1: 2015/10/02(金) 01:47:45.42 ID:frLlCsGY.net
ことり「助けてくれるの……」

真姫「そうね、μ'sに入っても良い。 曲を書くのも構わない」

サワサワ

ことり「……っ」

真姫「ね、良い条件だと思わない?」

ことり「……」

真姫「このままじゃμ'sとしての活動はおろか、あなたの作った服も無駄になってしまう……」

サワサワ

ことり「っ……」

真姫「穂乃果が可哀想……」

ことり「っ!」

2: 2015/10/02(金) 01:48:27.46 ID:frLlCsGY.net

9: 2015/10/02(金) 04:19:56.73 ID:frLlCsGY.net
真姫「あんなに頑張ってるのに、もしその頑張りが無駄になるとしたら」

ことり「……っ」

真姫「穂乃果はどれだけ悲しむのかしらね」

ナデナデ

ことり「いやっ!」

パシ

ことり「触らないで!」キッ

真姫「……」

ことり「曲は……他の人に頼むから良いです……あなたの手なんて……借りません……から」

真姫「そう」

ことり「あなたに声を掛けたのが間違ってた、二度とことりに話かけてこないで」

真姫「そう、いつでも待ってるから」

ことり「っ!」

10: 2015/10/02(金) 04:20:43.57 ID:frLlCsGY.net
バン!!

タッタッタッタッタッ

真姫「んふっ」

クスクスクス










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-------------------

11: 2015/10/02(金) 04:23:19.74 ID:frLlCsGY.net
あんな最低な人だとは思わなかった

真姫『~♪』

ことり『わぁ……』

綺麗な声で歌うから……だからきっと内面も素敵な人だと思ったのに

だから、お願いしたのに

ことり「あんな……ひどいよ……うぅ」グスグス

「おーい!!!」

ことり「……」

穂乃果「おーい!」

ことり「あ……」

穂乃果「はぁはぁはぁ……疲れたぁ」

ことり「また体力作り……?」

穂乃果「うん! 海未ちゃんにも言われてるから!」

穂乃果「しっかし! 海未ちゃんホント厳しいよー、でも穂乃果は負けない!」

穂乃果「穂乃果のやりたいことに、これは必要なことだから!」

ことり「……」

12: 2015/10/02(金) 04:24:19.02 ID:frLlCsGY.net
穂乃果ちゃんは頑張ってる

無駄にさせたくない

『もし頑張りが無駄になるとしたら-----』

ことり「……っ」

穂乃果「? どうかしたの? ことりちゃん」

ことり「あっ、ううん! なんでもないよっ」

穂乃果「体力もつける! 衣装はことりちゃんが作ってくれるとしてーあとは曲だけかぁ~」

ことり「……」

穂乃果「誰か作ってくれる人いないかなぁ~」

ことり(もし、ライブが出来なかったら……)

13: 2015/10/02(金) 04:24:46.55 ID:frLlCsGY.net
『どれだけ悲しむのかしら---------』

ことり「……」










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17: 2015/10/02(金) 06:00:46.32 ID:frLlCsGY.net
穂乃果「講堂の使用許可を頂きたのです!」

穂乃果「生徒は自由に講堂を使用できると生徒手帳に書いてあります!」

『……』

『生徒会が、とやかく言う権利はないはずや』

『……』

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----------

18: 2015/10/02(金) 06:03:30.66 ID:frLlCsGY.net
穂乃果「よし! 講堂の使用許可もおりた! 生徒会の人は怖かった……」

海未「そうですね、許可がおりた衣装もできた体力も作っている、あとは……」

穂乃果「曲かぁ~」

海未「ライブでなにをするか、ですね」

海未「穂乃果、誰か頼めそうなあてはありませんか?」

穂乃果「う~ん……音楽部の子とか、雪穂にも頼んではみたものの これと言って特には」タハハ

海未「そうですか……歌と振り付けの練習期間を考えると 曲は早々に決めたいところなのですけど……」

海未「ことりは……どうです?」

ことり「えっ!」ビクッ

ことり「ことりも……」

海未「そうですか」

19: 2015/10/02(金) 06:04:37.37 ID:frLlCsGY.net
ことり「……」



ことり「あれ、穂乃果ちゃんは……」

「おーい」

音楽室の前……?

