1: 2023/07/31(月) 12:25:11.24 ID:gmCyYgVA.net
ち、ちがっ! かすみんそんなつもりじゃ…

3: 2023/07/31(月) 12:26:43.94 ID:085PwGqV.net
りな子

5: 2023/07/31(月) 12:26:57.98 ID:kF0mn/ot.net
告白

7: 2023/07/31(月) 12:27:02.11 ID:QhZs5GzK.net
キス

11: 2023/07/31(月) 12:28:27.82 ID:IqRQM3Z2.net
どんなつもり定期

40: 2023/07/31(月) 16:25:02.37 ID:2S8N0m7s.net
かすみ「りな子、ちょっといい?大事な話があるんだけど…」

璃奈「どうしたの?」

かすみ「えっと…その……私、りな子のことが好きなの!!」

璃奈「!?」

かすみ「だから、私と付き合って!」チュッ

璃奈「…………!!?///」カァァ



かすみ(にしし、驚きの余りりな子固まってるぅ~イタズラ大成功です!)ヌフフ

かすみ「な~んて、じょうd

璃奈「……うん、いいよ」

かすみ「へっ?」

璃奈「私もかすみちゃんのことがすき……いいや、だいすき。まさか同じ気持ちだったなんて…嬉しい。いきなりキスされてびっくりしたけど、かすみちゃんと繋がれて幸せ」

かすみ「えっ、、えっと…」

璃奈「いきなり大胆にキスしておいて照れてるのも可愛い。すきだよかすみちゃん。これからよろしくね///」テレテレ

かすみ(ち、ちがっ! かすみんそんなつもりじゃ…)

みたいなね

50: 2023/07/31(月) 20:20:01.85 ID:2S8N0m7s.net
かすみ(結局イタズラだと言い出せないまま数日経っちゃった…何とかしないとマズい)

璃奈「かすみちゃん、大丈夫?」カオノゾキ-

かすみ「んぇっ!?えっと、、りな子はかすみんのどこが好きなのかなーって気になって」

璃奈「うーん、色々あるけど特に仲間想いなところかな。前に言ってくれたよね、『ダメなところも武器に変えるのが一人前のアイドルだよ』って。今の私がいるのはあの言葉のおかげ。
あと私が初めてボードを着けずにライブした後、泣いて喜んでくれたよね。実はあれが一番嬉しかった。自分のことのように喜ぶかすみちゃんを見て、『私、こんなに深く人と繋がれたんだ』って実感できたから。
かすみちゃんを特別な目で見るようになったのはその頃かな」

かすみ「そ、そうなんだ…面と向かって言われると恥ずかしい…///」モジモジ

璃奈「そんな表情豊かなところもすき。最近はかすみちゃんを参考にして璃奈ちゃんボードの種類を増やしてるくらい。璃奈ちゃんボード『かすみんだってできますけど』」ドヤァ

かすみ「それはりな子が使ってもしょうがないんじゃ…」

璃奈「というのは冗談で」

かすみ「あ、やっぱり冗談だったんだ」

璃奈「私は感情をうまく表に出せない分、言葉やボードで表現するように意識してるけど…いつかはかすみちゃんみたいにはっきり表情に出せるようになりたい」

かすみ「かすみんみたいになれるかは分かんないけど…出会った頃と比べると今のりな子はだいぶ分かりやすくなってきてるよ?流石に愛先輩ほどは読めないけどね」

璃奈「えっ、、そうかな?」

かすみ「そうそう!さっきボード使った時、ちょっと声が上擦ってたから得意気になってるのが分かったよ。表情が分からなくても声や仕草とかで伝わってくるものがあるから」

璃奈「そうなんだ…自分だと全く気づいてなかった。やっぱりかすみちゃん、すき」

かすみ「そ、そう?流石はかすみん!」エッヘン

かすみ(誤魔化した結果、さらに言いづらくなっちゃった……)

54: 2023/08/01(火) 12:55:45.07 ID:Q95d5urs.net
璃奈「かすみちゃんは私のどこが好き?」

かすみ「えっ!?んーと……」ムムム

かすみ(どうしよう、りな子は鋭いから変に誤魔化そうとしてもすぐにボロが出るよね…ここは普段思ってることをありのままに…)

