1: ◆f1paZe0QfUJl  2016/03/01(火) 02:04:08.33 ID:NP2sL9ZJo




前回はこちら



10: 2016/03/04(金) 00:40:41.70 ID:Wz6tvZdHo
【艦隊これくしょん改】


漣「はあ、艦隊これくしょん改ですか」

提督「だ、大本営が軍のイメージ向上の一環として発売するゲームでな。可能な限り、鎮守府に着任した提督の追体験をできる……らしい」

漣「で、その体験プレイを命令されたわけですかー」

提督「『お前、一日の仕事量決められてるから暇だろ。やれ』と元帥が送ってきたのだ……」

漣「あー、まあ、ご主人様には娯楽が必要ですしねー。ゲームにかまけて働かない、なんてこともないですし、いいんじゃないですか?」

漣「漣的にも? 提督追体験なんて興味深いゲームですし? 待っててください、いまお茶とお菓子用意しますのでー」

提督「た、単純に漣君が見たいだけではないか……」

漣「えっへっへっへ♪」

提督「(まあ、構わない、か)」




漣「ではでは、ご主人様~、プレイ開始はよはよ!」

提督「う、後ろからのぞき込むのはやめてもらえないだろうか……」

漣「細かいことは気にせず、さあ、さあさあ!」

提督「う、うぬ……」(ポチポチ

~♪

提督「ずいぶんと荘厳なBGMだな」

漣「ちょっとばかしー、キャラの見せ方が前時代的な感じはしますがー……まあ、その辺はプレイしてる内に慣れる……かなあ?」

提督「ふ、ふむ、まず初期艦を選択するのか」

漣「はいはいっ、漣一択だと思うんですけどー!」

提督「た、たしかに初期艦に漣君の名前もあるな……む?」

→【艦これクラシックモード】

【艦これ改モード】

提督「改モード……」

漣「ふんむ、なんですかね。とりあえず説明文はよ」

提督「う、うむ」(ポチポチ


【艦これ改モード】について
こちらはクラシックモードと違い、初期艦に軽巡艦娘を選択できます!


提督「――――」(ピッ…ポチッ

【艦これクラシックモード】

→【艦これ改モード】


提督「…………」(ピッピッポチ!