穂乃果「ピアノの音がすると思って見てみたの、そしたら!」

いけない

ことり「穂乃果ちゃん! 海未ちゃん! 帰ろう!」

海未「わぁ、ことりっ強引すぎますよーーー」

穂乃果「わっ! 海未ちゃん待ってよー」

真姫「~♪」

「待ってったらーーーーーー」

真姫「……」

真姫「んふっ」

20: 2015/10/02(金) 06:05:40.85 ID:frLlCsGY.net
-------------------------

-------------

海未『曲は他のアイドルの曲を歌うしか……』

『やってみてダメでしたってなったら、皆どう思うかしら』


----------------------------


穂乃果「……」

穂乃果「……ちょっと、簡単に考え過ぎだったのかなぁ」

ことり「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「……」

穂乃果「ちょっと、ジュース買いに行ってくるね……」

ことり「うん……わかった」

21: 2015/10/02(金) 06:10:43.63 ID:frLlCsGY.net
~♪

ケータイ……?

穂乃果『大変! すぐ来てくれる!? 実は……』

はぁはぁ……

バンッ

穂乃果「!」

穂乃果「あ、ことりちゃんおーい」

あの子……

穂乃果「この前ピアノひいてた子! さっき偶然会って! 凄いんだよ! 真姫ちゃんって言うの!」

海未「あ、居た。 穂乃果、急に電話で呼び出し……って」

真姫「こんにちわ」ペコリ

海未「あ、始めまして。 園田海未と申します」

真姫「こんにちわ、始めまして園田さん。 西木野真姫、一年生です」ペコリ

海未「わぁ! 礼儀正しくて良い子ですねぇ」

真姫「んふっ」

22: 2015/10/02(金) 06:11:50.78 ID:frLlCsGY.net
穂乃果「もう! 海未ちゃんはかったっくるしいよ! いいんだよそんなことは!」