かすみ「頼りになるところ、かな。QU4RTZ結成直後で行き詰まってた時、お泊まり会やろうってりな子が言ってくれたでしょ?あれで解決の糸口が見つかった訳だし、すごく頼もしかったよ」

璃奈「うんうん、結果的にかすみちゃんの幼少期の写真も見れたし我ながらいいアイディアだった。」

かすみ「それは忘れて!あとね、ニジガクGOを作ってくれたのも感謝してる!りな子に相談して本当によかった。短期間であの完成度のアプリを作っちゃうんだからたまげたよ」

璃奈「猫の出現場所をランダムに散りばめるロジックを組むのが特に大変だった。基本的な地図アプリとしての仕組みは既存のAPIを活用することですぐに作れたよ」

かすみ「ろじっく…?えーぴーあい…?細かいことは分からないけど、、かすみんには無いものをりな子は持ってて凄いなって思ってる!」

璃奈「それはお互い様。私もかすみちゃんを尊敬してる」

ギュッ

かすみ「り、りな子?」

璃奈「だから、もっと繋がりたい」ギュウウ

かすみ「りな子…」

かすみ(私より華奢な身体なのに力強さを感じる…こんなにりな子が私のことを好きだったなんて……)

かすみ(いや、ここまで火を付けたのは紛れもなく私自身、あのイタズラの影響だよね…これから私はどうすればいいの……?)

59: 2023/08/01(火) 18:03:27.32 ID:Q95d5urs.net
@かすみの部屋

ガチャッ

かすみ「さ、入って入って」

しずく・栞子「お邪魔します」 バタン


栞子「それで、大事な相談とは何ですか?」

かすみ「あのね、実はーー」


・・・・・・・・・・・・


かすみ「ーーということがあって、かすみんどうしたらいいか分かんなくなっちゃって……」

しずく・栞子「かすみさん……!」ゴゴゴゴゴ

かすみ「ひぃぃ…ごめんなさあい!!」

しずく「かすみさんがイタズラ好きなのは分かってたつもりだけど、今回は明らかに一線を超えてるよ…」

栞子「嘘の告白をした上にキ…接吻までするとはどう考えてもやり過ぎです。きつくお灸を据えたいところですが……それより今は今後どうするかが重要です」

しずく「そうだね。まさか璃奈さんがかすみさんのことを好きだったなんて…まずはその事実に向き合わないと」

かすみ「かすみんも知らなかった…ただ今思うと、最近はユニット練習の時にいつもより距離が近いなって感じることがあったかも」

栞子「それが璃奈さんなりのアプローチだったのかもしれませんね。私としずくさんはユニットが違うので気づくのが難しかったと」

しずく「まあ気づけなかったことを後悔しても仕方ないよ。元々かすみさんは人との距離が近いし、多少のスキンシップはあまり気にしないでしょ?」

かすみ「それはまぁ…そうだけど」

63: 2023/08/02(水) 00:12:39.30 ID:RJ3vtAaX.net
栞子「璃奈さんがかすみさんとの距離を縮めようと努力していた矢先、問題の告白…もといイタズラを受けた。璃奈さんにとってそれが予想外だったのかそうでなかったのかは分かりませんが、好意を抱いていた相手からの告白ということもあり、イタズラだと疑うことなく受け入れた、といったところでしょうか」

しずく「いくらかすみさんがイタズラ好きといってもまさかドッキリで告白するとは思わないだろうし、かすみさんのことが好きなら尚更だよ。」

栞子「改めて考えると罪深いですね…」

かすみ「うぅ…返す言葉もございません…」

しずく「かすみさんは璃奈さんのことどう思ってるの?いくらイタズラとはいえキスまでしたんでしょ?」

かすみ「…りな子のことは好きだよ。好きじゃなかったらイタズラでもキスなんてできないし…
努力家で、見た目には表れにくいけど強い情熱を持っていて、苦手なところを武器に変える強さもある。最近は話す機会が増えてきて波長が合うって感じることもあるし、好意を持たれてるって分かった時はびっくりしたけど…嬉しかった。ただこの思いが恋愛としての『好き』かと言われると…分からない」

