532: ◆f1paZe0QfUJl 2015/07/10(金) 12:36:49.45 ID:GuAENoTSo




前回はこちら


 【艦娘たちとコミュニケーション】綾波編

《鎮守府》執務室


綾波(当日秘書艦)「今日から秘書艦担当は綾波です。司令官、よろしくお願いしますね!」

提督「う、うむ。久しぶりの秘書艦だとは思うが、ど、どうかよろしく頼む」

綾波「そうですねー、本当に久しぶりですね♪」(ニッコリ

提督「」(ビクッ

綾波「ウフフ、冗談だから気にしないでくださいね」

提督「あ、ああ」

(提督&綾波、仕事中・・・)

提督「……」(カリカリカリカリ

綾波「……」(セッセッセッセ

綾波「(そういえば、綾波、まだ司令官の笑うところ見たことありませんね~)」

綾波「……ふむ」(チラッ

綾波「(何か面白いことを言ったら笑ってくれるでしょうか?)」

綾波「……午前~10時~で~す」(ボソ

提督「?」(チラッ

綾波「(う~ん、効果なしですね~)」(セッセッセッセ

提督「…………」(カリカリカリカリ

綾波「…………」(チラッ

綾波「(それじゃ、今度は……ンッ、ンッンッー……アー、あ~)」

綾波(金剛voice)「やっぱり納豆卵かけご飯は最高デース」(ボソッ

提督「……」(ピクッ

綾波「(反応ありです……じゃあ、次は~)」

綾波(金剛voice)「三式弾~、三式弾~♪」(手ブンブン

提督「っ……」(顔背け

綾波「(これはもう一押しですね~)」

綾波(金剛voice)「Oh、Rainyな梅雨のSeason。私、苦手デース! ヴ~~~!」(身振り手振り

提督「ブフッ……ゴホッ、ゲホッ!! く、くふっ……ふふふっ……!」(ブルブル

綾波「や~りま~した~♪」(ガッツポ

提督「あ、綾波君……さっきから、君は何がしたいのかね……?」(涙目

綾波「す、すみません、司令官が笑うところをどうしても見たくなって、つい」(舌ペロ

提督「な、なんの価値もないだろうに、私の笑い顔なんて……」

綾波「そんなことないですよ~。漣さんも神通さんも金剛さんも、他のみんなも、司令官の笑顔、きっと大好きです」(ニコニコ

提督「あ、あまりからかわないでもらえると、ありがたい」

提督「(しかし、先ほどの金剛の声真似は秀逸だったな)」

綾波「(今です!!)」(鬼神の眼光

綾波「よく狙ってぇ……ひえーっ!」(綾波の ふいうち!

提督「~~~~!!」(提督に 効果はばつぐんだ!

綾波「はぁ、癒されます……感謝ですね~」(キラキラ




青葉「(貴重な提督の爆笑シーンに綾波さんの物真似……次の鎮守府通信はこれでいただきです!)」(ハアハア

《次の日、提督の表情筋は筋肉痛に襲われた》※なお、金剛の機嫌はすこぶる悪くなった模様




※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ



535: 2015/07/10(金) 13:26:43.97 ID:GuAENoTSo
(後日)
《鎮守府》執務室


金剛「…………」(ツーン

提督「……あ、あの、金剛」

金剛『訳:なにかしら?』(ツツーン

提督『訳:さ、最近、英語でしか喋らないので、何を言われているのかわからないと、い、一部の子から苦情が、だな』

金剛「…………」

金剛『訳:私の日本語、笑っちゃうぐらい面白いんでしょ……フン』(プイッ

提督『訳:そ、それは綾波君の物真似が面白かっただけで! 君の話し方をバカにしたわけではない』

金剛『訳:ウソよ、青葉に聞いたもの。机に突っ伏しちゃうくらい大笑いしてたって!』(涙目

提督『訳:だから、それは……』(しどろもどろ

金剛『訳:……バカッ、知らない!!』(ダダッ

提督「ッ、金剛!!」(ガシッ

金剛『訳:放してよ! アナタに笑われないレベルになるまで、引きこもって日本語の勉強するんだから!!』

提督『訳:ひ、必要ない! 今の時点で十分だから、か、軽々しく引きこもってはいけない!』

金剛「ヴ~~~~!」(ポカポカポカッ

提督「」(キリキリキリキリ





金剛『訳:……じゃあ、アナタが教えてよ、日本語の話し方』

提督「ぬ……う、うぐ……」

金剛「……」(ジトー

提督「わ……わ、かった」

金剛『訳:なら許してあげる』(ムスッ




(扉の隙間)

