1: 2015/10/12(月) 21:30:43.891 ID:SapP5lPh0.net
先生「よーし、それじゃあこの前のテスト返却するぞー」

 エー、ザワザワ

響(なんてったって、出た問題ぜーんぶ勉強したとこだったし)

先生「今回のテストで……、お前たちが普段いかに勉強してないかがよく分かった!」

 ヌキウチダッタカラ… センセーセイカクワルイー

響(見直しだってカンペキだったもんね!)

響(むふふ、もしかしたら満点だってあるかも……)

先生「お前たち静かにしろー」
ファニーナイツ アイドルマスター ミリオンライブ! 我那覇 響 伝わる思いver. 1/7スケール ATBC-PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア
6: 2015/10/12(月) 21:34:37.041 ID:SapP5lPh0.net
先生「今回は成績順にテスト返してくからなー」

女子生徒「えー! 先生サイテー!」

先生「あんまり成績がひどいからな、下のほうの奴は反省しろよー」

先生「よしそれじゃ、満点からだな……」

女子生徒「え、満点いるんだー!」

先生「……我那覇!」

響「!」

7: 2015/10/12(月) 21:37:15.815 ID:SapP5lPh0.net
女子生徒「響ちゃんすごーい!」

響「そ、そんなことないぞー」

先生「今回のテスト、満点は我那覇だけだからな、すごいじゃないか」

響「えへへ……」

先生「アイドルも勉強もしっかりできて、まさに完璧って感じだな!」

響「いやぁ、それほどでも……」

8: 2015/10/12(月) 21:42:47.145 ID:SapP5lPh0.net
……

響(なーんて!へへ、照れちゃうぞ……)

先生「次は……我那覇」

響(……え?どうやったらアイドルと勉強両立してるのかって?)

先生「……我那覇?」

響(へへ、実は、自分オリジナルのコツがあるんだ)

響(よかったら、特別に教えてあげるね……)

先生「……我那覇!」

響「はい?」

12: 2015/10/12(月) 21:45:53.705 ID:SapP5lPh0.net
響「ん?今先生自分のこと読んだ?」

先生「当たり前だろ、ほら、テスト、早く取りに来い」

響「あ、はい」ガタッ

先生「ほら」ピラッ

響「……!」

響(や、やった!100点だぞ!)

14: 2015/10/12(月) 21:48:52.942 ID:SapP5lPh0.net
響(へへーん!やっぱ自分は完璧さー!)

先生「よく勉強してるみたいだな」

響「へへ、ありがとうございまーす!」

先生「……」

響「……」ソワソワ

先生「……どうした?早く席に戻れ」

響「え?」

先生「ん?」

17: 2015/10/12(月) 21:51:42.831 ID:SapP5lPh0.net
響「……もう終わり?」

先生「はあ?何がだ?」

響「なんかこう、みんなのテストの点数とか、クラスで公表したりしないの?」

先生「は?できるわけないだろ、そんなことしたらPTAから苦情が来るぞ」

響「あ、そ、そっか……」

先生「ほら、よく分からんが早く席に戻りなさい」

響「……はい」

18: 2015/10/12(月) 21:58:01.770 ID:SapP5lPh0.net
先生「よし、これで全員返ったな」

響「……」

先生「それにしても……女子生徒!」

女子生徒「なにー?先生」

先生「お前、いくらなんでも今回のテストひどすぎる!」

女子生徒「えー、しょうがないじゃないですかぁー部活忙しいんだから!」

先生「他の奴は部活が忙しくてもちゃんとやってるんもんなんだよ」

女子生徒「じゃあせめて、練習ユルくしてくださいよー」

先生「なーに甘えたこと言ってるんだ」

 アハハ…

響(……いいなーあの子、うらやましいぞ)

19: 2015/10/12(月) 22:01:12.510 ID:SapP5lPh0.net
響(ま、いいや!)

響(今日は確か、プロデューサーも事務所にいるはずだし)

響(事務所で自慢しよっと!)