栞子「なるほど、それが今のかすみさんの答えなんですね」

栞子(本人は分からないと言っていますが、少なくとも友達以上の感情は抱いているように見受けられますね…璃奈さんの想いに触発されているのもあるでしょう)チラッ

しずく「…」コクッ

67: 2023/08/02(水) 14:16:39.64 ID:RJ3vtAaX.net
栞子「いいですか、かすみさん。璃奈さんを本気にさせてしまった以上、あなたは責任を取らないといけません」

かすみ「でも、どうやって…」

しずく「それはね…璃奈さんと向き合って、璃奈さんの想いに応えること…つまり、かすみさんも璃奈さんを愛することに他ならないよ」

かすみ「私が、りな子を…」

栞子「ええ、本当にかすみさんが璃奈さんを好きになれば、イタズラがイタズラではなくなる…告白が現実になるということです」

かすみ「告白が…現実に……」

栞子「今は駆け足で未来を先取りしている状態です。なので少し歩を緩めて、璃奈さんと一緒に歩いてみてはいかがですか?今まで見落としていたものがきっと見えてくるはずですよ」

かすみ「でも、、できるかな……私に…そんなことが……」

しずく「かすみさんならできる。いや、かすみさんしかできない。感情の変化に敏感で、誰よりも人に寄り添うことができる…それがかすみさんだよ?私知ってるもん」

栞子「私が同好会に入った時は暖かく迎え入れてくれましたし、皆さんでお泊まり会をした時もかすみさんは常に周りを楽しませようと動いていました。そんなかすみさんだからこそ、璃奈さんも好きになったのではないでしょうか。後はかすみさんの気持ち次第だと思いますよ。」

かすみ「しず子、しお子……」





かすみ「分かった。覚悟を決める。私はもう逃げない!」

しずく「うん、応援してるよ!」

栞子「また悩んだり、困ったときはいつでも相談に乗りますよ。ご武運を祈ってます」

かすみ「ありがとう!しず子、しお子!」

69: 2023/08/02(水) 20:28:03.87 ID:RJ3vtAaX.net
@虹ヶ咲学園屋上

♬♬♬~
♬♬~
♬~



~~~~~~~~~~~~


エマ「ふぅ…だいぶ良くなってきたんじゃないかな?」

彼方「うん、歌の方は大丈夫そう。あとは…かすみちゃんと璃奈ちゃん、ケープを着るのに苦労してたねぇ」

かすみ「だってボタン留めるの難しくないですか?つい慌てちゃってうまくできないですぅ…」

璃奈「私も苦手…璃奈ちゃんボード『しょぼーん』」

彼方「じゃあ2人の分はマジックテープに変えようか?それなら簡単に着れると思うよ~」

かすみ「え、いいんですか?彼方先輩、すきすき~♡」

彼方「いやぁ、照れるぜ~」


キャッキャッ


璃奈「…」ムスッ

エマ「…?」

71: 2023/08/02(水) 21:30:36.88 ID:RJ3vtAaX.net
エマ「じゃあ休憩にしよう!10分後に再開するね」

「「「はーい」」」





璃奈「かすみちゃん、お疲れ様。はい、お茶」スッ

かすみ「ん、ありがと」ゴクゴク


かすみ「…?なんかいつもと味が違うような…ってこれ、りな子のボトルじゃん!」

璃奈「あ、ごめん。間違えた。かすみちゃんのはこっち」スッ

かすみ「もう、驚かさないでよ~」スッ


璃奈「…」ゴクゴク

かすみ(あれ、よく考えたらりな子のボトルに口付けちゃったよね…それを今度はりな子が飲んでるってことは……)


璃奈「かすみちゃん」ズイッ

かすみ「な、なに?」



璃奈「かすみちゃんの彼女は私なんだから、気安く他の人に好きって言わないで」ボソッ

かすみ「へっ…?」

璃奈「…///」カァァ


かすみ(しまった、ついいつもの調子で振る舞っちゃった…まさか嫉妬されるなんて)

かすみ(でもりな子の嫉妬してる姿なんて初めて見た……か、かわいい……///)

79: 2023/08/03(木) 21:42:52.21 ID:lqCB74X6.net
かすみ「ごめん…りな子の言う通りだね。私が一番好きなのは、他でもないりな子だから……信じて?」

璃奈「ほんとに?」

かすみ「…」コクッ

璃奈「ほんとにほんと?」

かすみ「……」コクッコクッ



璃奈「……じゃあ、今ここで、行動で示して」

かすみ「えっ」

璃奈「私のことが好きなら、できるよね?」


かすみ(離れているとはいえ、向こうにエマ先輩と彼方先輩がいる…でも、私は……りな子に向き合うって決めたから!)


かすみ「……分かった。じゃあ…目、閉じて」


璃奈「……」スッ


かすみ(この角度なら…!)



チュッ♡



かすみ「……ど、どう?///」

璃奈「……///」コクッ

璃奈(やっぱり……直接が一番いい)



璃奈「かすみちゃん、すき♡」

かすみ「私も…りな子♡」