青葉「(……見なかったことにしよう)」

539: 2015/07/10(金) 15:17:30.51 ID:GuAENoTSo
【艦娘たちがコミュニケーション】

喫茶《間宮》


提督「(やはり、間宮君の店は最高だ……!)」(キラキラ

間宮「ウフフ、そんなに美味しそうに食べてもらえると、私も頑張った甲斐があります」

間宮「あっ、提督さん、お茶のおかわりどうぞ」

提督「む、い、いただこう」

間宮「いえいえ、どういたしまして♪」



伊良湖「……最近、前にも増して提督さんと間宮さんが仲良くなってませんか?」

羽黒「えっと……はい」

伊良湖「この間、憲兵さんたちが来てからです」

伊良湖「……カッコカリ一式、プレゼントされてましたよね」(ポソ

羽黒「まさか、店長……ほ、本当に司令官とケ、ケケッコン……!?」

伊良湖「そ、そこまではわからないけど……正直、お似合いじゃないですか?」(ワクワク

羽黒「お、お二人とも落ち着いた雰囲気で……とっても相性よさそうです」(ドキドキ

朧「…………」(ズズ…




《艦娘用宿舎》漣の部屋


朧「提督と間宮さんが急接近してるよ」

漣「ハ、ハハ、バンナソカナ」(カタカタ

曙「」(ゲフッ

朧「……刹那で攻略しちゃった。まあいいか、鎮守府の古参なんて」

漣「おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ……!」(ズイッ

潮「やめて、漣ちゃん!」

朧「まあ、うん、ネタやってる場合じゃないとは思うよ」(マジレス

漣「う゛……ちょっと神通さんたちに相談してきますー、はい」(フラフラ

朧「曙はいいの? 一緒に行かなくて……曙?」

曙「間宮さんが参戦なんてしたら、みんな負けるしかないじゃない……! 私も、みんなも!」(錯乱

朧「ま、まだ慌てる時間じゃない、たぶん」

潮「すぐに諦めちゃうなんて、そんなの絶対おかしいよぉ!!」

540: 2015/07/10(金) 15:18:42.92 ID:GuAENoTSo


漣「というわけで、なにやらご主人様と間宮さんがイイ感じらしいのですがー……どうしましょ」

神通「間宮さんが、そんな……」(涙目

金剛「oh……」(天仰ぎ

大和「大和に隠れて、そんなことをするんですね間宮さん。フフ、ウフフフ」(ハイライトOFF

蒼龍「あちゃ~……これは手強いっていうか、強すぎるというか」(頬ポリポリ

漣「しかしー、ここで手をこまねいてる訳にもいきませんし」(ウムム

神通「……わ、私たちも、お菓子を作るというのはどうでしょうか」

神通「美味しいお菓子を作ってお渡しすれば、て、提督も私たちに振り向いてくれる、かも」

金剛「なるほど、提督の習性を利用するわけデスネ」

蒼龍「習性って……」

大和「しかし、作るといっても、間宮さんのお菓子に勝てるものとなると……」

漣「――――いつ作るのか……今でしょ!」

神通「さ、漣さん?」

金剛「急にどうしたネー」

漣「(ヤベエ、外した)」

漣「ゲフンゲフン! こ、個人の力で及ばないのなら、我々が力を合わせればいいのですよー」

大和「合作ですか、なるほど」

蒼龍「間宮さんに対抗するには、やっぱそれぐらいしないとダメだよね」

金剛「漣、nice ideaデス!」

神通「確かにそれなら……」

漣「さあ、ご主人様に漣たちの本気、見せてあげよーじゃないですか!」

一同「「おー(お、おー)!」」

541: 2015/07/10(金) 15:20:22.39 ID:GuAENoTSo

(漣たち、製菓中・・・)


その時、大和が言った。
提督は、もっと砂糖を使ってみてはどうだろうと。
漣たちは戸惑った。
確かに、砂糖を増やせば甘味は強く良くなる。
だが、砂糖が増えると焼き上げが困難になる。
これ以上はダメです。できません。
神通が悔しげに叫んだ。
「ここでやらなくては間宮さんのお菓子に勝てないんです。作るんです、提督の心に響く最高のお菓子を」。
大和の熱い想いに、艦娘たちは心を打たれた。
「やってやろうじゃない」。
蒼龍が不敵に笑う。女としてのプライドが騒いだ。
「レシピを見直しまショウ」。
金剛の決断により、夜を徹してのレシピ作りが始まった。

砂糖を増やし、バターを増量し、かつ最適のオーブン温度を算出する。
試行錯誤の繰り返しだった。
漣たちの技術力では不可能と思われた。
恥を忍んで鳳翔にも相談した。
こっそり、倉庫裏に伊良湖を呼び出してコツも聞いた。
しかし、出てくる答えは一つ、「不可能」。
しかし、漣たちは諦めなかった。
「できる、いや、できると信じなければ何も成せない」
あらゆるレシピを漁り、グーグル先生に相談する日々。
1日が過ぎ、1週間が過ぎた。
「やっぱり、自分たちには間宮さんを超えることはできないんだ」
不可能の三文字が漣たちの脳裏に浮かんだ。

そこへ比叡が現れた。
「考え方を変えればいいんじゃないですか?」
「焦がしちゃいけないと思うから失敗するんです。榛名みたいに常識にとらわれず、考え方の根本を変えちゃうんです」

暗闇に光がさした気がした。
漣たちは、またレシピを作り直した。
カラメリゼだ。
最初から砂糖を使うのではなく、オーブンで焼いた後にもう一度、焼く。


オーブンから取り出した菓子に砂糖をまぶす。
自信があった。
「Burning Love!!」
金剛がバーナーで炙り始める。
砂糖の焦げる音。調理場に広がるほろ苦く、甘い香り。
不可能が可能になった瞬間だった――――




提督「おお……表面のカラメリゼされた砂糖のパリパリした食感……ほろ苦い甘味が、濃厚なカスタードクリームとフルーツの瑞々しさと調和して……」

提督「うむ、これはいい、素晴らしいよ」(キラキラキラキラ

球磨「フッフッフ、この程度、球磨の手にかかれば余裕のよっちゃんクマー」

木曾「う、うめえ……うますぎるよ、球磨姉!!」

多摩「美味」

提督「す、すまないが球磨君、お代わりを……」(ワクワク

木曾「あっ、俺も!」

多摩「多摩もお代わりを所望するニャ」

球磨「たくさんあるから遠慮せず食べるクマー、クマクマ♪」



漣「」(吐血

神通「」(ハイライトOFF

金剛「」(ORZ

大和「(球磨さん……恐ろしい人!)」(ベルバラ顔

蒼龍「あちゃぁ……」


鳳翔「(作るのに時間をかけすぎましたねー)」(苦笑

《作ったお菓子は、ちゃんと提督の次の日のオヤツとして提供された》

560: 2015/07/11(土) 01:25:46.36 ID:LoToLzieo
【艦娘たちとコミュニケーション】青葉編
※元ネタ:姉妹で唯一改二が来てないのを嘆く青葉