海未「そんな事とはなんですか。 初対面の挨拶は大事なこと、武を重んじる者であるならば礼節を軽んじる事無かれ-------------」

ズボッ

海未「あひゃぁ!?」

穂乃果「良いから聞いてこれ! いくよ!?」

カチッ

23: 2015/10/02(金) 06:13:15.76 ID:frLlCsGY.net
~♪

海未「お!? ……おぉ」

穂乃果「……どう? 聞こえる?」

海未「~♪ はい! 聞こえます! 凄く良い曲です!」

穂乃果「でしょでしょ! この子が作ってくれたんだよ!」

真姫「はい」

海未「非常に素晴らしい曲です! 最高です!」

穂乃果「でしょでしょ!」

ことり「……」

海未「これは! 穂乃果!」

穂乃果「うん!」

穂乃果「ねえ! わたしたちのために曲を作ってくれないかな!」

真姫「お断りします」

穂乃果「ええ!?」

真姫「……と、言いたいところですけど」

34: 2015/10/02(金) 23:45:05.23 ID:dC/9s0yE.net
チラッ

ことり「っ……」

海未「? ことり?」

穂乃果「わたしは、あなたに書いてほしいの!」

真姫「どうしても?」

穂乃果&海未「どうしても!」

35: 2015/10/02(金) 23:46:47.32 ID:dC/9s0yE.net
チラッ

真姫「どうしてもねぇ」

ことり「……っ」

真姫「どうしますか? 南さん」

穂乃果「南さん……えっ!? 二人は知り合いだったの!?」

真姫「ええ」

海未「水臭いですよ! ことり! こんなに素晴らしい人材を私たちに紹介してくださらないとは!」

海未「まさか!? 二人で秘密裏に曲作りをすすめ、後から私たちに渡す手はずだったのでは!?」

穂乃果「? おぉぉ……ありえそう……」

真姫「くすくすくす」

ことり「……」

36: 2015/10/02(金) 23:51:33.79 ID:dC/9s0yE.net
真姫「二人で話しましょうか」

ことり「……」

穂乃果「おぉ!? やはり……」

穂乃果「こうしちゃいられない」

海未「えぇ! 穂乃果!」

穂乃果&海未「じゃあね!」

穂乃果「あとは任せたよ! ことりちゃん!」

海未「ふっ、ことり。 その交渉姿勢たるやまるで坂本龍馬のようですね」

ばたばたばた

バタン

37: 2015/10/02(金) 23:52:28.68 ID:dC/9s0yE.net
ことり「……」

真姫「喜んでいただけたみたい」

真姫「あとは、あなたの許可を頂くだけ----

ガバッ

真姫「土下座……? なんのつもり」

ことり「お願い……お願いだから……」

真姫「だめよ」

真姫「ありえない。 対価も払わずに協力だけ? ふざけるのもいい加減にして」

ことり「……」

38: 2015/10/02(金) 23:54:40.16 ID:dC/9s0yE.net
真姫「……ねぇ、ことり? よく考えて。 今回もしダメになったとして、一番悲しむのは誰だと思う?」

ことり「それは……っ」

真姫「穂乃果を喜ばせてあげたくないの?」

『頑張りが無駄に』

ことり「……っ……」

真姫「そんなのダメ。 ね?」

ことり「……」コクン

真姫「……」ニヤリ


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41: 2015/10/03(土) 02:01:21.13 ID:RWGOet3m.net
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-------

穂乃果「ことりちゃーん!」

ことり「……」

穂乃果「あの子が曲を書いてくれたんだよ! 聞いてみて?」

海未「これは……凄い。 正直、才能に嫉妬します」

ことり「……」

もう……どうだっていい……

穂乃果「ことりちゃんがあの子に頼んでくれたんだよね! そうでしょ!」



穂乃果「これも全て ことりちゃんのおかげだね!!」

ことり「……」

そうだ

穂乃果ちゃんに喜んでほしいからしてるんだ……

42: 2015/10/03(土) 02:01:51.39 ID:RWGOet3m.net
~♪ ブルブル

ことり「……」

ピッ

ことり「曲は後で聴くね……ちょっとことり行くところあるから……」

44: 2015/10/03(土) 02:17:15.84 ID:RWGOet3m.net
ことり「どうして!? 一回だけのはずでしょ!?」

真姫「? そう言った覚えはないわ」

ことり「っ……! ふ、ふざけないで!」

真姫「はぁ…ふざけてるのはそっちでしょ。 まぁあなたの気持ちなんてどうでもいいわ」

真姫「こっちの好きにやらせてもらうから」

ことり「! いや! ことりに触らないで!」

45: 2015/10/03(土) 02:20:23.05 ID:RWGOet3m.net
真姫「強引になんて、処Oには少し乱暴かしら」

真姫「あぁ、もう処Oじゃなかったわね」クスクス

ことり「!」

ガシッ

真姫「子供と一緒よね、躾はしっかりいれてあげないと」

46: 2015/10/03(土) 02:23:22.04 ID:RWGOet3m.net
ことり「痛いっ! 痛い!」

真姫「うるさい」

バシン

ことり「ひっ……」

真姫「そう、それで良いわ。 おりこうね。」

ことり(こわいこわいこわい……!)ガタガタガタ

真姫「そんなに身を縮めて」

ポンポン

ことり「っ……」

真姫「んふっ、頭を撫でたら落ち着いた? そんなに怖がらないで?」

ことり「……」

バシッ

真姫「質問にはちゃんと応えてほしいわね、無言はそれでイライラするわ」

47: 2015/10/03(土) 02:24:18.95 ID:RWGOet3m.net
真姫「わたしはしたいの。 言うことを聞いてくれる?」

もうぶたれたくない……

ことり「……」コクン

真姫「んふっ。あなたの身体は素晴らしいわ。 綺麗ね、ことり」

やだっやだっやだっ……

48: 2015/10/03(土) 02:33:37.61 ID:RWGOet3m.net
真姫ちゃんがことりの背後に回って

無理やりスカートをたくしあげてくる

真姫「すべすべでしまってて綺麗な足……くせになりそう」

そういいながら足を無理やり開いて

両手でことりの太ももを撫でながら、にこにことした笑顔で、ことりの反応を嬉しそうに伺っているようでした

ああ、どうしてこんな事に

ことりは嫌でたまらなかったけど

穂乃果ちゃんのことを考えながら

耐え続けました

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61: 2015/10/10(土) 04:00:14.46 ID:xZPJh0oH.net
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---------------------