~~~~~~~~~~~~



彼方「……」スヤピ

彼方(声は聞こえないけど、かすみちゃんと璃奈ちゃん、何やらただならぬ雰囲気を感じる…エマちゃんの注意を引きつけつつ、ここは寝たふり……)


エマ「よしよし~」ナデナデ

85: 2023/08/04(金) 21:55:54.96 ID:yYHfpXGp.net
@部室

ガララ

愛「おつかれー!」果林「お疲れ様」

かすみ「お疲れ様です!」彼方「お疲れ~」璃奈「お疲れさま」エマ「おつかれ!」


愛「お、今日はQU4RTZが先に終わってたかー」バタン

エマ「うん、いいところまで進んだからね!ほかのユニットはまだ練習してるみたい」

彼方「A・ZU・NAは何やら猫耳らしきものを作ってたよぉ。一体どんな曲なんだろ~」

果林「R3BIRTHは見た人が度肝を抜くような振付を考えてるって言ってたわ。気合入ってるわね」

愛「なにそれ気になるー!愛さん早く見たい!」

かすみ「A・ZU・NAもR3BIRTHも個性の塊ですからねぇ。アッと驚くものが出てくる予感しかしません」

璃奈「うん、楽しみ。私たちも負けてられない。璃奈ちゃんボード『やったるでー!』」


果林「あら、私達だってこれまでにない演出に挑戦してるのよ?」

エマ「へぇ~、果林ちゃんも気合十分だね!」

愛「ここだけの話、あのカリンが練習中にちょっと怖がってたんだよ」

エマ「果林ちゃんが?珍しいね」

果林「だって、まさかあんな高い所まで上昇するとは思ってなかったもの……」

愛「アハハ、確かに!でもでも、挑戦した甲斐があったんじゃない?たかいだけに!」

果林「ええ、おかげでファンのみんなに喜んでもらえるものになりそうね!」


ワイワイガヤガヤ


………
……

88: 2023/08/04(金) 23:48:39.55 ID:yYHfpXGp.net
かすみ「じゃあ、かすみんたちはこれで。お先でーす!」フリフリ

璃奈「また明日」フリフリ

愛「お、かすかすとりなりー、2人で帰るの珍しいね!」

かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです!さ、りな子行こ!」

璃奈「うん。愛さん、じゃあね」フリフリ

ガラッ

バタン

……





愛「……ねえねえカナちゃん、もしかしてあの2人……」ボソッ

彼方「……さあ、どうだろうね~?」ボソッ





~~~~~~~~~~~~





かすみ(ここまで来たら大丈夫かな)手ニギッ

璃奈「……!」


璃奈「…こっちがいい」手ギュッ

かすみ「りな子…うん、そうだね!」


かすみ(元はといえばイタズラから始まった関係だけど、なんだか板についてきたというか…これがしお子の言っていたことなのかな)

かすみ(前は怖くて言えなかったけど……今なら、すべて正直に打ち明けられるかも……よし…!)


璃奈「ねえ、かすみちゃん」

かすみ「ん?」





璃奈「今週末、練習休みだし…よかったらうちに泊まりに来ない?……お父さんとお母さんは仕事でいないみたいで……さびしいから」

かすみ「……へっ?」

91: 2023/08/05(土) 12:45:58.90 ID:m9OvXJRX.net
@璃奈の部屋

ガチャッ

璃奈「さ、どうぞ」

かすみ「お、お邪魔しまーす」ドキドキ

バタン


璃奈「……かすみちゃん、緊張してる?」

かすみ「う、うん……まあね」

璃奈「そんなに構えなくて大丈夫。私はただ、かすみちゃんと一緒にいたいだけだから」

かすみ「……私も気持ちは同じだよ。りな子と一緒にいたい」

璃奈「えへへ、うれしい。せっかくのお泊まり会、今日はいっぱい遊ぼうね」

かすみ「うん!」ニッコリ

92: 2023/08/05(土) 20:48:30.03 ID:m9OvXJRX.net
璃奈「まずはこのゲームで遊ばない?」スッ

