曜（そっか、千歌ちゃん旅館の娘だもんね。大変だ）

曜「……」

曜（にしても仲居姿の千歌ちゃん、可愛かったなぁ……////）ﾎﾟｹｰ

曜「私も……」

曜（……もし千歌ちゃんと結婚したら、一緒に旅館で働くことになるのかな？）

ﾎﾟﾜﾎﾟﾜﾎﾟﾜﾎﾟﾜ…

千歌『曜ちゃん！十千万特製ヨキソバセット！一人前お願い！』

曜『へいお待ち！』

ｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ!

曜『はい千歌ちゃん！いっちょあがり！』

千歌『ありがと、よーちゃんっ♡』ﾁｭｯ

曜（むふん♡）

千歌『お待たせしました、こちら曜ちゃん特製のヨキソバセットになります』

おばあちゃん『あらあら。夫婦仲睦まじそうで羨ましいねぇ』

曜『ふ、夫婦仲……っ。それほどでも……あるでありますっ！//////』

千歌『ねー！』


曜（むふふふふ、ふへへへへへ……♡♡♡）

曜（くぅぅぅぁぁ～～♡♡♡）

曜「～～ぅぅぅ！！//////」

曜（ち、千歌ちゃんと一緒に働けて！しかも毎日千歌ちゃんの一生懸命な仲居さん姿が見られて！それでいて私のこと信頼してくれてるだなんて、最高過ぎる！）

曜（いや～～～！ぜったい沼津中の噂になること間違いなしでしょ！羨ましい～って！しかも私ってば地元じゃそこそこ有名人だし！）

曜（むふふ、新聞記事のタイトルは……【衝撃】あの国体級の飛び込み少女、引退後は美女女将とアツアツ二人三脚！？元Aqoursで競技高飛び込みではオリンピック級の偉業を数々成し遂げた渡辺曜（元）選手、なんと引退後は旅館の女将に転身し、奥様とアツアツラブラブいちゃいちゃ生活を……♡）

曜「……っ♡♡」

ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ♡

曜（き、決めたっ！船長さんもいいんだけど、やっぱり私！将来は千歌ちゃんのお嫁さんにな

ﾌﾟﾙﾙﾙ!

曜「！？」

曜（わっ！？）

ﾌﾟﾙﾙﾙ…!

曜（で、電話！？千歌ちゃん家のだよね……！？）

曜「ち、千歌ちゃーん。電話だよー！」

ｼｰﾝ

曜「……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ!ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ!

曜（ど、どうしよう。私が代わりに出た方がいいのかな……？けど、電話出てもなんて言ったらいいのかわかんないし、そもそも他人の家の電話だし……）

曜（『もしもし、渡辺です』は絶対違うよね……）

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!

曜（す、すごい電話鳴ってる。旅館のお客さんかな？）

曜（ということは、もしかして私……試されてる？）

曜（ひょっとして私、旅館の女将さんにふさわしいかどうか、試されてるってこと！？）

ﾌﾟﾙﾙﾙ!ﾌﾟﾙﾙﾙ!

曜「……」

曜（うぅ～！勇気、出さなくっちゃ！ここで千歌ちゃんにいいとこ見せて）


千歌『わっ！曜ちゃんすご～い！さすがはチカの将来のお嫁さんだね！』


曜（って言われるためにも！）

ｶﾞﾁｬﾝ!

曜「はいもしもし、高海です！」

お客様『えっ？』

曜「……」

お客様『……』

曜「……ふっ」ﾄﾞﾔ!

曜（決まった！）

お客様『あ、や、えっと……』

お客様『……タカミさん、のお宅で間違いないでしょうか？』

曜「はい！高海です！」

曜（むふ～！千歌ちゃんの名字を合法的に名乗れるなんて♡♡）

お客様『あの～……す、すみません。間違えまし

千歌「貸して」ﾊﾟｼｯ!

曜「わっ！？」

千歌「もしもし？お電話代わりました、十千万旅館です」

千歌「はい、申し訳ございません。はい、はい……わかりました。二名様でのご宿泊ですね」

千歌「お日にちは……」

曜（……）

千歌「承知いたしました。はい、お待ちしております。失礼します」

ｶﾞﾁｬﾝ

千歌「ふぅ……」

曜「……」

千歌「……」

曜「……////」ｶｧｧｧ

千歌「……で」

曜「えっ！？////」

千歌「……」

曜「や、ち、違うの！！えっと！！/////」

千歌「曜ちゃん、これ旅館の電話だから」

曜「う゛！！！？//////」

千歌「いきなり『高海です』なんて言われたってわかるわけないじゃん」

曜「そ……そそそそうだよねー！ご、ごめんね千歌ちゃん！千歌ちゃん戻ってこないかと思って！/////」

千歌「ん、まあいいよ。お客様怒っていないみたいだったし」

曜「そ、そっかー……」

千歌「うん」

曜（……////）

千歌「……じゃあ私、仕事戻るね」

曜「あ、うん。ご、ごめんね千歌ちゃん。邪魔しちゃって」

千歌「ん」

曜「……」

千歌（……）

千歌「……それとさ」

曜「？」

千歌「さっき曜ちゃんが『高海です』って言ったとき……ちょびっとだけドキッとした」

曜「えっ、それって

千歌「別に！深い意味はないんだけど！ほんとにそれだけ！じゃあね！///」

曜「あっ！」

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ!!

曜「……」

曜（ち、千歌ちゃんも実は意識してた、ってことなのかな……？）

曜（もしかして……）


曜（ち、千歌ちゃん……////）

千歌『結婚して下さい！』

曜（ええっ！？）

千歌『私ね、曜ちゃんと二人で、十千万をもーっともっと盛り上げていきたいの！』

曜（千歌ちゃん……）

曜『……』

ﾑｷﾞｭ

曜『嬉しい。私、千歌ちゃんに人生を捧げるね』

千歌『曜ちゃん、かっこいい……』

曜『千歌のこと、一生かけて幸せにするからね』ﾀﾞｷｯ

曜（千歌『うん！ずーっとずっと大好きだよ、曜ちゃんっ♡』）


曜「むふ、むへへへへ………♡♡♡」

曜（決めた！やっぱり私、最っ高の千歌ちゃんのお嫁さんになってみせるよ！）

梨子（いや、そのセリフは直接本人に言ってあげなさいよ。心の中じゃなくって）

曜「♪」

この後めちゃくちゃ妄想した

終わりです。お読みいただきありがとうございました

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>>16
ようちかの過去作だと

曜「今年こそ！今年の夏こそ千歌ちゃんに……！！」

善子「ねえ、そういやどうして曜って浦の星にしたの？」曜「ん、どしたの急に？」

千歌「前髪を短く切りすぎたのだ……」

千歌「映画見に行こっ！」曜「いいよ！」

になります。

過去作読ませて貰ったけど脳が再生したわ
ありがとう