510: ◆f1paZe0QfUJl  2016/05/18(水) 01:17:06.90 ID:iuvPKa1Jo




前回はこちら


 《大浴場》岩風呂


北方棲姫「泡泡ゴーシゴシ」

文月「シャンプーワ~シャワ~シャ」

弥生「リンス…シャンリンシャン」

北方棲姫「弥生、ナニソレ?」

文月「魔法の呪文~?」

弥生「鳳翔さんが…髪の毛綺麗になるって」

北方棲姫文月「「フ~ン?」」


ガヤガヤ…


神通「フフ、やっぱり大きなお風呂は気分が違いますね」

金剛「広いお風呂はテンション上がるネー!」

蒼龍「この人数でも入れるんだもんね、提督に感謝だよ」

大和「大和は提督のお背中を流しに行きたかったのに……」

漣「やらせねえよ? 一人だけ抜け駆けなんてさせるわけねーでしょ。それに、今日ぐらいは我慢しましょうよ。……敵だった子と仲良くお風呂する機会、そうそうないんですから」

大和「……ですね」



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ



511: 2016/05/18(水) 01:17:42.85 ID:iuvPKa1Jo

北方棲姫「ホ?」

文月「あ~、みんなもお風呂~?」

弥生「お疲れ様…です」

漣「どーもどーも。漣たちも一緒にいいですか?」

文月「うん~!」

北方棲姫「ミンナデオ風呂、賑ヤカ!」

弥生「弥生たち…体洗ったから先に入ってます」

文月「せ~の~!」

弥生「ん…!」

北方棲姫「ダイブ!」


ドボーン!