かすみ「お、そのシリーズはやったことあるよ。望むところ!」



………
……


かすみ「ぎゃー!!甲羅ぶつけられた!」ワーワー

かすみ「ああー落ちちゃった!なんでこんな所にバナナ置いてんの!いじわる~!」プンスコ


璃奈「ごーる♪」

かすみ「え、もうゴールしたの!?早くない?」

璃奈「かすみちゃんファイト~」

かすみ「ぐぬぬ、かすみんだって…!」



………
……


デデン!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1st    RINA.
2nd   SASUKE
3rd   MIA
4th   SETSUNA
5th   kasumin.
6th   LANZHU
7th   KAMIYA
8th   FUMI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

かすみ「またりな子1位!?どうやったら1位取れるの?教えてよ~」

璃奈「ぶい。1つアドバイスすると、かすみちゃんは取ったアイテムをすぐに使う癖がある。アイテムは使い所を見極めないと十分な効果を発揮できない」

かすみ「だって、楽しくてすぐに使いたくなっちゃうんだもん」

璃奈「気持ちはわかる。楽しめてるなら何より。ただ、上位を目指すならある程度戦略を考えてプレイする必要がある」

かすみ「うーん、そういう頭を使うことは苦手だけど……ちょっと試してみるよ」

璃奈「アイテムの使い所が分かれば、他のプレイヤーがどう使ってくるか予想できるようにもなる。いいことづくし。」

かすみ「なるほど……」

璃奈「じゃあ次のレース、いってみよー」

95: 2023/08/05(土) 22:43:59.92 ID:m9OvXJRX.net
かすみ「はー、疲れた。。結局3位が精一杯だったかぁ」

璃奈「だいぶ良くなってたよ。ただ、それ以上に2位の人がすごく上手だった。あれは只者じゃない」

かすみ「だよね!?こっちがいくら攻撃しても全部防がれるし……あれは参ったよ」

璃奈「私も本気だったから勝てたけど……少しでも気を抜いたら捲られるところだった。いい緊張感でプレイできたから感謝しないと」

かすみ「さすがりな子だね。。ゲームは十分楽しんだし、そろそろ息抜きしない?」

璃奈「うん、そうしよう」



かすみ「じゃあ、次はこれなんてどう?」ドサッ

璃奈「これは……ポーチ?」

かすみ「うん、かすみんの化粧ポーチ。家から持ってきたの。これでりな子をもっと可愛くしてあげる!」

璃奈「いいの?じゃあお願いしようかな」

かすみ「任せて!腕が鳴りますよ~!」

96: 2023/08/06(日) 12:26:55.00 ID:AmRpR9Cg.net
かすみ「まずは少し眉毛を描いて……うっすらアイシャドウを入れて」スッスッ

かすみ「次にピンクのチークを入れて……ナチュラルカラーのルージュを塗って」ヌリヌリ

かすみ「後は髪をお団子にして、と……」シュルシュル



かすみ「はい、完成!ほら見てみて!」

璃奈「おお……!これが私……なんか新鮮」

かすみ「でしょ?りな子は色白だから、ほっぺと唇の色がよく目立っててかわいいよ。お団子も大人っぽくて似合ってる!」

璃奈「ありがとう。かわいくしてくれて、うれしい……せっかくだから、かすみちゃんにも口紅塗ってあげるね」

かすみ「かすみんにも?じゃあお願いしちゃおっかな」スッ

璃奈「そうじゃなくて、こっちで」ズイッ



チュッ♡



かすみ「……ふぇっ?///」

璃奈「うん、うまく塗れたみたい///」

かすみ「も、もう……りな子ったら///」テレテレ

かすみ(初めて、りな子からキスされた……///)ドキドキ



かすみ「……もう1回、私からもさせて?」

璃奈「……」コクッ

チュッ♡

102: 2023/08/06(日) 20:58:22.43 ID:AmRpR9Cg.net