旬彩《鳳翔》


青葉「うあー……あー……アハハハハ」

衣笠「もー、ちょっと飲みすぎだよ青葉。どしたのさ、今日はペースも滅茶苦茶だし」

衣笠「……もしかして、やなことあった? その、ずっと前みたいに」

青葉「ぜーんーぜんー、そんにゃことー、ありませんよー?」

青葉「たーだゃー、衣笠に古鷹しゃんに加古しゃん……重巡仲間がどんどん改二実装しゃれてるのに、青葉はいつまで経っても~、改のままれ……」

青葉「しょれが不満ってわけじゃにゃいれすけど、なんかこー、時々すぎょく置いていかれてりゅ気がして……ヒック」

衣笠「そ、そんなことはないと思うけど……」

衣笠「正直な話、古鷹さんとか加古さんの改二はパワーアップって言えるけど、私のは……どっちかっていうと、他の艦娘に追いつくための底上げ改修だし」

青葉「それれもぉ、改二っていうのは名誉なことれすよ、ステータスれす!」

衣笠「もー、酔っ払いは何を言ってもこうなんだから……」

鳳翔「そんなことを言いだしたら、改二が来てない子の方が多いんですけどねえ」(クスクス

衣笠「ウチなんか、エースやってる漣さんとか球磨さんとか多摩さん、赤城さんとか改止まりだよ?」

青葉「うー……」(グッタリ

衣笠「ダメだ、聞いてないやこりゃ」

鳳翔「少し休めば目を覚ましますよ」

鳳翔「お銚子、もう1本どうですか?」

衣笠「……それじゃ、1本だけ」

鳳翔「はい♪」




鳳翔「……ところで、改二が欲しいって繰り返してましたけど、青葉ちゃんって鎮守府の序列はどのくらいなんですか?」

衣笠「重巡艦娘ならぶっちぎりの1位ですよ~。装備だってMAX改修の2号・3号・観測機・FuMO25レーダー使わせてもらってるんだから!」

鳳翔「重巡洋艦の装備はよくわからないけど、とってもいい装備なのね」

衣笠「はい!」

鳳翔「ある程度だけど、ちゃんと初期着任の艦娘は優遇してるんですけどね、提督」

衣笠「ですよねー。普段があんなだから、伝わりにくいのかもしれないけど」

鳳翔「まあ……わかっちゃうと、それはそれで大変なんですけどね、提督が」

衣笠「……不器用だけど優しくてお仕事もできる人ですもんね」

鳳翔「これでコミュ障じゃなかったら、いろんな子の目から光が消えてますね」

衣笠「ちょ、笑いごとじゃないですよ~」

鳳翔「提督なら大丈夫よ、たぶん♪」

596: 2015/07/17(金) 02:09:39.36 ID:Iwb9lDPuo
【ほんの少し昔の話】

《鎮守府》執務室


提督「…………」(カリカリ…

提督「(いかんな、眠い……。昨日、遅くまで製作していたからか)」(うとうと…

提督「ぬ……」(コクリ…コクリ…





《横須賀鎮守府》工廠

見習い整備士「…………」(カチャガチャ

中年整備士「おぅい、新入り、そっちの点検終わったかぁ?」

見習い整備士「ぁ……はい……終わり、ました」

中年整備士「うし、なら昼飯行ってこい。再開は13時からだ、遅れんなよ」

見習い整備士「はい……お先に、休憩失礼します」



先輩整備士A「相変わらず暗いっすねー」

先輩整備士B「飯に誘っても飲みに誘っても、すんませんすんませんで逃げちまうし。付き合い悪いですよ」

先輩整備士A「工作学校から勉強に来てるだけあって、腕はいいんだけどなあ」

中年整備士「……ガキの頃は、あんなでもなかったんだが」

先輩整備士B「あれ? オヤジさん知ってたんすか、新入りのこと」

中年整備士「ああ。まあ、知ってるつっても、こんなちっちぇ時に工廠に見学に来たのを見ただけだが」

中年整備士「親御さんたちに隠れながらだが、先代の主任にあれやこれや聞いて目ぇ輝かせてたよ」

中年整備士「『艦娘の装備も作ってあげられる提督になるんだ』って」

中年整備士「それがどうして、ああなっちまったんだか……」

597: 2015/07/17(金) 02:10:39.48 ID:Iwb9lDPuo




見習い整備士「…………」(モソモソ

妖精A「おいしそうなものをたべてるです」 (ヨジヨジ

妖精B「ころしてでもうばいとるですー」 (ノボリノボリ

妖精C「へへへ、おだいかんさま、どうかわれわれにおめぐみを」 (モミモミ

見習い整備士「……また君たちか」

見習い整備士「そうだな、少し作りすぎてしまったんだ。君たちも食べてくれ」

妖精A「たまごやきはあまいのしかみとめないですー」

妖精B「いやいや、こいあじつけのだしまきたまごがしこう」

妖精C「たまごやき、たべりゅうううう!」

見習い整備士「す、すまない、玉子焼きはもう食べてしまった」

妖精A「えー」

妖精B「ならそのからあげをよこすですです」

妖精C「じぶんはたわらおむすびを」

見習い整備士「あ、ああ、構わないよ」

妖精A「ところで、なぜにゆーはいつもこんなとこでべんとうつついてるのです?」(ハグハグ

妖精B「べつのいみでなんいどたかいです」 (もぐもぐ

妖精C「ぼっち? ぼっちですか?」(ガツガツ

見習い整備士「ぼ、ぼっちではない。ただ、他人が怖いから人に見られない場所で食べているだけだ」

妖精A「あ(さっし」

妖精B「それでこんなばしょをちょいすとか……ぷろすぎます」

妖精C「われわれでなければきづけません」

見習い整備士「……そうだろうか」

妖精ズ「「「そうだよ」」」


※中庭倉庫の屋根の上

598: 2015/07/17(金) 02:12:31.10 ID:Iwb9lDPuo

(見習い整備士&妖精ズ、昼食中・・・)


妖精A「てーとくさん、きょうはなにつくったですか」

妖精B「あなたがめんてしたぎそう、みました」

妖精C「いいしごとしてますねえ」

見習い整備士「き、君たちに褒めてもらえるほどの仕事はしていない。私なんて、素人に毛が生えた程度のものだから」

妖精A「たぶんそのけ、べにやいたかんつうするれべるのごうもうです」

妖精B「やまあらしですね」

妖精C「いきすぎたけんそんはいやみとりかいすべきです」

見習い整備士「ぬ、ぬう」

妖精A「もうすこしじぶんにじしんもっていいよ、ということです」

妖精B「こうしょうでしごとしてても、たのしそうじゃないです」

妖精C「もっとまんぞくさせてくれよぉ!!」

見習い整備士「そ、そんなことを言われてもな」

見習い整備士「……そろそろ工廠へ戻らなくては」

妖精A「ちょっ、とびおりるですか」

妖精B「はいすぺっくなぼっちですです」

妖精C「あいきゃんふらーい!」


<すたんッ!