蒼龍「こーら、飛び込んだらダメだよー」

神通「他に人がいたら危ないから、気をつけてくださいね」

文月「は~い」

弥生「ゴメン…なさい」

北方棲姫「ハ、ハニャニオ湯ハイッタ」(プルプル

神通「飛び込んだりするからですよ。ハイ、チーンして」

北方棲姫「ヂーン!」

蒼龍「アハハ、神通さんもなかなか……」

神通「?」

北方棲姫「??」

文月「蒼龍ちゃ~ん、いっしょに入ろ~」

弥生「……はふぅ」(至福



陽炎「弥生ちゃんはお風呂好きだねー。その辺、司令に似てるわね。ねえ、不知火……不知火?」

不知火「にゅぃ…」(ウトウト

陽炎「(温泉につかるカピバラみたいなってる)」

512: 2016/05/18(水) 01:19:43.69 ID:iuvPKa1Jo

赤城「ふぅ……」

加賀「いいお湯。さすがに気分が高揚するわ」

瑞鶴「お風呂程度で~、安いですよ~」(グンニャリ

赤城「フフ。説得力がないわよ、瑞鶴」

加賀「顔が緩みきってるわよ」

瑞鶴「ウヘヘ、ここはお風呂『も』最高ですから。あんまりないですよ~、艦娘のためにこんな施設、用意してくれる提督さんなんて」

赤城「そうね。提督は気にしすぎなくらい、私たちにいろいろしてくれます」

加賀「本当に感謝しています」

瑞鶴「ですね~……??」

北方棲姫「――――」(ジィー

赤城「?」

加賀「??」

瑞鶴「ん~? どしたの、ホッポちゃん?」

北方棲姫「オ姉チャンタチ、空母?」

赤城「え、ええ、そうだけれど」(タンカァ

加賀「正規空母の艦娘よ……一応、そこの緩んでるのも」(タンカァ

瑞鶴「ム~、なんですか~、喧嘩売ってるんですか~?」(ボォト

北方棲姫「ホポォ……」(ジィ

赤城「な、なに? あまり胸を見られるのは……」

加賀「赤城さん、ここ最近、また大きくなりましたしね」

瑞鶴「いいな~、羨ましいな~」

赤城「~~~~」(胸隠し

513: 2016/05/18(水) 01:20:17.63 ID:iuvPKa1Jo

北方棲姫「……瑞鶴ハ大キクナラナイノ?」

瑞鶴「え?」

北方棲姫「赤城モ加賀モ蒼龍モオッOイ大キイノニ、瑞鶴ハチッチャイママ?」

加賀「ブフ!」

赤城「わ、私は別に大きくなんか……」

北方棲姫「……カワイソウ」

瑞鶴「え」

北方棲姫「正規空母ハミンナオッOイ大キクナルッテ中間棲姫ト空母棲姫言ッテタ。ナノニ瑞鶴、カワイソウ……」(ウルウル

瑞鶴「」

加賀「ゴフッ、ブフ……ッ、フ、ゴホ!!」(悶絶

赤城「ちょ、ちょっと加賀さん、笑いすぎよ」(プルプル

瑞鶴「くそぅっ、くそぅ……! 私だって改二になる頃には翔鶴姉ぐらいにぃ!」

<デモネ、オッOイハ港湾棲姫ガ一番スゴカッタ。フカフカデヨク眠レタ。
<オッOイ枕!? ちょっと提督ー! お宅の娘さんどういう教育してるんですかー!?
<ず、瑞鶴ッ、そんな大声だしたら提督に聞こえちゃう!



大鳳「……ふぅ、いいお湯」

瑞鳳「えっとぉ、大鳳はあっち混ざらなくていいの?」

大鳳「私……(胸が)軽空母ですから」(ハイライトOFF

瑞鳳「ア、アハハ」

祥鳳「装甲軽空母……なんだか強そうね」

瑞鳳「んぅ、提督にお願いしたら改修、してくれるかなぁ?」

あきつ丸「(もう提督殿だけでいいんじゃないかなレベルであります)」

514: 2016/05/18(水) 01:20:51.87 ID:iuvPKa1Jo

大浴場《タイル風呂》


<オッOイ枕!? ちょっと提督ー! お宅の娘さんどういう教育してるんですかー!?
<ず、瑞鶴ッ、そんな大声だしたら提督に聞こえちゃう!

提督「(オ、オッOイ枕? いったいどんな話を……いや、考えるな)」(ドギマギ

提督「……今度、タイル湯を完全防音にしてしまおう」

憲兵A「あちらは賑やかですなあ」

憲兵B「北方棲姫ちゃんも楽しそうなご様子」

憲兵C「(むっちゃ向こう見てみたい。けど言ったら粛清されるな、隊長たちに)」




(入浴終了・・・)


文月「文月、フルーツ牛乳~!」

弥生「弥生は…牛乳」

北方棲姫「ホッポハ……ホッポハ……イ、イチゴ牛乳!」



提督「三人とも、もう上がっていたか」

北方棲姫「パパ! パパ、イチゴ牛乳、オイシイ!!」

文月「司令官も一緒に飲も~」

北方棲姫「イチゴ牛乳オススメ」

弥生「牛乳も…悪くないです」

文月「え~? フルーツ牛乳だよ~」

提督「わ、私はコーヒー牛乳を」

三人「「「エェ~……」」」(´・ω・`)

