577: ◆m9tEpcJqyE   2015/04/02(木) 01:08:14.92 ID:XhgGiUsYo




前回はこちら



【出来心でやってみた】

《鎮守府》執務室


提督「(今日は新しいリミットレギュレーションの発表……)」

提督「さらば、征竜……君たちはやり過ぎたのだ、神判ほどではないが」

漣「ご主人様~、月刊デュエルスフィンクスが届きましたよ~」

提督「む、今回は早かったのだな。いつもなら、もう2日はかかるはずだが」

漣「なんか、青葉さんが知人のツテを使って取り寄せたとかでー」

提督「そ、そうなのか……あとで青葉君にお礼を言わなくてはな」

漣「あー、そういえばちょっと高くついたとか言ってましたしねー」

提督「ふむ、し、執務は終わらせてあるので、さっそく読ませてもらうとしよう」

漣「どぞどぞ、漣はお茶でも淹れてくるので」

提督「…………」(ペラッ

《これが4月からの新制限だ!》
禁止:【銀河眼の光子竜】【超銀河眼の光子龍】【銀河眼の時空竜】【超銀河眼の時空龍】【銀河眼の光子竜皇】【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】【ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン】

制限:【銀河戦士】【海皇子アプトアビス】(以下略)


提督「……ガハッ!?」

漣「ちょっ、ご主人様ァ!?」

提督「さ、漣君……誰にでも必ず、別れは来る……いつか、突然に……。それは、私と銀河眼にも……いや、夢だ、これは悪い夢」

漣「し、新制限が全力でご主人様を頃しに来てる。一体なにが起きて……って、んん? これ、シールになってる?」(ベリベリ…

コラ画像<ジャンジャジャーン! 今明かされる衝撃の真実ゥ~!


提督「なん……だと……」

漣「イタズラ、だったみたいですねー……」

提督「っ、く……よかった、牢獄に閉じ込められる銀河眼はいなかったのだ……よかった、本当に……」(ポロポロ

漣「……アホ葉ァァァァッ!! ちょっと執務室に顔出せやゴルァッ!!」(館内放送ON

提督「グスッ……そうだな、今回の件に関しては、私からも青葉君に言うことがある……」



《この後、割りと本気で提督に説教される青葉が目撃された》




※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ



580: 2015/04/02(木) 01:17:37.13 ID:XhgGiUsYo
【提督とコミュニケーション】(ベンチでドッキリ)


ツワモノドモガユメノアト……


《艦娘用宿舎》食堂

陽炎「ん? なにこれ……って、ああ、青葉さんが作ってたドッキリの小道具か」(ペラッ


『任務(ウィークリー):居眠りに見せかけて提督にスキンシップせよ』


陽炎「ご丁寧に、司令の許可印まで押しちゃって……こーいうの先に出しておけば、きっと盛り上がったでしょうに」(ポイッ

陽炎「ふわ~ぁ、寝よ寝よ~」(トタトタ



不知火「ふぅ……いいお湯でした」(ホコホコ

不知火「ぬ? 誰ですか、テーブルに書類を出しっぱなしにして」(カサッ

不知火「こ、これは……こんなところに指令書を放置するなんて、司令が知ったらきっとお怒りになります」(オロオロ

不知火「このままにはしておけません」(パタパタッ


掲示板<貼るなよ……絶対に貼るなよ……!?


不知火「よし、これで大丈夫ですね」(ぬいっ!

不知火「しかし、寝たふりをして司令とスキンシップをはかれとは、変わった指令です」

不知火「ふむ……司令に……ふむ」(キラキラ

599: 2015/04/03(金) 02:02:08.37 ID:yvMaov6zo
《任務(ウィークリー):居眠りに見せかけて提督にスキンシップしろせよ》

(不知火の場合)

《鎮守府》中庭


提督「(最近、毎日ここで昼食をとっているな……)」(菓子パンもふもふ

不知火「司令、こちらにおられたのですね」

提督「ぬ、し、不知火君か……どうした、緊急の事案かね?」

不知火「いえ、海上護衛の任務が終了したのでその報告に参りました」(キリッ

提督「そ、そうか」

提督「(旗艦は多摩君だったな……彼女は任務の間、駆逐艦の艦娘を休ませるために、ほとんど眠らずに警戒にあたってくれるからな、今頃自室で眠りこけているか)」



《艦娘用宿舎》多摩の部屋

多摩「ふにゃ~……」

球磨「お疲れ様だクマー。ご飯作っておくから、ひと眠りしたら食べるクマ」

多摩「了解ニャー……」

木曾「布団ぐらい被れよ……仕方ねえなー」(布団カケカケ

多摩「ウ゛~……妹含めて、手のかかる連中が多いから大変なんだニャ~」

木曾「誰が手のかかるって?」

球磨「木曾……それ以上聞かないのがお前のためクマ」

木曾「球磨姉も多摩姉もヒデーな!?」



不知火「任務は大成功、燃料と弾薬が上限に達しました」

提督「またか……。そろそろ大規模な開発を行った方がいいかもしれないな」

不知火「はい、後で工廠の妖精さんたちに伝えておきます」

提督「う、うむ、お願いしよう」

不知火「それと他に報告が一件」(ソワソワ

提督「……な、なにかね?」

不知火「その、護衛の途中で深海棲艦の襲撃がありました。駆逐イ級だけだったのですが……」

不知火「多摩さんが気づき、交戦開始。《不知火》の砲撃が敵旗艦に命中、轟沈させることに成功しました。もちろん、船団への被害はなしです」(ぬいっ!

提督「そうか」

600: 2015/04/03(金) 02:04:31.72 ID:yvMaov6zo
不知火「あと、護衛任務が終了した時、船団の艦長さんたちにお菓子をいただきました」(ペカーッ