20: 2015/10/12(月) 22:04:14.928 ID:SapP5lPh0.net
事務所

響「はいさーい!皆おはようだぞ!」ガチャ

響「……って、あれ?」

 シーン

響「なんか、やけに静かだな……」

21: 2015/10/12(月) 22:07:14.383 ID:SapP5lPh0.net
響「……お、おーい」

響「誰かいないのかー……?」

P「……響、おはよう」ヌッ

響「って、うわぁ!プロデューサー!!」

22: 2015/10/12(月) 22:13:26.464 ID:SapP5lPh0.net
P「今日の響は……確かダンスレッスンだったな……?」

響「う、うん、そうだけど……」

P「あとは、亜美と真美も一緒か……」

響「確かそうだったはず……」

P「そうか……」

響「ぷ、プロデューサー、大丈夫か?なんか氏にかけてない?」

P「……今日のダンスは俺もチェックするから、ちょっと事務所で待っててくれ」

響「う、うん……」

P「今日も元気に頑張っていこうな……」

響「……プロデューサーが全然元気ないじゃないか」

23: 2015/10/12(月) 22:15:59.554 ID:SapP5lPh0.net
P「ふうー……さて、その前に一仕事だな」

響「……」

響「ね、ねえプロデューサー?」

P「……」

響「……」

P「……ん?なんだ?」

響「あ、あのさ、自分、今日学校で……」

P「うん」

24: 2015/10/12(月) 22:18:51.971 ID:SapP5lPh0.net
響「……やっぱり何でもない!」

P「? そうか?」

響「うん!自分、時間まであっちで待ってるから、準備できたら言ってよね!」

P「そうか、待たせて悪いな」

響「全然!そういえば、ちょうど編んじゃいたいものあったから、それでもやってるさー!」

27: 2015/10/12(月) 22:24:11.270 ID:SapP5lPh0.net
響「~♪」アミアミ

P「……」カタカタ

響「ふんふーん♪」

P「……」カタカタ

響「ん~ん♪」アミアミ

P「……っと」ボソッ

響「ん?」

P「そろそろ亜美と真美が来る時間だな……」プシュッ

響「……?」

P「気合い入れるか……」ゴクゴク

30: 2015/10/12(月) 22:30:19.337 ID:SapP5lPh0.net
ガチャ

亜美「おっはろー!」

真美「……お、兄ちゃん!やっほー!」

P「おう、来たな、双子姉妹!」

亜美「あーっ!まとめて呼ぶのは酷いっしょ兄ちゃん!」

真美「そうだそうだ!レディーはビョードーに扱ってよねー!」

P「なんだよ、平等に扱ってるだろ?」

31: 2015/10/12(月) 22:35:24.343 ID:SapP5lPh0.net
真美「扱ってないじゃんか!」

P「いや、これが平等ってことだって」

真美「だからー、そういうことじゃなくってさー」

P「じゃあ何だよ」

真美「え?うーんと、えーっと……」

亜美「……あ!あれだよ、村長!」

真美「あ、そうそう!真美たちのことはちゃんと村長にしてくれなくちゃ困るってこと!」

P「……」

真美「んっふっふ~、分かってくれた?兄ちゃん」

P「いや、相変わらずお前たちはおバカだなーと思って」

亜美「な、なんだとー!」

真美「失礼戦犯だよ、兄ちゃん!」

32: 2015/10/12(月) 22:38:57.689 ID:SapP5lPh0.net
P「はは、ほら、そんなことはどうでもいいだろ」

真美「よくないよー!」

P「それより、亜美も真美も、今日は何で事務所に来たか分かってるのか?」

亜美「うん!ダンスレッスンっしょ?」

真美「事務所集合、ゲンチ解散だよね?」

P「そうだ、ほら、響ももう来てるんだから、出発するぞ」

亜美・真美「「ラジャー!!」」

33: 2015/10/12(月) 22:43:04.708 ID:SapP5lPh0.net
レッスン場

トレーナー「はい!1、2、1、2、」パンパン

真美「よっ、ほっ」タンタン

亜美「ほっ、ほいさっ」キュッキュッ

響「……」タンタンキュッ

トレーナー「あー!違う違う!一回ストップ!」

34: 2015/10/12(月) 22:50:58.691 ID:SapP5lPh0.net
トレーナー「亜美ちゃん、真美ちゃん、そこはそうじゃない!」

トレーナー「途中から振りが全部半テンポ分ずれてるのよ」