提督「」

515: 2016/05/18(水) 01:21:41.22 ID:iuvPKa1Jo


漣「ご主人様も文月ちゃんたち相手だとタジタジですねー」

金剛「そうデスカ? いつもあんな感じだと思うネ」

神通「そ、そんなことないですよ……たぶん」

蒼龍「いやー、そんなことあるんじゃないかな」

大和「フフ、子供に優しいところも素敵です」




大和「……それはそうとして、北方棲姫ちゃんが誰の部屋で寝るのか早く決めないと。さっき言った通り、ジャンケンでよろしいですか?」

漣「おk」

金剛「女に二言はないデース」

神通「こ、こればっかりは負けません」

蒼龍「そうだ、どうせなら文月ちゃんたちも一緒に眠らせてあげようよ」

大和「……いいでしょう」

大和「他の方もそれでよろしいですね?」


『もちろん!』
『ハイ!!』
『わ、私たちもやるんですか?』
『これ、記念参加したら怒られる空気だよね』
『い、一応、参加するだけしておくわ!』


不知火「(北方棲姫さんや文月さんたちとお泊り会ですか、楽しそうです)」(ワクワク

陽炎「不知火……アンタ、この戦いの目的を理解してないでしょ」

不知火「ぬい?」


【なお、文月・弥生・北方棲姫+αの熱い要望でお泊まり会は提督宅になった模様】

516: 2016/05/18(水) 01:22:12.93 ID:iuvPKa1Jo
(2日後)


憲兵A「滞在期間も終わりですね」

憲兵B「それじゃ大本営に戻ろうか、北方棲姫ちゃん」

憲兵C「ちゃんとさよならの挨拶は言ったかい?」

北方棲姫「間宮ニオ土産ノヨーカン貰ッタ!」

あきつ丸「自分も頂きました!! 帰りのおやつの時間に食べるであります!!」

憲兵C「ハッハッハ、聞いてないからねー」

間宮「ウフフ、また遊びに……は違いますね。早く戻ってきてくださいね」

北方棲姫「ウン!」

北方棲姫「パパ、文月、弥生、バイバイ!!」

提督「ああ……なるべく早く、ここで暮らせるように頑張るよ」

文月「バイバイ~、北方棲姫ちゃん~」(クスン

弥生「また…ね」(グスン

北方棲姫「神通、ミンナモアリガト! 次ハモットオ話シヨウネ!」

神通「はい、いろんなお話しましょうね」(ナデナデ

漣「もちのロンです!」(ナデナデ

金剛「美味しい紅茶をご馳走しマース」(ナデナデ

蒼龍「うんと甘えていいからね!」(ナデナデ

大和「大和はいつだっていいですから、ママと呼んでくださいね♪」(ナデナデ

北方棲姫「ポー♪」




鳳翔「帰っちゃいましたね」

提督「きゅ、急に静かになった気がするよ」

鳳翔「あらあら、寂しいんですか?」

提督「それはわからないが、か、家族というものの良さを改めて認識した……気がする」

鳳翔「――――変わりましたねえ」

提督「……変われたのだろうか」

鳳翔「この鎮守府の初期メンバーが言ってるんですよ? 信じてくださいな」

提督「そうか……そ、そうか」(グギギ

鳳翔「(笑顔が引きつってるけど……喜んでるんでしょうねえ)」

鳳翔「でも、家族がいいって言うなら、早くお嫁さんを見つけないとですね♪」

提督「それは、お、追々」

鳳翔「ウフフ、そんなこと言ってると鼠算的に増えちゃいますよ?」(ニッコリ


<ジーーーーーーーーー


提督「!?」(ゾックゥ

517: 2016/05/18(水) 01:23:21.33 ID:iuvPKa1Jo
《大本営》海外艦宿舎


北方棲姫「ターダーイーマー♪」

グラーフ「ああ、おかえり北方棲姫。虐められなかったか? ちゃんとアドミラルとお話できたか?」(アワアワ

ビスマルク「落ち着きなさいよ」

オイゲン「向こうの鎮守府は楽しかったですかー?」

北方棲姫「チョー楽シカッタ! パパモミンナモ楽シカッタ!!」

ローマ「そ、そっ、ならいいんだけど」

イタリア「ウフフ、ローマったら北方棲姫ちゃんが帰ってくるまでずっと落ち着かなかったんですよ~」

ローマ「ちょっと姉さん!?」

ユー「おかえり、ホッポ」

北方棲姫「タダイマ! ヨーカン貰ッタヨ、ミンナデ食ベヨ!」

リベッチオ「この様子なら向こうで虐められたなんてことはなさそう」

グラーフ「ああ、私を助け出してくれたアドミラルたちだ、そんな行為はしないと思ったが――――」

北方棲姫「ソーダ、パパ言ッテタ!」

海外艦『?』

北方棲姫「パパ、ホッポノママニナッテクレル人捜シテルッテ!」

海外艦『!?』

535: 2016/05/23(月) 00:27:30.77 ID:e9uhSo3qo
(後日)
《鎮守府》執務室


提督父「私が来た!!」(ジャーン!