提督「そ、そうか、よかったな」

提督「(そういえば、不知火君は船団の年配の方に可愛がられていると神通君が言っていたな……)」

不知火「はい。たくさんいただいたので、司令も一ついかがですか」

提督「……不知火君が構わないのなら、い、いただこう」

不知火「! ど、どうぞっ」

ウメー棒<キャラメル味とか邪道だろ……

不知火「司令、不知火もこちらでお菓子を食べてもよろしいでしょうか」

提督「む? う、うむ、好きにしたまえ」

不知火「ありがとうございます」(チョコン

提督「…………」(モソモソ

不知火「…………」(サクサクッ

提督「……交戦で不知火君たちは怪我しなかったのかね?」

不知火「ご安心ください、みんな大きな損害を受けることなく、船団護衛任務を成功させました」

不知火「駆逐イ級に砲撃されそうになったのですが、不知火がですね、それよりも早く主砲を撃ってですね――――」(身振り手振り

提督「よ、よく頑張ったな」

不知火「いえ、司令に言われた通り、自分にできることを全力でこなしただけです」(キリッ

提督「そ、そうか」

不知火「…………」(尻尾パタパタ

提督「……し、不知火君は偉いな」(ナデ…

不知火「~~~♪」(キラキラキラキラ




(夜)
《艦娘用宿舎》談話室

不知火「それでですね、司令に頭を撫でていただきました」(鼻高々

陽炎「あー、そりゃよかったわねー」

陽炎「……でもさ、不知火。アンタ、ウィークリーの任務(偽)消化しに司令に会いに行ったんじゃなかったっけ?」

不知火「――――ハッ!?」

陽炎「司令とお話するのに夢中で忘れちゃったかー」

不知火「し、不知火に落ち度でも……」

陽炎「ないない、ないからすぐ涙ぐむのは止めなさいって」

不知火「……はい」(ショボリ



《任務:失敗!》

615: 2015/04/04(土) 00:10:16.89 ID:ogAWIT5FO
【提督とスキンシップ】

《任務(ウィークリー):居眠りのふりをして提督にスキンシップせよ!》

(吹雪の場合)
《鎮守府》中庭


吹雪「(司令官のここ最近のマイブームは中庭でランチ……ここで待機してたら来るよね!)」

提督「……ぬ、吹雪君か?」

吹雪「(来たーっ!)」

吹雪「ぐ……ぐー……ぐぅー」

吹雪「(いつも使ってるベンチで居眠りしてる……フリをしてる私の横でご飯を食べる司令官)」

吹雪「(食べ終わった頃合いを見て、肩に頭を預ける私……!)」



司令官『ぬ……仕方がないな、吹雪君は』

吹雪『ぐぅー……ムニャムニャ』

司令官『仕方あるまい、ゆっくり寝たまえ』(上着パサー

司令官『君が起きるまで、ずっと隣にいるのでな……』(肩抱き寄せ

吹雪『ムニャ~♪』(キラキラ



吹雪「(なーんてっ、こんなロマンチックなシチュエーションになっちゃったりして~♪)」(ニヘラ

提督「…………」(スッ

吹雪「(動いた! 座るんですか? 座るんですね、司令官!)」(ググッ…


提督「き、気持ちよく眠っているのを起こしては悪いからな。私は……向こうのベンチで食べるとしよう、うん」(ソソクサ

吹雪「…………」(薄目チラッ



(隣のベンチ)
提督「……ハァ」(ショボリ


吹雪「(あ、お気に入りの席が使えなくてガッカリしてるっぽい……)」



(夜)
《艦娘用宿舎》食堂

吹雪「……それで、パン食べ終えたら私のことチラチラ見ながら帰っていったんだー」(塞ぎこみ

敷波「あちゃー……私がそれやられたら、たぶん部屋でふて寝するな」

綾波「私も……」

綾波「(でも、しょんぼりしてる司令官も、それはそれで可愛らしいかもしれませんねー)」(キラキラ

満潮「綾波、アンタ鼻血出てるわよ……」

綾波「ずびません、気にしないでくだひゃい」

吹雪「吹雪いてるー、吹雪いてるー、心の中が吹雪だよー」(潮干狩りモード


《任務:失敗!》

616: 2015/04/04(土) 00:10:57.31 ID:ogAWIT5FO

(祥鳳の場合)

《鎮守府》中庭

祥鳳「あら、提督。やっぱりこちらにいらしたんですね」

提督「しょ、祥鳳君……君も中庭で昼食かね」

祥鳳「はい!」

提督「(ここ2、3日中庭で艦娘とよく遭遇する気がするのだが、そ、そろそろ場所を変えるべきか……)」

祥鳳「あの、提督? 提督はもうお昼、食べちゃいましたか?」

提督「うぬ? い、いや、これから食べようとしていたところだが……」(餡ドーナツ&生クリームコロネ

祥鳳「そうですか……。実はお昼にと思って、間宮さんのところでお菓子を買ったんですけど、ちょっと買いすぎちゃって……」(桜餅&道明寺

提督「重箱にいっぱいに……ま、またずいぶんと奮発したのだな」(ゴクリンコ

祥鳳「ええ……伊良湖ちゃんが猛スピードで拵えてるのを見たら、つい」

祥鳳「提督、よろしければ一緒に食べませんか?」

提督「む、あ、いや、それは……いいのだろうか」

祥鳳「もちろんです。どんなに美味しくても、これだけの量になると少し厳しいですから、ウフフ♪」(ペロッ

提督「……で、では、後で桜餅の代金を払おう」

祥鳳「いいですよ、そんなの気にしないで、たくさん食べてくだされば」(隣腰かけ

祥鳳「あ、お茶も用意してますから……はい、どうぞ♪」

提督「む、か、かたじけない」

祥鳳「ウフフ、嫌だ、提督ったらお武家様みたい」

提督「うぬ、す、すまない」

祥鳳「クスクス、謝るほどのことじゃないです」

提督「すまない……」

祥鳳「もう~」(苦笑い



祥鳳「それにしても、本当にいいお天気」

祥鳳「丁度時期ですし、お花見がしたくなりますね」

提督「桜を眺めながら桜餅を食べるのか……」

祥鳳「桜尽くしですね!」

提督「は、花より団子というし、駆逐艦の子たちは喜びそうだな」

祥鳳「他のメンバーは……やっぱりお酒かしら?」

提督「それも花見の楽しみの一つだ、い、いいと思うよ」

祥鳳「羽目さえ外さなければ……ですね」(ニッコリ

提督「酒が入ると、一部の子がやけに絡んでくるから……やはり宴会は苦手だ」

祥鳳「(主に神通さん……あの人も、だいぶイロイロと溜め込んでいますしね……)」

提督「……だが、まあ……みんなの気晴らしにはなるだろうし、花見の件については考えておこう」

提督「む、無論、飲み過ぎない、私に絡まないという条件は譲れないが」

祥鳳「」

提督「ど、どうかしたのかね?」

<ヤ、ヤッター!! 提督も参加されるんですよね!? 私、嬉しいです!
<しょ、祥鳳君!? 急にどうしたのだ、祥鳳君!?

617: 2015/04/04(土) 00:11:40.43 ID:ogAWIT5FO
(夜)
《艦娘用宿舎》祥鳳の部屋


祥鳳「う、うぅん……うぅん……」

瑞鳳「もぉ、気分がいいからって、重箱いっぱいの桜餅食べ切るなんてやり過ぎだよぉ」

祥鳳「て、提督が……自分も参加する前提でお花見の計画を立ててくれたのが、う、嬉しくて……つい」

瑞鳳「それは瑞鳳もビックリしたけどぉ……」(背中さすさす

祥鳳「ありがとうね、瑞鳳……だいぶ楽になったわ……」

瑞鳳「んぅ、気分悪いって言っても、お昼から何も食べてないのよねぇ」

瑞鳳「よかったら瑞鳳の甘ぁい玉子焼き、食べるぅ?」

祥鳳「……せめてそこは卵粥にしてくれないかしら?」

瑞鳳「……えへっ♪」



《任務:成功?》

640: 2015/04/05(日) 23:07:10.52 ID:LiBoYoLpo
【艦娘たちとコミュニケーション】雷編
《鎮守府》執務室


雷(当日秘書艦)「じゃーん! お弁当作ってきたわ、司令官!」

提督「(あ、朝、大荷物を抱えてきたと思ったら……そういうことか)」

雷「お天気もいいし、せっかくだから中庭で食べましょうよ、ね!」

提督「……か、構わないが」

雷「えへへ、決まりね! それじゃ移動しましょ♪」

提督「(さ、最近、艦娘たちの間で中庭が流行っているのだろうか……?)」



《鎮守府》中庭

雷「ハイ、司令官の分! あと、スープとサラダも用意したわ」(テキパキ

提督「こ、これはいささか多すぎないだろうか……」

雷「最近、お昼に菓子パンばかり食べてるって聞いたわよ~。ダメじゃない、ちゃんとお野菜も取らなきゃ!」(プンスカ

提督「み、耳に痛いよ」

雷「早起きし作ったんだから、たーくさん食べてね!」

提督「……い、いただきます」

雷「どうぞ、召し上がれ♪」

641: 2015/04/05(日) 23:07:44.10 ID:LiBoYoLpo
(提督&雷、食事中・・・)



