1: 2012/06/17(日) 14:32:47.63 ID:b+ZjQGY5O
真尋「え…」
ニャル子「私がどれだけモーションかけても、どれだけ一生懸命に愛情表現をしても」
ニャル子「貴方はちっとも振り向いてくれません」
真尋「お、おい…ニャル」
ニャル子「…真尋さんにとって私は何ですか!!単なる戦力ですか!?自分を守ってくれる都合の良い怪物ですか!?」
真尋「…っ」ドキ
ニャル子「…それと…見てください」スルスル
ニャル子「私がどれだけモーションかけても、どれだけ一生懸命に愛情表現をしても」
ニャル子「貴方はちっとも振り向いてくれません」
真尋「お、おい…ニャル」
ニャル子「…真尋さんにとって私は何ですか!!単なる戦力ですか!?自分を守ってくれる都合の良い怪物ですか!?」
真尋「…っ」ドキ
ニャル子「…それと…見てください」スルスル
5: 2012/06/17(日) 14:41:05.68 ID:b+ZjQGY5O
真尋「わ!脱ぐな何やってんだ馬鹿――って……」
ニャル子「この傷、身に覚えがありませんか…?」
真尋「あ………」
ニャル子「普段は都合の良い結界で不可視にしておきましたが」
ニャル子「これが私の本当の肌です」
真尋「(…き、傷だらけだ…)」
ニャル子「いつもお風呂に入る時は大変でした」
ニャル子「傷がしみて…毎晩…痛くて…痛くて…」グス
ニャル子「…心が折れない方がおかしいですよ…こんなの…」ポロポロ
ニャル子「この傷、身に覚えがありませんか…?」
真尋「あ………」
ニャル子「普段は都合の良い結界で不可視にしておきましたが」
ニャル子「これが私の本当の肌です」
真尋「(…き、傷だらけだ…)」
ニャル子「いつもお風呂に入る時は大変でした」
ニャル子「傷がしみて…毎晩…痛くて…痛くて…」グス
ニャル子「…心が折れない方がおかしいですよ…こんなの…」ポロポロ
13: 2012/06/17(日) 14:51:28.81 ID:b+ZjQGY5O
真尋「ニャ、ニャル子」
ニャル子「グス…グス…」
真尋「(僕のいつものフォークのせいでこんなに…)」
ニャル子「…最初はそういう性癖なのかと思いましたが、だんだんと真尋さんが本当に私を拒んでいる事に気が付きました」
真尋「そんなこと――」
ニャル子「真尋さん」
真尋「な、なんだ」
ニャル子「もう私…限界です…」
ニャル子「貴方の事は―――諦めます」
真尋「え…」
ニャル子「今まで…御迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」
ニャル子「グス…グス…」
真尋「(僕のいつものフォークのせいでこんなに…)」
ニャル子「…最初はそういう性癖なのかと思いましたが、だんだんと真尋さんが本当に私を拒んでいる事に気が付きました」
真尋「そんなこと――」
ニャル子「真尋さん」
真尋「な、なんだ」
ニャル子「もう私…限界です…」
ニャル子「貴方の事は―――諦めます」
真尋「え…」
ニャル子「今まで…御迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」
18: 2012/06/17(日) 15:01:11.62 ID:b+ZjQGY5O
俺「話は効かせてもらった!!!」
真尋「!?」
ニャル子「あ、あなたは?」
俺「通りすがりの俺だ!仮にも宇宙人とはいえ、女性に暴力を振る舞うとは万氏に値する!!」
俺「身をもってその罪を償えええ!!」バキィ
真尋「めてぉすてぉむっ!?」グハァ
俺「これでもう安心だ、お嬢さん」
ニャル子「素敵…貴方の事、もっと教えて下さい…」ポッ
俺「おっとこいつぁいけねぇ、また迷える子猫ちゃんを増やしちまったぜ」
おわり
真尋「!?」
ニャル子「あ、あなたは?」
俺「通りすがりの俺だ!仮にも宇宙人とはいえ、女性に暴力を振る舞うとは万氏に値する!!」
俺「身をもってその罪を償えええ!!」バキィ
真尋「めてぉすてぉむっ!?」グハァ
俺「これでもう安心だ、お嬢さん」
ニャル子「素敵…貴方の事、もっと教えて下さい…」ポッ
俺「おっとこいつぁいけねぇ、また迷える子猫ちゃんを増やしちまったぜ」
おわり
31: 2012/06/17(日) 15:53:28.76 ID:b+ZjQGY5O
真尋「ごめんニャル子…今までの事…全部謝る」
ニャル子「ヒック…ヒック…」グス
真尋「お前がそんなに我慢してるだなんて、知らなかったんだ…」
ニャル子「もう遅いです…」
真尋「ニャル子?」
ニャル子「昨日課長に辞めさせて頂くように連絡致しましたので…」
真尋「そんな…!」
ニャル子「…もうそろそろ帰る予定の時間です、長々お世話様でした」スッ
真尋「待ってくれニャル子!!!」
ガバッ!!