提督母「私も来た~♪」(ジャジャーン!

提督「」

提督父「ハッハッハ! 水臭いじゃないか君ぃ。子供ができたならできたって、ちゃんと報告したまえよ」

提督母「お母さんビックリしちゃったわ~♪」

提督「ど、どうして二人がここに?」

提督父「なに、お前が子供の母親になってくれる娘を探してると聞いてな!」

提督母「たっくさん用意したわよ~♪」(ドッサー


お見合い写真<おい見合いしろよ


提督父「あとコレな、ちゃんと目を通すんだぞ」


釣書<だって当然だろ?お見合いなら


提督「」

提督「……」(ペラ

提督「……どうしてウチの鎮守府の子たちの釣書が揃っているのでしょうか」

提督父「家令の爺さんが一晩でやってくれた!」

提督母「ウチのお爺さんもお手伝いさんも~、とっても優秀だから~♪」

提督父「お見合い写真撮るためのセットまで用意して来たもんなあ」

提督「……ま、まさか、連れてきているのですか!?」

536: 2016/05/23(月) 00:28:23.83 ID:e9uhSo3qo
《鎮守府》食堂


家令「いいですよ、その表情……そのままでお願いいたします」

間宮(休日style)「あ、あの、私の釣書なんて提督に必要ないんじゃ……」

お手伝いA「なにを仰る兎さん」

お手伝いB「坊ちゃまが絶賛するレベルのお菓子を作れる。それだけで資格は十二分にお持ちなのです」

お手伝いC「私の目をしっかり見て、そしてイメージしてくださいませ。新築の庭のある大きなお家……飼い犬と戯れるやんちゃざかりのお子様たち……あなたはその様子を坊っちゃまに寄り添い、見守っています……今日のおやつはな~にと駆け寄る子供たちに、苦笑して手作りのお菓子を取りに立ち上がる……そんな幸せな家庭を築きたい、そうでしょう?」(ミョンミョンミョンミョン

間宮「幸せな……家庭……提督さんと……」(目グルグル

伊良湖「あの、あれって洗脳……」

羽黒「し、司令官と間宮さんもお似合いですよね」(目逸らし


青葉「あ、あのぉ、青葉、写真撮るのは得意ですけど、撮られるのはちょっと……」(オロオロ

那智「ハッハッハ! 似合ってるぞ、青葉」

熊野「いい体験じゃありませんか、綺麗に撮ってもらいなさいな」

青葉「ううぅ~!」

那智「しかし、こんなにしおらしい青葉は初めてだ。あれだな、青菜に塩ならぬ青菜に塩だ!」(カラカラ

青葉「えぇ……」

熊野「寒っ、ですわ」




提督父「(見合い写真の)お代わりもいいぞ」

提督「け、結構です……」

提督父「遠慮するな、今までの分見合え」(真顔

提督「」

提督母「お母さん困っちゃうわ~、みんなのお見合いで着る服、足りないかも~♪」


【この後、無茶苦茶お見合いする】

556: 2016/05/27(金) 00:27:20.27 ID:h3OJqf2Fo
【酒は飲んでも飲まれるな】

《大本営》宴会場

ドンチャカドンチャン!