雷「どう? 司令官、美味しい?」

提督「う、うむ」

提督「(量が多くて、少し辛くなってきたが……)」

雷「あ、もしかしてお茶欲しい? ハイッ、どうぞ!」

提督「……ありがとう」

雷「どういたしまして!」




提督「ぅ……ご、ごちそうさま、でした」

雷「ハイ、お粗末様!」


お日様<もっと地球は温暖化するべきだ(ポッカポカ


雷「ふわぁ、いい天気ね~」(のほほん

提督「む……そ、そうだな」

雷「むぅ~……」(うつらうつら

提督「雷君、眠いのかね?」

雷「ちょっと……。朝、早起きし過ぎたのかしら……」

提督「……」

雷「…………スゥ」(こくり…こくり…

提督「(しっかり者ではあるが、やはりまだ幼いのだな。寝つきのよさが文月君たちとよく似ている……)」

雷「むにゃ……もぉっ…と頼って……いいのよぉ」

提督「頼っても、か……。もう、十分に頼らせてもらっているさ」

提督「(む、むしろ頼りすぎで疎まれているのではないだろうか……)」(ドキバグ

提督「もう少し、みんなの負担が減るように頑張らねば」(決心

雷「そんなんじゃダメよぉ!」

提督「!?」

雷「……ふにゅう」(スヤァ

提督「ね、寝言か。と、とりあえず、もう少し寝かせておくとしよう」



(深夜)
《艦娘用宿舎》食堂

雷「う゛ぅ~」(グテー

イムヤ「あれ、雷さんじゃない、どうしたの眠れない?」

雷「うん……お昼寝し過ぎちゃったみたいで」

イムヤ「アハハ、あるある」

雷「イムヤさんは? もしかして、眠れない?」

イムヤ「私は積みゲーの消化がひと段落ついたから、夜食のカプ麺を作りに……ハッ!」

雷「イムヤさん、明日第三艦隊の人たちと一緒に南西諸島海域の哨戒任務じゃなかったっけ?」

イムヤ「あ、いや、緊張を紛らわそうと思って積みゲーに手を伸ばしたら、そのままズルズルなんてことは~……アハハ」

雷「……」(じーーーーーー

イムヤ「す、すぐに寝ま~す!」(脱兎

雷「まったく。ふわぁ……雷もやっと眠くなってきたし、部屋に戻りましょ」

645: 2015/04/06(月) 01:42:25.99 ID:UCgGOM+Fo
【艦娘たちとコミュニケーション】漣編
《鎮守府》執務室


提督「……漣君、お願いしていた書類はどうなったかね?」(カリカリカリカリ

漣「ほ、ほいさっさ~、たった今出来上がりましたよぉ~」(ヨロヨロ

提督「む、そ、そうか、助かる」

漣「ご、ご主人様の方の進捗状況はどーなのでせうか?」(グデーン

提督「私の方もこれで終了だ……よし」

漣「k、ktkr……ようやく終わりましたね~」

提督「う、うむ、助かったよ。まさか、気づかない内にあそこまで母港が圧迫されていたとは……」

漣「ま、しょーがないんじゃないですかねー。誰かさんが妖精さんたちと趣味で拵えた艦載機やら電探やらソナーやら主砲やら副砲やらZOIDSやら、片っ端からドッグに詰め込んでましたからねー」

提督「す、すまない」

漣「ドッグを開放するために、他所提督さんやメガネ提督さん、オネエ提督さんのところへ装備委譲するための書類がこんな量になったのは誤算でしたが、ね」(ジトー

提督「本当に、なんと言って謝罪すればいいのか……」

漣「反省してます?」

提督「む、無論、反省しているとも」

漣「じゃあ、建造で新人さんをお迎えする準備--」

提督「そ、それは勘弁してもらえないだろうか」

漣「ダメだ、まるで成長していない……」

漣「それでも、始めの頃に比べたら雲泥の差なのがなんともはや」(ため息

提督「す、すまない」(ショボリ

漣「あー、なんか漣、ちょっと疲れちゃったかも~。あーぁ、お休み返上で頑張ったんだし、何かご褒美欲しいな~、なんて」(チラチラッ

提督「……な、何をすればいいのかね?」

漣「へい、ココにカモン!」(ソファーポンポン

提督「わ、わかった……」(オズオズ

漣「うぇっへっへ、ご主人様の膝枕ktkr!」(ゴローン

提督「さ、漣君……?」

漣「ご褒美、ご褒美ィ♪ ん~、なかなかいいかも、あざ~っす☆」

提督「ぬ、うぬ……」

漣「あ~、癒されるわ~、マジ癒されるわ~」(ウトウト…

漣「漣……ちょっと寝まーす……おやすみなさ~い」

漣「――――スヤァ」

提督「……」

646: 2015/04/06(月) 01:44:07.32 ID:UCgGOM+Fo




提督「――――フゥー……し、仕方あるまい、少しの間だけ我慢、だ」(ブルブル…

漣「ンゥ……すぴー……」

提督「……よく眠れるものだ、私の膝枕などで」(ナデ…



<ガチャッ

多摩「提督~、大本営からお手紙だニャー」

提督「!!?」

多摩「…………?」

漣「クカァー……」

多摩「……ごゆっくりニャー」(ススス…

提督「ま、待ちたまえ、多摩君……待って……!」

多摩「多摩は空気読めるから、みんなに言いふらしたりしないから安心……じゃーニャ」

<パタンッ


手負い督「ぐ、うぅ……!」(キリキリ

665: 2015/04/06(月) 22:00:31.20 ID:UCgGOM+Fo
【艦娘たちとコミュニケーション】神通編
(提督休日)


提督「(特にすることが思いつかないので、仕方なく散歩に出たはいいが……)」

提督「さすがに鎮守府の中だと、目新しさがない……な」(トボトボ

提督「大規模遠征任務で艦娘の大半が出払っているお陰で、人に絡まれないのはありがたいのだが」

提督「……間宮君のところで持ち帰りの甘味でも買って、中庭で食べるか」




《鎮守府》中庭

神通(鉢金なし)「~♪」(ペラ…

提督「」

神通「? あ……て、提督」

提督「(……そういえば、万が一に備えて第一艦隊の主要メンバーは待機任務だった)」

提督「(戦闘のできる艦娘を全員、遊びに行かせた挙句、深海棲艦の襲撃を受けて壊滅した鎮守府があると大本営から連絡があったしな。用心するに越したことはない)」

提督「ど、読書かね?」

神通「は、はい。この間、漣さんに借りた『恋する乙女は片手で龍をも頃す』という……ラ、ライトノベル? です」

神通「その、悪いドラゴンに攫われた好きな人を助け出すために、内気な女の子が一生懸命戦うというお話なんですけど、少し……共感できるところがあって、とても面白いです」

提督「確か、本土の若い女の子たちに大人気の恋愛小説だったか。な、なかなか個性的なタイトルだな」

神通「クスッ……そ、そうですね」

神通「提督はお散歩ですか?」

提督「う、うむ。そろそろ一休みしようと思い、間宮君のところで持ち帰りの甘味を購入してきたところだが」

神通「そうなんですか……えっと、ど、どうぞ……?」(スペースあけあけ

提督「――――し、失礼させてもらおう」

神通「は、はい」

提督「……よ、よければ神通君も一つ食べるかね? シュークリームなのだが、カスタードとチョコと抹茶がある」

神通「い、いいんですか?」

提督「遠慮せず選びたまえ」

神通「じゃあ、ま、抹茶がいいです」

提督「うむ」

神通「い、いただきます」(モキュモキュ

提督「うむ……」(モキュモキュ



(提督&神通、甘味満喫中・・・)

666: 2015/04/06(月) 22:02:08.73 ID:UCgGOM+Fo

神通「やっぱり、間宮さんのお菓子は美味しいですね」

提督「ああ!」(キラキラ

神通「あ……」

提督「ど、どうかしたのかね、神通君」

神通「い、いえ、あの、提督、じっとしててくださいね」(距離つめつめ

提督「?」

神通「口の横にクリームが……ハイ、取れましたよ」(指で拭い

提督「ぬ……ぅ……す、すまない」

神通「き、気にしないでください……ハムッ」(指咥え

提督「!?」

神通「――――はっ!!? ゴ、ゴメンなさい……!?」

提督「あ、い、いや、いいのだ、私の方こそすまない、私が綺麗に食べなかったから……!」

神通「いえ、提督のせいじゃ……!」

提督「ぅ……ぬ……」(キョドキョド

神通「あの……その……あのっ」(モジモジ




(茂みの中)