艦娘「にゃあっ!?」

見習い整備士「!!?」

艦娘「ビ、ビックリしたー、もう何なの!?」

見習い整備士「」 (白目

艦娘「あ、あの、ちょっと? ハッ、き、気絶してる!?」

妖精A「だんじょんにはいったら、めのまえにふぇんりるがいたけん」

妖精B「もうだめだぁ……おしまいだぁ……」

妖精C「おしいひとをなくしました」(クスン

艦娘「わ、私のせいなのこれ!?」

見習い整備士「う、ぬ?」

妖精A「てーとくさんのさいきどうをかくにん」

妖精B「ししゃのめざめ」

妖精C「よかったかった」

艦娘「えーっと、大丈夫? 急に意識を失ったみたいだけど」

見習い整備士「ヒッ……ぁ、や、も、問題ありま、せん。薬、薬を飲めば」(ザラザラ

見習い整備士「ハァ……ハァ……効いてきた、お、落ち着いて、きた」(カタカタ

艦娘「(その薬は問題ないのよね? 合法のお薬なのよね!?)」(汗ダラダラ

妖精A「それにしてもめずらしいです」

妖精B「よこすかてーとくさんといっしょじゃないとは……ついにふられました?」

妖精C「これからはひとりさびしくおさんぽですか、おいたわしや」

艦娘「……妖精さんたち、お話なら、向こうの部屋でしましょうか?」(ニッコリ

妖精ズ「「「」」」(首ブンブンブンブン

見習い整備士「うっぷ……」(プレッシャーに負けた

599: 2015/07/17(金) 02:13:14.35 ID:Iwb9lDPuo

艦娘「あ、ああ、ゴメンなさいね。妖精さんたちってば、私のこといつもからか……って、聞いてないや」

見習い整備士「ゴクリ……グビ……」(ザラジャラ

艦娘「ええっと、あなた確か、最近、工廠に来た研修生よね?」

見習い整備士「なぜ、それを」(ジリジリ…

艦娘「ゴメン、後退りしないで。何もしないから」

艦娘「提督や他の艦娘の子たちが噂してたのよ。とても腕のいい整備士さんが来てくれた、って」

見習い整備士「ま、まだ見習いなので、それは過大評価です」

妖精A「しょーらいゆうぼうなのです」

妖精B「これからまいにちせいびしようぜ」

妖精C「しざいちょろまかして、いっしょにあたらしいそうびをつくるのです」

艦娘「妖精さんたち、後で提督と姉さんも交えてゆっくりお話しましょ♪」(ニッッコリ

妖精ズ「「「しまった!?」」」

艦娘「ハァ、まったく。でもよかったわ、ちょうどあなたに会いに工廠へ行く予定だったのよ」

見習い整備士「わ、私に、ですか」

見習い整備士「……ど、土下座すれば許してもらえるのでしょうか」(ガタガタ

艦娘「その答えはどうやって出したの!?」

艦娘「(暗い人とは聞いてたけど、ここまでネガティブとは思わなかったわ~)」

艦娘「ちょっと艤装を見てもらいたかったのよ。この間、海上白兵戦演習してから、どうも調子が悪くて」

妖精A「ああ、あいてきかんをぎそうでぶんなぐったやつですね」

妖精B「よこすかてーとくさんがあたまかかえてひめいあげたあれですね」

妖精C「えんしゅうのあと、おねーさんにそうこうらにつれていかれてましたね」

艦娘「し、仕方なかったのよ、気がついたら艤装で殴り倒してたんだから!」

艦娘「ゴ、ゴホン……それで、艤装の整備はいつもは自分でやってるんだけど、ちょっとお手上げで」

妖精A「それで、しゅうりついでにてーとくさんのうでまえはいけんです?」

艦娘「アハハ。ま、そんなところなんだけど、ダメかしら?」

見習い整備士「い、いえ、私は、構いませんが」

艦娘「ありがとう、助かるわ!! 出撃中に万一のことがあったら、守れるものも守れないものね!」(ニカッ

見習い整備士「……そう、ですね」

見習い整備士「工廠へ、行きましょう。艤装を、て、点検します」

艦娘「了解よ!」

600: 2015/07/17(金) 02:19:40.00 ID:Iwb9lDPuo

妖精A「われわれもどうこう」(右肩ON

妖精B「わるいなかんむすさん、てーとくさんはさんにんのりなんだ」(頭ON

妖精C「みろ! ひとがごみのようです!」(左肩ON

艦娘「あなた、ずいぶん妖精さんたちに好かれてるわねー」

見習い整備士「か、からかい甲斐が、ある、のかと」

艦娘「確かに……私もよく、妖精さんたちにひどいこと言われるわ」

妖精A「われれはいいようせい」

妖精B「ひとをきずつけるようなこといいません」

妖精C「めいよきそんでうったえます」

艦娘「前から思ってたけど、あなたたち私のこと嫌い!?」

妖精A「もちろんさあ!」

妖精B「まいかいまいかい、しゅつげきのたびにぎそうとふねこわすんじゃねーよころすぞ」

妖精C「つきのでているよるだけとはおもわないほうがいい」

艦娘「」

見習い整備士「よ、妖精君たちには……付喪神としての面もあるので……」

艦娘「う……わ、わかってはいるんだけど」

妖精A「くちくかんかばってたいはとかひやひやするのです」

妖精B「いのちもたいせつに」

妖精C「べ、べつにあなたのことなんてしんぱいしてないんだからね!」

艦娘「妖精さん……」(じーん

601: 2015/07/17(金) 02:24:18.04 ID:Iwb9lDPuo

(工廠)