他所提督「ウハハハハ! 龍田~、酒だ~、もっと酒持ってこ~い!!」

メガネ提督「名取~、な~と~り~、お酒頂戴ー、口移しで」

オネエ提督「私はねぇ、私はね、武蔵ぃ……アンタを選んでほんろうによかったと思ってるわぁ」

龍田「あらあら~」

名取「こ、こんなところでそんなこと、で、できるわけないじゃないですか~!?」

武蔵「む……照れるじゃないか、そんなこと言われたら」



先輩提督「ナハハハ、向こうはえらいテンション上がっとるなあ」

老提督「酔っても嫁のノロケしか言わん辺り、質のいい酔っ払いじゃわ」

後輩提督「ウェヒヒヒ、先輩~、せ~ん~ぱ~い~、私ぃ、ちょっとよっちゃいました~」

提督「やめたまえ……やめたまえ……」

先輩提督「ウハハハ、後輩ちゃんもベロベロやねえ」

老提督「こりゃ、あんまり玖珂君にひっつくと倒れてしまうぞい」

後輩提督「やーだー!」(ジタバタ

老提督「ホッホッホ、おとなしく寝ておれ」(手刀

後輩提督「はわい!?」

先輩提督「相変わらずやることはえげついなー」

榛名「だ、大丈夫ですか提督!?」

老提督「向こうの隅で介抱してやりなさい」

榛名「は、はい!」

先輩提督「あー、紅一点がのうなってもうた。しゃあない、玖珂君、今日は男水入らずでしょーもない話を――――」

557: 2016/05/27(金) 00:27:58.17 ID:h3OJqf2Fo

北方棲姫「……パパ見ッケタ」

提督「ほ、北方棲姫?」

北方棲姫「…………」(座り座り

提督「どうした?」

北方棲姫「……」(ポー

提督「……もしかして、眠いのか」

北方棲姫「ン……」(コクコク

提督「さ、先に部屋で寝ていなさいと言ったはずだが」

北方棲姫「ヤダ、パパモ一緒ニ寝ル」

提督「そう言われてもな……」

老提督「……玖珂君もそろそろ限界じゃろう。先に潰れた秘書艦の子は医務室で寝ておるし、休むとええ」

提督「よ、よろしいのですか? それでは、そうさせてもらいます」

先輩提督「なんや、つまらんなあ」

提督「す、すみません」

先輩提督「ええよ、ええよ、娘さんは大事にしたり」

北方棲姫「パパ、ポンポンシテ、ポンポン」

提督「(ポンポン……あ、ああ、寝かしつけのアレか)」(背中トントン

北方棲姫「フミュ……」



老提督「ワシも歳を取ったと実感するのう、ああいった光景を見ると」

先輩提督「またまた。秋山小兵衛みたいに長生きしますて」

老提督「ならまず、若い娘に手を出さんとなあ」

先輩提督「(本気でやりかねんな、この爺さんやと)」

558: 2016/05/27(金) 00:29:04.39 ID:h3OJqf2Fo
《大本営》海外艦娘用宿舎
《北方棲姫の部屋》

提督「……」(トン…トン…

北方棲姫「クゥ……スピィ……」

提督「……私も、眠くなってきた」(ウツラウツラ

提督「――――ぐぅ」






<フンフハーハーン……ハーハーン~♪

ガチャー

ポーラ「ザラ姉様~、ただいま~です~……ポ~ラ~、帰ってきましたよ~」(フラフラ


北方棲姫「クゥ~……ポプ~……」(熟睡

提督「――――」(熟睡

ポーラ「あらら~? んん~? ザラ姉様が~二人~?」

ポーラ「……まあ、いいや~。フゥー、宴会に紛れていいお酒、たぁっくさん飲めました~、ウフフのフ~」

ポーラ「あっつぃ~、ん~、服が邪魔ぁー」(ヌギヌギ

ポーラ「ザラ姉様ー、おやすみなさぁ~い……グカー」



テンテンテテテーン~♪


(朝)