神通『け、軽巡洋艦《神通》です……どうか、よろしくお願いいたしします』

漣「あー!? あーっ、あーーー!! ノータイムで軽巡版選択しましたね!? 迷うことなく神通さんを選択しましたねー!!?」

提督「ち、違うのだ……一番最初に軽巡洋艦を所持できる……ならば選択するしかない、そ、そうだろう?」

漣「なにがそうなのか全然わかんないんですけどー! ぶっ飛ばしますよ、ご主人様!?」

提督「ふ、不甲斐ない私を許してくれ……」

漣「抗議しますっ、断固抗議しまーす!」

提督「や、やめたまえ、最初からやり直させようとするのはやめたまえ……!」



【この後、提督は《漣》をチュートリアルで建造して許された】

25: 2016/03/05(土) 13:29:53.20 ID:71I6jAHCo
【あったかもしれない現在】

《鎮守府》食堂


神通「~♪」(ルンルン

川内「あ…ふぅ、おはよ~」

那珂「神通ちゃん、おっはよー☆」

神通「はい、おはようございます、川内姉さん、那珂ちゃん」(ニッコリ

神通「早くご飯食べないと、朝のミーティングに間に合いませんよ?」

川内「うー、昨日遅くまで起きてたから食欲が……」

那珂「川内ちゃん、また夜中に騒いだの? いい加減にしないと、神通ちゃんの代わりに那珂ちゃんが……」(真顔

神通「大丈夫ですよ、那珂ちゃん。昨日は川内姉さん、おとなしくしててくれましたから」(ニコニコ

那珂「そうなの? じゃあいいけど……神通ちゃん?」

神通「はい、なんですか?」(パアァァァッ

川内「(ウオッ、まぶし!?)」

那珂「えっと、今日の神通ちゃん、すっごくキラキラ輝いてるなぁ……って」

那珂「なにかいいことあった?」

神通「いいこと、ですか」

神通「……フフ、たいしたことじゃないかもしれないけど、あったかな」(微笑

那珂「(どうしよう、神通ちゃんが本気で可愛い……アイドルなのにオーラで負けてる!?)」

川内「んで? 具体的になにがあったのさ」

神通「えっと、本当にたいしたことじゃないんですよ? その、昨日、提督と……初期艦が私だったら、ってお話をしたぐらい」

神通「提督がね、『もし、そうなっていたら……この鎮守府はどう変わっていたのだろうね』って」(テレテレ

那珂「(提督、それってある意味、頃し文句なんですけどー!?)」

川内「(我が妹ながら、幸せがリーズナブルすぎて心配になるんですけど……)」

川内那珂「「(ちゃんと責任とってあげてよ、提督……)」」(遠い目

26: 2016/03/05(土) 13:36:21.80 ID:71I6jAHCo
【複雑なお年頃】
(北方海域戦より2週間)

《鎮守府》食堂


文月「う~……」(ムッスゥ

弥生「ふ…文月ちゃん…」

球磨「なんだクマ、まだ文月はご機嫌斜めクマ?」

多摩「提督があのちびっ子と大本営行ったまま帰ってこないからって、拗ねるのはやめるニャ」

文月「文月すねてないもん」(ブッスゥ

木曾「拗ねてるじゃねえか……」

文月「……すねてないもんっ!!」

ガチャンッ!! パタパタパタ…

弥生「ぁ…えと、待って…文月ちゃん」(トタトタ

木曾「俺、やっちまった?」

球磨「木曾ー、あとで球磨が久しぶりに稽古つけてやるクマー」(ニパー

多摩「せっかくだし多摩も付き合ってやるニャー」(ニパー

北上「アレはないよー、アレは」

大井「提督がいなくて寂しいんでしょ。それぐらい理解してあげなさいよ」

木曾「えぇぇぇ……」

46: 2016/03/09(水) 13:46:59.20 ID:w2LQsqjZo
(サーモン海域海戦より一週間)
《大本営》会議室


提督「あ、ああ、違う……箸は下を薬指で支えて、上は中指、人差し指、親指で軽く摘まむようにして……こう」

北方棲姫「コ、コウ……?」

提督「む……うむ、そうだ。なかなか器用だな」

北方棲姫「褒メラレタ……ホプゥ」(ご満悦

提督「では、冷めない内に食べたまえ」

北方棲姫「イタダキマス」(‐人‐)