青葉「(胸騒ぎがして、遠征を大成功で終わらせて帰ってきてみれば……なんですかこのシュークリームばりに甘ぁ~い状況!)」

青葉「(あんなに寄り添っちゃっても~! 膝枕されてる漣さんも威力高かったですが、こっちは初々しいやら甘酸っぱいやらで最高です!!)」(激写


神通『……て、提督はこの後、何か予定があるんでしょうか?』

提督『い、いや、特にこれといった用事はないが』

神通『――――じゃ、じゃあ、ゆっくりと、じ、神通とお話しませんか……?』

提督『……わ、私などが相手でいいのなら』

神通『あ……!』(パアァァッ




青葉「(いやあ、これはイロイロ捗りますねー。きっとコレ、任務頑張った青葉へのご褒美です♪)」

青葉「(おっと、あんまり同じ所にいたら司令官と神通さんに気取られてしまいます。そろそろ場所を移動しない――――)」

那珂「ア~オ~バ~ちゃん♪」(ガッシ

川内「ドーモ。青葉=サン。夜戦忍者です」(ニッコリ

那珂「那珂ちゃんだよ~♪」

青葉「川内さん、那珂ちゃんさん!? お二人がなんで!?」

那珂「なんかー、神通ちゃんが提督といい雰囲気になりそうな気がしてー」

川内「(出歯亀の)邪魔しに参った」

那珂「さ、馬に蹴られちゃう前に移動しよっか~♪」(ズルズル

青葉「アイエエエ!」

673: 2015/04/07(火) 04:20:55.11 ID:KO2TOTJ/o
【艦娘たちとコミュニケーション】金剛編

《鎮守府》執務室


金剛(当日秘書艦)「Hey、提督ゥ~。お仕事、まだ終わらないですカ~?」(グデ~

提督「も、もうすぐ終わるから、静かにしていてくれないか」

金剛「ハ~イ」(ブーたれ

提督「ま、まったく、落ち着きのなさは軍学校の頃から変わらないな」

金剛『訳:はあ? なにそれ嫌味のつもり?』

提督『訳:そ、そんなつもりではないが……。ただ、騒がしすぎるのは個人的に苦手だというだけで……』

金剛『訳:なによそれ、私のこと嫌いだって言ってるようなもんじゃない』(ジトー

提督『訳:苦手と言っているだけで、嫌いとは一言も言っていないだろう……』(渋面

金剛『訳:……ホントに?』

提督『訳:う、嘘をついて何になるというのだ』

金剛「…………」(後ろ回り込み

提督「こ、金剛……?」

金剛「ウフ、ウフフフ~♪」(ハグーッ

提督「んなっ!? な、なんだ急にっ、やめろ、やめてください、氏んでしまいます!!」

金剛「ン~、お断りしマース♪」(スリスリ

提督「こ、金剛ッ、冗談でもやめてくれないか!?」(ジタバタ

金剛『訳:やーよ。……アナタ、かなり肩凝ってるわね~』(モミモミ

提督「ふぐっ!? う、ぬ……」

提督『訳:そ、その、金剛……秘書艦だからと言って、マッサージなんてする必要は……』(ウト…

金剛『訳:ちょっとマッサージされただけでウトウトするぐらい疲れてるのに、意地なんて張らないでよ』

金剛『訳:ほら、今日の分の仕事も終わってるんだし、ソファーに横になりなさいよ』

提督「ぬ、うぬ」(フラフラ

金剛『訳:普段から気を張り詰めすぎなのよ。ほら、膝貸してあげるから、もうちょっと力抜いてみなさいって』(グイグイッ

提督「い、いや、さすがにそれは……」

金剛『訳:い・い・か・ら!』(膝枕強制

提督「ぬ、ぬう――――!」



(金剛、懐柔中・・・)



提督「ぐぅ……」

金剛『訳:……ゆっくりおやすみなさい』(ナデナデ

提督「う、うぅ……」

金剛「…………」



金剛『訳:――――ねえ』



金剛『訳:なんで……何も言わないで、私のこと置いていったの?』(ナデ…

金剛『訳:ウソツキ……』

692: 2015/04/07(火) 23:53:46.70 ID:19cWHlQEO
【艦娘たちとコミュニケーション】大和編


衝撃が走る。これで何十回目だろう
ウンカの如く飛び回る敵艦載機の爆撃に、最強を誇るはずの体は火を噴き、悲鳴のように黒煙を上げる


前へ進まなければならない
ここで止まるわけにはいかない
こんなところで沈むわけにはいかないのに、体は言うことを聞かなくなっていく

まだ自分は何も成し遂げていないから
まだ、誰も助けられていないのだから

そんな思いとは裏腹に、満身創痍となった体はついに崩れ落ちて、泡と共に水底へ呑み込まれていく

悔しい……

何が最強だ
敵から落とされる爆弾に翻弄され、ただ逃げ惑っていた木偶の坊が


勝てないだろうことは端から理解していた
それでも、自分が出撃することで戦況に一石を投じるぐらいはできる
そう、信じたかった……なのに


ゴボゴボという耳障りな水音と、遠くで続く爆撃の音を聞きながら目を閉じる

次があったら、私を必要としてくださる方に全身全霊をもって尽くし、勝利を約束する……《大和》の名に恥じぬ者になれますようにと願いながら――――






大和「…………ン、ぅ?」

大和「こ、こは……」(クンクンッ

大和「この匂い……提督のご自宅。大和は確か、鳳翔さんのお店で飲んでいたはず……」


提督「む、起きたかね」

大和「提督! も、申し訳ありません、大和、どうして提督のお家にお邪魔しているのでしょうか……?」

提督「む、うむ……実は店で大和君が泥酔しているのでどうにかしてほしいと、鳳翔君から連絡があってな」

提督「な、何か、相当嫌なことがあったのだな。あそこまで荒れている大和君は初めて見たよ」

大和「え……」

提督「お、覚えていないのかね?」

大和「……お恥ずかしながら。大和、ど、どんな感じだったのでしょうか?」

提督「その、誰が木偶の坊だ……や、チクチク爆撃ばかり目障りなんですよ、このド素人が……など」

提督「その後はずっと、自分は役に立てていますか、自分は燃料と弾薬を浪費する駄級戦艦の艦娘ですと、延々私に愚痴を……」

大和「……ワスレテクダサイ」(顔覆い

提督「う? うむ、私も忘れるので、君も早く忘れてしまいなさい」

提督「み、水を持ってきたが飲むかね」

大和「いただきます……ンクッ、コクッ……ぷふぅ」

693: 2015/04/07(火) 23:54:14.77 ID:19cWHlQEO

提督「……大和君が荒れた理由は、なんとなく察しはつく」

提督「今日は坊ノ岬沖海戦……戦艦《大和》が沈んだ日だからな」

提督「神通君や漣君も、かつての艦の記憶を夢に見て、辛い思いをしていた。大和君もそうなのだろう?」

大和「……はい」(ギリッ

提督「大和君?」

大和「……何でもありません」

大和「(大和と話しているのに、他の女の人の名前を出さないでほしいです……なんて言っても、提督を困らせるだけですね)」

提督「今から宿舎に帰るのは面倒だろう。私のベッドで悪いが、今夜はそこで休みたまえ」

大和「あ、ありがとうございます」

提督「う、うむ。では、おやすみ、大和君」

大和「あ……」(ピクッ

提督「ど、どうかしたのかね? 気分が悪いのか? 待ってくれ、すぐに洗面器を……!」

大和「は、吐きません!」

提督「なんだ、ち、違うのか」(安堵

大和「もう……意地悪です、提督」

提督「す、すまない」

大和「そうじゃなくて……少しだけ、もう少しだけ、大和の傍にいてください」(ダキッ

提督「なっ、何を……」

大和「……大和が、落ち着くまでで構いませんから」(ギュ…ウ

提督「や、大和君?」

大和「そうすればきっと、どんなに怖くて辛い時でも、大和は提督と……《大和》の名に希望を抱いてくれた人たちのために戦えるから……」

提督「ぬ、うぬ……」(ギュ…

大和「……ありがとうございます、提督」(頬スリスリ

提督「っ、うぐ……」(キリキリ






(30分後)