提督「……ぬ、ん」(モゾ

提督「(ここは……そうか、北方棲姫を部屋で寝かしつけて、私もそのまま)」

北方棲姫「クゥ……スゥ……」

提督「よく眠っている。フフ、私も久方ぶりにグッスリと眠った――――?」

布団の山「クカー……スヤァ……」

提督「……?」(メクリメクリ

ポーラ(半裸)「ンフフ~、ワイン~、ビール~、カクテル、ダメ押しのワイン~……♪」(ムニャムニャ

提督「え」

ポーラ「ンガ……ま~ぶ~し~い~? もう朝ですか~?」(パチクリ

ポーラ「おはようございま~す、ザラ姉様~……おやぁ?」(ポケー

提督「」

ポーラ「ほぉ~……」(胸見下ろし


知らない男性と同衾→自分はショーツ一枚→昨日はしこたま飲んでいた=


ポーラ「ほぉぉぉ~……!!」(頭抱え

北方棲姫「ンク……ム~? ポーラ……ナンデホッポノ部屋イルノ? 服脱イデル、朝オ風呂行ク?」

提督「……おはよう、北方棲姫」

北方棲姫「ン! オハヨウ、パパ!!」

提督「そしてさようなら」(ハイライトOFF

北方棲姫「!!?」



【この後、大本営よりポーラへ禁酒命令が下された】

576: 2016/05/29(日) 20:43:27.10 ID:O2GgAqM4o
【艦娘たちとコミュニケーション】不知火編


陽炎「なに? 司令に構ってもらいたいの?」

不知火「!」(コクコクッ

陽炎「構ってもらいたいって言ってもねー……」

陽炎「まず警戒させずに話せなきゃ」

不知火「どうすればよいのでしょうか」

陽炎「ど、どうって、うーん……う~~~ん」

不知火「……」(ドキワク

陽炎「か……可憐なポーズ、とか?」

不知火「可憐、ですか」

陽炎「そう、そうね、例えば……じ、神通さんみたいな?」

不知火「神通さんですか、なるほど」

不知火「では、どのようなポーズを取ればよいのでしょうか」

陽炎「へ? あー、そうね……こう、胸の辺りで手をキュッと合わせて、ちょっと潤んだ上目遣いで見つめる……みたいな?」

不知火「胸の辺りで手を合わせて、上目遣い……なるほど」

不知火「さっそく試してきます」(U ・`д)

陽炎「が、がんばれー」

陽炎「…………」

陽炎「(心配だからちょっと覗きに行こ…)」




不知火「司令」

提督「ぬ? し、不知火君か、どうした、私に用かね」

不知火「……」

不知火「(胸の辺りで手を合わせて、上目遣いに見つめる……こうですか)」(スッ…

不知火(デンプシーポーズ)「司令、少し……お話が」(ゴゴゴ…

提督「」

不知火「(そして上目遣い……もう少し近づきましょう)」(ジリ…ジリ…

提督「(ぐ……す、隙が、ない)」

不知火「…………」(ギラッ

提督「(隙を見せたら……殺られる)」(汗ダラダラ



(物陰)
陽炎「(進○の女型巨人みたいな目ぇしてにじり寄ってる……)」(呆れ

580: 2016/05/30(月) 01:09:40.81 ID:KLYCKvR6o
【決闘者は日々進化する】

《武道場》


金剛『訳:久しぶりね、アナタと勝負するのは』

提督『訳:そうだな、さ、最近は忙しくてデッキの調整ぐらいしかできなかった』

金剛『訳:あら? そんなんじゃダメよ、他のみんなも腕を上げてるのに』

提督『訳:そう、だな。中にはデッキが変わった者もいる』

提督「(漣君が【ファーニマル】、文月君が【森羅】、神通君が【月光】、そして大和君が【レインボーネオス】使いになったりな……)」

提督「(それぞれやりたい動きや使いたいカードができたのは非常に喜ばしい)」

提督「(できることなら、北方棲姫にも鎮守府に来た時にデッキを――――)」

金剛『訳:考え事はいいけど、そんな余裕はあるのかしら?』

金剛『訳:この布陣、そう簡単には破らせないわよ! ターンエンド!』

【LP8000】手札1
(場)
【レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト】【レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント】
【???】【???】