ニャル子「っ…………」
ニャル子「……ニヤリ」
ニャル子「ヒック…ヒック…」グス
真尋「お前がそんなに我慢してるだなんて、知らなかったんだ…」
ニャル子「もう遅いです…」
真尋「ニャル子?」
ニャル子「昨日課長に辞めさせて頂くように連絡致しましたので…」
真尋「そんな…!」
ニャル子「…もうそろそろ帰る予定の時間です、長々お世話様でした」スッ
真尋「待ってくれニャル子!!!」
ガバッ!!
ニャル子「っ…………」
ニャル子「……ニヤリ」
32: 2012/06/17(日) 16:00:38.25 ID:b+ZjQGY5O
ニャル子「(キキキキタ――――――!!!!真尋さんの方からててててを繋ぎましたよ――――!!!!)」
ニャル子「(押して駄目なら引いてみな作戦、効果グンバツでっす!!)」
真尋「ニャル子…その…」
ニャル子「(ハァハァ……真尋さんの暖かい手………ハァハァ………)」
ニャル子「(……おっといかんです、あくまで冷静を装わなければ)」
ニャル子「……なんですか…」キリッ
真尋「今までの事、本当にごめんな、謝る」
ニャル子「(ハァハァ…おててハァハァ…)」
ニャル子「(押して駄目なら引いてみな作戦、効果グンバツでっす!!)」
真尋「ニャル子…その…」
ニャル子「(ハァハァ……真尋さんの暖かい手………ハァハァ………)」
ニャル子「(……おっといかんです、あくまで冷静を装わなければ)」
ニャル子「……なんですか…」キリッ
真尋「今までの事、本当にごめんな、謝る」
ニャル子「(ハァハァ…おててハァハァ…)」
34: 2012/06/17(日) 16:09:40.41 ID:b+ZjQGY5O
ニャル子「…いいですよ…もう謝らないで下さい」
真尋「ニャル子…僕…ホントはな…」
ニャル子「(もう一声!もう一声!)」
真尋「いつの間にか、こんな生活も悪くないと思えてきたんだ」
ニャル子「(違ーう!!!そこで愛の告白でしょうが!!!)」
真尋「…でも…もう連絡しちゃった以上はしょうがないか…」ジワ
ニャル子「…へ?」
真尋「ごめんなニャル子…向こうでも…元気でやれよ…グス」ポロポロ
ニャル子「あ…ぅ…」
真尋「…じゃあな…」
トテトテ
ニャル子「…」
ニャル子「ま…真尋さんを泣かせてしまった…」
真尋「ニャル子…僕…ホントはな…」
ニャル子「(もう一声!もう一声!)」
真尋「いつの間にか、こんな生活も悪くないと思えてきたんだ」
ニャル子「(違ーう!!!そこで愛の告白でしょうが!!!)」
真尋「…でも…もう連絡しちゃった以上はしょうがないか…」ジワ
ニャル子「…へ?」
真尋「ごめんなニャル子…向こうでも…元気でやれよ…グス」ポロポロ
ニャル子「あ…ぅ…」
真尋「…じゃあな…」
トテトテ
ニャル子「…」
ニャル子「ま…真尋さんを泣かせてしまった…」
145: 2012/06/17(日) 23:57:19.10 ID:b+ZjQGY5O
ニャル子「大事になる前に何とか手を打たねば…」
俺「話は聞かせてもらった!!」
ニャル子「あ、あなたは?」
俺「通りすがりの俺だ!ニャル子!結婚してくれ!!」
ニャル子「だ、大胆な人…素敵…」ポッ
俺「おっとこいつぁいけねぇ、また迷える子猫ちゃんを増やしちまったぜ」
おわり
俺「話は聞かせてもらった!!」
ニャル子「あ、あなたは?」
俺「通りすがりの俺だ!ニャル子!結婚してくれ!!」
ニャル子「だ、大胆な人…素敵…」ポッ
俺「おっとこいつぁいけねぇ、また迷える子猫ちゃんを増やしちまったぜ」
おわり
274: 2012/06/18(月) 21:41:24.00 ID:IbvwjMfa0
真尋「…はぁ?嘘?」
ニャル子「マジですいませんっしたぁっ!」ドゲザー
真尋「……」
ニャル子「………」ビクビク
真尋「………おい」
ニャル子「は、はひっ!ななななんでしょう!?」
真尋「……本当に嘘なんだな?」
ニャル子「はい!いや本当申し訳ありませんでした!」
真尋「…………」
ニャル子「………」ガクブル
真尋「…そっか」
ニャル子(あ、あれ?)