大和「……提…督ぅ、いけません……こんなところで……みんなに見られて……しまいます♪」(ムニャムニャ

提督「やっと眠ってくれた……」

提督「(前々から思うのだが、大和君に限らず、この鎮守府の艦娘はもう少し自分の容姿に対する認識と、異性への警戒心を持つべきではないだろうか……)」

提督「(大和君ほどの女性にこうも密着されると……その、なんだ、さすがに私も困るのだ)」(悶々

提督「ああ、また無性に憲兵殿に通報したくなってきたぞ……」(キリキリ

710: 2015/04/10(金) 01:17:04.13 ID:NCj24PnYO
【艦娘たちとコミュニケーション】大和編

(後日)
《鎮守府》食堂


大和「~♪」(キラキラキラキラキラ

漣「まーた今日はいつもに増して、心がハッピーセットな感じですねー」

神通「大和さん、何かいいことがあったんですか?」

大和「そんなことないですよぉ……」

大和「ただちょっと、昨日の夜、提督に抱いていただいただけで、ウフ、ウフフフフフ♪」

漣「は?」

神通「……え」

大和「やだ、大和ったらウッカリ。他の人に知られたら提督に迷惑がかかるから、みんなには内緒にしててくださいね?」(ニコニコ

大和「ふぅ、ごちそうさま。なんだか今日はいつもよりずっとご飯が美味しいです。それじゃ、大和は食器を下げてきますね――」

漣「ちょっと待てよ」(ハイライトOFF

神通「詳しいお話、聞かせてくれませんか?」(ハイライトOFF

大和「あら? 詳しくもなにも……昨日の晩、提督のご自宅で、大和が提督に抱かれた……ただそれだけのことですよ」(テレテレ

大和「逞しい腕の中、提督の匂いに包まれて……耳朶を打つ吐息と、早鐘のように鳴る胸の鼓動を聞きながら、提督に優しく抱かれる……本当に夢のような一時でした」

大和「あ……ゴメンなさい、漣さんや神通さんの前でこんな自慢するようなこと言っちゃって」

大和「でも、安心してくださいね? 提督はお優しい方ですから、漣さんたちにもこれまで通りに接してくださいますよ……たぶん」

漣「おk、戦争だ」(ギリッ

神通「――――」(無表情



潮「あわわ、ど、どうしよう漣ちゃんがスゴい顔で大和さん睨みつけてるよ……!?」

朧「艦娘……というか、女の子がしちゃいけない顔だね」

潮「あ、曙ちゃん、どうしたらいいのかな……」

曙「……大和さんが言ってたことって、本当なのかなぁ?」(涙目

潮「曙ちゃん!?」

朧「曙、待って、まだ慌てる時間じゃない。アレはきっと、大和さんのいつもの勘違いか思い込みだから」



川内「那珂……神通が怖い。神通のあんな顔、私初めて見たんだけど」(カタカタ

那珂「おとなしくて優しい子が怒るとヤバいの典型だしねー。最近は提督といい感じだったとこにアレだから、余計に……だね」




蒼龍「…………」

文月「そ、蒼龍ちゃん~?」

蒼龍「――――あは♪」(ハイライトOFF

弥生「ヒ……!?」

球磨「ほ~い、チビっ子はちゃちゃっとご飯食べて、球磨と一緒に遠征にお出かけするクマ~!」

多摩「おやつは500円までオッケーニャ」

木曾「バ、バナナはおやつじゃないから持ってきてもいいぞぉ!」

711: 2015/04/10(金) 01:18:09.95 ID:NCj24PnYO



北上「なんか爆弾発言来ちゃったねー」

大井「え、ええ、そうですね……」(ピク…ピク…

北上「大井っち~、顔ひきつってんよー?」

大井「オホホ、そんなことないですよ~♪」


瑞鶴「恐いな~、筆頭勢のハイライトが軒並み氏んじゃってるよ」

加賀「そうね。大和さんが言っていることが本当かどうかは別として、これは由々しき事態だわ」

瑞鳳「ホントかどうかは提督に直接、確かめればいいんじゃないかな、かな、かな~?」

祥鳳「ず、瑞鳳、どうしたの、同じこと何度も言ってるわよ?」

大鳳「あ、赤城さん、みんなに落ち着くよう言ってあげてください!」

赤城「…………」

大鳳「あ、赤城さん?」

赤城「……て、提督がそんなことをされるとは思えないけど、これは艦隊の士気にも関わる問題だし、ちゃんと確かめた方がいいんじゃないかしら……なんて」 (ソワソワ

大鳳「赤城さん!?」

712: 2015/04/10(金) 01:19:27.78 ID:NCj24PnYO
<ガチャッ

金剛「提督ゥ、今日はなに食べるデース?」

提督「ま、麻婆豆腐(甘口)定食かな。通りすがりの神父にやけに勧められたので……?」


食堂の艦娘たち<ジーーーーーーッ

漣「……」(ハイライトOFF

神通「……」(ハイライトOFF

蒼龍「……」(ハイライトOFF

曙「……」(キッ!

大井「……チッ」

瑞鳳「アハハ、提督~、ちょっとお話聞きたいんだけどぉ」(ニッコニコ

赤城「……」(チラチラ

提督「」


【食堂にいる艦娘たちの視線が集まる。それだけでも辛いのに、感情の抜け落ちた暗い瞳で見つめる数人の艦娘がいることにも気づいてしまった提督……SANチェックです。成功-1/失敗1d6】

SAN(55)<56失敗!
1d6<5 SAN55→50
アイデア(70)<87失敗!

提督「(……意識が遠のいてきた)」(フラッ

<ドサッ

金剛「て、提督ゥ!?」

金剛「み、みんなもどーしたデスか、目が怖いネ!? 一体何があったデース?」

大和「特に何もないですよ? 大和が提督に抱かれた話をしただけです♪」

金剛「……ちょっとその話、詳しく」(ハイライトOFF



《この後、提督の「それでも私はやっていない」という説得(40)により真相が判明し、大和は正座させられた》



大和(E:超駄級戦艦プレート)「うう……シクシク」(足シビレビレ

提督「だ、大丈夫かね大和君?」

大和「大和、嘘ついてなかったのに……」

漣「紛らわしいこと言うからですよ」(プンスカ

漣「(ま、悪い夢見て慰めてもらうのなら、星空の下、ベンチで寄り添ってお話した漣の方が甘~い感じでしたねー)」(ドヤァ

神通「(私が怖い夢を見た時は、一緒のベッドで眠って……提督に、す、少しだけ大胆なことをしちゃいました……)」(テレテレ

金剛「ムー、なんか釈然としないデース」

蒼龍「いいなぁ、私もスキンシップしてもらいたいなあ……」

713: 2015/04/10(金) 01:20:16.54 ID:NCj24PnYO
【艦娘たちとコミュニケーション】陽炎編

《鎮守府》武道場


(提督&陽炎、格闘訓練中・・・)


陽炎「ヒィ……ハヒィ……」(大の字

提督「だ、大丈夫かね?」

陽炎「あ、あんま……だいじょばな、うぷっ……!」

提督「!?」(シュバッ

陽炎「……っぷ、耐えた。し、司令、ちょっとヒドくない……?」

提督「……す、すまない」

提督「し、しかし、珍しいな、陽炎君が稽古をつけてほしいと言ってくるとは……」

陽炎「丁度司令が道場にいたからっていうのと、なんか最近、漣さんがやたら気合いれて料理してて……ちょっとね」(目逸らし

提督「あ……」(察し

陽炎「(まあ、私からすると、お稽古のお願いを司令が聞いてくれたことのが珍しいんだけど)」

提督「そ、そろそろ稽古を再開しようと思うのだが、大丈夫かね?」

陽炎「うげ、タンマ、もうちょっとタンマ……」

提督「ぬう……し、仕方あるまい、君は水分補給をしていたまえ」

陽炎「はぁ~い」


(提督、独り稽古中・・・)


提督「ふぬッ!」(神風!!