真美「え?でも、今のでキメのタイミングは合ってるよ?」

トレーナー「そこのテンポに合わせるために後の振り付けも一か所ずれてるの」

亜美「えー?でも、それだと音楽とずれてる気がするよー」

トレーナー「そう、だからこの曲のダンスは難しいんだけど……響ちゃん!」

響「はい!」

トレーナー「一回、この子たちにお手本を見せてあげて」

36: 2015/10/12(月) 22:55:56.580 ID:SapP5lPh0.net
トレーナー「それじゃ、流すわね」

響「へへ、亜美も真美も、よーく見てるんだぞ」

~♪

響「……」タンタン

響「よっ、……」キュッタン

響「……で、ここで……こう!」クルッ

亜美・真美「おおー……」

響「ジャーン……っと、どう?分かった?」

真美「ひびきん、すごいすごい!」パチパチ

亜美「確かに、こっちのがかっこいいね!」パチパチ

37: 2015/10/12(月) 23:01:24.501 ID:SapP5lPh0.net
トレーナー「うん、完璧ね、響ちゃん」

響「へへ……」

トレーナー「プロデューサーさん、どうですか?今のが考えてる理想の振り付けなんですが……」

P「ええ、いいですね、かっこいいと思います」

響「ホント!?」

響「じゃあ、もっと褒めt……」

P「この分だと、響は問題ないな」

P「この調子で頼む」

響「……へ?」

P「それより、亜美、真美!」

38: 2015/10/12(月) 23:05:02.274 ID:SapP5lPh0.net
亜美「うげっ」

真美「な、何かな?兄ちゃんクン?」

P「お前たち……この調子で本番に間に合うか?」

亜美「え、えーっと、それは……」

真美「間に合う!間に合うよー!」

P「でも今のところ、先週のチェックしたときと変わってなかったろ?」

亜美「そ、それはー……」

P「それは?」

真美「べ、勉強が忙しくて……?」

40: 2015/10/12(月) 23:08:28.032 ID:SapP5lPh0.net
P「……じゃあ、この次の期末は期待していいんだろうな?」

亜美「も、もちろん……」

真美「バッチシっしょー……」

P「……本当だな?」

亜美「う……」

P「……」ジーッ

亜美「う、うあー!兄ちゃんごめんなさい!」

真美「真美たち、ホントは先週自主練サボってました!」

P「よろしい」

43: 2015/10/12(月) 23:13:33.000 ID:SapP5lPh0.net
亜美「お願い兄ちゃん!亜美たちもホントに次のライブでこれやりたいんだよー!」

真美「そうだよ兄ちゃん!カッコいいダンスバッチリ決めて、お客さんに喜んでほしいもん!」

P「……しょうがない、それじゃ、時間とって特練だな」

亜美「う、うん!亜美頑張る!」

真美「真美も!自主練ちゃんとやっておくから!」

P「よーし、約束だぞ」

P「それじゃ、今日はレッスン終了だな」

P「ほらお前たち、ジュース買ってやるよ」

亜美・真美「わーい!」

44: 2015/10/12(月) 23:15:20.191 ID:SapP5lPh0.net
響「……」

P「どうした?響、お前もジュース飲むだろ?」

響「え?あ、うん!今行く!」

46: 2015/10/12(月) 23:18:51.265 ID:SapP5lPh0.net
……

響「はあ、ただいまだぞー……」ガチャ

響「……はあ、荷物重……」ドサッ

響「……」

響「へへ、みんな、今日は早く帰ってきたからちゃんとしたご飯作ってあげるからね」

響「さ、準備しなくちゃ!」

48: 2015/10/12(月) 23:23:42.158 ID:SapP5lPh0.net
響「えへへ、みんな、美味しいでしょー」

響「今日はたくさん作っておいたから、おかわりもしていいからね!」

響「……」

響「……ね、いぬ美」

響「自分な、今日、学校のテストで100点取ったんだ」

響「ヤマ勘なんかじゃないぞ?ちゃーんと勉強してたんだー」

響「へへ、えらいでしょ」

いぬ美「……?」

響「……なーんて、分かんないか」

響「邪魔しちゃってごめんね!ほら、いっぱい食べるさー!美味しいぞー」

響「なんてったって、自分カンペキだからな!」

49: 2015/10/12(月) 23:24:37.503 ID:SapP5lPh0.net
と、ここでネタばらし。実はこのSS、ここまでしか考えていなかったのだ