………
……


かすみ「……んっ……はぁ……はぁ……♡」

璃奈「……ふぅ……はぁ……はぁ……♡」

かすみ「りな子ぉ、、激しすぎ……何回やるの……///」

璃奈「かすみちゃん、、だって……///」

かすみ「先に、仕掛けたの……りな子じゃん……」

璃奈「かすみちゃんが、かわいすぎるのが……わるい……」

かすみ「ま、まぁ……かすみんがかわいいのは、当然ですし?……でも、りな子も、かわいかった///」

璃奈「私は、キュート系スクールアイドル、だから……いつか、かすみちゃんのかわいさを、超えてみせる」

かすみ「私が、もっと引き出してあげる……でも、かすみんだって負けないよ?」

璃奈「私たち、どんどん高め合えるね♡」

かすみ「そうだね♡」

105: 2023/08/07(月) 12:32:18.22 ID:OWgIJq20.net
かすみ「ふぅ、落ち着いたらなんかお腹空いてきちゃった……ってもうこんな時間!?」

璃奈「外、いつの間にか暗くなってきてるね。よし、晩ごはんは出前にしよう」

かすみ「いいの?」

璃奈「任せて。とっておきのサービスがある。何か食べたいものはある?」

かすみ「うーん……せっかく頼んでもらえるんだし、りな子が好きなものでいいよ」

璃奈「わかった。じゃあ……」ポチポチ



璃奈「よし、注文完了。期待して待ってて」

かすみ「ありがと!」

かすみ(とっておきのサービスって何だろ、気になる……)



………
……


ピンポーン

璃奈「お、来たみたい」スタスタ

ピッ

璃奈「はーい」

「こんばんは、YuberEatsです!」

璃奈「待ってました。さ、入って」ピッ

「今行くねー」

プツン


かすみ(ん?妙にフレンドリー、しかも聞き馴染みがある声……)

107: 2023/08/07(月) 20:53:19.29 ID:OWgIJq20.net
璃奈「かすみちゃんも一緒に受け取りに行こう」

かすみ「う、うん」


スタスタ


ガチャッ


璃奈「お疲れさま、配達ありがとう」

?「お待たせ!ん……?今日の璃奈ちゃん、いつもと雰囲気が違うね!可愛い!!」キラキラ

璃奈「そうかな///」テレテレ


かすみ「って侑先輩!?」ヒョコッ

侑「お、かすみちゃんもいるんだ!こんばんは!」

かすみ「こ、こんばんは……でも、どうして先輩がここに?」

侑「いやー、最近スクールアイドルのグッズを集めるようになったんだけど、ついつい色々買ってたら金欠で、、それでこのバイト始めたんだ」

璃奈「このサービスには裏技があって、実は配達員を選べる仕組みになってるから侑さんを指名した」

かすみ「そ、それで侑先輩が……」

侑「いつも贔屓にしてくれてありがとう!」

璃奈「侑さんにはいつもお世話になってるから、そのお返し」

侑「うんうん、持ちつ持たれつだね。……ってあんまり長話するとご飯が冷めちゃうから、私はこれで。じゃあねー!」ブンブン

璃奈「うん、またね」フリフリ

かすみ「お外暗いので気を付けてくださいねー」フリフリ

108: 2023/08/07(月) 23:56:29.87 ID:OWgIJq20.net
………
……


かすみ「まさか、侑先輩が来るなんて」

璃奈「かすみちゃんがよくドッキリを仕掛けてくるから、サプライズ返し。驚いた?」

かすみ「そりゃあ、もちろん。。かわいいってりな子褒められてたね」

璃奈「あれは私もびっくりした。おめかししてること、忘れてたから」

かすみ「侑先輩のお墨付きがもらえるほど、りな子はかわいいってことだよ」

璃奈「ちょっとだけ、自信ついたかも。かすみちゃんを超える日はそう遠くない」

かすみ「さっきも言ったけど、そう簡単には負けないよ?」

璃奈「うん。かすみちゃんは、私の憧れで、ライバルで……彼女なんだから。そうこなくっちゃ」



かすみ(彼女、かぁ……)