『スクールアイドル、μsのライブは間もなくです、お急ぎください』

ついにこの日が来た……

……

もう終わる……これが終われば……もう……

我慢しなくてすむ

ことり「……」

穂乃果「もうすぐだね」

ことり「えへへ、トイレ行ってくるねぇっ」

タッタッタッタッ

ことり「えーん、ホントに緊張してきちゃったよぉっ」


『……やばいよぉ!』

62: 2015/10/10(土) 04:07:44.08 ID:xZPJh0oH.net
ことり(? あの部屋は……放送室……?)チラッ


ふみこ「やばいよ! お客さん誰も入ってないよ!」

ことり(!?)

ふみこ「みかとフミコはギリギリまでチラシ配りしてくれてるけど……」

ふみこ「もしお客さんが誰も来てくれなかったら……幕は上げない方があの子達のため……? だよね……」

ふみこ「どうしよう!! こんなのどうやって伝えるの!? ああああ一体どうすりゃいいのおおお!」

63: 2015/10/10(土) 04:08:29.73 ID:xZPJh0oH.net
ことり(……)
ことり(そ、そんな……)ヨロッ

ことり(こんなの……あんまりだよ……)





「さぁどうしようかしら」

64: 2015/10/10(土) 04:11:04.55 ID:xZPJh0oH.net
真姫「んふっ」
真姫「こんな状況、あの二人が聞いたら……大変ね」
真姫「いっそ中止にしちゃう? 傷も浅いし」

ことり「それだけはやめて!」

真姫「今までの苦労が水の泡だし?」

ことり「お願い! 真姫ちゃん助けて!」

真姫「いいわよ。 じゃあ……」

ことり「……」

真姫「くすくす、冗談、大丈夫よ」

ことり「えっ……?」

真姫「任せて。 安心しなさい」

真姫(まだ、いいわ。 今はね)


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----------

65: 2015/10/10(土) 04:11:55.97 ID:xZPJh0oH.net
ふみこ「あああ、もう時間が……」

ワーワーワー

ふみこ「って……?」
ふみこ「……あれ、満員」
ふみこ「お客さんがこんなに」

ワーワーワー

ふみこ「すごいよ! お客さんがこんなに! これなら……!!」

ワーワーワー

66: 2015/10/10(土) 04:13:15.02 ID:xZPJh0oH.net
---------------------
------------


ワーワーワー

パチパチパチ

……

67: 2015/10/10(土) 04:13:41.75 ID:xZPJh0oH.net
絵里「認めざるを得ないわね。 ……負けたわ」
絵里「これからどうするつもり?」

穂乃果「続けます! 

絵里「そうね、それが良い。 あなたたちにはその価値がある。 生徒会としても部費の支給やその他、練習場所の確保、お手伝いさせていただくわ」

穂乃果「ありがとうございます!」

68: 2015/10/10(土) 04:14:22.13 ID:xZPJh0oH.net
真姫「んふっ」

穂乃果「あ! あなたは! 見ててくれたんだね!」

真姫「ええ、素晴らしいステージでした」

穂乃果「ありがとう! あなたの作ってくれた曲のおかげだよ!」

69: 2015/10/10(土) 04:16:30.18 ID:xZPJh0oH.net
真姫「ありがとうございます」

穂乃果「お礼を言うのはこっちだよ! それにほら! 見て! この大盛況!」

ワーワー

真姫「人を集めた甲斐がありました」
真姫「骨が折れました、お客さんを呼び込むのも」

穂乃果「そうなんだね! ありがとう! 協力してくれたんだ! ほんとに嬉しいよ」

真姫「これで、ことりさんとの約束も果たせたかしら」

穂乃果「約束?」

真姫「えぇ、対価も頂いてますし。 約束はきちんと果たさないとね」

穂乃果「? えーっと。 どういうことかな? 話が掴めないよ」

真姫「んふっ」

73: 2015/10/11(日) 00:54:03.67 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「あ、そうだ」
真姫「μ'sに合いそうなメンバーも勧誘しておいたんですよ? 同じ一年生の-----------」