50: 2015/10/12(月) 23:25:36.471 ID:SapP5lPh0.net
続き今から考えるから待って

52: 2015/10/12(月) 23:32:07.247 ID:SapP5lPh0.net
別の日

響「~♪」

春香「響ちゃん、おはよ!」

響「あ、春香、おはよう」

春香「それ、編み物?」

響「うん、そうだぞ」

春香「へえー……なんだろ、帽子?」

響「うーん、ホントはそうしようと思ってたんだけどな」

響「違うのにしようと思って……」

春香「あはは、あるある!私もお菓子作ってる時によくやるもん!」

53: 2015/10/12(月) 23:36:31.619 ID:SapP5lPh0.net
春香「それにしても、響ちゃんって器用だよねー」

響「え?そうか?」

春香「うん、だって、ダンスもできるし、料理も上手いし編み物もするし……」

春香「なんて言うか、一家に一台響ちゃん!って感じだよね!」

響「え、そ、そうかな……?」

春香「うんうん」

54: 2015/10/12(月) 23:42:13.797 ID:SapP5lPh0.net
春香「ね、その編み物、もうすぐ出来るの?」

響「これか?そうだなー……」

響「自分、もうすぐライブがあるんだけど」

響「それの前にはできると思うぞ」

春香「へー!それじゃあ、もうすぐだね」

響「それにこれ、帽子よりも簡単なんだ」

春香「そうなんだ、何になるの?」

響「え、えーっと……」

56: 2015/10/12(月) 23:46:48.416 ID:SapP5lPh0.net
響「ま、まだあげるかわかんないし、誰にも言っちゃだめだぞ?」

春香「?うん、言わないけど……」

響「これな……」ゴニョゴニョ

春香「……うん、うん」

春香「へえー!そうなんだ!」

響「……春香、絶対まだ、言っちゃだめだからね?」

春香「うん、大丈夫!言わないよー」

響「ホントかな……」

57: 2015/10/12(月) 23:51:47.621 ID:SapP5lPh0.net
春香「でも」

響「……なんだ?」

春香「ふふっ、きっと喜んでくれると思うよー?響ちゃんのプレゼント!」

響「あ!春香、あんまり大きい声で……!」

春香「えへへ、それじゃ私、この後お仕事だから!」

春香「じゃあね、響ちゃん……っと、うわぁ!」

 ドンガラガッシャーン

響「……」

58: 2015/10/12(月) 23:56:48.948 ID:SapP5lPh0.net
ガチャ

P「おーっす……」

P「……春香、また転んだのか」

春香「えへへ、すみません……」

P「気をつけろよ?春香にぶつかってこられたら、流石の俺でも吹っ飛んじゃうからな」

春香「え?……も、もう!プロデューサーさん酷いですよぅ!」

P「はは、嘘だよ」

春香「もーう……私、お仕事行ってきますから!」

P「ああ、気を付けてな」

59: 2015/10/13(火) 00:03:28.326 ID:JFirBTNh0.net
響「プロデューサー、はいさい」

P「お、響か」

P「事務所で何してたんだ?」

響「え?えーっと、ちょっと休憩、かな……」サッ

P「そうか……」

響「プロデューサーは?書類つくりに来たの?」

P「いや、忘れ物取りに来ただけだよ」

P「これからすぐに、打ち合わせかな」

響「そっか……頑張ってね!」

P「……ああ、頑張るよ」

P「今日も、もうひと踏ん張りだからな」

バタン

響「……プロデューサー、今日も顔色悪かったぞ……」

60: 2015/10/13(火) 00:07:14.487 ID:JFirBTNh0.net
レッスン場

響「さてと!自分もライブまでもうひと頑張りさー!」

響「って、あれ?」

亜美「あ、ひびきんだー!」

真美「お、ホントだー」

響「亜美、真美!」

62: 2015/10/13(火) 00:10:52.581 ID:JFirBTNh0.net
響「どうしたんだ2人とも!今日はレッスン日じゃないぞ?」

亜美「何言ってんのひびきん、それくらい知ってるよ」

真美「今日は、真美たちも自主練に来たんだよ!」

響「そうなのか!へへ、偉いじゃないか2人とも!」

亜美「えへん!でしょでしょ?」

真美「ふふん、もっと褒めてくれたまえ、ひびきんよ」

響「えらい!お利口さん!」

亜美「んっふっふ~、もっと言ってもっと言って~」

64: 2015/10/13(火) 00:14:44.219 ID:JFirBTNh0.net
真美「いやー、それにしても、ひびきんがいるとなればこれは百人力ですなあ」