見習い整備士「しゅ、主任たちも食事に出ている、のか」(キョロキョロ

妖精A「せつびのしようなら、あとでわれわれがせつめいしとくです」

妖精B「こころおきなくやるのです」

妖精C「ぎそうにいのちをふきこむです」

見習い整備士「う、うむ。では、艤装をこの台に置いて、ください」

艦娘「はーい。よいしょっ、と」(ゴトン

見習い整備士「…………」(コンコン

見習い整備士「……」(カチャ…ガチャ

艦娘「どう? 直りそう?」

見習い整備士「……基盤にヒビが入っています、ね」

見習い整備士「他にも、配線が中で断裂していたり、フレームが歪んでいたり。これは酷い」

艦娘「あっちゃー……日頃の無理が祟ったみたいね」

見習い整備士「妖精君たちも言っていたが、こ、根本的に無理をしすぎ、です。近代化改修は性能が上がるだけで、艤装や艦の強度が上がるわけではない」

見習い整備士「至近距離での殴り合いなどもっての他だ。艦が傷つけば、当然フィードバックでダメージが発生する。艤装や艦を操る艦娘が人であることを、忘れてはいけない」

見習い整備士「なにも一人で敵を追いつめる必要はないのだから、もう少し随伴艦の艦娘たちと連携を……ハッ!?」

艦娘「はぁ~」(ポカーン

見習い整備士「……ぁっ、いえ、も、申し訳ありません、偉そうに」

艦娘「いやー、うん、ちょっとビックリしただけ。姉さんとか提督と同じこと言うもんだから」

艦娘「ウチのチビっ子連中にも、こっそりアドバイス貰いに来てる子がいるみたいだし……」

艦娘「妖精さんたちも『てーとくさん』って呼んでるし、もしかして、あなたって本当は――」

見習い整備士「っ、それ、は……妖精君たちが、ふざけて呼んでいるだけ、です」

見習い整備士「私が提督になれる、はずがない」

艦娘「そっかなー? 艤装触っただけで、実際に見てたみたいに指摘できるんだもの。提督の才能あるって、たぶん!」

妖精A「たよりにならないだんげんです」

妖精B「せいかくといっしょでおおざっぱです」

妖精C「そのいけんにはさんせいだが、あなたのてきとうなせいかくがきにいらない」

艦娘「なによー! いい加減にしないとそろそろ泣くわよ、こんにゃろー!?」

艦娘「ったく、叫びすぎて疲れちゃったわ」(プンスカ

艦娘「―――ま、妖精さんだから仕方ないとして、私はいいと思うけどな。素敵じゃない、艤装の整備や開発もできる提督なんて!」(ニカッ


―――艦娘の装備も作ってあげられる提督になるんだ!