穂乃果「ちょっと待って……」
穂乃果「あなたがなに言ってるからわからない……さっきから対価とか約束とか、メンバーの勧誘……? なんでそこまで? 対価ってなに……?」

真姫「んふっ」

真姫「実はね?」

74: 2015/10/11(日) 00:54:29.24 ID:O+ZnLOzk.net
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75: 2015/10/11(日) 02:11:15.21 ID:O+ZnLOzk.net
穂乃果「……」

ことり「あっ! 穂乃果ちゃん! 探したんだよぉ」

穂乃果「……」

ことり「ライブ成功して良かったねぇー!」

穂乃果「……」

ことり「生徒会長も認めてくれたし! 来てくれた人みんな良かったって言ってくれたよ!」
ことり「あとあと! 見てくれた人の仲で花陽ちゃんと凛ちゃんって子がμ'sに入ろうかなって言ってくれて----」

穂乃果「……」

ことり「……?」
ことり「穂乃果ちゃん……?」

76: 2015/10/11(日) 02:12:00.63 ID:O+ZnLOzk.net
穂乃果「……」
穂乃果「全部聞いた、あの子から」

ことり「え……なんのこと……?」

穂乃果「とぼけないでよ」
穂乃果「本当はお客さんなんて誰も居なかったんだよね」

ことり「っ……! あっ……!」

穂乃果「ことりちゃんの仕業なんでしょ」
穂乃果「お客さんが沢山居たのは、チラシを配ったからでも、認めてくれた訳でもない……」

穂乃果「穂乃果たちの頑張りなんかじゃないじゃん!」

ことり「ち、違うよ穂乃果ちゃん!」

穂乃果「違わないよ!」

77: 2015/10/11(日) 02:13:08.26 ID:O+ZnLOzk.net
穂乃果「……ことりちゃん、穂乃果はね? 穂乃果は、失敗しても良いと思うんだ」

ことり「……」

穂乃果「もし結果が最悪だったとしても……頑張った事実は変わらない」
穂乃果「もしお客さんが居ない、0からのスタートだったとしても。 諦めなければきっと、いつかみんなが認めてくれる」
穂乃果「願い続ければいつか叶う」
穂乃果「そう思うんだ、だから」

ことり「……」

穂乃果「だから……こそ。 こんな裏切り方、ひどいよ!」

ことり「わたしは……ただ……喜んでほしくて……」

78: 2015/10/11(日) 02:13:46.96 ID:O+ZnLOzk.net
穂乃果「しかも……あ、あんな事して曲を書いて貰ってたなんて……」
穂乃果「わ、わたしは……わたしたちはそんな人の書いた曲を歌ってたなんて……!」

ことり「っ……」
ことり「ほ、穂乃果ちゃんお願い話を……聞いて……」ギュッ

穂乃果「! いや! 触らないで!」

ことり「っ!」

穂乃果「……不潔」

真姫「あーぁ、処Oには刺激が強すぎたかしら?」クスクス

穂乃果「……最低」

79: 2015/10/11(日) 02:14:05.76 ID:O+ZnLOzk.net
ことり「そんな……わたしは……ただ……」

真姫「わたしはただ」

真姫「穂乃果ちゃんのために」

真姫「ねぇ」

80: 2015/10/11(日) 02:15:46.59 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「だってよ?」クスクス

穂乃果「……」
穂乃果「……帰る」

ことり「穂乃果ちゃん待って! 待ってよぉ!」

穂乃果「……」
穂乃果「その人に慰めて貰えば」

ことり「っ……」

81: 2015/10/11(日) 02:17:04.04 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「んふっ」