亜美「ホントだよねー、ね、ひびきん、亜美たちまだちょっと自信ないとこあるからさ、今日はそこ教えてよ」

響「もちろん!自分もチェックしときたかったしね!」

67: 2015/10/13(火) 00:20:15.434 ID:JFirBTNh0.net
……

響「はい、1、2、1、2!」パンパン

亜美「ほい、ほいっと」タンタン

真美「ここはこう!そんでもってこう!」キュッキュ

亜美「ほっ……あ!っとと……」グラッ

響「あー、ストップ!」

亜美「うーん、ここがどうしても上手くいかないよー……」

真美「真美もだよー……曲とずれるとどうしても気持ち悪くて……」

響「うーん……」

真美「ねえ、ひびきん、なんかコツとかないの?」

71: 2015/10/13(火) 00:28:50.529 ID:JFirBTNh0.net
響「うーん……でも、本当にコツなんてないんだよなー」

亜美「そんなぁー」

真美「じゃあ、ひびきんはどうやって踊れるようになったのさ!」

響「自分?自分はとにかく、ゆっくりやって何度もタイミングを確認して、それを速くできるようにって」

真美「え?それだけ?」

亜美「そんなの亜美たちもやってるよー」

響「でも、自分だってそれしかやってないぞ」

響「とにかく練習して、だめなら直して、また練習、それしかないさー」

73: 2015/10/13(火) 00:32:03.680 ID:JFirBTNh0.net
亜美「うーん……」

真美「やっぱりそれしかないのかぁ……」

響「そうだぞ、焦ったって仕方がない!」

響「やるだけやったら、あとはきっとなんくるないさー!」

響「ね、ほら、自分がついててあげるからさ、もう一回やるぞ!」

亜美「……うん、そだね、亜美やるよ」

真美「真美も!頑張る!」

響「よーし、練習の続きだぞ!」

74: 2015/10/13(火) 00:36:32.151 ID:JFirBTNh0.net
……ライブ当日

亜美「ううー、亜美めっちゃ緊張してきた……」

真美「真美も……こんなん久しぶりだよー……」

響「大丈夫だぞ、2人とも練習ではちゃんと出来てたじゃないか」

亜美「……うん、そだね」

真美「よーし、いっちょやっちゃうよ!」

響「765プロ、ファイトー……」

「「「オー!!」」」

75: 2015/10/13(火) 00:43:07.385 ID:JFirBTNh0.net
亜美『みんなー!今日は来てくれてありがとねー!』

真美『会場の兄ちゃん姉ちゃんのために、真美たち、フルパワーで頑張っちゃうからねー!』

P「……ふう、よかった、何とか上手くいきそうだな」

P「これで、この栄養ドリンクともしばらくお別れできそうだ……」ゴクゴク

響『もっともっとー!声が全然足りなーい!』

P「響も絶好調だなー」

P「最近なんだか元気が無いみたいだったから、心配だったけど……」

P「心配なさそうで良かった良かった……」

76: 2015/10/13(火) 00:45:04.752 ID:JFirBTNh0.net
響『それじゃあ、次は今日が初お披露目の新曲ー!』

亜美『ちょークールだから、皆ももっと盛り上げてよねー!』

真美『それじゃ、いっくよー!』

 ワアアアアアアアアア…

77: 2015/10/13(火) 00:51:11.190 ID:JFirBTNh0.net
……

真美「いっえーい!」

亜美「ライブ、大・成・功!!」

響「最高のライブだったさー!」

P「3人とも、お疲れ」

亜美「あ、兄ちゃん!」

真美「真美たちのこと、見ててくれた!?」

P「ああ、凄いじゃないか!あんなに苦戦してた所も、完璧だったみたいだしな」ワシャワシャ

亜美「きゃー!兄ちゃんやめてよー!」

真美「髪の毛ボサボサになっちゃうよー!」

P「バカヤロウ!これくらい上等だー!」ワシャワシャ

79: 2015/10/13(火) 00:55:06.844 ID:JFirBTNh0.net
亜美「えへへ、でも、亜美たちホントにチョー頑張ったよね!」

真美「うんうん!練習頑張ってよかったよね!」

P「やってよかっただろ?」

亜美・真美「うん!」

響「……」

P「それに、響も」

響「!」

P「カッコよかったな、凄いよ、響」

響「え、えへへ……」

80: 2015/10/13(火) 00:58:37.858 ID:JFirBTNh0.net
亜美「そうそう、だって、ひびきんがいなかったら亜美たち今日絶対失敗してたもんね!」