北方棲姫「モキュ…モグ…オイヒィ……♪」

提督「(食欲は旺盛……この背格好で考えれば異様なレベルだが)」

提督「わ、私は向こうで先生たちと話がある。おとなしくしているのだぞ」

北方棲姫「ホッポ、イイ子シテル」(コクコク



元帥「……」

老提督「なんとも、のう」

先輩提督「ナハハハ」

後輩提督「ほほぅ」

メガネ提督「ハァ……ハァ……口いっぱいにご飯頬張る幼女……幼女……」(ガン見

オネエ提督「いいか、動くんじゃねえぞ(地声)」

他所提督「なにかしようとしたらぶった斬るからな、ナニを」(鯉口切る

メガネ提督「僕を見くびらないでほしい。僕はただ、ご飯を頬張る幼女の無邪気な笑顔を目に焼きつけているだけで、手を触れようとはこれっぽっちも考えてる」

オネエ提督「考えてるじゃねえか、オォ?」

メガネ提督「ちっ、ちが! さっきのは心の声だ! 建前では手を触れようだなんて……!」

他所提督「もう変な欲求起きなくなるまで、名取ちゃんに搾ってもらえよ」

メガネ提督「氏んだらどうする!?」

他所提督「氏ぬのかよ!? ……いや、なんとなくわかるけどよ。うちの連中もたまにヤバい感じになるし……」

提督「ゴ、ゴホン。そろそろ……話てもいい、だろうか」

バカメガネ「「あ、ハイ」」(ピシッ

47: 2016/03/09(水) 13:58:06.22 ID:w2LQsqjZo


元帥「しかし、深夜棲艦、しかもそれの姫級を連れて帰ってきた時は正直、肝が冷えたがな」

老提督「本当に愛くるしいのぉ。こちらに害を加える気もなさそうじゃし」

先輩提督「ゆうても、ここの人らどうにかしよう思たて、ちびっこい姫級一匹……失礼、一人ですし」

後輩提督「あのー……小型なら徒手空拳とか刀で深海棲艦ぶちのめせる方々と一緒にしないで欲しいな~、なんて……」

メガネ提督「なに甘えたこと言ってるんだい? 気合が足りなくないかい?」

オネエ提督「もうちょっと鍛えないとねえ、後輩ちゃんは」

他所提督「だな」

先輩提督「コツがあるねん。ここをこうどついたらダメージが通る、みたいな。まあ、自分はせえへんけど、手ぇ痛いし」

後輩提督「(【私の先輩たちがエキスパートすぎる件について】……)」(モエかん感


提督「他所提督も、退院したばかりなのにすまなかった」

他所提督「いや、いいさ。いい加減、龍田たちに介護されまくるの疲れてたし」

提督「そうか。……気を遣わせ続けるのは堪えるものな」

他所提督「お? お、おう」

メガネ提督「(提督君、ちょっと雰囲気変わった?)」

オネエ提督「(わねえ。こう、ちょびっとだけ他人にウェルカムな感じよ)」

提督「元帥にも……突然、このような場を設けていただき、ありがとうございます」

提督「他の方々も、集まってくれたこと、本当に感謝いたします」

元帥「…………」(目ガン開き

老提督「(一皮剥けたようじゃのぉ)」

先輩提督「(ブフッ、ク……くフッ……!! 元帥、驚きすぎやろ……アカン、鳩が豆鉄砲どころやない、マジで反則やろ……!)」(ヒクッ…ヒクッ

後輩提督「(榛名がお姉ちゃんに聞いた話って本当だったんだー……)」

元帥「ゴホン……。それで、わざわざ私を使ってまで人を集めたのは?」

元帥「まあ、予想はついているがね」(チラッ

48: 2016/03/09(水) 14:02:33.52 ID:w2LQsqjZo

北方棲姫「紅ショウガ……新タナ境地……」


元帥「アレをどうにかして保護したいとか、そんなところだろう」

提督「……はい」

元帥「さすがにこればかりは、な。アレに敵意がないのはわかるが、ここにいる全員が賛成したとして、周囲の説得にはかなり骨を折るぞ」

元帥「こう言ってはなんだが、割に合わん。君がそこまでする理由はなんだね」

提督「そ、れは……その」

北方棲姫「パパ、ゴチソウサマシタ。牛丼、オイシカッタ」(ギュー

元帥「……なに?」

提督「ハ、ハッキリした証拠はないのですが……あと、身に覚えもないのですが」

提督「私の娘だから連れて帰れ、と離島棲鬼に言い残されてしまい……」

元帥「…………」

老提督「ふむ、捕虜になっとった時かのう」

先輩提督「にしては早すぎません? いや、深海の繁殖メカニズムがどうなってんのかわからんので、あり得るんかもしれませんが」

後輩提督「(自由を奪われた提督が深海棲艦にチョメチョメされちゃって、最初は抵抗するけどだんだん快楽に抗えなくなって堕ちちゃうシチュ……悪くないな)」


元帥「」(ブクブク…


ドサッ!!


提督「せ、先生!?」

他所提督「おいっ、泡吹いてんぞ!?」

オネエ提督「誰か霧島ちゃん呼んできて!! 早ーーーーッく!!」

メガネ提督「口では厳しいこと言いまくるけど、生徒煩悩だからね先生。その中でも玖珂君は特に目をかけてたから……」

63: 2016/03/12(土) 22:27:46.93 ID:yN0XAoJEo
《大本営》会議室


提督「だ、大丈夫ですか、先生」

元帥「すまない、取り乱した……。あの馬鹿と八雲さんから預かった子が、二重の意味で傷物に……」(ブツブツ

北方棲姫「オジサン、ドコカ痛イ? バンソーコー使ウ?」(ゴソゴソ

元帥「……君が心配する必要はない」

北方棲姫「」

元帥「鋼太郎君、あとでこの子と一緒に医務室で検査を……む?」

北方棲姫「」(トボトボ…


(部屋の隅)