ニャル子「マジですいませんっしたぁっ!」ドゲザー
真尋「……」
ニャル子「………」ビクビク
真尋「………おい」
ニャル子「は、はひっ!ななななんでしょう!?」
真尋「……本当に嘘なんだな?」
ニャル子「はい!いや本当申し訳ありませんでした!」
真尋「…………」
ニャル子「………」ガクブル
真尋「…そっか」
ニャル子(あ、あれ?)
277: 2012/06/18(月) 21:45:25.15 ID:IbvwjMfa0
ニャル子「…あ、あのぅ」
真尋「…なんだよ」
ニャル子「お、怒ってないんですか?」
真尋「……見てわからないのか?これ以上ない程怒ってるぞ」
ニャル子「ひっ……」
真尋「…まぁでも」
真尋「嘘でよかったよ」
ニャル子「……ふぇ?」
真尋「…お前が帰るってのが嘘でよかったって言ってるんだよ」
ニャル子「…あの、それはどういう」
真尋「…なんだよ」
ニャル子「お、怒ってないんですか?」
真尋「……見てわからないのか?これ以上ない程怒ってるぞ」
ニャル子「ひっ……」
真尋「…まぁでも」
真尋「嘘でよかったよ」
ニャル子「……ふぇ?」
真尋「…お前が帰るってのが嘘でよかったって言ってるんだよ」
ニャル子「…あの、それはどういう」
279: 2012/06/18(月) 21:52:23.47 ID:IbvwjMfa0
真尋「勘違いするなよ?別にお前がいなくなるとまた何かに巻き込まれた時に守ってくれる奴がいなくて困る、それだけだからな」
真尋「寧ろお前はいつも無駄に騒がしいし、鬱陶しいし…本来なら帰ってくれた方が清々するくらいだ」
ニャル子「うぅ……」
真尋「…あーでも、あれだ」
真尋「そうは言ってもお前がいなくなると…その、少し寂しくなるしな」
ニャル子「!……真尋さん…」
真尋「…えーとだから要するにアレだ」
真尋「兎に角帰るってのが嘘でよかった」
真尋「寧ろお前はいつも無駄に騒がしいし、鬱陶しいし…本来なら帰ってくれた方が清々するくらいだ」
ニャル子「うぅ……」
真尋「…あーでも、あれだ」
真尋「そうは言ってもお前がいなくなると…その、少し寂しくなるしな」
ニャル子「!……真尋さん…」
真尋「…えーとだから要するにアレだ」
真尋「兎に角帰るってのが嘘でよかった」
281: 2012/06/18(月) 21:59:13.77 ID:IbvwjMfa0
ニャル子「真尋さん…真尋さぁぁぁん!」ダキッ
真尋「うぉっと……やれやれ」
ニャル子「うぅ…すいませんでした…ヒック…二度とこんなこと、しません…」
真尋「…当たり前だろ」
真尋「うぉっと……やれやれ」
ニャル子「うぅ…すいませんでした…ヒック…二度とこんなこと、しません…」
真尋「…当たり前だろ」
284: 2012/06/18(月) 22:05:31.35 ID:IbvwjMfa0
真尋「…あ、でもあれだよな」
ニャル子「へ?」
真尋「フォークで刺されてたのが堪えてたっての、あれも嘘なんだよな?」
ニャル子「…えーと、アレは、そのー…」ダラダラ
真尋「勿論あの傷跡も」
ニャル子「あのですね真尋さん」
真尋「ということは」
ニャル子「私の話を聞い」
真尋「また刺しても問題ないって事だよな、うん」
ニャル子「ちょっ、まっ、おま」
真尋「人を騙して驚かせやがって!こぉのアホ邪神がぁぁぁぁぁ!」
ニャル子「ドーベンウルフぅぅぅぅぅっ!?」
おしまい
ニャル子「へ?」
真尋「フォークで刺されてたのが堪えてたっての、あれも嘘なんだよな?」
ニャル子「…えーと、アレは、そのー…」ダラダラ
真尋「勿論あの傷跡も」
ニャル子「あのですね真尋さん」
真尋「ということは」
ニャル子「私の話を聞い」
真尋「また刺しても問題ないって事だよな、うん」
ニャル子「ちょっ、まっ、おま」
真尋「人を騙して驚かせやがって!こぉのアホ邪神がぁぁぁぁぁ!」
ニャル子「ドーベンウルフぅぅぅぅぅっ!?」
おしまい
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