見習い整備士「―――!!」(ズキンッ

艦娘「んにゃ? どうしたの?」

見習い整備士「……い、え。なんでも、ありません」

見習い整備士「ぎ、艤装の修復、完了したので……どうぞ、も、持っていってください」

艦娘「わーい、ありがとー! 生まれ変わった私の艤装、さっそく性能チェックしなくちゃ!!」

艦娘「確か、午後一なら第三演習場が空いてたはずよね! 今から行けば間に合うはず!!」

艦娘「『てーとく』さん、ありがとね~!!」(ダダダッ

602: 2015/07/17(金) 02:30:35.90 ID:Iwb9lDPuo




妖精A「あいかわらずさわがしくてせっかちなひとです」

妖精B「ですが、そこぬけのあかるさ……きらいじゃないわ!」

妖精C「くちくかんのかんむすさんたちも、あのひとのおかげでずいぶんたすかってるです」

見習い整備士「(なにが才能がある、だ……素敵じゃない、だ)」(カリ…カリ……ガリリッ

妖精A「……てーとくさんはほんとうにあきらめちゃったです?」

妖精B「ちっちゃいときいってたこと、ちゃんとおぼえてます」

妖精C「われわれはいまもまってるです。てーとくさんがてーとくとしてちゃくにんするのを」

見習い整備士「……君たちは、あんな昔の子供の戯言を覚えているのだな」

妖精A「われわれのそんざいいぎは、いかにおもしろたのしくすごせるか」

妖精B「ぎそうやきかいいじりだけでは、われわれもあきてしまいます」

妖精C「あなたがほんとうにのぞむことをなしてください」

見習い整備士「私が本当に……望むこと」

見習い整備士「私が、本当に願ったのは……なりたかった、のは―――!」(ギリッ





中年整備士「おう、もう戻ってたのか。なんか重巡の嬢ちゃんに礼言われたんだが、なにやったんでい?」(ヒョコッ

見習い整備士「―――しゅ……しゅ、主任、相談が、あり、ありり、ま、ます」

中年整備士「……ああん?」








(3ヵ月後)
《大本営》面接会場


面接官「……君は工作学校卒業後、横須賀の工廠に技術者として着任予定だったらしいが、急に方向転換したのはどうしてだね?」

面接官「学校の成績も見させてもらったが、これなら整備士として重宝されると思うのだが」

見習い整備士「―――理解していただけるかわかりませんが……私は、艤装や……それで操る艦船を通じて、たくさんの艦娘たちの『生き様』を見ました」

見習い整備士「どの船も……どの艦娘も、その身を賭して……今、私たちが過ごす時代を、繋いでくれました」

見習い整備士「私は……彼女たちや、彼女らとともに戦った提督たちが命を捧げてまで守ったものを……未来に、繋げたかったのです」(ツゥ…

面接官「く、玖珂君?」

玖珂鋼太郎「いなくなってしまったあの人たちや……あの人たちの想いを継いでくれる人間のため……に……!!」

603: 2015/07/17(金) 03:01:14.49 ID:Iwb9lDPuo




《鎮守府》執務室


提督「―――――っ、は」

提督「(知らない内に……眠っていたのか)」(ぼー

提督「……未来に繋ぐ、か」

提督「私にできるのだろうか、本当に」



<knock…knock…

漣「ご主人様~、お仕事ひと段落つきました? 文月ちゃんたちが痺れ切らせてるんですけどー」

提督「あ、ああ、すまない……。ひと段落ついた後、そのまま眠りこけていたようだ」

漣「普段から根を詰めすぎなんでうしょー、も~」

漣「誕生日プレゼント代わりに、七夕の竹をリサイクルして流しそうめん装置造ったり、相変わらず妙なとこに力入れてるし……そのうち倒れちゃいますよー?」

提督「き、気をつけるよ」

漣「どうなんですかねー。まあ、漣はよくできる子なので、ご主人様の言葉を信じてあげますけどー」

漣「ほらほら、今日の流しそうめんパーティーは文月ちゃん弥生ちゃんだけじゃなくて、他所鎮守府の菊月ちゃんも楽しみにしてるんですから、急いだ急いだ」(グイグイ

提督「りょ、了解した」

604: 2015/07/17(金) 03:02:04.42 ID:Iwb9lDPuo

《鎮守府》中庭


文月(E:浴衣)「ほわぁ、司令官が来たよぉ~」(パタパタ

弥生(E:浴衣)「似合い…ますか?」(トコトコ

龍田「ウフフ、本日はお招きいただき~、ありがとうございます~」

龍田「提督は仕事を溜めすぎてて参加できなかったけど、その分、菊月ちゃんが楽しむから心配しないでね~♪」

菊月(E:浴衣)「な、なかなか悪くないな、浴衣というのも」(キラキラ

提督「き、気に入ってもらえたなら僥倖だ」

提督「さ、さあ、君たちは最前列に席を用意してある。存分に食べてきたまえ」

文月「司令官も一緒に食べよぉ~」(グイグイ

弥生「司令官の分…弥生が、すくいます」(フンス




不知火「(司令が食べる素麺をすくうのは不知火の役目です)」(ギラッ

陽炎「コ~ラ、文月ちゃんたちを睨むんじゃないの」

不知火「し、不知火に落ち度でも?」




<ハーイ、提督も来たからそろそろ素麺流すよ~!
<オオオーーーー!!
<待ってましたー!

提督「(さ、さて、始まってしまえば、私がどこかに消えても誰も気づかないだろう)」

提督「(適当に、流し素麺以外に用意した食料を取って―――)」






赤城「―――提督!!」

提督「ヒッ!? あ、赤城君? な、なんだ、どど、どうかjdぁなkじゃkg!?」

漣「落ち着いてください、言語機能がバグってますよ」

漣「赤城さんも! いきなりそんな大きな声でご主人様に話しかけたらどうなるかわかってるでしょ!? もーちょっと声のトーンをですねー」

赤城「そんなことを言ってる場合じゃないんです! 提督、先ほど大本営から緊急の通信がありました!!」

提督「緊急の通信? い、一体なにがあったというのだね」

赤城「どうか、落ち着いて聞いてください」

605: 2015/07/17(金) 03:02:47.86 ID:Iwb9lDPuo






赤城「つい先ほど、他所鎮守府が――――――落ちました」

提督「……な、に?」

龍田「!!?」

菊月「―――え?」











離島棲鬼「ヤレヤレ……思ッタ以上ニ手間ダッタワネ」

離島棲鬼「マサカ、ピンポイントデ私ノ船ヲ沈メテクルトハ思ワナカッタワ……」(ボロボロ

北方棲姫「北方ガンバッタ! エライ? エライ!?」

離島棲鬼「エエ、モチロンヨ。パパノオ友達ニモチャント挨拶デキタシ、イイ子ネ北方棲姫ハ」(ナデナデ

北方棲姫「~~~~♪」(キラキラ

離島棲鬼「フフ……」(ナデナデ



港湾棲姫「補給、完了シタ」

中間棲姫「イツデモイケル」

空母棲姫「ナンドデモ……ナンドデモ……フフフ」

駆逐棲姫「ヤラセハ……シナイ…」(ブツブツ

軽巡棲鬼「ニドトフジョウデキナイ……シンカイヘ……」(ユラユラ

重巡ネ級「ア……アアー……ア、アハハ……」(カタカタ




離島棲鬼「サア、提督……私タチト戦争ヲ始メマショウ!!」

613: 2015/07/17(金) 05:21:09.08 ID:SrWOe8sEO
ついに歯車が動き出してしまったか……

温泉エピの前に完結したりしません……よね?

614: 2015/07/17(金) 05:41:27.93 ID:MjYI/YzMo
乙ー
温泉にほっぽちゃんを連れてくためにこのタイミングでの襲撃話なんだろ
prpr