提督「よくその重いデッキを回せるものだ。というより、初手ターンでなぜそこまで……」
【LP8000】手札5
(場)

金剛『訳:うー、調整して初めて使うからやってみたかったのよ』

提督「なるほど、ドロー。……奇遇だな、私も同じ気持ちだよ」

金剛『訳:フフ、全力でかかって来なさい!』

581: 2016/05/30(月) 01:13:12.99 ID:KLYCKvR6o

金剛「(鋼太郎の手札がよかったとして、狙いは【セイクリッド・プレアデス】か【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】に【銀河眼の光子竜皇】のワンキル)」

金剛「(まず出てくるなら【銀河戦士】。けど、伏せのブレスルと奈落で展開を潰してやれば――――)」

提督「……私は【竜の霊廟】を発動。デッキから【アレキサンドライドラゴン】、そして【エクリプス・ワイバーン】を墓地へ。【エクリプス・ワイバーン】の効果発動……【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を除外する」

金剛「……へ?」

金剛「(霊廟にエクリプス・ワイバーン、それにレダメ? もしかして鋼太郎、【銀河】から【カオスドラゴン】にデッキ変えたのかしら)」

提督「手札の【銀河眼の光子竜】を捨てて【ツインツイスター】を発動。伏せを2枚破壊する」

金剛「あ」

提督「これで安心して動けるな。手札の【銀河眼の光子竜】を墓地へ送り、【銀河戦士】を特殊召喚。【銀河騎士】を手札に加える」

金剛「(……アレ、もしかしてこれ、氏んだ?)」

提督「【銀河騎士】を妥協召喚、効果で墓地の【銀河眼の光子竜】を守備表示で特殊召喚する。続いて墓地の【エクリプス・ワイバーン】を除外して【コラプサーペント】を特殊召喚、除外されていた【レッドアイズ】を手札に。【コラプ】を除外して【レダメ】を特殊召喚、効果で墓地の【銀河眼】を特殊召喚する」

提督「【銀河騎士】と【銀河眼】でオーバーレイ、【銀河眼の光波竜】をエクシーズ召喚。オーバーレイユニットを使い、効果発動。君の場の【レッド・デーモンズ・ドゴン・スカーライト】のコントロールを得る。そしてもう一体の【銀河眼】とオーバーレイ、【銀河眼の光子竜皇】をエクシーズ召喚」

提督「【銀河眼の光波竜】の上に【ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン】重ねて特殊召喚。オーバーレイユニットを使い、効果発動。【レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント】を破壊する」