穂乃果「じゃあね」

真姫「お疲れ様~」フリフリ

ことり「あっあ……穂乃果ちゃ……待っ……」
ことり「ああああ!!」

82: 2015/10/11(日) 02:19:45.34 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「ことり、大丈夫?」

ことり「! 元はと言えば! あ、あなたが!!!」

真姫「元はと言えば?」
真姫「発端は? 誰のお願い、からなんだっけ?」

ことり「うるさい!」

真姫「可哀想なことり……」

ことり「黙ってよ!」

真姫「思いやり、報われなかったね?」
真姫「せっかく自分を犠牲にしたのにね?」
真姫「拒絶されて、お礼も感謝もないなんて」

ことり「ことりは……どうしたら良かったの……」
ことり「ことりが間違えていたの? 全部、ことりのせいなの?」

真姫「ことりは穂乃果のためにやった、そうでしょ?」

ことり「そう……ことりは……穂乃果ちゃんのためにやったんだよ……」

83: 2015/10/11(日) 02:20:41.83 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「裏切られちゃったね」
真姫「そう、あなたは裏切られたの」

ことり「裏切られた……」

真姫「可哀想なことり……」
真姫「こんなに尽くしてるのにね」
真姫「行為に応えてくれなかったね」

真姫「辛かったわね……ことり」

ことり「……真姫ちゃんはことりの気持ちを分かってくれるの?」

84: 2015/10/11(日) 02:23:04.72 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「ええ」ニッコリ
真姫「たとえことりに価値がなくても」
真姫「わたしだけはことりを大切にするの」

ことり「大切にしてくれる……」
ことり「ことりには価値が無い……」

真姫「悪いことをした」
真姫「もう、穂乃果には許されない」
真姫「でも、わたしは違う」
真姫「わたしだけは、あなたを許してあげるわ」

ことり「……真姫ちゃんは、許してくれるの?」


真姫「そう、でもね?」

85: 2015/10/11(日) 02:23:33.51 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「もう飽きちゃったから、わたしもいらなーい」
真姫「ばいばい」

86: 2015/10/11(日) 02:26:02.84 ID:O+ZnLOzk.net
ことり「……」
ことり「あ……えっ、まっ」
ことり「まって! まってよぉ……」
ことり「お願い……お願いですから、ことりを……捨てないで……」

真姫「なあんてね?」クスクス

ことり「真姫ちゃんに見捨てられたら」
ことり「ことりは……一人ぼっちに……そんなの耐えられない……嫌いにならないで……」

ギュッ

ことり「なんでも……ことりなんでもするから……だから……」
ことり「真姫ちゃん……真姫ちゃん」

87: 2015/10/11(日) 02:26:35.01 ID:O+ZnLOzk.net
真姫「クスクス」

真姫「それじゃー、対価を頂きましょうか」

ことり「……」

真姫「……言われ無いと分からない?」

ことり「……はい。 服を……脱ぎます……」



凛「真姫ちゃん!」

ことり「っ!!」バッ

真姫「……なに隠してるわけ? あと遅いわよ、凛」

88: 2015/10/11(日) 02:27:28.23 ID:O+ZnLOzk.net
ことり「な、なんで……」

凛「ほ、ほんとうにいいのかにゃ!」

サワッ

ことり「!! いや! 触らないで!!」

バッ

凛 「! 真姫ちゃん! は、話が違うにゃ!」

真姫「んふっ」

凛「今日のライブを見にきたら、ことり先輩の身体を好きにさせてくれるって!」

ことり「え……なに言って……」

花陽「ミ、ミナリンスキーさんですよね! ね! 本物だ! 本物だ!」

真姫「んふっ、いいわよ」

真姫「みんなで、玩具で遊びましょうね」

89: 2015/10/11(日) 02:27:41.26 ID:O+ZnLOzk.net

92: 2015/10/11(日) 06:02:17.41 ID:O0P4tib7.net
えっ?何だって?

94: 2015/10/11(日) 10:02:02.27 ID:AI8nSC04.net
お前ならもっと出来る!

引用元: ことり「ことりが言うことを聞けば曲作ってくれる?」