P「ん?そうなのか?」

真美「そうそう!自主練のとき、ずっと真美たちに教えてくれてたんだよ!」

P「そうなのか!?」

響「うん、実は……」

P「そうか、知らなかったな……」

響「……」

響「ね、ねえプロデューサー」

82: 2015/10/13(火) 01:03:39.835 ID:JFirBTNh0.net
P「ん、なんだ?」

響「あ、あの、これ!」ゴソゴソ

P「ん?」

響「それ、プレゼントだぞ!」

P「プレゼント?」

響「うん、あ、あのね!」

響「最近プロデューサー、疲れてたみたいだから……」

響「せめて風邪ひかないようにって、腹巻編んでみたんだ」

響「たぶん、それ着て寝たら温かいと思うから、その……」

響「つ、使ってみてよ……」

83: 2015/10/13(火) 01:07:57.300 ID:JFirBTNh0.net
P「響……」

P「そうだな、使わせてもらうよ、ありがとう」

響「うん!」

P「……」

響「……」ソワソワ

P「……ん?どうした響?」

響「……え?」

P「へ?」

84: 2015/10/13(火) 01:10:53.599 ID:JFirBTNh0.net
響「……もう終わり?」

P「ん?何がだ?」

響「え?もっと褒めてくれないの?」

P「……もっと?」

響「え?だ、だってプロデューサー!」

響「さっき、亜美と真美にはやってたじゃないか!」

響「なんかこう、ワシャワシャーってやつ!」

86: 2015/10/13(火) 01:13:55.743 ID:JFirBTNh0.net
P「え?そりゃやってたけど……」

P「あれは亜美と真美用の奴だし……」

響「そ、そんなのズルいぞ!自分にもやってくれないと不平等じゃないか!」

P「いや、俺は個性を尊重しようとだな……」

響「尊重も村長もないぞー!」

P「……響もやってほしかったのか?」

響「うん!」

89: 2015/10/13(火) 01:16:33.967 ID:JFirBTNh0.net
P「そうか……分かった……」

響「……」ソワソワ

P「……ちょ、ちょっと待ってな?」

P「……」プシュッ

P「……」ゴキュゴキュゴキュ

P「ふー……」

P「……ひびきぃー!!」ワシャワシャワシャワシャワシャワシャ

響「うぎゃー!」

90: 2015/10/13(火) 01:19:01.538 ID:JFirBTNh0.net
P「偉い!偉いぞ!響ぃー!」

響「あはは!プロデューサー!くすぐったいぞ!」

P「ダンスは完璧!編み物もできる!それに亜美と真美の面倒までなんて……」

P「お前はなんてカンペキなんだ!!」ワシャワシャ

響「うん!自分はカンペキさー!」

91: 2015/10/13(火) 01:22:33.784 ID:JFirBTNh0.net
真「あ、いたいた」

伊織「あんた達、まだ袖のところでウロウロしてたわけ?」

亜美「あ、まこちんといおりん」

真美「見てた?真美たちのスーパーダンス」

伊織「ええ、見てたわよ、凄かったじゃない」

亜美「へへーん、でしょでしょ?」

真「うん、凄かった……って、あれ?響は?」

真美「あそこ」


P「ほら!もっとだ!もっとしてやる!」ワシャワシャワシャワシャ

響「あー!それは流石にセクハラだぞ、セクハラ!」

P「上等だー!!」ワシャワシャ

響「あはは!くすぐったいぞ!」

92: 2015/10/13(火) 01:25:47.887 ID:JFirBTNh0.net
真「な、何アレ……」

伊織「通報したほうがいいのかしら?」

亜美「いやー大丈夫大丈夫」

真美「あれ、めっちゃ喜んでるからさ」


響「あ、そういえば自分、この前学校のテストで100点取ったぞ」

P「何ぃー?どうしてもっと早く言わないんだ!」

響「へへ、すごいでしょ!」

P「追加だぁー!!」ワシャワシャワシャワシャ

響「えへへ、くすぐったいぞー!」


響「えへへ、褒めて!もっと褒めて、プロデューサー!」

                     おわり

93: 2015/10/13(火) 01:26:33.425 ID:JFirBTNh0.net
はい、見てくれた人ありがとさん

97: 2015/10/13(火) 01:34:39.918 ID:Iix+n+C00.net
かわいかった

引用元: 響「ふふーん、今回のテストは自分自身あるぞー!」