木/人<結局こうなる運命って訳……

提督「む、い、いかん、また木人が」

陽炎「相変わらずぶっ飛んでるわねー」

陽炎「あ、そうだ。ねえねえ司令~」

提督「な、何だね?」

陽炎「前から思ってたんだけど、司令だったらさ、なんかこう、手からビームとか出せそうじゃない?」

提督「君は何を言っているのだ?」

陽炎「ちょっ、かわいそうな子を見る目で見ないでよ!?」

提督「バリアンではあるまいし、手からビームなど出るはずがないだろう……」

陽炎「ぐっ、も、物は試しで一回! 一回だけでいいから試してみません!?」

提督「ぬ、ぬう……」

提督「吝かだが、それで陽炎君が満足するのなら……仕方あるまい」

陽炎「ヤッタ! サーンキュ、司令♪」

提督「(やはり頼みなど聞かずに、一人で稽古に勤しむべきだった)」

陽炎「ワクワクッ!」

提督「……てぇっ!」

電光球<電気は大切にね、ビリビリ!(ポーヒィー

陽炎「うそっ、ホントに出た!?」

提督「!!?!!?」(狼狽

714: 2015/04/10(金) 01:21:35.51 ID:NCj24PnYO

《鎮守府》工廠

妖精A「あ、やべーです」

妖精B「今回はなにやらかしたです?」

妖精A「この間よかれと思って、提督さんが酔い潰れてる隙に埋め込んだ試作版《電光機関》、引っぺがすの忘れてたです」

妖精B「ちょっ、おま」

妖精C「三種の神器が揃ったんだし、もう全部提督さん一人でいいんじゃないかです」

妖精A「そんなわけにはいかねーです。仕方ない、今夜にでも引っぺがしに行きましょう」

妖精B「とりあえず応急処置として、遠隔操作で電光機関を停止させておきます」

妖精C「鳳翔さんのところでお酒貰ってくるですー」



(夜)
《艦娘用宿舎》不知火の部屋

不知火「……それで、司令の手から丸い電光球が発射されたと」

陽炎「そう、そうなのよ! いやー、もうビックリしたわ」

不知火「陽炎、アナタ疲れているのよ」(悲しげな目

陽炎「かわいそうな人扱いしないでよ!? ホントなんだってば~! あれ一回だけだったんだけど、手からビリビリッて!」

不知火「では、何かいかがわしい薬を服用しましたか?」

陽炎「そんなもの飲むわけないでしょ! 嘘だと思うなら明日、司令に確かめてくれても……!!」

不知火「……いくら陽炎でも、司令を馬鹿にしているのなら許しませんよ」(戦艦クラスの眼光

陽炎「」

《次の日、不知火に連れられて医務室に行った。提督は自主的に鉄格子のついた病院の入院手続きを取った》

715: 2015/04/10(金) 01:22:51.76 ID:NCj24PnYO
【艦娘たちとコミュニケーション】陽炎編

《鎮守府》工廠


妖精A「また……造ってしまった」

妖精B「留まるところを知らない才能が恐ろしい」

妖精C「仕方ないね、我々面白いことなかったら氏んじゃうから仕方ないね」

妖精A「実戦型恋愛シミュレーション、その名も《ガチで提督と恋しなさい!》」

妖精B「艦娘の精神を仮想現実世界に送って、提督さんと盗Heartな日々を過ごしてもらう装置」

妖精C「もしも提督と兄妹や姉弟だったら、幼馴染みだったら、許嫁だったら、肉奴……ゲフン、ゲフン。様々なニーズに合わせた妄想を体験できます」

妖精A「とうとう2次元に追いつきました」

妖精B「誰でもいいから早く来(く)い来い来い来ぃ~」(戦国スマイル

妖精C「反応がよければ、入渠中の艦娘さんたちの暇潰しに提供するです」

妖精A「お?」


陽炎「ふぅー、今日の演習も疲れた疲れたー」

不知火「実戦を想定しての演習ですから当然ですね」

不知火「……今日もMVPを取ることができませんでした」(ショボリ

陽炎「ウチの隊、神通さんとか球磨さんいたししょうがないって。……実際、私も悔しいけど」

不知火「はい……」(ショボボン

陽炎「あーもう、いつまでも落ち込んでないの! ほら、工廠に着いたわよ。ささっと艤装預けてお風呂いきましょ、お風呂!」

陽炎「おーい、妖精さんたちー、艤装のメンテお願いに来たんだけどー!」

不知火「……出てこないですね」(キョロキョロ

陽炎「っかしいなー、お昼寝中? お~い」(キョロキョロ


妖精A(孔明コス)「いまです!」

妖精B「トラップ発動……『安眠』!」

陽炎「なっ!?」

不知火「っ……これは、催眠ガス!? 陽炎、息を止め……ハッ……ハクチュン!」

陽炎「ちょ……」

不知火「あら……?」(パタン

陽炎「(不知火のアホーーーー!!)」

陽炎「ぁ、ヤバ……私も……ぐぅ」(ドサッ

妖精A「よし、後はこのメガネ型ディスプレイを装着してもらって……」

妖精B「お二人の設定はどうします?」

妖精C「うむむ、コレとコレなんてどうでしょうか」

妖精A「ベネ(良し)」

妖精B「では、《ガチで提督と恋しなさい!》、略して《ガチ恋!》にキャラ設定をセッティングするです」

妖精C「ドリームワールドに行ってらっしゃい」(ポチッとな

妖精A「ウリウリヤーヤーウォールウエェーイ」



陽炎「う……うぅーん……」(スヤァ

不知火「ぬ、ぬい……」(スピィ

741: 2015/04/12(日) 17:58:56.10 ID:8Tk9XmlZO

(提督&陽炎不知火、登校中・・・)



不知火「今日の駆逐艦科は水雷戦隊の陣形訓練ですね」

陽炎「あ~、香取教官の授業かぁ……しんどいのよねえ」

不知火「兄さんは?」

提督「わ、私か? 私は――――」



神通「あ、く……玖珂君、お、おはようございます」

提督「神通君? お、おはよう」

神通「きょ、今日は提督科と巡洋艦科の合同授業ですね。あの、よかったら今日も、その、あの……」

提督「む、神通君が構わないのであれば、た、助かる」

神通「ぁ……こ、こちらこそよろしくお願いします、一緒に頑張りましょうね!」(パアァァッ

<おーい、神通ー、早く教室行こー!
<神通ちゃ~ん、早く早く~!