628: 2015/07/18(土) 01:26:54.49 ID:eLhLKatlO
【もーっとケッコンカッコカリしりーず】神通編

《鎮守府近郊》宝石店


ふくよか店員「あらまあ……とうとう決心されたのですね!」

提督「っ、く……で、できるで、しょうか」

ふくよか店員「ウフフ、決して安くない品です……もう、後戻りはなしですわ。できるできないではなく、やるのですよ」

ふくよか店員「なぜベストを尽くさないのか!? ホワァイ、ドンチュー、ドゥーユアベスツ!!」(ポォーーーン

提督「なぜ、ベストを、つくさないのか」

ふくよか店員「いい報告、待っていますからね!」

提督「こ、心得ました」

ふくよか店員「(まあ、相手が彼女ならいい報告以外あり得ませんけど!)」

提督「う、うう、腹が痛くなってきた」(ヨロヨロ

ふくよか店員「……彼の訃報になりさえしなければ」




(後日)
《鎮守府》執務室

提督「……ふう」(カリカリカリカリ

神通「提督、今日の分のお仕事はおしまいですか?」

提督「あ、ああ、終わったよ」

神通「お疲れ様です。少し待っててくださいね、お茶を淹れてきますから」(ニコッ

提督「む……う、うむ、お願いしようカナ……ゴホン、お、お願いする」(声裏返り

神通「フフ……ぁ、ゴ、ゴメンなさい」

提督「だ、大丈夫だ、問題ない」(ガチゴチ

神通「本当にすみません……。では、ちょっとだけ失礼しますね」(パタパタ

提督「(できるできないではなく、やる……できないではなく、やる……)」

提督「なぜベストを尽くさないのか……ホワァイ、ドンチュー、ドゥユアベスツ……」(自己暗示中



神通「お待たせしました。提督、お茶をどうぞ」(コト…

神通「あと、よかったら……水羊羹も」


水羊羹<オッ……プルンプルーン!!(ひんやり

提督「これは?」

神通「ちょっと形は悪いけど、い、伊良湖ちゃんにさらし餡を分けてもらったから……」

提督「そうか……。あ、甘いものが欲しかったから嬉しいよ」(パクッ

神通「……わ、私もいただきますね」

提督「む、う、うむ」(ソワソワ

神通「(提督、今日はどうされたのかしら? なんだか落ち着かない様子です)」

神通「(な、なにか嫌われることをしてしまったのでしょうか)」(ドキドキ

629: 2015/07/18(土) 01:27:40.10 ID:eLhLKatlO

提督「あ……あー、その……つ、つっ、つかぬことをうかがう、が」

神通「は、はい、なんでしょうか」

提督「ち、近く、花火大会があるのを、し、知っているかね?」

神通「花火大会……はい、文月ちゃんや川内姉さんたちがとても楽しみにしていますね」

神通「那珂ちゃんなんて、浴衣を用意しなくちゃってはしゃいでて……」(クスクス

提督「じ……神通君は、浴衣を持っているの、かね?」

神通「浴衣……ですか? あ、はい、持ってはいますが……」

提督「そ、うか」

神通「……?」

提督「も、もし誰とも約束していないのなら……だね、花火を、見に行きたいのだが……きっ、君と」(心臓バクバク

神通「一緒に、花火に?」(呆然

提督「む、無論それは迷惑でなければという大前提があっての話であって……! 川内君たちや、ほ、他の艦娘と親睦を深めるよい機会であると、私も理解して、い、いるのだが」(アタフタ

神通「ぁ……喜んで」

提督「いや、やはり、いきなりこのような話をすべきではなかった、すまない、断られて当然だろう、さっきのは妄言として忘れてもらえると…………うぬ?」

提督「……だ、大丈夫、なのか?」

神通「もちろんです」

神通「提督から誘っていただけるなんて、私……嬉しいです」(幸せオーラ

提督「っ……ぬ、うく」(俯き

提督「(後戻りはなし……後退はできない……撤退は許可できない……!)」(脳内徹底抗戦中

神通「(提督と一緒に花火……とても、とっても楽しみです)」(ウキウキ





(花火大会当日)
《山の中腹》寂れた神社


神通(E:白鼠色雲に竹笹柄)「こんなところに神社があったんですね」(カラコロ

提督(E:鉄紺色格子柄)「いっ、以前、逃ぼ……体力増強のために走り込みをしていた時、ぐ、偶然見つけた、のじゃ……のだ」

神通「(この間、『私はもうダメだ』と書き残して出ていかれた時ですね……)」(ジト目

提督「ここなら、その、静かに花火を見れると思って……」


<ドパラ……パラララ…

神通「本当に……。花火と、その明かりに照らされる街並……とても、綺麗ですね」

提督「うむ、綺麗……だ」

提督「もちろん、き、君も」(手ギュッ

神通「……え?」

630: 2015/07/18(土) 01:28:12.33 ID:eLhLKatlO

提督「に、似合わないことを……言った自覚は、ある。そもそも、こうして……誰かを誘ったこと自体、異変の前触れだとさえ思っている」

提督「そ、それでも、ど……どうしても、君だけに渡したいものが、あった、から」(ブルブル

提督「これ、を」(右手握らせ

神通「これ……指輪……」

提督「私と……ケッコンしてくれる、だろうか」

神通「私で、いいの?」

提督「君が、いい……いや、君でないと、ダメなのだ」

神通「提督……」(スッ

神通「ありがとうございます……私なんかを選んでくれて、感謝いたします」(ギュウッ…

提督「ッ……こちらこそ、あり……がとう」

神通「……もう少しだけ、強く抱きしめてほしい、です」(頬スリスリ

提督「う、うぐぬう」(キュッ…

神通「……提督」(目瞑り

提督「ぅ……っ、うぅ……」(オソルオソル






提督「しかし……鎮守府に戻ったら、み、みんなにどう説明したものか」(湯気湯気

神通「きっと、みんなにたくさんからかわれてしまいますね。私、困ってしまいます」(ニコニコ

提督「……その割に、顔は嬉しそうなのだが」

神通「そう、でしょうか……そうですね」

神通「だって……こんなに近くに、提督がいてくれるから」(スッ

<チュッ…


提督「!!?」

神通「フフ……油断しましたね? 次発装填済み、です」

提督「」(プシュウゥゥ…





(藪の中)

川内「わぁーお、神通ってば大胆」

那珂「こじれにこじれた想いが成就して、抑えが利かなくなったんだねー」

那珂「……提督、これから大変かもしれなあけど頑張ったね~♪」

川内「よーし、私たちは一足先に撤退だ」

那珂「青葉ちゃんに教えてあげて、みーんなでおめでとうって言ってあげなきゃね!」(ルンルン



《なお、これが後に正妻戦争と呼ばれる壮絶な戦いの原因となる模様》

651: 2015/07/20(月) 10:43:20.36 ID:tYvnaxHNo
【艦娘たちがコミュニケーション】加賀編

《艦娘用宿舎》庭


加賀「いい天気……けど、暑いわ」(パンパン!