北方棲姫「…………」(プルプル

老提督「(隅っこで膝抱えてしもうたの)」

先輩提督「(心配していらんて拒絶されたんが効いたんでしょうね)」

後輩提督「(下唇噛んでる……泣かないようにめっちゃ噛んでる)」

オネエ提督「あ……(察し」

メガネ提督「(もう確定じゃないかな)」

他所提督「これが血は争えねえって奴かー……」(呆れ

提督「ど、どういう意味だね」

元帥「(これ、私が悪いのか?)」



メガネ提督「ほーら、飴ちゃんだよ~、甘くて美味しいよ~」

北方棲姫「知ラナイ人ニオ菓子モラッチャダメッテ、中間棲姫言ッテタ」(プイッ

メガネ提督「ダーイジョウブ、僕は君のパパの友達だから!」

北方棲姫「パパノオ友達……? ジャア、オ菓子、貰ッテモイイ?」

メガネ提督「いいよーいいよー、パパにはちゃんと僕から話しておくから、遠慮しないでね~」

北方棲姫「ホポォ……」(フラフラ

他所提督「菓子でガキを釣るなよ」

北方棲姫「ア、コノ前コンニチハシタオジチャン」

他所提督「もうイイ歳になりかけなのは否定しねえけど。あん時は世話になったなぁ、おい」(ギロッ

北方棲姫「ホ、ホプ…??」

オネエ提督「(皮肉が通じてないわねえ。ま、この子はホントに挨拶しにいっただけのつもりみたいだし)」

他所提督「……チッ。まー、負けた俺らが悪い。運よく、ウチは誰も氏ななかったし……なんだ、その、お前が玖珂の子供としておとなしくしてるならナンも言わねえよ、俺は」

北方棲姫「ン! 北方棲姫ハイイ子ダヨ!」(コクコク

他所提督「自分で言うのかよ……」

メガネ提督「ハァァァ、かぁいいよ、北方棲姫ちゃん可愛いよ、ハァハァ」

オネエ提督「すさまじく犯罪臭い絵面ねえ」

71: 2016/03/14(月) 13:47:04.23 ID:cpmJ/0F4o

元帥「それで、お前はあの子をどうしたいのだ」

提督「すぐには難しい話だと思いますが……可能ならば、自分の鎮守府に引き取りたいと」

元帥「君の部下たちにはちゃんと話したのかね?」

提督「そ、その、私の好きにすればいいと」

元帥「ふん、ちゃんと相談して決めたのだな」

元帥「……半年」

提督「?」

元帥「半年、大本営の施設であの子を保護観察処分とする」

元帥「それで問題がないと判断できれば、希望通り、君の鎮守府預かりとしよう」

提督「先生……」

元帥「みんなもそれで問題ないな?」

老提督「玖珂君が決めたんじゃ、わしはその心意気を買わせてもらうかのう」

先輩提督「まー、特に反対する理由もないですしね」

後輩提督「最初から先輩のとこ確定なのがちょっと残念かなー、って感じですけど、はい!」

メガネ提督「提案があります! 大本営じゃなくて僕の鎮守府で面倒を……!!」

オネエ提督「はいはい、話がややこしくなるから黙って」

他所提督「ないな? って聞いてる時点で反論させる気ないじゃないすか」

元帥「……ということだ。難しいことはこっちでやるから、提督のところで暮らしたいなら、半年おとなしくするんだぞ」

北方棲姫「パパノオウチデ暮ラセル? ホプゥッ! ホッポガンバル、イイ子スル♪」

提督「ありがとう…ございます」

元帥「礼を言うのはまだ早い。深海棲艦を受け入れるための書類やらなにやら、たっぷり手伝ってもらうからな」

提督「……はい!」

元帥「(しかし、保護観察するとは言ったが、誰にやらせるか…………そうだ、あの連中がいたな)」

72: 2016/03/14(月) 13:48:09.60 ID:cpmJ/0F4o
《大本営》保護観察施設(海外艦娘用宿舎)