金剛「Oh……」

提督「【FA】に【ダークマター】を重ねて特殊召喚、効果発動。デッキからドラゴンモンスターを3体、墓地へ落とす」

金剛『訳:モンスター3体除外するわ……』

提督『訳:……その、まだ続けるか?』

金剛『訳:サレンダーで』(ハイライトOFF

提督「あ、ありがとうございました」

金剛『訳:【銀河】から【銀河眼】にシフトしたのね……。【光波】使いなさいよ、【光波】!!』

提督「…………」(目逸らし

金剛『訳:目を逸らすんじゃないわよ!』

提督『訳:し、仕方がないだろう? 現在判明している分の【光波】が来てもだな、新しく組み直したデッキの方が回るし、爆発力もあるし……』

金剛『訳:私のも似た感じだけど、それに輪をかけて爆発力特化すぎなのよ、アナタのデッキは!!』

提督「じ、自分でも時々そう思うよ」

金剛『訳:う~! もう一回、もう一回やるわよ!!』

提督「あ、ああ、わかったから大きな声を出さないでくれ……」


【この後、足腰が立たなくなるまでデュエルした】

593: 2016/05/31(火) 19:38:01.96 ID:8PCUhH7Yo
【任務達成】

《鎮守府》執務室


提督「――――終わった……終わった、ぞ……!」

提督「フ、フフ、ハハハハ!!」

漣「はいはーい、ご主人様~、一仕事終えてテンションアゲアゲなのはわかりますから、ちょっと落ち着いてくださいな」

金剛『訳:そーよ。何日も缶詰して疲れ切ってるんだから、早く休まなきゃ』

提督「あ、ああ、そうだな……そうだ、休む、休むんだ私は……」(ブツブツ

漣「情緒不安定になっとる」

金剛『訳:待ってて、大和がスープ作ってくれてるから持ってきてあげる』

提督『訳:朝食べたばかりだから、まだ空腹ではないぞ?』

金剛『訳:鋼太郎……その朝ご飯は昨日のだからね?』

提督「」

漣「んじゃ、漣はお風呂の用意でもしてきますかねー」



<バタン

594: 2016/05/31(火) 19:39:56.72 ID:8PCUhH7Yo

<パタパタパタ……バタンッ!


提督「む?」

北方棲姫「パパ、オ仕事終ワッタ?」

文月「えへへ、司令官~、お散歩いこぉ」

弥生「文月ちゃんの花壇…綺麗なお花が咲きました」

提督「そ、そうしたいのは山々なのだが……」

北方棲姫「?」

提督「北方棲姫、文月君、弥生君……」

文月「なぁに、司令官~?」

弥生「なんですか…?」

提督「情けない話だが……ここ数日の間、仕事にかかりきりで……ちゃんと休んでいない」

北方棲姫「ソレダメ、チャント早寝早起キシナイト『メッ』サレルヨ」

文月「そうだよぉ~」

提督「うむ……なので、私はもうダメです」(とーちゃん顔

弥生「あ…」

提督「金剛が食事を用意してくれる……らしいので、それまで少し、寝させてほしい」(ヨロヨロ…

ソファー<来いよ何処までもクレバーに抱きしめてやる

提督「Zzz…」

文月「あ~、司令官寝ちゃったぁ」

北方棲姫「ム~、パパ、ホッポト遊ブ!」

弥生「ふ、二人とも…司令官の邪魔したらダメ」(オロオロ



<ガチャ

蒼龍「ああ、いたいた。ダメだよみんな、執務室で騒いじゃ」

神通「いけませんよ、北方棲姫ちゃん。提督はお仕事終わったばかりでお疲れです」

文月「だって~、蒼龍ちゃん~」(プクーッ

北方棲姫「ダッテ神通、オ仕事終ワッタラ遊ンデクレルッテパパ約束シタ!」(プンスカ

蒼龍「あはは……まあ、しょうがないか」

神通「ちゃ、ちゃんといい子にして待ってましたから……」

蒼龍「提督が起きてから、もう一回聞きにこようっ、ね!」

神通「えっと、わ、私たちも一緒にお願いしますから」

文月「……はぁい」

北方棲姫「……ハァイ」

蒼龍「ん、いい子いい子」(ナデナデ

文ッポ「「エヘヘ~」」

弥生「(弥生は…ちゃんと止めました…)」

神通「弥生ちゃんも、ちゃ、ちゃんと我慢できてエライかったですね」(ナデナデ

弥生「……♪」



(物陰)

青葉「(……ホッポちゃんが来てから鎮守府が平和すぎて怖い)」

595: 2016/05/31(火) 19:45:03.71 ID:8PCUhH7Yo
E7終了カーニバルダヨカーニバルダヨカーニバルダヨ!!

攻略完了勢い任せの小ネタ投下
お見合いネタは次から予定です

596: 2016/05/31(火) 19:50:48.55 ID:IkXeWkuD0
楽しみに待ってる!!

598: 2016/05/31(火) 22:12:06.84 ID:R0qsmsrOo
乙です


次回はこちら



引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話11