絹旗(バストアッパーなしで、努力だけであんなに大きくできるかな……)
絹旗(いや、別にあそこまで大きくなくていいんだ。せめて滝壺さんくらい……できればそれ以上……)
絹旗「……」
絹旗(できる、と信じてがんばろう)
絹旗(私の体なんだから、私が一番超信じてあげなくちゃ)
絹旗(自分だけの現実をつかんで能力を開発するように……こう、イメージの力で巨Oに……)
絹旗「ふぁ……」
絹旗(今日はもう寝よう……)
絹旗(明日もきっと成長する体のために)
絹旗(おやすみ)
おしまい
絹旗(いや、別にあそこまで大きくなくていいんだ。せめて滝壺さんくらい……できればそれ以上……)
絹旗「……」
絹旗(できる、と信じてがんばろう)
絹旗(私の体なんだから、私が一番超信じてあげなくちゃ)
絹旗(自分だけの現実をつかんで能力を開発するように……こう、イメージの力で巨Oに……)
絹旗「ふぁ……」
絹旗(今日はもう寝よう……)
絹旗(明日もきっと成長する体のために)
絹旗(おやすみ)
おしまい
91: 2011/10/09(日) 14:49:25.16 ID:yW60h7RF0
超乙です
引用元: 絹旗「ついにGカップになりました!!!」
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