元帥「というわけで、半年間、この子の面倒を見てくれたまえ」

北方棲姫「ホ、ホッポデス、ヨロシク、オネ、オネガイシマス」(ペコリン

グラーフチェッペリン(以下グラーフ)「なるほど、深海棲艦さえ受け入れる……これが大本営の流儀か」

ビスマルク「んなわけないでしょ」

プリンツオイゲン(以下プリンツ)「たしかにこのメンバーなら、暴れられてもなんとかなりますねー」

U-511(以下ユー)「(ユーと同じくらい…白いです)」

リベッチオ「ふわー、姫級こんなに近くで見たの初めて!」

イタリア「あら~」

ローマ「冗談でしょ……」

元帥「どうせ暇して、日がな一日、狩りしたり、島でモノ作りしてるんだから構わんだろ」

ビスマルク「うぐっ」

プリンツ「島の復興も大変なんですよぉ」

ローマ「い、いつまで経っても着任先が決まらないから悪いのよ」

イタリア「働かずに食べるご飯も美味しいんですよね~……」

リベッチオ「3杯目はそっと出してるよ!」

ユー「ユーは……お魚釣りに行ってます。最近、高く買ってくれるお店、見つけました」

元帥「」

グラーフ「わ、私は毎日、訓練と整備をこなしているぞ」

元帥「グラーフチェッペリン君、この子の面倒見てくれたら、どこでも希望の場所に着任させてやるから頼んだぞ」

グラーフ「!! あ、ああ、任せてほしい!」

ビスマルク「ちょっと贔屓じゃないの、それ!?」

プリンツ「私たちもそろそろお仕事したいんですよ~!」

ローマ「あなたの部下のせいで居候やってるのよ……」

イタリア「そういえば、ローマとグラーフさんは着任お断られ勢でしたね~」

リベッチオ「フラグが足りなかったんだね」

ユー「(ユーは、お魚…たくさん釣れる鎮守府がいいな)」

73: 2016/03/14(月) 13:55:15.25 ID:cpmJ/0F4o
本編はここまで
あと漣ホワイトデーネタを一つ投下で終わります
初期のころと比べると漣や第七駆逐隊はかなり来てる、たぶん

……ところで一週間で絵を上達させるにはどうすれ

74: 2016/03/14(月) 13:55:59.29 ID:cpmJ/0F4o
《ホワイトデー》

《鎮守府》執務室


漣「おはようございまーす、ご主人様!」

提督「む……お、おはよう、漣君」

漣「いやー、うっふっふ、えへへへ」(デレデレ

提督「きょ、今日はやけに機嫌がいいのだね」

漣「そりゃあだって、ねえ? 今日はアレですよ、フヒヒ」

提督「……ホワイトデーかね」

漣「ピンポン、ピンポーン、大正解です! というわけで――――」

提督「あ、ああ、ちゃんとお返しの菓子を用意して……」

漣「ン~」(目閉じ背伸び

漣「ご主人様、はやくー♪ ほら、はやくー!」

提督「な、なんの真似だね」

漣「え、なんの真似って、チョコのお返しですぞ?」

漣「ヘイ、カモン!!」

提督「……目を瞑りたまえ」

漣「(え、マ、マジでktkr!?)」

提督「――――」(ゴソゴソ

漣「(フオォッ、さ、漣がー、画面端ー! ご主人様の指が唇に触れてぇぇっ!!)」


スポッ


漣「フモ?」

提督「――――ハァ」(キリキリ…

漣「びふふぇっと?」

提督「ビスコッティ、だよ。み、みんなへのお返しに、少しよいものを取り寄せたのだ」

提督「自分用にも買ったが、すばらしいものだよこれは。さすが最上級のレストランで出しているだけのことはある」(キラキラ

漣「…………」(ゲシゲシ

提督「ッ、な、なんだ、やめたまえ……無言で下段蹴りはやめたまえ……!」

75: 2016/03/14(月) 14:01:12.06 ID:cpmJ/0F4o
申し訳ありません、グラーフツェッペリンがグラーフチェッペリンになっていました
脳内で修正お願いいたします

80: 2016/03/14(月) 18:28:13.26 ID:fFrBgXfc0
乙でございます


次回はこちら



引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話11