加賀「梅雨は明けたけど、湿度も高くて……さすがに気分が低迷します」(ヒロゲヒロゲ

加賀「(嫌でも汗をかいてしまうから、洗濯物の量も増えるし……困ったものね)」(カケカケ

加賀「提督や赤城さんに臭いと思われるのは避けたいわ」(袖クンクン

加賀「さて、と。洗濯物は干したし、なにをしようかしら」

加賀「(瑞鶴が捕まれば、トキのバスケルートを練習してもよかったのだけれど)」(まさに一航戦

加賀「……お茶でも淹れて、本でも読みましょう」


(加賀、お茶&茶菓子用意中・・・)

加賀「さて、まず何から読もうかしら」

加賀「前にオススメを聞いたら、みんなが同じタイミングで貸してくれたから……」

・提督オススメ『美味礼讚』
・漣オススメ『惑星のさみだれ』
・曙オススメ『サイコスタッフ』
・赤城オススメ『名探偵モンク』


加賀「(今日はこれだけで1日が終わりそうね)」

加賀「まずは……赤城さんのオススメから」

加賀「(物語の主人公を見ていると、提督がいかに努力してくれているかがわかると言ってたけど……)」


(加賀、読書中・・・)

加賀「……この主人公は確かに、そうね」

加賀「(提督の心意気に応えられるよう、一層の研鑽を積まないと……明日から)」

加賀「ふぅ、時々主人公が頭に来ましたけど、なかなか面白かったわ」

加賀「さて、次は……漣さんのオススメにしようかしら?」


(加賀、読書中・・・)

加賀「……彼は、まぎれもなく勇者だったわ」(目頭押さえ

加賀「漫画……甘く見ていました。先入観から軽んじてしまうなんて猛省しないと」

加賀「次は曙のオススメを……?」

加賀「お茶とお茶請けが切れてしまったわ。補給は大事」(ガタッ




《艦娘用宿舎》食堂

ヤカン<もっと、熱くなれよぉぉぉぉぉっ!!

加賀「冷蔵庫に、漣さんがストレス解消に大量生産したエッグタルトがありました。さすがに気分が高揚します」(キラキラ

加賀「……」(キョロキョロ


<しーーーーん

加賀「……フン、フフン、テテテン」

加賀「この手に寄せる袱紗…朱の色~」(フリフリ

加賀「この目ひらいて~…その顔見れば~」(ターン


(食堂入口)
瑞鶴「あ」

加賀「」

652: 2015/07/20(月) 10:44:06.08 ID:tYvnaxHNo

瑞鶴「え、あと、えっと、自主錬終わったから、漣さんが乱造したエッグタルトつまみに来たん、ですけど……」

加賀「見たの?」(ワナワナ

瑞鶴「い!? み、見たというか聞いたというか……!!」(アタフタ

瑞鶴「あ、いい歌ですねー! そだっ、今度赤城さんとか大鳳たちと一緒にカラオケ行くんですけど、加賀さんもどーです!?」

瑞鶴「赤城さんが頼んでくれて、提督さんも参加してくれるみたいだし、加賀さんの美声でビックリさせちゃってくださいよー、なーんて……アハ、アハハ」(後退り

加賀「……頭に来ました」(ギラッ

瑞鶴「もー!! 今回は私、なにも悪いこときてなくない!?」(脱兎

加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」(弓番え

瑞鶴「ふ……不幸だぁぁぁぁっ!?」




(それから2時間後)

<ナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン!ペシペシペシペシッ!
<テンクウノホウオウハオチヌ!

瑞鶴「ぬあっ、ちょお、加賀さんそれ反則!!」(ガガガガガガッ

瑞鶴「これは歴とした技術よ……これだから五航戦は」(タンタンタンタン

<バトートゥーデッサイダデステニーセッカッコーハアアアアキィーンテーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーン

加賀「やりました」(まさにトキ!!

瑞鶴「っくそ~! もう1回! これ2本先取制だから!!」

加賀「見苦しいわね……」

赤城(@見学中)「(休みの日ってこの二人、いつもゲームしてますね)」(お茶ノミノミ

赤城「デュエルならわかるんだけど……面白いのかしら? 今度、提督に聞いてみましょう」



(後日)

<ジョインジョインジョインジャギィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーヒャッハーペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッヒャッハー ヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒ ヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒK.O. カテバイイ
バトートゥーデッサイダデステニー ペシッヒャッハーバカメ ペシッホクトセンジュサツコイツハドウダァホクトセンジュサツコノオレノカオヨリミニククヤケタダレロ ヘェッヘヘドウダクヤシイカ ハハハハハ
FATAL K.O. マダマダヒヨッコダァ ウィーンジャギィ (パーフェクト) 
<ココマデカ…

提督「こ、このような感じで択を見せて揺さぶりつつ、自分のやりたいことを通してだね……」

赤城「は、はあ」(ちんぷんかんぷん

瑞鶴「」(三角座り

加賀「なりふり構わずトキまで出したのに完敗して、今どんな気持ち?」

瑞鶴「……氏にたい。私、いま氏にたい!」

赤城「あの、このゲーム、どうしてこんなに殺伐としてるんですか?」

提督「世紀末スポーツアクションだから、としか」

赤城「え? でもこれって格闘ゲームじゃ……」

瑞鶴「」(天仰ぎ

加賀「」(俯き

提督「」(目逸らし

赤城「何か言ってくださいよ!?」



《なお赤城、提督のマンツーマン指導で後にクロススパイダーを修得する模様》※そして瑞鶴の肋骨は砕けた

653: 2015/07/20(月) 10:44:47.55 ID:tYvnaxHNo
小ネタ終了
次から本編進める予定です

654: 2015/07/20(月) 10:59:25.54 ID:pKaQbiTz0
おつー


次回はこちら



引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9