神通「そ、それじゃ、また後でね」(タタタ…



陽炎「……あれって巡洋艦科の神通さんよね、仲良いんだ?」

提督「た、たまに学校で話す程度だ。以前、提督科と巡洋艦科の合同授業で二人組を作るよう言われた時、彼女が組んでくれてな」

陽炎「……ふ~~~~ん」

提督「巡洋艦科でも特に優秀ということで、他の提督科の人間たちに誘われていたのだが、ボ、ボッチの私を見かねて声をかけてくれたのだろう」

提督「それ以来、班を組んだりする時はいつも声をかけてもらっていて……正直、とても助かっている」

陽炎「ほ~~~~」(ジト目

提督「か、陽炎君?」

陽炎「ん~ん、別に」(プイッ

陽炎「行こっ、不知火!」

不知火「え、え? あ、兄さん、お先に失礼します」(手フリフリ

提督「う、うむ」 (手フリフリ

不知火「!」(手ブンブン

提督「……」(手フリフリ

不知火「!!」(手ブンブンッ

陽炎「しつこいっ!」

不知火「にゅい!?」

742: 2015/04/12(日) 17:59:33.18 ID:8Tk9XmlZO

(お昼休み)

黒潮「ほうかー、そんで朝から機嫌悪かったんやなー」(モッキュモッキュ

陽炎「別に機嫌悪くなんてないわよ。ただ、デレデレ鼻の下伸ばしちゃってさー、『……正直、とても助かっている(低い声)』じゃないわよ、コミュ障で人に声かけられないだけじゃない!」

不知火「に、兄さんはコミュ障ではありません、人見知りなだけです」(ムスッ

黒潮「ホンマ、不知火は兄ちゃん大好きやなあ」

陽炎「いい加減、兄離れしなさいよ、このブラコン」

不知火「う、うぅ……」(涙目

黒潮「まあまあ、不知火がお兄ちゃんっ子なんは前からやし~」

陽炎「まったく、鋼兄ぃといい不知火といい、手がかかって仕方がないわ」

黒潮「アハハ……。あ~、でも知っとる? 不知火の兄ちゃんって地味に人気あるんやで」

陽炎「……ハア? 鋼兄ぃが?」

黒潮「お、聞きたい? しょうがないなあ、黒潮ちゃんが教えたげよ!」

陽炎「べ、別に聞きたくなんかないわよ。鋼兄ぃがモテようがモテまいが関係ないし」

黒潮「えっとな~、さっきの話で出た巡洋艦科の神通さんだけやのうてなー、戦艦科の金剛さんとか大和さんとかー」

陽炎「私の話、聞いてた!?」

黒潮「聞いてる、聞いてるて~♪」



《軍学校》駆逐艦科

陽炎「まったく、黒潮の奴……あ、このカフェオレ美味しい」 (チュウー

朧「黒潮も年頃だから、しょうがないと思う」

陽炎「それで興味ない話、聞かされる身にもなってよ……ハアァァ」

朧「先輩はいろいろ有名だからね」

陽炎「有名ねえ……ろくに人と会話できないコミュ障って?」

朧「それもあるけど、工廠科に惜しまれながらも提督科に籍を移した変わり者で、成績は優秀、指揮だけじゃなくて艤装や艦載機の整備も上手で、戦艦科とか空母科の艦娘の間でもこっそり人気あるらしいよ……変わり者だけど」

陽炎「変わり者って繰り返さないであげてよ、わかってることだから」 (ケラケラ

朧「いろいろ残念なところもあるけど凄い人ってこと。ああいうお兄ちゃんが欲しいって、年少組の文月ちゃんとかが言ってたよ」

不知火「――――フッ、妹の不知火です」(ドヤァ

陽炎「はいソコ、自慢げに自己紹介しない」

朧「第七駆逐隊だと漣……あと本人は隠してるつもりらしいけど、曙も先輩と仲良くなりたいみたいだよ。陽炎とか不知火のこと羨ましいって言ってた」

陽炎「羨ましい? 私が不知火と幼馴染で、その関係で腐れ縁が続いてるってだけなんですけど」

陽炎「(鋼兄ぃが人気ねえ……お、噂をすれば影。何でこんなとこ歩いて……ははーん、さてはまた体育倉庫でお弁当食べてたな?)」

陽炎「(フフン、しょうがないから声でもかけてあげよっかな♪)」(窓アケアケ

陽炎「ン……?」

743: 2015/04/12(日) 18:00:38.05 ID:8Tk9XmlZO

(窓の下)

蒼龍『見つけた! 先~輩ッ、この間整備してもらった艦載機、とっても調子いいんですよ~♪』

提督『そ、そうか、それはよかった』

蒼龍『エヘヘ、それで艦載機のお礼って訳じゃないんだけど、今日の放課後よかったらケーキ屋さん行きませんか!』

提督『む、うぬ?』

蒼龍『赤城先輩とか瑞鳳ちゃんも一緒なんですけど……ダメ?』 (上目遣い

提督『う、うむむ……』



陽炎「……」(窓シメシメ

陽炎「……ジュルルルゥ~ッ!」

紙パック<お前はそこで渇いていけ……

不知火「か、陽炎?」

陽炎「なんでもないっ」(ムカムカッ

朧「(陽炎も不知火のこと言えないと思う、たぶん)」




(放課後)
《軍学校》校門

(提督&かげぬい、帰宅中・・・)


陽炎「……」(ムスー

提督「(か、陽炎君はなぜ怒っているのだ……?)」

不知火「(わかりません。聞いても教えてくれません。不知火が何かしてしまったのでしょうか?)」(ショボボン

提督「(し、不知火君は悪くないだろう、おそらく)」(ナデナデ

不知火「ぬ、ぬい」(モジモジ

陽炎「……鋼兄ぃさ、蒼龍さんたちとケーキ食べに行く約束してたんじゃないの?」(ジトー

提督「な、何故、陽炎君がそれを……?」

陽炎「別に、たまたま窓の下で話してるのが聞こえただけよっ、フン!」(ムスッ

744: 2015/04/12(日) 18:01:46.20 ID:8Tk9XmlZO

提督「う、うぬ……さ、誘ってもらったこと自体は非常にありがたかったのだが」

陽炎「だが、なによ」

提督「ケーキは魅力的ではあったが、や、やはり陽炎君たちと帰宅する方が、いろいろと気が楽なのでな……」

陽炎「気が楽なのでな、じゃないわよ。あ~、ヤダヤダ、これだからコミュ障は」

提督「や、やはり迷惑か、すまない」

陽炎「別に迷惑とは言ってないでしょ! 兄妹揃って、私がついててあげなきゃダメねって再確認してただけよ!」(手グイッ

提督「ぬおっ!?」

陽炎「ほらっ、お夕飯の材料買ってきてって八雲さんに頼まれてるんだから。グズグズしてたらタイムセールが終わっちゃうじゃない!」

提督「わ、わかったから手を、手を……」

陽炎「不知火~、鋼兄ぃが手を繋いでほしいって」

不知火「! 兄さんの頼みでしたら、致し方ありません」(イソイソ

提督「」

陽炎「じゃ、行こっか、鋼兄ぃ♪」

提督「りょ、了解した」

陽炎「……ね、鋼兄ぃ」

提督「な、なんだね?」

陽炎「今日、食べ損ねた分のケーキ、今度のお休みに食べに行こっか!」

提督「それは……よい提案だ」

陽炎「エヘッ、いいお店に連れてってね、期待してるから!」





陽炎「うわっきゃあぁぁぁぁぁっ!?」(ガバッ

陽炎「なになになんなの!? 鋼兄ぃ!? 毎朝起こしに行ってる!? なにそれ意味わかんない!!」(ジタバタ

妖精A「あ、起きちゃいました」

妖精B「内容のこっぱずかしさに、自力で目を覚ましたようです」

妖精C「幼馴染み陽炎さん、今後が楽しみな逸材でした」

妖精A「それに引きかえ、不知火さんは……」

妖精B「提督好き過ぎだろこの子」

妖精C「妹になったことで、あってないような枷が取っ払われていました」

不知火「くぅ……すぴぃ……フ、フフ、兄しゃん……」(スヤァ




《この後、システムの改良を経て、『ガチで提督と恋しなさい!』略して『ガチ恋!』はマスターアップ。鎮守府所属の艦娘限定で販売され、入渠した艦娘がキラつけされて出てくるようになった》