かすみ「──あのね、りな子。私……謝らなきゃいけないことが、あるの」

璃奈「急に、どうしたの……?」

111: 2023/08/08(火) 19:49:30.69 ID:BD5hjwv9.net
かすみ「ごめんなさい!この前の告白、実はドッキリだったの。りな子をびっくりさせようと、軽い気持ちで仕掛けたイタズラだった」

璃奈「……」

かすみ「断られた後にネタばらしして、ドッキリ大成功!って筋書きだったから……まさかOKされるなんて思ってなくて、頭が真っ白になった」

かすみ「もっと早く打ち明けるべきだったけど、なかなか言い出せなくて……だから、しず子としお子に話を聞いてもらって、ちゃんとりな子に向き合うように言ってもらったの」

璃奈「……」

かすみ「それからは、りな子をただの友達じゃなくて、1人の女の子として見るようになった。するとね、世界が変わったの。自分でもびっくりするぐらい、りな子に惹かれていった……こんなに私のことを好きでいてくれる、素敵な子がいるんだって」


かすみ「だから……すごく身勝手なのは、分かってる。失望したのなら、受け入れる。それでも、改めて言わせて!」



かすみ「私は──りな子が、天王寺璃奈が大好き!!!こんな私でよければ、お付き合いしてください!!」

115: 2023/08/08(火) 21:08:04.04 ID:BD5hjwv9.net
璃奈「……返事をする前に、私も謝らないといけないことがある」

かすみ「え、りな子も?」



璃奈「本当は……気付いてたの。かすみちゃんの告白がドッキリだってこと」

かすみ「へ……?」

璃奈「かすみちゃんは、人の目をまっすぐ見て話せる子。でも、あの時は……目を合わせようとしなかった。いつもかすみちゃんを見てたから、すぐに分かった」

かすみ「え、じゃあ、、分かった上で……?」

璃奈「もし断ったら、終わってしまう……咄嗟にそう判断して、OKしたの。それからは、必氏にかすみちゃんの気を引こうとした。わざとボトルを間違えたり、露骨に嫉妬してみせたり……」

かすみ「あれ、わざとだったの!?」

璃奈「そう。気付かないなんて、鈍感。。それでも徐々に手応えを掴んできてたから、思い切って家に誘ったの。ここなら、包み隠さず全て話してくれるかな、って」

かすみ「じゃあ、私は、、始めから……」

璃奈「全て、私の掌の上。これが、私からかすみちゃんへの"ドッキリ"」

かすみ「は、はは……」

璃奈「ごめんなさい。さすがに意地悪だったかもしれない。でも、かすみちゃんだってイタズラでキスまでしたんだから、お・あ・い・こ♪」



かすみ「……はぁ、完敗だよ。りな子には敵わないや」

璃奈「私に勝とうなんて、百年早い。どう?失望した?」

かすみ「もっと好きになった。そういうお茶目なところも!」

璃奈「そう、ならよかった。──じゃあいくよ、これが私の返事。心して受け取って!」

かすみ「うん!来て、りな子!」

117: 2023/08/08(火) 22:09:15.04 ID:BD5hjwv9.net
………
……


♬~ オフロガワキマシタ

璃奈「かすみちゃん、お風呂沸いたから一緒に入ろ?」

かすみ「お、いいね。入ろう!」

璃奈「うん。晴れて本当の恋人同士になったんだから、もう遠慮しなくていいよね?」

かすみ「え、どういうこと?」



璃奈「かすみちゃんの身体、隅々まで洗ってあげる。──泊まりに来たってことは、当然することがあるよね?」

かすみ「ち、ちがっ! かすみんそんなつもりじゃ…」

璃奈「問答無用♪」



~~~~~~~~~~~~



アッ…リナコ…ソコッダメッ…

ココガイイノ?モットアラッテアゲル…



おしまい

121: 2023/08/08(火) 22:39:52.33 ID:WP99QWj9.net
よく書ききった

引用元: かすみ「にしし~、>3に>5して>7しちゃいますよ~」