759: 2015/04/12(日) 23:47:57.01 ID:V3v2R138O
【艦娘たちとコミュニケーション】瑞鳳編

《鎮守府》執務室

提督「っ、だから、以前も申し上げていたように……!」

元帥『ああ、もういい、君のその話は聞き飽きたよ』

元帥『軍に所属する艦娘全員……? 非常にいい案ではあるが、夢を語るのも大概にしておきたまえ』

元帥『誰も彼もが君のようにできるわけではないんだぞ、鋼太郎君』

提督「ぐっ……それが、先生の選択なのですか」

元帥『…………ああ、そうだとも。恨むなら好きに恨みたまえ』

<ガチャっ……ツー…ツー…


提督「…………ッッッ!」(ガチャンッ

瑞鳳「提督……ダメだったんだね」

提督「ああ……。すまない、私の力が足りないばかりに、君たちに過酷な戦いを強いるかもしれない……」

瑞鳳「ううん、大丈夫、謝らないでよ。提督が頑張ってること、瑞鳳たちはちゃんとわかってるから!」

提督「瑞鳳君、すまない……いや、ありがとう」

瑞鳳「エヘヘ、どういたしまして♪」

瑞鳳「それじゃどうしよっか、やるならまず同志を集めなきゃだよね」

提督「なんとか協力してくれそうな子を探さなくてはな……」

提督「神通君なら、きっと……。大和君もおそらく大丈夫だろう。蒼龍君は……卑怯かもしれないが、文月君と弥生君に味方になってもらってから……」

瑞鳳「提督がお願いしたら、きっと雷ちゃんとか、祥鳳姉とか赤城さんも手を貸してくれるよ!」

提督「あ、ああ、おそらく」

提督「あとは……川内君や那珂君、球磨君たち姉妹も説得できそうか」

瑞鳳「う~ん、何だかいけそうな気がしてきたじゃない!」

提督「……ああ!」

提督「ぜ、全員が一丸となって大本営に嘆願書を出せば、きっと……きっと……」

瑞鳳「私たちの崇高なる目的、『大型開発』も実装されるよね!」

提督「特別強力な力を持った艦娘に適応する艤装と艦船の建造に使用する『大型建造』……」

瑞鳳「建造があって開発がないなんて、すごい差別だよね!」(プンスカ

提督「大型開発が可能になれば、これまで高い戦果を挙げた鎮守府にのみ支給されていた震電改や上位互換砲、試製大口径主砲を全ての艦娘に配備することができる!」

瑞鳳「絶対にみんな喜んでくれるよ! だから、絶対に成功させようね、提督!」

提督「うむ。よ、よし、では私は一番最初に神通君を説得しに行こう」

瑞鳳「じゃあじゃあ、私は空母組にこの話をしに……」



<キィィィィ・・・

提督「!!」

瑞鳳「えっ!?」

760: 2015/04/12(日) 23:49:47.94 ID:V3v2R138O


漣「ドーモ。ゴ主人=サマ。瑞鳳=サン。漣です。」(ペコリ

瑞鳳「あ、あわわ、ドーモ。漣=サン。瑞鳳です。」(ペコリン

漣「またずいぶんと馬鹿げたことを計画してるよーで」

提督「ば、馬鹿な、な、なぜ漣君がこの計画を知って……」

漣「されはですねー」

金剛「霧島経由で、先生……元帥から馬鹿なことやる前に止めろって言われたからデース」(頭痛

金剛『訳:アナタってさ、コミュ障のくせにどうして機械弄りとか関わると、変な方向に積極的になるの?』

金剛『訳:しっかり尻に敷いといてください、って霧島に言われちゃって……もうっ、顔から火が出るかと思ったわ!』

提督『訳:わ、私は君の操り人形ではない……!』

瑞鳳「て、提督ぅ、どうしよう……?」(後ずさり

提督「ぬ、うぬぬ……」

漣「さあ、懺悔の時間だよ」(聖龍伝説の構え

金剛『訳:観念しておとなしくなさい!』


(漣、金剛、大捕物中・・・)


提督(小破)「ぬ、ぬう……」

瑞鳳(中破)「ふぇ~ん」

漣(大破)「ま、まったく、手こずらせてくれましてー」

金剛(中破)「これ、なら……神通も呼んでくるべき……でしタ」

提督「お、大型開発の夢が……」

瑞鳳「悔しいね、提督……」

漣「っていうか、一つ言っていいですか?」

提督「な、なんだね?」

漣「大型開発が実装されたところで、妖精さんと一緒になって好きな装備、ポコジャカ開発できる提督っているんですかねえ?」

提督「いるさ、必ず」(キリッ

瑞鳳「いるよぉ、絶対」(キリッ

金剛「なんで自信に満ち溢れてるデスカ」



《当鎮守府は大型開発の実装、お待ちしております》

772: 2015/04/13(月) 07:52:35.14 ID:7Bo2mIPiO
【ガチで提督と恋しなさい!】攻略編

大丈夫?ファニ通の攻略本だよ

週刊ファーニマル通信責任編集!
今、艦娘の間でひそかなブーム【ガチで提督と恋しなさい!】を徹底攻略!
メイン艦娘から隠し艦娘まで、エンディングをババーンと掲載!


・漣
グッドエンド【ちいさなわたしのうた】
到達条件:7日目、出撃前に《話してくれるまで待つ》を選択。

バッドエンド【夢の中で会ったような…】到達条件:最終日、《夢の中で出会った》を選択。

・神通
グッドエンド【あなたと出会えた季節】
到達条件:最終日、《探照灯を点ける》を選択。

バッドエンド【蛇口が壊れた水道みたいに…】
到達条件:7日目の夜、《我慢できない》→《神通君よりも気持ちよかった…》を選択。9日目の昼、《他に約束がある》を選ぶ。

・金剛
グッドエンド【奥様は帰国子女!】
到達条件:最終日まで毎日、《一緒に昼食を取る》、《一緒に勉強する》、《寄り道に付き合う》を選択。

バッドエンド【地面に咲く薔薇】
到達条件:8日目、金剛の見舞いで病院を訪れた時、《病室に残らない》→《一緒に帰る》を選ぶ。10日目、《今日は見舞いに行かない》を選択。

・大和
グッドエンド【始まりは突然に】
到達条件:初日の放課後、靴箱に入っている手紙の呼び出しに応じる。

バッドエンド【ミザリーの原作を読んだことはありますか?】
到達条件:2日目終了までに大和以外の艦娘と5回以上、会話する。


・蒼龍
グッドエンド【クラスのみんなには内緒だね!】
到達条件:5日目、弓道場で《蒼龍君の方が……》を選ぶ。

バッドエンド【もう何も怖くない】
到達条件:最終日、戦闘終了後に《彩雲を飛ばさない》を選択。


・赤城
グッドエンド【一緒に食べるご飯が好き】
到達条件:5日目、保健室へ運ばれた赤城に《明日から二人だけで食べよう》を選択。6日目の昼休み、《自分の分も作ってもらう》を選ぶ。

バッドエンド【 も っ と 食 べ た い 】
到達条件:4日目、摂食障害専門のカウンセラーのところへ行こうとする赤城を《止めない》。8日目、《弁当を分ける》を選択。最終日、カウンセラーの部屋にある石像を《無視する》。

・瑞鳳
グッドエンド【瑞の空、鳳の海】
到達条件:最終日、《それでも行かせない》を選択。

バッドエンド【????】
到達条件:???

・陽炎
グッドエンド【これまでと、これからと】
到達条件:4日目、陽炎の質問に《約束したから》と答える。6日目の夜、《家まで送る》→《手を繋ごう》を選択。

バッドエンド【これまでと変わらない日々】
到達条件:6日目の夜、《気をつけて帰りたまえ》を選択。


・不知火
グッドエンド【新しい家族の絆】
到達条件:5日目、八雲に《本当のことを教えてほしい》と頼む。8日目、不知火の質問に《妹として見れなくなっている》と答える。

バッドエンド【家族として、ずっと】
到達条件:8日目、不知火の質問に《それでも君は家族だ》と答える。



この他にも、君の前に魅力的が艦娘がたくさん登場!
ヒロインたちとどんな青春を送るのかは、君のその目で確かめてくれ!

780: 2015/04/13(月) 09:39:38.45 ID:cs2HlmK5o
乙です



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話7